JP3517523B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3517523B2
JP3517523B2 JP19174096A JP19174096A JP3517523B2 JP 3517523 B2 JP3517523 B2 JP 3517523B2 JP 19174096 A JP19174096 A JP 19174096A JP 19174096 A JP19174096 A JP 19174096A JP 3517523 B2 JP3517523 B2 JP 3517523B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高集積度かつ省面
積のLSIを構成するトランジスタ及びトランジスタ間
の接続によって構成される半導体装置及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、高性能化
の進展にともない、益々微細化の要求が高まっている。
そのため従来の技術の改良だけではそれらの要求に追随
できず、新規技術導入が余儀なくされている技術分野も
ある。例えば素子分離形成方法として、従来はその製法
の簡便さと低コスト性の観点からLOCOS分離法によ
り素子分離が形成されてきたが、最近では、微細な半導
体装置を形成するには溝埋め込み分離型の素子分離(以
下、単に溝型素子分離という)を設けた方が有利である
と考えられてきている。
【0003】すなわち、LOCOS分離法は、選択酸化
の方式をとっているため、その酸化を防止するためのマ
スクとの境界でいわゆるバーズビークが発生し、実際の
マスク寸法よりも素子領域側に分離領域の絶縁膜が侵入
して寸法変化が生じ、この変化量が0.5μm世代以降
の微細化には許容できない数値となる。そのため、量産
技術の分野においても寸法シフトのきわめて少ないトレ
ンチ分離法への転換が始まりつつある。例えばIBM社
が0.5μmCMOSプロセスとしてMPUの量産に溝
型素子分離構造を導入している(参考文献:IBM J
ournalof Research and Dev
elopment、VOL.39、NO.1/2、19
95、33−42頁)。
【0004】また、素子分離で囲まれる活性領域にMO
SFET等の素子を搭載した半導体装置において、活性
領域,素子分離,ゲート電極の上に絶縁膜を堆積し、さ
らに絶縁膜の上層の配線部材を活性領域に接続するため
に、絶縁膜の一部を開口させてなるコンタクトホールを
形成した構造は、極めて一般的な半導体装置の構造とし
て知られている。
【0005】図12は、従来の半導体装置の構造を示す
断面図である。同図において、符号1はシリコン基板、
符号2bはトレンチ分離構造を有するシリコン酸化膜か
らなり上面がシリコン基板面と同じ平面内になるよう平
坦化された素子分離、符号3はシリコン酸化膜からなる
ゲート酸化膜、符号4aはゲート電極として機能するポ
リシリコン電極、符号4bは素子分離2b上に上記ポリ
シリコン電極と同時に形成されたポリシリコン配線、符
号6はシリコン基板内にn型不純物が低濃度でドープさ
れてなる低濃度ソース・ドレイン領域、符号7aは電極
部サイドウォール、符号7bは配線部サイドウォール、
符号8はシリコン基板内にn型不純物が高濃度でドープ
されてなる高濃度ソース・ドレイン領域、符号12はシ
リコン酸化膜からなる絶縁膜、符号13は絶縁膜12上
に形成されたポリシリコン膜からなるローカル配線をそ
れぞれ示す。
【0006】上記ローカル配線13は、絶縁膜12の一
部に形成された接続孔14内にも埋め込まれており、接
続孔14を介して活性領域のソース・ドレイン領域にコ
ンタクトしている。その場合、接続孔14は、素子分離
2bから一定距離だけ離れて形成されるように形成され
ている。すなわち、このような従来の半導体装置のレイ
アウトルールでは、フォトリソグラフィー工程における
マスク合わせずれが生じても接続孔14の一部が素子分
離2bに跨らないように、予め活性領域と素子分離領域
の境界線から接続孔の端部を離して設定するルールを設
けている(これを合わせマージンと呼ぶ)。
【0007】しかしながら、上記図12に示す半導体装
置の構造では、高集積化をさらに進める上で障害が生じ
るという問題があった。その理由を以下に説明する。
【0008】集積度の指針値としてポリシリコン電極4
aと素子分離2bとの間の距離Laを見積ると、上述の
ように接続孔14が素子分離2bと干渉しないようにす
るには、距離Laとして、接続孔14の径0.5μm
に、電極部サイドウォール7aの幅0.1μmと、ポリ
シリコン電極4aとの合わせマージン0.3μmと、素
子分離2bとの合わせマージン0.3μmとを加えた値
1.2μmが必要となる。加工技術の進歩とともに接続
孔径の微細化は進んでおり、かつゲート長も0.3μm
以下に縮小されつつあるが、フォトリソグラフィーにお
けるマスクずれを考慮した合わせマージンは0.3μm
程度必要である。したがって、ゲート長や接続孔系の微
細化が進めば進むほど合わせずれマージンの割合が増大
し、この合わせマージンが高集積化の障壁となる。
【0009】そこで、フォトリソグラフィーの合わせず
れマージンを考慮しないで、接続孔14を形成すること
が考えられる。その場合の製造工程について、nチャネ
ル型MOSFETを形成する場合を例にとって、図13
a〜図13cを参照しながら説明する。
【0010】まず、図13aに示すように、p型不純物
がドープされたシリコン基板1(あるいはpウエル)に
トレンチ構造を有する素子分離2bを形成した後、エッ
チバック等を行って素子分離2bとシリコン基板1との
表面位置が同じ高さになるまで平坦化する。素子分離2
bで囲まれる活性領域内に、ゲート酸化膜3、ゲート電
極となるポリシリコン電極4a,電極部サイドウォール
7a,低濃度ソース・ドレイン領域6,高濃度ソース・
ドレイン領域8を形成する。一方、素子分離2b上に
も、上記ポリシリコン電極4aと同時に形成されたポリ
シリコン配線4b及び配線部サイドウォール7bが存在
している。その状態では、活性領域内の高濃度ソース・
ドレイン領域8の表面と素子分離2bの表面とは同じ高
さ位置にある。その後、基板の全面上に、シリコン酸化
膜からなる絶縁膜12を形成する。
【0011】次に、図13bに示すように、絶縁膜12
の上に接続孔形成のマスクとなるレジスト膜25aを形
成し、例えばドライエッチングにより接続孔14を形成
する。
【0012】次に、図13cに示すように、レジスト膜
25aを除去した後、絶縁膜12の上及び接続孔14内
にポリシリコン膜を堆積した後、これを所望形状にパタ
ーニングしてローカル配線13を形成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ポリシリコン
電極4aと素子分離2bとの間の距離Laとして、接続
孔14を形成する際のマスクの合わせずれマージンを考
慮していない場合、フォトリソグラフィーにおけるマス
クずれによってレジスト膜25aの開口部の位置が素子
分離2bの側にずれると、接続孔14内に素子分離2b
