JP3515621B2 - ストレッチラベル - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、瓶、缶、ＰＥ
Ｔボトル等の容器に装着されるストレッチラベルに関す
る。
Ｔボトル等の容器に装着されるストレッチラベルに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一般にストレッチラベル14は、例えば、
図４に示すように、内面側に意匠や商標等を印刷した印
刷層12が設けられた弾性伸縮性に優れたエチレン−酢酸
ビニル共重合体等からなる自己伸縮性のストレッチフィ
ルム10が端部11,11 同士を接着剤15を介して接合され筒
状に形成された後、その径を拡張し、図３に示すように
ＰＥＴボトル等の容器13の上方から外嵌装着されてい
た。
図４に示すように、内面側に意匠や商標等を印刷した印
刷層12が設けられた弾性伸縮性に優れたエチレン−酢酸
ビニル共重合体等からなる自己伸縮性のストレッチフィ
ルム10が端部11,11 同士を接着剤15を介して接合され筒
状に形成された後、その径を拡張し、図３に示すように
ＰＥＴボトル等の容器13の上方から外嵌装着されてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、該ス
トレッチラベル14が外嵌装着された容器13が、運搬や包
装される際に、容器13が他の容器等にぶつかって、スト
レッチラベル14表面に衝撃が加わることがある。このよ
うな場合、従来のストレッチラベル14は上述したように
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるストレッチフィ
ルム10が最外面となり、非常に表面が傷つきやすく、そ
の結果ラベルに破れ等が起こり、外観が悪くなるという
問題点があった。
トレッチラベル14が外嵌装着された容器13が、運搬や包
装される際に、容器13が他の容器等にぶつかって、スト
レッチラベル14表面に衝撃が加わることがある。このよ
うな場合、従来のストレッチラベル14は上述したように
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるストレッチフィ
ルム10が最外面となり、非常に表面が傷つきやすく、そ
の結果ラベルに破れ等が起こり、外観が悪くなるという
問題点があった。
【０００４】また、ストレッチラベル14が外嵌装着され
た容器13内に飲食品や薬品等が充填された場合には、飲
食品や薬品等が充填された後、容器13の外面から７０乃
至９０°Ｃの温水シャワーを５分乃至４０分間程度かけ
て殺菌する場合がある。
た容器13内に飲食品や薬品等が充填された場合には、飲
食品や薬品等が充填された後、容器13の外面から７０乃
至９０°Ｃの温水シャワーを５分乃至４０分間程度かけ
て殺菌する場合がある。
【０００５】このような場合に、従来のストレッチラベ
ル14は温水の熱によって伸長され、ストレッチラベル14
表面にしわやたるみが生じるという問題点も生じてい
た。
ル14は温水の熱によって伸長され、ストレッチラベル14
表面にしわやたるみが生じるという問題点も生じてい
た。
【０００６】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、表面が傷つきにくく、且つしわの
発生しにくい外観の優れたトレッチラベルを提供するこ
とを課題とする。
めになされたもので、表面が傷つきにくく、且つしわの
発生しにくい外観の優れたトレッチラベルを提供するこ
とを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するための手段は、印刷層4 が設けられた自己
伸縮性を有するストレッチフィルム1 より構成され、且
つ径を拡張しながら開口して容器5 に外嵌装着され、径
の復元により密着される筒状のストレッチラベルにおい
て、前記ストレッチフィルム1 がエチレン−酢酸ビニル
共重合体又は低密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体との混合物からなる基材2 と該基材2 の少な
くとも一面側に設けられたプロピレン−エチレンランダ
ム共重合体からなる表面層3 から構成され、且つ容器5
に外嵌装着された際に該表面層3 が外面層となり、前記
ストレッチラベルの全厚み中に占める表面層 (3) の比率
が１乃至３０％であることにある。
題を解決するための手段は、印刷層4 が設けられた自己
