JP3514914B2 - 熱延鋼板の温度制御方法 - Google Patents

熱延鋼板の温度制御方法

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JP3514914B2
JP3514914B2 JP16016796A JP16016796A JP3514914B2 JP 3514914 B2 JP3514914 B2 JP 3514914B2 JP 16016796 A JP16016796 A JP 16016796A JP 16016796 A JP16016796 A JP 16016796A JP 3514914 B2 JP3514914 B2 JP 3514914B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼板の熱間圧延
プラントにおいて、熱延鋼板が圧延工程の最下流側に位
置する仕上げ圧延機の最終スタンドを通過してから、最
終的に巻取機により巻取られるまでに、熱延鋼板を所望
の温度にまで冷却する熱延鋼板の温度制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼板が圧延工程の最下流側に位置す
る仕上げ圧延機を出てから巻取機により巻取られるまで
の間に、仕上げ圧延機と巻取機の間のランアウトテーブ
ル上に設置された冷却設備を用いて適切な注水を行い、
コイルの先端から尾端までの全長にわたり所望の巻取温
度を保つ温度制御は鋼板の機械的強度や加工性を決定す
る上で重要である。
【0003】図5は熱延鋼板の温度制御を行う一般的な
冷却装置を示す構成図であり、図において、1は仕上げ
圧延機、2は板厚検出器、3は仕上げ出側温度計、4は
スプレーからの放水により熱延鋼板の冷却を行うバン
ク、5は熱延鋼板を仕上げ圧延機1から巻取機7まで搬
送するランアウトテーブル、6は巻取温度計、7は熱延
鋼板を巻取る巻取機である。
【0004】仕上げ圧延機1を出た熱延鋼板はランアウ
トテーブル5により巻取機7まで搬送される。ランアウ
トテーブル5の上には冷却装置であるバンク4がランア
ウトテーブル5の長手方向に沿って所定の個数設けら
れ、1バンクの中に例えば5〜10本のスプレーが装着
されている。
【0005】次に動作について説明する。巻取温度制御
はバンク単位あるいはスプレー単位で行われる。熱延鋼
板上には、バンク間隔毎に複数の制御対象点が設けられ
ており、熱延鋼板上のある制御対象点kが仕上げ圧延機
1の最終スタンド(以下、仕上げ出側最終スタンドとも
いう)を通過した時点で上位計算機により制御対象点k
に対して必要な冷却量が算出され、それに見合った使用
バンク数Nが決定される。
【0006】そして、制御対象点kの移動に伴い、仕上
げ出側最終スタンドに近い側からN個のバンク4のスプ
レーが順次制御対象点kに対して使用され、制御対象点
kが冷却される。このような制御が熱延鋼板の先端から
尾端にかけて行われ、所望の巻取温度になった熱延鋼板
は巻取機7によって巻取られる。なお前述のように、熱
延鋼板が仕上げ出側温度計3から巻取温度計6に至る間
の冷却量の制御の良否は熱延鋼板の機械的強度や加工性
を大きく左右するため、冷却量を良好に制御することが
重要である。
【0007】次に従来の熱延鋼板の温度制御方法におけ
る冷却量の計算について説明する。板上の制御対象点k
が仕上げ圧延機1を出た時点の制御対象点kの板厚H
FDT は板厚検出器2によって計測され、仕上げ出側温度
FDT は仕上げ出側温度計3によって計測される。それ
らと、制御対象点kが仕上げ出側最終スタンドを出る時
点で例えば仕上げ圧延機1の回転数より求めた仕上げ出
側速度vFDT を基に、制御対象点kが仕上げ出側を出て
から巻取られるまでに空冷される空冷降下量ΔTAIR
求められる。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、A1 は定数であり、板厚HFDT
仕上げ出側温度TFDT 、仕上げ出側速度vFDT は熱延鋼
板上に設けられた各制御対象点が仕上げ出側を通過する
毎にほぼ一定周期で計測されているものである。
【0010】巻取機7において熱延鋼板が巻取られる際
の目標巻取温度をTCTとすると、上記の空冷によって冷
