JP3516787B2 - 風量制御装置 - Google Patents

風量制御装置

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JP3516787B2
JP3516787B2 JP27391195A JP27391195A JP3516787B2 JP 3516787 B2 JP3516787 B2 JP 3516787B2 JP 27391195 A JP27391195 A JP 27391195A JP 27391195 A JP27391195 A JP 27391195A JP 3516787 B2 JP3516787 B2 JP 3516787B2
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shutter plate
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欣司 猪坂
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松下エコシステムズ株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通風路の開放・閉
鎖を行うシャッター機構を設けた風量制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の風量制御装置は図5および図6に
示すように、建物の壁面101を貫通したダクト102
に、箱状の本体103の後方に突設されたスリーブ管1
04を挿入・接続し、本体103のほぼ中央に円形状の
通風開口部105を設け、通風開口部105を開閉する
一対のシャッター板106Aと106Bを設け、通風開
口部105の側方位置に中心を回動自在に支持された一
対の連結杆107を設け、一端が一方のシャッター板1
06Aに連結し、他端が本体103に往復自在に設けら
れたレバー108に回動自在に連結された作動杆109
を備えたシャッター機構110を設けていた。
【0003】また、一対のシャッター板106Aと10
6Bの合致面111はほぼ水平で、閉鎖時に通風開口部
105の中央で合致するとともにシャッター板106A
と106Bの外郭は通風開口部105の半面を覆い被せ
ることのできる形状となっている。
【0004】上記構成において、ダクト102内の通風
路112を通る空気流113に対し、レバー108を操
作し、作動杆109を介し、一方のシャッター板106
Aを移動して連結杆107をほぼ垂直状態に回動すると
ともに、他方のシャッター板106Bも移動させ、一対
のシャッター板106Aと106Bは本体103の隅部
114に平行移動し、通風開口部105外方に移動する
ことにより通風開口部105が開放状態となる。
【0005】一方、レバー108を反開放状態方向に移
動させ、作動杆109を介して一方のシャッター板10
6Aを移動し、連結杆107がほぼ水平状態に回動する
と他方のシャッター板106Bも共に移動し、一対のシ
ャッター板106Aと106Bは合致面111を合わせ
面とし、一対のシャッター板106Aと106Bが通風
開口部105を覆い閉鎖するものであった。
【0006】そして、施工上の要求により、本体103
の小型化を図る場合、シャッター板106Aと106B
の開放状態において図7に示すように、シャッター板1
06Aと106Bの突出部分115が通風開口部105
に係り通風路112に突出し、通風路112の抵抗が増
大し、圧力損失の増加を招くことがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにシャッター
機構を設けた風量制御装置においては、小型化が望まれ
ているとともに、性能においては開放時の低圧損化が要
求されている。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、開放
時の圧力損失を増大させることなく、本体の小型化を図
ることのできる風量制御装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、シャッター板の閉鎖時に合致する一対のシ
ャッター板の合致面それぞれに、開放時に前記通風開口
部外となる傾斜面を有した凹部と、凹部に係合する凸部
とを設け、シャッター板相互の凸部と凹部が係合して閉
鎖するものとしたものである。
【0010】これにより、開放時の圧力損失を増大させ
ることなく、本体の小型化を図ることができる風量制御
装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、作動手段によりそれぞれを平行移動させて円形状の
通風開口部を開閉する一対のシャッター板と、前記シャ
ッター板の閉鎖時に合致する一対のシャッター板の合致
面それぞれに、開放時に前記通風開口部外となる傾斜面
を有した凹部と、前記凹部に係合する凸部とを備え、前
記シャッター板相互の凸部と凹部が係合して閉鎖する構
成としたものであり、シャッター板の開放時においては
通風開口部に突出する部分が凹部となり通風開口部外に
