JPH04164532A - スラストメタル組付装置 - Google Patents

スラストメタル組付装置

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JPH04164532A
JPH04164532A JP28975590A JP28975590A JPH04164532A JP H04164532 A JPH04164532 A JP H04164532A JP 28975590 A JP28975590 A JP 28975590A JP 28975590 A JP28975590 A JP 28975590A JP H04164532 A JPH04164532 A JP H04164532A
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pushing
thrust
metal
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Mitsumoto Inokuchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシリンダブロックにクランクシャフトを組み付
ける際にそれ等の間にスラストメタルを挿入する装置に
関するものである。
従来の技術 エンジンのシリンダブロックは、クランクシャフトのジ
ャーナル部を軸心まわりの回転可能に支持する軸受部を
有しているが、メインジャーナル部を支持する軸受部は
、クランクシャフトに作用するスラスト方向の力を受は
止めて軸方向位置を位置決めする機能も併せて備えてお
り、その軸受部の両側面には溝が形成されてクランクア
ーム部との間にスラストメタルが介挿されるようになっ
ているのが普通である。上記シリンダブロックの軸受部
には、通常、ジャーナル部の径寸法に対応した半円形状
の凹みが設けられており、その軸受部にジャーナル部が
挿入された状態において、同じく半円形状の凹みが設け
られたキャンプが組み合わされることにより、そのジャ
ーナル部を回転可能に支持するように構成される。また
、前記スラストメタルも半円弧形状に2分割され、シリ
ンダブロックの軸受部にジャーナル部が挿入された状態
において、その軸受部の側面とクランクアーム部との間
に前記溝によって形成される隙間に、半円弧形状を成す
一方のスラストメタルを挿入して組み付け、キャップを
組み付ける際に他方のスラストメタルを組み付けるよう
になっている。
ここで、上記一方のスラストメタルをシリンダブロック
の軸受部とクランクアーム部との間の隙間に挿入する場
合、スラストメタルの板厚は2m程度と薄く、また、傷
付不可などの条件もあって自動化が難しいため、従来は
、ジャーナル部が軸受部に載置されたクランクシャフト
を作業者が軸心まわりに揺動させながら親指でスラスト
メタルを押し込むようにしていた。しかしながら、この
ような薄肉のスラストメタルを僅かな隙間に押し込む作
業は面倒で煩わしいとともに、長時間の作業により親指
が痛くなるなど、作業者にとって必ずしも楽なものでは
なく、また、省人化を図る上でもその自動組付化が強く
望まれており、圧力エアなどによりスラストメタルをク
ランクアーム部に押圧しつつクランクシャフトを軸心ま
わりに回転させ、スラストメタルとクランクアーム部と
の間の摩擦によりスラストメタルを連れ回りさせて軸受
部との間の隙間に挿入する組付装置が考えられている。
第7図乃至第9図に示されている装置はその一例であり
、挿入ツール56に形成された溝76a。
76bが接続ポート80a、80bを介して真空回路8
2に接続されることによって負圧とされることにより、
両側面74a、74bにそれぞれスラストメタル68が
吸着され、昇降シリンダ60によりクランクシャフト1
6のクランクアーム部62aと62bとの間へ搬入され
る。そして、その状態でエア回路の切換弁が切り換えら
れ、上記溝76a、76bが加圧回路84に接続される
ことにより、スラストメタル68は圧力エアのエア圧に
従ってクランクアーム部62a、62bに押圧され、そ
の状態でクランクシャフト16が軸心0まわりに回転駆
動されると、スラストメタル68はクランクアーム部6
2a、62bとの間の摩擦によって連れ回りさせられ、
隙間66a、66b内へ挿入される。
かかる組付装置においては、クランクアーム部とスラス
トメタルとの間の摩擦によってスラストメタルが隙間内
に挿入されるため、その挿入時にスラストメタルに傷が
付いたり変形したりする恐れが殆どなく、スラストメタ
ルの自動組付化が可能となる: 発明が解決しようとする課題 しかしながら、このようにスラストメタルとクランクア
ーム部との間の摩擦によりスラストメタルを連れ回りさ
せて隙間内に挿入する装置においては、クランクアーム
部とスラストメタルとの間の摩擦係数や隙間寸法の僅か
なばらつきがスラストメタルの挿入に大きく影響し、特
に軸受部側面とスラストメタルとの接触面積が大きくな
ってそれ等の摩擦による挿入抵抗が増大する挿入後半に
おいて、挿入不能となったり挿入時間が長くなったりす
るなどの問題があり、必ずしも充分な信較性が得られな
かった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その
目的とするところは、スラストメタルを短時間で確実に
挿入できるようにすることにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためには、予め一端部が隙間内に
挿入されたスラストメタルの後半部分の挿入を、スラス
トメタルの他端部に押込部材を係合させて機械的に行う
ようにすれば良く、本発明は、半円形状に凹んだ軸受部
を有するシリンダブロックにクランクシャフトを組み付
ける際に、その軸受部にクランクシャフトのジャーナル
部が挿入されることにより、その軸受部の側面に前記半
円形状に沿って設けられた半円弧形状の溝によってクラ
ンクアーム部との間に形成される隙間に、その溝に対応
する半円弧形状のスラストメタルを挿入するに際して、
予め一端部がその隙間に挿入されたスラストメタルを他
端部まで押し込む装置であって、(a)前記ジャーナル
部を挟んで前記軸受部と反対側に配設され、先端部がそ
のジャーナル部に向かって前記スラストメタルと係合可
能な位置まで突き出している押込部材と、ら)その押込
部材の先端部が、前記ジャーナル部の外周面に略沿って
円弧運動するように、その押込部材を移動させる駆動装
置とを有することを特徴とする。
作用 このようなスラストメタル組付袋!においては、軸受部
とクランクアーム部との間の隙間に予め一端部が挿入さ
れたスラストメタルは、駆動装置によってジャーナル部
の外周面に略沿って円弧運動させられる押込部材の先端
部が上記隙間がら突き出している他端部と係合させられ
ることにより、その押込部材の円弧運動に伴ってその隙
間内に機械的に押し込まれる。
ここで、スラストメタルの一端部は予め隙間内に挿入さ
れているため、上記のように機械的にスラストメタルを
押し込んでもクランクアーム部と軸受部との間で案内さ
れ、スラストメタルが変形することは殆どない。すなわ
ち、スラストメタルを機械的に組み付ける時に変形し易
いのは、そのスラストメタルを隙間内に挿入する際に、
その前端部が軸受部の上面に当接した場合でも無理に押
し込もうとするためであり、本発明のように予め一端部
が隙間内に挿入されているスラストメタルを機械的に押
し込む場合には、その押込みによってスラストメタルが
変形する恐れは殆どないのである。
また、スラストメタルの一端部を予め隙間内に挿入して
おく手段は、前述したように圧力エアなどによりスラス
