JP3514251B2 - 鉄筋とフラットバーとの交叉部結束用具 - Google Patents

鉄筋とフラットバーとの交叉部結束用具

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JP3514251B2
JP3514251B2 JP2001325945A JP2001325945A JP3514251B2 JP 3514251 B2 JP3514251 B2 JP 3514251B2 JP 2001325945 A JP2001325945 A JP 2001325945A JP 2001325945 A JP2001325945 A JP 2001325945A JP 3514251 B2 JP3514251 B2 JP 3514251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は場所打ちコンクリー
ト杭(地中杭)やコンクリート塀(擁壁)などのコンク
リート構造物を補強する鉄筋とフラットバー(鋼板)と
の交叉部結束用具に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、階層建造物の耐震基礎となる場
所打ちコンクリート杭の補強用鉄筋篭は、施工現場へ寝
かせた姿勢状態のもとで、主筋(縦筋)とこれに外接す
るフープ筋(横筋)のみならず、そのフープ筋と同様な
円形に捲き曲げられたフラットバー(補強リング)も、
主筋に内接する交叉状態として組み立てられるが、その
鉄筋篭の組み立て上主筋とフラットバーとの交叉部を溶
接する作業は、甚だ重労働となり、溶接状態のバラツキ
も生じやすく、それにもまして溶接の高熱により、母材
(鉄筋)の本来具備する強度を低下させてしまう致命的
な問題があるため、本出願人は上記鉄筋(主筋)とフラ
ットバーとの溶接に代る交叉部結束用具として、先に特
願2000−275241号を提案した。 【0003】これは1本のピアノ線やその他のバネ性金
属線材から成り、その切り離し一端部をフラットバー
(13)に対する内側からの短かい第1掛け止めアーム
(15)として、鉄筋(11)とほぼ平行に上下方向へ
延在させ、その第1掛け止めアーム(15)の下端部か
ら順次鉄筋(11)の外側に対する捲き掛けアーチ(1
7)と、上記フラットバー(13)の板面(13a)に
対する内側からの長い第2掛け止めアーム(18)とを
連続的に折り曲げると共に、上記金属線材の切り離し他
端部を鉄筋(11)の外側に対する捲き掛けフック(2
0)として、上記第2掛け止めアーム(18)の延長先
端部から折り曲げたものである。 【0004】そして、上記フラットバー(13)の下側
木口面(13b)を受け止める下端部の捲き掛けアーム
(17)と、上端部の捲き掛けフック(20)とが何れ
も鉄筋(11)の円弧外周面(節目)へ、その金属線材
のバネ力に抗して喰い付き係止することになるため、鉄
筋(11)とフラットバー(13)との相対的な縦移動
を生ずるおそれはない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も鋭
意検討を重ねた結果、上記先願発明の結束用具(A)は
あくまでも金属線材から成るため、図7に示す如く、そ
の短かい第1掛け止めアーム(15)の中途部からフラ
ットバー(13)の板面(13a)に点接触する押え爪
(16)と、長い第2掛け止めアーム(18)における
フラットバー(13)の板面(13a)へ臨む下端部付
近から同じくフラットバー(13)の板面(13a)に
点接触する押え爪(19)とを各々突き起したとして
も、例えば上記鉄筋篭の据え置き場所を変えるべく、こ
れを桟木に沿って転がしたり、或いは鉄筋篭を地盤に掘
削した杭穴へ建て込み挿入すべく、クレーンなどにより