の一部が含まれる。そして、絶縁膜12のドライエッチ
ング時のオーバーエッチングにより、シリコン基板で構
成される高濃度ソース・ドレイン領域8はエッチングレ
ートが小さいのでそれほど除去されないが、素子分離2
bの接続孔14に含まれる部分は選択的に除去され、接
続孔14の一部に凹部40が形成される。この接続孔1
4内の凹部40の深さが高濃度ソース・ドレイン領域8
の深さに対してある割合以上の深さに達すると、その部
分では高濃度ソース・ドレイン領域8内の不純物濃度が
低くなっているために、接合耐圧の低下や接合リーク電
流の増大を生じる虞れがある。
【0014】この現象を防ぐには、上記図12に示す構
造のように、リソグラフィー工程の合わせずれが生じて
も、接続孔14が素子分離2bに干渉しないように、一
定の合わせマージンを確保する必要がある。このよう
に、従来の半導体装置のレイアウトルールでは、フォト
リソグラフィー工程におけるマスクの合わせずれを考慮
した合わせマージンを設定せざるを得なかった。
【0015】また、ポリシリコン電極4aと接続孔14
との間の距離についても、合わせマージンを設けないと
製造工程のバラツキによって接続孔14がポリシリコン
電極4aと干渉し、接続孔内に埋めこまれる上層配線と
ゲート電極との間で電気的短絡を生じる虞れがある。
【0016】以上のように、接続孔14を形成するため
には、その周辺の部材と干渉しないようマージンを確保
する必要があるので、LSIの高集積化の大きな障害と
なっている。
【0017】本発明の目的は、素子分離の構造を改良す
ることにより、接続孔の形成の際に素子分離の端部が掘
り下がることに起因する不具合を防止することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、請求項1〜に記載される半導体装置
に関する手段と、請求項8〜14に記載される半導体装
置の製造方法に関する手段とを講じている。
【0019】本発明の半導体装置は、半導体基板の活性
領域にMISFETを配設してなる半導体装置におい
て、上記活性領域の上に形成されたゲート絶縁膜及びゲ
ート電極と、上記ゲート電極の両側方に位置する上記活
性領域に形成されたソース・ドレイン領域と、上記半導
体基板を所定深さだけ堀込んで形成された溝に埋め込ま
れた絶縁性材料で構成され、上記活性領域の表面よりも
高い上面を有し、かつ上記活性領域との境界に階段部を
形成しながら上記活性領域を分離するように取り囲む溝
型素子分離と、上記ゲート電極の形成された活性領域上
及び上記溝型素子分離上に形成された下敷き膜と、上記
下敷き膜上に形成された層間絶縁膜と、上記ソース・ド
レイン領域から上記溝型素子分離に跨る領域の上記層間
絶縁膜及び上記下敷き膜を除去して形成された開口部
と、上記開口部内に形成された埋め込み導電層と、上記
層間絶縁膜上に形成され、上記埋め込み導電層に接続さ
れる配線部材とを備え、上記下敷き膜は、上記層間絶縁
膜とのエッチング選択比の高い絶縁性材料からなるもの
である。
【0020】この構成によれば、層間絶縁膜の下部に
は、層間絶縁膜とのエッチング選択比の高い下敷き膜が
形成されているので、層間絶縁膜のオーバーエッチング
によって下敷き膜が完全に除去させることはない。さら
に、溝型素子分離の上面が活性領域の表面よりも階段状
に高くなっているため、下敷き膜を除去する際にオーバ
ーエッチングによって溝型素子分離がある程度除去され
ても、活性領域の表面よりも下方に深く掘り下げられる
ことはない。したがって、接合耐圧の低下や接合リーク
電流の増大が抑制される。そして、そのことにより、活
性領域の中の開口部を形成する領域にマスクずれによる
素子分離との干渉を回避するための合わせマージンを設
定する必要がなくなり、活性領域の面積の低減つまり半
導体装置の集積度の向上が可能となる。
【0021】上記半導体装置において、上記下敷き膜
は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とからなる積層膜
であることが好ましい。
【0022】上記半導体装置において、上記埋め込み導
電層は、TiN/Ti膜からなるプラグ下敷き膜とWプ
ラグで構成されていることが好ましい。
【0023】上記半導体装置において、上記ゲート電極
の両側面上に形成された絶縁性材料からなる電極部サイ
ドウォールと、上記溝型素子分離の上記階段部の側面上
に形成された絶縁性材料からなる階段部サイドウォール
とを備えている。
【0024】上記半導体装置において、上記ゲート電極
と同じ材料で構成され上記溝型素子分離上に形成された
ゲート配線をさらに備え、上記開口部は、上記ソース・
ドレイン領域,上記溝型素子分離及び上記ゲート配線の
各一部に跨る領域の上に形成されており、上記埋め込み
導電層は、上記溝型素子分離上の上記ゲート配線に接続
されている。
【0025】上記半導体装置において、上記ゲート電極
の上に形成されたゲート保護膜をさらに備え、上記開口
部は、上記ソース・ドレイン領域から上記ゲート保護膜
の少なくとも一部に跨る領域の上に形成されている。
【0026】上記半導体装置において、上記層間絶縁膜
は、シリコン酸化膜である。
【0027】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板の活性領域にMISFETを配設してなる半導体装
置の製造方法において、上記半導体基板を所定深さだけ
堀込んで形成された溝に絶縁性材料を埋め込み、上記活
性領域の表面よりも高い上面を有し、かつ上記活性領域
との境界に階段部を形成しながら上記活性領域を分離す
るように取り囲む溝型素子分離を形成する第1の工程
と、上記溝型素子分離で囲まれた上記活性領域上にゲー
ト絶縁膜を形成する第2の工程と、上記ゲート絶縁膜上
にゲート電極を形成する第3の工程と、上記ゲート電極
の両側方に位置する上記活性領域にソース・ドレイン領
域を形成する第4の工程と、上記第4の工程の後に、上
記活性領域及び上記溝型素子分離の上に下敷き膜を形成
する第5の工程と、上記下敷き膜上に層間絶縁膜を形成
する第6の工程と、上記ソース・ドレイン領域から上記
溝型素子分離に跨る領域の上記層間絶縁膜及び上記積層
膜を除去して開口部を形成する第7の工程と、上記開口
部内に埋め込み導電層を形成する第8の工程と、上記層
間絶縁膜上に上記埋め込み導電層に接続する配線部材を
形成する第9の工程とを備え、上記下敷き膜は、上記層
間絶縁膜とのエッチング選択比の高い絶縁性材料からな
るものである。
【0028】この構成によれば、第7の工程で開口部を
形成する際に、層間絶縁膜の下部には、層間絶縁膜との
エッチング選択比の高い下敷き膜が形成されているの
で、層間絶縁膜のオーバーエッチングによって下敷き膜
が完全に除去させることはない。さらに、溝型素子分離
の上面が活性領域の表面よりも階段状に高くなっている
ため、下敷き膜を除去する際にオーバーエッチングによ
って溝型素子分離がある程度除去されても、活性領域の
表面よりも下方に深く掘り下げられることはない。した
がって、形成される半導体装置における接合耐圧の低下