伸縮性を有するストレッチフィルム1 より構成され、且
つ径を拡張しながら開口して容器5 に外嵌装着され、径
の復元により密着される筒状のストレッチラベルにおい
て、前記ストレッチフィルム1 がエチレン−酢酸ビニル
共重合体又は低密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体との混合物からなる基材2 と該基材2 の少な
くとも一面側に設けられたプロピレン−エチレンランダ
ム共重合体からなる表面層3 から構成され、且つ容器5
に外嵌装着された際に該表面層3 が外面層となり、前記
ストレッチラベルの全厚み中に占める表面層 (3) の比率
が１乃至３０％であることにある。
【０００８】
【作用】すなわち、本発明のストレッチラベルは、弾性
伸縮性に優れたエチレン−酢酸ビニル共重合体又は低密
度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体との混
合物からなる基材の外面側にプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体からなる表面層を設けたため、従来のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の単層フィルムからなるスト
レッチラベルに比して表面に傷がつきにくい。
伸縮性に優れたエチレン−酢酸ビニル共重合体又は低密
度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体との混
合物からなる基材の外面側にプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体からなる表面層を設けたため、従来のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の単層フィルムからなるスト
レッチラベルに比して表面に傷がつきにくい。
【０００９】さらに、ストレッチラベルが低温加熱殺菌
処理時の加熱温度で容器に対して上下方向に収縮するス
トレッチフィルムによって構成された場合には、低温加
熱殺菌処理時においてストレッチラベルが上下方向に収
縮し、しわやたるみ、特に横しわの発生を防止すること
ができるのである。
処理時の加熱温度で容器に対して上下方向に収縮するス
トレッチフィルムによって構成された場合には、低温加
熱殺菌処理時においてストレッチラベルが上下方向に収
縮し、しわやたるみ、特に横しわの発生を防止すること
ができるのである。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に従っ
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１において示す１はストレッチフィルム
で、該ストレッチフィルム１はエチレン−酢酸ビニル共
重合体からなる基材２と該基材２の一面側に設けられた
プロピレン−エチレンランダム共重合体からなる表面層
３からなる。
で、該ストレッチフィルム１はエチレン−酢酸ビニル共
重合体からなる基材２と該基材２の一面側に設けられた
プロピレン−エチレンランダム共重合体からなる表面層
３からなる。
【００１２】前記基材２に使用されるエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体については、酢酸ビニル含有量が１乃至１
０重量％の範囲、好ましくは２乃至６重量％の範囲内の
ものが伸縮性やラベル加工性に優れており特に望まし
い。
ニル共重合体については、酢酸ビニル含有量が１乃至１
０重量％の範囲、好ましくは２乃至６重量％の範囲内の
ものが伸縮性やラベル加工性に優れており特に望まし
い。
【００１３】また、前記表面層３のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体としては、エチレン含有量が２乃至
６重量％のものが好ましく、また、プロピレン−エチレ
ンランダム共重合体に例えば、ポリプロピレンの単独重
合体、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、あるいは石油樹脂
等を混合したものでもよい。
ンランダム共重合体としては、エチレン含有量が２乃至
６重量％のものが好ましく、また、プロピレン−エチレ
ンランダム共重合体に例えば、ポリプロピレンの単独重
合体、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、あるいは石油樹脂
