JP3516696B2 - 索道の円弧プラットフォーム装置 - Google Patents

索道の円弧プラットフォーム装置

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JP3516696B2
JP3516696B2 JP01930493A JP1930493A JP3516696B2 JP 3516696 B2 JP3516696 B2 JP 3516696B2 JP 01930493 A JP01930493 A JP 01930493A JP 1930493 A JP1930493 A JP 1930493A JP 3516696 B2 JP3516696 B2 JP 3516696B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、円形搬器を用いた索道
設備における乗降場のプラットフォーム装置に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】索道設備は高架の位置に張架された索条
に沿って搬器を運行する輸送設備であるが、地上より高
所を運行するものであるから、眺望を楽しむための観光
施設としての機能も兼ね具えている。特に、四囲の広汎
な眺望がひらけた地形の箇所等には、居ながらにして3
60度の眺望を満喫できる回転型搬器の採用が好適であ
る。このような搬器の構成については、本願と同一出願
人によって平成4年12月28日に出願された「懸垂輸
送設備における回転型搬器」等によって既に提案されて
いる。また、搬器を回転型としない場合にも、観光用と
してふさわしいデザインとして固定型の円形搬器の採用
が要望される場合がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような回転型また
は固定型等の円形搬器を用いる場合に従来のプラットフ
ォームを用いると、円形の搬器と、直線状のプラットフ
ォームとの間に空隙が形成され、乗客の乗降の際の足も
とのの安全上の問題を生ずる等の弊害がある。 【0004】本発明は、円形搬器を用いた場合に好適に
利用できる索道の円弧プラットフォーム装置の提供を目
的としてなされたものである。 【0005】 【問題を解決するための手段】この目的に対応して本発
明は、高架の位置に張架された支索を転走し曳索で牽引
される搬器を運行して輸送を行い前記搬器には円形搬器
を用いる索道設備において、乗客が乗降すべきプラット
フォームの少なくとも一部は前記円形搬器の進行方向前
方に具えられて、進行前後方向に摺動可能の可動プラッ
トフォームとし、該可動プラットフォームには前記円形
搬器にほぼ適合する円弧状凹部を形成すると共に、前記
可動プラットフォームと固定位置との間には緩衝装置を
具えてなる索道の円弧プラットフォーム装置、として構
成したものである。 【0006】 【作用】本発明の、索道の円弧プラットフォーム装置
は、支索と曳索とを張架して回転型又は固定型の円形搬
器を往復運行する交走式等の索道の停留場に適用するも
のである。プラットフォームは固定プラットフォームの
部分と及び少なくとも一部には摺動プラットフォームの
部分とよりなっている。固定プラットフォームは、基部
と二つの側部とを平面視ほぼ「コ」字状に配設したもの
であり、また、可動プラットフォームは前部には円形搬
器の外形にほぼ適合する円弧状凹部を形成したもので、
固定位置にあるガイドレールに導かれて前後に摺動可能
となっている。かつ、固定位置と可動プラットフォーム
との間には緩衝装置として緩衝ばねが介在している。可
動プラットフォームの前後摺動に伴って、固定プラット
フォームと可動プラットフォームとの間に形成される間
隙は、ステップ板を用いて塞ぐようにしている。また、
固定プラットフォームの両方の側部から前方に向かって
は、搬器ガイドレールがそれぞれ延出して設備されてい
る。 【0007】回転型、又は固定型の円形搬器が索道線路
中を運行して停留場に近づくと、全速から緩速を経て微
速に減速され、まづ、二つの搬器ガイドレールの間の領
域に進入し、搬器のローリング揺動があればここで矯正
される。さらに円形搬器は微速でプラットフォーム内に
進入し所定の停止位置に達すると索道の運転が停止さ
れ、摺動プラットフォームの円弧状凹部の内側にほぼ適
合して停止する。円形搬器の停止時に、慣性力でピッチ
ング揺動を生じ、該円形搬器が摺動プラットフォームの
