JP3517668B2 - 窓明けプレスシステム - Google Patents

窓明けプレスシステム

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JP3517668B2
JP3517668B2 JP30664493A JP30664493A JP3517668B2 JP 3517668 B2 JP3517668 B2 JP 3517668B2 JP 30664493 A JP30664493 A JP 30664493A JP 30664493 A JP30664493 A JP 30664493A JP 3517668 B2 JP3517668 B2 JP 3517668B2
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酵一 名古屋
武 宮杉
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株式会社須藤製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、軸受ベアリング保持器
などのリング状金物に窓明け加工を行うプレスに係り、
特に高精度で位置決めしかつ高速プレスを行うのに好適
な窓明けプレスシステムに関する。
【従来の技術】従来の窓明けプレスシステムにおいて
は、軸受ベアリング保持器などのリング状金物を保持し
て所定位置に移動するロボットと、リング状金物の加工
面に少なくとも一つの窓をプレス加工するプレス本体
と、ロボットからリング状金物を受け取りプレス本体に
位置決めする位置決め機構(インデックス)と、位置決
め機構及びロボットを制御するコントローラとを備えた
構成のものが知られている。そして、エア駆動のロボッ
トでリング状金物を所定の位置に移動し、リング状金物
の角度を調整してプレス本体にセットし、機械式インデ
ックス装置を用いてリング状金物を回転しながら複数の
窓明け加工をしていた。機械式インデックス装置は、図
26に示すように、プレスストロークに伴って上下動す
る案内棒91が、リング状金物の一つの窓明け加工を終
了して上昇すると、たたき棒92の一端が当接し、たた
き棒92が軸97を中心として図示のように回動すると
ともに、たたき棒92の他端に設けられた爪93も同時
に回動され、爪93の一端に歯合する歯車94を矢印方
向に一つの歯先分だけ回転する。案内棒91が窓明け加
工により下降すると、スプリング95のばね力でたたき
棒92が復旧するとともに爪93もスプリング96のば
ね力により復旧する。歯車94の歯数はリング状金物の
窓数と同一に設定してあり、軸97の回転と同期して図
示しない機構を介してリング状金物をプレスストローク
数で1回転することにより、所定の窓明け加工を行う構
造である。したがって窓明け加工の精度は歯車94と爪
93との歯合精度、各スプリング95,96の耐久性及
び各機構の組立精度に依存していた。また機械式シンデ
ックス装置のストローク数が180SPM(strok
e per minutes)程度に限定され、リング
状金物の位置決めやプレスストローク速度がその回転数
により制限を受ける結果になっていた。
【発明が解決しようとする課題】従来の窓明けプレスシ
ステムにあっては、ロボットでリング状金物を所定位置
に移動し、かつリング状金物の角度を調整してプレス本
体にセットすると共に、機械式インデックス装置を用い
てリング状金物を回転しながら複数の窓明け加工をして
いたことから、窓明けプレス工程を高速化できない問題
点があり、また窓明け加工精度に限界がある等の問題点
があった。本発明の目的は、リング状金物の窓明けプレ
ス加工を高速化すると共に加工精度を向上できる窓明け
プレスシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の窓明けプレスシステムは、円錐状のリング
状金物をワークチャックにより把持して移動するロボッ
トと、該リング状金物の円錐面に少なくとも一つの窓を
プレス加工するプレス本体と、前記ロボットより前記リ
ング状金物を受け取り前記プレス本体に位置決めする位
置決め機構と、該位置決め機構及び前記ロボットを制御
するコントローラとを備えて構成する。そして、前記位
置決め機構は、前記リング状金物の一方の端面に穿設さ
