JP2010010232A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の半導体装置では、接着用樹脂と絶縁層との界面が剥離し、その剥離に起因するクラックによる外観異常が発生するという問題があった。
【解決手段】本発明の半導体装置では、フォトダイオード7の形成領域上の段差幅t1を小さくするために、第4の絶縁層33により突出部34が形成される。基板1上全面におけるパッシベーション膜36の段差幅を小さくし、シリコーン樹脂38の膜厚のばらつきを小さくする。この構造により、熱応力がシリコーン樹脂38の一部に集中することを緩和し、シリコーン樹脂38において、剥離に起因するクラックの発生が防止され、クラックによる外観異常が発生する問題が解消される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトダイオード上の絶縁層の段差幅を低減し、接着用樹脂のクラックを防止する半導体装置及びその製造方法に関する。
従来の半導体装置及びその製造方法の一実施例として、下記の半導体パッケージ及びその製造方法が知られている。図10に示す如く、シリコンウエハ71には光電換素子であるCCD素子が形成される。シリコンウエハ71の表面には絶縁膜72が形成され、絶縁膜72上にはエポキシ樹脂73が形成される。そして、エポキシ樹脂73を介して、シリコンウエハ71表面側にはカバーガラス板74が貼り合わせられる。一方、シリコンウエハ71の裏面側から開口領域75が形成され、エポキシ樹脂76を介してカバーガラス板77が貼り合わせられる。そして、シリコンウエハ71の表裏面側にカバーガラス板74、77を貼り合わせる際には、真空チャンバーを用いる(例えば、特許文献1参照。)。
従来の半導体装置の製造方法の一実施例として、下記の固体撮像装置の製造方法が知られている。シリコン等から成る基板にフォトダイオードを形成する。基板の所望の領域に選択酸化膜を形成する。そして、基板上には、酸化膜、転送ゲート、配線、第1保護層、遮光膜、第2保護層等を形成する。このとき、フォトダイオード上には転送ゲート、配線、遮光膜等が配置されず、フォトダイオード上の第1保護層には段差が形成される。そのため、第2保護層の表面を化学的機械的研磨法(CMP法)により平坦処理する。そして、平坦化された第2保護層上にマイクロレンズを載置し、固体撮像装置が完成する(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−200274号公報(第3−4頁、第1−2、5図) 特開2002−141488号公報(第3−4頁、第1図)
従来の半導体装置では、上述したように、シリコンウエハ71とカバーガラス板74、77とを貼り合わせるためにエポキシ樹脂73、76が用いられる。そして、絶縁膜72上にはパッド電極78、79が形成され、丸印80〜83で示す領域には、段差が形成される。同様に、シリコンウエハ71の裏面側から開口領域75が形成され、丸印84、85で示す領域にも段差が形成される。この構造により、シリコンウエハ71の表裏面では、エポキシ樹脂73、76の膜厚にばらつきが発生する。一方、シリコンウエハ71、エポキシ樹脂73、76及びカバーガラス板74、77では、それぞれ線膨張係数が異なるため、熱環境に応じて上記3者間に熱応力が発生する。その結果、上記3者間で最も膜厚が薄くなるエポキシ樹脂73、76が上記熱応力の影響を受け易い。そして、丸印80〜83で示す段差領域では、低温時の収縮方向の熱応力により、エポキシ樹脂73と絶縁膜72との界面から剥離が発生し易い。更に、エポキシ樹脂73には、上記剥離が発生することで、剥離に伴うクラックが発生する。上記剥離及びクラックは外観異常となり、製品品質が低下する。尚、エポキシ樹脂76とシリコンウエハ71との界面においても、丸印84、85で示す領域にて同様な問題が発生する。
更に、図示していないが、絶縁膜72内に多層の配線層が形成される構造もある。この構造の場合には、上記配線層のパターンに応じて、絶縁膜72の表面に段差が形成される。そして、シリコンウエハ71の表面側では、パッド電極78、79の表面と上記段差の凹部底面との段差幅が大きくなる領域が存在する。特に、CCD素子の形成領域上には、遮光性の配線層が配置されず、絶縁膜72の段差幅が大きく成り易い。その結果、上記段差幅が大きい領域では、エポキシ樹脂73が深く溜まるため、上記剥離を伴うクラックが起こり易い。
また、従来の半導体装置の製造方法では、上述したように、真空チャンバーを用いてシリコンウエハ71とカバーガラス板74、77とを貼り合わせることで、エポキシ樹脂73、76内の微小気泡を除去する。しかしながら、真空チャンバーを用いることで、製造コストが増大する。
また、従来の半導体装置の製造方法では、上述したように、フォトダイオード上にマイクロレンズを載置するために、第2保護層表面をCMP法により平坦処理する。そのため、CMP法を用いることで、製造コストが増大する。