等を混合したものでもよい。
【００１４】さらに、上記実施例の基材２のエチレン−
酢酸ビニル共重合体および表面層３のプロピレン−エチ
レンランダム共重合体は、適宜公知の添加剤、例えば、
熱安定剤、酸化防止剤、滑剤等を添加されている。
酢酸ビニル共重合体および表面層３のプロピレン−エチ
レンランダム共重合体は、適宜公知の添加剤、例えば、
熱安定剤、酸化防止剤、滑剤等を添加されている。
【００１５】さらに、上記のような２層構造のストレッ
チフィルム１は、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体と
プロピレン−エチレンランダム共重合体を別々の押出機
により溶融状態で導き１つの口金より押出して積層する
共押出法により製造することができる。このような共押
出法によってストレッチフィルム１が形成された場合に
は、各層同士が溶融状態時に接着されてなり、各層の特
徴が失われないため、ストレッチ後の回復性も良好であ
る。
チフィルム１は、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体と
プロピレン−エチレンランダム共重合体を別々の押出機
により溶融状態で導き１つの口金より押出して積層する
共押出法により製造することができる。このような共押
出法によってストレッチフィルム１が形成された場合に
は、各層同士が溶融状態時に接着されてなり、各層の特
徴が失われないため、ストレッチ後の回復性も良好であ
る。
【００１６】また、該ストレッチフィルム１は製造する
際に、一方向に少量の分子配向を与えて、７０°Ｃ以上
に加熱した場合に一方向にわずかに収縮するように製造
されており、該ストレッチフィルム１をストレッチラベ
ル８に形成する際には、ＰＥＴボトル５等の容器に外嵌
装着した場合に図３に示す上下方向Ａに収縮する方向が
位置するように形成される。
際に、一方向に少量の分子配向を与えて、７０°Ｃ以上
に加熱した場合に一方向にわずかに収縮するように製造
されており、該ストレッチフィルム１をストレッチラベ
ル８に形成する際には、ＰＥＴボトル５等の容器に外嵌
装着した場合に図３に示す上下方向Ａに収縮する方向が
位置するように形成される。
【００１７】このストレッチフィルム１に付与する分子
配向の程度は、９０°Ｃにおける熱収縮率が１乃至１５
％の範囲であることが好ましい。このような少量の分子
配向をフィルムに与えるには、溶融押出しされた共押出
フィルムを口金より引き取る際の引取率を調整すること
によって、少量の分子配向をフィルムに与えることがで
きる。
配向の程度は、９０°Ｃにおける熱収縮率が１乃至１５
％の範囲であることが好ましい。このような少量の分子
配向をフィルムに与えるには、溶融押出しされた共押出
フィルムを口金より引き取る際の引取率を調整すること
によって、少量の分子配向をフィルムに与えることがで
きる。
【００１８】４はストレッチフィルム１の表面層３と異
なる側に設けられた印刷層で、該印刷層４はグラビア印
刷によって文字絵柄等の印刷を施されている。
なる側に設けられた印刷層で、該印刷層４はグラビア印
刷によって文字絵柄等の印刷を施されている。
【００１９】このような構成からフィルムシート７が構
成されるが、この時表面層３の厚さはフィルムシート７
全体の厚さのうち１乃至３０％、好ましくは２乃至１０
％になるような厚さの表面層３であることがストレッチ
性を損なわず望ましい。
成されるが、この時表面層３の厚さはフィルムシート７
全体の厚さのうち１乃至３０％、好ましくは２乃至１０
％になるような厚さの表面層３であることがストレッチ
性を損なわず望ましい。
【００２０】このようなフィルムシート７として例え
ば、表面層３が３μｍ、基材２が３７μｍよりなる、厚
みが４０μｍであるフィルムシート７や、表面層３が５
μｍ、基材２が５５μｍよりなる６０μｍの厚みのフィ
ルムシート７等の厚み１０乃至１５０μｍ程度のフィル
ムシート７が適している。
ば、表面層３が３μｍ、基材２が３７μｍよりなる、厚
みが４０μｍであるフィルムシート７や、表面層３が５
μｍ、基材２が５５μｍよりなる６０μｍの厚みのフィ
ルムシート７等の厚み１０乃至１５０μｍ程度のフィル
ムシート７が適している。
【００２１】さらに、このような構成からなるフィルム
シート７は図２に示すように印刷層４が内側になるよう
に筒状に形成され、両端部7a,7b を接着剤６によって接
着されストレッチラベル８が形成されるのである。
シート７は図２に示すように印刷層４が内側になるよう