却することができない量:ΔTW =(TFDT −TCT)−
ΔTAIR をランアウトテーブル5に設置された冷却設備
によって冷却する必要がある。
【0011】ここで、熱延鋼板を冷却するのに必要なバ
ンク数Nの決定方法について述べる。まず、1バンクの
冷却量ΔTBNK は、CP を熱延鋼板の比熱、γを比重、
Qを1バンクの熱流束、A2 を定数とすると、
【数2】 で表される。
【0012】従って冷却に必要なバンク数Nは、上記の
必要冷却量ΔTW と1バンクの冷却量ΔTBNK を用いて
N=ΔTW /ΔTBNK となり、仕上げ出側最終スタンド
に近い側からN個のバンクを稼動させて制御対象点kの
冷却が行われる。
【0013】次に、ある時刻におけるバンクの稼動状態
について説明する。図6は時刻t1,t1 +ΔtSMP
1 +2ΔtSMP ,・・・,t1 +7ΔtSMP における
バンク稼動状態の一例を示す表図である。ここでt1
先頭の制御対象点Pが第1バンクを通過する時刻、Δt
SMP は制御対象点の通過周期を代表的に表した時間とす
る。ここでわかりやすくする為に、板上の制御対象点を
P,P+1,P+2,P+3の4個のみとし、制御対象
点P,P+1,P+2に対して冷却に使用される使用バ
ンク数Nを4個、制御対象点P+3に対して冷却に使用
される使用バンク数Nを5個とする。図6において、ま
ず、時刻t1 に板上の先頭の制御対象点Pが第1バンク
の下に来た時点では稼動バンクは第1バンクのみであ
る。次に、時刻t1 +ΔtSMP に板上の制御対象点P+
1が第1バンクの下、板上の制御対象点Pが第2バンク
の下に来た時点では稼動バンクは第1バンクと第2バン
クとなる。以下、時刻t1 +2ΔtSMP 以降も同様にし
て図6に示したようにバンクが稼動され、t1 +7Δt
SMP において、使用バンク数が1個多い制御対象点P+
3に対する最終使用バンクである第5バンクの稼動が行
われてバンクの稼動が終了する。このように、ある時刻
のバンクの稼動は、その時刻にそのバンクの下に来てい
る熱延鋼板上の制御対象点に応じて決まり、各制御対象
点に対して、仕上げ出側最終スタンドに近い側から前記
N個のバンクを順次稼動させることにより冷却が行われ
る。
【0014】上記のような使用バンク数Nの決定とこれ
に応じたバンクの稼動による温度制御が、熱延鋼板の先
端が仕上げ出側最終スタンドを通過してから熱延鋼板の
尾端が仕上げ出側最終スタンドを抜けるまで、板上に設
けられた全制御対象点に対して行われ、所望の巻取温度
にまで全長を冷却された熱延鋼板は巻取機7によって巻
取られる。この時の温度は巻取温度計6によって計測さ
れる。
【0015】以上に示した熱延鋼板の温度制御方法は従
来の一般的方法であり、例えば特公昭47−32191
号に示された「熱間圧延機における圧延材の巻取温度制
御装置」においても同様の方法が用いられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱延鋼板の温度
制御方法は以上のように構成されているので、熱延鋼板
上の制御対象点が仕上げ出側を通過した時点で求めた速
度を基に、仕上げ出側温度計から巻取温度計までの必要
冷却量と1バンクの冷却量を算出し使用バンク数を決定
しているため、制御対象点が仕上げ出側最終スタンドを
出た後の板速度の加減速が制御に反映されず、精度よく
巻取温度の制御を行うことができないなどの課題があっ
た。
【0017】図7は、熱延工場で通常行われる加速操業
における、ある制御対象点kの仕上げ出側最終スタンド
−巻取機間の速度変化を示すグラフ図である。制御対象
点kは時刻tA に仕上げ出側最終スタンドを出て、時刻
B にランアウトテーブル5上のあるバンク4を通過
し、時刻tC に巻取機7に到達するものとする。従来の
熱延鋼板の温度制御方法においては、時刻tA における
制御対象点kの板速度vA を用いて制御対象点kの必要
冷却量と使用バンク数を決定する。しかし実際には、加
速操業において制御対象点kは加速されるので、バンク
を通過する時刻tB や巻取機に到達する時刻tC には図
7に示したように板速度はvB ,vC まで増加してい
る。すなわち、加速操業される場合には、制御対象点k
が仕上げ出側最終スタンドを通過した時の速度vA を基
に算出された各バンクの冷却量ΔTBN K は実際の冷却量
