JP3515938B2 - 固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解コンデン
サおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、漏れ電流が小さく、高周波特性に
優れた、信頼性の高い固体電解コンデンサが要望されて
いる。この要望に応えるために、特開昭64−4701
6号公報、特開平1−253226号公報および特開平
2−130906号公報は、二酸化マンガンや導電性高
分子を固体電解質として用いた固体電解コンデンサを提
案している。このような固体電解コンデンサは下記のよ
うにして製造される。
【0003】まず、タンタル、アルミニウム、およびニ
オブなどの弁金属からなる多孔体を陽極酸化することに
より、多孔体表面に化成皮膜を成長させる。この化成皮
膜上に半導体である二酸化マンガンあるいは機能性高分
子からなる固体電解質層を形成する。続いて、固体電解
質層の表面にカーボン層を形成し、さらにカーボン層上
に銀を含有する塗料を塗布して銀導電性樹脂層からなる
陰極引出電極を設ける。カーボン層は、固体電解質層と
銀導電性樹脂層とを接合して、コンデンサ内での導通を
向上させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
固体電解コンデンサにおいて、固体電解質として、二酸
化マンガン、あるいは、さらに導電率の高い高分子固体
電解質を用いても、固体電解コンデンサの等価直列抵抗
("Equivalent Series Resis
tance"以下、ESRと称する)が一定値以下に低
下しないという問題があった。詳細な検討を行った結
果、ESRは、コンデンサ充放電電流の導電経路におけ
る各部材の抵抗の合計値に比較してはるかに大きいこと
が判明した。また、カーボン層と固体電解質層との接触
に依存する接触抵抗がESRの主な要因であり、このE
SRが固体電解コンデンサの特性に影響を与えることが
判明した。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、ESRが低く、損失の小さい
固体電解コンデンサおよびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の固体電解コンデ
ンサの製造方法は、弁金属からなる陽極電極体を陽極酸
化して形成した陽極酸化皮膜に第1の固体電解質層を形
成する工程と、第1のカーボン層と、第1の固体電解質
層と接続する第2の固体電解質層とが混在してなる中間
層を形成する工程と、中間層上に第1のカーボン層と接
続する第2のカーボン層を形成する工程と、第2のカー
ボン層上に陰極電極層を形成する工程とを包含すること
を特徴とする。第1の固体電解質層の上に、第1のカー
ボン層と、第1の固体電解質と接続する第2の固体電解
質層とが混在してなる中間層を形成し、この中間層上に
第1のカーボン層と接続する第2のカーボン層を形成す
るので、ESRが低く、誘電損失の小さい固体電解コン
デンサを容易に製造することができる。 また、第1の固
体電解質層上にカーボン粒子を分散させて第1のカーボ
ン層を形成し、第1のカーボン層を形成するカーボン粒
子又は粒子群間に、第2の固体電解質層を形成して、第
1の固体電解質層と接触させることによって中間層を形
成すれば、カーボン層と固体電解質との接触面積を大幅
に増大させることができるので、ESRが効果的に低減
された固体電解コンデンサを製造することができる。
【0007】弁金属がアルミニウム、タンタル、および
ニオブからなる群から選択された少なくとも1つである
ことが好ましい。
【0008】カーボン粒子の粒径が約10nm〜10μ
mであることが好ましい。
【0009】固体電解質層及び中間層の固体電解質が、
二酸化マンガン及び/又は高分子固体電解質から形成さ
れることが好ましい。
【0010】高分子固体電解質が、ピロール、アニリ
ン、および3、4−エチレンジオキシチオフェンからな
る群から選択される少なくとも1つの高分子であること
が好ましい。
【0011】
【0012】
【0013】カーボン粒子の分散液を用いれば、中間層
を容易に形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の固体電解コンデ
ンサの一実施例を示す断面概略図である。本発明の固体
電解コンデンサ100は、陽極電極体2と、陽極電極体
2上に形成された陽極酸化皮膜4(誘電体層)と、陽極
酸化皮膜4上に形成された固体電解質層6とを有する。
この固体電解質層6は、カーボン層14を介して陰極電
極体16に接続されている。さらに、固体電解コンデン
サ100は、固体電解質層6とカーボン層14(第2の