円弧状凹部に当接し、この摺動プラットフォームに押圧
力を及ぼす場合には、摺動プラットフォームはガイドレ
ールに沿って後退移動し、緩衝ばねが圧縮されて緩衝す
る。 【0008】こうして、円形搬器の押圧力と緩衝ばねの
弾性力とが平衡したところで円形搬器は、摺動プラット
フォームの円弧状凹部との間に空隙なく停止し、乗客の
乗降を安全に行うことができる。 【0009】 【実施例】 (実施例1)本実施例に用いる円型搬器は、交走式索道
の索道線路を運行中に客車が旋回する回転型の円形搬器
を用いた場合について記載する。 【0010】まづ、この索道の円弧プラットフォーム装
置を用いる索道設備における搬器は図4,図5に示した
ような構成となっている。即ち、円形搬器50は主とし
て走行機51,懸垂機53,懸垂主柱55,回転支持枠
体56,客車60,支持及び駆動機構57等よりなる下
受け式回転搬器である。走行機51には複数の走行車輪
52,52…及び52,52…を具え、支索40,40
に導かれて転走するようになっている。かつ、該走行機
51には曳索41,41が連結されて、この曳索41,
41に牽引されて運行を行うようになされている。走行
機51には懸垂機53が枢着、懸垂されており、この懸
垂機53の下方には天蓋状ないし笠状に上部覆体54が
設けられ、また柱状の懸垂主柱55が固着されて垂下し
ている。更にこの懸垂主柱55の下部においては棚状に
回転支持枠体56が固着されている。 【0011】客車60は、屋根、底板、外側構体及び内
側構体とを具えてなるほぼ円形ないし円環状の閉鎖型客
車である。即ち、客車60の外周側は外側構体63を巡
らして囲み、内周側は円管状の内側構体64を用いて、
静止側の懸垂主柱55との間を隔てるようにしており、
上部には屋根61を設け、下部には底板62を設けてな
るものである。外側構体63の少なくとも一箇所には両
開きの扉65,65を具えて乗客の乗降に供するように
している。また、外側構体63の前記扉65,65を設
けた以外の箇所には、ほぼ全周に亙って窓66,66…
が設けられている。客車60の床面67,67は、平面
視ほぼ円環状をなしており、ここは乗客の乗車する踏面
となるべき部位である。本図に例示した搬器においては
床面67,67が高位と低位の床面よりなり、高位の床
面と低位の床面との境界付近には乗客の足もとの安全の
ために手摺70,70を設けたもので、乗客の眺望を良
好にするように企図されてたものを用いている。 【0012】前記の回転支持枠体56上には、回転支持
及び駆動のためのローラ58,58…を具えた回転及び
支持機構57を設けており、これによって客車60を下
方から旋回可能に支承してかつ、回転駆動しており、こ
うして該客車60は前記の懸垂主柱55を中心として旋
回動作を行うようになされている。 【0013】また、回転支持枠体56の外周には緩衝部
材69,69が前後の方向にそれぞれ巻き付け貼着され
ており、これは後記の摺動プラットフォーム6の円弧状
凹部9に当接した場合の衝撃を緩和するための部材であ
る。 【0014】一方、該円形搬器50の進行方向左右には
それぞれスライダー部材68,68及び68,68が固
着されている。即ち、該円形搬器50の進行方向左方に
は非回転部である上部覆体54と、同じく非回転部であ
る回転支持枠体56との間を結んで管状部材又は棒状部
材よりなるスライダー部材68,68が固着されてお
り、同様に該円形搬器50の進行方向右方にも非回転部
である上部覆体54と、同じく非回転部である回転支持
枠体56との間を結んで同様にスライダー部材68,6
8が固着されている。これらの、スライダー部材68,
68又は68,68はそれぞれ客車60の旋回動作には
支障しないように外側構体63及び扉65との間はは多
少の空隙を保つように設けられている。このスライダー
部材68,68又は68,68は、円形搬器50が索道
線路を運行中に生じたローリング揺動を制止するために
設けられた後記の搬器ガイドレール30または30と当
接するための部位である。 【0015】次に、図1,図2及び図3によって、円弧
プラットフォーム装置1の構成について説明する。図1
は、円弧プラットフォーム装置1の平面図であり、図2
は円弧プラットフォーム装置1を一部断面図で示した側
面図であり、図3は円弧プラットフォーム装置1の摺動
プラットフォーム6とガイドレール12,12との関係
を示した背面図である。 【0016】円弧プラットフォーム装置1のプラットフ
ォームは、大別して固定プラットフォーム2の部分と、