に筒状に形成され、両端部7a,7b を接着剤６によって接
着されストレッチラベル８が形成されるのである。
【００２２】次に、このようなストレッチラベル８がＰ
ＥＴボトル５に装着された場合について説明する。スト
レッチラベル８は、径を拡張しながら開口し、図３に示
すようにＰＥＴボトル５の上方から外嵌装着される。
ＥＴボトル５に装着された場合について説明する。スト
レッチラベル８は、径を拡張しながら開口し、図３に示
すようにＰＥＴボトル５の上方から外嵌装着される。
【００２３】このように、ストレッチラベル８の径を拡
張してＰＥＴボトル５上方から装着され、装着後には径
がもとの大きさに復元して、ストレッチラベル８がＰＥ
Ｔボトル５に密着状態に装着されるのである。
張してＰＥＴボトル５上方から装着され、装着後には径
がもとの大きさに復元して、ストレッチラベル８がＰＥ
Ｔボトル５に密着状態に装着されるのである。
【００２４】さらに、ストレッチラベル８がＰＥＴボト
ル５に外嵌装着された後のＰＥＴボトル５内に例えば果
汁入りの炭酸飲料を充填し、密封した後、該ＰＥＴボト
ル５内の果汁入りの炭酸飲料を殺菌するために、低温加
熱殺菌処理を行う。この低温加熱殺菌処理方法はＰＥＴ
ボトル５の外面から温度約７０乃至９０°Ｃの温水シャ
ワーが５乃至４０分間程度かけられ、内部の飲料を加熱
殺菌する方法である。
ル５に外嵌装着された後のＰＥＴボトル５内に例えば果
汁入りの炭酸飲料を充填し、密封した後、該ＰＥＴボト
ル５内の果汁入りの炭酸飲料を殺菌するために、低温加
熱殺菌処理を行う。この低温加熱殺菌処理方法はＰＥＴ
ボトル５の外面から温度約７０乃至９０°Ｃの温水シャ
ワーが５乃至４０分間程度かけられ、内部の飲料を加熱
殺菌する方法である。
【００２５】本発明のストレッチラベル８をＰＥＴボト
ル５に外嵌装着して低温殺菌処理を行った場合には、ス
トレッチフィルム１には加熱時の温度によりＰＥＴボト
ル５の上下方向Ａに収縮するフィルムを使用したため、
従来のストレッチラベルのごとく低温加熱処理後にしわ
等が生じることがなく良好な外観を保つことができるの
である。
ル５に外嵌装着して低温殺菌処理を行った場合には、ス
トレッチフィルム１には加熱時の温度によりＰＥＴボト
ル５の上下方向Ａに収縮するフィルムを使用したため、
従来のストレッチラベルのごとく低温加熱処理後にしわ
等が生じることがなく良好な外観を保つことができるの
である。
【００２６】また、このようにしてストレッチラベル８
が装着されたＰＥＴボトル５に飲料等を充填したり、包
装したり、また店頭に陳列したりする場合に、該ＰＥＴ
ボトル５同士でぶつかる等してストレッチラベル８表面
に衝撃が加わることがあった場合でも、ストレッチラベ
ル８の最外面にはプロピレン−エチレンランダム共重合
体からなる表面層３が設けられているために、エチレン
−酢酸ビニル共重合体のみからなる従来のストレッチラ
ベルに比して傷つきにくいのである。
が装着されたＰＥＴボトル５に飲料等を充填したり、包
装したり、また店頭に陳列したりする場合に、該ＰＥＴ
ボトル５同士でぶつかる等してストレッチラベル８表面
に衝撃が加わることがあった場合でも、ストレッチラベ
ル８の最外面にはプロピレン−エチレンランダム共重合
体からなる表面層３が設けられているために、エチレン
−酢酸ビニル共重合体のみからなる従来のストレッチラ
ベルに比して傷つきにくいのである。
【００２７】尚、上記実施例では、低温加熱殺菌処理時
の温度で上下方向Ａに収縮するストレッチフィルム１を
使用したが、このようなストレッチフィルムを使用する
ことは条件ではない。
の温度で上下方向Ａに収縮するストレッチフィルム１を
使用したが、このようなストレッチフィルムを使用する
ことは条件ではない。
【００２８】また、上記実施例では基材２の材質として
エチレン−酢酸ビニル共重合体を使用したが、この他低
密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体の混
合物からなるものでもよく、該混合物における酢酸ビニ
ル含有量も１乃至１０重量％、特に２乃至６重量％の範
囲内のものが好ましい。
エチレン−酢酸ビニル共重合体を使用したが、この他低
密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体の混
合物からなるものでもよく、該混合物における酢酸ビニ
ル含有量も１乃至１０重量％、特に２乃至６重量％の範
囲内のものが好ましい。
【００２９】更に、基材２に使用するエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体又は低密度ポリエチレンとエチレン−酢酸