れた穴に係合するチャック爪を先端に有し鉛直面内で旋
回可能に軸支されたチャック回転ホルダと、該チャック
回転ホルダを旋回させるロータリアクチュエータと、前
記チ ャック回転ホルダの旋回角度を調整する角度調整ユ
ニットと、前記チャック回転ホルダを前記プレス本体の
方向に進退させるスライド機構と、前記チャック回転ホ
ルダを回転して前記リング状金物を回転させる角度割出
しモータとを備えて構成する。また、前記コントローラ
は、前記ロボットを制御して前記リング状金物を前記位
置決め機構の所定位置に移動させ、前記ロータリアクチ
ュエータを制御して前記チャック回転ホルダを旋回させ
て前記チャック爪を前記所定位置の前記リング状金物に
対向させ、前記リング状金物の穴に前記チャック爪を挿
着させて前記リング状金物を受け取った後、前記ロータ
リアクチュエータを駆動して前記チャック爪を水平にす
ると共に、前記角度調整ユニットを制御して前記リング
状金物の円錐面を水平に調整し、次いでスライド機構を
制御して前記リング状金物を前記プレス本体の所定位置
に位置決めした後、前記プレス本体のプレスストローク
数に応じて前記角度割出しモータを駆動して前記リング
状金物を一回転させる機能を有して構成することを特徴
とする。 この場合において、前記ロボットは、前記リン
グ状金物を把持する前記ワークチャックを2つ備え、前
記位置決め機構は、2つの前記ワークチャックに把持さ
れた前記リング状金物を受け取る前記チャック回転ホル
ダを2つ備え、該2つのチャック回転ホルダに対して前
記ロータリアクチュエータと前記角度調整ユニットと前
記スライド機構と前記角度割出しモータとが共通に設け
られてなる構成とすれば、一層高速化できる。 また、前
記ロボットは、前記ワークチャックがそれぞれ先端に2
つずつ設けられた水平旋回する二叉のローダアームを具
備し、一方のローダアームが前記位置決め機構の所定位
置にあるとき、他方のローダアームは前記ロボットに前
記リング状金物を供給するワークセット機構の位置にあ
る構成とすることができる。 この場合において、前記ワ
ークセット機構は、前記リング状金物が転がって搬送さ
れるワークシュートから落下される前記リング状金物を
2個ずつ着座させ、該着座された2個の前記リング状金
物を把持して前記ロボットへの受渡し位置に移動する機
構を備えて構成することができる
【作用】本発明によれば、ロボットは軸の先端に設けた
ワークチャックでリング状金物を把持し、プレス本体側
へ移動してワークチャックをX軸廻りに回転し、リング
状金物をインデックスのチャック回転ホルダ対向させ
る。インデックス(位置決め機構)はチャック回転ホル
ダの先端に設けたチャック爪でリング状金物を保持し、
ロータリアクチュエータにより0°位置より90°位置
へ旋回させる。リング状金物の加工面が円錐面である
ら、角度調整ユニットにより円錐面が水平によるように
調整する。プレス本体によるプレス加工が開始され
、プレスストローク数がカウントされ設定されたプ
レスストローク数でコントローラから出力信号が発信さ
れる。その出力信号はインデックスの角度割出しモータ
に入力され、角度割出しモータによりチャック回転ホル
ダを介してその先端に把持されたリング状金物の回転角
度位置を割出すと共に、設定されたプレスストローク数
で1回転される。また、プレス本体のクランク軸が角度
割出しモータと同期して回転されて異常の際にクランク
軸が停止される。リング状金物の窓明け加工が完了する
と、窓明け加工されたリング状金物は原点位置に復帰さ
れ、上部の所定位置に旋回されてロボットのワークチャ
ックに把持され所定の場所へ排出される。
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照しながら説明
する。図1に示すように、リング状金物1を保持しX軸
及びZ軸方向に駆動可能なロボット2と、リング状金物
1の加工面に一つ以上の窓をプレス加工するプレス本体
7と、ロボット2よりリング状金物1を受け取りほぼ9
0°旋回させてプレス本体7へ位置決めするインデック
ス(位置決め機構)3と、インデックス3を塔載し水平
方向に摺動させるとともに上下動するインデックス架台
本体(スライド機構)5と、インデックス架台本体5を
支持する本体架台6と、ロボット2及びインデックス3
