JP3516426B2 - プリンタシステム、プリンタ装置及びこの電源管理方法 - Google Patents

プリンタシステム、プリンタ装置及びこの電源管理方法

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JP3516426B2
JP3516426B2 JP03128597A JP3128597A JP3516426B2 JP 3516426 B2 JP3516426 B2 JP 3516426B2 JP 03128597 A JP03128597 A JP 03128597A JP 3128597 A JP3128597 A JP 3128597A JP 3516426 B2 JP3516426 B2 JP 3516426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単数或いは複数の
ホスト装置と複数のプリンタ装置とをネットワークによ
り接続してなるプリンタシステム、プリンタ装置及びこ
の電源管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ等をホ
スト装置に使用し、ホスト装置からの印字データ及び印
字制御データをネットワークを介して複数のプリンタ装
置へ転送して印字処理を行うプリンタシステムが知られ
ている。従来この種のシステムでは、ホスト装置により
指示された特定のプリンタ装置が全ての印刷を受け持つ
ようになっていた。そして、印字中にプリンタ装置に障
害が発生した場合、オペレータの操作により印字データ
等の出力先プリンタ装置を変更するようにしていた。そ
のため、オペレータが出力先プリンタ装置の変更操作を
行うまで、印刷が止まってしまうという問題があった。
そこで、特開平1−149123号公報に記載の出力プ
リンタ変更方式では、印字中にプリンタ装置に障害が発
生した場合、自動的にネットワーク内の同型のプリンタ
装置を探してそのプリンタ装置に印字データ等の出力先
を切り換えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のプリンタシステムでは、複数のプリンタ装置がシステ
ム内に存在するにも関わらず、ホスト装置により指示さ
れた特定のプリンタ装置が全ての印刷を受け持っていた
ため、システム内の全てのプリンタ装置を有効に活用す
ることができなかった。また、各プリンタ装置毎に様々
な処理要求に対応できるように、滅多に使用されない機
能を含む各種機能を実現するための処理プログラムやデ
ータを個々の装置のメモリに格納していたため、容量の
大きい高価なメモリを搭載する必要があり、装置コスト
を増大させる要因の一つになっていた。また、複数のホ
スト装置がシステム内に存在する場合に、何台のプリン
タ装置を起動させるべきかをオペレータが考えて個々の
プリンタ装置の電源を投入する必要があったため、オペ
レータに煩わしさを与えていただけでなく、常に最も効
率の良い状態でシステムを稼働できるとは限らなかっ
た。また、システム内の複数のプリンタ装置に電源が投
入されている場合でも、そのうちのどのプリンタ装置も
全く使用されない状態が所定時間続くと、全てのプリン
タ装置が省エネルギー状態、すなわち消費電力を削減す
るために人センサ部、操作検知部、ホスト装置とのイン
ターフェース部など最小限の部分を残してプリンタ装置
の大部分(特に画像形成部)の通電を遮断した状態にな
ることがあった。そのため、ホスト装置からプリンタ装
置に指示を与えて印刷を行わせようとしても、どれか一
台のプリンタ装置がウォームアップするまで全く印刷を
行えない場合があった。本発明の課題は、上記従来の技
術の不具合を解消し、ホスト装置が指示する印刷条件に
応じてシステム内のプリンタ装置資源を有効に活用して
効率良く印刷を行うことができるプリンタシステムを提
供するとともに、システムを構成するプリンタ装置のメ
モリ容量を小さくしてコストを削減し、システム内の一
台のプリンタ装置に電源を投入するだけで必要な台数の
プリンタ装置に自動的に電源が投入されるようにして操
作性向上及び更なる高効率化を図り、システム内のプリ
ンタ装置が全て同時に省エネルギー状態になるのを防い
でシステムの稼働率を向上することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明では、ネットワークを介して
他の機器と通信を行う機能を備えた複数のプリンタ装置
を備え、コンピュータからの出力データをネットワーク
を介してプリンタ装置へ転送して印字処理を行うプリン
タシステムにおいて、前記複数のプリンタ装置のうち少
なくとも一つは、前記コンピュータから指示された印字
条件に応じて他のプリンタ装置を選定し、当該他のプリ
ンタ装置へ前記コンピュータから受け取った印字データ
及び印字制御データを転送する機能を有し、前記ネット
ワーク内の起動中のコンピュータの数を監視し、該起動
中のコンピュータの数に応じて前記ネットワークに接続
されたプリンタ装置の電源を投入するように指示する
とを特徴とする。また、請求項2に記載の発明では、請