シャッター板が配設されることとなって通風路の通気抵
抗の増大が防止されることとなり、全体的に本体の形状
を小型にすることができるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、後方に円筒状の
スリーブを設け、円形状の通風開口部を形成した箱状の
本体と、前記通風開口部を開閉するように前記本体内に
設けられる一対のシャッター板と、前記通風開口部の側
方位置を中心に回動自在に設けられ、前記一対のシャッ
ター板を連結する一対の連結杆および一端が一方のシャ
ッター板に連結し、他端が前記本体に往復移動自在に設
けられたレバーに回動自在に設けられた作動杆とにより
なる作動手段とを備え、前記シャッター板の合致面に設
けられる凹部に合致する凸部をシャッター板の合致面と
なる端部側に設け、端部側の外周を前記通風開口部とほ
ぼ同心円上の円弧面で形成したものであり、シャッター
板の開放時においては通風開口部に突出するシャッター
板の突出量が削減されて通風抵抗の上昇が抑えられると
ともに、凸部の形成されるシャッター板の端部外周の円
弧面が本体の隅部に対応してシャッター板が格納される
こととなり本体の小型化が図れることとなる作用を有す
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、シャッター板の
開放時に作動手段の連結杆が通風開口部外に配設される
ように連結杆をほぼくの字状に形成したものであり、シ
ャッター板の開放時には連結杆が通風開口部外に配設さ
れることとなり、連結杆による通気抵抗の増加がなくな
り、さらに通気抵抗による通風量の減少を抑えることが
できる作用を有する。
【0014】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1〜図3に示すように、建物の壁面
1を貫通したダクト2に挿入される円筒状のスリーブ管
3を後方に有し、円形状の通風開口部4を形成した箱状
の本体5を設け、通風開口部4を開閉するように本体5
内に一対のシャッター板6Aと6Bを設け、通風開口部
4の側方位置を中心に回動自在に設けられ、シャッター
6Aと6Bを連結する一対の連結杆7および一端が一方
のシャッター板6Aに連結し、他端が本体5に往復移動
自在に設けられたレバー8に回動自在に設けられた作動
杆9により作動手段10を形成する。
【0015】そして、シャッター板6Aと6Bの閉鎖時
に合致するシャッター板6Aと6Bの合致面11それぞ
れに、開放時に通風開口部4外に位置する傾斜面12a
を有した凹部12と、凹部12に係合する凸部13とを
設け、凸部13をシャッター板6Aと6Bの合致面11
となる端部側に設け、端部側の外周を通風開口部4とほ
ぼ同心円上の円弧面14で形成する。
【0016】また、本体の前面側には、空気の通気口と
しての格子を有した化粧グリル(図示せず)を着脱自在
に設ける。
【0017】上記構成において、ダクト2内の通気路1
5を通る空気流16に対し、作動手段10におけるレバ
ー8を操作することにより、作動杆9を介し、一方のシ
ャッター板6Aを移動させ、連結杆7をほぼ垂直状態に
回動して他方のシャッター板6Bを移動し、一対のシャ
ッター板6Aと6Bを本体5の隅部17に平行移動して
格納し、シャッター板6Aと6Bの合致面11となる凸
部13と傾斜面12aを有する凹部12は共に、本体5
の対角線近傍の法線方向となる通風開口部4外に移動
し、通風開口部4が少しの閉鎖部分18を残し開放され
る。
【0018】また、作動手段10におけるレバー8を反
開放状態側に移動することにより、作動杆9を介し、一
方のシャッター板6Aを移動し、連結杆7をほぼ水平状
態に回動させ、他方のシャッター板6Bを移動し、一対
のシャッター板6Aと6Bのそれぞれに形成された凸部
13と凹部12が互いに係合して合致面11が合致し、
通風開口部4が閉鎖される。
【0019】このように、本発明の実施の形態1の風量
制御装置によれば、シャッター板6Aと6Bの開放時に
は、通風開口部4がほとんど全開し、シャッター板6A
と6Bは本体5の隅部17に格納されるので、通気抵抗
を増大させることなく、本体5を小型に形成することが
できる。
【0020】(実施の形態2)図4に示すように、シャ
ッター板6Aと6Bの開放時に作動手段10Aの連結杆
7Aが通風開口部4外に配設されるように連結杆7Aを
ほぼくの字状に形成する。
【0021】このように、シャッター板6Aと6Bの開
放時に作動手段10Aにおける連結杆7Aが通風開口部
4外に配設されるので、シャッター板6Aと6Bの形状
による通気抵抗の増加の防止に加え、連結杆7Aによる
通気抵抗の増加の防止が加わり、更に通気抵抗の増大を
防止することができることとなる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように、
作動手段によりそれぞれを平行移動させて円形状の通風
開口部を開閉する一対のシャッター板と、前記シャッタ
ー板の閉鎖時に合致する一対のシャッター板の合致面そ
れぞれに、開放時に前記通風開口部外となる傾斜面を有
した凹部と、前記凹部に係合する凸部とを備え、前記シ