より高くなり、また、vA を基に算出された空冷降下量
ΔTAI R は実際の空冷降下量より大きく、必要冷却量Δ
W は実際の必要冷却量より小さくなり、これによりv
A を基に算出された使用バンク数Nは実際に必要な使用
バンク数よりかなり小さな値となってしまい、精度の良
い制御は実現されない。
【0018】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、操業中の熱延鋼板の速度の変化に
追随した高精度の巻取温度制御を行うことが可能な熱延
鋼板の温度制御方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る熱延鋼板の温度制御方法は、熱延鋼板上に設けられた
制御対象点の板速度を前記制御対象点が仕上げ圧延機の
最終スタンドを出た時点に計測し、前記板速度を用いて
前記制御対象点に対する仕上げ圧延機の最終スタンドか
ら巻取機までの必要冷却量および1バンクあたりの冷却
量を計算することにより冷却に使用する使用バンク数N
を決定してこのN個の使用バンクを順次稼動させた前記
制御対象点の冷却を開始し、前記制御対象点が前記N個
の使用バンクの途中のバンクを通過する時点において、
その制御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを通過し
てから巻取られるまでの間の平均板速度をその制御対象
点の過去の速度履歴から外挿法により算出し、前記平均
板速度を用いて、その制御対象点が仕上げ圧延機の最終
スタンドを通過してから巻取られるまでの必要冷却量お
よび1バンクあたりの冷却量を再計算することにより、
仕上げ圧延機の最終スタンドを通過してから巻取られる
までの使用バンク数Nを再決定し、この再決定された使
用バンク数Nから稼動済みの使用バンク数を差し引いた
数の使用バンクを以降順次稼動させて前記制御対象点の
冷却を行う上記制御を、熱延鋼板上に設けられた各制御
対象点に対して行うものである。
【0020】請求項2記載の発明に係る熱延鋼板の温度
制御方法は、平均板速度の算出による使用バンク数Nの
再決定を、制御対象点が最初に決定された使用バンク中
の後半のバンクを通過する時点において行うものであ
る。
【0021】請求項3記載の発明に係る熱延鋼板の温度
制御方法は、平均板速度を制御対象点の過去の速度履歴
から外挿法により算出する際に、その制御対象点の過去
の速度履歴を最小自乗法による平均直線により近似し、
これを基に仕上げ圧延機の最終スタンドと巻取機の中間
点におけるその制御対象点の速度を求め、これをその制
御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを通過してから
巻取られるまでの間の平均板速度とするものである。
【0022】請求項4記載の発明に係る熱延鋼板の温度
制御方法は、使用バンク数Nの再決定を小数部分を有す
る形で行い、前記使用バンク数Nの整数部分の数のバン
クによる冷却と、前記使用バンク数Nの小数部分に対応
したバンク中スプレーの一部稼動による冷却とにより、
各制御対象点の冷却を行うものである。
【0023】請求項5記載の発明に係る熱延鋼板の温度
制御方法は、制御対象点を、等間隔に配置されたバンク
の間隔と等しい間隔で設定するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
熱延鋼板の温度制御方法が実施される冷却装置を示す構
成図であり、図において、1は仕上げ圧延機、2は板厚
検出器、3は仕上げ出側温度計、4はスプレーからの放
水により熱延鋼板の冷却を行うバンク、5は熱延鋼板を
仕上げ圧延機1から巻取機7まで搬送するランアウトテ
ーブル、6は巻取温度計、7は熱延鋼板を巻取る巻取機
である。
【0025】仕上げ圧延機1を出た熱延鋼板はランアウ
トテーブル5により巻取機7まで搬送される。ランアウ
トテーブル5の上には冷却装置であるバンク4がランア
ウトテーブル5の長手方向に沿って所定の個数設けら
れ、1バンクの中に例えば5〜10本のスプレーが装着
されている。各バンク4は等しい長さでランアウトテー
ブル5上に隙間なく設けられており、熱延鋼板上には、
このバンク間隔に等しい間隔で制御対象点が設定されて
いる。