求項1のプリンタシステムにおいて、前記複数のプリン
タ装置のうち少なくとも一つは、前記複数のプリンタ装
置のうちで省エネルギー状態にあるプリンタ装置同士が
互いの保有するデータを照合し、重視するデータがあれ
ば整理統合するように構成したことを特徴とする。ま
た、請求項3に記載の発明では、請求項1のプリンタシ
ステムにおいて、前記複数のプリンタ装置のうち少なく
とも一つは、前記電源を投入するように指示する前記プ
リンタ装置が複数あるときは、前記コンピュータからの
距離がより近い前記プリンタ装置を優先して電源投入す
ることを特徴とする。また、請求項4に記載の発明で
は、請求項1〜3のいずれかのプリンタシステムにおい
て、前記複数のプリンタ装置のうち少なくとも一つは、
ネットワーク内の起動中のコンピュータの台数を調べ、
その結果に応じた台数のプリンタ装置を省エネルギー状
態を回避することにより印刷開始可能状態にする機能を
さらに有していることを特徴とする。また、請求項5に
記載の発明では、ネットワークを介して他の機器と通信
を行う機能を備えたプリンタ装置であって、コンピュー
タから指示された印刷条件に応じてネットワーク内の他
のプリンタ装置を選定し、当該他のプリンタ装置へ前記
コンピュータから受け取った印字データ及び印字制御デ
ータを転送する機能を有し、前記ネットワーク内の起動
中のコンピュータの数を監視し、該起動中のコンピュー
タの数に応じて前記ネットワークに接続されたプリンタ
装置の電源を投入するように指示することを特徴とす
る。また、請求項6に記載の発明では、ネットワークを
介して他の機器と通信を行う機能を備えたプリンタ装置
であって、前記ネットワーク内の起動中のコンピュータ
の数を監視し、該起動中のコンピュータの数に応じて前
記ネットワークに接続されたプリンタ装置の電源を投入
するように指示する機能を有し、前記電源を投入するよ
うに指示する前記プリンタ装置が複数あるときは、前記
コンピュータからの距離がより近い前期プリンタ装置を
優先して電源投入することを特徴とする。また、請求項
7に記載の発明では、ネットワークを介して他の機器と
通信を行う機能を備えたプリンタ装置であって、前記ネ
ットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視する機
能と、前記起動中のコンピュータの数に応じて前記ネッ
トワークに接続されたプリンタ装置の電源を投入するよ
うに指示する機能を有する。また、請求項8に記載の発
明では、ネットワークを介して他の機器と通信を行う機
能を備えたプリンタ装置の電源管理方法であって、前記
プリンタ装置へ指示した印刷条件に応じてプリンタ装置
を選定するステップと、前記プリンタ装置へ印字データ
及び印字制御データを送信するステップと、前記ネット
ワーク内の起動中のコンピュータの数を監視し、該起動
中のコンピュータの数に応じて前記ネットワークに接続
されたプリンタ装置の電源を投入するように指示するス
テップとを有する。また、請求項9に記載の発明では、
ネットワークを介して他の機器と通信を行う機能を備え
たプリンタ装置の電源管理方法であって、前記プリンタ
装置へ指示した印刷条件に応じてプリンタ装置を選定す
るステップと、前記プリンタ装置へ印字データ及び印字
制御データを送信するステップと、前記ネットワーク内
の起動中のコンピュータの数を監視し、該起動中のコン
ピュータの数に応じて前記ネットワークに接続されたプ
リンタ装置の電源を投入するように指示するステップと
を有する。また、請求項10に記載の発明では、ネット
ワークを介して他の機器と通信を行う機能を備えたプリ
ンタ装置の電源管理方法であって、前記ネットワーク内
の起動中のコンピュータの数を監視するステップと、前
記起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワーク
に接続されたプリンタ装置の電源を投入するように指示
するステップとを有する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施の形態の一例を示すプ
リンタシステムの部分構成図である。図中1はプリンタ
装置の一例としてのレーザープリンタ、2はパーソナル
コンピュータやサーバーなどのホスト装置を示してい
る。レーザープリンタ1は、コントローラ3、プリンタ
エンジン4、操作パネル5、ハードディスク6、及び主
電源7を備えている。コントローラ3は、その時設定さ
れている制御モード及びホスト装置2からの制御コード
に従って、ホスト装置2からの印字データをビデオデー
タに変換してプリンタエンジン4へ出力する制御システ
ムであり、ホストI/F8、CPU9、RAM10、N
V−RAM11、プログラムROM12、フォントRO
M13、パネルI/F14、エンジンI/F15、及び
ディスクI/F16からなる。ホストI/F8は、ホス
ト装置2からレーザープリンタ1への制御信号及びデー
タの送信、及びレーザープリンタ1からホスト装置2へ
のステータス信号の送信を仲介するインタフェースであ
る。CPU9は、プログラムROM12に記憶されたプ