などを制御する複数のコントローラとよりなり、インデ
ックス3に、ロボット2より受け取ったリング状金物1
をプレス本体7へ旋回するロータリアクチュエータ31
と、リング状金物1の加工面を水平位置に調整する角度
調整ユニット34と、リング状金物1をプレス本体7の
プレスストロークに応じて回転させるチャック回転ホル
30と、チャック回転ホルダ30を駆動する図示しな
い角度割出しモータと、角度調整ユニット34を駆動す
るサーボモータ32とを備え、図示しないコントローラ
は、チャック回転ホルダを駆動する角度割出しモータと
プレス本体7との間に、プレスストローク数をカウント
し予め設定されたプレスストローク数でチャック回転ホ
ルダを一回転させる図示しない制御機構を具備した構成
とする。インデックス架台5は、上面に1対のリニアガ
イド36を固定するとともに、上部にスライド用モータ
38とボールネジ37とを支持し、2対の架台スライド
用ユニット52により本体架台6上に支持され、2対の
架台スライドユニット52の間に設けられたタイミング
ベルト51を介して2対の架台スライドユニット52に
より上下動作する構造である。そしてリング状金物1の
スクラップ排出コンベア80がプレス本体7の下方に設
けられている。ロボット2は、図2に示すZ軸ロボット
モジュール201とY軸ロボットモジュール202と角
度割出しモータ20とよりなり、ロボットモジュールコ
ントローラ200により制御され、ワークチャック21
をX軸方向に水平移動させるとともに、Z軸方向に上下
動させてワークチャック21に保持したリング状金物1
をインデックス3に対向させ、上下方向に設けられた二
つのワークチャック21を軸22によりX軸廻りに18
0°回転させていずれか一方のワークチャック21の保
持するリング状金物1をインデックス3に引継ぐ。そし
てロボット用架台26にソレノイドバルブ及びレギュレ
ータ用など空気系統機器が収納され、端子ボックス25
が隣接されている。インデックス3は、図2に示すイン
デックス位置決めコントローラ300に制御され、図3
及び図4に示すように、リング状金物1をロボットのワ
ークチャックより受け取って保持するチャック回転ホル
ダ30と、チャック回転ホルダ30の先端にリング状金
物1を挿着させるワークチャックエアシリンダ40と、
チャック回転ホルダ30をB方向に90°旋回させるロ
ータリアクチュエータ31と、チャック回転ホルダ30
を90°の角度(水平位置)に固定する固定ロックシリ
ンダ33と、リング状金物1の加工面が円錐状の角度を
有する場合に円錐面が水平になるようにチャック回転ホ
ルダ30の角度を調整するボールネジ式角度調整ユニ
ト34と、度調整ユニット34を駆動する角度設定
用サーボモータ32と、チャック回転ホルダ30をプレ
ス本体のプレスストローク数で1回転させる角度割出し
モータ41と、各機構を塔載するスライドプレート35
を1対のリニアガイド36にガイドされながらボールネ
ジ37を介してC方向の設定位置へ動作させるスライド
用サーボモータ38とよりなる構造である。そして、角
度調整ユニット34は、図4及び図5に示すように、モ
ータブラケット34eに固定された角度設定用サーボモ
ータ32により駆動されるボールネジ34aと、ボール
ネジ34aの両側に設けたガイド34bと、ガイド34
bに台座を介して支持されるワーク・ダイス間クリアラ
ンス調整機構34cとよりなり、ボールネジ34aが回
転するとワーク・ダイス間クリアランス調整機構34c
がガイド34bに沿って移動し、例えば、上方に移動す
ると回転軸Eを中心にしてチャック回転ホルダ30が下
方に向けて回転し、リング状金物1の加工面を金型下部
に対して水平方向に調整する構造であり、その回転の自
由度が回転軸F,Gによって与えられる。なおワーク・
ダイス間調整機構は、リング状金物がプレス本体の金型
下部のダイスに接触してリング状金物の回転に支障を与
えないように、スプリングとストッパの働きによりリン
グ状金物とダイス間に微小の間隙を与える機構である。
次にインデックスのチャック回転ホルダでリング状金物
を保持する構造を図6〜図8を参照しながら説明する。
チャック爪39は、チャック回転ホルダ30の軸方向に
内蔵されその先端にチャック背板42が係合している。
チャック爪39は中空状で薄肉部39aを有し、薄肉部
