JP3518589B2 - 多チャンネルテレビ放送の送信装置、中継装置、システム及びその方法 - Google Patents

多チャンネルテレビ放送の送信装置、中継装置、システム及びその方法

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JP3518589B2
JP3518589B2 JP21448599A JP21448599A JP3518589B2 JP 3518589 B2 JP3518589 B2 JP 3518589B2 JP 21448599 A JP21448599 A JP 21448599A JP 21448599 A JP21448599 A JP 21448599A JP 3518589 B2 JP3518589 B2 JP 3518589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のテレビチャン
ネルの信号を放送する技術に関し、特に放送するチャン
ネル毎に送信電力を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送システムではデジタル化が進
められている。例えば、放送局内のデジタルVTR、デ
ジタルビデオエフェクト装置、デジタルスイッチなどの
単体機器がデジタル方式で接続され、局内デジタル化が
進んでいる。また、番組素材の伝送や、放送局間の番組
伝送のデジタル化も進んでいる。
【0003】放送システムの次の段階は、多チャンネル
デジタル放送の実現であり、これに向け世界各国で研究
開発が活発に行われている。このような多チャンネル放
送の研究開発の一例として、多チャンネルテレビ放送中
継装置を図面を参照しながら説明する。尚、本説明にお
いては、チャンネル数をn個として説明する。図13は
従来の多チャンネルテレビ放送中継装置の構成図であ
る。
【0004】図13中、100は受信アンテナであり、
複数のチャンネルの電波を受信するものである。101
は分配器であり、アンテナ100が受信した信号を分配
するものである。尚、この分配はアンテナ100から受
信した信号と同じ信号を分配するものであり、受信した
信号をチャンネル毎の周波数に分離して分配するもので
は無い。
【0005】1021 〜102n はチャンネル毎に設け
られた送受信装置であり、所望する一つのチャンネルを
受信するものである。1031 〜103n はチャンネル
毎に設けられた電力増幅器であり、対応する送受信装置
1021 〜102n から出力された信号を増幅するもの
である。1041 〜104n はチャンネル毎に設けられ
た出力フィルタであり、対応する電力増幅器1031
103n が増幅した信号が入力され、この入力信号から
不要な成分を除去するものである。
【0006】105は出力共用器である。この出力共用
器105は、各出力フィルタ104 1 〜104n から出
力された異なる周波数帯の信号を合成するのもである。
106は送信アンテナであり、出力共用器105が合成
した信号を送信するものである。次に、上述の如く構成
された多チャンネルテレビ放送中継装置の動作について
説明する。
【0007】まず、受信アンテナ100により、実空間
から複数のチャンネルの電波を受信する。受信した電波
の信号は分配器101で分配され、各送受信装置102
1 〜102n に出力される。各送受信装置1021 〜1
02n では、所望する一つのチャンネルだけを受信して
後段の電力増幅器1031 〜103n に出力する。各電
力増幅器1031 〜103n では、入力された信号を所
定の利得で増幅して後段の出力フィルタ1041 〜10
n に出力する。各出力フィルタ1041 〜104n
は、入力された信号から不要な成分を除去して出力共用
器105に出力する。出力共用器105では、各出力フ
ィルタ1041 〜104n から出力された周波数の異な
る信号を一つの信号に合成して送信アンテナ106を介
して送信していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、将来、日本
でも実施が予定されている地上波デジタルテレビ放送も
上述したものと同様に複数のチャンネルを同時に放送す
るものであり、多チャンネルテレビ放送用の装置を新た
に購入及び設置しなければならない。従って、地上波デ
ジタルテレビ放送を行う者は多チャンネルテレビ放送用
の装置の購入費用を確保し、さらに、購入した装置の新
たな設置スペースを確保するか、又は従来の一つのチャ
ンネルを放送していた施設に多チャンネルテレビ放送用
の装置を設置することになる。しかるに、これから多チ
ャンネルテレビ放送を行う者にとって、低コスト及び小
規模な装置が望まれていた。
【0009】しかし、上述した従来技術のような多チャ
ンネルテレビ放送用の装置では、以下に述べる問題点が
あった。第一の問題点は電力増幅器1031 〜103n
及び出力フィルタ1041 〜104n が大規模で、かつ
高価格なものであることである。この為、各チャンネル
毎に電力増幅器及び出力フィルタを設けると、装置全体
が大規模となり、また製造コストが高額となってしま
う。
【0010】第二の問題点は信号を合成する出力共用器
105が大規模で、かつ高価格なものであることであ
る。通常、異なる周波数の信号を増幅する場合、出力共
用器から出力される合成信号の電力は入力される信号の
合成電力の半分となってしまう為、少なくとも入力され
る信号の合成電力を保つために装置全体が大規模なもの
となる。更に、信号を合成する際に消費される電力は出
力共用器のロスとなり、このロスを消費するために出力
共用器は更に大規模なものとなってしまい、装置全体の
大規模化は避けられない。
【0011】従って、これらの問題点は、上述した放送
業者にとって重大な問題であった。また、上述した従来
例では各チャンネルのERP(Effective Radiated Pow
er)を電力増幅器1031 〜103n 内の制御ループで
制御するため、電力増幅器1031 〜103n から出力
された後に発生するロス等が考慮されず、各チャンネル
のERP(Effective Radiated Power)が正確に制御す
ることができないという問題もあった。
【0012】更に、上述した従来例では考慮されなかっ
たデジタル放送特有の問題として、サービスエリアと画
質との問題がある。これは、図14に示す如く、アナロ
グ放送ではC/N比の減少に対して画質は直線的に悪く
なるが、デジタル放送ではC/N比の減少に対してある
限界を超えると急激に画質が悪くなると言う特徴を有す
る為、あるサービスエリア内において特定のチャンネル
の画像だけが全く鑑賞に堪えられないと言う問題が起き
うる。従って、サービスエリア内において、各チャンネ
ルの送信電力を監視し、この監視結果に基づいて各チャ
ンネルの送信電力を何らかの補償手段で補償する必要が
あった。
【0013】そこで、本発明の第1 の目的は、上記問題
点を解決することにある。また、本発明の第二の目的
は、多チャンネルテレビ放送を行う装置の小型化、簡素
化、及び低コスト化できる技術を提供することにある。
また、本発明の第三の目的は、複数のチャンネルを同時
に放送する際、チャンネル毎に個別に送信電力を制御す
ることができる技術を提供することにある。
【0014】また、本発明の第四の目的は、サービスエ
リア内の各チャンネルの送信電力を監視し、この監視結
果に基づいて各チャンネルの送信電力を制御することが
できる技術を提供することにある。
【0015】
【課題を解決する為の手段】前記の課題は、複数のチャ
ンネルの信号を放送する多チャンネルテレビ放送送信装
置であって、放送するチャンネル毎に設けられ、チャン