吊り上げ立て起したりした場合、未だフラットバー(1
3)と鉄筋(11)とが相対的に横移動するおそれなし
とせず、その交叉部の結束上予じめ割り付けられた配筋
ピッチが爾後的に狂ってしまい、鉄筋篭の不正変形する
問題がある。 【0006】蓋し、上記金属線材から成る第1掛け止め
アーム(15)の押え爪(16)と第2掛け止めアーム
(18)の押え爪(19)とは何れも山型として、フラ
ットバー(13)の板面(13a)へ点接触するに過ぎ
ないため、フラットバー(13)と鉄筋(11)との相
対的な横移動を防ぐ強い突っ張り抵抗力が発揮されない
からである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の更なる改良を企図しており、そのための構成上垂直な
鉄筋とこれに内接されるフラットバーとの交叉部へ、そ
のフラットバーの上下何れか一方から取 り付け使用され
る交叉部結束用具として、左右方向へ延在する長方形な
1枚の焼入れ鋼板やその他のバネ性を発揮する金属板材
から成り、 【0008】その金属板材の中途部を鉄筋の円弧外周面
へ外側から当てがい係止し得る円弧弯曲面として、その
円弧弯曲面から鉄筋の節目へ喰い付く水平な補強ビード
を内向きに突き起し、 【0009】上記円弧弯曲面の左右何れか一端側から比
較的短かい先付け翼片を、フラットバーとほぼ直交する
大きな交叉角度となる内向き連続的に折り曲げ、その中
途部へ第1突っ張りフック造形用逃し凹欠が切り抜かれ
ることによって残る折り曲げ先端部を、上記フラットバ
ーにおける板面の内側へ係止し得る第1突っ張りフック
として、ほぼ倒立L字型に造形する一方、 【0010】同じく円弧弯曲面の他端側から鉄筋の垂直
軸線とほぼ平行な1次折り曲げ稜線を介して、比較的長
い後付け翼片を予じめ上記先付け翼片とほぼ直交する横
向きに曲げ出し延長させ、その中途部へ第2突っ張りフ
ック造形用逃し凹欠が切り抜かれることによって残る延
長先端部を、やはりフラットバーにおける板面の内側へ
係止し得る第2突っ張りフックとして、上記第1突っ張
りフックとの左右対称なほぼ倒立L字型に造形し、 【0011】しかもその第2突っ張りフックを、後付け
翼片の板面に付与された上記1次折り曲げ稜線と平行し
ない2次折り曲げ稜線から一定の交叉角度だけ捻る如く
曲げ起して、その2次折り曲げ稜線よりも第2突っ張り
フックと逆な後付け翼片の中途部へ片寄った位置に、押
圧操作工具の挿入孔を開口形成すると共に、 【0012】上記円弧弯曲面へ第1、2突っ張りフツク
造形用逃し凹欠と逆な方向から調芯凹欠を切り抜くこと
により、その円弧弯曲面が鉄筋の円弧外周面へ係止する
挺子運動支点と、フラットバーの板面に対して上記第
1、2突っ張りフックが各々係止する固定点との合計3
点を、長方形な金属板材の長手水平線上へほぼ並列する
芯出し状態に対応合致させて、 【0013】先ず、上記先付け翼片の第1突っ張りフッ
クを外側からフラットバーにおける板面の内側へ係止さ
せると共に、そのフラットバーと交叉している鉄筋の円
弧外周面へ、上記円弧弯曲面をやはり外側から当てがい
係止させて、 【0014】その未だフラットバーの板面から外側へ浮
いたフリー状態にある後付け翼片を、その工具挿入孔へ
引き続き外側から差し込み係止させた押圧操作工具によ
り、フラットバーへ乗り越え交叉する内向きに押し込み
操作して、上記挺子運動支点からフラットバーと小さな
交叉角度を保つ関係に弾性変形させた復元圧力により、
上記後付け翼片の第2突っ張りフックをフラットバーに
おける板面の内側へ係止させて、 【0015】上記フラットバーと大きな交叉角度を保つ
ことになる第1突っ張りフックと、同じく小さな交叉角
度を保つことになる第2突っ張りフックとの互いに逆な
斜め方向から、そのフラットバーと鉄筋との相対的な横
