JP3518817B2 - 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法 - Google Patents
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法Info
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- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸または
その誘導体を工業的に有利に製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸及びその誘導体は、医
薬品製造の中間体として有用な化合物であり、例えば、
セフェム系、セファロスポリン系等の抗生物質の側鎖と
して用いられる重要な化合物である。上記化合物は、β
−ラクタム系化合物、例えば7−アミノセファロスポラ
ン酸等とアミド化反応によって結合され、抗生物質の基
本骨格が作られる。 【0003】その際、上記一般式(I)で示された化合
物のヒドロキシイミノ基は何らかの保護基で保護してお
く必要がある。ヒドロキシイミノ基の保護基としては、
従来、ホルミル基、アセチル基等のアシル基;トリメチ
ルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基等のシリル
基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の
アルコキシカルボニル基が知られている。 【0004】これらの保護基の中でも、近年、酸性条件
下でも塩基性条件下でも容易に脱離が可能なアセチル基
が注目を集めており、その製造方法としては、2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミ
ノ酢酸を水溶液中、無水酢酸と反応させることによって
製造する方法が知られている(特開平2−790号公
報)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、無水酢酸を添加する際に、炭酸カリウム水溶液で水
溶液中のpHを常に6.0〜6.3に保持しなければな
らないため、厳密な反応条件のコントロールが必要とな
る。このため、温和な条件下で煩雑な操作を必要としな
いヒドロキシイミノ基のアセチル化方法の開発が強く望
まれていた。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の従
来技術の欠点を補う新しい技術の開発を鋭意検討した結
果、塩基の存在下に、アセチル化剤として酢酸イソプロ
ペニルを用いることによって、容易にヒドロキシイミノ
基をアセチル化できることを見いだし、本発明を完成さ
せるに至った。 【0007】即ち、本発明は、下記式(I) 【0008】 【化3】 【0009】(但し、R1は水素原子またはカルボキシ
ル基の保護基であり、R2は水素原子またはアミノ基の
保護基である。)で示される化合物と酢酸イソプロペニ
ルとを塩基の存在下に反応させることを特徴とする下記
式(II) 【0010】 【化4】 【0011】(但し、R1は水素原子またはカルボキシ
ル基の保護基であり、R2は水素原子またはアミノ基の
保護基であり、Acはアセチル基である。)で示される
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセト
キシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法である。 【0012】本発明における上記一般式(I)で示され
る化合物におけるR1は、水素原子またはカルボキシル
基の保護基であり、また、R2は水素原子またはアミノ
基の保護基である。これらカルボキシル基の保護基とし
ては、エステル、活性エステル等のアミド化反応に供す
ることのできるカルボン酸誘導体を形成する基であれば
どのような基でもよい。本発明においてカルボキシル基
の保護基として好適なものを具体的に例示すると、メチ
ル基、エチル基、イソプロピル基等の低級アルキル基;
ベンジル基等のアラルキル基;フェニル基、トリル基、
キシリル基等のアリール基;p−ニトロフェニル基等の
置換アリール基;フェニルチオ基;スクシンイミド基等
を挙げることができる。 【0013】また、アミノ基の保護基としては、ホルミ
ル基、アセチル基等のアシル基;メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基等のアルコキシカルボニ
ル基;ベンジルオキシカルボニル基等のアラルキルオキ
シカルボニル基;p−ニトロベンジルオキシカルボニル
基等の置換アラルキルオキシカルボニル基;アリルオキ
シカルボニル基等のアルケニルオキシカルボニル基;ト
リメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基等のト
リアルキルシリル基;トリチル基等のトリアリールメチ
ル基を挙げることができる。 【0014】なお、上記一般式(I)で示される化合物
において、ヒドロキシイミノ基に関して理論的にシン及
びアンチの両異性体が存在し得るが、本発明においては
両者とも用いることができる。 【0015】本発明に用い得る上記一般式(I)で示さ
れる化合物を具体的に例示すると、例えば、2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
酢酸、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒ
ドロキシイミノ酢酸、2−(2−ホルミルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−
(2−アセチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒ
ドロキシイミノ酢酸、2−(2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ酢酸、2−(2−メトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−
(2−t−ブチルジメチルシリルアミノチアゾール−4
−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−(2−トリ
メチルシリルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒド
ロキシイミノ酢酸、及び上記化合物のメチルエステル、
エチルエステル、p−ニトロフェニルエステル、ベンジ
ルエステル、フェニルエステル、チオフェニルエステ
ル、スクシンイミドエステル等を挙げることができる。 【0016】本発明に於ける最大の特徴は、上記一般式
(I)を塩基の存在下に酢酸イソプロペニルと反応させ
ることである。塩基が存在しない場合は、上記一般式
(I)で示される化合物と酢酸イソプロペニルとの反応
はほとんど進行しない。 【0017】本発明において使用される塩基としては、
無機塩基、有機塩基が何等制限なく使用できる。これら
を具体的に例示すると、無機塩基としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化
物;炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸水素ナトリム、炭酸水素カリウム等のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩または炭酸水素
塩;第三リン酸ナトリム、第三リン酸カリウム等のリン
酸塩を挙げることができ、有機塩基としては、1,8−
ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、
1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−ノン−5−
エン;トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のアルキル
アミン類;ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の
芳香族アミン類を挙げることができる。 【0018】これらの塩基の中でも特に、無機塩基とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩または炭酸水
素塩が、有機塩基としては1,8−ジアザビシクロ−
[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシ
クロ−[4.3.0]−ノン−5−エン、ジイソプロピ
ルエチルアミン等が好適に用いられる。 【0019】本発明に於いて使用される塩基の使用量
は、特に制限されるものではないが、無機塩基を用いる
場合は、反応後の塩基の除去の手間と、十分な反応速度
を得ることを考慮すると、一般式(I)で示される化合
物に対して0.001〜4倍当量の範囲であることが好
ましく、更には0.01〜3倍当量の範囲であることが
好ましい。また、有機塩基を用いる場合は、有機塩基自
身が溶媒として或いは混合溶媒の一成分として使用が可
能であるため、1バッチあたりの生産効率を考慮して、
一般式(I)で示される化合物に対して0.001〜3
00倍当量、更には0.01〜200倍当量の範囲であ
ることが好ましい。 【0020】本発明に於いて、アセチル化剤として使用
される酢酸イソプロペニルの量としては、酢酸イソプロ
ペニル自身が溶媒として使用可能であるため、上記一般
式(I)で示される化合物に対して当量以上であれば何
等制限なく用いることができるが、1バッチあたりの生
産効率を考慮すると、一般式(I)で示される化合物に
対して1〜300倍当量、更には1〜200倍当量の範
囲であることが好ましい。 【0021】また、本反応は上記の溶媒としても用い得
る有機塩基或いは酢酸イソプロペニルの他、通常の溶媒
を何等制限なく使用することができる。それらの溶媒を
具体的に例示すると、水;イソプロピルアルコール、t
−ブチルアルコール等のアルコール類;アセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル等のエステル類;ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;ア
セトニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;
ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルキル
類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;クロロ
ベンゼン、m−ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族
炭化水素類;ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素
類;ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。 【0022】これらの溶媒は単独で使用してもよいし、
2種類以上の溶媒を混合して使用しても一向に差し支え
ない。使用する溶媒の量としては特に制限されないが、
あまり少ないと攪拌に影響を及ぼし、あまり多いと生産
効率が下がるため、一般的に溶媒中での一般式(I)で
示される化合物の濃度が0.1〜80重量%、好ましく
は1〜70重量%の範囲になるように溶媒を使用するの
が好ましい。 【0023】本反応における反応温度としては特に制限
されないが、あまり温度が低いと反応速度が小さくな
り、逆に温度が高いと原料及び生成物の分解、着色、副
生成物の増大等の問題が生じるため、通常、−20〜1
00℃の範囲、好ましくは0〜80℃の範囲で行うのが
よい。 【0024】反応は常圧、加圧、減圧いずれの場合も可
能であり、反応に要する時間は反応温度、溶媒の種類、
塩基の量によっても異なるが、通常は、0.1〜60時
間の反応で十分である。 【0025】このようにして2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸またはその
誘導体と酢酸イソプロペニルを塩基の存在下に反応させ
て、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ア
セトキシイミノ酢酸またはその誘導体を工業的に有利に
製造することができる。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、反応系のpH調整を行