【0026】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1による熱延鋼板の温度制御方法を示す
フローチャートである。以下、n個の制御対象点を有す
る熱延鋼板上の第k番目の制御対象点についての巻取温
度制御について示す。
【0027】仕上げ出側最終スタンドを出た制御対象点
kの仕上げ出側温度TFDT は仕上げ出側温度計3によっ
て、仕上げ板厚HFDT は板圧検出器2によって計測され
(ステップST1)、この時点において、仕上げ出側温
度TFDT 、仕上げ板厚HFDT、および制御対象点kが仕
上げ出側最終スタンドを出る時点で例えば仕上げ圧延機
1の回転数より求めた仕上げ出側速度vFDT を基に、従
来例に示したように、
【数3】 により求められる空冷降下量ΔTAIR により必要冷却量
ΔTW =(TFDT −TCT)−ΔTAIR が計算され、1バ
ンクの冷却量ΔTBNK
【数4】 により計算され(ステップST2)、それに見合った使
用バンク数N=ΔTW /ΔTBNK が決定され(ステップ
ST3)、従来技術と同様に仕上げ圧延機1に近いバン
ク4から稼動させて冷却が行われる。ここで、仕上げ出
側温度TFDT 、仕上げ板厚HFDT 、仕上げ出側速度v
FDT は、熱延鋼板上に設けられた各制御対象点が仕上げ
出側を通過する毎にほぼ一定周期で計測されているもの
である。
【0028】熱延鋼板上の第k+1番目以降の制御対象
点に対しても上記と同様な方法で冷却量と使用バンク数
Nが決定されていく。
【0029】次に、熱延鋼板の制御対象点kが先ほど決
定された使用バンクのうちのあるバンク(バンク(途中
のバンク)Aとする)を通過している時点(ステップS
T4)で、その制御対象点kが仕上げ圧延機1の最終ス
タンドを通過してから巻取られるまでの間の平均板速度
kAVGが、仕上げ最終スタンドで各制御対象点の通過毎
に仕上げ出側速度vFDT として計測されている各時刻に
おける板速度に以下に示すような外挿法を適用して求め
られる。
【0030】ここで、外挿法について図3を用いて説明
する。時刻tA ,tB での板速度をそれぞれvA ,vB
とし、求めたい板速度を時刻tC の時のvC とする。通
常の加速操業において板速度は一定加速度で加速してい
ると考えられ、時刻tC における板速度は図3に示すv
C のようになると考えられる。
【0031】ここで、vA ,vB ,vC ,tA ,tB
C の間には以下の関係が成立する。
【数5】
【0032】時刻tA に制御対象点kが第1バンクを通
過し、時刻tB に制御対象点kが第2バンクを通過し、
バンク数が全部で例えば17個で、その間一定加速度で
板が加速操業を行うとすると、制御対象点kが仕上げ圧
延機1の最終スタンドを通過してから巻取られるまでの
間の平均板速度vkAVGは、その制御対象点が第9バンク
を通過する時の板速度であり、すなわち、式(6)のp
に8を入れたときのvC が平均板速度vkAVGとなる。ま
た、バンク数が全部で例えば18個とすると、平均板速
度vkAVGはその制御対象点が第9バンクと第10バンク
の中間点を通過する時の板速度であり、すなわち、式
(6)のpに8.5を入れたときのvC が平均板速度v
kAVGとなる。
【0033】なお、ここでは計算を単純にして分かりや
すくするために、制御対象点kが第2バンクを通過する
時点に、制御対象点kが第1バンクを通過する時点の板
速度vA と制御対象点kが第2バンクを通過する時点の
板速度vB の2個の板速度履歴を用いて制御対象点kが
仕上げ圧延機1の最終スタンドを通過してから巻取られ
るまでの間の平均板速度vkAVGを計算する場合を示した
が、平均板速度vkAVGの計算を第3バンク以降のバンク
の通過時に行う場合も同様な計算により平均板速度v
kAVGを計算することができることはいうまでもなく、ま
た、装置の配置に応じた計算方法の修正が適宜行われる
ことはいうまでもない。また上記においては過去の板速
度履歴が2個の場合を示したが、板速度履歴の個数は多
いほど平均板速度vkAVGの予測精度は向上する。板速度
履歴を3個以上用いる場合には、最小自乗法による平均
直線等を用いて平均板速度vkAVGを求める。このように
過去の速度履歴より将来の速度を算出する方法を外挿法
という。
【0034】上記のような外挿法により算出された平均