39aを介して二つ割れに形成された爪部39bと接続
している。この爪部39bのそれぞれのテーパ39cが
通常、チャック背板42のテーパ42aに挿入されてそ
れぞれの爪部39bが軸中心で接しており、その先端の
突起部39dがチャック背板42より突出している。図
8に示すように、リング状金物1を保持する場合は、リ
ング状金物1を爪部39bの突起部39dに挿着し、ワ
ークチャックエアシリンダ40によりチャックカムシャ
フト43を介してチャック爪39を後退させることによ
り、チャック背板42のテーパ42aと爪部39bのテ
ーパ39cとの係合が解除され、爪部39bのそれぞれ
が薄肉部39aのばね力により軸中心より離間して拡大
し、爪部39bの突起部39dがリング状金物1に係合
し保持するようになっている。したがってリング状金物
1の一方側の端面に突起部39dを挿通できる穴を穿設
しておく必要がある。一方、カムハウジング35に、カ
ム機構45が内蔵され、チャック爪39に保持されたリ
ング状金物1を加工する窓明けピッチ、つまりプレスス
トローク数に合わせて角度割出しモータ41を1回転す
ると、1回転ロックエアシリンダ46によりチャックカ
ムシャフト43の回転をロックする。つぎにインデック
スの動作を図3を参照しながら説明する。 (a)リング状金物1を供給時の姿勢は、ロータリアク
チュエータ31を介して90°旋回した状態とし、この
状態でリング状金物1をプレス本体へ供給する。 (b)リング状金物1の供給が終了すると、角度設定用
サーボモータ32によりリング状金物1の加工面が円錐
面を有する場合はその面と平行になるようにボールネジ
式角度調整ユニットを介して設定された位置まで動作す
る。 (c)つぎにスライド用サーボモータ38により、C方
向にボールネジ37を介して設定された位置まで動作す
る。 (d)プレス加工中は、設定されたプレスストローク数
で角度割出しモータ41が1回転し、リング状金物1を
回転する。 (e)プレス加工が終了すると、スライド用サーボモー
タ38によりボールネジ37を介して設定された原点位
置まで動作する。 (f)角度設定用サーボモータ32により、ボールネジ
式角度調整ユニットを介して設定された原点位置まで動
作する。 (g)固定ロックシリンダ33を解除し、ロータリアク
チュエータ31を介して上部の0°の所定位置に旋回
し、リング状金物1をロボットへ排出する。つぎに図9
〜図10を参照しながらインデックスの角度割出しモー
タとプレス本体との間の信号の流れを説明する。プレス
本体7では、プレス駆動用モータ71でフライホイール
72を回転させ、プレスクランク軸73により、タイミ
ングベルト74を介して歯付きプーリ75とレゾルバ8
0付きの歯付プーリ76とを1:1の比で伝動する。図
2に示すプレス電装ボックス400にレゾルバシーケン
サ77と角度割出しモータ用ドライバ78とよりなる制
御機構を収納し、角度割出しモータ用ドライバ78に予
め設定されたプレスストローク数をプログラム入力して
おき、プレスクランク軸73の回転角度が240〜28
0°の間に、レゾルバシーケンサ77をONし角度割出
しモータスタート信号を出力する。この信号が角度割出
しモータ用ドライバ78に入力され、各チャンネルのプ
ログラムで処理されて角度割出しモータ41を予め設定
されたプレスストローク数で一回転させる。つまりプレ
スストローク数は、カウンタ79で2桁のカウント数に
より設定され、設定されたプレスストローク数で角度割
出しモータ41を一回転させ、チャック回転ホルダに把
持されたリング状金物を一回転させるようになってい
る。上述したように、図1〜10を用いて説明した実施
例の窓明けプレスシステムの全体動作は以下のようにな
る。まず、ワークのリング状金物1は、ロボット2のワ
ークチャック21に把持され、ロボット2が動作してワ
ークチャック21を水平なX軸方向と垂直なZ軸方向に
移動させながら、リング状金物1をインデックス機構3
の上方に搬送する。このとき、インデックス機構3のチ
ャック回転ホルダ30は、図3のB方向旋回によりチャ
ック爪39を上方にして待機している。ロボット2の動
作によって、ワークチャック21に保持されたリング状
金物1の端面に穿設された穴がチャック爪39の爪部3
9bに挿通されると、ワークチャックエアシリンダ40
が動作して、図8に示すように、リング状金物1を突起