ネルの信号を増幅する複数の第一増幅手段と、この複数
の第一増幅手段で増幅された信号を合成して合成信号を
生成する手段と、フィードフォワード制御方式で前記合
成信号を増幅する第二増幅手段と、この第二増幅手段で
増幅された信号から各チャンネルの電力を検出する手段
と、前記検出した各チャンネルの電力に基づいてチャン
ネル毎に所定の送信電力となるように前記第一増幅手段
の増幅度を制御する手段と、前記第二増幅手段で増幅さ
れた信号を放送する手段とを有することを特徴とする多
チャンネルテレビ放送送信装置によって解決される。
【0016】本発明による多チャンネルテレビ放送送信
装置は、放送される直前の信号に基づいて、チャンネル
毎に送信電力を制御することからチャンネル毎に正確な
送信電力で放送できる。フィードフォワード制御を用い
ることにより、複数の周波数帯域より構成される信号で
あっても歪の少ない増幅が行える。又、前記の課題は、
複数のチャンネルの信号を放送する多チャンネルテレビ
放送送信装置であって、放送する各チャンネルの所望す
る送信電力を記憶する手段と、放送するチャンネル毎に
設けられ、チャンネルの信号を増幅する複数の第一増幅
手段と、この複数の第一増幅手段で増幅された信号を合
成して合成信号を生成する手段と、フィードフォワード
制御方式で前記合成信号を増幅する第二増幅手段と、こ
の第二増幅手段で増幅された信号から各チャンネルの電
力を検出する手段と、前記検出した各チャンネルの電力
が前記記憶された各チャンネルの送信電力と同じになる
ように前記第一増幅手段の増幅度をチャンネル毎に制御
する手段と、前記第二増幅手段で増幅された信号を放送
する手段とを有することを特徴とする多チャンネルテレ
ビ放送送信装置によって解決される。
【0017】更に、本発明による多チャンネルテレビ放
送送信装置は、チャンネル毎に各々送信電力を記憶でき
ることから、チャンネル毎に異なる送信電力で放送する
ことができる。フィードフォワード制御を用いることに
より、複数の周波数帯域より構成される信号であっても
歪の少ない増幅が行える。特に、前記多チャンネルテレ
ビ放送送信装置が行う放送は、デジタルテレビ放送であ
ることを特徴とする。
【0018】デジタルテレビ放送は、多チャンネルによ
る放送であっても他のチャンネルの影響を受けにくく良
好な放送が行える。
【0019】複数の異なる周波数帯域が混在した信号か
ら所望する周波数帯域の中間周波数を精度よく生成でき
る。すなわち、前記生成した中間周波数に基づいて送信
電力を検出することから、正確な送信電力が検出でき
る。また、前記第二増幅手段を、一つの増幅器で構成し
たことを特徴とする。すなわち、一つの増幅器で構成す
ることにより、装置の小型化及び簡素化が行える。
【0020】或いは、前記第二増幅手段は、並列接続さ
れ、前記合成信号を増幅する複数の増幅手段と、この複
数の増幅手段で増幅された信号を合成する手段とを有す
ることを特徴とする。これらの手段により、増幅手段が
故障した場合であっても、他の増幅手段が故障した増幅
手段を補う為、装置を停止させること無く運用できる。
【0021】また、前記多チャンネルテレビ放送送信装
置は、実空間に放送された各チャンネルの電波の受信感
度を検出する手段と、前記検出された受信感度に基づい
て、放送するチャンネル毎に送信電力を制御する手段と
を、更に、有することを特徴とする。
【0022】これらの手段により、サービスエリア内に
放送する画像及び音声の品質が管理できる。又、前記の
課題は、受信した複数のチャンネルの信号を放送する多
チャンネルテレビ放送中継装置であって、放送するチャ
ンネルの信号を受信する複数の受信手段と、放送するチ
ャンネル毎に設けられ、前記受信したチャンネルの信号
を増幅する複数の第一増幅手段と、この複数の第一増幅
手段で増幅された信号を合成して合成信号を生成する手
段と、フィードフォワード制御方式で前記合成信号を増
幅する第二増幅手段と、この第二増幅手段で増幅された
信号から各チャンネルの電力を検出する手段と、前記検
出した各チャンネルの電力に基づいてチャンネル毎に所
定の送信電力となるように前記第一増幅手段の増幅度を
制御する手段と、前記第二増幅手段で増幅された信号を
放送する手段とを有することを特徴とする多チャンネル
テレビ放送中継装置によって解決される。
【0023】本発明による多チャンネルテレビ放送中継
装置は、放送される直前の信号に基づいて、チャンネル
毎に送信電力を制御することからチャンネル毎に正確な
送信電力で放送できる。フィードフォワード制御を用い
ることにより、複数の周波数帯域より構成される信号で
あっても歪の少ない増幅が行える。又、前記の課題は、
受信した複数のチャンネルの信号を放送する多チャンネ
ルテレビ放送中継装置であって、放送する各チャンネル
の所望する送信電力を記憶する手段と、放送するチャン
ネルの信号を受信する複数の受信手段と、放送するチャ
ンネル毎に設けられ、前記受信したチャンネルの信号を
増幅する複数の第一増幅手段と、この複数の第一増幅手
段で増幅された信号を合成して合成信号を生成する手段
と、フィードフォワード制御方式で前記合成信号を増幅
する第二増幅手段と、この第二増幅手段で増幅された信
号から各チャンネルの電力を検出する手段と、前記検出
した各チャンネルの電力が前記記憶された各チャンネル
の送信電力と同じになるように前記第一増幅手段の増幅
度をチャンネル毎に制御する手段と、前記第二増幅手段
で増幅された信号を放送する手段とを有することを特徴
とする多チャンネルテレビ放送中継装置によって解決さ
れる。
【0024】更に、本発明による多チャンネルテレビ放
送中継装置は、チャンネル毎に各々送信電力を記憶でき
ることから、チャンネル毎に異なる送信電力で放送する
ことができる。フィードフォワード制御を用いることに
より、複数の周波数帯域より構成される信号であっても
歪の少ない増幅が行える。特に、前記多チャンネルテレ
ビ放送中継装置が行う放送は、デジタルテレビ放送であ
ることを特徴とする。この為、他のチャンネルの影響を
受けにくく良好な放送が行える。
【0025】また、前記第二増幅手段を、一つの増幅器
で構成したことを特徴とする。すなわち、一つの増幅器
で構成することにより、装置の小型化及び簡素化が行え
る。
【0026】或いは、前記第二増幅手段は、並列接続さ
れ、前記合成信号を増幅する複数の増幅手段と、この複
数の増幅手段で増幅された信号を合成する手段とを有す
ることを特徴とする。これらの手段により、増幅手段が
故障した場合であっても、他の増幅手段が故障した増幅
手段を補う為、装置を停止させること無く運用できる。
【0027】また、前記多チャンネルテレビ放送中継装
置は、実空間に放送された各チャンネルの電波の受信感
度を検出する手段と、前記検出された受信感度に基づい
て、放送するチャンネル毎に送信電力を制御する手段と
を、更に、有することを特徴とする。
【0028】これらの手段により、サービスエリア内に
放送する画像及び音声の品質を管理することができる。
又、前記の課題は、複数のチャンネルの信号を放送する
多チャンネルテレビ放送システムであって、多チャンネ
ルテレビ放送装置と、受信感度検出装置と、前記多チャ
ンネルテレビ放送装置と前記受信感度検出装置とを結ぶ
通信回線とを有し、前記受信感度検出装置は、実空間に
放送された各チャンネルの電波の受信感度を検出する手
段と、前記検出した受信感度を前記通信回線を介して前
記多チャンネルテレビ放送送信装置に送信する手段とを
有し、前記多チャンネルテレビ放送装置は、放送する各
チャンネルの所望する送信電力を記憶する手段と、放送
するチャンネル毎に設けられ、チャンネルの信号を増幅
する複数の第一増幅手段と、この複数の第一増幅手段で