や接合リーク電流の増大が抑制される。一方、溝型素子
分離に対する合わせマージンを設定していない分だけ活
性領域の面積が小さくて済み、形成される半導体装置の
集積度が高くなる。
【0029】上記半導体装置の製造方法において、上記
下敷き膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とからな
る積層膜であることが好ましい。
【0030】上記半導体装置の製造方法において、上記
埋め込み導電層は、TiN/Ti膜からなるプラグ下敷
き膜とWプラグで構成されていることが好ましい。
【0031】上記半導体装置の製造方法において、上記
第3の工程の後で、上記第4の工程の前に、上記ゲート
電極の両側面上に絶縁性材料からなる電極部サイドウォ
ールを形成するとともに、上記溝型素子分離の上記階段
部の側面上に絶縁性材料からなる階段部サイドウォール
とを形成する工程を備えている方法である。
【0032】上記半導体装置の製造方法において、上記
第3の工程では、上記ゲート電極と同じ材料で上記溝型
素子分離上にゲート配線を形成し、上記第7の工程で
は、上記ソース・ドレイン領域,上記溝型素子分離及び
上記ゲート配線の各一部に跨る領域の上に上記開口部を
形成する方法である。
【0033】上記半導体装置の製造方法において、上記
第3の工程の後で、上記第4の工程の前に、上記ゲート
電極の上にゲート保護膜を形成する工程をさらに備え、
上記第7の工程では、上記ソース・ドレイン領域から上
記ゲート保護膜の少なくとも一部に跨る領域の上に上記
開口部を形成する方法である。
【0034】上記半導体装置の製造方法において、上記
層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であることが好ましい。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)まず、第1の実施形態について、図
1a〜図1d及び図2a〜図2eを参照しながら説明す
る。第1の実施形態は、フォトリソグラフィーの合わせ
ずれが生じない場合に、配線層とシリコン基板とを接続
するための接続孔が活性領域上から素子分離上にまで跨
るように設定した場合の製造工程を説明したものであ
る。
【0058】ここで、本実施形態では、素子分離として
トレンチ分離法を用いた場合について説明する。また、
上方に形成される配線としては絶縁膜が比較的薄くて済
むローカル配線を想定しているが、厚い層間絶縁膜の上
に通常のグローバル配線を形成した場合においても同様
に適用できる。
【0059】まず、図1aに示すように、p型シリコン
基板1(あるいはpウェル)の上に所定パターンを有す
るレジスト膜50aを形成し、このレジスト膜50aを
マスクとしてドライエッチングを行い、シリコン基板1
に深さ1μmの溝部51を形成する。
【0060】次に、図1bに示すように、レジスト膜5
0aを除去した後、シリコン基板1の全面上にシリコン
酸化膜2xを堆積する。この工程により、すでに形成さ
れた溝部51にシリコン酸化膜2xが埋めこまれる。
【0061】次に、図1cに示すように、例えばCMP
(ケミカル−メカニカル−ポリッシング)法やレジスト
膜を利用したドライエッチングによるエッチバック法に
よって、シリコン基板1の上方のシリコン酸化膜2xを
除去すると同時に、溝型の素子分離2bを形成する。こ
のとき、シリコン基板1の表面と素子分離2bの上面と
は平坦化されており、両者の間に段差はない。
【0062】次に、図1dに示すように、選択比の高い
ドライエッチングを行って、シリコン基板1のみを例え
ば深さ0.2μm分除去し、素子分離2bの上面がシリ
コン基板1の表面よりも0.2μmだけ階段状に高くな
るような階段部を形成する。この階段部の上下の段差
は、後に形成される絶縁膜12をエッチングする際のオ
ーバーエッチングにより除去される分を考慮して十分大
きくする必要があり、絶縁膜12の厚みと同程度あるい
はそれ以上とすることが好ましい。
【0063】なお、素子分離2bの上面と活性領域の表
面との間に段差を設ける方法は、上記のような工程に限
定されるものではない。例えば、予めシリコン基板上に
段差分の厚みを有するエッチングストッパー膜を堆積
し、この状態で溝部を形成して、トレンチ分離用絶縁膜
を堆積後、基板全体をCMP法等によって平坦化して、
エッチングストッパー膜をその後除去するような方法で
もよい。
【0064】次に、図2aに示すように、シリコン基板
1の上にゲート酸化膜3を形成した後、基板の全面上に
ポリシリコン膜4xを堆積する。
【0065】次に、図2bに示すように、ポリシリコン
膜4xの上に所望のパターンを有するレジスト膜(図示
せず)を形成した後、ドライエッチング法を行って、活
性領域上のポリシリコン電極4aと、素子分離2b上の
ポリシリコン配線4bとを形成する。そして、この状態
でゲート電極4aをマスクとして高濃度のn型不純物イ
オンの注入を行ない、シリコン基板1のゲート電極4a
の両側方に位置する領域にソース・ドレイン領域8を形
成する。
【0066】その後、図2cに示すように、後に上方に
形成される配線(本実施形態ではローカル配線)に対し
て、ポリシリコン電極,ポリシリコン配線や活性領域を
電気的に絶縁するための絶縁膜12を例えば0.15μ
mの厚みで堆積する。
【0067】次に、図2dに示すように、接続孔を形成
するためのパターンを有するレジスト膜25aを絶縁膜
12の上に形成する。その際、レジスト膜25aの開口
部は、素子分離2bとの干渉を避けるための合わせマー
ジンを設けることなく位置決めされている。ここで、本
実施形態においては、開口部がトランジスタの活性領域
となるソース・ドレイン領域8の上から素子分離2bの
上まで跨るようにレジスト膜25aを形成した後、この
レジスト膜25aをマスクとしてドライエッチングを行
い、レジスト膜25aの開口部にある絶縁膜12を除去
して接続孔14を形成する。この時、確実に接続孔14
を形成するために絶縁膜12の膜厚である0.15μm
のエッチング量よりも例えば40%オーバーエッチング
を加えることにより、レジスト膜25aの開口部にある
素子分離2bは、約0.06μmの深さだけエッチング
されるが、本実施形態では、段差部がエッチングされる
量よりも充分大きい0.2μmあるため、接続孔14の
一部に素子分離2bの上面がシリコン基板面よりも低く
なるような凹部が形成されることはない。
【0068】次に、図2eに示すように、全面上にポリ
シリコン膜を堆積した後、これをパターニングして、ロ
ーカル配線13を形成する。この時、ローカル配線13
は接続孔14内にも埋め込まれ、活性領域のソース・ド
レイン領域8と電気的に接続される。
【0069】以上の製造工程で形成された半導体装置で
は、素子分離2bの上面が活性領域の表面よりも階段状
に高くなっているために、絶縁膜12のドライエッチン
グの際のオーバーエッチングによって素子分離2bがあ
る程度除去されても、階段部の段差を越えて掘り下げら
れることはない。したがって、フォトリソグラフィーに
おけるマスクずれが生じたときに、素子分離2bがソー