上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の半導体装置では、半導体層と、前記半導体層に形成された領域と、前記半導体層上に形成された絶縁層と、前記絶縁層内または前記絶縁層上に形成された配線層と、前記絶縁層上に形成されたパッシベーション膜と、前記パッシベーション膜上に形成された接着用樹脂と、前記接着用樹脂を介して前記半導体層上に貼り合わされた支持基板とを有し、前記領域上に位置する前記絶縁層表面には、前記半導体層のその他の素子形成領域上の前記絶縁層表面よりも突出する突出部が形成されることを特徴とする。従って、本発明では、CMP法を用いることなく、領域上の絶縁層の段差幅が低減され、剥離を伴う接着用樹脂のクラックが防止される。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、半導体層に領域を形成し、前記半導体層上に多層構造の配線層を形成しながら、前記半導体層上に多層構造の絶縁層を形成する工程と、最上層に位置する前記配線層の1層を被覆する前記絶縁層の1層上に、前記領域を被覆するように選択的にエッチングマスクを形成した後、前記エッチングマスクにより被覆されない領域に位置する前記絶縁層の1層の膜厚を薄くし、前記領域上に突出部を形成する工程と、前記エッチングマスクを除去し、前記絶縁層の1層上にパッシベーション膜を形成した後、少なくとも前記突出部の一部が露出するように前記パッシベーション膜に開口領域を形成する工程と、前記パッシベーション膜上に接着用樹脂を塗布した後、前記半導体層上に支持基板を貼り合わせる工程とを有することを特徴とする。従って、本発明では、CMP法を用いることなく、領域上の絶縁層の段差幅を低減でき、製造コストを抑えることができる。
本発明では、フォトダイオード形成領域上の絶縁層に突出部が形成され、絶縁層表面の段差幅が緩和される。この構造により、接着用樹脂の膜厚のばらつきが低減され、接着用樹脂の外観異常が解消される。
また、本発明では、フォトダイオード形成領域上の絶縁層の膜厚を、実質、同一とすることで、フォトダイオード特性を維持できる。
また、本発明では、CMP法を用いることなく、フォトダイオード形成領域上の絶縁層に突出部を形成し、絶縁層表面の段差幅を緩和する。この製造方法により、製造コストを抑えられる。
以下に、本発明の第1の実施の形態である半導体装置について、図1〜図5を参照し、詳細に説明する。図1は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。図2は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。図3(A)は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。図3(B)は、本実施の形態の半導体装置を説明するための平面図である。図4は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。図5(A)は、本実施の形態の半導体装置を説明するための断面図である。図5(B)は、本実施の形態の半導体装置を説明するための平面図である。
図1に示す如く、P型の単結晶シリコン基板1上には、N型のエピタキシャル層2が形成される。エピタキシャル層2は、P型の分離領域3〜5により複数の島領域に区分される。そして、島領域の1つには、Nチャネル型MOSトランジスタ6が形成され、別の島領域には、フォトダイオード7が形成される。
先ず、Nチャネル型MOSトランジスタ6の形成領域では、ゲート電極9が、ゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜8上面に形成される。ゲート電極9は、例えば、ポリシリコン膜により所望の膜厚となるように形成される。
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)酸化膜10〜13が、エピタキシャル層2に形成される。LOCOS酸化膜10〜13の平坦部では、その膜厚が、例えば、3000〜5000Å程度となる。
第1の絶縁層14が、エピタキシャル層2上面に形成される。第1の絶縁層14は、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜、PSG(Phospho Silicate Glass)膜等により、形成される。そして、シリコン酸化膜8及び第1の絶縁層14にコンタクトホール15〜17が形成される。
コンタクトホール15〜17には、ドレイン電極18、19及びソース電極20が形成される。ドレイン電極18、19及びソース電極20は、1層目の配線層(図示せず)との共用工程により形成される。尚、図1に示した断面では、ゲート電極9への配線層は図示していないが、その他の領域で配線層と接続する。
次に、フォトダイオード7は、主に、基板1と、エピタキシャル層2と、N型の拡散層21と、反射防止膜22とから構成される。
N型の拡散層21は、エピタキシャル層2の表面側に形成される。そして、N型のエピタキシャル層2及びN型の拡散層21は、カソード領域として用いられる。一方、P型の基板1は、P型の分離領域4、5と連続し、アノード領域として用いられる。