増幅された信号を合成して合成信号を生成する手段と、
フィードフォワード制御方式で前記合成信号を増幅する
第二増幅手段と、この第二増幅手段で増幅された信号か
ら各チャンネルの電力を検出する手段と、前記通信回線
を介して前記受信感度検出装置から前記検出された受信
感度を受信する手段と、前記検出された受信感度に基づ
いて、前記検出した各チャンネルの電力を補正する手段
と、前記補正した各チャンネルの電力が前記記憶された
各チャンネルの送信電力と同じになるように前記第一増
幅手段の増幅度をチャンネル毎に制御する手段と、前記
第二増幅手段で増幅された信号を放送する手段とを有す
ることを特徴とする多チャンネルテレビ放送システムに
よって解決される。
【0029】本発明による多チャンネルテレビ放送シス
テムによれば、サービスエリア内に放送するチャンネル
毎に画像及び音声の品質を管理することができる。フィ
ードフォワード制御を用いることにより、複数の周波数
帯域より構成される信号であっても歪の少ない増幅が行
える。特に、前記第二増幅手段を、一つの増幅器で構成
したことを特徴とする。すなわち、前記多チャンネルテ
レビ放送システムの多チャンネルテレビ放送装置の小型
化及び簡素化ができる。
【0030】或いは、前記第二増幅手段は、並列接続さ
れ、前記合成信号を増幅する複数の増幅手段と、この複
数の増幅手段で増幅された信号を合成する手段とを有す
ることを特徴とする。これらの手段により、増幅手段が
故障した場合であっても、他の増幅手段が故障した増幅
手段を補う為、装置を停止させること無く運用できる。
【0031】また、前記多チャンネルテレビ放送システ
ムの多チャンネルテレビ放送装置は、放送するチャンネ
ルの信号を受信する複数の受信手段を、更に、有し、前
記第一増幅手段が増幅するチャンネルの信号は、前記受
信手段が受信したチャンネルの信号であることを特徴と
する。
【0032】これにより、前記多チャンネルテレビ放送
システムで多チャンネルテレビ放送の中継を行うことが
できる。又、前記の課題は、複数のチャンネルの信号を
放送する多チャンネルテレビ放送送信方法であって、 (a)放送する各チャンネルの信号を各チャンネルの増
幅度で増幅する第一の増幅ステップと、 (b)この第一の増幅ステップで増幅した信号を合成す
る合成ステップと、 (c)この合成ステップで合成された合成信号をフィー
ドフォワード制御方式で増幅する第二の増幅ステップ
と、 (d)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
るステップと (e)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
ャンネルの電力を検出するステップと、 (f)前記検出した各チャンネルの電力に基づいて、各
チャンネルの送信電力が予め定められた送信電力となる
よう、前記第一の増幅ステップにおける各チャンネルの
増幅度を制御する制御ステップと、 (g)(a)〜(f)のステップを繰り返すステップと
を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送送信
方法によって解決される。
【0033】本発明による多チャンネルテレビ放送送信
方法は、放送される直前の信号に基づいて、チャンネル
毎に送信電力を制御することからチャンネル毎に正確な
送信電力で放送できる。フィードフォワード制御を用い
ることにより、複数の周波数帯域より構成される信号で
あっても歪の少ない増幅が行える。又、前記の課題は、
複数のチャンネルの信号を放送する多チャンネルテレビ
放送送信方法であって、 (a)放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶
するステップと、 (b)放送する各チャンネルの信号を各チャンネルの増
幅度で増幅する第一の増幅ステップと、 (c)この第一の増幅ステップで増幅した信号をフィー
ドフォワード制御方式で合成する合成ステップと、 (d)この合成ステップで合成された合成信号を増幅す
る第二の増幅ステップと、 (e)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
るステップと、 (f)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
ャンネルの電力を検出するステップと、 (g)前記検出した各チャンネルの電力と前記記憶した
各チャンネルの送信電力とが同じになるよう、前記第一
の増幅ステップにおける各チャンネルの増幅度を制御す
る制御ステップと、 (h)(a)〜(g)のステップを繰り返すステップと
を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送送信
方法によって解決される。
【0034】更に、本発明による多チャンネルテレビ放
送送信方法は、チャンネル毎に各々送信電力を記憶でき
ることから、チャンネル毎に異なる送信電力で放送する
ことができる。フィードフォワード制御を用いることに
より、複数の周波数帯域より構成される信号であっても
歪の少ない増幅が行える。又、前記の課題は、複数のチ
ャンネルの信号を放送する多チャンネルテレビ放送中継
方法であって、 (a)放送する各チャンネルの信号を受信する受信ステ
ップと、 (b)この受信ステップが受信した各チャンネルの信号
を各チャンネルの増幅度で増幅する第一の増幅ステップ
と、 (c)この第一の増幅ステップで増幅した信号をフィー
ドフォワード制御方式で合成する合成ステップと、 (d)この合成ステップで合成された合成信号を増幅す
る第二の増幅ステップと、 (e)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
るステップと (f)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
ャンネルの電力を検出するステップと、 (g)前記検出した各チャンネルの電力に基づいて、各
チャンネルの送信電力が予め定められた送信電力となる
よう、前記第一の増幅ステップにおける各チャンネルの
増幅度を制御する制御ステップと、 (h)(a)〜(g)のステップを繰り返すステップと
を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送中継
方法によって解決される。
【0035】本発明による多チャンネルテレビ放送中継
方法は、放送される直前の信号に基づいて、チャンネル
毎に送信電力を制御することからチャンネル毎に正確な
送信電力で放送できる。フィードフォワード制御を用い
ることにより、複数の周波数帯域より構成される信号で
あっても歪の少ない増幅が行える。又、前記の課題は、
複数のチャンネルの信号を放送する多チャンネルテレビ
放送中継方法であって、 (a)放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶
するステップと、 (b)放送する各チャンネルの信号を受信する受信ステ
ップと、 (c)この受信ステップが受信した各チャンネルの信号
を各チャンネルの増幅度で増幅する第一の増幅ステップ
と、 (d)この第一の増幅ステップで増幅した信号を合成す
る合成ステップと、 (e)この合成ステップで合成された合成信号をフィー
ドフォワード制御方式で増幅する第二の増幅ステップ
と、 (f)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
るステップと、 (g)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
