JP3517686B2 - ワーク搬送機構 - Google Patents

ワーク搬送機構

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JP3517686B2
JP3517686B2 JP23720596A JP23720596A JP3517686B2 JP 3517686 B2 JP3517686 B2 JP 3517686B2 JP 23720596 A JP23720596 A JP 23720596A JP 23720596 A JP23720596 A JP 23720596A JP 3517686 B2 JP3517686 B2 JP 3517686B2
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哲行 本田
哲章 穀田
誠 小林
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  • Reciprocating Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ワークとしてパ
ーツフィーダから送られてくる水晶振動子等の部品の表
面に印刷されている文字等の記号を検査する自動検査装
置において,ワークの進行方向に送り戻り動作をし,ワ
ークの進行方向に直交する方向に前進後退動作をする送
り駒によりワークを搬送するワーク搬送機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に,電子機器を構成する多種類の部
品は,それぞれ製造番号,部品番号,企画番号等の各種
の管理用のデータがその表面に印刷されている。これら
の管理データを印刷することは,生産管理,品質管理上
極めて重要なデータである。そこで,従来は,これらの
管理データは,目視により判別したりあるいは自動的に
判別することの出来る視覚認識装置により識別されてい
る。
【0003】このような視覚認識装置51としては,図
7に示すように,部品が収納されているパーツフィーダ
52から送られてくるワーク53(図8)は,その表面
に印刷されている文字を識別するために,検査ステーシ
ョンの搬走路54まで搬送される。
【0004】ワーク53が検査ステーションの搬走路5
4の始点に達すると,図8に示すように,先端部が櫛歯
状の送り駒55がワーク53の進行方向に直交する方向
に前進して送り爪55aと送り爪55aとの間にワーク
53が嵌入される。次いで,送り駒55は進行方向に送
り爪55aの巾分移動した後,後退し,次いで,送り爪
55a分戻る。このようにして,送り駒55は,略矩形
状動作を行ってワーク53を1個ずつ送り爪55aと送
り爪55aとの間に保持して次々と搬送する。
【0005】ワーク53が搬走路54を搬送されている
間に,ワーク53の表面に印刷されている文字がカメラ
(図示せず)により撮像され,TVモニタ56に表示さ
れるとともに,この画像が画像認識処理され良品・不良
品の判定がなされ,次の検査段階の搬走路57へ搬送さ
れる。
【0006】このように,各ワーク53は送り駒55の
送り戻り動作と前進後退動作とにより,それぞれ1個ず
つ送り駒55の送り爪55aと送り爪55aとの間に正
確に嵌入して搬送されるが,何等かの理由によりワーク
53がずれて搬送されてきた場合,図9に示すように,
送り駒55の前進動作の時,このワーク53は送り爪5
5aと衝突し,この衝撃力により損傷される。
【0007】そこで,この衝撃力を緩和するために,図
8に示すようなリミット機構58が設けられている。こ
のリミット機構58は,送り駒55が一端部に固定され
ており,他端部にはプランジャ59の可動先端59aが
係合する孔60が凹設されたブロック61が固定されて
いる第1の可動板62と,この第1の可動板62に一定
の間隔65を介して対向配置されており,プランジャ5
9を支持するL形ブロック63が固定されている第2の
可動板64とにより構成されて,駆動機構(図示せず)
によりワーク53方向に前進後退する。
【0008】このように構成されているので,図8に示
すように,ワーク53が搬走路54に沿って正確に搬送
されている場合には,各ワーク53は送り駒55の送り
爪55aと送り爪55aとの間に正確に嵌入され搬送さ
れる。