トメタルをクランクアーム部に押圧しつつクランクシャ
フトを回転させる方法が好適に採用されるが、他の自動
挿入手段を用いたり、作業者が手作業で挿入したりする
ようになっていても差支えない。
発明の効果 このように、本発明のスラストメタル組付装置によれば
、押込部材によってスラストメタルが機械的に隙間内に
押し込まれるため、短時間で確実に組み付けることがで
きるようになり、サイクルタイムが短くなるとともに高
い信転性が得られるようになる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、クランクシャフト組付袋210およびキャッ
プ組付装置工2が並んで配設された組付ラインの斜視図
であり、それ等の岨付装置工0および12の前には、シ
リンダブロック14.クランクシャフト16.および上
記シリンダブロック14に組み付けられる複数のキャッ
プ18が載置されたバレット20を搬送する搬送装置2
2が設けられている。パレット20は、上記組付装置1
0、工2の前においてそれぞれ予め定められた停止位置
で位置決め停止させられるようになっている。
クランクシャフト組付装置10は、その正面図を示す第
2図および右側面図を示す第3図から明らかなようにチ
ャックユニット24を備えており、そのチャックユニッ
ト24はZ軸移動装置26に支持されて上下方向へ移動
させられるとともに、Z軸移動装置26はX軸移動装置
28に支持されて略水平なY軸方向、具体的には第2図
の左右方向へ移動させられる。また、そのX軸移動装置
28はX軸移動装置30に支持され、略水平で上記Y軸
と直角なX軸方向、すなわち第2図の紙面に垂直な前後
方向へ移動させられる。前記シリンダブロックエ4およ
びクランクシャフト16は、上記Y軸方向と平行な姿勢
でパレッ1−20上に載置されている。
上記各移動装置26,28.30は、それぞれサーボモ
ータMl、M2.M3 (MlおよびM3は第1図参照
)を備えており、ボールねじが回転駆動されることによ
りガイドロッド若しくはガイドレールをガイドとして直
線移動させるようになっている。また、Z軸移動装置2
6は、ピストンロッド32が前記チャックユニット24
に連結されたエアシリンダ34を備えており、そのビス
トンロッド32は圧力エアによって常時上方へ付勢され
ているとともに、上記ボールねじに螺合されて上下移動
させられるようになっている。なお、X軸移動装置30
は、位置固定に配設された一対の支持アーム36上に配
設されている。
上記チャックユニット24は、前記Z軸移動装置26に
固設されたY軸方向に長い本体フレーム38を備えてお
り、その本体フレーム38の両端部には、クランクシャ
フト16をY軸方向と平行な姿勢で支持するチャック装
置40.42が配設されている。チャ・ツク装置40.
42はそれぞれエアシリンダを備えて構成されており、
圧力エアによって各係合部が内側へ突き出されることに
より、クランクシャフト16の両端部と係合させられて
、そのクランクシャフト16を位置決めしつつ軸心まわ
りの回転可能に支持する。
クランクシャフト16のフロント側、すなわち第2図に
おける左側の端部を支持するチャック装置42には、ク
ランクシャフト16と相対回転不能に係合させられる係
合リング44が配設されているとともに、その係合リン
グ44はブレーキ付モータM4によって一方向、すなわ
ち第2図における左側から見て右まわりに回転駆動され
る。係合リング44は、クランクシャフト16のフロン
ト側端部外周面に軸心と平行に設けられたキー溝と係合
させられるキーを備えており、常には図示しないスプリ
ングによって第2図の右方向へ付勢されているが、チャ
ック装置42によるクランクシャフト16の支持状態に
おいてキー溝内にキーが入っていない場合には、スプリ
ングの付勢力に抗して左方向へ相対移動させられる。第
2図の係合リング44は、キー溝内にキーが挿入されて
相対回転不能に係合させられた状態であり、このことは
近接スイッチSWIによって検知される。
上記チャック装置40.42によりクランクシャフト1
6をチャックした状態において、停電などにより電磁切
換弁が誤動作し、圧力エアの供給が遮断された場合でも
チャック状態が維持されるように、チャック保持装置4
6.48が設けられている。一方のチャック保持装置4
6は、第2図の■−■断面を示す第6図に示されている
ように、上記チャック装置40.42に供給されるエア
回路と同系統の圧力エアによって常には上方へ抜かれて
いるが、圧力エアの供給が遮断した場合には内蔵したス
プリングによって下方へ突き出される保持ビン50を備
えており、その保持ピン50がチャック装置40の作動
に伴って移動させられるロッド52の切欠に係合させら
れることにより、チャック装置40によるクランクシャ
フト16の保持状態が維持される。他方のチャック保持
装置48も同様に構成されている。
また、かかるチャックユニット24には、前記パレット
20上のクランクシャフト16の有無を検出するための
近接スイッチSW2.クランクシャフト16のクランク
アーム部が略水平か否かを検出するための光電スイッチ
SW3. シリンダブロック14の有無を検出するため
の近接スイッチSW4がそれぞれ配設されている。これ
等のスイッチSW2.SW3.SW4は、チャックユニ
ット24の左側面図を示す第4図、第2図のV−V断面
を示す第5図、第2図のVl−VI断面を示す第6図に
も示されている。光電スイッチSW3は、一対の投光器
53aおよび受光器53bにて構成されている。
一方、前記本体フレーム38のY軸方向における中間部
、具体的には前記チャック装置40.42によるクラン
クシャフト16のチャック状態において、そのクランク
シャフト16の中央のジャーナル部(メインジャーナル
部)54の真上となる位置には、挿入ツール56が下向
きの姿勢で配設されている。挿入ツール56は、第2図
の■−■断面を示す第7図およびその第7図の■−■断
面を示す第8図に詳しく示されているように、−対のガ
イドロッド58によって本体フレーム38に上下方向、
すなわちZ軸方向の移動可能に取り付けられているとと
もに、昇降シリンダ60によって上下移動させられるよ
うになっている。
挿入ツール56は、メインジャーナル部54の両側に位
置するクランクアーム部62a、62bとシリンダブロ
ック14の軸受部64との間の隙間66a、66bに、
それぞれアッパスラストメタル(以下、単にスラストメ
タルという)68を挿入するためのものである。すなわ
ち、シリンダブロック14には、上端面が半円形状に凹
まされた軸受部64が設けられて、その軸受部64によ
りメインジャーナル部54は軸心0まわりの回転可能に
支持されるとともに、その軸受部64の上部両側面には
上記半円形状に沿って半円弧形状の溝70a、70bが
形成され、それ等の溝70a。
70bによってクランクアーム部62a、62bとの間
に隙間66a、66bが形成されるようになっているの
である。そして、それ等の隙間66a、66b内に、上
記溝70a、70bに対応する半円弧形状のスラストメ
タル68が挿入ツール56を用いてそれぞれ挿入される
。なお、軸受部64には、半円筒形状を成すクランクシ
ャフトへアリング72が予め装着されている。また、第
7図および第8図は、クランクシャフト16が軸受部6
4から少し持ち上げられた状態である。
上記挿入ツール56は、前記一対のクランクアーム部6
2aと62bとの間に挿入され得るように、メインジャ
ーナル部54の軸方向寸法から2枚のスラストメタル6
8の板厚を差し引いた寸法より小さい肉厚の板状を成し
ているとともに、その先端は、メインジャーナル部54
の外周面に対応する凹の半円形状を成している。また、