ャンネルの電力を検出するステップと、 (h)前記検出した各チャンネルの電力と前記記憶した
各チャンネルの送信電力とが同じになるよう、前記第一
の増幅ステップにおける各チャンネルの増幅度を制御す
る制御ステップと、 (i)(a)〜(h)のステップを繰り返すステップと
を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送中継
方法によって解決される。
【0036】更に、本発明による多チャンネルテレビ放
送中継方法は、チャンネル毎に各々送信電力を記憶でき
ることから、チャンネル毎に異なる送信電力で放送する
ことができる。フィードフォワード制御を用いることに
より、複数の周波数帯域より構成される信号であっても
歪の少ない増幅が行える。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明による第一の実施の形態に
ついて説明する。図1は、第一の実施の形態の多チャン
ネルテレビ放送中継装置の構成図である。図2は、送受
信装置の内部の構成図である。図3は、フィードフォワ
ード制御方式を用いた増幅器の構成図である。図4は、
第一の実施の形態のフローチャートである。
【0038】本発明による実施の形態では、チャンネル
数をn個として説明する。図1中、1は受信アンテナで
あり、実空間から複数のチャンネルの電波を受信するも
のである。ここで、チャンネルとは、多チャンネルテレ
ビ放送の周波数帯域を示す。例えば、現行のアナログ放
送では6MHzであり、予定されるデジタル放送では6
〜8MHzである。テレビ放送では、このチャンネルに
映像信号と音声信号とが多重されて放送される。
【0039】2は分配器であり、受信アンテナ1が受信
した信号を分配するものである。31 〜3n は、送受信
装置であり、放送するチャンネル毎に一つづつ必要であ
る。その為、本発明では、送受信装置3を、放送するチ
ャンネルと同じ数で構成する。送受信装置3の構成を図
2に示す。送受信装置31 〜3n は、分配器2から受信
した信号を所望するチャンネルの局部発振信号(受信
用)でミキシングして中間周波数を生成する受信変換増
幅部20と、この中間周波数を増幅する中間周波数増幅
部21と、中間周波数増幅部21が増幅した中間周波数
に局部発振信号(送信用)をミキシングして送信信号を
生成する送信変換増幅部22と、フィードバック信号に
応じて中間周波数増幅部21の増幅度(増幅利得)を自
動制御(AGC:Automatic Gain Control)する自動利
得調整器23とにより構成される。
【0040】4は合成器であり、各送受信装置3の送信
変換増幅部22が生成した送信信号を合成して合成信号
を生成するものである。5はMCPA(Multi Channel
Power Amplifier )であり、合成器4が合成した合成信
号を増幅するものである。この増幅は、フィードフォワ
ード方式による歪み補償制御回路を用いて行う。MCP
A5の構成図を図3に示す。MCPA5は、合成器4が
生成した合成信号を増幅する主増幅器31と、合成器4
が生成した合成信号を遅延させる遅延回路32と、主増
幅器31が増幅した信号と遅延回路32が遅延させた信
号とを合成して主増幅器31が増幅した歪成分を抽出す
る合成器33と、主増幅器31が増幅した信号を遅延さ
せる遅延回路34と、合成器33が合成した信号を増幅
する補助増幅器35と、遅延回路34が遅延した信号と
補助増幅器35が増幅した信号とを合成して前記歪成分
を除去する合成器36とにより構成される。
【0041】6は方向性結合器であり、MCPA5が増
幅した信号を後述する送信アンテナ7に出力すると共
に、信号の一部を後述する分配器8に出力するものであ
る。7は送信アンテナであり、方向性結合器6が出力し
た信号を電波に変換して実空間に放送するものである。
8は分配器であり、方向性結合器6から受信した信号を
分配するものである。
【0042】91 〜9n は、BPF(Band Pass Filte
r)であり、所望するチャンネルの信号のみを通過させ
るフィルタである。チャンネルの周波数帯域は、チャン
ネル毎に異なる周波数帯域である。BPF91 〜9n
通過させる周波数帯域は、チャンネル毎に個別の周波数
帯域となる。その為、BPF9を、放送するチャンネル
と同じ数で構成する。
【0043】101 〜10n は、ピーク検波器であり、
BPF91 〜9n が通過させたチャンネルの信号をDC
電圧に変換するものである。ピーク検波器10は、放送
するチャンネルと同じ数で構成される。111 〜11n
は、DCアンプであり、ピーク検波器10が変換したD
C電圧を増幅するものである。DCアンプ11で増幅し
た信号は、フィードバック信号として送受信装置3に出
力される。また、モニター用として後述する可変抵抗器
13にも出力される。DCアンプ11は、放送するチャ
ンネルと同じ数で構成される。
【0044】121 〜12n は、可変抵抗器であり、D
Cアンプ11がフィードバック信号を増幅する場合の増
幅度を調整するものである。この増幅度を調整すること
により、フィードバック信号の電圧を変化させることが
できる。ここで、送受信装置3は、フィードバック信号
に応じて送信する信号を増幅するものである。このこと
より、可変抵抗器12を調整することは、すなわち所望
する送信電力を記憶させることである。可変抵抗器12
は、放送するチャンネルと同じ数で構成される。
【0045】131 〜13n は、可変抵抗器であり、D
Cアンプ11から入力された信号を調整して後述する電
力指示計14に出力するものである。可変抵抗器13
は、放送するチャンネルと同じ数で構成される。141
〜14n は、電力指示計であり、可変抵抗器13から入
力された信号の電力を表示するものである。すなわち、
電力指示計14は、送信するチャンネルの電力をモニタ
ーするものであり、可変抵抗器13により表示する値を
調整することができる。電力指示計14は、放送するチ
ャンネルと同じ数で構成される。
【0046】次に、第一の実施の形態の動作について説
明する。まず、予め行う各チャンネルの送信電力を記憶
させる動作について説明する。方向性結合器6の出力に
送信アンテナ7に代えて擬似空中線電力計を接続する。
次に、擬似空中線電力計が指示する電力の値が記憶させ
る送信電力となるように可変抵抗器12を調整する。こ
の調整を各チャンネルで行うことにより、チャンネル毎
個別に送信電力を記憶させることができる(ステップS
1)。
【0047】次に、チャンネル毎に送信電力を制御して
放送する動作について説明する。まず、受信アンテナ1
は、複数のチャンネルが混在した電波を実空間から受信
する(ステップS2)。そして、この受信した信号(例
えば、fR1、fR2…fRn)を分配器2に出力す
る。分配器2は、受信アンテナ1から入力された信号と
同じ信号(fR1、fR2…fRn)を生成する。そし
て、この生成した信号(fR1、fR2…fRn)を各
送受信装置31 〜3n に分配する。
【0048】各送受信装置31 〜3n の受信変換増幅部
20は、分配器2から入力された信号(fR1、fR2
…fRn)に所望する局部発振信号(受信用)をミキシ
ングして所望するチャンネルの中間周波数信号(例え
ば、fR1)を生成する(ステップS3)。そして、送
受信装置3の受信変換増幅部20は、生成した中間周波
数信号(fR1)を送受信装置3の中間周波数増幅部2
1に出力する。
【0049】各送受信装置31 〜3n の中間周波数増幅
部21は、入力された中間周波数信号(fR1)を増幅
する。この増幅の増幅度は、自動利得調整器23により
制御される。そして、送受信装置3の中間周波数増幅部