【0009】しかしながら,ワーク53がずれて搬送さ
れてきた場合,図9に示すように,送り駒55の送り爪
55aがワーク53と衝突する。この衝撃力により,プ
ランジャ59の可動先端59aが引っ込み,第1の可動
板62は第2の可動板64方向に移動することにより,
送り駒55の送り爪55aとワーク53との衝撃力は緩
和されるように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,第1の
可動板62と第2の可動板64は,プランジャ59によ
って係合しているため,プランジャ59が第1の可動板
62を押圧する力は強く,相当な衝撃力が加わらないと
プランジャ59が動作しなかった。そのため,プランジ
ャ59が動作する程度の衝撃力でワーク53と送り爪5
5aとが衝突することになり,この場合には,ワーク5
3が損傷されてしまい,リミット機構58としての機能
を充分に果たすことが出来ないという問題があった。
【0011】この発明は,上記した従来の問題点を除去
することを目的としてなされたもので,ワーク53と送
り駒55の送り爪55aとの衝撃力を充分緩和すること
の出来るソフトリミット機構を備えたワーク搬送機構を
提供するものである。
【0012】さらに,この発明は,ワーク53のずれを
ある程度修正することが出来るとともに,送り駒55に
よるワーク53の損傷を最小限に押さえることの出来る
ワーク搬送機構を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は,搬走路に沿
って搬送するワークを,このワークの進行方向に送り戻
り動作し,ワークの進行方向に直交する方向に前進後退
動作をする送り駒の送り爪に保持して搬送するワーク搬
送機構において,送り駒とこの送り駒に平行に配置さ
れ,且つこの送り駒に対向する側面に磁石を埋設したL
形ブロックとを固定した第1の可動板と,この第1の可
動板に間隙を介在して対向配置するとともに,L形ブロ
ックに対向配置したメインブロックと,このメインブロ
ックのL形ブロックに対向する面に立設したスペーサに
固定され,L形ブロックの磁石埋設面に密着させて配置
した骨形プレートを有する第2の可動板と,メインブロ
ックとL形ブロックとを遊嵌し骨形プレートに一端を固
定するとともに,メインブロックとL形ブロックとの間
にコイルバネを巻回した支軸とを有するソフトリミット
機構を備え,送り駒の前進後退動作による送り爪とワー
クとの衝突による衝撃力を磁石の吸着力とコイルバネと
に吸収するようにしたものである。
【0014】さらに,この発明は,メインブロックの背
面に対向配置した可動プレートを,支軸を延長して支持
するとともに,この支軸のL形ブロックと可動プレート
との間にコイルバネを巻回してワークと送り駒の送り爪
との衝突による衝撃力を,コイルバネにより吸収するよ
うにしたものであり,さらに,この発明は,送り駒の両
端に,それぞれソフトリミット機構を配設するようにし
たものである。
【0015】又,この発明は,第2の可動板にセンサを
配置し,第1の可動板と第2の可動板との間隙の最小巾
を検出する検出子をセンサに対向して第1の可動板に立
設し,センサが検出子を検出した時,ワーク搬送を停止
するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を,図1〜図6
および図7に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明
の実施例で,ソフトリミット機構19の要部斜視図,図
2はワーク搬送部1の要部斜視図,図3は図2において
ワーク53の進行方向から見た側面図,図4はワーク搬
送部1の要部平面図,図5,図6はソフトリミット機構
19の動作を説明するための説明図である。なお,従来
例と同一のものは同一名称,同一符号を付し,その説明
を省略する。
【0017】図1〜図2において,1はワーク搬送部
で,ワーク53は送り駒2の送り爪2aと送り爪2aと
の間に嵌入されて順次搬走路54に沿って検査ステーシ
ョンを搬送される。3は第1の可動板で,搬走路54側
の一端部には,送り駒2が固定されており,他端部には
L形ブロック4が固定されている。
【0018】L形ブロック4の送り駒2に対向する面に
は,磁石5が埋設されている。さらに,L形ブロック4
