JP3517930B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP3517930B2
JP3517930B2 JP03948594A JP3948594A JP3517930B2 JP 3517930 B2 JP3517930 B2 JP 3517930B2 JP 03948594 A JP03948594 A JP 03948594A JP 3948594 A JP3948594 A JP 3948594A JP 3517930 B2 JP3517930 B2 JP 3517930B2
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亮 高須
達也 江口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等に用いられる原
稿読取装置に関し、詳しくは、距離センサを用いて原稿
のサイズを自動的に検出する機能を備えた原稿読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来複写機等に用いられる原稿読取装置
においては、ガラスなどからなる透明な原稿台の下方に
複数の反射型フォトセンサ(距離センサ)を設け、原稿
を押圧する原稿カバーを開いた状態で各センサが原稿台
上の所定の検出位置における原稿の有無を検出し、その
検出結果の組み合わせから原稿サイズを検知することが
知られている。
【0003】
【0004】このような距離センサを用いて原稿サイズ
を判別する機構は、原稿サイズを光量検出によって判別
するタイプの機構と比較して、検知寿命、原稿の浮きの
考慮などの点で、大幅なスペックアップが可能となる。
ところで、距離センサを用いて原稿サイズを判別する機
構においては、距離センサで読み取った距離情報を、設
定されている基準値と比較することにより、所定位置に
原稿が有るか無いかを判断するので、この基準値の設
定、即ちスレッシュレベル(閾値)の設定が必要となる
が、センサー特性は経時的に変化するので、スレッシュ
レベルを適当な時期に再設定することによって、初期ス
ペックを維持することが可能である。
【0005】このスレッシュレベルの設定は、原稿台上
に白色の原稿相当の物を置いた状態で、距離センサから
読み込んだ距離情報に基づいて行われる。即ち、上記の
ような距離センサの場合、発光素子からの光を原稿台上
の白色の原稿相当の物の所定位置で反射させ、その反射
光を受光素子で検出することによって距離情報を得、そ
の距離情報に基づいてスレッシュレベルを設定する。
【0006】ここで、原稿カバーの原稿押え面は白色で
あるので、通常は、原稿台上に原稿を置かず、原稿カバ
ーを閉じた状態でスレッシュレベルの設定を行うことに
より、スレッシュレベルの設定を行うようにしている。
このようにしてスレッシュレベルの設定を行う場合、原
稿カバーが開かれた状態でスレッシュレベルの設定が行
われると、誤ったスレッシュレベルが設定されることに
なる。即ち、スレッシュレベル設定時に、原稿カバーが
開かれた状態で原稿台上に何もなければ、設定されたス
レッシュレベルの値は完全にズレた値になってしまう。
また、原稿カバーが開かれた状態で原稿台上に原稿が置
かれている場合でも、その原稿が白色原稿でなかった
り、原稿台から浮き上がっているとスレッシュレベルの
値はズレた値となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の距離センサを用
いて原稿のサイズを自動的に検出する機能を備えた原稿
読取装置においては、操作者のスレッシュレベルの設定
指示がなされれば、原稿カバーが開かれた状態であって
もスレッシュレベルの設定が行われ、誤ったスレッシュ
レベルの設定がなされてしまうという課題が生じてい
た。
【0008】また、原稿読取装置が、適時に自動的にス
レッシュレベルを設定するような自動イニシャル機構を
備える原稿読取装置装置を開発する場合においても、同
様に、装置が自動的にスレッシュレベルを設定するとき
に、原稿カバーが開かれた状態になっていれば、その状
態でスレッシュレベルの設定が行われ、誤ったスレッシ
ュレベルの設定がなされてしまういう課題が生じる。
【0009】そして、誤ったスレッシュレベルの設定が
なされると、その結果、APS不良から大量のミスコピ
ーが発生するという問題も生じる。本発明は上記問題点
に鑑みてなされたものであり、原稿カバーが開かれた状
態でスレッシュレベルの設定が行われることにより誤っ
たスレッシュレベルが設定されることのない、即ち正確
なスレッシュレベルの設定が行われる原稿読取装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明では、原稿読取装置において、原稿を載置
する透明な原稿台と、原稿台上の所定位置についての距
離情報を検出する複数のセンサと、複数のセンサが検出
した距離情報に基づいて、基準値の設定及び変更を行う
基準値設定手段と、基準値を記憶する基準値記憶手段
と、複数のセンサが検出した距離情報を基準値と比較す
ることにより原稿台上の所定位置における原稿の有無を
判断する原稿有無判別手段と、原稿有無判別手段の判別
結果に基づいて原稿サイズを判別するサイズ判別手段
と、原稿カバーの閉状態を検出するカバー閉検出手段
と、カバー閉検出手段の検出結果に応答して、基準値設
定手段が基準値の設定及び変更を行うように制御する制
御手段と、を設けた。更に、請求項1では、原稿の読取
り回数をカウントするカウンタを備え、制御手段は、カ
ウンタが所定数をカウントするごとに、カバー閉検出手
段の検出結果に応答して、基準値設定手段が基準値の設
定及び変更を行うように制御することとした。また請求
項2では、原稿台上に載置された原稿の読み取りを開始
させるためのスタートキーを備え、制御手段は、基準値
設定手段による基準値の設定及び変更の処理中はスター
トキーが押されても原稿の読取り動作を実行しないよう
制御することとした。また請求項3では、原稿の読取り
回数をカウントするカウンタを備え、制御手段は、カウ
ンタが所定数をカウントするごとに、カバー閉検出手段
の検出結果に応答して、基準値設定手段が基準値の設定
及び変更を行うように制御することとした。
【0011】
【作用】本発明の構成によれば、請求項1記載の原稿読
取装置において、基準値設定手段は、複数のセンサが検
出した距離情報に基づいて、基準値の設定及び変更を行
い、カバー閉検出手段は、原稿カバーの閉状態を検出す
る。そして、制御手段は、カバー閉検出手段の検出結果
に応答して、基準値設定手段が基準値の設定及び変更を
行うように制御する。即ち、原稿カバーが閉じられた状
態においてのみ基準値の設定及び変更の動作が行われ
る。
【0012】従って、原稿カバーが開かれた状態で基準
値の設定が行われることにより、誤った基準値が設定さ
れることがない。
【0013】
【実施例】
[実施例1]イニシャル処理中は、原稿読取り動作を行
わないよう制御する例。 〔複写機本体の原稿読取部の全体構成の説明〕図1,図
2は、本発明を適用した複写機の上部(原稿読取部)を
示す斜視図,断面図である。
【0014】図に示すように、複写機本体1の原稿読取
部は、その上面に原稿を載置するための原稿ガラス7
と、原稿を抑える原稿カバー2が設けられ、複写機本体
1の上面前端部には、操作パネル4が設けられている。
また、原稿ガラス7の下方には、露光ランプと反射ミラ
ーとを保持する第1スライダ10と、反射ミラーを保持
する第2スライダ11と、反射ミラー12,13とから
なる光学系が設けられている。そして、第1スライダ1
0は、原稿ガラス7の下側を水平方向(図2において紙
面左右方向)に移動することによって、原稿ガラス7全
面を照射でき、反射ミラーを保持する第2スライダ11
は、第1スライダ10の移動に連動して、第1スライダ
10の移動範囲の約半分の範囲を移動するようになって
いる。このような光学系によって、第1スライダ10の