21は、増幅した信号を送信変換増幅部22に出力す
る。各送受信装置31 〜3n の自動利得調整器23は、
DCアンプ111 〜11nから出力されたフィードバッ
ク信号に応じて、各送受信装置31 〜3n の中間周波数
増幅部21の増幅度を制御する。この制御は、入力され
たフィードバック信号が基準電圧より大きい場合には、
中間周波数増幅部21に増幅度を下げるように指示を出
力する。また、入力されたフィードバック信号が基準電
圧より小さい場合には、中間周波数増幅部21に増幅度
を上げるように指示を出力する。例えば、フィードバッ
ク信号が0V〜10Vに変化するものとする。また、5
Vを基準電圧と設定する。そこで、所望する送信電力が
送信アンテナ7から出力されている時のフィードバック
信号が5Vになるように可変抵抗器121 〜12n を調
整する。この調整により、自動利得調整器23は、フィ
ードバック信号が5V以上の場合、中間周波数増幅部2
1に増幅度を下げるように指示を出力する。また、自動
利得調整器23は、フィードバック信号が5V以下の場
合、中間周波数増幅部21に増幅度を上げるように指示
を出力する。すなわち、各送受信装置31〜3n の中間
周波数増幅部21は、自動利得調整器23の増幅度に基
づいて中間周波数信号を増幅する(ステップS4)。
【0050】一方、各送受信装置31 〜3n の送信変換
増幅部22は、中間周波数増幅部21から入力された信
号を局部発振信号(送信用)でミキシングして送信信号
(例えば、fT1)を生成する(ステップS5)。そし
て、各送受信装置31 〜3nの送信変換増幅部22は、
生成した送信信号を合成器4に出力する。上述したよう
に、送受信装置31 〜3n は、チャンネル毎に閉ループ
の制御を行う。これにより、本発明では、送信するチャ
ンネル毎に送信電力を一定に保つことができる。
【0051】合成器4では、各送受信装置31 〜3n
ら出力された信号(fT1、fT2…fTn)を一つの
信号に合成して合成信号(fT1+fT2…+fTn)
を生成する(ステップS6)。そして、合成器4は、こ
の合成信号をMCPA5に出力する。MCPA5では、
入力された合成信号を一括してフィードフォワード方式
で増幅する(ステップS7)。そして、MCPA5は、
この増幅した信号(fT1+fT2…+fTn)を送信
アンテナ7に方向性結合器6を介して出力する。
【0052】送信アンテナ7は、方向性結合器6を介し
てMCPA5から入力された信号(fT1+fT2…+
fTn)を電波に変換して実空間に放送する(ステップ
S8)。一方、方向性結合器6は、MCPA5が増幅し
た信号の一部をピックアップして分配器8に出力する
(ステップS9)。
【0053】分配器8では、入力された信号を分配して
各BPF91 〜9n に出力する。BPF9では、所定の
周波数帯域のチャンネルの信号のみを通過させる(ステ
ップS10)。この通過させた信号をピーク検波器10
に出力する。ピーク検波器10では、BPF9から入力
された信号のうちDC電圧だけをDCアンプ11に出力
する。
【0054】DCアンプ11では、可変抵抗器12で調
整された増幅度で入力信号を増幅する。そして、DCア
ンプ11は、この増幅した信号をフィードバック信号と
して送受信装置3に出力する(ステップS11)。ま
た、DCアンプ11は、前記増幅した信号を電力指示計
14に可変抵抗器13を介して出力する。電力指示計1
4では、入力された信号の電力を表示する。この表示
は、送信するチャンネルの送信電力を表示するものであ
る。また、この送信電力の校正は、可変抵抗器13を調
整することにより行う。
【0055】次に、本発明による第二の実施の形態につ
いて図5〜図7を用いて説明する。図5は、第二の実施
の形態の多チャンネルテレビ放送装置の構成図である。
図6は、第二の実施の形態の送受信装置の内部の構成図
である。図7は、第二の実施の形態のフローチャートで
ある。尚、第二の実施の形態の説明にあたって、第一の
実施の形態と同様な部分については説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。
【0056】図5中、15はサーキュレータであり、M
CPA5が増幅した信号の一部を方向性結合器6を介し
て受信し、この受信した信号を後述する各混合器161
〜16n に分配するものである。この分配の際、サーキ
ュレータ15は、各混合器161 〜16n からの反射波
を防ぐ機能を有する。161 〜16n は混合器であり、
サーキュレータ15から入力された信号を送受信装置3
から入力される局部発振信号(送信用)でミキシングし
て中間周波数信号(IF信号)を生成するものである。
混合器16は、放送するチャンネルと同じ数で構成され
る。
【0057】171 〜17n はBPFであり、中間周波
数信号の周波数帯域のみを通過させるものである。すな
わち、BPF171 〜17n は、中間周波数信号以外の
余分な信号を除去するものである。BPF17は、放送
するチャンネルと同じ数で構成される。次に、第二の実
施の形態の動作について説明する。
【0058】図6に示す如く、送受信装置3は、送信変
換増幅部22から局部発振信号(送信用)を混合器16
に向けて出力する(ステップS21)。一方、方向性結
合器6は、MCPA5が増幅した信号(fT1+fT2
…+fTn)の一部をピックアップしてサーキュレータ
15に出力する(ステップS22)。
【0059】サーキュレータ15は、方向性結合器6か
ら入力された信号を各混合器16に出力する(ステップ
S23)。混合器16は、サーキュレータ15から入力
された信号を送受信装置3の送信変換増幅部22から入
力された局部発振信号で混合(ミキシング)して中間周
波数信号(IF信号)を生成する(ステップS24)。
そして、この生成した中間周波数信号(IF信号)をB
PF17に出力する。
【0060】BPF17は、入力された信号から中間周
波数信号(IF信号)のみを通過させ、ピーク検波器1
0に出力する(ステップS25)。ピーク検波器10に
入力された信号は、第一の実施の形態と同様にDCアン
プ11を介して送受信装置3に出力される(ステップS
26)。上述したように、第二の実施の形態では、MC
PA5が増幅した信号(fT1+fT2…+fTn)の
一部を送信変換増幅部22の局部発振信号で混合(ミキ
シング)して所望するチャンネルの中間周波数信号(I
F信号)を生成する。この中間周波数信号(IF信号)
は、各チャンネルで共通の周波数となる。この為、各B
PF171 〜17n は、全てのチャンネルで同じ部品が
使用できる。また、周波数が隣接するチャンネルであっ
ても、第二の実施の形態では、局部発振信号で所望する
チャンネルの中間周波数信号(IF信号)を生成して送
信電力を検出することから精度良く送信電力が検出でき
る。
【0061】次に、本発明による第三の実施の形態につ
いて図8を用いて説明する。図8は、第三の実施の形態
の多チャンネルテレビ放送中継装置の構成図である。図
9は、第三の実施の形態のフローチャートである。尚、
第三の実施の形態の説明にあたって、第一の実施の形態
又は第二の実施の形態と同様な部分については説明を省
略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0062】図8中、51 〜5n はMCPAである。第
三の実施の形態では、MCPA5を複数有し、並列に接
続する。すなわち、合成器4が合成した合成信号を複数
のMCPA5で同時に増幅する構成とする。各MCPA
1 〜5n は、同じ周波数の信号を増幅して、同じ周波
数の信号を出力するものである。61は、合成器であ
り、各MCPA51 〜5n が増幅した同一周波数の信号