反射防止膜22が、エピタキシャル層2上に形成される。開口領域23が、N型の拡散層21上のシリコン酸化膜8に形成され、反射防止膜22は、その開口領域23を介してN型の拡散層21上を被覆する。そして、反射防止膜22は、例えば、シリコン窒化膜により形成される。
尚、本実施の形態では、シリコン酸化膜8に開口領域23が形成される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、シリコン酸化膜8が、N型の拡散層21上面を被覆する場合でもよい。この場合には、反射防止膜22の膜厚により、N型の拡散層21へと光の入射領域を調整することができる。
コンタクトホール24には、N型の拡散層21と接続するカソード電極25が形成される。尚、図示はしていないが、分離領域4、5表面にはアノード電極が形成され、分離領域4、5はアノード引き出し領域としての役割も果たす。
次に、エピタキシャル層2上に積層される絶縁層について説明する。エピタキシャル層2上には、シリコン酸化膜8、反射防止膜22及び第1の絶縁層14が、順次、堆積される。第1の絶縁層14は、例えば、NSG膜、BPSG膜等の少なくとも1層が選択されて形成される。
上述したように、MOSトランジスタ6の形成領域では、シリコン酸化膜8上にゲート電極9が形成される。また、第1の絶縁層14等を貫通して、1層目の配線層(図示せず)の形成工程により、ドレイン電極18、19、ソース電極20及びカソード電極25が形成される。
続いて、第1の絶縁層14上には、第2の絶縁層26が形成される。第2の絶縁層26は、TEOS(Tetra−Ethyl−Orso−Silicate)膜、SOG(Spin On Glass)膜等により、形成される。
2層目の配線層27、28が、第2の絶縁層26上に形成される。尚、図示していないが、2層目の配線層27、28は、第2の絶縁層26に形成されたコンタクトホール(図示せず)を介して1層目の配線層(図示せず)や上記電極等と接続する。
続いて、第2の絶縁層26上には、第3の絶縁層29が形成される。第3の絶縁層29は、TEOS膜、SOG膜等により、形成される。
3層目の配線層30、31が、第3の絶縁層29上に形成される。そして、配線層30、31は、遮光膜としての機能も有し、フォトダイオード7の形成領域を除く基板1上全面に配置される。そして、配線層30、31は一体に形成され、フォトダイオード7の形成領域上の配線層30、31には開口領域32が形成される。尚、図示していないが、3層目の配線層30、31は、第3の絶縁層29に形成されたコンタクトホール(図示せず)を介して2層目の配線層27、28と接続する。
続いて、第3の絶縁層29上には、第4の絶縁層33が形成される。第4の絶縁層33は、TEOS膜により、形成される。図示したように、第4の絶縁層33には、フォトダイオード7の形成領域上に突出部34が形成される。そして、突出部34の形成領域が、第4の絶縁層33表面に対し、最も突出する領域である。
ここで、フォトダイオード7の形成領域であり、カソード領域としてのN型の拡散層21上には、光の入射を妨げる配線層は配置されない。また、N型の拡散層21の形成領域には、LOCOS酸化膜13、35も配置されない。この構造により、N型の拡散層21上では、3層目の絶縁層29表面とパッシベーション膜36表面では、段差を有し、その最も大きい段差幅はt1である。
そこで、フォトダイオード7の形成領域では、上記段差幅t1を小さくするために第4の絶縁層33により突出部34を形成する。そして、第4の絶縁層33表面では、最も大きい段差幅t1が、突出部34によりその幅が小さくなることで、基板1上全面における段差幅が小さくなる。詳細は後述するが、第4の絶縁層33表面の段差幅が小さくなり、第4の絶縁層33上に塗布されるシリコーン樹脂38の膜厚のばらつきが小さくなる。そして、シリコーン樹脂38に発生する剥離を伴うクラックが防止される。
更に、第4の絶縁層33は、第1〜第3の絶縁層14、26、29の構成材料であるTEOS膜であり、同一材料によりフォトダイオード7の形成領域上の膜厚を調整することができる。この構造により、反射防止膜22の開口領域23上に位置する突出部34の膜厚を同一の膜厚とすることで、光が入射する位置により反射率が異なり、フォトダイオードの感度にばらつきが生じるということも防止できる。
続いて、第4の絶縁層33上には、パッシベーション膜36が形成される。パッシベーション膜36は、シリコン窒化膜により、形成される。パッシベーション膜36は、3層目の配線層30、31を被覆する。そして、パッシベーション膜36は、耐湿性向上等を目的として、第4の絶縁層33上全面に形成される。しかし、フォトダイオード7の形成領域上では、光を入射させるために、パッシベーション膜36に開口領域37が形成される。
シリコーン樹脂38が、例えば、回転塗布法により、基板1上全面に塗布される。シリコーン樹脂38は、透光封止用樹脂であり、接着強度が強く、接着加工性に優れる。そして、フォトダイオード7の形成領域上のシリコーン樹脂38の膜厚は、上記突出部34により、その他の素子形成領域の膜厚と近くなる。具体的には、シリコーン樹脂38は、その他の素子形成領域上での最も薄い領域の膜厚t2が、2.0μm程度であり、フォトダイオード7の形成領域上の最も厚い領域の膜厚t3が、2.8μm程度である。尚、本実施の形態では、シリコーン樹脂38により基板1とガラス板39とを貼り合わせる場合について説明するがこの場合に限定するものではない。例えば、シリコーン樹脂38の換わりにエポキシ樹脂を用いる場合でもよい。
