JP3515692B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非水系の化粧料に関
し、さらに詳細には、水溶性高分子粉末を予め特定成分
で混合分散して得られた処理物を配合することにより、
使用性、使用感並びに化粧効果の持続性に優れた化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料において、各種の水溶性高
分子が使用されている。通常、これらの水溶性高分子
は、水に溶解させることによって増粘し、乳化系の安定
性を高めたり、のびやなめらかさといった感触改良を付
与するものである。近年、粉末状態の水溶性高分子と疎
水化処理粉末とを固形粉末メーキャップ化粧料に配合
し、化粧持ちを改善する試みがなされている(特開平9
−227339号公報)。
【0003】しかしながら、水溶性高分子を単に粉末状
で配合するだけでは、良好な分散性が得られず、ざらつ
いた感触を生じたり、また、汗や水分の吸収が不充分な
ものであった。一方、水分の存在下において失活しやす
い粉末状の不安定な薬効成分、例えば、ビタミンC誘導
体や酵素等を粉末化粧料に配合し、使用時に掌上で水又
は水性成分と混合溶解して肌に塗布する化粧料も提案さ
れている。しかしながら、水性成分が粘稠であると粉末
化粧料と混合し難い。その結果、低粘度の水又は水性成
分を用いた場合、得られた混合液の粘度も低いため、肌
上に塗布し難く、掌から流れ落ちたり、衣服を汚す等、
使用性に欠点を有していた。したがって、水溶性高分子
粉末の分散性が良好で使用性に優れた化粧料の開発が望
まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者は鋭意研究の結果、水溶性高分子粉末を予め特定成分
により混合分散して得られる処理物を配合することによ
り、汗や水分による化粧崩れを防止して化粧持ちを向上
させ、また、使用時に水又は水性成分と混合して用いる
場合でも、粘性の調整が可能となり優れた使用性を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明に係る請求項1は、水溶性
高分子粉末を、油性成分、界面活性剤、多価アルコー
ル、ポリアルキレングリコールメチルグルコシドから選
ばれる一種又は二種以上に混合分散して得られた処理物
を含有し、且つ、実質的に水を含有しないことを特徴と
する化粧料である。さらに、本発明に係る請求項2は、
上記混合分散が、高剪断力条件下に行われるものである
ことを特徴とする化粧料である。さらに、本発明に係る
請求項3は、上記混合分散処理物に加え、粉末状の水不
安定性薬効成分を含有することを特徴とする化粧料であ
る。さらに、本発明に係る請求項4は、上記混合分散物
に加え、粉体を含有することを特徴とする粉末状の化粧
料である。さらに、本発明に係る請求項5は、上記化粧
料が、水又は水性液と混合した後、皮膚に塗布して使用
することを特徴とする化粧料である。以下、詳述する。
【0006】本発明に用いられる水溶性高分子粉末とし
ては、その形状が粉末状又は固体状のものであれば、通
常化粧料に使用されているものを用いることができ、例
えば、アラビヤゴム、カラギーナン、トラガカントゴ
ム、クインスシード、キサンタンガム、ペクチン、デン
プン、デキストリン、アルギン酸ナトリウム等の天然水
溶性高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニ
ルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合
体、塩化[ヒドロキシ(トリメチルアンモニオ)プロピ
ル]ヒドロキシエチルセルロース等の合成水溶性高分子
が挙げられ、目的に応じてこれらの一種又は二種以上を
適宜選択して使用することができる。これらの中でも、
キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸
・メタクリル酸アルキル共重合体がより好ましい。
【0007】上述の水溶性高分子粉末を、油性成分、界
面活性剤、多価アルコール、ポリアルキレングリコール
メチルグルコシドから選ばれる一種又は二種以上(以
下、「混合分散媒」と記す)に混合分散し、処理物を得
る。
【0008】本発明の混合分散に用いられる油性成分と
しては、通常化粧料に使用されているものであれば特に
制限されず、例えばオリーブ油、ホホバ油、ミンク油、
モクロウに代表される油脂類;ミツロウ、キャンデリラ
ロウに代表されるロウ類;流動パラフィン、マイクロク