部39dとチャック背板42とにより挟持する。次い
で、インデックス機構3は、チャック回転ホルダ30を
図3のB方向に旋回させてリング状金物1の加工面を水
平に保持する。つまり、図4で説明したように、チャッ
ク回転ホルダ30の角度を調整する角度調整ユニット3
4等が動作して、リング状金物1の加工面の円錐面を水
平にする。このようにして、インデックス機構3のチャ
ック回転ホルダ30に保持されたリング状金物1は、ス
ライド用サーボモータ38等の作用により図3のC方向
に移動され、プレス本体7の加工位置に位置決めされ
る。リング状金物1が位置決めされると、チャック回転
ホルダ30の回転角度割出しモータ41によってリング
状金物1が回転され、予め設定された一以上の角度位置
に送って窓明け加工が行なわれる。窓明け加工が進み、
プレスストロークのカウント数が所定のプレスストロー
ク数に達したことにより、リング状金物1が一回転した
ことを検知し、一のリング状金物1に対する窓明け加工
を終了する。窓明け加工が終了すると、チャック回転ホ
ルダ30は、上述の逆の動作によりリング状金物1をロ
ボット2のワークチャック21に戻し、次のワークのリ
ング状金物1をロボット2から受けとって、同様の動作
により窓明け加工が連続して行なわれ る。本発明の他の
実施例を図11及び図12を参照しながら説明する。本
実施例の図1に示す実施例との相違点は、搬送機構を追
加し、ロボット及びインデックス機構(位置決め機構)
の構造が異なるものである。図11及び図12に示すよ
うに、複数のリング状金物(ワーク)1を連続して搬送
する搬送機構120を付設する。また、ロボット8は、
搬送された二つ以上のリング状金物1を把持し所定位置
へ水平旋回又は上下動するほぼ90°に形成された二叉
のローダアーム81a,81bを有する。プレス本体7
は、各リング状金物1の加工面に一つ以上の窓をプレス
加工が可能である。ツインインデックス10は、ロボッ
ト8より各リング状金物1を受け取りほぼ90°旋回さ
せてプレス本体7へ位置決めする。インデックス架台本
体5は、ツインインデックス10を塔載し水平方向に摺
動させるとともに上下動させる。更に、本実施例は、
ンデックス架台本体5を支持する本体架台6と、搬送機
構120、ロボット8及びツインインデックス10等を
制御する複数のコントローラ(図示しない)とを有して
構成される。プレス本体7、インデックス架台本体5及
び本体架台6は、図1に示す実施例と基本的には同一構
造のものである。搬送機構は図12〜図16に示すよう
に、ワーク1は、複数のワーク1を貯留しかつ供給する
パーツフィーダ121より供給用シュート122を経由
して垂直エレベータコンベア123へ搬送されて整列
し、垂直エレベータコンベア123により上昇しその出
口よりワークシュート124へ自重で転がり供給され
る。ワーク1がワークシュート124内で一定量になる
と光電スイッチ125で検出し、パーツフィーダ121
と垂直エレベータコンベア123とを停止する。ワーク
シュート124のワーク1の搬送方向の一端にワークセ
ット機構130が接続されており、ワークシュート12
4の傾斜面を移動したワーク1がワークセット機構13
0のストッパ131に当接して停止すると、停止したワ
ーク1より手前に3個目のワーク1Cをワーク押え13
2で押え、エアシリンダ133によりスライドプレート
134を矢印H方向に引くと同時に、2個のワーク1
a,1bがワークガイドプレート135とともに下降
し、仕切ガイドプレート136の凹部136aに着座す
る。図16〜図18に示すように、ワークセット機構1
30に旋回自在でかつ水平移動可能に設けたロータリー
アクチュエータ138の先端のワークアダプタ137
を、矢印G方向にエアシリンダ142により前進すると
同時に、モータ140によりスライドプレート141を
一定時間回転し、ワーク1のスライド穴1Aに大ピン1
39aを先に挿入する。ついで小ピン139bを圧縮バ
ネ(図示しない)によりスライド穴1Bに挿入する。小
ピン139bがスライド穴1Bに挿入されると位置決め
が終了し、ロータリーアクチュエータ138が上方に9
0°旋回し、ワーク1が図示のJ位置になって次の搬送
まで待機する。ロボット8は図11及び図12に示すよ
うに、二叉のローダアーム81a,81bと、ローダア