露光ランプで原稿が照射された反射光は、第1スライダ
10及び第2スライダ11の反射ミラー及び反射ミラー
12,13を経由して、複写機本体1の中央に設けられ
た感光体ドラムPCに導かれる。感光体ドラムPCの回
りには、現像機,転写チャージャ,クリーナ,イレー
サ,帯電チャージャ等の電子写真プロセスを達成するた
めの周知の機器が配置されており、前記光学系により感
光体PC上に形成された静電潜像は、現像器によってト
ナー化され、転写チャージャによって用紙上に転写され
た後、定着され、複写機外へ排出される。
【0015】原稿ガラス7の下方には、原稿ガラス7上
に載置された原稿の、第1スライダ10の移動方向に沿
った長さを検出するための距離センサユニットFD1,
FD2,FD3と、第1スライダ10の移動方向に垂直
な水平方向(以下、前後方向と称す)の長さを検出する
ための距離センサユニットCD1,CD2とが設けられ
ている。なお、これらの距離センサユニットのうち、図
において破線で示されたユニットFD3,CD2はオプ
ションである。そして、距離センサユニットFD1〜3
は第1スライダ10の移動路の下方に、距離センサユニ
ットCD1〜2は第2スライダ11の移動路の下方に設
置されている。 原稿カバー2は、その後方部を中心に
して回動可能に取り付けられている。この原稿カバー2
の下面には白色の原稿押え面6が設けられており、原稿
カバー2を複写機本体1に対して閉じたとき、原稿押え
面6が原稿を原稿ガラス7へ押え付けることができる。
【0016】原稿カバー2の下面にはマグネット3aが
取り付けられ、これと対応して、複写機本体1上面には
リードスイッチ3bが取付らけられており、原稿カバー
2が複写機本体1に対して閉じられると、マグネット3
aがリードスイッチ3bと当接して検出されるので、原
稿ガバー2の閉状態を検知することができるようになっ
ている。また、原稿カバー2の後方部と複写機本体1の
間には、原稿カバー2が複写機本体1に対して規定角度
以下にあることを検出するこのできる検出機構5が設け
られている。この検出機構5として、例えば原稿カバー
2に設けられたアクチュエータと複写機本体1側のフォ
トインタラプタとから構成されるもの等、種々の構成を
採用できる。
【0017】また、図示はしないが、複写機本体1の原
稿読取部の内部には、原稿読取り及び原稿サイズ検出の
制御を行う制御部が設けられている。図3(a),
(b)は、各距離センサユニットFD1〜3,CD1〜
2の構成を示す図である。各センサユニットは、2個の
発光素子(LED1,2)と、1個の受光素子(PS
D)とを内蔵しており、LED1によって照明される位
置と、LED2によって照明される位置との2ヵ所を1
つのセンサユニットで検出することができる。
【0018】図4は、各距離センサユニットFD1〜
3,CD1〜2に内蔵されている制御回路の構成を示す
図である。この制御回路は、LED1,2を駆動するL
ED駆動回路と、PSDのアナログ検出信号をデジタル
信号に変換する信号処理回路を備えており、LED1,
2は、LED駆動回路に入力されるLED信号の状態に
応じていずれか一方が発光する。そして、各距離センサ
ユニットは、PSD上での検知位置によって被測定物ま
での距離が検出することができるようになっている。P
SDのアナログ検出信号は信号処理回路にてデジタル信
号に変換された後、クロック信号CLKに同期して出力
される。
【0019】以上のような構成の各距離センサユニット
FD1〜3,CD1〜2及びその制御回路によって、P
SDの受光量に応じたセンサ出力値(距離情報)が得ら
れるが、本体の制御部は、このセンサ出力値を予め設定
されている閾値と比較することにより、各距離センサユ
ニットのLEDに対応する原稿ガラス7上の所定位置
(図5(a)のP1,図5(b)のP2)に原稿があるか
否かを判定する。
【0020】ここで、各センサユニットは、LED1,
2から発せられた光が原稿に対して斜めに照射されるよ
う設置されており、PSDは原稿の乱反射光を検出す
る。具体的には図5(a)に示すように、センサユニッ
トから原稿カバー2までのビーム到達距離が長くなるよ
う、各センサユニットからのビームは真上より前方(図
5の右方向)に傾けて発するように設置されている。こ
れは、原稿カバー2が規定角度にオープンした状態で、
原稿ガラス7の所定位置における原稿の有無を判断する
場合、センサユニットから原稿ガラス7迄の距離と原稿
カバー2迄の距離との差が大きい程、PSDの出力から
原稿の有無を判断するための閾値を高くすることができ
るためである。閾値を高くすることができれば、その閾
値を原稿の原稿ガラス7からの浮き上がりや寿命に対し
て大きなマージンをもった値とすることができる。
【0021】また、図1に示すように、センサユニット
FD1,CD1,CD2は、2個のLED1,2が前後
方向に配列された構成であるが、この内、センサユニッ
トFD1とCD2については、図5(b)に示すよう
に、原稿カバー2までのビーム到達距離の長い方のビー
ム(図5(b)においては、LED1から発せられたビ
ーム)を使用し、他のビームは使用しない。
【0022】次に、各距離センサユニットの配置につい
て、及び複写機本体1の制御部が、上記の原稿の有無の
検出結果を基に、原稿サイズを検出する機構について説
明する。図6〜図8の(a)は、センサユニットの配置
を示す図であり、図6〜図8の(b)は、各センサユニ
ットの各LEDに対応する出力(センサデータ)と原稿
サイズとの対応関係を示すテーブルであり、このテーブ
ルは本体制御部が備えている。また、図6は、国内仕向
けの装置について示し、図7,図8は、ヨーロッパ仕向
けの装置の場合について示している。
【0023】各図(a)に示されるように、センサユニ
ットFD1〜3,CD1,2は、各原稿サイズに対応し
た位置に配置されており、この各センサユニットの各L
ED1,2が、該当する原稿サイズに対応する位置〜
を照射することによって、位置〜の原稿の有無を
検出できるようになっている。又、各図(b)のテーブ
ル中、”○”は、このように配置されたセンサユニット
FD1〜3,CD1,2の位置〜において原稿有り
と検出したことを示し、”×”は、原稿なしと検出した
ことを示している。このテーブルを参照すれば、センサ
ユニットFD1〜3,CD1,2のLED〜に対応
する位置におけるセンサデータから検出した原稿の有無
の検出結果から、原稿サイズを検出することができる。
【0024】なお、国内仕向けの場合、センチ系の原稿
サイズを検出できることが基本であるが、外資系の企業
等よりインチ系の原稿サイズも検知できること要求され
ている。よって図のように、標準装備のセンサFD1,
2及びCD1によりセンチ系原稿を検出できると共に、
オプションとしてセンサユニットFD3、CD2を追加
装備することによりインチ系原稿をも検出できるように
し、これらの要望に応える。尚、A5T原稿の真下は第
2スライダ11が通るため、センサを設置することがで
きない。従って、A5T原稿検出用のセンサユニットF
D1は、A5T原稿の真下より第2スライダ11の移動
方向下流側に外れた位置に、上流方向に傾けて設置され
ている(図2参照)。
【0025】ヨーロッパ仕向けの場合、A4サイズと
8.5*13サイズの区別ができれば十分な場合が多
く、この場合図7(a)のセンサ配置でよい。また地域
により、レター、A4、8.5*13、リーガル(8.
5*14)の各サイズの区別が要望されるが、この場合
図8(a)のセンサ配置にする。図8(a)の配置は図
7(a)の配置にセンサユニットFD3,CD2を追加
しただけではなく、センサユニットFD2の位置も変更
している。
【0026】このように原稿サイズ検出用に距離センサ
を使用した場合、距離センサは光量の影響を受けにくい
ため、機械寿命(例:5年間 24時間*365日*5
年=43800時間:約50000時間)にわたって、
原稿検出O.D(=−log10(原稿の反射率))0.