カーボン層)との間に、固体電解質層6と接続する固体
電解質材10と、カーボン層14と接続するカーボン粒
子8(第1のカーボン層)とが、混在する中間層12を
有する。
【0015】中間層12において、カーボン粒子8は例
えばポーラスな固体電解質層6の表面または内部に三次
元に連なった状態で混在している。中間層12におい
て、カーボン粒子8は約30重量%以下含まれているこ
とが好ましい。カーボン粒子8の粒径は約10nm〜1
0μmであることが好ましい。カーボン粒子8の粒径が
大きすぎると、ポーラスな固体電解質材10内部にカー
ボン粒子8を十分に形成することができず、固体電解質
層材10の表面に選択的に多く形成される。固体電解質
材10表面は、実際にはカーボン粒子8の粒径よりも小
さいオーダーの凹凸が形成されて荒れていることがある
ので、固体電解質材10とカーボン粒子8との接触面積
を十分に増大させることができず、数mΩ高抵抗とな
る。一方、カーボン粒子8の粒径が小さすぎると、カー
ボン粒子8は、固体電解質材10の内部に選択的に多く
形成され、固体電解質材10の表面にはあまり形成され
ない。従ってカーボン粒子8とカーボン層14との電気
的結合が弱くなり、数mΩ高抵抗となる。
【0016】陽極電極体2は、例えば、タンタル、アル
ミニウム、およびニオブ等の弁作用を有する金属(弁金
属)、またはその微粒子からなる多孔質焼結体から形成
される。実効表面積を増大させて静電容量をより大きく
するために、エッチングなどにより表面処理を施した弁
金属箔を陽極電極体2として用いてもよい。
【0017】固体電解質層6および中間層12に混在す
る固体電解質材10は、いずれも、高分子固体電解質あ
るいは二酸化マンガンから形成されている。高分子固体
電解質は例えば、ピロール、アニリン、チオフェン、お
よび3,4―エチレンジオキシチオフェン等の単量体か
ら形成される高分子である。化学重合および電解重合の
いずれの重合方法によって高分子を形成してもよい。固
体電解質材10には、3,4―エチレンジオキシチオフ
ェンの単量体から形成される高分子を使用することが特
に好ましい。固体電界コンデンサのESRを最も効果的
に低減することができるからである。
【0018】第2のカーボン層14は、例えば、中間層
12に混在する第1のカーボン層8と同様にカーボン粒
子から形成され、塗付するカーボン粒子の量を適切に調
整することによって、中間層12に混在する第1のカー
ボン層8と、中間層12上に形成される第2のカーボン
層14とが形成される。カーボン粒子14の粒径もカー
ボン粒子8と同様に約10nm〜10μmであることが
好ましい。
【0019】なお、陽極酸化皮膜4と固体電解質層6と
の間に、さらに少なくとも1つの固体電解質層(不図
示)を設けてもよい。
【0020】以下に本発明の固体電解コンデンサ100
の製造方法を説明する。
【0021】弁金属からなる陽極電極体2を当業者に公
知の方法を用いて陽極酸化し、陽極電極体2表面に誘電
体層である陽極酸化皮膜4を形成する。図1に示されて
いるように、実効表面積を増大させるために、エッチン
グまたは弁金属の微粉末を燒結することにより陽極電極
体2を粗面化することが好ましい。陽極酸化皮膜4は、
陽極電極体2に形成された空孔部30にも形成される。
【0022】その後、当業者に公知の方法を用いて、化
学重合あるいは電解重合などによって上述の高分子固体
電解質からなる層を陽極酸化皮膜4表面に形成すること
により、固体電解質層6(第1の固体電解質層)を形成
する。硝酸マンガン溶液の熱分解などによって二酸化マ
ンガンからなる固体電解質層6を形成してもよい。な
お、固体電解質層6と同様の方法および材料を用いて、
陽極酸化皮膜4と固体電解質層6との間に、さらなる固
体電解質層を形成してもよい。
【0023】さらに、固体電解質層6上に、第1のカー
ボン層8と固体電解質材10(第2の固体電解質層)と
が混在する中間層12を形成する。この中間層12に含
まれる固体電解質材10は、固体電解質層6と接続する
ように形成される。
【0024】中間層12は例えば、固体電解質層6上に
カーボン粒子を分散させて第1のカーボン層8を形成
し、第1のカーボン層8を形成するカーボン粒子又は粒
子群間に、固体電解質材10を形成して、固体電解質層
6と接触させることによって形成され得る。第1のカー
ボン層8は、例えば約1〜10重量%のカーボン粒子を
含むカーボン粒子の分散液を使用して形成され得る。
【0025】あるいは、中間層12は、ポーラスな膜を
形成する方法、表面の一部をマスクする方法、およびブ
ラストやエッチングを用いる方法等を使用することによ
って、形成されてもよい。
【0026】中間層12は、上記の方法に限らず様々な
方法によって形成され得る。例えば、固体電解質材10