ス・ドレイン領域6のある深さ以下まで達する凹部が接
続孔14内に形成されて、凹部の側壁を構成するシリコ
ン基板の活性領域の下部で不純物濃度が低くなっている
ために生じる接合耐圧の低下や接合リーク電流の増大
等、従来問題となっていた問題を有効に防止することが
できる。
【0070】ただし、素子分離2bと活性領域の表面と
の間の段差は、必ずしも絶縁膜12の厚みよりも厚くし
なければならないものではない。絶縁膜12の厚みを
a、素子分離2bと活性領域の表面との間の段差をb、
絶縁膜12のエッチングレートをER1,フィールド絶縁
膜2bのエッチングレートをER2、活性領域の不純物拡
散深さをD、接続孔14形成時の絶縁膜12のオーバー
エッチング割合をOE としたときに、下記不等式(1) OE ×a×(ER2/ER1)≧b+D×(2/10) (1) が成り立つように上記各部の寸法,材料が設定されてい
ればよい。上記不等式(1) が成立する限り、接続孔14
の形成工程で、素子分離2bの一部が活性領域のシリコ
ン基板面以下まで除去され、接続孔14の一部に図18
cに示すような凹部40が形成されても、凹部40の底
が不純物濃度の低い部分まで達することがないからであ
る。
【0071】ここで、フォトリソグラフィーにおけるマ
スクずれを考慮した合わせマージンを設けなくてもよい
ことによる効果について説明する。集積度の指針値とし
てゲート電極となるポリシリコン電極4aとフィールド
絶縁膜2bとの間の距離Lbを見積ると、Lbは接続孔
径0.5μmの他に、ゲートとの合わせマージン0.3
μmを加えた0.8μmとなり、従来例のLa値(図1
2参照)が1.2μmであったのに対して、0.4μm
縮小することができる。
【0072】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について、図3a〜図3fを参照しながら説明する。本
実施形態では、上記第1の実施形態と同様に、配線層を
シリコン基板とを接続するための接続孔を活性領域上か
ら素子分離上に跨って形成するとともに、素子分離と活
性領域との間の階段部にサイドウォールが形成される場
合について説明する。
【0073】まず、図3a,図3bに示すように、上記
第1の実施形態で説明したような工程によって、シリコ
ン基板1上に、活性領域表面から階段状に高くなる上面
を有する素子分離2bと、ゲート酸化膜3とを形成した
後、全面上にポリシリコン膜4xを堆積する。
【0074】次に、ポリシリコン膜4xをパターニング
して、ポリシリコン電極4a,ポリシリコン配線4bを
形成する。ここまでの工程は、上記第1の実施形態と同
じである。しかる後、全面上にシリコン酸化膜を堆積
し、これを異方性エッチングすることによって、ポリシ
リコン電極4aの両側面上には電極部サイドウォール7
aを、ポリシリコン配線4bの各側面上には配線部サイ
ドウォール7bを形成する。同時に、素子分離2bと活
性領域との間の階段部の側面上に階段部サイドウォール
7cが形成される。この各サイドウォールの幅は、例え
ば0.1μm程度である。なお、ポリシリコン電極4a
を形成した状態で活性領域内に低濃度のn型不純物のイ
オン注入を行って低濃度ソース・ドレイン領域6を形成
し、電極部サイドウォール7aを形成した後に、活性領
域に高濃度n型不純物のイオン注入を行って高濃度ソー
ス・ドレイン領域8を形成する。この方法はいわゆるL
DD構造を有するMOSFETを形成するのに一般的に
用いられている方法である。
【0075】その後、図3d〜図3fに示すように、上
記第1実施形態における図2c〜図2eに示す工程と同
じ工程を行って、絶縁膜12及びその上のローカル配線
13を形成する。
【0076】本実施形態では、上記第1の実施形態と同
様の集積度の向上効果等を有するとともに、階段部サイ
ドウォール7cの存在によって、素子分離2bと活性領
域との間の急峻な階段形状が緩和されるので、ローカル
配線13を形成する際のポリシリコン膜のパターニング
時における残渣の低減と、ローカル配線13の断線や抵
抗値の増大が防止されるという利点がある。
【0077】ここで、集積度の指針値としてゲート電極
となるポリシリコン電極4aとフィールド絶縁膜2bと
の間の距離Lcを見積ると、距離Lcは、接続孔径0.
5μmに、電極部サイドウォール7aの幅0.1μm
と、ポリシリコン電極4aとの合わせマージン0.3μ
mと、階段部サイドウォール7cの幅0.1μmとを加
えた1.0μmとなり、従来例のLa値(図12参照)
が1.2μmであったのに対して、0.2μm縮小する
ことができる。
【0078】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について、図4a〜図4cを参照しながら説明する。
【0079】本実施形態は、フォトリソグラフィー工程
におけるマスクの合わせずれが生じた場合のみ接続孔が
活性領域上から素子分離上に跨って形成されるような場
合の製造工程を説明するものである。
【0080】図4aは、上記第2の実施形態における図
3dに示す工程までを完了した状態を示す。すなわち、
活性領域表面から階段状に高くなる上面を有する素子分
離である素子分離2bと、その階段部の側面上の階段部
サイドウォール7cと、ゲート酸化膜3と、ゲート電極
となるポリシリコン電極4aと、その両側面上の電極部
サイドウォール7aと、低濃度ソース・ドレイン領域6
と、高濃度ソース・ドレイン領域8と、素子分離2b上
のポリシリコン配線4bと、その各側面上の配線部サイ
ドウォール7bとを形成した後、全面上に厚みが0.1
5μm程度の絶縁膜12を形成した状態を示す。
【0081】次に、図4bに示すように、接続孔を形成
するためのレジスト膜25bを形成する。ここで、本実
施形態においては、リソグラフィー工程におけるマスク
の合わせずれがないとしたときに、接続孔がトランジス
タの活性領域(高濃度ソース・ドレイン領域8)から階
段部サイドウォール7cまで跨るようにレジスト膜25
bを形成する。そして、絶縁膜12をエッチングするこ
とで、活性領域から階段部サイドウォール7cにまで跨
る接続孔14を形成する。
【0082】次に、図4cに示すように、絶縁膜12の
上に高濃度ソース・ドレイン領域8に接続されるローカ
ル配線13を形成する。
【0083】なお、図4bに示す状態で、リソグラフィ
ー工程におけるマスクの合わせずれにより、例えば最大
0.3μmだけ素子分離2bの側へ接続孔14の端がず
れる可能性がある。その場合には、第2の実施形態で説
明した構造(図3e参照)となるが、その場合でも、上
記第1,第2の実施形態において説明したと同様に、接
続孔14内の素子分離2bに凹部が形成されることがな
い。あるいは、凹部が形成されても、上記不等式(1) が
成立する条件で各部の寸法等を設定している限り、接合
耐圧の低下や接合リーク電流の増大といった問題が生じ
ることはない。
【0084】本実施形態では、集積度の指針値となるポ
リシリコン電極4aと素子分離2bとの間の距離Lcを
見積ると、第2の実施形態と同様に、距離Lcは、接続
孔径0.5μmに、電極部サイドウォール7aの幅0.