8以上、原稿の原稿ガラス7からの浮き5mm以上の必
要性能を満足することが出来る。これは、従来の光量検
出タイプのセンサが寿命12000時間にて、原稿検出
O.D0.25、原稿の浮き規定3mmであったものに
対し大幅にスペックアップするものである。しかも、光
量検出タイプのセンサを使用する場合、メインスイッチ
に同期してセンサをON/OFFする回路が必要であっ
た。
【0027】図9は複写機本体1の操作パネル4を示し
ている。操作パネル4上には、複写枚数を入力するため
のテンキーや複写動作を開始させるためのスタートキ
ー、入力内容をクリアするためのクリアキー、カーソル
移動キー、各種表示を行う液晶表示部LCD等を備えて
いる。また、”#”キーとスタートキーとを同時に押す
ことにより、閾値の設定を行うイニシャルモードを設定
することができる。このイニシャルモードの詳細につい
ては後述する。また、LCD上に図25(1)の表示が
されているときカーソル移動キーを押すと、表示上の”
←”を”オプションなし”の右側位置と”オプションあ
り”の右側位置との間で移動させることができ、オプシ
ョンセンサの有無を選択することができる。
【0028】図10は、複写機本体1の制御部のブロッ
ク図である。図に示すように、この制御部は、原稿サイ
ズ検出用の1チップCPU1とEEPROMとを有する
原稿サイズ検出ボードと、本体制御用の1チップCPU
2を有する本体制御ボードから構成されている。CPU
1は各センサに対し、LED信号及びクロック信号CL
Kを出力する。各センサユニットは、クロック信号CL
Kに同期して、センサデータOUTF1,OUTF2,
OUTF3,OUTC1,OUTC2を出力する。
【0029】図11は、CPU1が発するクロック信号
CLKと、LED信号及び各センサからの出力信号を取
り込むタイミングを示すタイムチャートである。LED
信号はクロック信号CLKの数倍の周期でON/OFF
が切り換えられ、それに伴って各センサユニットのLE
D1,2が交互に点灯する。従って、センサデータOU
TF1〜3,OUTC1〜2としては、LED信号のO
N/OFFの切り換わりに連動して、各センサユニット
のLED1の照射される位置の原稿の有無を示す信号
と、LED2の照射される位置の原稿の有無を示す信号
とが交互に出力されることになる。
【0030】また、CPU1は、各センサユニットから
入力されるセンサデータをEEPROM内に記憶された
閾値と比較し、原稿の有無を判断する。また、EEPR
OMは、上記図6(b),図7(b),図8(b)に示
した原稿サイズ判別用のテーブルを格納しており、CP
U1は、これらテーブルの一つと原稿の有無の判定結果
とを対照して、原稿サイズを判別する。
【0031】さらに、図10に示すように、CPU1
は、判別した原稿サイズに応じて4ビットの原稿サイズ
コード(DATA0〜3)を生成し、本体制御用CPU
2へ転送する。図12は、このCPU1が発する原稿サ
イズコードと原稿サイズ(紙なし,センサエラーコード
も含む)との対応関係を示す図である。そして、CPU
2は、検出機構5からの原稿カバー規定角度信号により
原稿カバー2が規定角度になったことを検知したタイミ
ングで、CPU1から転送されてきた原稿サイズコード
DATA0〜3をラッチし、原稿サイズを認識するよう
になっている。
【0032】図13は、原稿サイズコードの転送タイミ
ングを示すタイムチャートである。図13(a)に示す
ように、CPU1からCPU2への原稿サイズコードD
ATA0〜3の転送は、BUSY信号パルスに同期して
行われる。また、センサに異常がある場合には、図13
(b)に示すように、原稿サイズコードに代えて、セン
サ異常を示すセンサエラーコード(図12の最下段参
照)と、どのセンサが故障したかを示すエラーポジショ
ンコード,とを、交互にコードDATA0〜3とし
て転送する。
【0033】図14(a),(b)は、故障センサN
o.とエラーポジションコード,との対応関係を示
す図である。ここで、エラーポジションコード は、
センサユニットFD1〜3の異常を表し、エラーポジシ
ョンコードはセンサユニットCD1,2の異常を表
す。即ち、図において、故障センサNo.1〜3は夫々
センサユニットFD1〜3に、故障センサNo.4〜5
は夫々センサユニットCD1〜2に対応している。ま
た、エラーポジションコード,のDATA0は、何
れのエラーコード表(図14(a),(b))に基づく
ものかを示している。なお、イニシャルモード中に電源
が落ちた場合等には、センサエラーコードに続き、図1
4(a)の最上段に示すイニシャルエラーA或は図14
(a)の最下段に示すイニシャルエラーBを転送する。
【0034】以上のように、原稿サイズコードDATA
0〜3、又はセンサエラーコード,エラーポジションコ
ード,,イニシャルエラーA,Bを、CPU1から
CPU2へ転送することにより、CPU2は、原稿サイ
ズの情報、或はエラーをおこしているセンサNo.等の
エラー情報を得ることができる。一方、図10に示すよ
うに、CPU2からCPU1へは、CPU1がインシャ
ル処理をするように指示する”イニシャル信号”、CP
U1が自動インシャル処理をするように指示する”自動
イニシャル信号”、初期モードを設定する”SIM信
号”等が転送される。また、CPU2は、リードスイッ
チ3bから原稿カバー閉信号を受け原稿カバーの閉状態
を検出する。
【0035】次に、イニシャル処理の趣旨を説明する。
図15は、初期及び50000時間後の距離センサの出
力値を示す。図においてA地点が原稿の正規の設置位
置、B地点がデータをラッチする際の原稿カバー2の位
置である。基本的には、このAとBの間に閾値Sを設定
することにより、データラッチ時に、原稿が存在する部
分のセンサ出力値Eは閾値S以上となり、原稿が無い部
分のセンサの出力値Xは閾値S以下となる。これによ
り、各距離センサの出力から原稿の有無を判断し、原稿
サイズを判別することができる。また、50000時間
後の出力値は、初期より出力値が下がる方向にシフトす
る。従って、同じく正規の位置にある原稿を検出した場
合でも、センサ出力値にはEからFへ低下する。また、
原稿が原稿ガラス7から5mm浮いていた場合、初期の
出力値はC、50000時間後はYとなる。すなわち、
寿命50000時間後の原稿の浮きを5mm許容する場
合には、50000時間に原稿が5mm浮いていた場合
の出力値Yと、初期に原稿が無い場合の出力値Xとの間
に閾値Sを設定すればよい。
【0036】以上により、機械寿命50000時間にわ
たって原稿サイズ検出は良好に動作することとなる。但
しこれは、閾値を初期設定した後一度も変更しない場合
である。一方、原稿の浮きを10mm許容したい場合で
も、50000時間の間に数回閾値Sの再設定を行なえ
ば、閾値Sと出力値との間に充分マージンを持って達成
できる。また、50000時間に原稿が10mm浮いて
いた場合の出力値Zと初期に原稿が無い場合の出力値X
の間に予め閾値Sを設定しておけば、閾値Sの再設定を
行わなくても50000時間後に浮き10mmを許容で
きるが、閾値Sと出力値Z,Xとの間のマージンがほと
んど無くなってしまう。このため、原稿カバー2の経時
変形によりデータラッチのための規定角度検出に誤差が
生じた場合などに、誤動作を起こす恐れがある。このよ
うにして、閾値Sを再設定することを”イニシャル処
理”と称している。
【0037】本実施例では、操作者が、操作パネル4上
の”#”キーとスタートキーとを同時に押したときに選
択されるイニシャルモードで行われるイニシャル処理の
他に、自動イニシャルモードでは、枚数カウンタが所定
数(N)に達するごとに自動的に行われるイニシャル処
理と、操作者が原稿ガラス7上に原稿を置かずに原稿カ
バー2を閉じたときに自動的に行われる自動イニシャル
処理が行われる。
【0038】また、本実施例においては、以下に説明す
る理由により、イニシャル処理及び自動イニシャル処理
は、原稿カバー2が閉じられ、原稿ガラス7上に原稿が
置かれてない状態で行うように構成されている。図16
は、原稿濃度O.D=0.05(白色)の原稿及びO.