には,後述するコイルバネ17が巻回されている支軸7
が遊嵌するための孔8(図4)が透設されている。9は
骨形プレートで,磁石5に吸着した状態でL形ブロック
4と密着しているとともに,貫通した支軸7の一端をね
じ止めするためのねじ孔10が透設されている。
【0019】11は第2の可動板で,第1の可動板に間
隙12を介在させて対向配置されており,L形ブロック
4に対向するメインブロック13が固定されている。メ
インブロック13には,L形ブロック4の孔8に対向す
る位置に支軸7がコイルバネ17を巻回した状態で遊嵌
する孔14が透設されている。15は可動プレートで,
支軸7が貫通する孔16が透設されている。コイルバネ
17は,支軸7に巻回されているとともに,その両端は
L形ブロック4の背面と可動プレート15の前面との間
に保持されている。18はスペーサで,メインブロック
13に突設されており,第1の可動板3と第2の可動板
11との間隙12が一定となるように規制している。
【0020】従って,支軸7はその一端が骨形プレート
9にねじ止め固定されており,L形ブロック4の孔8と
メインブロック13の孔14とを貫通して他端は可動プ
レート15に蝶着されているとともに,L形ブロック4
の背面から可動プレート15の前面までの間には,コイ
ルバネ17が巻回されている。なお,可動プレート15
は必ずしも必要ではなく,この場合には,コイルバネ1
7の弾性が適当に調整される。
【0021】コイルバネ17の弾性は,送り駒2がワー
ク53に衝突した際にワーク53に傷が付かない程度に
比較的弱く設定されている。このため,ソフトリミット
機構19が,図1に示す矢印AおよびB方向に前進後退
する際の慣性で,L形ブロック74と骨形ブロック9の
接触面が剥離し,送り駒2の送り爪2a間にワーク53
が正確に搬送されない場合がある。このような不具合を
解消するためにL形ブロック4と骨形ブロック9は磁石
5によって密着されている。
【0022】なお,コイルバネ17は,この実施例で
は,L形ブロック4の背面から可動プレート15の前面
まで一体的に連結した形状のものが使用されているが,
メインブロック13とL形ブロック4との間のみコイル
バネ17aを支軸7に巻回するように構成しても同様な
作用効果が得られる。
【0023】従って,ソフトリミット機構19は,送り
駒2と,埋設した磁石5により吸着保持された骨形プレ
ート9を支持するL形ブロック4とを固定した第1の可
動板3と,この第1の可動板3に間隙12を介在して対
向配置するとともに,L形ブロック4に対向配置したメ
インブロック13を固定した第2の可動板11と,この
メインブロック13とL形ブロック4とを遊嵌するとと
もに,メインブロック13とL形ブロック4との間にコ
イルバネ17を巻回し一端を骨形プレート9に固定した
支軸7とにより構成されている。なお,この実施例で
は,ソフトリミット機構19は送り駒2の両端にそれぞ
れ配設(図2参照)されているが,1箇所に配設しても
よく,この場合には,送り駒2の略中央部に配設され
る。
【0024】20はセンサで,第2の可動板11に固定
されている。21は検出子で,センサ20の感知領域2
0aに所定間隙を介在して第1の可動板3に固定されて
いる。送り駒2の送り爪2aとワーク53との衝突によ
る衝撃力で,第1の可動板3と第2の可動板11との間
隙12が,規定の巾より狭まると,検出子21の先端部
21aがセンサ20の感知領域20aに入り,センサ2
0がこれを感知してワーク搬送部1全体の動作を停止す
るように構成されている。
【0025】22はモータで,ワーク搬送部1全体の動
力源となっている。23はクラッチ/ブレーキで,ベル
ト24を介してモータ22の回転,停止が伝達される。
25はカム軸で,送り駒2をワーク53の進行方向に送
り戻り動作させる横溝カム26と,ワーク53の進行方
向に直交する方向に前進後退動作させる縦溝カム27と
が軸支されている。
【0026】カム軸25には,一端に固定されているプ
ーリ30とクラッチ/ブレーキ23の軸23aに固定さ
れているプーリ31とにベルト32が装架されてモータ
22の回転が伝達される。さらに,カム軸25の回転
は,ベルト33,一対のプーリ34,35,ベルト36
を介してシャッターカム機構37のプーリ38に伝達さ
れるように構成されている。
【0027】横溝カム26と直接接触する従節39の端