ログラムに従ってホスト装置2からのデータ(印字デー
タ、印字制御データ)を処理する。
【0006】RAM10は、CPU9が各種処理を実行
する際の作業領域に使用されるワークメモリであるとと
もに、ホスト装置2からの印字データをページ単位で管
理して一時記憶するバッファ(ページメモリ)でもあ
る。さらにRAM10は、バッファ領域に記憶されたデ
ータを実際の印字パターンに変換し、そのビデオデータ
を記憶するビットマップメモリ等にも使われる。NV−
RAM11は、主電源7を切っても保持しておく必要の
あるデータを格納しておくための不揮発性RAMであ
る。プログラムROM12には、コントローラ3内での
データの処理や、周辺のモジュールを制御するためのプ
ログラムが格納されている。フォントROM13には、
印字に使用されるさまざまな種類のフォントデータが格
納されている。エンジンI/F15は、コントローラ3
からプリンタエンジン15への制御信号の受け渡しや、
プリンタエンジン15からコントローラ3へのステータ
ス信号の受け渡しを仲介するインタフェースである。
【0007】プリンタエンジン4は、コントローラ3か
らのビデオ信号及び制御信号に応じて感光体上に静電潜
像を作り、静電潜像をトナーで現像し、給紙部より転写
紙を給紙し、ソナー像を感光体から転写紙に転写し、定
着するという一連のプロセスにより転写紙上に印刷を行
う。操作パネル5は、プリンタの状態をオペレータに示
すための表示部であるとともに、オペレータがプリンタ
のモード、フォント等を切り替えるための操作部でもあ
る。パネルI/F14は、オペレータによる操作パネル
5の操作状態をCPU9に伝えてレーザープリンタ1の
状態、モード、フォント等の切り替えを行うための信号
のインタフェースである。ディスクI/F16は、プリ
ンタ1のハードディスク6にデータを書き込んだり、ハ
ードディスク6からデータを読み出したりするためのイ
ンターフェースである。なお、ホスト装置2には、レー
ザプリンタ1のハードディスク6よりも大容量のハード
ディスク17が接続されている。
【0008】上記において、ホストI/F8を通してホ
スト装置2から送られてきたデータは、CPU9により
印字データ及び印字制御データ(SP、CR、LF、H
T、VT、・・・等)とその他のデータに分けられ、印
字データ及び印字制御データは、RAM10のバッファ
領域に記憶される。ホスト装置2からのプリント命令又
はホスト装置2から受け取ったデータが1ページ分を超
えた時、コントローラ3はエンジンI/F15を通して
プリンタエンジン4にプリントスタートの命令を出す。
このような一連の流れで、ホスト装置2からの印字デー
タがコントローラ3を介してプリンタエンジン15で印
字出力される。
【0009】次に、各請求項に対応する実施の形態につ
いて説明する。なお、以下に示すプリンタ装置は、図1
に示した内部構成を有している。 〔第1実施の形態〕 図2は第1実施の形態の一例を示すシステム構成図であ
る。この例では、2台のホスト装置2A、2B及び2台
のプリンタ装置1A、1Bがネットワークを介して相互
に接続され、2台のホスト装置2A、2Bから互いに異
なった印刷条件の印刷指令が一方のプリンタ装置1Aに
与えられている。そして、プリンタ装置1Aは、2台の
ホスト装置2A、2Bから指示された印刷条件を調べ、
一方のホスト装置2Aから与えられたデータ量の小さ
い、すなわち印刷枚数が少ない印刷データはプリンタ装
置1A自身が処理して印刷し、他方のホスト装置2Bか
ら与えられたデータ量の大きい、すなわち印刷枚数の多
い印刷データは他のホスト装置2Bに転送して印刷させ
ている。図3は上記第1実施形態の動作をフローチャー
トで示したものであり、プリンタ装置1Aは、ホスト装
置(2Aまたは2B)から印刷要求を受けると(S
1)、印刷データ量が所定値よりも大きいか少ないか、
すなわち印刷枚数が所定枚数より多いかどうかを調べ
(S2)、多ければ(S2でYes)、自分(プリンタ
装置1A)よりも印字速度の速い高速機、すなわちこの
例ではプリンタ装置1Bに印刷データ及び印字制御デー
タを転送して高速で印刷を行わせる(S5)。また、印
刷枚数が所定枚数より多くなければ(S2でNo)、高
速機、すなわちプリンタ装置1Bが現在使用中かどうか
を調べ(S3)、使用中でなければ(S3でNo)、プ
リンタ装置1Bに印刷データ及び印字制御データを転送
して高速で印刷を行わせる(S5)。そして、プリンタ
装置1Bが現在使用中の場合には(S3でYes)、中
低速機、すなわちこの例ではプリンタ装置1Aが印刷デ
ータを処理して印刷を実行する(S4)。この実施の形
態によれば、ホスト装置2A、2Bが指示する印刷条件
に応じてシステム内のプリンタ装置1A、1Bを有効に
活用して効率良く印刷を行うことができる。
【0010】[第2実施の形態] 図5は第2実施の形態の一例を示すシステム構成図であ
る。この例では、4台のプリンタ装置1A、1B、1
C、1Dと図示しないホスト装置とがネットワークを介
して相互に接続されており、4台のプリンタ装置1A、
1B、1C、1Dのうちの2台のプリンタ装置1A及び