ーム81a,81bを上下動及び水平旋回させる移動機
構82とよりなり、角度割出しモータ20により駆動さ
れる。ローダアーム81の下面には2つのチャック爪8
3が設けてあり、ロータリーアクチュエータ138によ
り上方に保持されたワーク1を把持して90°水平旋回
又は上下動し、ワーク1をツインインデックス10に渡
す。ワーク1はプレス本体7により窓明け加工が完了す
ると、一方の例えばローダアーム81bに把持されて所
定の場所に排出され、他方のローダアーム81aが新た
なワーク1を把持するようになる。ツインインデックス
10は図19〜図21に示すように、ワーク1を着座さ
せるチャック背板11を有し、ワーク1を着座させると
同時にエアシリンダ101を引くと圧縮ばね13の力に
よりインデックスチャック爪14が移動し、ワーク1を
把持する。ついでエア継手12を経由して圧縮空気を送
り、ワーク1がチャック背板11に適正に着座したか否
かを圧縮空気の背圧を利用して確認する。そして位置決
めモータ102によりタイミングベルト17を介してタ
イミングプーリ16a,16bを同期して回転してい
る。図22はツインインデックス10の全体構造を示
し、符号31〜38の部材は図3に示す部材とほぼ同一
機構を有するものであり、前記の動作は図23〜図25
のブロック図に示してある。本実施例によれば、ロボッ
ト及びインデックス等がサーボモータにより駆動される
ため、リング状金物の加工がほぼ3倍に高速化されると
ともに、プレス本体のプレスストローク数をカウント
し、設定されたプレスストローク数でリング状金物を1
回転するように構成されているため、コンピュータのプ
ログラム変更により多品種、小ロット生産を容易にする
ことができるとともに、リング状金物の種類ごとの条件
などのセット時間の短縮及び窓明け加工精度の向上を図
ることができる。また2個以上のリング状金物、例えば
自動車用ワンウエイクラッチのスプラグ保持器の外側保
持器と内側保持器とを同時加工することができる。本発
明による窓明けプレスシステムを、円錐ころ軸受保持
器、円筒ころ軸受保持器、自動車用ワンウェイクラッチ
用スプラグ保持器及びその他のリング状金物等の窓明け
プレス加工に用いることにより、前記と同様な効果を得
ることができ、高速プレス、高精度位置決めインデック
ス及びリング状金物供給・排出ロボットの一体化による
完全自動化を達成することができる。
【発明の効果】本発明によれば、位置決め機構をモータ
駆動するとともに、コントローラにより予め設定された
プレスストローク数でリング状金物を一回転させるよう
にしているため、窓明け加工工程が高速化され、かつ窓
明け加工精度が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1のコントロールシステムを示す系統図であ
る。
【図3】図1のインデックスを示す斜視図である。
【図4】図1のインデックスの側面図である。
【図5】図4の一部を拡大した斜視図である。
【図6】インデックスの平面断面図である。
【図7】インデックスのチャック爪の動作を説明する図
である。
【図8】インデックスのチャック爪の動作を説明する図
である。
【図9】プレス本体とインデックスとの信号の流れを示
す図である。
【図10】制御機構の動作を説明する図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図12】搬送機構及びロボットを示す平面図である。
【図13】ワークセット機構を示す斜視図である。
【図14】ワークセット機構を示す斜視図である。
【図15】ワークセット機構の要部を示す平面図であ
る。
【図16】ワークセット機構の正面図である。
【図17】ワークセット機構の側面図である。
【図18】ワークセット機構の平面図である。
【図19】ツインインデックスの平面図である。
【図20】ツインインデックスの側面断面図である。
【図21】ツインインデックスの正面図である。
【図22】ツインインデックスの斜視図である。
【図23】図11に示す実施例の動作を説明するブロッ
ク図である。
【図24】図11に示す実施例の動作を説明するブロッ
ク図である。
【図25】図11に示す実施例の動作を説明するブロッ
ク図である。