を合成するものである。そして、合成器61は、この合
成した信号を方向性結合器6を介して送信アンテナ7に
出力する。
【0063】次に、第三の実施の形態の動作について説
明する。合成器4で合成された合成信号(fT1+fT
2…+fTn)は、各MCPA51 〜5n に出力される
(ステップS31)。各MCPA51 〜5n は、入力さ
れた合成信号(fT1+fT2…+fTn)を増幅して
合成器61に出力する(ステップS32)。
【0064】合成器61は、各MCPA51 〜5n から
入力された信号を合成する。この合成は、特に、各MC
PA51 〜5n が増幅した信号の電力を合成するもので
ある(ステップS33)。そして、合成器61は、合成
した信号を方向性結合器6を介して送信アンテナ7に出
力する。通常、異なる周波数の信号を増幅する場合、合
成器(出力共用器)から出力される合成信号の電力は半
分となる。この為、残りの半分の電力は合成器のロスと
なり、このロスを消費するため合成器の形状も大きなも
のとなる。しかし、同一な周波数を合成する場合におい
ては、電力が半分となることは無い。合成器61は同一
な周波数を合成する為、ロスが少ない。すなわち、合成
器61は、大きな形状を必要とし無い。
【0065】また、このように、MCPA5を複数(並
列)で構成することにより、一つのMCPA5が故障し
ても、他のMCPA5が故障したMCPA5の分をカバ
ーすることができる。これは、本発明で、フィードバッ
ク信号が合成器61から出力され、合成器4より前段に
出力される為である。また、一つのMCPA5の出力が
1kWであっても、MCPA5を六個で構成することに
より6kW出力の多チャンネル放送中継装置に対応させ
ることができる。
【0066】次に、本発明による第四の実施の形態につ
いて図10〜図13を用いて説明する。図10は、第四
の実施の形態における多チャンネルテレビ放送中継装置
の構成図である。図11は、第四の実施の形態のフロー
チャートである。尚、第四の実施の形態の説明にあたっ
て、第一の実施の形態、第二の実施の形態、又は第三の
実施の形態に同様な部分については説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。
【0067】図10中、70は受信感度検出部であり、
送信アンテナ7から放送される電波の受信感度を検出す
るものである。この受信感度検出部70は、受信アンテ
ナ71とモニタ制御部72(例えば、パーソナルコンピ
ュータ)とモデム73とにより構成される。74は、送
信電力制御部であり、受信感度検出部70が検出した受
信感度に基づいて放送するチャンネル毎の送信電力を制
御する信号を送受信装置3に出力するものである。この
送信電力制御部74は、制御装置75(例えば、パーソ
ナルコンピュータ)とモデム76と利得補正装置77と
により構成される。
【0068】モデム73とモデム76とは、一般電話回
線78で接続される。ここで、利得補正装置77につい
て説明する。利得補正装置77は、DCアンプ111
11n と送受信装置31 n との間に設置される。すな
わち、DCアンプ111 〜11n から出力されたフィー
ドバック信号は利得補正装置77を介して送受信装置3
1 〜3n に入力されるように接続される。そして、利得
補正装置77は、制御装置75からの指示によりフィー
ドバック信号の補正を行う。具体的には、フィードバッ
ク信号の電圧を上げ、又は下げて送受信装置31 〜3n
に出力することにより補正を行う。
【0069】次に、第四の実施の形態の動作について説
明する。受信感度検出部70は、放送を行うサービスエ
リアの境界線に設置される。そして、受信感度検出部7
0の受信アンテナ71は、実空間から送信アンテナ7が
放送した電波を受信する(ステップS41)。この受信
した信号は、モニタ制御部72に出力される。
【0070】モニタ制御部72は、入力された信号をチ
ャンネル毎に分離する(ステップS42)。この分離
は、例えば、BPF91 〜9n と同じフィルタを使用す
ることにより所望するチャンネルの信号のみを通過させ
る。又は、局部発振信号を用いて中間周波数信号を生成
する。次に、この通過又は生成した信号をA/D変換器
(図示せず)でデジタルデータ(以下、電力情報と言
う)に変換する(ステップS43)。そして、この電力
情報にチャンネルの識別情報を付加してモデム73に入
力し、送信電力制御部74に向けて送信させる。
【0071】モデム73は、モニタ制御部72から入力
された電力情報を一般電話回線78を介してモデム76
に向けて送信する(ステップS44)。モデム76は、
モデム73から受信した電力情報を制御装置75に出力
する(ステップS45)。制御装置75は、入力された
電力情報に基づいて各チャンネルの送受信装置3の増幅
度を制御する(ステップS46)。具体的には、入力さ
れた電力情報が所定の電力より低い場合は、利得補正装
置77にフィードバック信号の電圧を上げさせる。ま
た、入力された電力情報が所定の電力より高い場合は、
利得補正装置77にフィードバック信号を下げさせる。
これにより、制御装置75は、サービスエリアの受信感
度に基づいてチャンネル毎に送信電力を制御することが
できる。
【0072】尚、上述した説明では、多チャンネルテレ
ビ放送中継装置について説明したが、本発明による多チ
ャンネルテレビ放送送信装置の場合は、送受信装置3に
代わり送信装置83より構成する。図12は、送信装置
83の構成図である。図12に示す如く、送信装置83
は、送受信装置3の受信変換増幅部20の代わりに変調
部24で構成される。変調部24は、放送するテレビ信
号を変調して中間周波数増幅部21に出力するものであ
る。すなわち、送受信装置3の代わりに送信装置83で
構成することにより、上述した各実施の形態を多チャン
ネルテレビ放送送信装置として実施する。
【0073】また、本発明では、アナログテレビ放送で
あってもデジタルテレビ放送であっても良い。更に、ア
ナログテレビ放送とデジタルテレビ放送とが混在する場
合であっても良い。特に、デジタルテレビ放送の場合
は、隣接するチャンネルを一括して増幅した場合、アナ
ログテレビ放送と比べて最終段の増幅器(MCPA5)
の負担が少なくできる。
【0074】
【効果】以上説明したように、本発明によれば複数のチ
ャンネルを送信する多チャンネルテレビ放送において、
装置の小型化、簡素化、及び低コスト化ができる。特
に、従来装置のように保守用予備ユニットとして各チャ
ンネル毎の電力増幅器をそなえる必要が無い。この為、
保守運用コストにおいても低コスト化ができる。
【0075】また、複数のチャンネルを同時に放送する
場合に、チャンネル毎に個別に送信電力を制御できる。
更に、サービスエリア内の送信電力をチャンネル毎に制
御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一の実施の形態の多チャンネ
ルテレビ放送中継装置の構成図である。
【図2】本発明に係わる第一の実施の形態の送受信装置
の構成図である。
【図3】本発明に係わる第一の実施の形態のフィードフ
ァワード制御を用いた増幅器(MCPA)の構成図であ
る。
【図4】本発明に係わる第一の実施の形態のフローチャ
ートである。
【図5】本発明に係わる第二の実施の形態の多チャンネ
ルテレビ放送中継装置の構成図である。
【図6】本発明に係わる第二の実施の形態の送受信装置
の構成図である。
【図7】本発明に係わる第二の実施の形態のフローチャ
ートである。
【図8】本発明に係わる第三の実施の形態の多チャンネ
ルテレビ放送中継装置の構成図である。
【図9】本発明に係わる第三の実施の形態のフローチャ
ートである。