1Dが印刷動作中である。そして、残りの2台のプリン
タ装置1B、1Cは省エネルギー状態になっており、両
プリンタ装置1B、1C同士が互いの保有するデータを
照合し、重複するデータがあった場合には整理統合する
処理を行っている。図6は上記第2実施形態の動作をフ
ローチャートで示したものであり、プリンタ装置は、シ
ステム内に省エネルギー状態になっているプリンタ装置
が存在するかどうかを調べ(S11)、存在しなければ
(S11でNo)このフローを終了するが、存在した場
合には(S11でYes)その台数(自分も含めて)を
調べる(S12)。その結果、2台以上存在しなければ
(S12でNo)、このフローを終了するが、存在した
場合は(S12でYes)、省エネルギー状態になって
いるプリンタ装置同士で互いの保有するデータを照合
し、重複するデータがあった場合には整理統合する。こ
の実施の形態によれば、システムを構成するプリンタ装
置1A〜1Dのメモリ容量を小さくしてコスト削減を図
るとともに、システムの稼働率に影響を与えることなく
システム内の保有データの重複を整理し、個々のプリン
タ装置1A〜1Dの持つ機能を有効に活用して効率良く
印刷を行うことができる。
【0011】[第3実施形態] 図6は第3実施形態の一例を示すシステム構成図であ
る。この例では、6台のホスト装置2A〜2Fと複数の
プリンタ装置1A、1B、・・・とがネットワークを介
して相互に接続されている。複数のプリンタ装置1A1
B、・・・のうちの任意の1台(プリンタ装置1A)の
電源が投入されると、そのプリンタ装置1Aがホスト装
置2A〜2Fの起動状況を把握して、ネットワーク内で
起動しているホスト装置(この例では2C、2E、2
F)の数とそれらのホスト装置から近い位置に設置され
ているプリンタ装置1Bを優先的に選択して電源を入れ
ている。図7は上記第3実施形態の動作をフローチャー
トで示したものであり、複数のプリンタ装置のうちの任
意の1台の電源が投入されると(S21)、そのプリン
タ装置は、システム内で稼働しているホスト装置の数及
びプリンタ装置の数を調べ(S22)、現在稼働中のホ
スト装置の数に対し現在稼働中のプリンタ装置で十分対
応できるか否かを判断する(S23)。その結果、対応
できると判断すれば(S23でYes)このフローを終
了するが、対応できないと判断すれば(S23でNo)
必要な台数のプリンタ装置に電源を投入する(S2
4)。
【0012】この実施の形態によれば、システム内の一
台のプリンタ装置に電源を投入するだけで必要な台数の
プリンタ装置に自動的に電源が投入されるので、操作性
が向上するとともに、更なる高効率化を図ることができ
る。
【0013】[第4実施形態] 図8は第4実施形態の一例を示すシステム構成図であ
る。この例では、6台のホスト装置2A〜2Fと複数の
プリンタ装置1A、1B、1C・・・とがネットワーク
を介して相互に接続されている。複数のプリンタ装置1
A、1B、1C・・・のうちプリンタ装置1Aは、ネッ
トワーク内の起動中のホスト装置の台数を常時監視し、
起動中のホスト装置の台数に応じた台数のプリンタ装置
を印刷可能モード、すなわち印刷指示があれば即印刷を
開始できる状態にするように指示を与える。例えば、プ
リンタ装置1Aが即印刷開始可能状態から省エネルギー
状態に移行する場合、それまで省エネルギー状態になっ
ていたプリンタ装置1Cを即印刷開始可能状態に移行さ
せる。図9は上記第4実施形態の動作をフローチャート
で示したものである。複数のプリンタ装置のうちの任意
の1台の電源が投入されると(S31)、そのプリンタ
装置は、システム内で稼働しているホスト装置の数及び
プリンタ装置の数を調べ(S32)、現在稼働中のホス
ト装置の数に対し、現在稼働中のプリンタ装置で十分対
応できるか否かを判断する(S33)。その結果、対応
できると判断すれば(S33でYes)、そのまま省エ
ネルギー状態(図中では省エネ状態)に移行するが(S
34)、対応できないと判断すれば(S33でNo)、
必要な台数のプリンタ装置に電源を投入した後(S3
5)、省エネルギー状態に移行する(S34)。その
後、ネットワーク内に即印刷開始可能状態になっている
プリンタ装置が存在するかどうかを調べ(S36)、存
在すれば(S36でYes)、省エネルギー状態に移行
したままこのフローを終了するが(S37)、存在しな
ければ(S36でNo)、最も長時間省エネルギー状態
になっているプリンタ装置を即印刷開始可能状態に移行
させた後(S38→S36でYes→S37)、このフ
ローを終了する。
【0014】この実施の形態によれば、複数のプリンタ
装置1A、1B、1C・・・のうちの少なくとも一つが
ネットワーク内の起動中のホスト装置の台数を常時監視
し、その結果に応じた台数のプリンタ装置を即印刷開始
可能状態にさせるようにしたので、システム内のプリン
タ装置1A、1B、1C・・・が全て同時に省エネルギ
ー状態になるのを防ぎ、システム稼働率を向上させるこ
とができる。以上の実施の形態は本発明の僅か一例に過
ぎず、システムを構成するホスト装置の台数、プリンタ
装置の台数などは適宜増減することができる。また、
