JP3516459B2 - 固体撮像素子の製造方法 - Google Patents

固体撮像素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子、特に表
面がパシベーション膜で覆われた撮像領域上に平坦化膜
が形成され、該平坦化膜上に少なくともオンチップマイ
クロレンズが形成された固体撮像素子の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3(A)、(B)は撮像領域の表面に
オンチップマイクロレンズを有する固体撮像素子の各別
の従来例を示す断面図である。図面において、1は半導
体基板、2はポリシリコンからなる垂直転送電極、3は
層間絶縁膜、4は撮像領域の受光素子以外の部分を覆う
アルミニウムからなる遮光膜、5は受光素子及び遮光膜
4上を覆うパシベーション膜である。
【0003】6は撮像領域表面を覆う平坦化膜であり、
撮像領域の受光部と遮光膜との間に約2.5μmもの高
低差があることから、オンチップフィルターやオンチッ
プマイクロレンズの下地となる面を平坦にすべく形成さ
れる。7はオンチップフィルターで、透明樹脂に染料を
添加してなり、補色フィルタータイプのものは色の異な
るフィルター層を二層重ねた部分も存在し、場所によっ
てフィルター層が一層のところと二層積層したところと
が存在し、必然的に二層積層したところの高さがそうで
ないところの高さよりも高くなる。8はオンチップフィ
ルター7上に形成されたオンチップマイクロレンズで、
透明樹脂からなり、各受光部上に形成されてなる。
【0004】ところで、図3(A)に示すものは、平坦
化膜6を相当に厚くしてオンチップフィルター7の下地
となる面がより平坦になるようにしたものである。それ
に対して図3(B)に示す固体撮像素子は平坦化膜6を
比較的薄くしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の固体撮像素子のうち図3(A)に示すものによれ
ば、平坦化膜6の表面が平坦なので、その平坦な平坦化
膜6表面を下地としてオンチップフィルター7を形成す
ることができ、オンチップフィルター7を支障なく形成
することができるという利点がある。しかしながら、こ
のような固体撮像素子によれば、平坦化膜6が厚いので
オンチップマイクロレンズ8と受光部との距離、即ちレ
ンズ・受光部間距離が大きくなり、シェーディング現象
が生じ、感度のF値依存性、スミアのF値依存性が生じ
るという問題がある。特に、固体撮像素子を使用したビ
デオカメラ等の製品の小型化が進むにつれてF値が小さ
くなり、結像に寄与する光としてより斜めの光が受光素
子に入射されることになるので、感度のF値依存性が高
くなるという問題が無視できなくなる。
【0006】図3(B)の固体撮像素子は、平坦化膜6
を薄くすることによりレンズ・受光部間距離を小さくし
てかかる問題の軽減を図ったものであるが、レンズ・受
光部間距離を小さくした反面において平坦化膜6の厚さ
を薄くしたため平坦化膜6の表面を充分に平坦にするこ
とができず、そのためオンチップフィルター7やオンチ
ップマイクロレンズ8を支障なく形成することが難しく
なるという問題が生じるので好ましくない。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、表面がパシベーション膜で覆われた
撮像領域上に平坦化膜が形成され、、該平坦化膜上に少
なくともオンチップマイクロレンズが形成された固体撮
像素子において、平坦化膜の表面を平坦にしつつレンズ
・受光部間距離を小さくしてシェーディングを防止し、
レンズ・受光部間距離不均一による分光を防止し、感度
及び分光のF値依存性の低減を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明固体撮像素子の製
造方法の第1のものは、平坦化膜形成後オンチップマイ
クロレンズ形成前に該平坦化膜をその表面がパシベーシ
ョン膜の最も高い部分の表面と同じ高さになるまでエッ
チバックすることとし、そして、該パシベーション膜を
エッチングストッパとして用いることを特徴とする。本
発明固体撮像素子の製造方法の第2のものは、平坦化膜
形成後オンチップマイクロレンズ形成前に該平坦化膜を
その表面がパシベーション膜の最も高い部分の表面と同
じ高さになるまでエッチバックすることとし、そして、
該パシベーション膜を終点検出に用いることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明固体撮像素子の製造方法の第1のものに
よれば、平坦化膜をエッチバックするので、平坦化膜を
表面の平坦度が充分な高さになるように厚くした後エッ
チバックすることにより平坦化膜の表面高さをパシベー
ション膜の最も高い部分の高さまで低くすることができ
る。従って、レンズ・受光部間距離を短くすることがで
き、延いてはシェーディングを防止し、レンズ・受光部
間距離不均一による分光を防止し、感度及び分光のF値
依存性の低減を図ることができる。しかも、平坦化膜の
表面がパシベーション膜の最も高い部分の表面と同じ高
さなので、平坦化膜表面の平坦度を高くできる。そし
て、パシベーション膜をエッチングストッパとして用い
るので、平坦化膜をその表面高さがパシベーション膜の
最も高い部分の表面と同じ高さで同一平面上に位置させ
ることができる。
【0010】本発明固体撮像素子の製造方法の第2のも
のによれば、本発明固体撮像素子の製造方法の第1のも
のと同様に、平坦化膜の表面をパシベーション膜の最も
高い部分の高さまで低くすることができるので、それに
伴う上述した本発明固体撮像素子の製造方法の第1のも
のの諸利点を享受することができる。そして、パシベー
ション膜を終点検出として利用するので、平坦化膜をそ
の表面高さがパシベーション膜の最も高い部分の表面と
同じ高さで同一平面上に位置させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1は本発明の一つの実施例により製造された
固体撮像素子を示す断面図である。本固体撮像素子は、