少なくとも一部には可動プラットフォーム6の部分とを
用いてなっている。まづ、固定プラットフォーム2は、
基部3と、この基部3から索道線路方向に両袖状に延長
された側部4,5とが一体構成をなして、平面視におい
てほぼ「コ」字状をなして形成されている。なお、交走
式索道においては、通常、往復両線が平行に架設されて
2台の搬器が交互に運行するように設備され、図1はそ
の一方の搬器側について示したものであり、図1の図幅
右方の破断線で示した部分の右方には本図に図示したも
のと構成、機能が均等の装置が並設されているが、図示
は省略されている。 【0017】可動プラットフォーム6は上面に乗客のた
めの踏面を形成した板状体ないし枠状体で、前端部には
円弧状凹部9が形成されている。この円弧状凹部9は後
記の如く円形搬器50が、ここにほぼ適合して内挿され
停止すべき部位である。かつ、可動プラットフォーム6
の下面にはローラ10,10,10,10がそれぞれ軸
11または11…及びブラケット11aまたは11a…
を介して枢着されている。一方、固定位置には水平方向
に開口した溝型状のガイドレール12又は12が互いに
平行に設けられている。即ち、図2、図3の如く、固定
プラットフォーム2の側部4及び5にはそれぞれブラケ
ット13,13又は13,13を介してガイドレール1
2又は12が搬器の進行前後方向に平行に固設されてお
り、このガイドレール12又は12の溝内には前記のロ
ーラ10,10又は10,10が転動可能に係合してい
る。従って、可動プラットフォーム6はローラ10,1
0,10,10の転動によってガイドレール12または
12に導かれて矢印31または32の方向に摺動移動可
能となっている。 【0018】次には、可動プラットフォーム6の後端部
と固定位置にある固定プラットフォーム2の基部3との
間には緩衝装置として、この実施例においては、圧縮ば
ねを用いてなる緩衝ばね20,20,20が間挿されて
いて、後記のように、円形搬器50の到着時に摺動プラ
ットフォーム6に当接した場合の衝撃を吸収するように
なされている。 【0019】また、可動プラットフォーム6が前後に摺
動可能とするために固定プラットフォーム2の基部3と
可動プラットフォーム6との間に形成された間隙21を
閉じるために、一方をヒンジとして先端を自由端とした
ステップ板25が設けられている。即ち、固定プラット
フォーム2の基部3付近に設けたヒンジ26,26を介
して、該ヒンジ26,26を中心に多少の上下回動を許
容するようにステップ板25が枢着され、該ステップ板
25の先端側は可動プラットフォーム6の上面に接触摺
動可能に載置されている。 【0020】次に、固定プラットフォーム2の側部4及
び5の先端寄り付近には、それぞれ搬器ガイドレール3
0または30が固着され先端を自由端として索道線路4
2方向に向かって片持状に延出している。これは、索道
線路中で風圧荷重等により搬器がローリング揺動して進
行してきた場合に揺動を抑止し次第に中央に収斂させて
停留場内に誘導するために設けられたものである。ま
た、固定プラットフォーム2の側部4,5には乗客の転
落防止のために、柵27又は28が固設されている。 【0021】前記の如く構成された索道の円弧プラット
フォーム装置において、次に装置の動作ないし作用につ
いて説明する。 【0022】搬器として前記のとおり本実施例において
は回転型の円形搬器50が用いられ、走行機51の走行
車輪52,52…、及び52,52…で支索40,40
上を転走し、かつ、曳索41,41に牽引されて索道線
路中を往復運行する。走行機51には懸垂機53が枢着
懸垂され、更に懸垂主柱55が連結されて下垂している
が、この下部には回転支持枠体56が固着されている。
回転支持枠体56には回転支持及び駆動機構57を具え
ていて、ローラ58,58…によって客車60を支承
し、かつ、前記の懸垂主柱55を軸心として旋回駆動し
ている。こうして客車60は索道線路を運行中、旋回が
行われ、乗客は居ながらにして四囲の眺望が可能であ
る。 【0023】円形搬器50が停留場に近づくと、通常用
いられている運行様式と同様に、運行速度は全速から緩
速を経て次第に微速に減速される。また、本実施例にお
ける円形搬器50の場合には、客車60が旋回運動を行
うようになっているので、停留場到着以前に客車60の
扉65,65の位置を該円形搬器50の進行方向ないし
矢印32の方向に向かって停止させ、可動プラットフォ