実施の形態では図5、図7、図9に示したフロー中の各
処理をプリンタ装置が行っているが、プリンタ装置の代
わりにホスト装置が行うようにしてもよい。また、
施の形態の構成を適宜組み合わせることにより、さらに
効率良くシステムを運用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば以下のよ
うな優れた効果を発揮できる。請求項1、5、7、81
0に記載の発明によれば、コンピュータであるホスト装
置が指示する印刷条件に応じてシステム内のプリンタ装
置資源を有効に活用して効率良く印刷を行うことができ
るようにし、しかも起動中のホスト装置の台数に応じた
プリンタ装置の電源が投入されるので、操作性が向上し
高効率化が図れる。また、請求項2に記載の発明では、
システムを構成するプリンタ装置のメモリ容量を小さく
できるようにしてコスト削減を図るとともに、システム
の稼働率に影響を与えることなくシステム内の保有デー
タの重複を整理し、個々のプリンタ装置の持つ機能を有
効に活用して効率良く印刷を行うことができるようにし
た。また、請求項3、6、9記載の発明では、前記複数
のプリンタ装置のうちのどれか一台に電源が投入される
と、当該プリンタ装置がその時点におけるホスト装置の
起動状況を調べ、近い位置に存在するプリンタ装置を優
先的に選択して他のプリンタ装置の電源を自動投入する
ように構成したことにより、システム内の一台のプリン
タ装置に電源を投入するだけで必要な近くのプリンタ装
置に自動的に電源が投入されるようにして操作性及び更
なる高効率化を図った。また、請求項4に記載の発明で
は、複数のプリンタ装置のうちの少なくとも一つがネッ
トワーク内の起動中のホスト装置の台数を調べ、その結
果に応じた台数のプリンタ装置を即印刷開始可能状態に
するようにすることで、システム内のプリンタ装置が全
て同時に省エネルギー状態になるのを防いでシステム稼
働率を向上させるようにした。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すプリンタシス
テムの部分構成図である。
【図2】請求項1に対応する実施の形態の一例を示すシ
ステム構成図である。
【図3】請求項1に対応する実施の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】請求項2に対応する実施の形態の一例を示すシ
ステム構成図である。
【図5】請求項2に対応する実施の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】請求項3に対応する実施の形態の一例を示すシ
ステム構成図である。
【図7】請求項3に対応する実施の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】請求項4に対応する実施の形態の一例を示すシ
ステム構成図である。
【図9】請求項4に対応する実施の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 レーザープリンタ(プリンタ装置)、1A〜1D
プリンタ装置、2 ホスト装置、2A〜2F ホスト装
置、3 コントローラ、4 プリンタエンジン、5 操
作パネル、6 ハードディスク、7 主電源、8 ホス
トI/F、9 CPU、10 RAM、11 NV−R
AM、12 プログラムROM、13 フォントRO
M、14 、15 エンジンI/F、16 ディスクI
/F。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して他の機器と通信を
    行う機能を備えた複数のプリンタ装置を備え、コンピュ
    ータからの出力データをネットワークを介してプリンタ
    装置へ転送して印字処理を行うプリンタシステムにおい
    て、 前記複数のプリンタ装置のうち少なくとも一つは、 前記コンピュータから指示された印字条件に応じて他の
    プリンタ装置を選定し、当該他のプリンタ装置へ前記
    ンピュータから受け取った印字データ及び印字制御デー
    タを転送する機能を有し、 前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    し、該起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワ
    ークに接続されたプリンタ装置の電源を投入するように
    指示する ことを特徴とするプリンタシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数のプリンタ装置のうち少なくと
    も一つは、 前記複数のプリンタ装置のうちで省エネルギー状態にあ
    るプリンタ装置同士が互いの保有するデータを照合し、
    重視するデータがあれば整理統合するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプリンタシステム。
  3. 【請求項3】 前記複数のプリンタ装置のうち少なくと