移動に対する突っ張り抵抗力を与えると共に、同じくフ
ラットバーと鉄筋とを上記円弧弯曲面と第1、2突っ張
りフックにより、その相対的な縦移動の不能に引き寄せ
圧着させるように定めたことを特徴とするものである。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1、2はその本発明の適用一例
に係る場所打ちコンクリート杭の補強用鉄筋篭(C)を
示しており、これは筒芯方向に沿って平行に配列された
複数の太い主筋(縦筋)(11)と、その主筋(11)
へ一定間隔ピッチでの交叉状態に外接された複数の細い
フープ筋(横筋)(12)と、そのフープ筋(12)よ
りも荒い間隔ピッチを保って、上記主筋(11)へやは
り交叉状態に内接さ れた複数のフラットバー(補強リン
グ)(13)とから成る。 【0017】本発明の結束用具(A)はこのような鉄筋
篭(C)の主筋(本明細書中単に鉄筋と言う。)(1
1)と、フラットバー(13)との交叉部を固定するた
めのものとして、1枚の長方形な焼入れ鋼板やその他の
バネ性を発揮する金属板材から、次の通りプレス加工さ
れている。(L)はその金属板材の長さ、(W)は同じ
く帯幅である。 【0018】即ち、その結束用具(A)の全体形状と上
記交叉部への取り付け使用状態を示した図3〜19にお
いて、(14)は長方形な金属板材の中途部に賦形され
た円弧弯曲面であり、鉄筋(11)の円弧外周面へ外側
から当てがい係止されることになる。このような鉄筋
(11)の太さと対応する円弧弯曲面(14)には、そ
の鉄筋(11)の節目に喰い付く1本又は複数の水平な
補強ビード(15)が、内向に突き起されている。 【0019】(16)は上記円弧弯曲面(14)の左右
何れか一端側(図示の左側)から無段差での滑らかに連
続する如く、フラットバー(13)とほぼ直交する大き
な交叉角度(α)を保てる内向き張り出し状態に折り曲
げられた比較的短かい先付け翼片であって、その中途下
半部へ逃し凹欠(17)を切り抜くことにより、残る折
り曲げ先端部がフラットバー(13)へ係止し得る第1
突っ張りフック(18)として、ほぼ倒立L字型に造形
されている。(17a)は上記円弧弯曲面(14)の存
在方向へ徐々に拡開する逃し凹欠(17)の傾斜エッジ
である。 【0020】又、(19)は同じく円弧弯曲面(14)
の他端側(図示の右側)から鉄筋(11)の垂直軸線
(Y−Y)とほぼ平行な1次折り曲げ稜線(段差部)
(20)を介して、フラットバー(13)と直交しない
小さな交叉角度(β)を保てる斜め横方向へ曲げ出し延
長された比較的長い後付け翼片であるが、その取り付け
使用前の当初は図5、6のような上記先付け翼片(1
6)とほぼ直交する指向状態に延在している。 【0021】上記円弧弯曲面(14)と後付け翼片(1
9)との境界部には1次折り曲げ稜線(20)が付与さ
れているため、その円弧弯曲面(14)を鉄筋(11)
の円弧外周面へ極力密着状態に係止させることができる
ほか、その1次折り曲げ稜線(20)を支点とする後付
け翼片(19)の効果的な弾性変形作用も得られる利点
がある。 【0022】そして、その長い後付け翼片(19)の中
途下半部にも上記先付け翼片(16)の逃し凹欠(1
7)と同じく、比較的長い逃し凹欠(21)が切り抜か
れることにより、残る延長先端部がやはりフラットバー
(13)へ係止し得る第2突っ張りフック(22)とし
て、上記第1突っ張りフック(18)との左右対称なほ
ぼ倒立L字型に造形されている。(21a)はその後付
け翼片(19)における逃し凹欠(21)の傾斜エッジ
であり、これは上記先付け翼片(16)に切り抜かれた
逃し凹欠(17)の傾斜エッジ(17a)と逆向きの左
右対称形態をなし、上記円弧弯曲面(14)を挟む位置