うことなく、温和な条件下、極めて簡便な操作で2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシ
イミノ酢酸またはその誘導体を高収率で得ることができ
る。 【0027】 【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に制限されるものではない。 【0028】実施例1 100mlの茄子型フラスコに2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸エチル
2.15g(10mmol)、パウダー状に粉砕した水
酸化ナトリウム0.08g(2mmol)、酢酸イソプ
ロペニル20.02g(200mmol)を加え、25
℃で攪拌を行った。9時間攪拌した後、高速液体クロマ
トグラフィーで定量したところ、96.2%の収率で2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキ
シイミノ酢酸エチルが得られた。 【0029】実施例2〜6 表1に示した各種の塩基を用いた以外は実施例1と同様
の操作をし、その結果を表1に示した。 【0030】 【表1】 【0031】実施例7〜13 酢酸イソプロペニルの使用量を15mmolとし、表2
に示した各種塩基、溶媒を用いた以外は実施例1と同様
な操作をし、その結果を表2に示した。 【0032】 【表2】 【0033】実施例14 100mlの茄子型フラスコに2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸1.87
g(10mmol)、酢酸イソプロペニル3.00g
(30mmol)、アセトン20mlを加え、25℃で
攪拌を行った。 【0034】この溶液に、水酸化カリウム0.80g
(14mmol)を溶解させた水溶液20mlを加え、
さらに2時間攪拌を行った。反応終了後、1Nの塩酸1
4mlを加え中和を行った後、高速液体クロマトグラフ
ィーで定量したところ、94.0%の収率で、2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミ
ノ酢酸が得られた。 【0035】実施例15〜17 表3に示した各種塩基、溶媒を用いた以外は実施例13
と同様な操作を行い、反応終了後1Nの塩酸によって中
和を行った。その結果を表3に示した。 【0036】 【表3】【0037】実施例18 100mlの茄子型フラスコに2−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロ
キシイミノ酢酸2.87g(10mmol)、酢酸イソ
プロペニル10.00g(100mmol)、炭酸水素
カリウム2.07g(15mmol)、アセトン20m
l、水20mlを加え、25℃で攪拌を行った。1時間
攪拌した後、1Nの塩酸30mlを加え中和を行い、高
速液体クロマトグラフィーで定量したところ、97.3
%の収率で、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノ
チアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸が
得られた。 【0038】実施例19〜23 表4に示した各種塩基、溶媒を用いた以外は実施例17
と同様な操作を行い、反応終了後1Nの塩酸によって中
和を行った。その結果を表4に示した。 【0039】 【表4】 【0040】実施例24 100mlの茄子型フラスコに2−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロ
キシイミノ酢酸2.87g(10mmol)、酢酸イソ
プロペニル40.05g(400mmol)、炭酸水素
カリウム2.07g(15mmol)を加え25℃で攪
拌を行った。12時間攪拌した後、1Nの塩酸30ml
を加え中和を行い、高速液体クロマトグラフィーで定量
したところ、95.7%の収率で、2−(2−t−ブト
キシカルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ア
セトキシイミノ酢酸が得られた。 【0041】実施例25〜28 表5に示した各種チアゾール誘導体を用いた以外は、実
施例23と同様の操作を行い、その結果を表5に示し
た。 【0042】 【表5】 【0043】比較例1 水酸化ナトリウムを全く用いず、実施例1と同様な操作
を行った。24時間攪拌した後、高速液体クロマトグラ
フィーで定量したところ、2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸エチルの収率
はわずかに1.1%であった。
ゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸または
その誘導体を工業的に有利に製造する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸及びその誘導体は、医
薬品製造の中間体として有用な化合物であり、例えば、
セフェム系、セファロスポリン系等の抗生物質の側鎖と
して用いられる重要な化合物である。上記化合物は、β
−ラクタム系化合物、例えば7−アミノセファロスポラ
ン酸等とアミド化反応によって結合され、抗生物質の基
本骨格が作られる。 【0003】その際、上記一般式(I)で示された化合
物のヒドロキシイミノ基は何らかの保護基で保護してお
く必要がある。ヒドロキシイミノ基の保護基としては、
従来、ホルミル基、アセチル基等のアシル基;トリメチ
ルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基等のシリル
基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の
アルコキシカルボニル基が知られている。 【0004】これらの保護基の中でも、近年、酸性条件
下でも塩基性条件下でも容易に脱離が可能なアセチル基
が注目を集めており、その製造方法としては、2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミ
ノ酢酸を水溶液中、無水酢酸と反応させることによって
製造する方法が知られている(特開平2−790号公
報)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、無水酢酸を添加する際に、炭酸カリウム水溶液で水