ガラス板39が、シリコーン樹脂38を介して基板1上に貼り合わされる。ガラス板39は、基板1上全面に貼り合わされ、チップサイズと成る。尚、本実施の形態では、ガラス板39に限定されるものではなく、ガラス板39に換えて、樹脂板等の透光性を有する支持基板を用いる場合でもよい。
図2は、図1に示す構造に対し、突出部34を構成する第4の絶縁層33が形成されない構造を示す。そして、図2では、図1に示す断面図のフォトダイオード7の形成領域のみを図示し、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同じ符番を付す。
図示の如く、フォトダイオード7の形成領域であり、カソード領域としてのN型の拡散層21上には、光の入射を妨げる配線層28、30、31は配置されない。また、N型の拡散層21を配置するため、N型の拡散層21の形成領域には、LOCOS酸化膜13、35も配置されない。一方、図1に示すように、MOSトランジスタ6の形成領域等のその他の素子形成領域では、エピタキシャル層2にLOCOS酸化膜10〜13が形成される。また、エピタキシャル層2上にはゲート電極9、配線層28、30、31が配置される。
この構造により、シリコーン樹脂38を塗布する際、フォトダイオード7の形成領域では、最も高い位置のパッシベーション膜36表面とN型の拡散層21上の第3の絶縁層29表面とは、段差を有し、その段差幅はt4である。そして、この段差幅t4を有した構造にて、基板1上にシリコンーン樹脂38を塗布し、ガラス板39を貼り合わせると以下の問題が発生し易くなる。
フォトダイオード7の形成領域では、上記段差幅t4により基板1上の他の素子形成領域上よりも第3の絶縁膜29の窪み量が増大し、シリコーン樹脂38の溜まり量が増大する。その結果、最も高い位置のパッシベーション膜36上のシリコーン樹脂38の膜厚t5は、2.0μm程度であり、N型の拡散層21上のシリコーン樹脂38の膜厚t6は、4.4μm程度である。
ここで、基板1とガラス板39とはシリコーン樹脂38により接着され、基板1の厚みは、例えば、650μm程度であり、ガラス板39の厚みは、例えば、400μm程度である。また、基板1の線膨張係数は3.0×10−6/Kであり、シリコーン樹脂38の線膨張係数は70×10−6/Kであり、ガラス板39の線膨張係数は38×10−6/Kである。そして、チップの置かれる熱環境に応じて、基板1、シリコーン樹脂38及びガラス板39は、それぞれ熱膨張、熱収縮を繰り返す。
この構造により、チップ全体として、上記熱膨張、熱収縮を繰り返すと、最も膜厚の薄いシリコーン樹脂38が、その熱応力による影響を受け易い。特に、丸印40、41で示す段差部では、チップに対し低温時における収縮方向の熱応力が加わると、シリコーン樹脂38と第3の絶縁層29及びパッシベーション膜36との界面から剥離が発生する。そして、シリコーン樹脂38には、上記剥離に伴うクラックが発生し、そのクラックが外観異常となる。
図示するように、丸印40、41で示す段差部は、フォトダイオード7の形成領域上の開口領域42に沿って形成される。そして、開口領域42(縦100μm×横150μm)は、チップ(縦1.2mm×横1.5mm)全体に占める領域としては微小領域である。更に、上記段差部で囲まれた領域が、基板1上にてシリコーン樹脂38の膜厚t6が最も厚くなる領域となる。この構造により、チップ全体に収縮方向の熱応力が加わることで、上記段差部が剥離現象の起こり易い領域となる。そして、フォトダイオード7の形成領域上にて、上記剥離が発生し、更には、上記剥離に起因するクラックがシリコーン樹脂38に発生することで、入射光が乱反射し、フォトダイオード7として使用できず、製品不良となる。
具体的には、図2に示すように、フォトダイオード7上の絶縁層に突出部34(図1参照)が形成されないチップに対し、信頼性試験を行った。低温保存試験を行った場合には、22チップ中全てのチップに上記外観異常が発生した。また、温度サイクル試験を行った場合には、22チップ中18チップに上記外観異常が発生した。また、リフロー試験を行った場合には、95チップ中10チップに上記外観異常が発生した。尚、高温保存試験、高温高湿保存試験を行った場合には、全てのチップにおいて、上記外観異常が発生しなかった。
上記信頼性試験の結果からも、チップ全体に対し収縮方向の熱応力が加わることで、上記剥離が起こり、上記外観異常が発生し易いと考えられる。つまり、シリコーン樹脂38と第3の絶縁層29及びパッシベーション膜36との界面には、複数の段差が形成されるが、特に、シリコーン樹脂38の膜厚が最も厚くなる丸印40、41で示す段差部では、上記剥離に起因するクラックが発生し易いと考えられる。一方、チップへの温度が高く働くことで、シリコーン樹脂38に膨張方向の熱応力が加わる際には、シリコーン樹脂38の有する柔軟特性等により、上記熱応力が緩和される。そして、シリコーン樹脂38は、厚み方向に対して水平方向に引っ張られることで、上記剥離が防止され、上記外観異常が起こり難いと考えられる。