前記チャック装置40.42によってクランクシャフト
16が保持された状態において、挿入ツール56が前記
昇降シリンダ60によって下降させられると、その挿入
ツール56は、先端がメインジャーナル部54の外周面
に近接させられ、凹の半円形状が軸心0と略同心となる
挿入位置に位置させられる。
挿入ツール56の両側面、すなわちクランクシャフト1
6のフロント側に位置する左側面74aおよびリヤ側に
位置する右側面74bの先端部分には、それぞれその先
端の半円形状に沿って溝76a、76bが設けられてい
る。これ等の溝76a、76bは、それぞれ周方向にお
いて4つに分断して形成されており、4本ずつの連通路
78a。
78bを介して2個ずフ設けられた接続ボート80a、
80bに連通させられている。接続ボート80a、80
bには、第9図に示されているエア回路が接続されてお
り、4個のソレノイド5QL1〜4がそれぞれ励磁され
て切換弁が切り換えられることにより、接続ボート80
a、80bはそれぞれ独立に真空回路82.加圧回路8
4に接続される。
上記真空回路82は真空ポンプを備えて構成されており
、接続ボート80a、80bを介して前記溝76a、7
6b内が負圧とされることにより、挿入ツール56の両
側面74a、74bの先端部にスラストメタル68が吸
着されて保持される。
スラストメタル68は、第3図に示されているメタル供
給装置86から挿入ツール56に受は渡されるようにな
っており、メタル供給装置86は第10図に示されてい
るように、一対のスラストメタル68を挿入ツール56
の板厚と略等しい寸法だけ離間した位置において、上側
に凸となる姿勢で吸着して保持する受渡し治具88を備
えている。
上記メタル供給装置86は、第3図においてチャックユ
ニット24が一点鎖線で示されている原位置の真下に設
けられている。また、前記加圧回路84は加圧ポンプを
備えて構成されており、接続ボート80a、80bを介
して前記溝76a、76bから圧力エアが噴出される。
なお、第9図のバキュームスイッチSW5.SW6は、
スラストメタル68が挿入ツール56に吸着されたこと
を検出するためのものである。また、受渡し治具88に
は、上記挿入ツール56の溝76a、76bと同様に真
空回路および加圧回路に選択的に接続される連通路88
a、88bが設けられており、負圧によりスラストメタ
ル68を吸着するとともに加圧により挿入ツール56に
押圧できるようになっている。
第7図に戻って、挿入ツール56の右側面74bの先端
部には、吸着保持されるスラストメタル68の外周縁と
係合して、そのスラストメタル68の保持位置および姿
勢を規定する一対のガイドピン90bが設けられている
。第7図のXI−X■断面を示す第11図から明らかな
ように、反対側の左側面74aにも同様に一対のガイド
ピン90aが設けられている。これ等のガイドピン90
a、90bの側面74a、74bからの突出寸法は、ス
ラストメタル68の板厚より小さい。
挿入ツール56の先端部であって第7図における右側、
すなわちチャックユニット24における後方側の端部に
は、第7図のxn−xn断面を示す第12図から明らか
なように、両側面74aおよび74b側にそれぞれY軸
方向と平行なピン92a、92bまわりの回動可能にス
トッパ94a。
94bが取り付けられている。これ等のストッパ94a
、94bは、挿入ツール56が前記第10図に示されて
いる受渡し治具88内に上方から挿入される際に、スラ
ストメタル68の外周縁と係合させられることにより、
第7図に示されているように外側へ回動させられる。ま
た、第7図においてスラストメタル68が左まわりに回
動させられて前端部68fが前記隙間66a、66b内
に挿入され、後端部68rとストッパ94a、94bと
の係合が解除されると、それ等のストッパ94a、94
bは自重で下方へ回動させられ、180°回動させられ
たスラストメタル68の前端部68fと係合させられて
それ以上の回動を阻止する。これ等のストッパ94a、
94bの側面74a、74bからの突出寸法もスラスト
メタル68の板厚より小さい。
また、挿入ツール56の先端部であって第7図における
左側、すなわちチャックユニット24における前方側の
端部には、その正面図を示す第13図から明らかなよう
に、両側面74aおよび74b側に検知アーム96a、
96bが取り付けられている。これ等の検知アーム96
a、96bは、前記ストッパ94a、94bと同様にY
軸方向と平行なピンまわりの回動可能とされており、挿
入ツール56が受渡し治具88内に上方から挿入される
際に、スラストメタル68の外周縁と係合させられて外
側へ回動させられる。また、スラストメタル68が隙間
66a、66b内に挿入されて180°回動させられ、
後端部68rと検知アーム96a、96bとの係合が解
除されると、それ等の検知アーム96a、96bは自重
で下方へ回動させられる。検知アーム96a、96bの
近傍にはそれぞれ近接スイツチSW7.SW8が配設さ
れ、それ等の検知アーム96a、96bの回動状態から
スラストメタル68が隙間66a、66b内に完全に挿
入されたことが検知される。これ等の検知アーム96a
、96bの側面74a、74bからの突出寸法もスラス
トメタル68の板厚より小さい。
挿入ツール56にはまた、両側面74a、74bに潤滑
油供給穴98a、98bが設けられ、接続ボート100
a、100bを介して潤滑ユニット102(第17図参
照)から潤滑油が供給されるようになっている。潤滑ユ
ニット102は、ポンプや切換弁などを含んで構成され
ており、上記接続ポー)100a、100bに同時に潤
滑油を供給し、同時にその供給を停止するようになって
いる。左側面74a側の供給穴98aおよび接続ポ )
100aについては図示が省略されている。
前記本体フレーム38の前面には、取付プレート104
を介して押込装置200が取り付けられている。この押
込装置200は本発明の一実施例に相当するものであり
、右側面図である第14図および正面からの縦断面図で
ある第15図に示されているように略水平な支持プレー
ト202に配設され、前記X軸移動装置30によりシリ
ンダブロック14の真上の位置まで後退させられた後、
前記Z軸移動装置26により図に示されている押込位置
まで下降させられるようになっている。なお、前記第1
図〜第3図等では、かかる押込装置200が省略されて
いる。
上記支持プレート202の上面には本体ブロック206
が固設され、その本体ブロック206には、ロータリシ
リンダ208.210がY軸方向と平行で且つ互いに上
下に離間して固定されている。ロータリシリンダ208
,210の出力軸には、同じ長さの連動リンク212,
214がそれぞれ相対回転不能に取り付けられ、その連
動リンク212,214の先端部には、ヒンジビン21
6.218を介して連結バー220が各連動リンク21
2,214に対して相対回動可能に連結されている。
上記ロークリシリンダ208,210には、共通の切換
弁を介して圧力エアが供給されるようになっており、連
動リンク212.214がそれぞれ上向きとなる第1回
動位置と、第14図において左まわりに90゛回転した
第2回動位置との間を略同時に回動させられる。また、
それ等の連動リンク212,214に連結バー220を
連結するヒンジビン216,218の回動半径rは互い
に等しく、スラストメタル68の曲率半径Rと同じであ
る。これにより、連結バー220は半径寸法Rの円弧に
沿って90゛の角度範囲で略平行移動させられ、第14
図において実線で示されている第1揺動位置と一点鎖線
で示されている第2揺動位置との間を往復移動させられ
る。
上記連結バー220は上下方向に長い長手形状を成して
おり、その下端部は、前記支持プレート202に設けら