ーム6の円弧状凹部9の方向に一致させて停止するよう
になされる。 【0024】一方、こうして矢印32方向に停留場の円
弧プラットフォーム装置1に近づいた円形搬器50は、
まづ、固定プラットーム2の側部4,5からそれぞれ延
出している搬器ガイドレール30または30によってそ
の姿勢が矯正される。即ち、この円形搬器50に限らず
索道搬器一般について、索道線路中において風圧荷重等
によって多少ともローリング揺動を生じていることがあ
る。ここで円形搬器50の左右にそれぞれ固設されて非
回転部位であるスライダ部材68,68及び68,68
が、固定プラットフォーム2の搬器ガイドレール30又
は30に当接し、かつ、搬器ガイドレール30と30と
の相互間の間隔は、矢印32の方向に向かうに従って次
第に狭くなるように配設されているので、円形搬器50
の姿勢は次第に矯正され、中央に垂下した状態に収斂す
る。この点に関しては通常の交走式索道において行われ
ている搬器の姿勢矯正の方法と基本的に同様である。 【0025】こうして、円形搬器50は固定プラットフ
ォーム2の側部4と5とに挟まれた領域を微速で移動す
る。次に、通常の交走式索道において行われているのと
同様に所定の停止位置で索道の運転が停止されると、こ
れに伴い該円形搬器50は摺動プラットフォーム6の円
弧状凹部9の内側領域にほぼ適合した定位置に停止す
る。前記のように、円形搬器50は微速で進入するが、
停止時に慣性力によって多少とも矢印31又は32方向
にピッチング揺動を生じ、このとき進行方向揺動に対し
ては円形搬器50の非回転部である回転支持枠体56の
周縁に巻き付け貼着され防振ゴム材等よりなる緩衝部材
69が円弧状凹部9に当接し、こうして停止時の衝撃が
緩和される。 【0026】次に、可動プラットフォーム6と固定プラ
ットフォーム2の基部3との間には緩衝装置として緩衝
ばね20,20,20が介在しており、かつ、可動プラ
ットフォーム6にブラケット11a,11a,11a,
11aで支持した軸11,11,11,11にそれぞれ
枢着されたローラ10又は10…が固定位置のガイドレ
ール12又は12に係合して転動し、前後の方向に摺動
可能となっている。何らかの理由により円形搬器50の
停止時のピッチング揺動が大きく可動プラットフォーム
6に当接する押圧力が大きい場合には、可動プラットフ
ォーム6はガイドレール12,12に沿って矢印32の
方向に後退移動し、緩衝ばね20,20,20は圧縮さ
れ、該緩衝ばね20,20,20の弾性力で円形搬器5
0の動揺を制止し停止させる。こうして、円形搬器50
の押圧力と緩衝ばね20,20,20の弾性力とが平衡
して、該円形搬器50は停止する。 【0027】なお、可動プラットフォーム6の前記前後
摺動に伴って、該可動プラットフォーム6と、固定プラ
ットフォーム2の基部3との間の間隙21が拡大又は縮
小するが,これに対してはステップ板25を用いて対応
を行っている。即ち、固定プラットフォーム2の基部3
にヒンジ26,26で枢着し先端の自由端を摺動プラッ
トフォーム6の踏面上に滑動可能に載置したすステップ
板25が、可動プラットフォーム6の移動時も間隙21
を塞ぎ、こうして乗客の歩行面の安全を図っている。 【0028】しかる後に、円形搬器50の扉65,65
を開扉して乗客の乗降の用に供するのである。摺動プラ
ットフォーム6の円弧状凹部9は円形搬器50の客車6
0とほぼ空隙なく適合して停止するので乗客の乗降の安
全が確保される。 【0029】(実施例2)次に、この実施例は、搬器と
して固定型の円形搬器150を用いた場合についてのも
ので、この場合においても、円弧プラットフォーム装置
1を有効に利用することができる。 【0030】この実施例における円形搬器150は、客
車が円形状である他は、基本的な構成の点で従来の索道
搬器の構成と均等である。即ち、支索に導かれて転走す
る走行機の下部には懸垂機を枢着して懸垂し、懸垂機に
は円形状の客車160を固定的に懸垂したものである。
図6は客車160の床面167,167付近を平面視で
示したものである。客車160の周縁には構体163を
巡らし、乗客の踏面である床面167と167とは全体
で円形状をなしている。円形搬器150ないし客車16
0の進行前後方向にはそれぞれ両開きの扉165a,1
65aと、扉165b,165bとが相互に180度、
背反した方向に設けられている。これは、円形搬器15
0が回転型搬器でないため、一方の扉165a,165