    も一つは、 前記電源を投入するように指示する前記プリンタ装置が
    複数あるときは、前記コンピュータからの距離がより近
    い前記プリンタ装置を優先して電源投入することを特徴
    とする請求項1に記載のプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数のプリンタ装置のうち少なくと
    も一つは、ネットワーク内の起動中のコンピュータの台
    数を調べ、その結果に応じた台数のプリンタ装置を省エ
    ネルギー状態を回避することにより印刷開始可能状態に
    する機能をさらに有していることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のプリンタシステム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して他の機器と通信を
    行う機能を備えたプリンタ装置であって、 コンピュータから指示された印刷条件に応じてネットワ
    ーク内の他のプリンタ装置を選定し、当該他のプリンタ
    装置へ前記コンピュータから受け取った印字データ及び
    印字制御データを転送する機能を有し、前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    し、該起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワ
    ークに接続されたプリンタ装置の電源を投入するように
    指示することを特徴とするプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して他の機器と通信を
    行う機能を備えたプリンタ装置であって、 前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    し、該起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワ
    ークに接続されたプリンタ装置の電源を投入するように
    指示する機能を有し、 前記電源を投入するように指示する前記プリンタ装置が
    複数あるときは、前記コンピュータからの距離がより近
    い前期プリンタ装置を優先して電源投入することを特徴
    とするプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して他の機器と通信を
    行う機能を備えたプリンタ装置であって、 前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    する機能と、前記起動中のコンピュータの数に応じて前
    記ネットワークに接続されたプリンタ装置の電源を投入
    するように指示する機能を有するプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して他の機器と通信を
    行う機能を備えたプリンタ装置の電源管理方法であっ
    て、 前記プリンタ装置へ指示した印刷条件に応じてプリンタ
    装置を選定するステップと、 前記プリンタ装置へ印字データ及び印字制御データを送
    信するステップと、 前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    し、該起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワ
    ークに接続されたプリンタ装置の電源を投入するように
    指示する ステップとを有する電源管理方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して他の機器と通信を
    行う機能を備えたプリンタ装置の電源管理方法であっ
    て、 前記プリンタ装置へ指示した印刷条件に応じてプリンタ
    装置を選定するステップと、 前記プリンタ装置へ印字データ及び印字制御データを送
    信するステップと、 前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    し、該起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワ
    ークに接続されたプリンタ装置の電源を投入するように
    指示するステップとを有する電源管理方法。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して他の機器と通信
    を行う機能を備えたプリンタ装置の電源管理方法であっ
    て、 前記ネットワーク内の起動中のコンピュータの数を監視
    するステップと、 前記起動中のコンピュータの数に応じて前記ネットワー
    クに接続されたプリンタ装置の電源を投入するように指
    示するステップとを有する電源管理方法。
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