【図10】本発明に係わる第四の実施の形態における多
チャンネルテレビ放送中継装置の構成図である。
【図11】本発明に係わる第四の実施の形態のフローチ
ャートである。
【図12】本発明に係わる多チャンネルテレビ放送送信
装置の受信装置83の構成図である。
【図13】従来の多チャンネルテレビ放送中継装置の構
成図である。
【図14】C/N比と画質との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 分配器 3 送受信装置 4 合成器 5 MCPA 6 方向性結合器 7 送信アンテナ 8 分配器 9 BPF 10 ピーク検波器 11 DCアンプ 12,13 可変抵抗器 14 電力指示計 15 サーキュレータ 16 混合器 17 BPF 61 合成器 70 受信感度検出部 74 送信電力制御部 83 送信装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/38 - 5/46 H04B 1/04 H04J 11/00

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャンネルの信号を放送する多チ
    ャンネルテレビ放送送信装置であって、 放送するチャンネル毎に設けられ、チャンネルの信号を
    増幅する複数の第一増幅手段と、 この複数の第一増幅手段で増幅された信号を合成して合
    成信号を生成する手段と、フィードフォワード制御方式で 前記合成信号を増幅する
    第二増幅手段と、 この第二増幅手段で増幅された信号から各チャンネルの
    電力を検出する手段と、 前記検出した各チャンネルの電力に基づいてチャンネル
    毎に所定の送信電力となるように前記第一増幅手段の増
    幅度を制御する手段と、 前記第二増幅手段で増幅された信号を放送する手段とを
    有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送送信装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のチャンネルの信号を放送する多チ
    ャンネルテレビ放送送信装置であって、 放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶する手
    段と、 放送するチャンネル毎に設けられ、チャンネルの信号を
    増幅する複数の第一増幅手段と、 この複数の第一増幅手段で増幅された信号を合成して合
    成信号を生成する手段と、フィードフォワード制御方式で 前記合成信号を増幅する
    第二増幅手段と、 この第二増幅手段で増幅された信号から各チャンネルの
    電力を検出する手段と、 前記検出した各チャンネルの電力が前記記憶された各チ
    ャンネルの送信電力と同じになるように前記第一増幅手
    段の増幅度をチャンネル毎に制御する手段と、 前記第二増幅手段で増幅された信号を放送する手段とを
    有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送送信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記多チャンネルテレビ放送送信装置が
    行う放送は、デジタルテレビ放送であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の多チャンネルテレビ放
    送送信装置。
  4. 【請求項4】 前記第二増幅手段を、一つの増幅器で構
    成したことを特徴とする請求項1から請求項3いずれか
    に記載の多チャンネルテレビ放送送信装置。
  5. 【請求項5】 前記第二増幅手段は、 並列接続され、前記合成信号を増幅する複数の増幅手段
    と、 この複数の増幅手段で増幅された信号を合成する手段と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項3いずれ
    かに記載の多チャンネルテレビ放送送信装置。
  6. 【請求項6】 受信した複数のチャンネルの信号を放送
    する多チャンネルテレビ放送中継装置であって、放送するチャンネルの信号を受信する複数の受信手段
    と、 放送するチャンネル毎に設けられ、前記受信したチャン
    ネルの信号を増幅する複数の第一増幅手段と、 この複数の第一増幅手段で増幅された信号を合成して合
    成信号を生成する手段と、 フィードフォワード制御方式で前記合成信号を増幅する
    第二増幅手段と、 この第二増幅手段で増幅された信号から各チャンネルの
    電力を検出する手段と、 前記検出した各チャンネルの電力に基づいてチャンネル
    毎に所定の送信電力となるように前記第一増幅手段の増
    幅度を制御する手段と、 前記第二増幅手段で増幅された信号を放送する手段とを
    有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送中継装
    置。
  7. 【請求項7】 受信した複数のチャンネルの信号を放送
    する多チャンネルテレビ放送中継装置であって、 放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶する手
    段と、 放送するチャンネルの信号を受信する複数の受信手段
    と、 放送するチャンネル毎に設けられ、前記受信したチャン
    ネルの信号を増幅する複数の第一増幅手段と、 この複数の第一増幅手段で増幅された信号を合成して合
    成信号を生成する手段と、 フィードフォワード制御方式で前記合成信号を増幅する
    第二増幅手段と、 この第二増幅手段で増幅された信号から各チャンネルの
    電力を検出する手段と、 前記検出した各チャンネルの電力が前記記憶された各チ
    ャンネルの送信電力と同じになるように前記第一増幅手
    段の増幅度をチャンネル毎に制御する手段と、 前記第二増幅手段で増幅された信号を放送する手段とを
    有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送中継装
    置。
  8. 【請求項8】 前記多チャンネルテレビ放送中継装置が
    行う放送は、デジタルテレビ放送であることを特徴とす
    る請求項6又は請求項7に記載の多チャンネルテレビ放
    送中継装置。
  9. 【請求項9】 前記第二増幅手段を、一つの増幅器で構
    成したことを特徴とする請求項6から請求項8いずれか
    に記載の多チャンネルテレビ放送中継装置。
  10. 【請求項10】 前記第二増幅手段は、 並列接続され、前記合成信号を増幅する複数の増幅手段
    と、 この複数の増幅手段で増幅された信号を合成する手段と
    を有することを特徴とする請求項6から請求項9いずれ
    かに記載の多チャンネルテレビ放送中継装置。
  11. 【請求項11】 前記多チャンネルテレビ放送中継装置
    は、 実空間に放送された各チャンネルの電波の受信感度を検
    出する手段と、 前記検出された受信感度に基づいて、放送するチャンネ
    ル毎に送信電力を制御する手段とを更に有することを特
    徴とする請求項6から請求項10いずれかに記載の多チ
    ャンネルテレビ放送中継装置。
  12. 【請求項12】 複数のチャンネルの信号を放送する多
    チャンネルテレビ放送システムであって、 多チャンネルテレビ放送装置と、受信感度検出装置と、
    前記多チャンネルテレビ放送装置と前記受信感度検出装