そこで、本実施の形態では、図1に示すように、3層目の配線層30、31上に第4の絶縁層33を用いて突出部34を形成し、基板1上全体での第4の絶縁層33の段差幅を小さくする。特に、フォトダイオード7の形成領域上での段差幅t1を小さくすることで、フォトダイオード7の形成領域上のシリコーン樹脂38の溜まり量が低減される。そして、基板1上全体を通して、シリコーン樹脂38の膜厚を1.0〜1.8μm程度の範囲内で形成することで、第4の絶縁層33またはパッシベーション膜36の特定の段差部に収縮方向の熱応力が集中することが防止される。その結果、シリコーン樹脂38において、剥離に起因するクラックの発生が防止され、上記外観異常が発生する問題が解消される。特に、フォトダイオード7の形成領域上での剥離やクラックの発生が防止され、フォトダイオード7として使用できず、製品不良となる問題が解消される。
更に、例えば、CMP法により絶縁層の接着面を平坦処理した場合と比較して、第4の絶縁層33またはパッシベーション膜36表面には、剥離現象を誘発しない程度の段差が形成されることで、シリコーン樹脂38と密着性が向上される。第4の絶縁層33またはパッシベーション膜36表面の段差により、アンカー効果が得られるからである。
尚、図1に示すように、フォトダイオード7上の絶縁層に突出部34(図1参照)が形成されるチップに対し、同じ条件の信頼性試験を行った。そして、低温保存試験、温度サイクル試験、リフロー試験、高温保存試験、高温高湿保存試験の全ての試験において、全てのチップに上記外観異常が発生しなかった。
図3(A)は、図1に示す構造に対し、パッシベーション膜36の開口領域43の形成位置が相違する構造を示す。そして、図3(A)では、図1に示す断面図のフォトダイオード7の形成領域のみを図示し、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同じ符番を付す。
図1に示す構造と同様に、N型の拡散層21上では、3層目の絶縁層29表面とパッシベーション膜36表面とは段差を有し、その段差幅はt1である。そして、この段差幅t1を小さくするために、第4の絶縁層33による突出部44が、フォトダイオード7の形成領域上に配置される。そして、パッシベーション膜36が、突出部44近傍まで配置され、突出部44の外周に開口領域43が形成される。
図3(B)では、実線が突出部44の上端部を示し、点線がパッシベーション膜36の開口領域43を示し、一点鎖線が3層目の配線層30、31の開口領域32を示す。斜線のハッチングで示すように、突出部44の周囲には、パッシベーション膜36と突出部44間にスリットが形成される。そして、二点鎖線がシリコン酸化膜8の開口領域23を示すが、開口領域23は開口領域43よりも内側の下方に配置される。更に、開口領域23は、実線で示す突出部44の上端部よりも内側の下方に配置されることで、開口領域23上の絶縁層の膜厚が、実質、同一となる。
この構造により、膜厚の異なる突出部44の傾斜面45から入射した光は、N型の拡散層21には到達し難い構造となる。そして、N型の拡散層21上の絶縁層の膜厚の相違に起因し、入射光の屈折率の変化による乱反射が防止される。尚、上述したように、シリコン酸化膜8に開口領域23が形成されず、反射防止膜22の膜厚により、光が、N型の拡散層21内へと入射できる領域を調整することができる。この場合でも、二点鎖線で示す領域が、光の入射領域となるように膜厚が調整されることで、開口領域23が形成される場合と同様な効果が得られる。
図4は、図1に示す構造に対し、第4の絶縁層33が形成されず、パッシベーション膜36の開口領域46を完全に被覆するように突出部47が形成される構造が相違する。そして、図4では、図1に示す断面図のフォトダイオード7の形成領域のみを図示し、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同じ符番を付す。
図示の如く、N型の拡散層21上では、3層目の絶縁層29表面とパッシベーション膜36表面とは段差を有し、その段差幅はt7である。そして、この段差幅t7を小さくするために、例えば、TEOS膜から成る突出部47が、フォトダイオード7の形成領域上に配置される。突出部47は、パッシベーション膜36上に、例えば、TEOS膜を堆積した後、そのTEOS膜を選択的に除去することで形成される。尚、開口領域46を完全に被覆するように、突出部47の周端部側はパッシベーション膜36上に形成される。
この構造により、開口領域46上の突出部47の膜厚は、実質、同一であり、膜厚の異なる突出部47の傾斜面48から入射した光は、N型の拡散層21には到達し難い構造となる。そして、N型の拡散層21上の絶縁層の膜厚の相違に起因し、入射光の屈折率の変化による乱反射が防止される。更に、図1に示す構造で用いた第4の絶縁層33を省略することで、チップ全体の厚みを薄くすることができる。