D=0.80(灰色)の原稿に対する距離センサの出力
特性を示す。図のように、原稿濃度O.D0.05の原
稿と0.80の原稿がセンサから同じ距離にある場合、
センサの出力値には約4〜5(DEC)程度の差しかな
い。よって50000時間後のO.D0.80原稿出力
値を考慮し、O.D0.05(白色)の原稿を検出する
ことで閾値Sの演算を行うことが充分可能となる。
【0039】しかしながら、原稿ガラス7上に原稿を載
置した状態で、閾値Sの設定を行ってはならない。それ
は、原稿ガラス7上に原稿が載置された状態で閾値Sの
設定を行うと、閾値Sが正規の値からずれてしまうため
である。例えば、閾値S=(正規位置Aの原稿を検知し
たときの出力値)−30で規定する場合、120−30
=90(DEC)が正規の閾値Sとなる。しかし、原稿
濃度O.D=0.80原稿が載置された状態で閾値Sを
設定すると、115−90=85(DEC)が閾値Sと
なる。このズレた閾値S(=115)は、データラッチ
時の原稿カバー2までの距離の時の出力値(=79)に
対するマージンが小さい。さらに、O.D1.70の原
稿を原稿ガラス7上に載置された状態で閾値Sを設定し
た場合、100−30=70(DEC)が閾値Sになっ
てしまう。閾値S=70(DEC)の場合、データラッ
チ時の原稿カバー2までの距離の時の出力が約79(D
EC)であるから、原稿が載置されていなくてもセンサ
の出力値が閾値S=70(DEC)以上になる。即ち、
原稿が載置されない場合でも、センサの出力値は原稿あ
りを示すことになる。
【0040】よって、閾値設定の際は、原稿ガラス7上
に濃度のある原稿を置いてはならず、原稿ガラス7上に
白色の原稿相当のものを置いて閾値Sの設定を行なう必
要ある。また、原稿ガラス7上になにもないまま閾値S
を設定してしまうと、閾値Sは完全にズレてしまい、原
稿サイズ検出は誤動作を起こしてしまう。このようなこ
とから、原稿押え面6は白色であることに着目し、原稿
ガラス7上に原稿が置かれず、原稿カバー2を閉じた状
態で閾値設定を行うことにより、正確な閾値設定を行な
うようにしている(ADF等の原稿自動送り装置につい
ても同様である。)。 〔複写機本体1の原稿読取部の動作の説明〕図17は、
原稿サイズ検出用CPU1の制御のメインルーチンを示
すフローチャートである。ここでは、CPU2からの信
号に従って、イニシャル処理,原稿サイズ検出処理,自
動イニシャル処理から選択された処理が実行される。
【0041】まずCPU2からのSIM信号により、フ
ラグチェック(S1)と 仕向けのチェックを行なう
(S2)。このフラグチェックは、後述するステップS
22の自動イニシャル処理において設定される処理の進
度をチェックするフラグD,E,Fに基づいて、ステー
トカウンタRの値を設定するものである。(このステー
トカウンタRの値に従って、ステップS22の自動イニ
シャル処理のサブルーチンにおいて、どのステップから
処理を行うかが決められる。後述するように、このフラ
グチェックを行うことによって、自動イニシャル処理の
途中で電源がOFFになった場合などにおいても、再び
電源ONした後、継続処理を行うことができる。)仕向
チェックでは、現在の仕向けがセンチ系かインチ系かを
確認し、原稿サイズのテーブルの設定が必要な場合に、
その設定を行なう。尚、ここでは毎回仕向けをチェック
しているが、毎回行わずに、例えばイニシャル処理のと
きにチェックして、EEPROMに書き込んでおいても
良い(S311〜S315参照)。
【0042】図18は、イニシャルモード時のデータ転
送タイミングを示すタイムチャートである。図に示すよ
うに、CPU2からのイニシャル信号がアクティブ(L
ow)であり、その信号が規定時間Tよりも長ければ、
イニシャル信号がON(イニシャル処理の指示あり)で
あると判断し、イニシャル処理を実行する(S3,S
4)。この規定時間Tは、ノイズを除去するために設け
られており、規定時間Tを0.5sec程度に設定すれ
ば、充分ノイズを除去でき、処理スピード的にも影響を
与えない。また、イニシャル処理開始と共に、CPU2
へのBUSY信号をLowレベルにし(イニシャル処理
中はLowレベルになっている)、イニシャル処理中で
あることを示すイニシャルフラグをONにセット(EE
PROMに書き込む)する(S5)。
【0043】そして、各距離センサからのデータを読み
込み(S6)、センサデータが規定出力の最大値MAX
(例えば250DEC)より大きい時(S7)や、規定
出力の最小値MIN(例えば10DEC)より小さい時
(S8)は、センサの破損、またはハーネスの接続不良
と判断して、センサエラーとする(ステップS11)。
【0044】センサデータが正常と判断した場合は、各
センサデータより、各センサの閾値Sを演算し、EEP
ROMに書き込む(ステップS9)。尚、この時点で
は、センサデータそのものをEEPROMに書き込んで
おき、原稿の有無を判断する時に閾値を演算するように
しても良いが、より高速に原稿の有無を判断するために
は、EEPROMに演算後の閾値を書き込んでおくのが
望ましい。そして、イニシャルフラグをリセットし、イ
ニシャル処理を終了する。イニシャル処理が終了すると
再びCPU2にBUSY信号が発せられる(S10)。
【0045】一方、ステップS3で、CPU2からのイ
ニシャル信号がインアクティブ(Hi)であれば、イニ
シャル信号がOFF(イニシャル処理の指示なし)と判
断され、かつ、CPU2からの自動イニシャル信号がO
Nである場合には、自動イニシャル処理の指示ありと判
断し、自動イニシャル処理を実行する(S12,S2
2)。
【0046】ステップS3で、CPU2からのイニシャ
ル信号がインアクティブ(Hi)であり、かつ、ステッ
プS12でCPU2からの自動イニシャル信号がOFF
である場合は、イニシャル処理、自動イニシャル処理の
指示なしと判断し、原稿サイズ検出の処理を実行する。
また、上記ステップS3,S4において、CPU2から
のイニシャル信号がアクティブ(Low)即ちONであ
っても、その信号が規定時間Tよりも短い場合には、そ
の信号はエラーであるとして、イニシャル処理の指示な
しと判断し、原稿サイズ検出を実行する。
【0047】なお、ステップS13でも、ステップS1
と同様、図23に示すフローチャートに従ってフラグチ
ェックが行われる。ここでのフラグチェックは、自動イ
ニシャル処理中に原稿カバー2が開けられることによっ
て、自動イニシャル信号がOFFとなり自動イニシャル
処理が中断された場合にも、その後、再びステップS2
2自動イニシャル処理を行うときに、継続処理が行われ
るようにするために行うものである(S221参照)。
【0048】原稿サイズ検出モードの処理においては、
まずイニシャルフラグがチェックされ(S14)、イニ
シャルフラグがセットされている場合は、イニシャル処
理にエラーがあったものと判断する(S20)。なお、
イニシャルフラグがセットされている状態においては、
S5〜S10のイニシャル処理の途中で、電源が落ちた
り、原稿カバー2が開けられることによりイニシャル信
号がインアクティブになり、EEPROM内の閾値を中
途半端に書き換えてしまい、正常な閾値となっていない
場合等が考えられる。ここで、イニシャルフラグのデフ
ォルト値をセット状態とし、イニシャル処理が正常に終
了した場合のみイニシャルフラグをリセットすることに
より、イニシャルモード処理が終了まで行なわれたか否
かをチェックできるようにしている。
【0049】イニシャルフラグがOFFの場合は、イニ
シャル処理が正常に終了しているもの判断し(S1
0)、各センサユニットからデータを読み込む(S1
5)。次に、読み込まれたセンサデータが規定の最大値
MAX(例えば250DEC)より大きい場合、センサ
破損またはハーネス不良と判断し(S16)、センサエ
ラーを出力する(S19)。原稿サイズ検出モードにお
いては、センサデータが規定の最小値MIN(例えば1