板速度vkAVGを、式(3)におけるvFDT の代わりに用
いて空冷降下量ΔTAIR を求め、ΔTW =(TFDT −T
CT)−ΔTAIR により制御対象点kに対する仕上げ圧延
機1の最終スタンドから巻取機7までの必要冷却量ΔT
W を再計算し、式(4)におけるvFDT の代わりに平均
板速度vkAVGを用いて1バンクの冷却量ΔTBNK を求め
(ステップST5)、前記必要冷却量ΔTW に見合う仕
上げ圧延機1の最終スタンドから巻取機7までの使用バ
ンク数N=ΔTW /ΔTBNK を再決定し(ステップST
6)、バンクA以降に使用するように決定されたバンク
をバンクA以降で稼動させて制御対象点kを目標の巻取
温度まで冷却する。
【0035】上記のような温度制御を熱延鋼板の先端か
ら尾端までの各制御対象点に対して行うことにより、1
コイルの熱延鋼板全体に亘る目標の巻取温度への温度制
御が行われる。
【0036】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、各制御対象点に対する使用バンク数Nの決定を仕上
げ出側最終スタンド通過時点で行って冷却を行い、その
制御対象点が前記使用バンクの途中のあるバンクAを通
過する時点で、さらに板速度の変化を反映させて使用バ
ンク数Nの再決定を行うようにしたため、制御対象点が
仕上げ出側最終スタンドを通過した後に板速度が変化し
た場合でも、冷却の途中において板速度の変化を反映さ
せて使用バンク数Nを再決定して冷却量を適正化するこ
とができ、より高精度に巻取温度制御を行うことが可能
になる。
【0037】実施の形態2.この実施の形態2において
は、熱延鋼板上の制御対象点が仕上げ圧延機最終スタン
ドを出た時に決定された使用バンクの中で、使用バンク
数Nの再決定時に使用・不使用が変更される可能性のあ
るバンクは最終使用バンク付近であることに注目した制
御方法を示す。なお、冷却装置の構成は図1に示したも
のと同様である。
【0038】次に動作について説明する。図4はこの発
明の実施の形態2による熱延鋼板の温度制御方法を示す
フローチャートである。以下、n個の制御対象点を有す
る熱延鋼板上の第k番目の制御対象点についての巻取温
度制御について示す。
【0039】前記実施の形態1と同様に、仕上げ出側最
終スタンドを出た制御対象点kの仕上げ出側温度TFDT
は仕上げ出側温度計3によって、仕上げ板厚HFDT は板
圧検出器2によって計測され(ステップST11)、こ
の時点において、仕上げ出側温度TFDT 、仕上げ板厚H
FDT 、および制御対象点kが仕上げ出側最終スタンドを
出る時点で例えば仕上げ圧延機1の回転数より求めた板
速度vFDT を基に、前記実施の形態1と同様の計算方法
により必要冷却量ΔTW および1バンクの冷却量ΔT
BNK が計算され(ステップST12)、それに見合った
使用バンク数N=ΔTW /ΔTBNK が決定され(ステッ
プST13)、前記実施の形態1と同様に仕上げ圧延機
1に近いバンクから稼動させての冷却が行われる。
【0040】熱延鋼板上の第k+1番目以降の制御対象
点に対しても上記と同様な方法で冷却量と使用バンク数
Nが決定されていく。
【0041】次に、熱延鋼板の制御対象点kが先ほど決
定された使用バンクのうちの最終使用バンクの数個手前
のあるバンク(バンク(後半のバンク)Bとする)を通
過している時点(ステップST14)で、その制御対象
点kが仕上げ圧延機1の最終スタンドを通過してから巻
取られるまでの間の平均板速度vkAVGが、仕上げ最終ス
タンドで各制御対象点の通過毎に仕上げ出側速度vFDT
として計測されている各時刻における板速度に、上記実
施の形態1に示したような外挿法を適用して求められ
る。外挿法の内容については、実施の形態1に示したの
でここでは説明を省略する。
【0042】外挿法により算出された平均板速度vkAVG
を、前記実施の形態1において示した式(3)における
FDT の代わりに用いて空冷降下量ΔTAIR を求め、Δ
W=(TFDT −TCT)−ΔTAIR により制御対象点k
に対する仕上げ圧延機1の最終スタンドから巻取機7ま
での必要冷却量ΔTW を再計算し、前記実施の形態1に
おいて示した式(4)におけるvFDT の代わりに平均板
速度vkAVGを用いて1バンクの冷却量ΔTBNK を求め