図3(A)、(B)に示した固体撮像素子とは平坦化膜
6の表面がパシベーション膜5の最も高い部分の表面と
同じ高さにされている点で相違するが、それ以外の点で
は、共通し、その共通点については既に説明済みなので
説明を省略し、相違する点についてのみ説明する。ま
た、全図を通じて共通する部分には共通の符号を付し
た。
【0012】本固体撮像素子において、平坦化膜6の表
面はパシベーション膜5の最も高い部分の表面と同じ低
さまで低くされ、且つ平坦にされている。従って、レン
ズ・受光部間距離を小さくしてシェーディングを防止
し、レンズ・受光部間距離不均一による分光を防止し、
感度及び分光のF値依存性の低減を図ることができる。
【0013】図2(A)乃至(C)は図1に示した固体
撮像素子の製造方法(本発明固体撮像素子の製造方法の
一つの実施例)を工程順に示す断面図である。 (A)撮像領域の表面にパシベーション膜5を形成後、
図2(A)に示すように、平坦化膜6をスピンコータに
より表面が充分に平坦になるまで複数回塗布する。この
スピンコーティングにより塗布する平坦化膜6は後でエ
ッチバックするので厚くしても良く、重要なのは表面を
充分に平坦にすることである。
【0014】(B)次に、図1(B)に示すように例え
ばO2 RIEによりエッチバックする。 (C)そして、図1(C)に示すようにパシベーション
膜5の表面が露出したところでエッチバックを終了す
る。即ち、パシベーション膜5をエッチングストッパと
して、また終点検出として利用する。すると、平坦化膜
6の表面をパシベーション膜5の最も高い部分の表面と
同じ高さで同一平面上に位置させることができる。その
後、オンチップフィルター7及びオンチップマイクロレ
ンズ8を形成すると図1に示す固体撮像素子を得ること
ができる。尚、本発明はオンチップフィルターのない固
体撮像素子に対しても適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明固体撮像素子の製造方法の第1の
ものは、平坦化膜形成後オンチップマイクロレンズ形成
前に該平坦化膜をその表面がパシベーション膜の最も高
い部分の表面と同じ高さになるまでエッチバックするこ
ととし、該パシベーション膜をエッチングストッパとし
て用いることを特徴とする。従って、本発明固体撮像素
子の製造方法の第1のものによれば、平坦化膜をエッチ
バックするので、平坦化膜を表面の平坦度が充分な高さ
になるように厚くした後エッチバックすることにより平
坦化膜の表面高さをパシベーション膜の最も高い部分の
高さまで低くすることができる。従って、レンズ・受光
部間距離を短くすることができ、延いてはシェーディン
グを防止し、レンズ・受光部間距離不均一による分光を
防止し、感度及び分光のF値依存性の低減を図ることが
できる。しかも、平坦化膜の表面がパシベーション膜の
最も高い部分の表面と同じ高さなので、平坦化膜表面の
平坦度を高くできる。そして、パシベーション膜をエッ
チングストッパとして用いるので、平坦化膜をその表面
高さがパシベーション膜の最も高い部分の表面と同じ高
さで同一平面上に位置させることができる。
【0016】本発明固体撮像素子の製造方法の第2のも
のは、平坦化膜形成後オンチップマイクロレンズ形成前
に該平坦化膜をその表面がパシベーション膜の最も高い
部分の表面と同じ高さになるまでエッチバックすること
とし、該パシベーション膜を終点検出に用いることを特
徴とする。従って、本発明固体撮像素子の製造方法の第
2のものによれば、本発明固体撮像素子の製造方法の第
1のものと同様に、平坦化膜の表面をパシベーション膜
の最も高い部分の高さまで低くすることができるので、
それに伴う上述した本発明固体撮像素子の製造方法の第
1のものの諸利点を享受することができる。そして、パ
シベーション膜を終点検出として利用するので、平坦化
膜をその表面高さがパシベーション膜の最も高い部分の
表面と同じ高さで同一平面上に位置させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明固体撮像素子の一つの実施例を示す断面
図である。
【図2】(A)乃至(C)は図1に示した固体撮像素子
の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】(A)、(B)は固体撮像素子の各別の従来例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 4 遮光膜 5 パシベーション膜 6 平坦化膜 7 オンチップフィルター 8 オンチップマイクロレンズ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子及び遮光膜上がパシベーショ
    ン膜で覆われ、該パシベーション膜上に表面を平坦に形
    成できる平坦化膜が形成され、該平坦化膜上に少なくと
    もオンチップマイクロレンズが形成された固体撮像素子
    の製造方法において、 上記 平坦化膜形成後、上記オンチップマイクロレンズ
    の形成前に、該平坦化膜をその表面が上記パシベーショ
    ン膜の最も高い部分の表面と同じ高さになるまでエッチ
    バックする工程を有し、上記パシベーション膜をエッチングストッパとして用い
    ことを特徴とする固体撮像素子の製造方法
  2. 【請求項2】 受光素子及び遮光膜上がパシベーショ
    ン膜で覆われ、該パシベーション膜上に表面を平坦に形
    成できる平坦化膜が形成され、該平坦化膜上に少なくと
    もオンチップマイクロレンズが形成された固体撮像素子
    の製造方法において、 上記平坦化膜の形成後、上記オンチップマイクロレンズ
    の形成前に、該平坦化膜をその表面が上記パシベーショ
    ン膜の最も高い部分の表面と同じ高さになるまでエッチ
    バックする工程を有し、 上記パシベーション膜を終点検出に用いることを特徴と
    する固体撮像素子の製造方法
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