関係に対峙している。 【0023】その場合、上記短かい先付け翼片(16)
がフラットバー(13)とほぼ直交する大きな交叉角度
(α)を保つことになるに反して、長い後付け翼片(1
9)は同じくフラットバー(13)と直交しない小さな
交叉角度(β)を保つことになる関係上、その第2突っ
張りフック(22)が上記第1突っ張りフック(18)
に比して、フラットバー(13)から脱落しやすい。そ
の防止対策として、上記後付け翼片(19)を長く形成
してもさしつかえないが、そうすると鉄筋(11)の間
隔ピッチ如何では、その延長先端部の第2突っ張りフッ
ク(22)が隣り合う鉄筋(11)へ接近し過ぎること
が起り得る。 【0024】そのため、図示の実施形態から明白なよう
に、上記1次折り曲げ稜線(20)とは平行しない2次
折り曲げ稜線(23)を後付け翼片(19)に付与し
て、その延長先端部の第 2突っ張りフック(22)を後
付け翼片(19)の平面から、更に捻る如く一定の交叉
角度(γ)だけ曲げ起すことにより、その第2突っ張り
フック(22)をフラットバー(13)と大きな角度に
交叉させて、そのフラットバー(13)の板面(13
a)へ内側から密着状態に安定良く係止させるのであ
る。そうすれば、後付け翼片(19)がいたづらに長く
なることも、効果的に防止することができる。 【0025】又、上記第2突っ張りフック(22)を段
階的に曲げ起すための2次折り曲げ稜線(23)から、
その第2突っ張りフック(22)と逆な後付け翼片(1
9)の中途部へ片寄った上半位置には、工具挿入孔(2
4)を開口形成しておく。そうすれば、ここへ外側から
先細り状の適当な押圧操作工具(25)を差し込み係止
させて、その操作工具(25)により上記後付け翼片
(19)をフラットバー(13)へ乗り越え交叉する内
向きに強く押し込み、その第2突っ張りフック(22)
をフラットバー(13)の板面(13a)へ内側から係
止させることが容易となる。 【0026】更に、上記先付け翼片(16)に切り抜か
れた逃し凹欠(17)の傾斜エッジ(17a)と、後付
け翼片(19)に同じく切り抜かれた逃し凹欠(21)
の傾斜エッジ(21a)と各々ほぼ平行する左右一対の
傾斜エッジ(26a)(26b)を備えた調芯凹欠(2
6)を、これらの逃し凹欠(17)(21)と逆な方向
から、上記円弧弯曲面(14)の上半部に切り抜いてお
く。 【0027】そうすれば、上記円弧弯曲面(14)に補
強ビード(15)を突き起したとしても、バネ性の消失
するおそれがなく、その鉄筋(11)に対する円弧弯曲
面(14)の係止位置を挺子運動支点(P1)として、
上記先付け翼片(16)と後付け翼片(19)とが依然
適度に弾性変形し得ることとなる。 【0028】しかも、その円弧弯曲面(14)に切り抜
かれた調芯凹欠(26)により、鉄筋(11)に対して
円弧弯曲面(14)が係止する上記挺子運動支点(P
1)と、フラットバー(13)に対して先付け翼片(1
6)の第1突っ張りフック(18)が係止する固定点
(P2)と、同じくフラットバー(13)へ更に後付け
翼片(19)の第2突っ張りフック(22)が係止する
固定点(P3)との合計3点を、金属板材から成る結束
用具(A)の長手水平線(X−X)上へほぼ並列する芯
出し状態に対応合致させることができ、その結束用具
(A)を鉄筋(11)とフラットバー(13)との交叉
部へ、適度なバネ圧のもとに取り付け使用しつつも、そ
の一旦取り付けた後には上記先付け翼片(16)と後付
け翼片(19)との長短差があるにも拘らず、又これら
とフラットバー(13)との交叉角度(α)(β)に大
小相違があるにも拘らず、その両翼片(16)(18)
の振れ動き変向したり、まして第1、2突っ張りフック
(18)(22)の脱落したりするおそれはなく、その