リスタリンワックス、ワセリンに代表される炭化水素
類;ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸に代表さ
れる脂肪酸類;ステアリルアルコール、パルミチルアル
コール、オレイルアルコールに代表される高級アルコー
ル類;ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチ
ルに代表されるエステル類;メチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサンに代
表されるシリコーン類等が挙げられ、これらの一種又は
二種以上を目的に応じて適宜選択し、使用することがで
きる。
【0009】本発明の混合分散に用いられる界面活性剤
としては、通常化粧料に使用されているものであれば特
に制限されず、例えばステアリン酸ナトリウム、ステア
ロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリルスルホコハク酸ナトリウム、ステアロイル
メチルタウリンナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム
等に代表される陰イオン性界面活性剤、リン脂質に代表
される両性界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビタンオレイン酸エス
テル、モノオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン
ソルビトールオレイン酸エステル、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステアリン酸エステ
ル、モノステアリン酸グリセリン、蔗糖モノステアリン
酸エステル、デカグリセリルモノステアリン酸エステ
ル、ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合
体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチル
ポリシロキサン共重合体等に代表される非イオン性界面
活性剤が挙げられ、これらの一種又は二種以上を目的に
応じて適宜選択し、使用することができる。
【0010】本発明の混合分散に用いられる多価アルコ
ールとしては、通常化粧料に使用されているものであれ
ば特に制限されず、例えばポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコールポリプロ
ピレングリコール共重合体、ブチレングリコール、ヘキ
シレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグ
リセリン等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を目
的に応じて適宜選択し、使用することができる。
【0011】本発明の混合分散に用いられるポリアルキ
レングリコールメチルグルコシドとしては、ポリエチレ
ングリコールメチルグルコシド、ポリプロピレングリコ
ールメチルグルコシド、ポリエチレングリコールポリプ
ロピレングリコール共重合体メチルグルコシド等が挙げ
られ、これらの一種又は二種以上を目的に応じて適宜選
択し、使用することができる。
【0012】本発明において、これらの混合分散媒に前
述した水溶性高分子粉末を混合分散するには、例えばこ
れらを必要に応じて加熱し、高剪断力条件下にて混合す
る方法が挙げられる。高剪断力条件下での混合は、例え
ばロールミル等を用いて混合すればよい。予めこれらの
混合分散処理を用いずに単に水溶性高分子粉末を配合し
ただけでは、肌に塗布した場合の使用感や化粧効果の持
続性に劣り、また、水や水性成分との溶解性においても
良好な効果を得ることができない。
【0013】本発明の処理物における水溶性高分子粉末
と混合分散媒の配合重量比は、特に限定されないが、好
ましくは、水溶性高分子粉末:混合分散媒=1:1〜1
000、より好ましくは、1:5〜100である。処理
物中において、水溶性高分子粉末に対する混合分散媒の
配合重量比が1未満であると、混合分散し難くなり、良
好な処理物が得られない場合があり、また、該配合重量
比が1000を超えると、その処理物を配合した化粧料
が化粧持ちや粘度調整の効果を充分に発現できない場合
がある。
【0014】本発明の化粧料における上記混合処理物の
配合量は特に限定されないが、好ましくは、0.05〜