ャッター板相互の凸部と凹部が係合して閉鎖するように
構成することによって、シャッター板の開放時において
は通風開口部に突出する部分が凹部となり通風開口部外
にシャッター板が配設されることとなって通風路の通気
抵抗の増大が防止されることとなり、開放時の圧力損失
を増大させることなく、本体の小型化を図ることのでき
る風量制御装置を提供することができる。
【0023】また、後方に円筒状のスリーブを設け、円
形状の通風開口部を形成した箱状の本体と、前記通風開
口部を開閉するように前記本体内に設けられる一対のシ
ャッター板と、前記通風開口部の側方位置を中心に回動
自在に設けられ、前記一対のシャッター板を連結する一
対の連結杆および一端が一方のシャッター板に連結し、
他端が前記本体に往復移動自在に設けられたレバーに回
動自在に設けられた作動杆とによりなる作動手段とを備
え、前記シャッター板の合致面に設けられる凹部に合致
する凸部をシャッター板の合致面となる端部側に設け、
端部側の外周を前記通風開口部とほぼ同心円上の円弧面
で形成することによって、シャッター板の開放時におい
ては通風開口部に突出するシャッター板の突出量が削減
されて通風抵抗の上昇が抑えられるとともに、凸部の形
成されるシャッター板の端部外周の円弧面が本体の隅部
に対応してシャッター板が格納されることとなり、開放
時の圧力損失を増大させることなく、本体の小型化をさ
らに図ることができる。
【0024】また、シャッター板の開放時に作動手段の
連結杆が通風開口部外に配設されるように連結杆をほぼ
くの字状に形成することによって、シャッター板の開放
時には連結杆が通風開口部外に配設されることとなり、
連結杆による通気抵抗の増加がなくなり、さらに通気抵
抗による通風量の減少を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による風量制御装置の開
放時の状態を示す正面図
【図2】同実施の形態1による風量制御装置の壁面設置
状態を示す断面図
【図3】同実施の形態1による風量制御装置の閉鎖時の
状態を示す正面図
【図4】同実施の形態2による風量制御装置の開放時の
状態を示す正面図
【図5】従来の風量制御装置の開放時の状態を示す正面
【図6】同風量制御装置の壁面設置状態を示す断面図
【図7】同風量制御装置を小型化した場合における開放
時の状態を示す正面図
【符号の説明】
3 スリーブ管 4 通風開口部 6A シャッター板 6B シャッター板 7 連結杆 7A 連結杆 8 レバー 9 作動杆 10 作動手段 10A 作動手段 11 合致面 12 凹部 12a 傾斜面 13 凸部 14 円弧面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動手段によりそれぞれを平行移動させ
    て円形状の通風開口部を開閉する一対のシャッター板
    と、前記シャッター板の閉鎖時に合致する一対のシャッ
    ター板の合致面それぞれに、開放時に前記通風開口部外
    となる傾斜面を有した凹部と、前記凹部に係合する凸部
    とを備え、前記シャッター板相互の凸部と凹部が係合し
    て閉鎖する構成の風量制御装置。
  2. 【請求項2】 後方に円筒状のスリーブ管を設け、円形
    状の通風開口部を形成した箱形の本体と、前記通風開口
    部を開閉するように前記本体内に設けられる一対のシャ
    ッター板と、前記通風開口部の側方位置を中心に回動自
    在に設けられ、前記一対のシャッター板を連結する一対
    の連結杆および一端が一方のシャッター板に連結し、他
    端が前記本体に往復移動自在に設けられたレバーに回動
    自在に設けられた作動杆とによりなる作動手段とを備
    え、前記シャッター板の合致面に設けられる凹部に合致
    する凸部をシャッター板の合致面となる端部側に設け、
    端部側の外周を前記通風開口部とほぼ同心円状の円弧面
    で形成した請求項1記載の風量制御装置。
  3. 【請求項3】 シャッター板の開放時に作動手段の連結
    杆が通風開口部外に配設されるように連結杆をほぼくの
    字状に形成した請求項2記載の風量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11339990B2 (en) 2018-04-09 2022-05-24 Swegon Operations Ab Air terminal device for control of air flow in a ventilation system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11339990B2 (en) 2018-04-09 2022-05-24 Swegon Operations Ab Air terminal device for control of air flow in a ventilation system
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