れた切欠224から下方へ突き出しているとともに、Y
軸方向において二股に分離され、一対のホルダ部226
a、226bが設けられている。押込装置200は、こ
の連結バー220がY軸方向において前記挿入ツール5
6と同じ位置、すなわちチャックユニット24が後退さ
せられることにより、シリンダブロック14にセットさ
れたクランクシャフト16のメインジャーナル部54の
真上に位置するように、前記支持プレート202に配設
されている。
クランクシャフト16のリヤ側に位置する一方のホルダ
部226bは、連結バー220の側面に下端部に開口す
るように上下方向に形成された溝の側面開口部に蓋部材
228bが固設されることにより、下端に開口する取付
穴230bを備えている。この取付穴230b内には、
押込バー232bの上端部が上下方向の移動可能に挿入
されているとともに、この押込バー232bは圧縮コイ
ルスプリング234bにより常には下方へ突き出すよう
に付勢されている。また、押込バー232bには係合ビ
ン236bが固設され、その係合ビン236bが前記連
結バー220および蓋部材228bに設けられた上下に
長い長大238bの下端と係合させられることにより、
押込バー232bは、常には図に示されている突出位置
において上方への押込可能に保持される。この押込バー
232bが突出位置に保持されているか否かは、上記蓋
部材228bに配設された近接スイッチ5W10が係合
ビン236bを検知するか否かによって検出される。な
お、他方のホルダ部226aも上記ホルダ部226bと
同様に構成されて押込バー232 aを保持しており、
aをbに変えた符号を付して詳しい説明を省略する。押
込バー232aが突出位置に保持されているか否かは近
接スイッチSW9によって検出される。
上記押込バー232bの先端部(下端部)は、連結レバ
ー220が第1揺動位置に保持された状態において押込
装置200が押込位置まで下降させられることにより、
メインジャーナル部54の真上であって軸心Oから曲率
半径Rだけ離間した位置で、且つリヤ側のクランクアー
ム部62bに僅かな隙間を隔てて近接し、スラストメタ
ル68と係合可能な係合位置まで挿入される。押込バー
232bの長さ寸法や押込装置200の押込位置はこの
ように定められている。この場合に、スラストメタル6
8が第14図において二点鎖線で示されているように半
分以上挿入されていない場合には、押込装置200の下
降時に押込バー232bはスラストメタル68の外周縁
に当接させらて取付穴230b内に相対的に押し込まれ
、そのことが近接スイッチ5WIOによって検出される
また、上記のように押込装置200が押込位置まで下降
させられた状態において、ロータリシリンダ208,2
10により連結バー220が第1揺動位置から第2揺動
位置まで移動させられると、押込バー232bの先端部
はメインジャーナル部54の軸心0を中心とする曲率半
径Rの円弧に略沿って下降させられ、これにより、スラ
ストメタル68はその後端部68rが押込バー232b
により押圧されて隙間66b内に完全に押し込まれる。
第14図の一点鎖線はこの状態である。前記圧縮コイル
スプリング234bは、通常のスラストメタル68の押
込時にその反力によって押込バー232 bが取付穴2
30b内に押し込まれない程度のばね力を備えている。
なお、フロント側の押込バー232aも上記押込バー2
32bと同様に構成され、押込バー232bにょろりャ
側のスラストメタル68の押込時にフロント側のスラス
トメタル68を隙間66a内に押し込むようになってい
る。
本実施例では上記押込バー232a、232bが押込部
材に相当し、それ等の押込バー232a。
232bを円弧運動させる前記ロータリシリンダ208
.210.連動リンク212,214、および連結バー
220等によって駆動装置240が構成されている。ま
た、スラストメタル68の前端部68fは一端部に相当
し、後端部68rは他端部に相当する。
一方、上記押込バー232a、232bが軸心Oまわり
に円弧運動する側と反対側、すなわち第14図における
右側部分には、スラストメタル68が正しく組み付けら
れた否かを検出する組付完了検出装置242が配設され
ている。この組付完了検出装置242は、取付ブロック
244を介して前記本体ブロック206の下面に固設さ
れており、その取付ブロック244の下端部には、第1
6図の背面図に示されているように一対の検測バー24
6a、246bが上下方向の移動可能に設けられている
。検測バー246a、246bは、それぞれ圧縮コイル
スプリング248a、248b(248aは図示せず)
によって下方へ付勢され、常には検出部250a、25
0bが取付ブロック244に一体に設けられたガイド部
252の上端面に当接する下降端位置に上方への移動可
能に保持されている。
上記検測バー245a、246bにはまた、それぞれス
ラストメタル68よりも薄肉の爪部254a、254b
が設けられており、押込装置200が押込位置まで下降
させられることにより、それ等の爪部254a、254
bはそれぞれ隙間66a、66b内に挿入される。した
がって、前記押込バー232a、232bによりフロン
ト側およびリヤ側のスラストメタル68がそれぞれ完全
に押し込まれると、その前端部68fが上記爪部254
a、254bにそれぞれ当接させられ、検測バー246
a、246bがそれぞれ押し上げられる。取付ブロック
244には、ブロック256a、256bを介して一対
の近接スイッチ5W11.5W12が取り付けられてお
り、前記検出部250a、250bを検知して検測バー
246 a。
246bが押し上げられたことを検出するようになって
いる。
このようなりランクシャフト組付装置10には、第17
図に示されている制御回路が備えられており、制御装置
110によってその作動が制御される。制御装置110
は、CPU、RAM、およびROMを備えていて、RA
Mの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶された
プログラムに従って信号処理を行うことにより、例えば
第18図乃至第22図のフローチャートや第23図のタ
イムチャートに示されているように作動させる。また、
時間計測を行うためのクロック信号源も備えている。
上記制御装置110には、前記スイッチSW1〜12か
らそれぞれ検出信号が供給されるようになっているが、
この他、Z軸移動装置26によりチャックユニット24
が上昇端位置まで上昇させられたこと、昇降シリンダ6
0によって挿入ツール56が上昇端位置および下降端位
置へ昇降させられたこと、ロータリシリンダ208,2
10によって押込バー232a、232bが上端および
下端へ円弧移動させられたこと、チャック装置40.4
2によるクランクシャフト16のチャックおよびアンチ
十ツク、チャック保持装置46,48の保持ビン50が
上方へ抜かれたこと、等を検出する各センサから検出信
号が供給されるようになっている。
また、制御装置110からは、X軸モータ駆動制御回路
112.Y軸モータ駆動制御回路114゜Z軸モータ駆
動制御回路116に駆動信号が出力され、前記サーボモ
ータM3.M2.MlがそれぞれNCf#I?Bによっ
て駆動される。サーボモータM3.M2.Mlはそれぞ
れロータリエンコーダを備えており、位置信号が制御装
置110に供給される。制御袋Wt110からはまた、
切換弁装置118に前記ソレノイド5QL1〜4を含む
エア回路の各切換弁のソレノイドをそれぞれON(励v
L)、0FF(非励磁)する切換信号が出力され゛、前
記昇降シリンダ60、ロータリシリンダ208゜210
、チャック装置&40,42、チャック保持装置46.