70重量%(以下、単に「%」と記す)であり、より好
ましくは、0.1〜50%である。
【0015】本発明の化粧料においては、上記混合分散
処理物を配合することに加えて、実質的に水を含有しな
いことを必須とする。水を含有すると、化粧料中で水溶
性高分子粉末が溶解又は膨潤してしまい、本発明の目的
とする効果が得られない。但し、混合分散媒中に存在す
る水分は除く。
【0016】上述したように、本発明の化粧料は、実質
的に水を含まないものであるため、上記混合処理物に加
え、粉末状の水不安定性薬効成分を安定に含有すること
ができ、好ましい。粉末状の水不安定性薬効成分として
は、L−アスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグ
ネシウム等のビタミンC及びその誘導体、パパイン、リ
パーゼ、ビオプラーゼ等の酵素類が挙げられ、これらの
一種又は二種以上を目的に応じて適宜配合することがで
きる。これらの配合量は特に限定されないが、好ましく
は、0.001〜5%である。
【0017】さらに、本発明の化粧料においては、上記
混合処理物に加え、さらに粉体を配合して粉末状の化粧
料とすることにより、携帯性、使用性が向上し、より好
ましい。粉体としては、通常化粧料に使用されているも
のであれば特に制限されず、例えばタルク、マイカ、カ
オリン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、、無水ケ
イ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸
化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、タール色
素、天然色素、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、オキシ
塩化ビスマス、ナイロンパウダー、ウレタンパウダー、
シルクパウダー、デキストリン、トウモロコシデンプ
ン、蔗糖、マルトース、アミノ酸、加水分解蛋白質、シ
リコンパウダー、アクリル酸アルキル共重合体等が挙げ
られ、これらの一種又は二種以上を目的に応じて適宜選
択して用いることができる。また、これらの粉体は油剤
処理、活性剤処理、撥水、撥油処理等の表面改質処理を
施したものを用いることもできる。
【0018】本発明の粉末状の化粧料における粉体の配
合量は30〜99.9%が好ましく、より好ましくは5
0〜99.9%である。粉体の配合量が30%未満であ
ると、粉末形態を保持することができずに、携帯し易
さ、簡便な使用性など当該剤型の持つ優位性が損なわれ
る場合がある。
【0019】本発明の化粧料は、そのまま直接肌に塗布
しても、また、使用時に水又は水性成分に混合した後、
肌に塗布しても良い。そのまま使用する場合は、前述し
た高剪断力条件下での混合分散処理物を油性基剤及び/
又は粉体基剤中に混合して化粧料とすることにより、ざ
らつき感等が低減され使用感に優れ、且つ、水溶性高分
子粉末の分散性が改良されたものであることから、化粧
効果の持続性が効果的に発現する。また、使用時に水又
は水性成分と混合して用いる場合、該混合液が粘性を生
じるため、肌に塗り易くのびが良いといった良好な使用
感触を有し、液だれすることもなく、さらに携帯性にも
優れるという利点をもっている。また、上述したよう
に、水不安定性薬効成分を配合することにより、その薬
理効果を失活することなく安定に保つことができる。な
お、水は通常の水道水やミネラルウォーターでも良く、
水性成分は一般の化粧水等を用いることにより二剤混合
タイプの化粧料とすることができる。
【0020】本発明の化粧料には、上記必須成分に加
え、さらに通常の化粧料に用いられる各種の成分、例え
ば、低級アルコール、水溶性の塩類、美白剤、消炎剤、
殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、キレート剤、酸化防止
剤、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で配合する
ことができる。
【0021】
【実施例】次に実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれらによりなんら限定されるものではない。
【0022】実施例1〜4及び比較例1〜4 パウダー
ファンデーション 下記表1に示す組成のパウダーファンデーションを下記
方法にて製造し、使用性、化粧効果の持続性について評
価した。
【0023】
【表1】