溶液中のpHを常に6.0〜6.3に保持しなければな
らないため、厳密な反応条件のコントロールが必要とな
る。このため、温和な条件下で煩雑な操作を必要としな
いヒドロキシイミノ基のアセチル化方法の開発が強く望
まれていた。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の従
来技術の欠点を補う新しい技術の開発を鋭意検討した結
果、塩基の存在下に、アセチル化剤として酢酸イソプロ
ペニルを用いることによって、容易にヒドロキシイミノ
基をアセチル化できることを見いだし、本発明を完成さ
せるに至った。 【0007】即ち、本発明は、下記式(I) 【0008】 【化3】 【0009】(但し、R1は水素原子またはカルボキシ
ル基の保護基であり、R2は水素原子またはアミノ基の
保護基である。)で示される化合物と酢酸イソプロペニ
ルとを塩基の存在下に反応させることを特徴とする下記
式(II) 【0010】 【化4】 【0011】(但し、R1は水素原子またはカルボキシ
ル基の保護基であり、R2は水素原子またはアミノ基の
保護基であり、Acはアセチル基である。)で示される
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセト
キシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法である。 【0012】本発明における上記一般式(I)で示され
る化合物におけるR1は、水素原子またはカルボキシル
基の保護基であり、また、R2は水素原子またはアミノ
基の保護基である。これらカルボキシル基の保護基とし
ては、エステル、活性エステル等のアミド化反応に供す
ることのできるカルボン酸誘導体を形成する基であれば
どのような基でもよい。本発明においてカルボキシル基
の保護基として好適なものを具体的に例示すると、メチ
ル基、エチル基、イソプロピル基等の低級アルキル基;
ベンジル基等のアラルキル基;フェニル基、トリル基、
キシリル基等のアリール基;p−ニトロフェニル基等の
置換アリール基;フェニルチオ基;スクシンイミド基等
を挙げることができる。 【0013】また、アミノ基の保護基としては、ホルミ
ル基、アセチル基等のアシル基;メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基等のアルコキシカルボニ
ル基;ベンジルオキシカルボニル基等のアラルキルオキ
シカルボニル基;p−ニトロベンジルオキシカルボニル
基等の置換アラルキルオキシカルボニル基;アリルオキ
シカルボニル基等のアルケニルオキシカルボニル基;ト
リメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基等のト
リアルキルシリル基;トリチル基等のトリアリールメチ
ル基を挙げることができる。 【0014】なお、上記一般式(I)で示される化合物
において、ヒドロキシイミノ基に関して理論的にシン及
びアンチの両異性体が存在し得るが、本発明においては
両者とも用いることができる。 【0015】本発明に用い得る上記一般式(I)で示さ
れる化合物を具体的に例示すると、例えば、2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
酢酸、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒ
ドロキシイミノ酢酸、2−(2−ホルミルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−
(2−アセチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒ
ドロキシイミノ酢酸、2−(2−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ酢酸、2−(2−メトキシカルボニルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−
(2−t−ブチルジメチルシリルアミノチアゾール−4
−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸、2−(2−トリ
メチルシリルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒド
ロキシイミノ酢酸、及び上記化合物のメチルエステル、
エチルエステル、p−ニトロフェニルエステル、ベンジ
ルエステル、フェニルエステル、チオフェニルエステ
ル、スクシンイミドエステル等を挙げることができる。 【0016】本発明に於ける最大の特徴は、上記一般式
(I)を塩基の存在下に酢酸イソプロペニルと反応させ
ることである。塩基が存在しない場合は、上記一般式
(I)で示される化合物と酢酸イソプロペニルとの反応
はほとんど進行しない。 【0017】本発明において使用される塩基としては、
無機塩基、有機塩基が何等制限なく使用できる。これら
を具体的に例示すると、無機塩基としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化
物;炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸水素ナトリム、炭酸水素カリウム等のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩または炭酸水素
塩;第三リン酸ナトリム、第三リン酸カリウム等のリン
酸塩を挙げることができ、有機塩基としては、1,8−
ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、
1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−ノン−5−
エン;トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のアルキル
アミン類;ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の
芳香族アミン類を挙げることができる。 【0018】これらの塩基の中でも特に、無機塩基とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩または炭酸水
