JP6366406B2 - ロープウェイの客車 - Google Patents

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Description

本発明は、索道設備の中でも比較的大勢の乗客を輸送するロープウェイの客車に関する。
ロープウェイは、数十人程度から百数十人程度の乗客を収容する大型の客車を備えた搬器を索条に懸垂し、一般的には2台の搬器をつるべ式に運行する索道設備として知られている。索道設備の多くは、山岳傾斜地での観光客輸送用や、スキー場での人員輸送用等に多用されているが、このような設備における搬器は、客車内に電源を引き込むことが難しく空調設備を設けることは困難である。また、搬器が通過する空間が高所であるために客車の窓等の開口寸法は制限されるとともに、雨天の場合などは窓等を締め切らねばならず、特に夏季においては客車内が暑くなり不快であるという指摘がある。
このようなことに鑑みて従来、客車内の換気を良好にするための技術が特許文献1により提案されている。特許文献1に開示された技術は、客車の側面窓の外側に開口を有して突出し風をガイドする導風器を装着することにより、外気を車内に導入して換気を行うようにしたものである。
特開平10−119762号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術においても雨天等の場合には、窓を締めて吹き込みを防止せねばならず、十分な換気が行われないという問題点が依然としてある。また、近時においては客車の形態も多様化し、2階建て構造とした大型の客車も実際に運行されており、このような客車においても快適性が求められる。
本発明は、このような事情の解決を目的としてなされたものであって、通常の運行時はもとより、雨天等の運行時においても十分な換気が行えるロープウェイの客車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、2階建て構造であって、1階床の前後端部に形成された1階通気口と、該1階通気口と前記1階床との境界部に形成した仕切板と、前記境界部に沿って設けた手摺と、前記1階通気口を覆う通風板と、2階床の前後端部に形成されて1階空間と2階空間を連通する2階通気口と、2階の天井面に設けた通気用のベンチレーターと、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、客車内を上下方向へ向けて通風を行うことができ、客車内の換気を十分に行うことができる。
ロープウェイ搬器の一部断面視正面図 客車部分を断面で示したロープウェイ搬器の側面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1はロープウェイ搬器の一部断面視正面図、図2は客車部分を断面で示したロープウェイ搬器の側面図である。なお、以下の説明においては、搬器10の進行方向を前後方向等として、また、進行方向に対して水平方向で直交する方向を左右方向等として説明する。
ロープウェイの搬器10は、走行機11と懸垂機12と客車13を備えている。走行機11は、左右2列に配列した複数の走行輪16を備えており、この走行輪16を介して線路中に張架された支索14上に支持されている。走行機11には、線路に沿って駆動されるえい索15が接続されており、このえい索15に牽引されて走行機11ないし搬器10が移動する。走行機11には、連結軸17によって懸垂機12が前後方向揺動自在に連結されており、この懸垂機12の下部に客車13が取付けられている。
客車13は、2階建て構造であって正面視においては略矩形をなしており、側面視においては、前後部が1階部分と2階部分とで段階的に内側方向へ傾斜した略台形形状をなしている。客車13の前後面には、1階部分及び2階部分のほぼ全面に広がる窓18、19を有しており、1階部分の下端部には通気口20が形成されている。客車13の側面には、中央位置に乗降用の扉21、22が設けられており、扉21、22の両側は窓23、24となっている。
図2に示すように、1階床25の前後端部には、上下に貫通して通気口(1階通気口)26が形成されている。この通気口26と1階床25との境界部には、乗客の足が通気口26側へはみ出るのを防止するために、床面から上方へ突出して仕切板27を形成しており、また、この境界部に沿って手摺28を設けている。通気口26の上面は、格子状や網目状などの素材からなる通風板29で覆われており、通気が可能であるとともに大きな物品の落下を防止する。また、この通気口26は、換気の必要がない場合に蓋等で塞ぐ構造にしてもよい。
次に、2階床30の前後端部にも上下に貫通して通気口(2階通気口)31が形成されており、この部分で1階空間と2階空間が連通している。上記と同様に通気口31と2階床30との境界部付近には、床面から上方へ突出して仕切板32を形成しており、また、この仕切板32の内側には手摺33を設けるとともに、通気口31の上面は通風板34で覆われている。続いて、2階の天井にはベンチレーター35を備えている。このベンチレーター35は、雨水の進入を防止しながら通気ができる構造であり、従来より既知の構造により構成される。
以上のように構成したロープウェイの搬器10は、一般的に傾斜した線路を移動することから、外気は客車13の真正面に当たることはまれであり、移動する方向によって斜め上方から又は斜め下方から当たることになる。上記したように客車13は、1階床25及び2階床30の前後端部には通気口26、31が形成されるとともに、2階の天井にはベンチレーター35を備えており、斜めから当たる外気はこれらを通して客車13内を上下方向へ通風されるので、客車13内の換気が良好に行われる。
また、図2からわかるように、客車13の側面視形状は前記したように略台形形状をしており、客車13内の前部及び後部は窓18、19が傾斜している為に、乗客は1階床25及び2階床30の最先端部までは進行することはない。したがって、この位置に通気口26、31設けても乗客が有効に使用する床面積は減少することはないので、合理的な位置に通気口26、31を設けることができる。
10 搬器
11 走行機
12 懸垂機
13 客車
14 支索
15 えい索
16 走行輪
17 連結軸
18 窓
19 窓
20 通気口
21 扉
22 扉
23 窓
24 窓
25 1階床
26 通気口
27 仕切板
28 手摺
29 通風板
30 2階床
31 通風口
32 仕切板
33 手摺
34 通風板
35 ベンチレーター

Claims (1)

  1. 2階建て構造であって、1階床の前後端部に形成された1階通気口と、該1階通気口と前記1階床との境界部に形成した仕切板と、前記境界部に沿って設けた手摺と、前記1階通気口を覆う通風板と、2階床の前後端部に形成されて1階空間と2階空間を連通する2階通気口と、2階の天井面に設けた通気用のベンチレーターと、を備えたことを特徴とするロープウェイの客車。
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