0DEC)より小さい場合でも、センサエラーと判断す
ることはできない。これは、原稿カバー2が垂直に近い
状態まで開放された場合、センサは原稿カバー2より更
に遠距離の物体(天井など)を被測定物として検知する
ことになり、その出力値が限りなく0に近づいてしまう
ためである。つまり、センサデータが規定の最小値MI
Nより小さい時にエラーと判断する場合には、原稿カバ
ー2が垂直に立てられた場合もセンサエラーとなってし
まう(但し、原稿カバー規定角度検出がON状態の時の
み、センサデータが規定値MINより小の時エラーと判
断することは、可能である)。
【0050】次に、各センサデータを閾値Sと比較し、
原稿の有無を判断する(S17)。この判定結果と原稿
サイズテーブルとを照らし合わせて原稿サイズを決定
し、原稿サイズをコード化し(S18)、CPU2へ転
送する(S21)。図21は、図17のS22の自動イ
ニシャル処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【0051】自動イニシャル処理中は、イニシャル処理
中と同様、CPU2へのBUSY信号をLowレベルに
する。また、処理段階に従って、ステートカウンタRを
0→1→2→3へと進めると共に、ステップS1及びS
13でチェックするためのフラグD,E,FのON,O
FFする。そして、ステップS1及びS13で説明した
ように、自動イニシャルの途中で、電源が落ちた場合
や、原稿カバー2が開けられて自動イニシャル処理が中
断された場合でも、処理段階に応じて継続処理されるよ
うになっている(S221)。
【0052】初期状態においてはR=0がセットされて
いる。R=0のときは、各距離センサのデータを読み込
み、読み込んだ新データと、現在の閾値Sの演算に使わ
れた旧データを比較し、規定値X以上の差があった場合
は、フラッグDをONし、R=1にセットし、次の処理
段階に進む。また、規定値X以上の差がない場合は、次
の処理段階に進まず、そのまま自動イニシャル処理を終
了する(S222〜S224)。
【0053】このように、読み込んだ新データと旧デー
タとを比較して、一定レベル以上の差がある場合だけ、
EEPROMのデータ書き換えを行い、一定レベル以上
の差がない場合はデータ書き換えを行わないので、自動
イニシャル処理の時間が早くなる。従って、自動イニシ
ャルモードを早く解除して、複写モードに入ることがで
きる。また、EEPROMの書き込み回数を減らすの
で、EEPROMの長寿命化にもなる。
【0054】ステップS221でR=1の場合は、新デ
ータをEEPROMの新データ領域に書き込み(S22
5)、センサデータが規定出力の最大値MAXより大き
い時や、規定出力の最小値MINより小さい時は、セン
サエラーとして、最初の処理段階に戻るようにR=0に
セットし、センサデータが正常な場合は、次の処理段階
に進むようR=2にセットする(S226〜S23
0)。
【0055】ステップS221でR=2の場合は、フラ
グEをONにし(S231),フラグFをOFFにリセ
ットし(S232)、EEPROMの新データ領域のデ
ータが旧データ領域に移動する(S233)。そして、
次の処理段階に進むようR=2にセットする(S23
4)。ステップS221でR=3の場合は、フラグFが
ON(S235),フラグEをOFFにリセットし(S
236)、EEPROMの旧データ領域のデータを基
に、閾値Sを演算し(S237)、この閾値SをEEP
ROMに書き込む(S238)。そして、フラグFをO
FFにリセットし(S239)、R=0にセットし(S
240)、自動イニシャル処理を終了する。そして終了
すれば、再びCPU2に対するBUSY信号を発する。
【0056】図22は、図1のS1及びS13のフラグ
チェックのサブルーチンを示すフローチャートである。
フラグD,E,FのいずれかがONの場合は、自動イニ
シャル処理の途中で電源がOFFになったり、原稿カバ
ー2が開かれたりして、自動イニシャル処理が中断され
たものとみなし、フラグD,E,FのON,OFF状況
に応じてステートカウンタRの値を決める。
【0057】フラグDがONの場合、データの書換え
(S233参照)が行われていない段階で中断されたも
のと判断し、ステートカウンタRの値は変更しない(S
251,S252)。従って、次に自動イニシャル処理
を再開するときは、最初の段階(R=0)から行われ
る。また、フラグD,E,F共にOFFの場合は、自動
イニシャル処理の中断はなかったか、フラグDがONに
なる前に中断されたものと判断して、ステートカウンタ
Rの変更は行わない。
【0058】フラグEがONの場合又はフラグFがON
の場合は、すでにデータの更新が終わった段階で中断さ
れたものと判断し、R=2又はR=3を設定する(S2
53〜S256)。従って、次に自動イニシャル処理を
再開するときには、継続処理される。図19は、本体制
御ボードのCPU2の制御のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。このフローチャートでは、まず種々
の初期設定が行われ、内部タイマがスタートされた後
(S101,S102)、スタートキーのONエッジあ
りと判断された場合は、複写処理中であることを示す複
写中フラグをONにセットする(S103,S10
4)。
【0059】続いて、自動イニシャルフラグがOFF
で、複写中フラグがONとなっている場合は、操作者に
よってスタートキー押され、かつ自動イニシャルモード
中ではないものと判断して、複写処理を実行する。この
複写処理では、第1スライダ10及び第2スライダ11
等の光学系により原稿の読み取りを行う。そして、この
複写処理終了時に複写中フラグをOFFにリセットする
(S105〜S107)。
【0060】一方ステップS105で、自動イニシャル
フラグがONの場合は、自動イニシャルモード中である
と判断し、ステップS106には進まない。従って、操
作者によってスタートキーが押されたとしても、この状
態では複写処理を実行しない。そして、イニシャルモー
ドが終了して自動イニシャルフラグがOFFになれば複
写処理を行うことができるようになる。
【0061】このように、自動イニシャルモード中は、
スタートキーが押されても複写処理が実行されないよう
になっているので、自動イニシャルモードでのイニシャ
ル処理中は、複写処理(原稿読取り動作)によってイニ
シャル処理(閾値設定)が妨害されることがない。ステ
ップS105,S106で自動イニシャルモード中でな
く、複写処理モードでないと判断された場合において、
操作者によるイニシャルモードの設定(”#”キーとス
タートキー)がなされれば、イニシャルモード処理のサ
ブルーチンを実行する(S110,S111)。
【0062】ステップS110で、操作者によるイニシ
ャルモードの設定がないと判断すれば、図20に示す自
動イニシャルモードの処理を実行する。ここでは、まず
枚数カウンタ(原稿の読み取り回数をカウントするカウ
ンタ)が所定数Nになったときに(S121)、以下
(S123〜S131)のように、イニシャル処理の指
示を行う。従って、所定枚数の原稿読取りごとに自動的
に閾値の設定が行われる。なお、ここでは所定枚数読取
り毎にイニシャル処理を行うようになっているが、枚数
カウンタの代わりにタイマを用いて所定時間経過毎に行
うようにすることもできる。
【0063】自動イニシャルフラグOFF、即ちまだ自
動イニシャルモードに入っていないと判断すれば(S1
22)、CPU1に対するイニシャル信号をONにセッ
トしてCPU1に対しイニシャル処理を指示し(S3参
照)、自動イニシャルモードに入る。そして、自動イニ
シャルモード中であることを示す自動イニシャルフラグ
をONにセットし、LCDに図31(10)の表示をし
て原稿カバー2を開けないよう指示する(S125〜S
127)。ただし、ステップS125のイニシャル処理
の指示は、原稿カバー2が閉まっており、かつ原稿ガラ
ス7上に原稿がないということを確認してから行う。そ