図5(A)は、図1に示す構造に対し、第4の絶縁層33が形成されず、パッシベーション膜36の開口領域49内に突出部50が形成される構造が相違する。そして、図5(A)では、図1に示す断面図のフォトダイオード7の形成領域のみを図示し、図1に示す構成部材と同一の構成部材には同じ符番を付す。尚、図4(A)に示す構造とは、突出部50とパッシベーション膜36の開口領域49との位置が相違する。
図4(A)に示す構造と同様に、N型の拡散層21上では、3層目の絶縁層29表面とパッシベーション膜36表面とは段差を有し、その段差幅はt7である。そして、この段差幅t7を小さくするために、例えば、TEOS膜から成る突出部50が、フォトダイオード7の形成領域上に配置される。突出部50は、パッシベーション膜36上に、例えば、TEOS膜を堆積した後、そのTEOS膜を選択的に除去することで形成される。
図5(B)では、実線が突出部50の上端部を示し、点線がパッシベーション膜36の開口領域49を示し、一点鎖線が3層目の配線層30、31の開口領域32を示す。斜線のハッチングで示すように、突出部50の周囲には、パッシベーション膜36と突出部50間にスリットが形成される。そして、二点鎖線がシリコン酸化膜8の開口領域23を示すが、開口領域23は開口領域49よりも内側の下方に配置される。更に、開口領域23は、実線で示す突出部50の上端部よりも内側の下方に配置されることで、開口領域23上の絶縁層の膜厚が、実質、同一となる。
この構造により、膜厚の異なる突出部50の傾斜面51から入射した光は、N型の拡散層21には到達し難い構造となる。そして、N型の拡散層21上の絶縁層の膜厚の相違に起因し、入射光の屈折率の変化による乱反射が防止される。そして、図1の構造と同様に、突出部50を形成し、段差幅t7を小さくすることで、上記剥離が防止され、上記外観異常が起こり難い構造となる。更に、図1に示す構造で用いた第4の絶縁層33を省略することで、チップ全体の厚みを薄くすることができる。尚、上述したように、シリコン酸化膜8に開口領域23が形成されず、反射防止膜22の膜厚により、光が、N型の拡散層21内へと入射できる領域を調整することができる。この場合でも、二点鎖線で示す領域が、光の入射領域となるように膜厚が調整されることで、開口領域23が形成される場合と同様な効果が得られる。
尚、本実施の形態では、図1及び図3に示すように、3層目の配線層30、31上に第4の絶縁層33を形成し、第4の絶縁層33を用いて突出部34、44を形成する。そして、突出部34、44により、フォトダイオード7の形成領域上の段差幅t1を小さくする場合について説明したが、この場合に限定するものではない。また、図4及び図5に示すように、パッシベーション膜36上にTEOS膜を堆積し、選択的に除去することで突出部47、50を形成する。そして、突出部47、50により、フォトダイオード7の形成領域上の段差幅t7を小さくする場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、第1の絶縁層14、第2の絶縁層26または第3の絶縁層29において、上記突出部34、44、47、50と同様な構造が形成されることで、フォトダイオード7の形成領域上の段差幅を小さくする場合でも良い。この場合にも、シリコーン樹脂38において、剥離または剥離に起因するクラックの発生が防止され、上記外観異常の発生が防止される。
また、本実施の形態では、上記別の島領域には、フォトダイオードが形成される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。別の島領域には、例えば、トランジスタ、容量、抵抗等の素子が形成される場合でもよく、また、上記素子が形成されない場合でもよい。つまり、上記接着用樹脂の溜まる領域下方の領域は、必要に応じて任意の用途として用いることができる。そして、半導体チップとして透光性を必要としない場合には、ガラス板に換えて、金属板、樹脂板等の支持基板を用いる場合でもよい。
また、本実施の形態では、基板1上に1層のエピタキシャル層2が形成される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、基板上にノンドープまたは高比抵抗となるエピタキシャル層を多層に積層する場合でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態である半導体装置の製造方法について、図6〜図9を参照し、詳細に説明する。図6〜図9は、本実施の形態における半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。尚、図6〜図9では、図1に示す半導体装置の製造方法について説明し、同一の構成部材は同一の符番とする。
先ず、図6に示す如く、P型の単結晶シリコン基板1(ウエハ)を準備する。基板1上にN型のエピタキシャル層2を形成する。エピタキシャル層2は、P型の分離領域3、4、5により複数の島領域に区分される。そして、島領域の1つには、Nチャネル型MOSトランジスタ6が形成され、別の島領域には、フォトダイオード7が形成される。尚、MOSトランジスタ6及びフォトダイオード7の構造の説明は、上述した説明を参照し、ここではその説明を割愛する。