1μmと、ポリシリコン電極4aと合わせマージン0.
3μmと、階段部サイドウォール7cの幅0.1μmと
を加えた1.0μmとなり、従来の距離Laが1.2μ
mであったのに対して、0.2μm縮小することができ
る。
【0085】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について、図5a〜図5cを参照しながら説明する。本
実施形態は、配線層とシリコン基板を接続するための接
続孔が活性領域上から素子分離上のポリシリコン配線に
跨るような場合の製造工程を説明するものである。
【0086】図5aは、上記第2の実施形態における図
3dに示す工程までを完了した状態を示す。すなわち、
活性領域表面から階段状に高くなる上面を有する素子分
離である素子分離2bと、その階段部の側面上の階段部
サイドウォール7cと、ゲート酸化膜3と、ゲート電極
となるポリシリコン電極4aと、その両側面上の電極部
サイドウォール7aと、低濃度ソース・ドレイン領域6
と、高濃度ソース・ドレイン領域8と、素子分離2b上
のポリシリコン配線4bと、その各側面上の配線部サイ
ドウォール7bとを形成した後、全面上に厚みが0.1
5μm程度の絶縁膜12を形成した状態を示す。
【0087】次に、図5bに示すように、接続孔を形成
するためのレジスト膜25cを形成する。ここで、本実
施形態においては、リソグラフィー工程におけるマスク
の合わせずれがないとしたときに、開口部がトランジス
タの活性領域(高濃度ソース・ドレイン領域8)上から
素子分離2b上のポリシリコン配線4bの上にまで跨る
ようにレジスト膜25cを形成する。そして、絶縁膜1
2をエッチングすることで、高濃度ソース・ドレイン領
域8,素子分離4b及びポリシリコン配線4bの上に跨
る接続孔14を形成する。
【0088】次に、図5cに示すように、絶縁膜12の
上に高濃度ソース・ドレイン領域8及びポリシリコン配
線4bに接続されるローカル配線13を形成する。
【0089】従来の製造工程では、高濃度ソース・ドレ
イン領域8と素子分離2b上に形成されるゲート配線と
なるポリシリコン配線4bを電気的に接続しようとする
場合、高濃度ソース・ドレイン領域8上に形成される接
続孔とポリシリコン配線4b上に形成される接続孔と
を、それぞれ高濃度ソース・ドレイン領域8と素子分離
2bとの境界線に対して合わせマージンを考慮して設定
しなければならなかった。それに対し、本実施形態で
は、配線部材と高濃度ソース・ドレイン領域8及びポリ
シリコン配線4bとの接続を、合わせマージンを考慮せ
ず1つの接続孔14を介して実現することができ、しか
も、上記第1〜第3の実施形態で説明したように、絶縁
膜12のエッチング時のオーバーエッチングにより接合
耐圧の低下や接合リーク電流の増大といった問題が生じ
ることはない。
【0090】なお、本実施形態では素子分離2b上の配
線をポリシリコン膜で構成したが、他の導電性の材料や
ポリシリコン電極と異なるレイヤーの配線を適用しても
よい。
【0091】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
について、図6a〜図6fを参照しながら説明する。本
実施形態は、配線層とシリコン基板とを接続するための
接続孔が活性領域上からゲート電極上方及び素子分離上
にまで跨る場合の製造工程を説明するものである。
【0092】まず、図6aに示すように、p型シリコン
基板1の表面から階段状に高くなる上面を有する素子分
離である素子分離2bを形成する。
【0093】次に、図6bに示すように、ポリシリコン
膜4xを0.2μmの厚みで堆積し、さらにその上にゲ
ート保護用シリコン酸化膜15xを0.15μm程度の
厚みで堆積する。このとき、ゲート保護用シリコン酸化
膜15xの膜厚は、後で形成される絶縁膜12をエッチ
ングする際のオーバーエッチングにより除去される分を
考慮して十分な厚さが必要である。本実施形態では、ゲ
ート保護用シリコン酸化膜15xの膜厚は、絶縁膜12
の膜厚と同じ程度の膜厚としている。
【0094】次に、図6c,図6dに示す工程で、上記
第2の実施形態における図3c,図3dに示す工程と同
じ処理を行い、ゲート電極となるポリシリコン電極4a
及びゲート上保護膜15aと、それらの両側面上の電極
部サイドウォール7aと、低濃度ソース・ドレイン領域
6と、高濃度ソース・ドレイン領域8と、素子分離2b
上のポリシリコン配線4b及び配線上保護膜15bと、
それらの各側面上の配線部サイドウォール7bと、階段
部サイドウォール7cとを形成した後、全面上に厚みが
0.15μm程度の絶縁膜12を形成する。
【0095】次に、図6eに示すように、接続孔を形成
するためのレジスト膜25dを形成する。ここで、本実
施形態においては、リソグラフィーにおけるマスクの合
わせずれがない場合に、接続孔がポリシリコン電極4a
の上方から活性領域となる高濃度ソース・ドレイン領域
8上及び素子分離2bにまで跨るように、レジスト膜2
5dを形成する。したがって、合わせずれがない場合に
は、レジスト膜25dの開口部がポリシリコン電極4a
の一部にまで跨っている。そして,この後ドライエッチ
ング法により絶縁膜12をパターニングする。その際、
レジスト膜25dの開口部にある素子分離2b及びゲー
ト上保護膜15aの一部も、絶縁膜12のドライエッチ
ング時の際のオーバーエッチングによってある程度の厚
み分だけ除去されるが、ポリシリコン電極4aにまで接
続孔14が到達することはない。
【0096】次に、図6fに示すように、全面上にポリ
シリコン膜を堆積した後、これをパターニングすること
で、高濃度ソース・ドレイン領域8に接続されるローカ
ル配線13を形成する。
【0097】本実施形態では、図6eに示す工程で、接
続孔14を形成するために絶縁膜12の膜厚である0.