【0024】(製造方法:実施例1〜4) A:成分9〜10をディスパーミキサーを用いて混合
し、これに成分11〜12を添加してロールミルにて混
合分散する。 B:成分1〜8、13をヘンシェルミキサーを用いて混
合し、それにAを添加混合してパウダーファンデーショ
ンを得た。
【0025】(製造方法:比較例1〜4) A:成分9〜10をディスパーミキサーにて混合する。 B:成分1〜8、11〜13をヘンシェルミキサーを用
いて混合し、それにAを添加混合してパウダーファンデ
ーションを得た。
【0026】(評価方法)女性評価パネル20名によ
り、得られたパウダーファンデーションを塗布用マット
に適量取り、それを使用した際の「のびのなめらか
さ」、「化粧膜の均一性」、「化粧効果の持続性」につ
いて5段階評価した。さらに、それを平均して判定し
た。 [評価][内容] 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 [判定] ◎:平均点4.5点以上 ○:平均点3.5点以上4.5点未満 △:平均点2.5点以上3.5点未満 ×:平均点2.5点未満 上記評価方法により得られた結果を表1に併せて示す。
【0027】得られた結果から明らかなように、本発明
に係る実施例1〜4は、予め水溶性高分子粉末を混合分
散処理することにより、使用感並びに化粧効果の持続性
に優れていた。それに対し、単に水溶性高分子を粉末と
して配合した比較例においては、満足し得る結果が得ら
れなかった。
【0028】実施例5〜7及び比較例5〜6 美白粉末
化粧料 下記表2に示す組成の美白粉末化粧料を下記方法にて製
造し、使用性、使用感並びに化粧効果の持続性について
評価した。
【0029】
【表2】
【0030】(製造方法:実施例5〜7) A:成分3〜5をロールミルにて混合分散する。 B:成分1〜2、6をヘンシェルミキサーにて混合し、
それにAを添加混合して美白粉末化粧料を得た。
【0031】(製造方法:比較例5〜6) A:成分3〜4をディスパーミキサーにて混合する。 B:成分1〜2、5〜6をヘンシェルミキサーにて混合
し、それにAを添加混合して美白粉末化粧料を得た。
【0032】(評価方法) 1.使用性 得られた美白粉末化粧料を栓付き容器に10g秤取り、
これに水90gを注入して20回振とうし、その際の
「分散のしやすさ」、「粘性付与効果」、「均一分散
性」について下記基準より判定した。 [判定][内容] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。
【0033】2.使用感及び化粧効果の持続性 上述の水に混合分散した化粧料について、女性評価パネ
ル20名により、「のびのなめらかさ」、「塗り易
さ」、「化粧効果の持続性」について評価した。評価基
準並びに判定方法については、前述のパウダーファンデ
ーションと同様に行った。得られた結果を表2に併せて
示す。
【0034】得られた結果から明らかなように、本発明
に係る実施例5〜7は、水溶性高分子粉末を予め混合分
散処理することにより、使用性、使用感並びに化粧効果
の持続性に優れていた。それに対し、単に水溶性高分子
を粉末として配合した比較例においては、すべての項目
を満足し得るものは得られなかった。
【0035】 実施例8 パウダーアイシャドウ (成分) (%) 1.シリコン処理酸化チタン 2.0 2.シリコン処理セリサイト 67.5 3.シリコン処理タルク 10.0 4.シリコン処理有色顔料 8.0 5.流動パラフィン 7.0 6.ワセリン 3.0 7.ジメチルポリシロキサン(10cs) 2.0 8.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5
【0036】(製造方法) A:成分5〜7を加熱混合後、冷却する。 B:成分8とAを3本ロールミルにて混練する。 C:成分1〜4とBをヘンシェルミキサーを用いて混合
してパウダーアイシャドウを得た。 実施例8は、使用中の伸びがなめらかであり、また仕上
がった化粧膜においてもなめらかさを有し、化粧持ちに
優れたパウダーアイシャドウであった。
【0037】 実施例9 パウダーチークカラー (成分) (%) 1.ステアリン酸処理酸化チタン 1.0 2.ステアリン酸処理タルク 5.0 3.ステアリン酸処理セリサイト 81.0 4.ステアリン酸処理有色顔料 5.0 5.トリオクタン酸グリセリン 5.0 6.水添ラノリン 1.0 7.ヒドロキシプロピルセルロース 2.0
【0038】(製造方法) A:成分5、6を加熱混合後、冷却する。 B:成分7とAをワーナーミキサーにて混練する。 C:成分1〜4とBをヘンシェルミキサーを用いて混合