次に、第1の絶縁層14上に第2の絶縁層26を形成する。第2の絶縁層26としては、先ず、1層目の配線層(図示せず)等を被覆するようにTEOS膜を堆積する。そして、TEOS膜は、ゲート電極9、1層目の配線層等の形状に応じて、その表面には段差が形成される。次に、この段差を緩和するため、TEOS膜上に液体SOGを塗布し、SOG膜を形成する。その後、SOG膜上に、再び、TEOS膜を堆積する。
次に、第2の絶縁層26上に、アルミ合金膜を選択的に除去し、2層目の配線層27、28を形成する。
次に、第2の絶縁層26上に第3の絶縁層29を形成する。第3の絶縁層29は、第2の絶縁層26と同様に、TEOS膜、SOG膜、TEOS膜の積層構造から成る。そして、その積層構造により、第3の絶縁層29表面の段差を緩和する。
次に、第3の絶縁層29上に、アルミ合金膜を選択的に除去し、3層目の配線層30、31を形成する。このとき、3層目の配線層30、31には、開口領域32が形成される。
次に、第3の絶縁層29上に第4の絶縁層33を形成する。第4の絶縁層33としては、TEOS膜を11000Å程度堆積する。そして、第4の絶縁層33上にフォトレジスト61を形成する。フォトダイオード7の形成領域上にフォトレジスト61を残存させるように、フォトレジスト61を選択的に除去する。
次に、図7に示す如く、フォトレジスト61をマスクとして用い、ドライエッチングにより、第4の絶縁層33を選択的に除去する。そして、フォトレジスト61が形成されていない領域では、第4の絶縁層33の膜厚t8が、500〜2000Å程度となる。一方、フォトレジスト61が形成されたフォトダイオード7の形成領域上では、第4の絶縁層33の膜厚が、その他の領域よりも厚くなり、突出部34が形成される。
次に、図8に示す如く、フォトレジスト61(図7参照)を除去する。そして、第4の絶縁層33上にパッシベーション膜36を形成する。パッシベーション膜36としては、例えば、シリコン窒化膜を3000〜10000Å程度堆積する。その後、パッシベーション膜36上にフォトレジスト62を形成する。そして、フォトダイオード7の形成領域上に開口部を形成するように、フォトレジスト62を選択的に除去する。
次に、図9に示す如く、フォトレジスト62(図8参照)をマスクとして用い、ドライエッチングにより、パッシベーション膜36を選択的に除去する。そして、フォトダイオード7の形成領域上のパッシベーション膜36に開口領域37を形成する。
次に、フォトレジスト62を除去した後、パッシベーション膜36上にシリコーン樹脂38を滴下する。そして、基板1(ウエハ)と同形状のガラス板39を準備し、基板1上にガラス板39を貼り合わせる。その後、回転塗布装置のステージ(図示せず)上に基板1を設置し、ガラス板39を基板1側に押圧した状態にて、基板1を回転させる。例えば、その押圧力は、ガラス板39の自重により2〜15Paであり、回転速度は1500〜3000rpmである。この製造方法により、基板1の中心部に滴下されたシリコーン樹脂38は、その遠心力により基板1周囲へと広がり、その後基板1とガラス板39との間を充填する。このとき、上記遠心力や上記押圧力がシリコーン樹脂38に加わることで、シリコーン樹脂38内の微小気泡が除去される。
次に、熱処理を加えることで、シリコーン樹脂38は硬化し、基板1とガラス板39とは、確実に貼り合わされる。上述したように、ガラス板39を用いシリコーン樹脂38に押圧力を加えながら、シリコーン樹脂38を流動させたことで、ガラス板39は、基板1上にしっかりと固定された状態にて貼り合わされる。尚、本実施の形態では、ガラス板39に限定されるものではなく、ガラス板39に換えて、樹脂板等の透光性を有する支持基板を用いる場合でもよい。
最後に、図示していないが、基板1の裏面側から貫通電極を形成した後、基板1及びガラス板39をダイシングし、個々のチップへと分割する。
上述したように、本実施の形態では、第1の絶縁層14、第2の絶縁層26及び第3の絶縁層29の平坦性を実現する際に、TEOS膜、SOG膜を積層することで対応し、CMP法を用いていない。更に、フォトダイオード7の形成領域上の段差幅t1(図1参照)を低減するために、第4の絶縁層33により突出部34を形成する。この製造方法により、基板1上全体を通して、シリコーン樹脂38の膜厚を1.0〜1.8μm程度の範囲内で形成することができる。特に、フォトダイオード7の形成領域上のシリコーン樹脂38の膜厚が、その他の素子形成領域上のシリコーン樹脂38の膜厚に比較して厚くなり過ぎることを防止できる。その結果、CMP法を用いることなく、製造コストを抑えつつ、シリコーン樹脂38において、剥離に起因するクラックの発生が防止され、クラックによる外観異常が発生する問題が解消される。
尚、本実施の形態では、基板1上に第4の絶縁層33を堆積し、加工することで突出部34を形成する場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、第1の絶縁層14、第2の絶縁層26または第3の絶縁層29において、上記突出部34と同様な構造を形成する場合でも良い。この場合にも、シリコーン樹脂38において、剥離または剥離に起因するクラックの発生が防止され、上記外観異常の発生が防止される。