素塩が、有機塩基としては1,8−ジアザビシクロ−
[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシ
クロ−[4.3.0]−ノン−5−エン、ジイソプロピ
ルエチルアミン等が好適に用いられる。 【0019】本発明に於いて使用される塩基の使用量
は、特に制限されるものではないが、無機塩基を用いる
場合は、反応後の塩基の除去の手間と、十分な反応速度
を得ることを考慮すると、一般式(I)で示される化合
物に対して0.001〜4倍当量の範囲であることが好
ましく、更には0.01〜3倍当量の範囲であることが
好ましい。また、有機塩基を用いる場合は、有機塩基自
身が溶媒として或いは混合溶媒の一成分として使用が可
能であるため、1バッチあたりの生産効率を考慮して、
一般式(I)で示される化合物に対して0.001〜3
00倍当量、更には0.01〜200倍当量の範囲であ
ることが好ましい。 【0020】本発明に於いて、アセチル化剤として使用
される酢酸イソプロペニルの量としては、酢酸イソプロ
ペニル自身が溶媒として使用可能であるため、上記一般
式(I)で示される化合物に対して当量以上であれば何
等制限なく用いることができるが、1バッチあたりの生
産効率を考慮すると、一般式(I)で示される化合物に
対して1〜300倍当量、更には1〜200倍当量の範
囲であることが好ましい。 【0021】また、本反応は上記の溶媒としても用い得
る有機塩基或いは酢酸イソプロペニルの他、通常の溶媒
を何等制限なく使用することができる。それらの溶媒を
具体的に例示すると、水;イソプロピルアルコール、t
−ブチルアルコール等のアルコール類;アセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル等のエステル類;ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;ア
セトニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;
ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルキル
類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;クロロ
ベンゼン、m−ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族
炭化水素類;ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素
類;ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。 【0022】これらの溶媒は単独で使用してもよいし、
2種類以上の溶媒を混合して使用しても一向に差し支え
ない。使用する溶媒の量としては特に制限されないが、
あまり少ないと攪拌に影響を及ぼし、あまり多いと生産
効率が下がるため、一般的に溶媒中での一般式(I)で
示される化合物の濃度が0.1〜80重量%、好ましく
は1〜70重量%の範囲になるように溶媒を使用するの
が好ましい。 【0023】本反応における反応温度としては特に制限
されないが、あまり温度が低いと反応速度が小さくな
り、逆に温度が高いと原料及び生成物の分解、着色、副
生成物の増大等の問題が生じるため、通常、−20〜1
00℃の範囲、好ましくは0〜80℃の範囲で行うのが
よい。 【0024】反応は常圧、加圧、減圧いずれの場合も可
能であり、反応に要する時間は反応温度、溶媒の種類、
塩基の量によっても異なるが、通常は、0.1〜60時
間の反応で十分である。 【0025】このようにして2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸またはその
誘導体と酢酸イソプロペニルを塩基の存在下に反応させ
て、2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ア
セトキシイミノ酢酸またはその誘導体を工業的に有利に
製造することができる。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、反応系のpH調整を行
うことなく、温和な条件下、極めて簡便な操作で2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシ
イミノ酢酸またはその誘導体を高収率で得ることができ
る。 【0027】 【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に制限されるものではない。 【0028】実施例1 100mlの茄子型フラスコに2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸エチル
2.15g(10mmol)、パウダー状に粉砕した水
酸化ナトリウム0.08g(2mmol)、酢酸イソプ
ロペニル20.02g(200mmol)を加え、25
℃で攪拌を行った。9時間攪拌した後、高速液体クロマ
トグラフィーで定量したところ、96.2%の収率で2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキ
シイミノ酢酸エチルが得られた。 【0029】実施例2〜6 表1に示した各種の塩基を用いた以外は実施例1と同様
の操作をし、その結果を表1に示した。 【0030】 【表1】 【0031】実施例7〜13 酢酸イソプロペニルの使用量を15mmolとし、表2
に示した各種塩基、溶媒を用いた以外は実施例1と同様
な操作をし、その結果を表2に示した。 【0032】 【表2】 【0033】実施例14 100mlの茄子型フラスコに2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸1.87
g(10mmol)、酢酸イソプロペニル3.00g
(30mmol)、アセトン20mlを加え、25℃で
攪拌を行った。 【0034】この溶液に、水酸化カリウム0.80g
(14mmol)を溶解させた水溶液20mlを加え、
さらに2時間攪拌を行った。反応終了後、1Nの塩酸1
4mlを加え中和を行った後、高速液体クロマトグラフ