して、原稿カバー2が開いていたり、原稿ガラス7上に
原稿があれば、イニシャル処理の指示は行わない(S1
23,S124)。このように、イニシャル処理に入る
前に原稿カバー2が閉じていること、原稿ガラス7上に
原稿が無いことを確認するので、原稿カバー2を開いた
状態や原稿ガラス7上に原稿を載せた状態でイニシャル
処理することにより誤った閾値が設定されるのを回避し
ている。
【0064】そして、自動イニシャルモードに入った後
は、原稿カバー2が閉じられている状態(S122,S
128)で、CPU2からBUSYパルスが入力される
のを待ち、BUSYパルスが入力されれば(S12
9)、CPU2のイニシャル処理が終了したものと判断
し、枚数カウンタをクリヤし(S130)、CPU1へ
のイニシャル信号をOFFにリセットする(S13
1)。そして、自動イニシャルフラグをOFFにリセッ
トし自動イニシャルモードを解除する(S136)と共
に、LCDに通常コピーモードの表示をする(S13
7)。
【0065】また、ここでの自動イニシャルモード中
に、ステップS128で原稿カバー2が開けられたこと
を検知すれば、枚数カウンタがクリヤせずに、イニシャ
ル信号をOFFにリセットしてCPU1にイニシャル処
理の中断を指示し(S131)、自動イニシャルモード
を終了する(S136)。この場合は、枚数カウンタの
値がそのままなので、上記のステップS122,S12
3…の処理がもう一度やり直されることになる。このよ
うに、自動イニシャル処理中に原稿カバー2が開かれた
ときは、その処理を中断するようにしているので、処理
中にカバーが開かれることによって誤った閾値が設定さ
れることがなく、自動的に閾値設定の処理をやり直すよ
うになっている。
【0066】ステップS121で枚数カウンタの値がN
でない場合においても、原稿ガラス7上に原稿がない状
態で原稿カバー2が閉じているときには、以下(ステッ
プS132〜S143)のようにして自動イニシャルモ
ードの処理が行われる。即ち、まだ自動イニシャルモー
ドに入っていない(自動イニシャルフラグOFF)と判
断すれば(S132)、CPU1に対する自動イニシャ
ル信号をONにセットし、CPU1に対してイニシャル
処理を指示し(S3参照)、自動イニシャルモードに入
る。そして、自動イニシャルモード中であることを示す
自動イニシャルフラグをONにセットし、LCDに図3
1(10)を表示して、原稿カバー2を開けないよう指
示する(S141〜S143)。ただし、ステップS1
41のイニシャル処理の指示は、原稿カバー2が閉まっ
ており、かつ原稿ガラス7上に原稿がないということを
確認してから行う。そして、原稿カバー2が開いていた
り、原稿ガラス7上に原稿があれば、自動イニシャル処
理の指示は行わない(S139,S140)。ここにお
いても、自動イニシャル処理に入る前に原稿カバー2が
閉じていることと、原稿ガラス7上に原稿が無いことを
確認し、原稿カバー2が開いた状態や、原稿ガラス7上
に原稿がある状態でイニシャル処理することにより誤っ
た閾値が設定されるのを回避している。
【0067】そして、自動イニシャルモード中で、原稿
カバー2が閉じられている状態(S132,S133)
においては、CPU1からBUSYパルスが入力される
のを待ち、BUSYパルスが入力されれば(S13
4)、CPU1のイニシャル処理が終了したものと判断
し、CPU1へのイニシャル信号をOFFにリセットす
る(S135)。そして、自動イニシャルフラグをOF
Fにリセットして自動イニシャルモードを解除する(S
136)と共に、LCDに通常コピーモードの表示をす
る(S137)。
【0068】また、この自動イニシャルモード中に、ス
テップS133で原稿カバー2が開けられたと判断すれ
ば、自動イニシャル処理を中断するようCPU1へのイ
ニシャル信号がOFFにリセットし(S135)、自動
イニシャルモードを終了する(S136)が、この場合
は、再び上記ステップS132,S139…の処理がも
う一度やり直されることになる。ここにおいても、自動
イニシャル処理中に原稿カバー2が開かれたときは、そ
の処理を中断するようにしているので、処理中にカバー
が開かれることによって誤った閾値が設定されることが
なく、自動的に閾値設定の処理をやり直すようになって
いる。
【0069】なお、イニシャルモード中でも自動イニシ
ャルモード中でもなく、枚数カウンタがNでもない時に
おいて、原稿サイズ読み込みのサブルーチン(図27参
照)を実行し、原稿カバー2が規定角度になったことを
検出すると、原稿サイズコードがラッチする(S13
8)。また、スタートキー等の各種キー入力は、ステッ
プS108のその他の処理で受けつけられる。
【0070】図23〜図26は、上記ステップS111
のイニシャルモード処理のサブルーチンのフローチャー
トである。このイニシャルモード処理においては、CP
U1によって、イニシャル処理が行われている間のLC
Dの表示が制御される。また、図31はイニシャルモー
ド及び自動イニシャルモード時のLCDの表示を示して
いる。
【0071】まず、ステートカウンタSを”1”にリセ
ットし(S301)、LCDに図25(1)の表示をす
る(S302、303)。そしてステートカウンタSの
値によってどのステップから処理するかを判定する(S
304)。ステップS304でS=1の場合、オプショ
ンセンサの有無がカーソル移動キーにより選択され(S
311)、オプションセンサが有る場合はオプションセ
ンサ有り用の原稿サイズテーブル(図6(b),図8
(b))、オプションセンサが無い場合はオプションセ
ンサ無し用の原稿サイズテーブル(図6(b),図7
(b))を設定する(S312,313)。次にスター
トキーが押されることにより、S=2にセットする(S
314〜316)。
【0072】ステップS304でS=2の場合、原稿カ
バー2が閉じられているかどうかを確認する(S32
0)。閉じられていない場合、LCDに図25(2)の
表示を行って原稿カバー2を閉じるよう操作者を促し、
S=0にセットする(S321,322)。原稿カバー
2が閉じられている場合、S=3にセットする(S32
3)。
【0073】ステップS304でS=3の場合、まず、
CPU1に対しイニシャル信号を出力する(S33
0)。従って、ステップS320で原稿カバー2が閉じ
られていることが確認されたときに、CPU1のイニシ
ャル処理を開始する。続いて、LCDに図25(3)の
表示をし(S331)、イニシャル処理中である旨操作
者に報知する。そして、S=4にセットする(S33
2)。
【0074】ステップS304でS=4またはS=5の
場合、原稿カバー2が閉じているかどうかを常に確認す
る(S340)。原稿カバー2が開けられた場合、LC
Dに図25(4)の表示をし(S341)、イニシャル
処理を初めからやり直すよう、操作者に指示する。そし
て、S=0にセットする(S342)。原稿カバー2が
閉じている場合において、S=4であるとき、タイマA
のカウント中を示すフラグAを確認する(S343)。
フラグAがOFFの場合、フラグAをONにセットし
(S344)、タイマAをスタートさせる(S35
5)。フラグAがONにセットされている場合、タイマ
Aがタイムアップしたかどうかを確認する(S34
6)。タイマAがタイムアップする前にBUSYパルス
が入力された場合(ステップS346でNO,ステップ
S347でYES)、イニシャル時間が短すぎる為エラ
ーと判断し、LCDに図25(9)の表示を行って、イ
ニシャル処理にエラーが発生した旨を操作者に報知する
(S348)。そして、S=0にセットし、フラグAを
OFFにリセットし、タイマAをリセットする(S34
9〜351)。一方、タイマAがタイムアップした場
合、フラグAをOFFにリセットし、タイマAをリセッ
トし、S=5にセットする(S352〜354)。
【0075】原稿カバー2が閉じている場合において、
S=5であるとき、CPU1からのBUSYパルスの入