【図26】従来の機械式インデックス装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 リング状金物 2 ロボット 3 インデックス(位置決め機構) 5 インデックス架台本体 6 本体架台 7 プレス本体 8 ロボット 10 ツインインデック 30 チャック回転ホル 31 ロータリアクチュエー 32 角度設定用サーボモータ 34 角度調整ユニット 41 角度割出しモータ 77 レゾルバシーケン 78 角度割出しモータ用ドライ 81 ローダアーム 120 搬送機構 130 ワークセット機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/00 B21D 28/04 B21D 28/36 B21D 28/30 B21D 43/00 B21D 53/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状のリング状金物をワークチャック
    により把持して移動するロボットと、該リング状金物の
    円錐面に少なくとも一つの窓をプレス加工するプレス本
    体と、前記ロボットより前記リング状金物を受け取り前
    記プレス本体に位置決めする位置決め機構と、該位置決
    め機構及び前記ロボットを制御するコントローラとを備
    え、 前記位置決め機構前記リング状金物の一方の端面に
    穿設された穴に係合するチャック爪を先端に有し鉛直面
    内で旋回可能に軸支されたチャック回転ホルダと、該チ
    ャック回転ホルダを旋回させるロータリアクチュエータ
    と、前記チャック回転ホルダの旋回角度を調整する角度
    調整ユニットと、前記チャック回転ホルダを前記プレス
    本体の方向に進退させるスライド機構と、前記チャック
    回転ホルダを回転して前記リング状金物を回転させる角
    度割出しモータとを備え、 前記コントローラは、前記ロボットを制御して前記リン
    グ状金物を前記位置決め機構の所定位置に移動させ、前
    記ロータリアクチュエータを制御して前記チャック回転
    ホルダを旋回させて前記チャック爪を前記所定位置の前
    記リング状金物に対向させ、前記リング状金物の穴に前
    記チャック爪を挿着させて前記リング状金物を受け取っ
    た後、前記ロータリアクチュエータを駆動して前記チャ
    ック爪を水平にすると共に、前記角度調整ユニットを制
    御して前記リング状金物の円錐面を水平に調整し、次い
    でスライド機構を制御して前記リング状金物を前記プレ
    ス本体の所定位置に位置決めした後、前記プレス本体の
    プレスストローク数に応じて前記角度割出しモータを駆
    動して前記リング状金物を一回転させる機能を有してな
    ことを特徴とする窓明けプレスシステム。
  2. 【請求項2】 前記ロボットは、前記リング状金物を把
    持する前記ワークチャックを2つ備え、 前記位置決め機構は、2つの前記ワークチャックに把持
    された前記リング状金物を受け取る前記チャック回転ホ
    ルダを2つ備え、該2つのチャック回転ホルダに対して
    前記ロータリアクチュエータと前記角度調整ユニットと
    前記スライド機 構と前記角度割出しモータとが共通に設
    けられてなることを特徴とする請求項1に記載の 窓明け
    プレスシステム。
  3. 【請求項3】 前記ロボットは、前記ワークチャックが
    それぞれ先端に2つずつ設けられた水平旋回する二叉の
    ローダアームを具備し、一方のローダアームが前記位置
    決め機構の所定位置にあるとき、他方のローダアームは
    前記ロボットに前記リング状金物を供給するワークセッ
    ト機構の位置にあることを特徴とする請求項2に記載の
    窓明けプレスシステム。
  4. 【請求項4】 前記ワークセット機構は、前記リング状
    金物が転がって搬送されるワークシュートから落下され
    る前記リング状金物を2個ずつ着座させ、該着座された
    2個の前記リング状金物を把持して前記ロボットへの受
    渡し位置に移動する機構を備えてなることを特徴とする
    請求項3に記載の窓明けプレスシステム。
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