部は,図3に示すように,基台40を支持する支持柱4
1に固定されている。基台40には,第1の可動板3と
第2の可動板11とが一体となって送り戻り動作可能に
載置されており,又,横溝カム26の送り戻り動作に連
動して前進後退動作をするように構成されている。
【0028】42は前進後退動作伝達機構で,縦溝カム
27の従節43は第2の可動板11に固定されているレ
ール44に固定されており,縦溝カム27の前進後退動
作を第2の可動板11に伝達している。
【0029】従って,モータ22が駆動されると,その
回転はベルト24を介してクラッチ/ブレーキ23に伝
達され,さらに,この回転はベルト32を介してカム軸
25に伝達される。カム軸25が回転すると,縦溝カム
27の回転による前進後退動作は,前進後退動作伝達機
構42の従接43を介して第2の可動板11へ伝達さ
れ,さらに,ソフトリミット機構19を介して第1の可
動板3に伝達され,送り駒2が前進後退動作を行うよう
に構成されている。
【0030】又,カム軸25の回転による横溝カム26
の回転による送り戻り動作は,横溝カム26の従節39
から支持柱41を介して基台40に伝達され,この基台
40に載置されている第1の可動板3と第2の可動板1
1とが一体となって送り戻り動作を行う。従って,これ
により,送り駒2は送り戻り動作を行う。なお,この
際,前進後退動作伝達機構42は一定位置にあり,第1
の可動板3と第2の可動板11との一体的な送り戻り動
作によりレール44が移動するように構成されている。
【0031】シャッターカム機構37は,パーツフィー
ダ52から供給されたワーク53が搬走路54の始点に
送られてくるまで搬走路54を閉鎖しているシャッター
45(図2,図4)と,ワーク53がシャッター45ま
で送られてきたことを検出するワーク検出用センサ46
と,歯車列を介してシャッター45を開閉するシャッタ
ーカム47とにより構成されており,ワーク検出用セン
サ46がワーク53を検出すると,クラッチ23が連結
されて常時回転しているモータ22の回転が伝達され,
ワーク搬送部1全体が動作を開始するように構成されて
いる。
【0032】図2に示すように,48はワーク53の表
面に印刷されている文字を撮像するカメラ,49は搬走
路54の高さを手動で調整するための搬走路高さ調整機
構である。
【0033】送り駒2は,図4に示すように,送り爪2
a部分はMCナイロン,ポリカーボネイト,エポキシ樹
脂,ポリアセタール樹脂等の合成樹脂部材で形成されて
おり,その他の部分は,SK4材等の金属部材で形成さ
れている。さらに,ワーク53の進行方向の送り爪2a
の壁面は,進行方向に傾斜した構造に形成されている。
従って,送り駒2によるワーク搬送中に,送り爪2aと
送り爪2aとの間に嵌入されているワーク53が,送り
爪2aの壁面に接触することによる損傷を防止すること
が出来る。
【0034】次に,作用動作について説明する。パーツ
フィーダ52から供給されるワーク53が,シャッター
45まで達すると,ワーク53は検出用センサ46によ
り検出される。すると,クラッチ23が連結されモータ
22の回転はベルト24,クラッチ/ブレーキ23,お
よびベルト32を介してカム軸25に伝達され,カム軸
25を回転させるとともに,この回転はさらにベルト3
3,ベルト36を介してシャッターカム機構37の軸3
7aへと伝達され,歯車列を介してシャッターカム47
が回転し,搬走路54の入り口を閉鎖していたシャッタ
ー45が開放され,ワーク53が送り駒2により搬走路
54に搬入される。
【0035】この時,カム軸25が同時に回転している
ので,縦溝カム27が回転し,前進後退動作伝達機構4
2を介して前進後退運動が,第2の可動板11からソフ
トリミット機構19を介して第1の可動板3に伝達さ
れ,送り駒2が前進後退動作を行う。従って,ワーク5
3が搬走路54に搬入されると同時に,図1に矢印Aで
示すように,送り駒2が前進してワーク53が送り駒2
の送り爪2aと送り爪2aとの間に嵌入される。
【0036】又,カム軸25の回転と同時に横溝カム2
6が回転すると,まず,この回転による送り動作が,横
溝カム26の従節39から支持柱41を介して基台40
に伝達され,この基台40に載置されている第1の可動
板3と第2の可動板11とに伝達され,送り駒2は矢印