48の作動を制御したり、挿入ツール56の負圧、加圧
を切り換えたりするようになっている。また、モータ駆
動制御回路120に駆動信号を出力してブレーキ付モー
タM4の作動を制御するとともに、潤滑ユニット102
に切換信号を出力して挿入ツール56に対する潤滑油の
供給状態を切り換える。
次に、第18図乃至第22図のフローチャートおよび第
23図のタイムチャートを参照しつつ、クランクシャフ
ト組付装置10の作動を説明する。
先ず、ステップS1においてチャック保持装置46.4
8に圧力エアが供給され、それ等の保持ビン50がそれ
ぞれスプリングの付勢力に抗して上方へ抜かれる。次に
、ステップS2が実行され、挿入ツール56が前記メタ
ル供給装置86からスラストメタル68を受は取る。
ステップS2は、具体的には第19図のフローチャート
に従って実行され、第3図に一点M線で示されている原
位置に予め位置させられているチャックユニット24は
、ステップ311においてZ軸移動装置26により予め
定められたメタル受取位置まで下降させられるとともに
、挿入ツール56が昇降シリンダ60により下降端位置
まで下降させられる。これにより、挿入ツール56は第
10図に示されているように、予め2枚のスラストメタ
ル68を保持しているメタル供給装置86の受渡し治具
88内に上方から挿入される。
そして、ステップSL2においてソレノイド5OLIお
よび3がONされ、挿入ツール56の両側面74a、7
4bに形成された溝76a、76bが共に負圧とされる
とともに、受渡し治具88の連通路88a、88bが負
圧から加圧に切り換えられてスラストメタル68が挿入
ツール56の両側面74a、74bに押圧されることに
より、それ等の両側面74a、74bにそれぞれスラス
トメタル68が吸着される。スラストメタル68の吸f
がバキュームスイッチSW5およびSW6からの信号に
よって検知されるとステップ513が実行され、Z軸移
動装置26によりチャックユニット24が原位置まで上
昇させられるとともに、昇降シリンダ60により挿入ツ
ール56が上昇端位置まで上昇させられる。
これにより、第18図のステップS2の作動は終了する
。第23図のタイムチャートにおいて時間Taで示され
ている部分は、このスラストメタル68を受は取る際の
作動を表している。
次にステップS3が実行され、パレット20上からクラ
ンクシャフト16を受は取る。このステップS3は第2
0図のフローチャートに従って実行され、ステップ32
1においてチャックユニット24がX軸移動装置30に
より前記原位置から前進させられるとともに、ステップ
S22においてZ軸移動装置26により下降させられ、
第3図に二点鎖線で示されているシャフト受取位置に位
置させられる。このシャフト受取位置は、両チャック装
置40.42の中心線とパレット20上のクランクシャ
フト16の軸心Oとが略一致する位置に定められている
。なお、上記X軸移動装置30によるチャックユニット
24の前進後退移動は、2軸移動装置26によってチャ
ックユニット24が上昇端位置に保持されていることを
検出するセンサからの信号がON、すなわちチャックユ
ニット24が上昇端位置に保持されていることを確認し
て行われる。
続くステップS23においては、クランクシャフト16
が存在するか否かが前記近接スイッチSW2からの信号
によって判断され、クランクシャフト16が存在しない
場合にはステップ324の異常ルーチンが実行されて一
連の作動は終了する。
この異常ルーチンは、例えば異常ランプの点灯やチャッ
クユニット24の原位置への戻り等である。
クランクアーム部16が存在する場合にはステップS2
5が実行され、先ずリヤ側のチャック装置40によりク
ランクシャフト16のリヤ側端部をチャックして位置決
めした後、ステップS26においてフロント側のチャッ
ク装置42によりクランクシャフト16のフロント側端
部をチャックする。なお、このチャック動作はフロント
側およびリヤ側を同時に行うようにしても差支えない。
その後、ステップS27においてZ軸移動装置26によ
りチャックユニット24が上昇端位置まで上昇させられ
ることにより、クランクシャフト16の受取り動作は終
了する。第23図のタイムチャートにおいて時間Tbで
示されている部分は、このクランクシャフト16を受は
取る際の作動を表している。
ステップS4のメタル挿入は、第21図に示されている
ように実行される。ステップS31でX軸移動装置30
によりチャックユニット24が前進させられるとともに
、ステップS32においてモータM4が回転駆動される
。チャックユニット24の前進位置はパレット20上の
シリンダブロック14の真上の位置であり、モータM4
の回転は、ステップS33において近接スイッチSWI
からの信号がONとなるまで、換言すればモータM4に
よって回転駆動される係合リング44がクランクシャフ
ト16と相対回転不能に係合させられ、クランクシャフ
ト16を回転駆動するようになるまで続けられる。
スイッチSWIからの信号がONとなり、ステップS3
4においてモータM4の回転が停止させられると、続い
てステップ335が実行され、Z軸移動装置26によっ
てチャックユニット24が下降させられるとともに、昇
降シリンダ60によって挿入ツール56が下降端位置ま
で下降させられる。これにより、前記第7図および第8
図に示されているように、クランクシャフト16はその
ジャーナル部54がシリンダブロック14の軸受部64
に挿入され、挿入ツール56はクランクシャフト16の
クランクアーム部62aと62bとの間に挿入される。
チャックユニット24の下降位置は、クランクシャフト
16のジャーナル部54がシリンダブロック14の軸受
部64に僅かな隙間を隔てて近接する位置に定められて
おり、挿入ツール56に保持されているスラストメタル
68は、ジャーナル部54を挟んで軸受部64と反対側
で溝70a、70bと略同心となる組付位置に位置させ
られる。
次のステップ336においては、シリンダブロック14
が存在するか否かが前記近接スイッチSW4からの信号
によって判断され、シリンダブロック14が存在しない
場合には、ステップS37において異常ランプの点灯や
チャックユニット24の原位置への戻り等から成る異常
ルーチンが実行されて一連の作動は終了する。シリンダ
ブロック14が存在する場合にはステップS38が実行
され、X軸移動装置28によりチャックユニット24が
少しフロント側へ移動させられるとともに、潤滑ユニッ
ト102から潤滑油が挿入ツール56に供給されて潤滑
油供給穴98aおよび98bから吐出させられる。チャ
ックユニット24をフロント側、すなわち第8図におけ
る左方向へ移動するのは、シリンダブロック14の軸受
部64とクランクアーム部62aとの間の隙間を広くし
て、隙間66a内へスラストメタル68を挿入し易くす
るためである。
また、続くステップS39では、ソレノイド5OLIが
OFFされてソレノイド5oL2がONされ、挿入ツー
ル56のフロント側の側面74aに形成された溝76a
から例えば6 kg/cm2程度の圧力エアが噴出され
るとともに、モータM4によりクランクシャフト16が
例えば30rpm程度の回転速度で回転駆動される。溝
76aから圧力エアが噴出されることにより、その側面
74a側に保持されていたスラストメタル68はクラン
クアーム部62aの側面に押圧され、その状態でクラン
クシャフト16が回転駆動されることにより、スラスト
メタル68はクランクアーム部62aとの間の摩擦によ
って連れ回りして隙間66a内に挿入される。前記潤滑
油供給穴98aおよび98bから吐出させられる潤滑油
は、スラストメタル68とクランクアーム部62aとの