15μmのエッチング量よりも例えば40%オーバーエ
ッチングを加えても、上記各実施形態と同様に、接合耐
圧の低下や接合リーク電流の増大といった問題が生じる
ことはない。
【0098】特に、本実施形態では、接続孔14がリソ
グラフィーにおける合わせずれがない場合にポリシリコ
ン電極4aの上方にまで跨るようにしているために、ド
ライエッチング法により絶縁膜12をエッチングする
際、絶縁膜12の膜厚である0.15μmのエッチング
量よりも例えば40%オーバーエッチングを加えること
により、ゲート上保護膜15aの一部が約0.06μm
の深さだけエッチングされるが、ゲート上保護膜15a
の膜厚はそれより充分厚い0.15μmあるため、従来
問題となっていた接続孔を介した上層の配線との電気的
短絡が起こることはない。
【0099】ただし、上記ゲート上保護膜15aの厚み
は以下のように設定されていればよい。すなわち、絶縁
膜12の厚みをa、ゲート上保護膜4aの厚みをc、絶
縁膜12のエッチングレートをER1,ゲート上保護膜4
aのエッチングレートをER3、接続孔14形成時の絶縁
膜12のオーバーエッチング割合をOE としたときに、
下記不等式(2) OE ×a×(ER3/ER1)<c (2) が成り立つように上記各部の寸法,材料が設定されてい
ればよい。
【0100】ここで、集積度の指針値としてゲート電極
となるゲートポリシリコン4aと素子分離2との間の距
離Ldを見積ると、距離Ldは、接続孔径0.5μmの
他に、電極部サイドウォール7aの幅0.1μmと、階
段部サイドウォール7cの幅0.1μmとを加えた0.
7μmとなり、従来例のLa値が1.2μmであったの
に対して、0.5μm縮小することができる。
【0101】(第6の実施形態)次に、第6の実施形態
について、図7a〜図7cを参照しながら説明する。本
実施形態は、配線層とシリコン基板とを接続するための
接続孔が、合わせずれがない場合には活性領域から電極
部サイドウォール及び素子分離上に跨り、合わせずれが
生じた場合のみポリシリコン電極の上方にまで跨るよう
な場合における製造工程を説明するものである。
【0102】図7aは、上記第5の実施形態における図
6dに示す工程までを完了した状態を示す。すなわち、
活性領域とは所定の段差を有する素子分離である素子分
離2bと、その階段部の側面上の階段部サイドウォール
7cと、ゲート酸化膜3と、ゲート電極となるポリシリ
コン電極4aと、その上のゲート上保護膜15aと、そ
れらの両側面上の電極部サイドウォール7aと、低濃度
ソース・ドレイン領域6と、高濃度ソース・ドレイン領
域8と、素子分離2b上のポリシリコン配線4bと、そ
の上の配線上保護膜15bと、それらの各側面上の配線
部サイドウォール7bとを形成した後、全面上に厚みが
0.15μm程度の絶縁膜12を形成した状態を示す。
【0103】次に、図7bに示すように、接続孔を形成
するためのパターンを有するレジスト膜25eを形成す
る。ここで、本実施形態においては、開口部が少なくと
も階段部サイドウォール7cから活性領域となる高濃度
ソース・ドレイン領域8を含み、さらに電極部サイドウ
ォール7aにまで跨るようにレジスト膜25dを形成す
る。
【0104】次に、全面上にポリシリコン膜を堆積した
後これをパターニングして、高濃度ソース・ドレイン領
域8に接続されるローカル配線13を形成する。
【0105】本実施形態では、図7bに示す工程で、リ
ソグラフィーの合わせずれにより、例えば最大0.3μ
mだけレジスト膜25eの開口部がずれていると、接続
孔14がポリシリコン電極4aの一部の上方にまで跨っ
て形成され、逆方向にずれると接続孔14が素子分離2
bの一部に跨って形成されることになる。しかし、いず
れの場合にも、上記第5の実施形態と同様に、各部の寸
法等が上記不等式(1),(2) を満足するように設定されて
いる限り、素子分離2bの端部における接合耐圧の低下
や接合リーク電流の増大が生じることはなく、かつロー
カル配線等の配線部材とポリシリコン電極4aとの電気
的短絡が生じることもない。
【0106】ここで、集積度の指針値としてゲート電極
となるゲートポリシリコン4aと素子分離2との間の距
離Ldを見積ると、上記第5の実施形態と同様に、距離
Leは、接続孔径0.5μmに、電極部サイドウォール
7aの幅0.1μmと、階段部サイドウォール7cの幅
0.1μmとを加えた0.7μmとなり、従来例のLa
値が1.2μmであったのに対して、0.5μm縮小す
ることができることになる。
【0107】なお、上記各実施形態では、配線部材とし
て絶縁膜12が比較的薄くて済むローカル配線を想定し
ているが、配線部材が層間絶縁膜を介して形成される通
常のグローバル配線の場合にも適用し得る。その場合、
層間絶縁膜は比較的厚いので、接続孔の形成時における
層間絶縁膜のオーバーエッチング割合を減少させたり、
素子分離上面−活性領域表面間の段差を大きくすること
により同様に適用できる。その点については、次の第7
の実施形態において説明する。
【0108】また、素子分離2bや第5,第6実施形態
におけるゲート上保護膜15aの材質を、接続孔形成の
ためのエッチングに対して絶縁膜12の材質よりもエッ
チングレートの小さい材質を用いることにより、より製
造が容易となる。
【0109】さらに、各実施形態における絶縁膜12を
複数の膜で構成し、その下層部に接続孔形成のためのエ
ッチングに対してエッチングレートの小さい材質の層を
少なくとも1層備えた構造とすることによって、製造が
さらに容易となる。
【0110】(第7の実施形態)次に、厚い層間絶縁膜
上に形成された配線層と半導体基板の活性領域との間
を、層間絶縁膜に開口されたコンタクトホールを介して
接続するようにした場合の実施形態である第7の実施形
態について説明する。
【0111】図8a〜8cは、上記第1の実施形態にお
ける薄めの絶縁膜12の代わりに、積層膜10及び層間
絶縁膜11を形成した場合の工程を示す断面図である。
図8aに示すように、図1a〜1d及び図2a〜2cに
示す工程を行なった後、基板の全面上に厚みが70nm
程度のシリコン酸化膜10aと厚みが80nm程度のシ
リコン窒化膜10bとからなる積層膜10を形成し、さ
らにその上に厚みが600nm程度のシリコン酸化膜か
らなる層間絶縁膜11を堆積する。次に、コンタクトホ
ールを形成するためのパターンを有するレジスト膜25
aを層間絶縁膜11の上に形成する。その際、レジスト
膜25aの開口部は、素子分離2bとの干渉を避けるた
めの合わせマージンを設けることなく位置決めされてい
る。この図に示す場合には、開口部がトランジスタの活
性領域となるソース・ドレイン領域8の上から素子分離
2bの上まで跨るようにレジスト膜25aを形成する。
【0112】次に、図8bに示すように、レジスト膜2
5aをマスクとしてエッチングを行なって、層間絶縁膜
25a及び積層膜10を選択的に除去し、素子分離2b
及び活性領域に到達するコンタクトホール20を形成す
る。
【0113】次に、図8cに示すように、コンタクトホ
ール20内にTiN/Ti膜からなるプラグ下敷き膜2
1と、Wプラグ22とを選択CVDにより堆積し、さら
に、基板の全面上にアルミニウム合金膜を堆積した後、
これをパターニングして、第1層目金属配線23を形成
する。この時、第1層目金属配線23は、コンタクトホ
ール20内に埋め込まれたWプラグ22及びプラグ下敷
き膜21を介して活性領域のソース・ドレイン領域8と
電気的に接続される。
【0114】図9a〜9cは、上記第2の実施形態にお
ける薄めの絶縁膜12の代わりに、積層膜10及び層間
絶縁膜11を形成した場合の工程を示す断面図である。
この製造工程は、上記図8a〜8cにおける製造工程に
おいて、サイドウォール7a〜7cを形成する工程を追