(ステップST15)、前記必要冷却量ΔTW に見合う
仕上げ圧延機1の最終スタンドから巻取機7までの使用
バンク数N=ΔTW /ΔTBNK を再決定し(ステップS
T16)、バンクB以降に使用するように決定されたバ
ンクをバンクB以降で稼動させて制御対象点kを目標の
巻取温度まで冷却する。
【0043】上記のような温度制御を熱延鋼板の先端か
ら尾端までの各制御対象点に対して行うことにより、1
コイルの熱延鋼板全体に亘る目標の巻取温度への温度制
御が行われる。
【0044】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、各制御対象点に対する使用バンク数Nの再決定をそ
の制御対象点が前記使用バンクのうちの最終使用バンク
の数個手前のあるバンクBを通過する時点で行うように
したため、使用・不使用の変更のない前半の使用バンク
による冷却が終わった冷却の後半時点で多数の板速度履
歴を用いて平均板速度vkAVGを求めることができ、この
予測精度の高い平均板速度vkAVGを用いて板速度の変化
をより正確に反映させて使用バンク数Nを再決定して冷
却量を適正化することができるため、より高精度に巻取
温度制御を行うことが可能になる。
【0045】実施の形態3.前記実施の形態1および実
施の形態2においては、制御対象点に対する使用バンク
数Nの再決定やこれによる制御対象点に対するバンクの
稼動をバンク単位で行っていたが、前記実施の形態1の
ステップST6または前記実施の形態2のステップST
16において使用バンク数N=ΔTW /ΔTBNK として
計算される使用バンク数Nの小数部分を反映させて温度
制御を行うことも可能である。
【0046】例えば1バンクの中に10本のスプレーが
装着されており、制御対象点kに対して再決定された使
用バンク数Nが14.3個、制御対象点lに対して再決
定された使用バンク数Nが15.5個の場合には、制御
対象点kに対しては仕上げ圧延機1に近いバンクから1
4個のバンクを順次稼動させて冷却を行った後に第15
バンク中の3本のスプレーのみを稼動させて冷却を行
い、制御対象点lに対しては仕上げ圧延機1に近いバン
クから15個のバンクを順次稼動させて冷却を行った後
に第16バンク中の5本のスプレーのみを稼動させて冷
却を行うなどの方法をとることができる。
【0047】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、使用バンク数Nの再決定を小数部分を有する形で行
い、整数部分の数のバンクによる冷却と小数部分に対応
したバンク中スプレーの一部稼動による冷却とにより各
制御対象点の冷却を行うようにしたため、前記実施の形
態1および実施の形態2と比較して、よりきめ細かな温
度制御を行うことができ、特にランアウトテーブル5上
のバンク数が少数である場合に有効である。
【0048】実施の形態4.前記各実施の形態において
は、平均板速度を制御対象点の過去の速度履歴から外挿
法により算出する際に、その制御対象点の過去の速度履
歴を最小自乗法による平均直線により近似し、これを基
に仕上げ圧延機1の最終スタンドと巻取機7の中間点に
おけるその制御対象点の速度を求め、これを制御対象点
が仕上げ圧延機1の最終スタンドを通過してから巻取ら
れるまでの間の平均板速度としたが、外挿法による平均
板速度の算出方法はこのような直線近似に限るものでは
なく、他の算出方法を用いることも可能である。例え
ば、操業パターンを反映させた所定のアルゴリズムを用
いて過去の速度履歴に対する以降の速度変化を予測し、
仕上げ圧延機1の最終スタンドを通過してから巻取られ
るまでの間の予測部分を含んだ全領域における速度の平
均値をとり、これを平均板速度とするなどの方法を用い
ることが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、熱延鋼板上に設けられた制御対象点の板速度を前
記制御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを出た時点
に計測し、前記板速度を用いて前記制御対象点に対する
仕上げ圧延機の最終スタンドから巻取機までの必要冷却
量および1バンクあたりの冷却量を計算することにより
冷却に使用する使用バンク数Nを決定してこのN個の使
用バンクを順次稼動させた前記制御対象点の冷却を開始