密着性を高めるとともに、スラストメタル68が隙間6
6a内へ挿入される際の傷付を防止している。なお、ク
ランクシャフト16はシリンダブロック14との間に僅
かな隙間を有する状態で回転駆動されるため、軸受部6
4に予め組み付けられたクランクシャフトベアリング7
2が連れ回りして抜は出す恐′れはない。
次のステップ340ではタイマTがリセットされて新た
に計時を開始し、ステップ341ではそのタイマTの計
時内容が予め定められた時間t。
より大きいか否かが判断される。時間1.より小さい場
合には、続いてステップS42が実行されて近接スイッ
チSW7からの信号がONが否が、換言すればフロント
側のスラストメタル68が隙間66a内に完全に挿入さ
れたが否がが判断され、何れかの判断がYESとなるま
で上記ステップS41および342が繰り返される。上
記時間t1は、パリや反りなど比較的条件が悪い場合で
もスラストメタル68を半分以上隙間66a内に挿入し
得る時間で、例えば5秒程度に設定される。
上記ステップS41およびS42の何れかの判断がYE
Sになると、ステップS43が実行され、ソレノイド5
OL2がOFFされて溝76aへの圧力エアの供給が停
止されるとともに、モータM4によるクランクシャフト
16の回転駆動が停止される。そして、ステップ344
において、Y軸移動装置28によりチャックユニット2
4がリヤ側、すなわち第8図における右方向へ移動させ
られ、リヤ側の隙間66bが大きくされた後、ステップ
345〜S49において上記フロント側と同様にしてス
ラストメタル68が隙間66b内へ挿入される。ステッ
プ349でのクランクシャフト16の回転停止は、前記
光電スイッチSW3からの信号に基づいてクランクシャ
フト16のクランクアーム部62が略水平となる姿勢で
停止するように行われる。また、潤滑ユニット102か
らの潤滑油の供給も、上記ステップ349において停止
される。
その後、ステップ350において、Y軸移動装置2Bに
よりチャックユニット24を元の位置へ移動し、クラン
クアーム部62aと62bとの間の略中夫に軸受部64
を相対的に位置させるとともに、ステップ351におい
てZ軸移動装置26によりチャックユニット24を僅か
に下降させ、ジャーナル部54が軸受部64に密着する
ようにクランクシャフト16をセットする。そして、ス
テップ352において両チャック装置40.42をアン
チ中フクするとともに、ステップS53においてZ軸移
動装置26によりチャックユニット24を上昇端まで上
昇させるとともに、昇降シリンダ60により挿入ツール
56を同じく上昇端まで上昇させる。チャック装置42
がアンチ中ンクされることにより、係合リング44も後
退させられてクランクシャフト16との係合が解除され
る。
これにより、挿入ツール56によるスラストメタル68
の挿入動作は終了する。第23図のタイムチャートにお
いて時間Tcで示されている部分は、この挿入ツール5
6によりスラストメタル68を隙間66a、66b内に
挿入する際の作動を表している。
第18図のステップS5は第22図のフローチャートに
従って行われ、先ず、ステップ361においてX軸移動
装置30によりチャックユニット24が後退させられる
ことにより、押込袋!200がシリンダブロック14の
真上に位置させられるとともに、ステップ362におい
て2軸移動装置26によりチャックユニット24が下降
させらレル。この時、押込装置200の連結バー220
は第1揺動位置に保持されており、フロント側およびリ
ヤ側のスラストメタル68が何れも半分以上H間66 
a 、  66 b内に挿入されている場合には、押込
バー232a、232bは共に突出位置に保持されたま
まであるが、スラストメタル68の挿入量が半分以下で
あると、押込バー232 a。
232bは取付穴230a、23Ob内に押し込まれ、
近接スイッチSW9,5WIOがONに切り換えられる
。このため、上記チャックユニット24の下降時には、
ステップ363において近接スイッチSW9または5W
IOがらの信号がONか否かが判断され、何れか一方で
もONとなった場合には、押込装置200によるスラス
トメタル68の押込みは不能であるため、ステップS7
0の異常ルーチンが実行されて異常ランプの点灯や原位
置への戻り動作等により一連の作動は終了する。
近接スイッチSW9および5WIOからの信号がONと
なることなく、チャックユニット24が下降端すなわち
押込位置まで下降させられると、ステップS64の判断
はYESとなり、ステップS65が実行される。ステッ
プ365では、ロータリシリンダ208および210に
より連結バー220が第1揺動位置から第2揺動位置ま
で揺動半径Rで円弧移動させられ、それに伴って連結バ
ー220の下端部に配設された押込バー232a。
232bがジャーナル部54の外周面に沿って下方へ円
弧移動させられる。これにより、フロント側およびリヤ
側のスラストメタル68がそれぞれ隙間66a、66b
内に完全に押し込まれる。この押込過程においても、ス
ラストメタル68のこじり等によって押込抵抗が過大に
なると押込バー232a、232bが取付穴230a、
23Ob内に押し込まれ、スラストメタル68の組付不
良等を生じるため、ステップS66において近接スイッ
チSW9または5WIOからの信号がONか否かが判断
され、ONとなった場合には前記ステップ370の異常
ルーチンが実行される。なお、この押込装置200によ
るスラストメタル68の押込作業は、前記ステップS4
において挿入ツール56から供給された潤滑油によって
比較的円滑に行われるとともに、スラストメタル68に
対する傷付も良好に防止されるが、この押込時に新たに
潤滑油を供給するようにしても良い。
近接スイッチSW9および5WIOからの信号がONと
なることなく、押込バー132a、132bが下降端ま
で円弧移動させられると、ステップS67の判断はYE
Sとなり、ステップ368が実行される。ステップ36
8では、近接スイッチ5W11および5W12からの信
号が共にONか否か、すなわちフロント側およびリヤ側
のスラストメタル68が何れも隙間66a、66b内に
完全に押し込まれたか否かが判断され、両信号が何れも
ONの場合には、ステップ369においてロータリシリ
ンダ208および210により連結バー220が第2揺
動位置から第1揺動位置まで戻されるとともに、X軸移
動装置26により押込装置200が上昇端まで上昇させ
られる。また、スラストメタル68の欠落や変形などに
より何れか一方の信号でもONとならなかった場合には
、ステップ368の判断はNoとなり、ステップS70
の異常ルーチンが実行される。
これにより、押込装置200によるスラストメタル68
の押込動作は終了する。第23図のタイムチャートにお
いて時間Tdで示されている部分は、この押込装置20
0によりスラストメタル68を隙間66a、66b内に
押し込む際の作動を表している。
その後、第18図のステップS6が実行され、X軸移動
装置30によってチャックユニット24が原位置まで後
退させられることにより、クランクシャフト組付装置1
0の一連の作動は終了する。
第24図は、上記クランクシャフト組付装置10によっ
てシリンダブロック14にクランクシャフト16が組み
付けられるとともに、隙間66a。
66b内にスラストメタル68が装着された状態を示す
図である。そして、このシリンダブロック14には、次
の工程でキャンプ組付装置12によりキャップ18がロ
アスラストメタル122と共に組み付けられる。その場
合に、クランクシャフト16はクランクアーム部62が
略水平となる姿勢で組み付けられているため、キャップ