加し、LDD構造のトランジスタを形成するようにした
ものである。
【0115】図10a〜10cは、上記第4の実施形態
における薄めの絶縁膜12の代わりに、積層膜10及び
層間絶縁膜11を形成した場合の工程を示す断面図であ
る。図10aに示す工程において、層間絶縁膜11の上
に、活性領域からゲート配線4bに亘る領域を開口した
レジスト膜25cを形成し、その後は、上記図8b,8
cと同じ工程を行なう。
【0116】図11a〜11cは、上記第5の実施形態
における薄めの絶縁膜12の代わりに、積層膜10及び
層間絶縁膜11を形成した場合の工程を示す断面図であ
る。図11aに示す工程において、ゲート電極4aの上
には、ゲート保護用シリコン酸化膜15aが形成されて
おり、その上に積層膜10及び層間絶縁膜11が形成さ
れている。そして、層間絶縁膜11の上に、素子分離,
活性領域からゲート電極4aに亘る領域を開口したレジ
スト膜25dを形成し、その後は、上記図8b,8cと
同じ工程を行なう。
【0117】上記図8b,9b,10b,11bに示す
工程において、層間絶縁膜11の下部には、シリコン酸
化膜とエッチング選択比の高いシリコン窒化膜10bが
形成されているので、層間絶縁膜11のオーバーエッチ
ングによってシリコン窒化膜10bが完全に除去される
ことはない。そして、積層膜10のうちのシリコン窒化
膜10bを除去する際には、シリコン窒化膜10bとそ
の下のシリコン酸化膜10aとの選択比が高いので、シ
リコン酸化膜10aが完全に除去されることはない。さ
らに、シリコン酸化膜10aは厚みが70nm程度であ
り、素子分離−活性領域間の段差0.2μmよりも薄い
ので、シリコン酸化膜10aをエッチングする際にオー
バーエッチングによって素子分離2bが活性領域の表面
以下にまで掘り下げられることはない。すなわち、コン
タクトホール20の一部に素子分離2bの上面がシリコ
ン基板面よりも低くなるような凹部が形成されることは
ない。したがって、層間絶縁膜の上に形成される配線層
と半導体基板の活性領域とを電気的に接続するためのコ
ンタクトホールを形成する際にも、上記各実施形態と同
様の効果を発揮することができる。
【0118】ただし、本実施形態において、層間絶縁膜
の下方に下敷き膜を設けなくても、素子分離の上面と活
性領域の表面との間に階段部が設けられていることで、
コンタクトホールを形成する際に素子分離が活性領域の
表面よりも下方に深く掘り下げられることはないので、
接合耐圧の低下や接合リークの発生を可及的に防止する
ことができる。
【0119】なお、上記各実施形態では、活性領域に配
設される半導体素子が電界効果型トランジスタである場
合について説明したが、本発明は必ずしもかかる実施形
態に限定されるものではなく、半導体素子がバイポーラ
トランジスタであり、活性領域がバイポーラトランジス
タのエミッタ拡散層,コレクタ拡散層又はベース拡散層
である場合にも適用しうる。
【0120】なお、上記各実施形態において、上記階段
部の側面の角度を70゜以上とすることにより、活性領
域との境界付近における階段部側面と活性領域との高度
差を大きく確保することができるので、活性領域の表面
より大きく掘り込まれるような凹部の発生を確実に防止
することができる。
【0121】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、半導体装
置の構成として、溝型素子分離の上面を活性領域の表面
よりも高くしかつ両者間に階段部を設け、その上に下敷
き膜及び層間絶縁膜を介して配線部材を設けるととも
に、配線部材とソース・ドレイン領域とを接続するため
の埋め込み導電層が設けられる層間絶縁膜及び下敷き膜
の開口部が溝型素子分離とソース・ドレイン領域とに跨
っても溝型素子分離が活性領域の表面よりも下方に深く
掘りさがるのを阻止できることで、接合耐圧の低下や接
合リークの発生を防止することができ、よって、開口部
を形成する際にマスク合わせのためのマージンが不要な
構成となり、半導体装置の集積度の向上を図ることがで
きる。
【0122】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
上面が活性領域の表面よりも高くかつ活性領域との間に
階段部を有する溝型素子分離を形成し、基板上に下敷き
膜及び層間絶縁膜を形成した後、ソース・ドレイン領域
から溝型素子分離に跨る領域の層間絶縁膜及び下敷き膜
を除去して開口部を形成し、その後開口部内に埋め込み
導電層の形成と配線部材の形成とを行うようにしたの
で、本発明の効果を発揮しうる半導体装置の形成を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の製造工程のうち素子分離を形
成するまでの工程を示す断面図である。
【図2】第1の実施形態の製造工程のうち素子分離を形
成した後の工程を示す断面図である。
【図3】第2の実施形態の製造工程のうち素子分離を形
成した後の工程を示す断面図である。
【図4】第3の実施形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図5】第4の実施形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】第5の実施形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図7】第6の実施形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図8】第1の実施形態における薄めの絶縁膜の代わり
に、積層膜及び層間絶縁膜を形成した第7の実施形態の
製造工程を示す断面図である。
【図9】第2の実施形態における薄めの絶縁膜の代わり
に、積層膜及び層間絶縁膜を形成した第7の実施形態の
製造工程を示す断面図である。
【図10】第4の実施形態における薄めの絶縁膜の代わ
りに、積層膜及び層間絶縁膜を形成した第7の実施形態
の製造工程を示す断面図である。
【図11】第5の実施形態における薄めの絶縁膜の代わ
りに、積層膜及び層間絶縁膜を形成した第7の実施形態
の製造工程を示す断面図である。
【図12】活性領域と溝型素子分離とがフラットな構造
を有する従来の半導体装置の断面図である。
【図13】図12に示す従来の半導体装置の製造工程を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(半導体基板) 2b 素子分離 3 ゲート酸化膜 4a ポリシリコン電極(ゲート電極) 4b ポリシリコン配線(配線部材) 6 低濃度ソース・ドレイン領域 7a 電極部サイドウォール 7b 配線部サイドウォール 7c 階段部サイドウォール 8 高濃度ソース・ドレイン領域 12 絶縁膜 13 ローカル配線(配線部材) 14 接続孔(開口) 15a ゲート上保護膜 15b 配線上保護膜 20 コンタクトホール(開口) 21 プラグ下敷き膜 22 Wプラグ(埋め込み導電層) 23 アルミニウム配線(配線部材) 25 レジスト膜(マスク部材) 50 レジスト膜 51 溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中林 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 上原 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−181062(JP,A) 特開 平4−29327(JP,A) 特開 平5−326726(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/768 H01L 21/28 H01L 21/8238 H01L 27/092