を固体電解質層6上に分散して形成した後に、第1のカ
ーボン層8を形成してもよい。また、あらかじめ第1の
カーボン層8の材料と固体電解質材10の材料とを混合
した後に、この混合材料を固体電解質層6上に塗付して
中間層12を形成しても良い。
【0027】さらに、中間層12の上に、第1のカーボ
ン層8と接続する第2のカーボン層14を形成する。例
えば、上述の第1のカーボン層8を形成するためのカー
ボン粒子の分散溶液よりもカーボン粒子濃度の高い分散
溶液(例えば約10〜20重量%のカーボン粒子を含む
溶液)を調整し、中間層12上に塗付することによっ
て、第2のカーボン層14を形成する。
【0028】続いて、当業者に公知の方法で例えば銀導
電性樹脂層からなる陰極電極層16を第2のカーボン層
14上に形成し、固体電解コンデンサ100を完成す
る。
【0029】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体
的に説明する。
【0030】(実施例)以下に実施例の固体電解コンデ
ンサ100の製造方法を説明する。タンタル微細粉から
なる、サイズ1.1mm×3.0mm×4.0mm、単
位重量当たりの電気量42000μF・V/gの多孔質
焼結体(陽極電極体)2に、電圧50Vを印加しながら
80℃のリン酸溶液中で陽極酸化により化成を行い、誘
電体層(陽極酸化皮膜)4を形成する。
【0031】単量体である3,4−エチレンジオキシチ
オフェン140gと、酸化剤かつドーパントであるp−
トルエンスルホン酸鉄(III)1100gとを、溶媒1
−ブタノ−ル800gに混合して重合液を調製し、4℃
に保つ。この重合液に陽極酸化皮膜4が形成された多孔
質焼結体2を15分間浸漬する。重合液から多孔質陽極
電極体2を取り出し、雰囲気温度を室温〜150℃に徐
々に昇温して、1−ブタノールの気化、および3,4−
エチレンジオキシチオフェンの酸化重合を行い、多孔質
陽極電極体2の洗浄および乾燥を行う。この浸漬、酸化
重合、洗浄および乾燥を6回繰り返し行い、固体電解質
層6を陽極酸化皮膜4上に形成する。
【0032】次に、カーボン粒子(粒径:約10nm〜
1μm)60g/リットル溶液(溶媒:水溶性アクリル
バインダー)カーボン粒子分散溶液を調製する。このカ
ーボン粒子分散溶液に多孔質陽極電極体2を3分間浸漬
した後、120℃で30分間乾燥し、固体電解質層6上
に第1のカーボン層8を形成する。さらに、単量体であ
る3,4−エチレンジオキシチオフェン140gと、酸
化剤かつドーパントであるp−トルエンスルホン酸鉄
(III)1100gとを、溶媒1−ブタノ−ル800g
に混合して調製した4℃の重合液に、陽極酸化皮膜4を
有する多孔質焼結体2を10分間浸漬する。重合液から
多孔質陽極電極体2を取り出し、雰囲気温度を室温〜1
50℃に徐々に昇温して、1−ブタノールの気化、およ
び3,4−エチレンジオキシチオフェンの酸化重合を行
う。その後洗浄および乾燥を行い固体電解質材10を形
成する。以上のようにして、第1のカーボン層8と固体
電解質材10とを有する中間層12を形成する。
【0033】次に、カーボン粒子(粒径:約10nm〜
1μm)120g/リットル溶液(溶媒:水溶性アクリ
ルバインダー)に多孔質陽極電極体2を3分間浸漬した
後、120℃で30分間乾燥し、中間層12上に第2の
カーボン層14を形成する。
【0034】さらに、第2のカーボン層14上に銀導電
性樹脂層からなる陰極電極体16を設け、固体電解コン
デンサ100を完成する。
【0035】(比較例)図2は、比較例の固体電解コン
デンサ200の内部コンデンサ素子構成を示す断面概略
図である。固体電解コンデンサ200は、弁金属の多孔
質焼結体からなる陽極電極体2と陽極電極体2に対向す
る銀導電性樹脂層からなる陰極電極体16との間に、陽
極電極体2の陽極酸化膜4(誘電体層)、固体電解質層
18、およびカーボン層20を有する。実施例と実質的
に同様の機能を有する部材は同じ参照符号で示し、その
詳細な説明は省略する。
【0036】以下に比較例の固体電解コンデンサ200
の製造方法を説明する。
【0037】上述の実施例と同様に、タンタル微細粉か
らなる多孔質焼結体(陽極電極体)2に、電圧50Vを
印加しながら80℃のリン酸溶液中で陽極酸化により化
成を行い、誘電体層(陽極酸化皮膜)4を陽極電極体2
表面に形成する。
【0038】続いて、下記のように固体電解質層18を
形成する。単量体である3,4−エチレンジオキシチオ
フェン140gと、酸化剤かつドーパントであるp−ト
ルエンスルホン酸鉄(III)1100gとを、溶媒1−
ブタノ−ル800gに混合して調製した4℃の重合液
に、陽極酸化膜4を有する多孔質陽極電極体2を15分
間浸漬する。重合液から多孔質陽極電極体2を取り出