18の組付時にクランクアーム部62やカウンタウェイ
ト124が邪魔になることはない。また、キャップ18
には予めクランクシャフトベアリング126が装着され
ている。
このように、本実施例のクランクシャフト組付装置10
においては、挿入ツール56によりスラストメタル68
を保持してクランクアーム部62aと62bとの間に挿
入し、圧力エアによってそのスラストメタル68をクラ
ンクアーム部62a。
62bに押圧しつつクランクシャフト16を回転させる
ことにより、スラストメタル68を隙間66a、66b
内に挿入するようになっているため、スラストメタル6
8の組付時における作業者の負担が大幅に軽減されると
ともに省人化を図ることができる。特に、本実施例では
押込装置200を用いてスラストメタル68を機械的に
完全に押し込むようにしているため、作業者は異常発生
等を監視するだけで良(、エンジン前組ラインの自動化
率が向上する。
また、圧力エアによってスラストメタル68をクランク
アーム部62a、62bに押圧し、それ等の間の摩擦に
よりスラストメタル68をクランクシャフト16と共に
連れ回りさせることにより、隙間66a、66b内に挿
入するようになっているため、その挿入時にスラストメ
タル68に傷が付いたり変形したりする恐れがない。本
実施例では、その挿入時に潤滑油が供給されるようにな
っているため、スラストメタル68に対する傷付が一層
良好に回避される一方、メタル供給装置86と挿入ツー
ル56との間におけるスラストメタル68の受渡しも負
圧による吸着によって行われ、挿入ツール56はスラス
トメタル68を吸着して保持するようになっているため
、チャンクなどで把持して受渡しが行われる場合に比較
して、その受渡し時における傷付も良好に防止される。
また、フロント側のスラストメタル68を挿入する際に
はクランクシャフト16をフロント側へ移動させて隙間
66aを広くし、リヤ側のスラストメタル6日を挿入す
る際にはクランクシャフト16をリヤ側へ移動させて隙
間66bを広くしているため、スラストメタル68が良
好に挿入される利点がある。
また、押込装置200を併用しているため、挿入ツール
56のみでスラストメタル68を組み付ける場合に比較
して、スラストメタル68が途中で挿入不能となったり
挿入時間が長くなったりすることがなく、短時間で確実
に組み付けることができるようになり、サイクルタイム
が短くなるとともに高い信転性が得られる。なお、スラ
ストメタル68に疵が付いたり変形したりするのは、ス
ラストメタル68を隙間66a、66bに挿入する際に
、そのスラストメタル68の前端部68fが軸受部64
の上面に当接した場合に、これを無理に機械的に押し込
もうとすることによって発生するのであり、本実施例の
ように前端部68fが既に隙間66a、66bに挿入さ
れているものを更に機械的に押し込む場合には、クラン
クアーム部62a、62bと軸受部64との間で案内さ
れるため、その押込みによって変形等を生じる恐れは殆
どないのである。
また、本実施例では第22図のステップ36Bにおいて
スイッチ5W11および5W12からの信号により最終
的な組付完了判断が為されるため、例えば第21図のス
テップS42およびS48におけるスイッチSW7およ
びSW8の信号に基づく組付完了判断により、一対のス
ラストメタル68が共に組付完了していると判断された
時には第18図のステップS5を実行することなく直ち
にステップS6を実行させるようにした場合に比較して
、スラストメタル68の脱落による組付不良をも良好に
検出でき、装置の信顧性が一層向上する。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では負圧によってスラストメタル6
8が挿入ツール56に保持されるようになっているが、
電磁石を用いたり、スラストメタル68の周縁部を把持
する把持装置などを用いることも可能である。
また、前記実施例では圧力エアによってスラストメタル
68をクランクアーム部62に押圧するようにしている
が、軸心まわりの回転自在な複数のローラを放射状に配
設した半円弧形状の押圧部材をカムなどによって駆動す
ることにより、そのローラを介してスラストメタル68
をクランクアーム部62に押圧するなど、他の押圧手段
を採用することもできる。上記ローラを回転駆動して、
スラストメタル68を隙間66a、66b内へ挿入し易
くすることも可能である。
また、前記実施例では2枚のスラストメタル68を同時
に保持して一連の作動で挿入するようになっているが、
スラストメタル68を1枚ずつ搬送して挿入するように
構成することもできる。スラストメタル68は、必ずし
も1つの軸受部640両側に配設される必要はなく、2
つの軸受部の互いに反対側の面に1枚ずつ配設するよう
にしても良い。
また、前記実施例ではフロント側のスラストメタル68
を挿入した後リヤ側のスラストメタル68を挿入するよ
うにしているが、リヤ側のスラストメタル68から挿入
するようにしても良いことは勿論、スラストメタル68
の肉厚に対して隙間66a、66bが比較的大きい場合
等にはクランクシャフト16を真中に保持して両スラス
トメタル68を同時に挿入するようにすることも可能で
ある。
また、前記実施例ではクランクシャフト16をフロント
側に寄せてフロント側の隙間66aにスラストメタル6
8を挿入した後、クランクシャフト16をリヤ側に寄せ
てリヤ側の隙間66bにスラストメタル68を挿入する
ようにしているが、圧力エアによって両スラストメタル
68をクランクアーム部62a、62bに押圧しつつ、
クランクシャフト16を回転駆動しながら左右に繰り返
し移動させることにより、挿入条件を変動させながら両
スラストメタル68を同時に挿入するようにしても良い
また、前記実施例では挿入ツール5Qが昇降シリンダ6
0によって昇降させられるようになっているが、電動モ
ータおよびボールねしを用いたものなど、他の移動手段
を採用することもできる。
また、前記実施例ではクランクシャフト16を搬送する
チャックユニット24に挿入ツール56が配設されてい
るが、挿入ツール56をチャックユニット24とは別個
に配設して独自に移動させるようにしても良い。
また、前記実施例の押込装置200はロークリシリンダ
208,210、連動リンク212.214、および連
結バー220等によって駆動装置240が構成されてい
るが、連動リンク212゜214の中間部を連結したり
、同期歯車等を用いて連動して回動させたりすることに
より、ロータリシリンダを1個とすることも可能である
。また、ロータリシリンダの替わりに減速機付き電動モ
ータや直動シリンダ等を採用することもできる。例えば
第25図はその一例で、シリンダ260によってラック
262を直線移動させることにより、そのラック262
に噛み合わされたピニオン264.266を介して連動
リンク212,214を同時に同じ角度だけ回動させて
、連結バー220更には押込バー232a、232bを
円弧運動させることができる。
また、上記連動リンク212,214の長さ寸法は同じ
で連結バー220は平行移動させられるようになってい
るが、少なくとも押込バー2328.232bの先端部
がジャーナル部54の外周面に略沿って円弧運動するよ
うになっておればよく、リンク機構の替わりにカム機構
などを利用することもできる。
また、前記実施例では上記連結バー220すなわち押込
バー232a、232bの揺動角度範囲が90°であっ
たが、120°程度まで拡大することも可能であり、そ
の場合には前段階の挿入ツール56によるスラストメタ
ル68の挿入量がそれだけ少なくても良いことになる。
また、前記実施例では一対の押込バー232 a。