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の活性領域にMISFET
    配設してなる半導体装置において、上記活性領域の上に形成されたゲート絶縁膜及びゲート
    電極と、 上記ゲート電極の両側方に位置する上記活性領域に形成
    されたソース・ドレイン領域と、 上記半導体基板を所定深さだけ堀込んで形成された溝に
    埋め込まれた絶縁性材料で構成され、 上記活性領域の表
    面よりも高い上面を有し、かつ上記活性領域との境界に
    階段部を形成しながら上記活性領域を分離するように取
    り囲む溝型素子分離と、上記ゲート電極の形成された活性領域上及び上記溝型素
    子分離上に形成された下敷き膜と、 上記下敷き膜上に形成された層間絶縁膜と上記ソース・ドレイン領域から上記溝型素子分離に跨る
    領域の上記層間絶縁膜及び上記下敷き膜を除去して形成
    された開口部と 、 上記開口部内に形成された埋め込み導電層と、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記埋め込み導電層に接
    続される配線部材とを備え 上記下敷き膜は、上記層間絶縁膜とのエッチング選択比
    の高い絶縁性材料からなる ことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記下敷き膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とか
    らなる積層膜であることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 上記埋め込み導電層は、TiN/Ti膜からなるプラグ
    下敷き膜とWプラグで構成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記
    載の半導体装置において、 上記ゲート電極の両側面上に形成された絶縁性材料から
    なる電極部サイドウォールと、 上記溝型素子分離の上記階段部の側面上に形成された絶
    縁性材料からなる階段部サイドウォールとを備えている
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記
    載の半導体装置において、 上記ゲート電極と同じ材料で構成され上記溝型素子分離
    上に形成されたゲート配線をさらに備え、 上記開口部は、上記ソース・ドレイン領域,上記溝型素
    子分離及び上記ゲート配線の各一部に跨る領域の上に形
    成されており、 上記埋め込み導電層は、上記溝型素子分離上の上記ゲー
    ト配線に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記
    載の半導体装置において、 上記ゲート電極の上に形成されたゲート保護膜をさらに
    備え、 上記開口部は、上記ソース・ドレイン領域から上記ゲー
    ト保護膜の少なくとも一部に跨る領域の上に形成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれか1項に記
    載の半導体装置において、 上記層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であることを特徴と
    する半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板の活性領域にMISFETを
    配設してなる半導体装置の製造方法において、 上記半導体基板を所定深さだけ堀込んで形成された溝に
    絶縁性材料を埋め込み、上記活性領域の表面よりも高い
    上面を有し、かつ上記活性領域との境界に階段部を形成
    しながら上記活性領域を分離するように取り囲む溝型素
    子分離を形成する第1の工程と、 上記溝型素子分離で囲まれた上記活性領域上にゲート絶
    縁膜を形成する第2の工程と、 上記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する第3の工程
    と、 上記ゲート電極の両側方に位置する上記活性領域にソー
    ス・ドレイン領域を形成する第4の工程と、 上記第4の工程の後に、上記活性領域及び上記溝型素子
    分離の上に下敷き膜を形成する第5の工程と、 上記下敷き膜上に層間絶縁膜を形成する第6の工程と、 上記ソース・ドレイン領域から上記溝型素子分離に跨る
    領域の上記層間絶縁膜及び上記下敷き膜を除去して開口
    部を形成する第7の工程と、 上記開口部内に埋め込み導電層を形成する第8の工程
    と、 上記層間絶縁膜上に上記埋め込み導電層に接続する配線
    部材を形成する第9の工程とを備え、 上記下敷き膜は、上記層間絶縁膜とのエッチング選択比
    の高い絶縁性材料からなることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記下敷き膜は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とか
    らなる積層膜であることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の半導体装置の製
    造方法において、 上記埋め込み導電層は、TiN/Ti膜からなるプラグ
    下敷き膜とWプラグで構成されていることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のうちのいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記第3の工程の後で、上記第4の工程の前に、上記ゲ
    ート電極の両側面上に絶縁性材料からなる電極部サイド
    ウォールを形成するとともに、上記溝型素子分離の上記
    階段部の側面上に絶縁性材料からなる階段部サイドウォ
    ールとを形成する工程を備えていることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のうちのいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記第3の工程では、上記ゲート電極と同じ材料で上記
    溝型素子分離上にゲート配線を形成し、 上記第7の工程では、上記ソース・ドレイン領域,上記
    溝型素子分離及び上記ゲート配線の各一部に跨る領域の
    上に上記開口部を形成することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8〜11のうちのいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記第3の工程の後で、上記第4の工程の前に、上記ゲ
    ート電極の上にゲート保護膜を形成する工程をさらに備
    え、 上記第7の工程では、上記ソース・ドレイン領域から上
    記ゲート保護膜の少なくとも一部に跨る領域の上に上記
    開口部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13のうちのいずれか1項
    に記載の半導体装置の製造方法において、 上記層間絶縁膜は、シリコン酸化膜であることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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