Bで示す方向に送られる。なお,この際,第2の可動板
11も基台40とともに送り方向に移動するが,第2の
可動板11に固定されているレール44も第2の可動板
11とともに移動し,前進後退動作伝達機構42が送り
戻り動作を行うことはない。
【0037】このようにしてワーク53が送り駒2の1
コマ分送られると,縦溝カム27により送り駒2は,矢
印Cで示すように,後退し,次いで,横溝カム26によ
り,矢印Dで示すように,戻り動作を行い,送り駒2の
1サイクルが終了し,シャッター機構37が動作してシ
ャッター45により搬走路54が一旦閉鎖される。
【0038】このようにしてワーク53は,次々と送り
駒2により搬送され,搬走路54の途中に配置されてい
るカメラ48により次々とワーク53の表面に印刷さて
いる文字が撮像され,画像認識処理され,良品・不良品
の判定がなされる。
【0039】このようにして,図5に示すように,ワー
ク53が送り駒2の送り爪2aと送り爪2aとの間に正
確に搬入される場合には,上記に述べたようにして,ワ
ーク53は送り駒2により次々と正確に搬送される。
【0040】しかしながら,ワーク53がずれた場合に
は,図6に示すように,送り駒2の前進動作により送り
爪2aがワーク53に衝突する。すると,この衝撃力に
よりコイルバネ17の弾性に抗してL形ブロック4が後
退し(第2の可動板11方向),第1の可動板3は第2
の可動板11方向に移動する。従って,L形ブロック4
の磁石5は,骨形プレート9から離れる。不良ワーク5
3を除去すると,コイルバネ17の弾性により,第1の
可動板3はもとの位置に復帰し,骨形プレート9は磁石
5に再度吸着する。このような一連の動作によりワーク
53と送り爪2aとの衝突による衝撃力が緩和される。
【0041】通常動作では,ワーク53と送り爪2aと
の衝突により第1の可動板3と第2の可動板11との間
隙12が狭まると,検出子21の先端部21aがセンサ
20により検出され,ワーク搬送部1全体の動作が停止
する。
【0042】又,送り駒2の送り爪2aのワーク進行方
向の壁面は,ワーク53の進行方向に傾斜した状態に形
成されているので,ワーク53のずれが少ない場合に
は,そのずれが修正されて送り駒2の送り爪2aと送り
爪2aとの間に嵌入される。
【0043】
【発明の効果】この発明は,搬走路に沿って搬送するワ
ークを,このワークの進行方向に送り戻り動作し,ワー
クの進行方向に直交する方向に前進後退動作をする送り
駒の送り爪に保持して搬送するワーク搬送機構におい
て,送り駒とこの送り駒に平行に配置され,且つこの送
り駒に対向する側面に磁石を埋設したL形ブロックとを
固定した第1の可動板と,この第1の可動板に間隙を介
在して対向配置するとともに,L形ブロックに対向配置
したメインブロックと,このメインブロックのL形ブロ
ックに対向する面に立設したスペーサに固定され,L形
ブロックの磁石埋設面に密着させて配置した骨形プレー
トを有する第2の可動板と,メインブロックとL形ブロ
ックとを遊嵌し骨形プレートに一端を固定するととも
に,メインブロックとL形ブロックとの間にコイルバネ
を巻回した支軸とを有するソフトリミット機構を備え,
送り駒の前進後退動作による送り爪とワークとの衝突に
よる衝撃力を磁石の吸着力とコイルバネとに吸収するよ
うにしたので,送り駒の送り爪とワークとが衝突した場
合であっても,その衝撃力が緩和され,ワークに対す損
傷を最小限にすることが出来る。
【0044】さらに,この発明は,メインブロックと骨
形プレートとの間に,第1の可動板と第2の可動板との
間隙を規制するスペーサを配設したり,又,送り駒の始
点に対応位置させて第2の可動板にセンサを配置し,第
1の可動板と第2の可動板との間隙の最小巾を検出する
検出子をセンサに対向して第1の可動板に立設し,セン
サが検出子を検出した時,ワーク搬送を停止するように
したので,装置を安全に稼働させることが出来る。
【0045】又,この発明は,送り駒の送り爪のワーク
の進行方向壁面を,前記ワークの進行方向に傾斜した構
造としたので,ワークの多少のずれを修正することが出
来る。
【0046】さらに,この発明は,送り駒の送り爪部分
を,合成樹脂部材で形成したので,送り駒の送り戻り動
作によりワークが損傷されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,ソフトリミッ