ィーで定量したところ、94.0%の収率で、2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミ
ノ酢酸が得られた。 【0035】実施例15〜17 表3に示した各種塩基、溶媒を用いた以外は実施例13
と同様な操作を行い、反応終了後1Nの塩酸によって中
和を行った。その結果を表3に示した。 【0036】 【表3】【0037】実施例18 100mlの茄子型フラスコに2−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロ
キシイミノ酢酸2.87g(10mmol)、酢酸イソ
プロペニル10.00g(100mmol)、炭酸水素
カリウム2.07g(15mmol)、アセトン20m
l、水20mlを加え、25℃で攪拌を行った。1時間
攪拌した後、1Nの塩酸30mlを加え中和を行い、高
速液体クロマトグラフィーで定量したところ、97.3
%の収率で、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノ
チアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸が
得られた。 【0038】実施例19〜23 表4に示した各種塩基、溶媒を用いた以外は実施例17
と同様な操作を行い、反応終了後1Nの塩酸によって中
和を行った。その結果を表4に示した。 【0039】 【表4】 【0040】実施例24 100mlの茄子型フラスコに2−(2−t−ブトキシ
カルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロ
キシイミノ酢酸2.87g(10mmol)、酢酸イソ
プロペニル40.05g(400mmol)、炭酸水素
カリウム2.07g(15mmol)を加え25℃で攪
拌を行った。12時間攪拌した後、1Nの塩酸30ml
を加え中和を行い、高速液体クロマトグラフィーで定量
したところ、95.7%の収率で、2−(2−t−ブト
キシカルボニルアミノチアゾール−4−イル)−2−ア
セトキシイミノ酢酸が得られた。 【0041】実施例25〜28 表5に示した各種チアゾール誘導体を用いた以外は、実
施例23と同様の操作を行い、その結果を表5に示し
た。 【0042】 【表5】 【0043】比較例1 水酸化ナトリウムを全く用いず、実施例1と同様な操作
を行った。24時間攪拌した後、高速液体クロマトグラ
フィーで定量したところ、2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸エチルの収率
はわずかに1.1%であった。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−790(JP,A)
Emma Menendez et
al.,Acylation and
Alkoxycarbonylatio
n of Oximes Throug
h an Enzymatic Oxi
molysis Reaction,S
ynthesis,1993年,72−74
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07D 277/00 - 277/84
B01J 23/04
C07B 61/00
CAPLUS(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】下記式(I) 【化1】 (但し、R1は水素原子またはカルボキシル基の保護基
であり、R2は水素原子またはアミノ基の保護基であ
る。)で示される化合物と酢酸イソプロペニルとを塩基
の存在下に反応させることを特徴とする下記式(II) 【化2】 (但し、R1は水素原子またはカルボキシル基の保護基
であり、R2は水素原子またはアミノ基の保護基であ
り、Acはアセチル基である。)で示される2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ
酢酸またはその誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18025794A JP3518817B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18025794A JP3518817B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841041A JPH0841041A (ja) | 1996-02-13 |
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Family
ID=16080101
Family Applications (1)
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JP18025794A Expired - Fee Related JP3518817B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ酢酸またはその誘導体の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ITMI20012363A1 (it) * | 2001-11-09 | 2003-05-09 | Antibioticos Spa | Metodo per la sintesi di catene laterali di cefalosporine |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP18025794A patent/JP3518817B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Emma Menendez et al.,Acylation and Alkoxycarbonylation of Oximes Through an Enzymatic Oximolysis Reaction,Synthesis,1993年,72−74 |
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---|---|
JPH0841041A (ja) | 1996-02-13 |
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