力を確認する(S355)。BUSYパルスの入力がな
い場合、タイマBのカウント中を示すフラグBを確認す
る(S365)。フラグBが0FFの場合、フラグBを
ONにセットし、タイマBをスタートさせる(S366
〜367)。フラグBが既にONの場合、タイマBがタ
イムアップしたかどうを確認する(S368)。タイマ
Bがタイムアップしている場合、イニシャルに時間がか
かりすぎている為エラーと判断し、LCDに図25
(6)の表示が行われ、エラー発生を操作者に報知する
(S369)。そして、S=0にセットし、フラグBを
OFFにリセットし、タイマBをリセットする(S37
0〜372)。
【0076】図27は、上記ステップS138の原稿サ
イズ読込サブルーチンのフローチャートである。検出機
構5からの原稿カバー規定角度信号により、原稿カバー
2が規定角度になったことを検出すると(S201)、
ラッチフラグを確認する(S202)。ラッチフラグが
OFFである場合は、ラッチフラグをONにセット(S
203)し、原稿サイズコードをラッチする(S20
4)。
【0077】原稿カバー2が規定角度以下まで閉成され
た後に再び原稿サイズデータをラッチすることがないよ
うに、ラッチフラグがONにセットされている間は原稿
サイズコードはラッチされない(S202)。原稿カバ
ー2が規定角度以上に開けられた場合、ラッチフラグを
OFFにリセットし(S205)、原稿カバー2が規定
角度になった時に原稿サイズデータをラッチするように
備えられる。
【0078】なお、本実施例においては、自動イニシャ
ルモード中であることを示す自動イニシャルフラグのO
N,OFFを検出し、自動イニシャルモード中は複写処
理ができないようになっているが(ステップS105参
照)、これと同様に、イニシャルモード中であることを
示すフラグもチェックし、イニシャルモード中について
も複写処理ができないようにすることもできる。
【0079】[実施例2]原稿読取り中は、イニシャル
処理を行わないよう制御する例。本実施例の原稿読取部
の全体構成は、実施例1の原稿読取部と同様である。ま
た、制御については、実施例1の本体制御ボードのフロ
ーチャートの中で、図19に示した本体制御用CPU2
のフローチャートの代わりに、図28に示す本体制御用
CPU2のフローチャートを用いるが、それ以外につい
ては、実施例1で用いたフローチャートをそのまま用
い、同様の制御を行う。
【0080】図28に示される本体制御ボードの制御に
おいては、まず種々の初期設定を行い、内部タイマをス
タートした後(S401,S402)、スタートキーの
ONエッジありと判断した場合は、複写処理中であるこ
とを示す複写中フラグをONにセットする(S403,
S404)。続いて、複写中フラグがONとなっている
場合は、操作者によってスタートキー押されたと判断し
て、複写処理を実行する。そして、複写処理終了時に複
写中フラグをOFFにリセットする(S405〜S40
6)。
【0081】ここで、複写中フラグがOFFにリセット
されるまでの間は継続して、ステップS405で複写中
フラグがONであると判断するので、ステップS409
には進まず、従ってイニシャルモード(S410)ある
いは自動イニシャルモード(図20のステップS121
〜S143)には入らない。そして、複写処理が終了す
ればステップS409に進むようになっている。
【0082】このように、複写処理中は、たとえ操作者
によってイニシャル処理を指示するキー操作がなされて
も、イニシャル処理が実行されないようになっているた
め、複写処理中に操作者がイニシャル処理を指示したと
しても、原稿読取処理によって閾値の設定が妨害される
ということがない。そして、ステップS405で複写中
フラグがOFF(複写処理中でない)と判断すれば、ス
テップS409に進み、イニシャル処理あるいは自動イ
ニシャルモードに進むことができるようになっている。
【0083】[実施例3]実施例1の自動イニシャル処
理にて、所定回数読み込んだセンサデータの中から、所
定の範囲内にあるデータを選び、閾値の設定を行う例。
本実施例の原稿読取部の全体構成も、実施例1の原稿読
取部と同様である。また、制御については、実施例1の
原稿サイズ検出ボードのCPU1のフローチャートの中
で、図21に示した自動イニシャルのサブルーチンのフ
ローチャートの代わりに、図29に示す自動イニシャル
のサブルーチンのフローチャートを用い、図22に示し
たフラグチェックのサブルーチンのフローチャートの代
わりに、図30に示すフラグチェックのサブルーチンの
フローチャートを用いる。それ以外については、実施例
1で用いたフローチャートをそのまま用い、同様の制御
を行う。従って、図29に示す自動イニシャルのサブル
ーチンは、図17のS22で、図30のフラグチェック
のサブルーチンは、図17のS1及びS13で実行され
る。
【0084】図29に示される自動イニシャルのサブル
ーチンおいては、次のようにして自動イニシャル処理に
入るごとに1回センサデータを記憶しておく。まず、フ
ラグGがONであることを確認し(S501)、各距離
センサのデータを読み込み(S502)、センサデータ
が規定出力の最大値MAXと規定出力の最小値MINの
間にあることを確認して(S503,S504)、セン
サデータD(n)の値を記憶する(S505)。そし
て、この読み込みが終わるとフラグGをOFFにリセッ
トする(S507)。但し、センサデータが規定出力の
最大値MAXより大きい時や、規定出力の最小値MIN
より小さい時は、センサエラーとして(S506)処理
し、記憶は行わない。
【0085】フラグGは、図17のステップS1及びS
13のフラグチェックを通過するときにONにセットさ
れ(図30参照)、読み込みが終わるとOFFにリセッ
トするので、ステップS501でフラグGがONのとき
だけ読み込みを行うようにしていることにより、CPU
2からの自動イニシャル信号がON状態の間に1回だけ
センサデータ読み込みと記憶が行われる。
【0086】こうして繰り返して記憶した蓄積データ数
が規定数(ここでは100)に達したら(S508)、
このセンサデータD(n)の平均XDと標準偏差σの値
を計算する(S509)。そして、この全てのセンサデ
ータD(n)について、平均XDとの差が標準偏差σよ
りも小さいか(標準偏差範囲内に入っているか)をチェ
ックして、標準偏差範囲内に入っているセンサデータD
(n)だけを、E(l)に代入する(S512〜S51
6)。
【0087】そして、標準偏差範囲内に入っているセン
サデータE(l)の平均XEを計算し(S517)、こ
の平均XEをもって、閾値Sを計算する(S518)。
このように閾値Sの設定を行うことにより、所定回数読
み込んだセンサデータの中から標準偏差範囲内にあるデ
ータが選ばれ、さらにそのデータの平均値から閾値Sが
計算されるので、正確な閾値Sを設定することができ
る。
【0088】なお、前記実施例1〜3では、光学系を介
して感光体ドラムPC上に原稿の像を露光する形態の複
写機を用いて本発明を説明したが、これに限るものでは
なく、原稿の像をラインセンサにてデジタルデータに変
換する装置に対しても本発明が適用できることは言うま
でもない。具体的には、原稿ガラスに沿って移動するス
ライダにCCDラインセンサを設け、このスライダを移
動させることによって原稿像を読み取る密着型の画像読
取装置や、CCDラインセンサを装置本体に固定して設
けると共に原稿ガラスに沿って移動するスライダ上に設
けた反射ミラーを介して原稿の像をCCDラインセンサ
へ導く形態の画像読取装置にも、本発明は適用可能であ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿読取
装置は、操作者がスレッシュレベルの設定を指示する場
合においても、また装置が自動的にスレッシュレベルの
設定を行う場合においても、原稿カバーが閉じられた状
態においてのみスレッシュレベルの設定の動作が行わ