ビニル共重合体には他のポリオレフィン系樹脂等が成分
として混合されていてもよい。
ニル共重合体又は低密度ポリエチレンとエチレン−酢酸
ビニル共重合体には他のポリオレフィン系樹脂等が成分
として混合されていてもよい。
【００３０】さらに、上記実施例ではフィルムシート７
の全厚み中に占める表面層３の比率が１乃至３０％であ
ることがストレッチラベル８の伸長性がよく好ましい
が、表面層３の厚みはこの範囲内に限定されるものでは
なく、また、例えば表面層３を外面側だけでなく内面側
にも設けた３層フィルムであってもよく、この場合は、
内外面が同じ材質となるため、フィルムにカールが生じ
にくいという効果がある。
の全厚み中に占める表面層３の比率が１乃至３０％であ
ることがストレッチラベル８の伸長性がよく好ましい
が、表面層３の厚みはこの範囲内に限定されるものでは
なく、また、例えば表面層３を外面側だけでなく内面側
にも設けた３層フィルムであってもよく、この場合は、
内外面が同じ材質となるため、フィルムにカールが生じ
にくいという効果がある。
【００３１】また、印刷層４の印刷方法等は上記実施例
のようなグラビア印刷に限定されるものではなく、上記
のようなフィルムに印刷できる他の公知の印刷方法であ
れば、本発明のストレッチラベルに適用することができ
る。
のようなグラビア印刷に限定されるものではなく、上記
のようなフィルムに印刷できる他の公知の印刷方法であ
れば、本発明のストレッチラベルに適用することができ
る。
【００３２】さらに、上記実施例では、印刷層４はスト
レッチフィルム１内面全体に設けられているが、全面に
印刷されていることは条件ではなく、例えば部分的に印
刷が施されている印刷層であってもよく、表面層３の外
面に施してもよいのである。この場合には該印刷層４の
外面にさらに透明なコーティング等を施して印刷層４を
保護することもできる。
レッチフィルム１内面全体に設けられているが、全面に
印刷されていることは条件ではなく、例えば部分的に印
刷が施されている印刷層であってもよく、表面層３の外
面に施してもよいのである。この場合には該印刷層４の
外面にさらに透明なコーティング等を施して印刷層４を
保護することもできる。
【００３３】また、本発明に使用するストレッチフィル
ム１は、上記実施例のように共押出法により形成するこ
とが、薄肉の表面層３を形成しやすくフィルムの生産性
も良いため好ましいが、フィルムの製造方法はこれに限
定されるものではなく、夫々、別個に作成された各層の
フィルムを貼り合わせるドライラミネート方法や基材２
の表面に表面層３の樹脂を溶融押出する押出ラミネート
方法等の公知の技術で製造することができる。
ム１は、上記実施例のように共押出法により形成するこ
とが、薄肉の表面層３を形成しやすくフィルムの生産性
も良いため好ましいが、フィルムの製造方法はこれに限
定されるものではなく、夫々、別個に作成された各層の
フィルムを貼り合わせるドライラミネート方法や基材２
の表面に表面層３の樹脂を溶融押出する押出ラミネート
方法等の公知の技術で製造することができる。
【００３４】さらに、上記実施例では、容器としてＰＥ
Ｔボトル５を使用したが、本発明のストレッチラベル８
が装着される容器はこれに限らず、この他、缶、瓶等の
どのような容器でも使用することができ、また容器内の
収納物も食品、薬品等その種類は問わない。
Ｔボトル５を使用したが、本発明のストレッチラベル８
が装着される容器はこれに限らず、この他、缶、瓶等の
どのような容器でも使用することができ、また容器内の
収納物も食品、薬品等その種類は問わない。
【００３５】
【発明の効果】叙上のように、本発明のストレッチラベ
ルは、容器に装着して使用する場合に、該ストレッチラ
ベルの表面に表面層が設けられているため、従来に比し
て傷つきにくい。その結果、外観が非常に優れ、且つや
ぶれにくいストレッチラベルを提供することができるの
である。
ルは、容器に装着して使用する場合に、該ストレッチラ
ベルの表面に表面層が設けられているため、従来に比し
て傷つきにくい。その結果、外観が非常に優れ、且つや
ぶれにくいストレッチラベルを提供することができるの
である。
【００３６】また、７０°Ｃ以上の温度において上下方
向に収縮する性質を有するストレッチフィルムを使用し
てストレッチラベルを形成した場合には、ストレッチラ
ベルを装着した容器に低温加熱殺菌処理を施した場合に
もしわやたるみ等の発生を防止することができ、より一