ト機構19の要部斜視図である。
【図2】この発明の実施例を示すもので,ワーク搬送機
構の要部斜視図である。
【図3】この発明の実施例を示すもので,ワーク進行方
向から見た図2の要部側面図である。
【図4】この発明の実施例を示すもので,ワーク搬送部
1の要部平面図である。
【図5】この発明の実施例を示すもので,ソフトリミッ
ト機構19の動作を説明するための説明図である。
【図6】この発明の実施例を示すもので,ソフトリミッ
ト機構19の動作を説明するための説明図である。
【図7】ワーク搬送装置の正面図である。
【図8】従来例のリミット機構58の動作を説明するた
めの説明図である。
【図9】従来例のリミット機構58の動作を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1 ワーク搬送部 2 送り駒 2a 送り駒2の送り爪 3 第1の可動板 4 L形ブロック 5 磁石 7 支軸 9 骨形プレート 11 第2の可動板 12 間隙 13 メインブロック 15 可動プレート 17 コイルバネ 18 スペーサ 19 ソフトリミット機構 20 センサ 21 検出子 53 ワーク 54 搬走路
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−65415(JP,U) 実公 昭62−6007(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 25/02 B65G 47/82

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬走路に沿って搬送するワークを,この
    ワークの進行方向に送り戻り動作し,前記ワークの進行
    方向に直交する方向に前進後退動作をする送り駒の送り
    爪に保持して搬送するワーク搬送機構において,前記送
    り駒とこの送り駒に平行に配置され,且つこの送り駒に
    対向する側面に磁石を埋設したL形ブロックとを固定し
    た第1の可動板と,この第1の可動板に間隙を介在して
    対向配置するとともに,前記L形ブロックに対向配置し
    たメインブロックと,このメインブロックの前記L形ブ
    ロックに対向する面に立設したスペーサに固定され,前
    記L形ブロックの磁石埋設面に密着させて配置した骨形
    プレートを有する第2の可動板と,前記メインブロック
    と前記L形ブロックとを遊嵌し前記骨形プレートに一端
    を固定するとともに,前記メインブロックと前記L形ブ
    ロックとの間にコイルバネを巻回した支軸とを有するソ
    フトリミット機構を備え,前記送り駒の前進後退動作に
    よる前記送り爪と前記ワークとの衝突による衝撃力を,
    前記磁石の吸着力と前記コイルバネとにより吸収するこ
    とを特徴とするワーク搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記メインブロックの背面に対向配置し
    た可動プレートを前記支軸を延長して支持するととも
    に,この支軸の前記L形ブロックと前記可動プレートと
    の間にコイルバネを巻回して前記ワークと前記送り駒の
    送り爪との衝突による衝撃力を,前記コイルバネにより
    吸収することを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送
    機構。
  3. 【請求項3】 前記送り駒の両端に,それぞれ前記ソフ
    トリミット機構を配設したことを特徴とする請求項1〜
    請求項2にそれぞれ記載のワーク搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記第2の可動板にセンサを配置し,前
    記第1の可動板と前記第2の可動板との間隙の最小巾を
    検出する検出子を前記センサに対向して前記第1の可動
    板に立設し,前記センサが前記検出子を検出した時,ワ
    ーク搬送を停止することを特徴とする請求項1〜請求項
    3のそれぞれに記載のワーク搬送機構。
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