してパウダーチークカラーを得た。 実施例9は、使用中の伸びがなめらかであり、また仕上
がった化粧膜においてもなめらかさを有し、化粧持ちに
優れたパウダーチークカラーであった。
【0039】 実施例10 使用時混合タイプアクネパウダー (成分) (%) 1.合成マイカ 23.3 2.多孔質デキストリン 40.0 3.無水ケイ酸 5.0 4.マルトース 20.0 5.ポリオキシプロピレン(20)メチルグルコシド 10.0 6.ポリアクリル酸ナトリウム 0.7 7.イオウ末 1.0
【0040】(製造方法) A:成分5、6を2本ロールミルにて混練する。 B:成分1〜4、成分7及びAをワーナーミキサーにて
混合し、使用時混合タイプアクネパウダーを得た。 実施例10は、水や化粧水等の水性液に速やかに分散
し、また使用時においても適度な粘性を有するので液だ
れの無い良好な使用性を持ち、ニキビ改善効果に優れる
ものであった。
【0041】 実施例11 使用時混合タイプ消炎パウダー (成分) (%) 1.亜鉛華 1.0 2.ケイ酸アルミニウムマグネシウム 20.0 3.ラウロイルリジン 20.0 4.シリコンパウダー 42.5 5.蔗糖モノステアリン酸エステル 1.0 6.スクワラン 5.0 7.ポリプロピレングリコール 10.0 8.カルボキシビニルポリマー 0.5
【0042】(製造方法) A:成分5〜7を加熱混合後、冷却する。 B:成分8とAを3本ロールミルにて混練する。 C:成分1〜4及びAをヘンシェルミキサーにて混合
し、使用時混合タイプ消炎パウダーを得た。 実施例11は、水や化粧水等の水性液に速やかに分散
し、また使用時においても適度な粘性を有するので液だ
れの無い良好な使用性を持ち、消炎効果に加えてしっと
り感、エモリエント感を同時に付与するものであった。
【0043】
【発明の効果】本発明の化粧料は、パウダーファンデー
ション、パウダーアイシャドウ、ほほ紅、白粉等の使用
時にマットなどの塗布用小道具を用いて、そのまま或は
水とともに肌に塗布するメイクアップ化粧料として用い
ることができ、その場合、剤型の有している「化粧が簡
単」「携帯に便利」等の使用性を確保しながら、更に化
粧持ちに優れるものである。また、使用時に水或は水性
液と混合した後に肌に塗布する使用時混合型化粧料とし
ても用いることができ、その場合、水溶性高分子の持つ
増粘効果を有効に利用しているため、混合後の液が液だ
れの生じない粘性に調整可能で、使用性が著しく優れた
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/035 A61K 7/035 (56)参考文献 特開 昭54−163831(JP,A) 特開 昭57−70199(JP,A) 特開 昭62−99321(JP,A) 特開 昭63−119408(JP,A) 特開 平1−96110(JP,A) 特開 平3−68507(JP,A) 特開 平6−239728(JP,A) 特開 平9−25217(JP,A) 特開 平9−227339(JP,A) 特開 平10−330241(JP,A) 特開 平11−246349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性高分子粉末を、油性成分、界面活性
    剤、多価アルコール、ポリアルキレングリコールメチル
    グルコシドから選ばれる一種又は二種以上に混合分散し
    て得られる処理物を含有し、且つ、実質的に水を含有し
    ないことを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】混合分散が、高剪断力条件下に行われるも
    のであることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のいずれかに記載の処理物
    に加え、さらに、粉末状の水不安定性薬効成分を含有す
    ることを特徴とする化粧料。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の処理物に
    加え、さらに、粉体を含有することを特徴とする粉末状
    の化粧料。
  5. 【請求項5】水又は水性液と混合した後、皮膚に塗布し
    て使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の化粧料。
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