また、本実施の形態では、上記別の島領域には、フォトダイオードが形成される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。別の島領域には、例えば、トランジスタ、容量、抵抗等の素子が形成される場合でもよく、また、上記素子が形成されない場合でもよい。つまり、上記接着用樹脂の溜まる領域下方の領域は、必要に応じて任意の用途として用いることができる。そして、半導体チップとして透光性を必要としない場合には、ガラス板に換えて、金属板、樹脂板等の支持基板を用いる場合でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)断面図、(B)平面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)断面図、(B)平面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 従来の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。
符号の説明
1 P型の単結晶シリコン基板
7 フォトダイオード
34 突出部
38 シリコーン樹脂
39 ガラス板

Claims (11)

  1. 半導体層と、前記半導体層に形成された領域と、前記半導体層上に形成された絶縁層と、前記絶縁層内または前記絶縁層上に形成された配線層と、前記絶縁層上に形成されたパッシベーション膜と、前記パッシベーション膜上に形成された接着用樹脂と、前記接着用樹脂を介して前記半導体層上に貼り合わされた支持基板とを有し、
    前記領域上に位置する前記絶縁層表面には、前記半導体層のその他の素子形成領域上の前記絶縁層表面よりも突出する突出部が形成されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記配線層は多層構造であり、前記絶縁層は前記多層構造の各層の配線層に対応した多層構造であり、
    前記絶縁層の中の1層には、前記突出部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記突出部が形成される前記絶縁層の1層は、最上層に位置する前記絶縁層であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記領域上には、前記パッシベーション膜に形成された開口領域とを有し、
    前記開口領域は、前記突出部上面に配置され、前記開口領域下方の前記絶縁層の膜厚は同一であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記領域上には、前記絶縁層に形成された第1の開口領域と、前記パッシベーション膜に形成された第2の開口領域とを有し、
    前記第1の開口領域は、前記第2の開口領域内の下方に位置し、前記第2の開口領域は、前記突出部周囲を囲むように配置され、前記第1の開口領域上の前記絶縁層の膜厚は同一であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記領域は、半導体素子が形成される領域であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体素子はフォトダイオードであり、前記支持基板はガラス板であることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 半導体層に領域を形成し、前記半導体層上に多層構造の配線層を形成しながら、前記半導体層上に多層構造の絶縁層を形成する工程と、
    最上層に位置する前記配線層の1層を被覆する前記絶縁層の1層上に、前記領域を被覆するように選択的にエッチングマスクを形成した後、前記エッチングマスクにより被覆されない領域に位置する前記絶縁層の1層の膜厚を薄くし、前記領域上に突出部を形成する工程と、
    前記エッチングマスクを除去し、前記絶縁層の1層上にパッシベーション膜を形成した後、少なくとも前記突出部の一部が露出するように前記パッシベーション膜に開口領域を形成する工程と、
    前記パッシベーション膜上に接着用樹脂を塗布した後、前記半導体層上に支持基板を貼り合わせる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記半導体層上に前記支持基板を貼り合わせる工程では、前記支持基板を押圧した状態にて、回転塗布法により前記接着用樹脂を前記パッシベーション膜と前記支持基板間に充填させることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記領域は、半導体素子が形成される領域であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記半導体素子はフォトダイオードであり、前記支持基板はガラス板であることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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