し、前記制御対象点が前記N個の使用バンクの途中のバ
ンクを通過する時点において、その制御対象点が仕上げ
圧延機の最終スタンドを通過してから巻取られるまでの
間の平均板速度をその制御対象点の過去の速度履歴から
外挿法により算出し、前記平均板速度を用いて、その制
御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを通過してから
巻取られるまでの必要冷却量および1バンクあたりの冷
却量を再計算することにより、仕上げ圧延機の最終スタ
ンドを通過してから巻取られるまでの使用バンク数Nを
再決定し、この再決定された使用バンク数Nから稼動済
みの使用バンク数を差し引いた数の使用バンクを以降順
次稼動させて前記制御対象点の冷却を行う上記制御を、
熱延鋼板上に設けられた各制御対象点に対して行うよう
に構成したので、制御対象点が仕上げ出側最終スタンド
を通過した後に板速度が変化した場合でも、冷却の途中
において板速度の変化を反映させて使用バンク数Nを再
決定して冷却量を適正化することができ、より高精度に
巻取温度制御を行うことが可能になる効果がある。
【0050】請求項2記載の発明によれば、平均板速度
の算出による使用バンク数Nの再決定を、制御対象点が
最初に決定された使用バンク中の後半のバンクを通過す
る時点において行うように構成したので、使用・不使用
の変更のない前半の使用バンクによる冷却が終わった冷
却の後半時点で多数の板速度履歴を用いて制御対象点が
仕上げ圧延機の最終スタンドを通過してから巻取られる
までの間の平均板速度を求めることができ、この予測精
度の高い平均板速度を用いて板速度の変化をより正確に
反映させて使用バンク数Nを再決定して冷却量を適正化
することができるため、より高精度に巻取温度制御を行
うことが可能になる効果がある。
【0051】請求項3記載の発明によれば、平均板速度
を制御対象点の過去の速度履歴から外挿法により算出す
る際に、その制御対象点の過去の速度履歴を最小自乗法
による平均直線により近似し、これを基に仕上げ圧延機
の最終スタンドと巻取機の中間点におけるその制御対象
点の速度を求め、これをその制御対象点が仕上げ圧延機
の最終スタンドを通過してから巻取られるまでの間の平
均板速度とするように構成したので、最小自乗法による
平均直線を用いた単純な方法により、過去の速度履歴を
用いて制御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを通過
してから巻取られるまでの間の平均板速度を求めること
ができ、使用バンク数の再決定を高速に行うことができ
る効果がある。
【0052】請求項4記載の発明によれば、使用バンク
数Nの再決定を小数部分を有する形で行い、前記使用バ
ンク数Nの整数部分の数のバンクによる冷却と、前記使
用バンク数Nの小数部分に対応したバンク中スプレーの
一部稼動による冷却とにより、各制御対象点の冷却を行
うように構成したので、使用バンク数Nの再決定を整数
単位で行い稼動をバンク単位で行う場合と比較して、よ
りきめ細かな冷却量制御を行うことができ、特にランア
ウトテーブル上のバンク数が少数の場合に、巻取温度を
よりきめ細かに目標値に近づけた温度制御を行うことが
できる効果がある。
【0053】請求項5記載の発明によれば、制御対象点
を、等間隔に配置されたバンクの間隔と等しい間隔で設
定するように構成したので、各制御対象点と各バンクを
容易に対応付けることができる効果がある。従って例え
ば、ある制御対象点が仕上げ出側最終スタンドを出る時
点で計測した仕上げ出側速度をそのまま、他の各制御対
象点が各バンクを通過する時点における速度として対応
付けることができ、ある制御対象点に対する使用バンク
数の再決定時に平均板速度を求める際に、各制御対象点
が仕上げ出側最終スタンドを出る時点で計測した各仕上
げ出側速度をそのまま、その制御対象点の各バンク通過
時の板速度として用いて平均板速度を求めることがで
き、平均板速度計算の処理が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による熱延鋼板の温
度制御方法が実施される冷却装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による熱延鋼板の温