aは、該円形搬器150が索道線路を順行運行して一方
の停留場で乗客の乗降に供する場合に用いるものであ
り、他方の扉165b,165bは、該円形搬器150
が索道線路を逆行運行して他方の停留場で乗客の乗降に
供する場合に用いるためである。また、この場合も前記
実施例の場合と同様に構体163には該円形搬器150
進行方向左右にはスライダー部材168,168及び1
68,168が固設されており、停留場への入場時の搬
器姿勢の矯正のために供される。 【0031】このような構成の固定型の円形搬器150
を運行して本発明の円弧プラットフォーム装置1に到着
させるとき、客車の回転停止に関する事項を除いて、前
記実施例1の場合と全く同様に作動ないし機能し、有効
に利用可能である。 【発明の効果】索道設備は輸送設備であると共に、観光
設備としての性格を兼ね具えているが、特に眺望の優れ
た箇所には乗客が居ながらにして360度の眺望を観覧
することができ回転型の円形搬器の利用が好適である。
また、この他に固定型の円形搬器の利用も望まれる場合
があるが、これらの円形搬器に従来形式の停留場プラッ
トフォームを適用すると、円形の搬器ないし客車と直線
型のプラットフォームとが適合せず、相互間に空隙を生
じ乗客の乗降安全上の問題があった。 【0032】本発明の、円弧プラットフォーム装置にお
いては、可動プラットフォームに円弧状凹部が形成され
ており、円形搬器は円弧状凹部にほぼ適合して停止し、
相互間の空隙を生じないので、乗客乗降の際の足もとの
安全が確保される。また、可動プラットフォームはガイ
ドレールに沿って円形搬器の進行前後方向に移動可能と
なっており、かつ、緩衝ばね等の緩衝装置を具えている
ので、円形搬器にピッチング揺動を生じて可動プラット
フォームに当接した場合にも衝撃を緩和し円形搬器の揺
動を制止する。 【0033】このように本発明の、索道の円弧プラット
フォーム装置の適用によって、従来型の乗降プラットフ
ォームでは対応できなかった円形搬器使用の索道設備の
場合に、安全な乗降場装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】円弧プラットフォーム装置の正面図である。 【図2】円弧プラットフォーム装置を一部断面図で示し
た側面図である。 【図3】可動プラットフォームとガイドレールとの関係
を示す背面図である。 【図4】回転型の円形搬器を示す正面図である。 【図5】回転型の円形搬器の床面付近を示す平面図であ
る。 【図6】固定型の円形搬器の床面付近を示す平面図であ
る。 【符号の説明】 1 円弧プラットフォーム装置 2 固定プラットフォーム 3 基部 4,5 側部 6 可動プラットフォーム 9 円弧状凹部 10 ローラ 11 軸 11a ブラケット 12 ガイドレール 13 ブラケット 20 緩衝ばね 21 間隙 25 ステップ板 26 ヒンジ 27,28 柵 30 搬器ガイドレール 31,32 矢印 40 支索 41 曳索 42 索道線路 50 円形搬器 51 走行機 52 走行車輪 53 懸垂機 54 上部覆体 55 懸垂主柱 56 回転支持枠体 57 回転支持及び駆動機構 58 ローラ 60 客車 61 屋根 62 底板 63 外側構体 64 内側構体 65 扉 66 窓 67 床面 68 スライダ部材 69 緩衝部材 70 手摺 150 円形搬器 160 客車 163 構体 165a,165b 扉 166 窓 167 床面 168 スライダ部材 169 緩衝部材 170 手摺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 12/02 B61B 12/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】高架の位置に張架された支索を転走し曳索
    で牽引される搬器を運行して輸送を行い前記搬器には円
    形搬器を用いる索道設備において、乗客が乗降すべきプ
    ラットフォームの少なくとも一部は前記円形搬器の進行
    方向前方に具えられて、進行前後方向に摺動可能の可動
    プラットフォームとし、該可動プラットフォームには前
    記円形搬器にほぼ適合する円弧状凹部を形成すると共
    に、前記可動プラットフォームと固定位置との間には緩
    衝装置を具えてなる索道の円弧プラットフォーム装置。
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