232bが設けられ、フロント側およびリヤ側のスラス
トメタル68を同時に押し込むようになっているが、1
個の押込部材によりスラストメタル68を1個ずつ、或
いは2個同時に押し込むようにしても良い。押込部材の
先端形状は適宜設定される。
また、前記実施例では押込装置200がチャックユニッ
ト24に配設されている場合について説明したが、チャ
ックユニット24とは別個に押込装置200を設置する
こともできるし、チャックユニット24に対して挿入ツ
ール56および押込装置200を例えばX軸方向の移動
可能に配設し、それ等の位置を交替するとともに押込装
置200についても昇降シリンダ60等によって昇降さ
せることにより、クランクシャフト16をチャック装置
40.42により保持したままスラストメタル68の挿
入および押込みを連続して行うようにすることもできる
。その場合には、押込装置200による押込時にもクラ
ンクシャフト16を回転駆動することができる。
また、前記実施例では圧力エアおよびクランクシャフト
160回転によるスラストメタル6日の挿入作動が予め
定められた一定時間t、を経過することによって終了す
るようになっているが、挿入ツール56に供給される圧
力エアの流量や圧力がスラストメタル68の有無によっ
て変化することを利用するなどして、スラストメタル6
8が所定量だけ挿入されたことを検出して挿入作動を終
了するようにしても良い。
また、前記実施例では押込バー232a、232bの作
動終了後のステ・ノブ368においてスイッチ5W11
および5W12の信号によって組付けが完了したか否か
を判断するようになっているが、押込バー232a、2
32bによる押込みに先立ってスイッチ5WIIおよび
SWI 2の信号によりスラストメタル68の組付けが
既に完了しているか否かを判断し、組付完了の場合には
以後のステップを実行することなくチャックユニット2
4を上昇させて押込作動を終了したり、第18図のステ
ップS4における挿入作動時にスイッチSW7およびS
W8の信号によって一対のスラストメタル68が共に組
付完了したか否かを判断し、組付完了している場合には
ステップS5を実行することなく直ちにステップS6が
実行されるようにしたりしても良い。
また、前記実施例では押込装置200による機械的な押
込みに先立って挿入ツール56によりスラストメタル6
8が隙間66a、66b内に挿入されるようになってい
るが、スラストメタル68の前端部68fを予め隙間6
6a、66b内に挿入する装置は必ずしも上記挿入ツー
ル56を用いたものに限定されるものではなく、前端部
68fを挿入できる他の自動挿入装置を用いたり、作業
者が手作業で行うようにしたりしても良い。
その他−々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基
づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるスラストメタル組付装
置を備えたクランクシャフト組付装置の全体の構成を示
す斜視図である。第2図は第1図のクランクシャフト組
付装置の一部を省略した正面図である。第3図は第1図
のクランクシャフト組付装置の一部を省略した右側面図
である。第4図は第1図のクランクシャフト組付装置に
おけるチャックユニットの一部を切り欠いた左側面図で
ある。第5図は第2図におけるV−■断面図である。第
6図は第2図におけるVI−Vl断面図である。 第7図は第2図における■−■断面図である。第8図は
第7図における■−■断面図である。第9図は第7図お
よび第8図の挿入ツールに接続されたエア回路を説明す
る図である。第10図は第1図のクランクシャフト組付
装置の後部に設けられているメタル供給装置の受渡し治
具を示す縦断面図である。第11図は第7図におけるX
I−XI断面図である。第12図は第7図におけるX■
−X■断面図である。第13図は第7図および第8図の
挿入ツールの先端部を示す正面図である。第14図は第
1図のクランクシャフト組付装置に取り付けられて用い
られる本発明の一実施例である押込装置の一部を切り欠
いた右側面図である。第15図は第14図の押込装置の
一部を切り欠いた正面図である。第16図は第14図の
押込装置に備えられている組付完了検出装置の背面図で
ある。 第17図は第1図のクランクシャフト組付装置に備えら
れている駆動制御回路を示すブロック線図である。第1
8図は第1図のクランクシャフト組付装置の全体の作動
を説明するフローチャートである。第19図は第18図
におけるステップS2の作動を具体的に説明するフロー
チャートである。 第20図は第18図におけるステ・ンプS3の作動を具
体的に説明するフローチャートである。第21図は第1
8図におけるステップS4の作動を具体的に説明するフ
ローチャートである。第22図は第18図におけるステ
ップS5の作動を具体的に説明するフローチャートであ
る。第23図は第1図のクランクシャフト組付装置の作
動を説明するタイムチャートである。第24図は第1図
のクランクシャフト組付装置によってクランクシャフト
およびスラストメタルがシリンダブロックに組み付けら
れた状態を示すとともに、これにキャップを組み付ける
工程を説明する図である。第25図は第14図の押込装
置における駆動装置の別の態様を説明する図である。 10:クランクシャフト組付装置 14ニジリンダブロツク 16:クランクシャフト 54:ジャーナル部 62a、62b:クランクアーム部 64:軸受部     66a、66b:隙間68ニス
ラストメタル 68f:前端部(一端部)68r:後端
部(他端部) 70a、70b:溝 200 :押込装置(スラストメタル組付装置)232
a、232b:押込バー(押込部材)240:駆動装置 出願人  トヨタ自動車株式会社 第4図 ム 第16図 62b 第17図 第18図 第24図 第25図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 半円形状に凹んだ軸受部を有するシリンダブロックにク
    ランクシャフトを組み付ける際に、該軸受部に該クラン
    クシャフトのジャーナル部が挿入されることにより、該
    軸受部の側面に前記半円形状に沿って設けられた半円弧
    形状の溝によってクランクアーム部との間に形成される
    隙間に、該溝に対応する半円弧形状のスラストメタルを
    挿入するに際して、予め一端部が該隙間に挿入されたス
    ラストメタルを他端部まで押し込む装置であって、前記
    ジャーナル部を挟んで前記軸受部と反対側に配設され、
    先端部が該ジャーナル部に向かって前記スラストメタル
    と係合可能な位置まで突き出している押込部材と、 該押込部材の先端部が、前記ジャーナル部の外周面に略
    沿って円弧運動するように、該押込部材を移動させる駆
    動装置と を有することを特徴とするスラストメタル組付装置。
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JPH079286A (ja) * 1993-06-30 1995-01-13 Mitsubishi Motors Corp スラストメタル組付装置
CN105328450A (zh) * 2015-11-27 2016-02-17 鲁友喜 一种旱冰轮自动装配的方法和设备
WO2016103384A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 日産自動車株式会社 部品組付方法
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