度制御方法を示すフローチャートである。
【図3】 外挿法の説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による熱延鋼板の温
度制御方法を示すフローチャートである。
【図5】 熱延鋼板の温度制御を行う一般的な冷却装置
を示す構成図である。
【図6】 各時刻におけるバンク稼動状態の一例を示す
表図である。
【図7】 熱延工場で通常行われる加速操業におけるあ
る制御対象点の仕上げ出側最終スタンド−巻取機間の速
度変化を示すグラフ図である。
【符号の説明】 1 仕上げ圧延機、4 バンク、7 巻取機、A バン
ク(途中のバンク)、B バンク(後半のバンク)、
P,P+1,P+2,P+3 制御対象点。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱延鋼板を仕上げ圧延機と巻取機の間に
    複数設置された冷却用のバンクにより目標とする巻取温
    度まで冷却する熱延鋼板の温度制御方法において、 前記熱延鋼板上に設けられた制御対象点の板速度を前記
    制御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを出た時点に
    計測し、 前記板速度を用いて前記制御対象点に対する仕上げ圧延
    機の最終スタンドから巻取機までの必要冷却量および1
    バンクあたりの冷却量を計算することにより冷却に使用
    する使用バンク数Nを決定してこのN個の使用バンクを
    順次稼動させた前記制御対象点の冷却を開始し、 前記制御対象点が前記N個の使用バンクの途中のバンク
    を通過する時点において、その制御対象点が仕上げ圧延
    機の最終スタンドを通過してから巻取られるまでの間の
    平均板速度をその制御対象点の過去の速度履歴から外挿
    法により算出し、 前記平均板速度を用いて、その制御対象点が仕上げ圧延
    機の最終スタンドを通過してから巻取られるまでの必要
    冷却量および1バンクあたりの冷却量を再計算すること
    により、仕上げ圧延機の最終スタンドを通過してから巻
    取られるまでの使用バンク数Nを再決定し、 この再決定された使用バンク数Nから稼動済みの使用バ
    ンクの数を差し引いた数の使用バンクを以降順次稼動さ
    せて前記制御対象点の冷却を行う上記制御を、熱延鋼板
    上に設けられた各制御対象点に対して行うことを特徴と
    する熱延鋼板の温度制御方法。
  2. 【請求項2】 平均板速度の算出による使用バンク数N
    の再決定を、制御対象点が最初に決定された使用バンク
    中の後半のバンクを通過する時点において行うことを特
    徴とする請求項1記載の熱延鋼板の温度制御方法。
  3. 【請求項3】 平均板速度を制御対象点の過去の速度履
    歴から外挿法により算出する際に、その制御対象点の過
    去の速度履歴を最小自乗法による平均直線により近似
    し、これを基に仕上げ圧延機の最終スタンドと巻取機の
    中間点におけるその制御対象点の速度を求め、これをそ
    の制御対象点が仕上げ圧延機の最終スタンドを通過して
    から巻取られるまでの間の平均板速度とすることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の熱延鋼板の温度制
    御方法。
  4. 【請求項4】 使用バンク数Nの再決定を小数部分を有
    する形で行い、前記使用バンク数Nの整数部分の数のバ
    ンクによる冷却と、前記使用バンク数Nの小数部分に対
    応したバンク中スプレーの一部稼動による冷却とによ
    り、各制御対象点の冷却を行うことを特徴とする請求項
    1から請求項3のうちのいずれか1項記載の熱延鋼板の
    温度制御方法。
  5. 【請求項5】 制御対象点を、等間隔に配置されたバン
    クの間隔と等しい間隔で設定することを特徴とする請求
    項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の熱延鋼板
    の温度制御方法。
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