し、雰囲気温度を室温〜150℃に徐々に昇温させて1
−ブタノールの気化、および3,4−エチレンジオキシ
チオフェンの酸化重合を行い、多孔質陽極電極体2の洗
浄および乾燥を行う。この浸漬、酸化重合、洗浄および
乾燥を6回繰り返し行い、固体電解質層18を陽極酸化
皮膜4上に形成する。
【0039】次に、カーボン粒子120g/リットル溶
液に多孔質陽極電極体2を3分間浸漬した後、120℃
で30分間乾燥し、固体電解質層18上にカーボン層2
0を形成する。
【0040】さらに、カーボン層20上に銀導電性樹脂
層からなる陰極電極体16を設け、固体電解コンデンサ
200を完成する。
【0041】実施例による固体電解コンデンサ100お
よび比較例による固体電解コンデンサ200の1MHz
におけるESRを表1に示す。
【表1】
【0042】表1より、本発明の実施例による固体電解
コンデンサ100のESRが、比較例による固体電解コ
ンデンサ200のESRよりも低いことが分かる。これ
は、固体電解コンデンサ100において、カーボン層と
固体電解質層との接触面積が増大し、接触抵抗が低減し
たためである。
【0043】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ES
Rが低く、誘電損失の小さい固体電解コンデンサとその
製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固体電解コンデンサの一実施例を示
す断面概略図である。
【図2】 比較例の固体電解コンデンサを示す断面概略
図である。
【符号の説明】
2 陽極電極体 4 陽極酸化皮膜 6 固体電解質層 8 第1のカーボン層 10 固体電解質材 12 中間層 14 第2のカーボン層 16 陰極電極体 18 固体電解質層 20 カーボン層 30 空孔部 100 固体電解コンデンサ 200 固体電解コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01G 9/028 H01G 9/02 331H 9/24 C (72)発明者 辻川 義彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 加藤 寿孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−273424(JP,A) 特開 平8−78294(JP,A) 特開2000−133552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/04 H01G 9/028 H01G 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁金属からなる陽極電極体を陽極酸化し
    て形成した陽極酸化皮膜に第1の固体電解質層を形成す
    る工程と、前記第1の固体電解質層上にカーボン粒子を分散させて
    第1のカーボン層を形成する工程と、 該第1のカーボン層を形成するカーボン粒子又は粒子群
    間に、第2の固体電解質層を形成して、該第1の固体電
    解質層と接触させ中間層を形成する工程と、 該中間層上に該第1のカーボン層と接続する第2のカー
    ボン層を形成する工程と、 該第2のカーボン層上に陰極電極層を形成する工程とを
    包含することを特徴とする、固体電解コンデンサの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記弁金属がアルミニウム、タンタル、
    およびニオブからなる群から選択された少なくとも1つ
    である、請求項1に記載の固体電解コンデンサの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記カーボン粒子の粒径が約10nm〜
    10μmである請求項1または2に記載の固体電解コン
    デンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記固体電解質層及び前記中間層の前記
    固体電解質が、二酸化マンガン及び/又は高分子固体電
    解質から形成された、請求項1ないし3に記載の固体電
    解コンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記高分子固体電解質が、ピロール、ア
    ニリン、および3,4−エチレンジオキシチオフェンか
    らなる群から選択される少なくとも1つの高分子であ
    る、請求項1ないし4に記載の固体電解コンデンサの製
    造方法。
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