    置とを結ぶ通信回線とを有し、 前記受信感度検出装置は、 実空間に放送された各チャンネルの電波の受信感度を検
    出する手段と、 前記検出した受信感度を前記通信回線を介して前記多チ
    ャンネルテレビ放送装置に送信する手段とを有し、 前記多チャンネルテレビ放送装置は、 放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶する手
    段と、 放送するチャンネル毎に設けられ、チャンネルの信号を
    増幅する複数の第一増幅手段と、 この複数の第一増幅手段で増幅された信号を合成して合
    成信号を生成する手段と、 フィードフォワード制御方式で前記合成信号を増幅する
    第二増幅手段と、 この第二増幅手段で増幅された信号から各チャンネルの
    電力を検出する手段と、 前記通信回線を介して前記受信感度検出装置から前記検
    出された受信感度を受信する手段と、 前記検出された受信感度に基づいて、前記検出した各チ
    ャンネルの電力を補正する手段と、 前記補正した各チャンネルの電力が前記記憶された各チ
    ャンネルの送信電力と同じになるように前記第一増幅手
    段の増幅度をチャンネル毎に制御する手段と、 前記第二増幅手段で増幅された信号を放送する手段とを
    有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記第二増幅手段を、一つの増幅器で
    構成したことを特徴とする請求項12に記載の多チャン
    ネルテレビ放送システム。
  14. 【請求項14】 前記第二増幅手段は、 並列接続され、前記合成信号を増幅する複数の増幅手段
    と、 この複数の増幅手段で増幅された信号を合成する手段と
    を有することを特徴とする請求項12に記載の多チャン
    ネルテレビ放送システム。
  15. 【請求項15】 前記請求項12の多チャンネルテレビ
    放送装置は、 放送するチャンネルの信号を受信する複数の受信手段を
    更に有し、 前記第一増幅手段が増幅するチャンネルの信号は、前記
    受信手段が受信したチャンネルの信号であることを特徴
    とする請求項12に記載の多チャンネルテレビ放送シス
    テム。
  16. 【請求項16】 複数のチャンネルの信号を放送する多
    チャンネルテレビ放送送信方法であって、 (a)放送する各チャンネルの信号を各チャンネルの増
    幅度で増幅する第一の増幅ステップと、 (b)この第一の増幅ステップで増幅した信号を合成す
    る合成ステップと、 (c)この合成ステップで合成された合成信号をフィー
    ドフォワード制御方式で増幅する第二の増幅ステップ
    と、 (d)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
    るステップと (e)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
    ャンネルの電力を検出するステップと、 (f)前記検出した各チャンネルの電力に基づいて、各
    チャンネルの送信電力が予め定められた送信電力となる
    よう、前記第一の増幅ステップにおける各チャンネルの
    増幅度を制御する制御ステップと、 (g)(a)〜(f)のステップを繰り返すステップと
    を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送送信
    方法。
  17. 【請求項17】 複数のチャンネルの信号を放送する多
    チャンネルテレビ放送送信方法であって、 (a)放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶
    するステップと、 (b)放送する各チャンネルの信号を各チャンネルの増
    幅度で増幅する第一の増幅ステップと、 (c)この第一の増幅ステップで増幅した信号を合成す
    る合成ステップと、 (d)この合成ステップで合成された合成信号をフィー
    ドフォワード制御方式で増幅する第二の増幅ステップ
    と、 (e)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
    るステップと、 (f)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
    ャンネルの電力を検出するステップと、 (g)前記検出した各チャンネルの電力と前記記憶した
    各チャンネルの送信電力とが同じになるよう、前記第一
    の増幅ステップにおける各チャンネルの増幅度を制御す
    る制御ステップと、 (h)(a)〜(g)のステップを繰り返すステップと
    を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送送信
    方法。
  18. 【請求項18】 複数のチャンネルの信号を放送する多
    チャンネルテレビ放送中継方法であって、 (a)放送する各チャンネルの信号を受信する受信ステ
    ップと、 (b)この受信ステップが受信した各チャンネルの信号
    を各チャンネルの増幅度で増幅する第一の増幅ステップ
    と、 (c)この第一の増幅ステップで増幅した信号を合成す
    る合成ステップと、 (d)この合成ステップで合成された合成信号をフィー
    ドフォワード制御方式で増幅する第二の増幅ステップ
    と、 (e)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
    るステップと (f)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
    ャンネルの電力を検出するステップと、 (g)前記検出した各チャンネルの電力に基づいて、各
    チャンネルの送信電力が予め定められた送信電力となる
    よう、前記第一の増幅ステップにおける各チャンネルの
    増幅度を制御する制御ステップと、 (h)(a)〜(g)のステップを繰り返すステップと
    を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送中継
    方法。
  19. 【請求項19】 複数のチャンネルの信号を放送する多
    チャンネルテレビ放送中継方法であって、 (a)放送する各チャンネルの所望する送信電力を記憶
    するステップと、 (b)放送する各チャンネルの信号を受信する受信ステ
    ップと、 (c)この受信ステップが受信した各チャンネルの信号
    を各チャンネルの増幅度で増幅する第一の増幅ステップ
    と、 (d)この第一の増幅ステップで増幅した信号を合成す
    る合成ステップと、 (e)この合成ステップで合成された合成信号をフィー
    ドフォワード制御方式で増幅する第二の増幅ステップ
    と、 (f)この第二の増幅ステップで増幅した信号を放送す
    るステップと、 (g)前記第二の増幅ステップで増幅した信号から各チ
    ャンネルの電力を検出するステップと、 (h)前記検出した各チャンネルの電力と前記記憶した
    各チャンネルの送信電力とが同じになるよう、前記第一
    の増幅ステップにおける各チャンネルの増幅度を制御す
    る制御ステップと、 (i)(a)〜(h)のステップを繰り返すステップと
    を有することを特徴とする多チャンネルテレビ放送中継
    方法。
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