れ、原稿カバーが開かれた状態ではスレッシュレベルの
設定が行われることがない。
【0090】従って、原稿カバーが開かれた状態でスレ
ッシュレベルの設定が行われることにより、誤ったスレ
ッシュレベルが設定されることなく、正確なスレッシュ
レベルの設定がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機上部の斜視図である。
【図2】本発明を適用した複写機上部の断面図である。
【図3】原稿サイズ検出用距離センサの構成を示す図で
ある。
【図4】距離センサ内の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図5】複写機上部の側面図である。
【図6】日本仕向け用の距離センサの配置と原稿サイズ
との関係を示す図である。
【図7】ヨーロッパ仕向け用の距離センサの配置と原稿
サイズとの関係を示す図である。
【図8】ヨーロッパ仕向け用の距離センサの別の配置と
原稿サイズとの関係を示す図である。
【図9】複写機の操作パネルを示す図である。
【図10】複写機の制御部を示すブロック図である。
【図11】原稿サイズ検出用CPUが距離センサから出
力信号を取り込むタイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図12】原稿サイズと原稿サイズコードとの対応関係
を示す図である。
【図13】原稿サイズコードの転送タイミングを示すタ
イムチャートである。
【図14】センサエラーコードを示す図である。
【図15】原稿有無判別のための基準値を説明する図で
ある。
【図16】原稿有無判別のための基準値を説明する図で
ある。
【図17】原稿サイズ検出用CPUの制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図18】イニシャルモード時のデータ転送タイミング
を示すタイムチャートである。
【図19】実施例1に係る本体制御用CPUの制御のメ
インルーチンを示すフローチャートである。
【図20】図19に示したメインルーチンの続きのフロ
ーチャートである。
【図21】実施例1に係る自動イニシャル処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図22】実施例1に係るフラグチェックのサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図23】実施例1に係るイニシャルモード処理のサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図24】図23のサブルーチンのフローチャートの続
きである。
【図25】図24のサブルーチンのフローチャートの続
きである。
【図26】図25のサブルーチンのフローチャートの続
きである。。
【図27】実施例1に係る原稿サイズ読込サブルーチン
のフローチャートである。
【図28】実施例2に係る本体制御用CPU2のフロー
チャートである。
【図29】実施例3に係る自動イニシャルのサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図30】実施例3に係るフラグチェックのサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図31】イニシャルモード及び自動イニシャルモード
時のLCDの表示を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 7 原稿ガラス FD1〜3,CD1〜CD2 距離センサ CPU1 サイズ検出制御回路 CPU2 本体制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−194752(JP,A) 特開 平6−27546(JP,A) 特開 平6−208175(JP,A) 特開 平2−240508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/04 - 1/207 G03B 27/58 - 27/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する透明な原稿台と、前記原
    稿台上の所定位置についての距離情報を検出する複数の
    センサと、前記複数のセンサが検出した距離情報に基づ
    いて、基準値の設定及び変更を行う基準値設定手段と、
    基準値を記憶する基準値記憶手段と、前記複数のセンサ
    が検出した距離情報を基準値と比較することにより原稿
    台上の所定位置における原稿の有無を判断する原稿有無
    判別手段と、原稿有無判別手段の判別結果に基づいて原
    稿サイズを判別するサイズ判別手段と、原稿カバーの閉
    状態を検出するカバー閉検出手段と、前記カバー閉検出
    手段の検出結果に応答して、前記基準値設定手段が基準
    値の設定及び変更を行うように制御する制御手段と、
    備え、 前記制御手段は、前記基準値設定手段による基準値の設
    定及び変更の処理中に原稿カバーが開かれたことを検出
    した場合は、当該基準値の設定及び変更の処理を中断さ
    せるよう制御する ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する透明な原稿台と、原稿台
    上に載置された原稿の読取りを開始させるためのスター
    トキーと、前記原稿台上の所定位置についての距離情報
    を検出する複数のセンサと、前記複数のセンサが検出し
    た距離情報に基づいて、基準値の設定及び変更を行う基
    準値設定手段と、基準値を記憶する基準値記憶手段と、
    前記複数のセンサが検出した距離情報を基準値と比較す
    ることにより原稿台上の所定位置における原稿の有無を
    判断する原稿有無判別手段と、原稿有無判別手段の判別
    結果に基づいて原稿サイズを判別するサイズ判別手段
    と、原稿カバーの閉状態を検出するカバー閉検出手段
    と、前記カバー閉検出手段の検出結果に応答して、前記
    基準値設定手段が基準値の設定及び変更を行うように制
    御する制御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記基準値設定手段による基準値の設
    定及び変更の処理中は前記スタートキーが押されても原
    稿の読取り動作を実行しないよう制御することを特徴と
    する原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿を載置する透明な原稿台と、原稿の
    読取り回数をカウントするカウンタと、前記原稿台上の
    所定位置についての距離情報を検出する複数のセンサ
    と、前記複数のセンサが検出した距離情報に基づいて、
    基準値の設定及 び変更を行う基準値設定手段と、基準値
    を記憶する基準値記憶手段と、前記複数のセンサが検出
    した距離情報を基準値と比較することにより原稿台上の
    所定位置における原稿の有無を判断する原稿有無判別手
    段と、原稿有無判別手段の判別結果に基づいて原稿サイ
    ズを判別するサイズ判別手段と、原稿カバーの閉状態を
    検出するカバー閉検出手段と、前記カバー閉検出手段の
    検出結果に応答して、前記基準値設定手段が基準値の設
    定及び変更を行うように制御する制御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記カウンタが所定数をカウントする
    ごとに、前記カバー閉検出手段の検出結果に応答して、
    前記基準値設定手段が基準値の設定及び変更を行うよう
    に制御することを特徴とする原稿読取装置。
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