層外観の優れたストレッチラベルとなるのである。
向に収縮する性質を有するストレッチフィルムを使用し
てストレッチラベルを形成した場合には、ストレッチラ
ベルを装着した容器に低温加熱殺菌処理を施した場合に
もしわやたるみ等の発生を防止することができ、より一
層外観の優れたストレッチラベルとなるのである。
【図１】本発明に係るフィルムシートの一実施例を示す
一部省略断面図。
一部省略断面図。
【図２】同、ストレッチラベルの断面図。
【図３】本発明、及び従来のストレッチラベルを装着し
た状態を示す斜視図。
た状態を示す斜視図。
【図４】従来のストレッチラベルの断面図。
１ ストレッチフィルム
２ 基材
３ 表面層
４ 印刷層
８ ストレッチラベル
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−135242（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G09F 3/00 - 3/10
B32B 1/02
B32B 27/00
B32B 27/28 101
B32B 27/32 103
Claims (3)
- 【請求項１】 印刷層(4) が設けられた自己伸縮性を有
するストレッチフィルム(1) より構成され、且つ径を拡
張しながら開口して容器(5) に外嵌装着され、径の復元
により密着される筒状のストレッチラベルにおいて、前
記ストレッチフィルム(1) がエチレン−酢酸ビニル共重
合体又は低密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共
重合体との混合物からなる基材(2) と該基材(2) の少な
くとも一面側に設けられたプロピレン−エチレンランダ
ム共重合体からなる表面層(3) から構成され、且つ容器
(5) に外嵌装着された際に該表面層(3) が外面層とな
り、前記ストレッチラベルの全厚み中に占める表面層
(3) の比率が１乃至３０％であることを特徴とするスト
レッチラベル。 - 【請求項２】 ストレッチフィルム(1) が７０°Ｃ以上
の温度において、容器に対して上下方向に収縮すること
を特徴とする請求項１に記載のストレッチラベル。 - 【請求項３】 前記プロピレン−エチレンランダム共重
合体のエチレン含有量が２乃至６重量％の範囲であるこ
とを特徴とする請求項１又は２に記載のストレッチラベ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32334894A JP3515621B2 (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-26 | ストレッチラベル |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33353293 | 1993-12-27 | ||
| JP5-333532 | 1993-12-27 | ||
| JP32334894A JP3515621B2 (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-26 | ストレッチラベル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07234640A JPH07234640A (ja) | 1995-09-05 |
| JP3515621B2 true JP3515621B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=26571146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32334894A Expired - Fee Related JP3515621B2 (ja) | 1993-12-27 | 1994-12-26 | ストレッチラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3515621B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP32334894A patent/JP3515621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07234640A (ja) | 1995-09-05 |
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