フラットバー(13)への左右均衡した安定・確固な係
止状態を保てることになる。 【0029】このような本発明の結束用具(A)を使っ
て、鉄筋(11)とフラットバー(13)との交叉部を
結束作業するに当っては、先ず短かい先付け翼片(1
6)の第1突っ張りフック(18)を図11、12のよ
うに、外側からフラットバー(13)における板面(1
3a)の内側へ係止させると共に、そのフラットバー
(13)と交叉している鉄筋(11)の円弧外周面へ、
やはり外側から円弧弯曲面(14)を当てがい係止させ
る。 【0030】上記鉄筋(11)とフラットバー(13)
との交叉部に対する結束用具(A)の仮り止め状態で
は、図12、13から明白なように、その短かい先付け
翼片(16)がフラットバー(13)とほぼ直交するに
比して、長い後付け翼片(19)はフラットバー(1
3)とほぼ平行に延在するにとどまり、そのフラットバ
ー(13)の板面(13a)から未だ外側へ浮いたフリ
ー状態にある。 【0031】そこで、その後付け翼片(19)の延長先
端部付近に開口形成されている工具挿入孔(24)へ、
引き続き外側から適当な押圧操作工具(25)を差し込
み係止させて、その操作工具(25)により上記後付け
翼片(19)が図12、13の鎖線で示す如く、フラッ
トバー(13)を乗り越え交叉する内向きに強く押し込
んで、その延長先端部の第2突っ張りフック(22)を
フラットバー(13)の板面(13a)へ内側から係止
させた上、その押圧操作工具(25)を抜き取る。 【0032】そうすれば、上記押し込み操作力を受けた
後付け翼片(19)は図14〜19のように、鉄筋(1
1)に対する円弧弯曲面(14)の係止位置を挺子運動
支点(P1)として、フラットバー(13)と小さな交
叉角度(β)を保つ関係状態に弾性変形し、その復元圧
力により延長先端部の第2突っ張りフック(22)が図
16、17の矢印(F2)で示す斜め方向から、フラッ
トバー(13)における板面(13a)の内側へ強固に
喰い付くこととなる。 【0033】その場合、上記円弧弯曲面(14)と後付
け翼片(19)との境界位置には、1次折り曲げ稜線
(段差部)(20)が付与されているため、その円弧弯
曲面(14)が鉄筋(11)の円弧外周面へ固定された
後には、上記後付け翼片(19)がその1次折り曲げ稜
線(20)を支点として弾性変形し、更にその延長先端
部の第2突っ張りフック(22)は上記2次折り曲げ稜
線(23)を支点として、言わば段階的に弾性変形する
こととなる。 【0034】他方、フラットバー(13)への仮り止め
状態にある先付け翼片(16)は、後付け翼片(19)
の上記弾性変形に連れて、そのフラットバー(13)と
の余裕間隙分だけ押し開かれる方向に弾性変形し、その
復元圧力により先端部の第1突っ張りフック(18)
が、図16、17の別な矢印(F1)で示す如く、上記
第2突っ張りフック(22)と逆な斜め方向からフラッ
トバー(13)における板面(13a)の内側へ強く喰
い付くことになる。 【0035】その結果、上記結束用具(A)の第1、2
突っ張りフック(18)(22)は鉄筋(11)とフラ
ットバー(13)との相対的な横移動に対して、左右何
れの方向からも強い突っ張り抵抗力を発揮することがで
き、その不慮な横移動を生ずるおそれがない。しかも、
鉄筋(11)とフラットバー(13)とは上記第1、2
突っ張りフック(18)(22)と円弧弯曲面(14)
により、強く引き寄せ圧着されることになるため、その
相対的な縦移動を生ずるおそれもなく、安定・強固な縛
り付け施錠状態に結束し得るのである。上記円弧弯曲面
(14)の補強ビード(15)がその縦移動の防止に役
立つことは、言うまでもない。 【0036】殊更、先付け翼片(16)の先端部に第1
突っ張りフック(18)を造形するための逃し凹欠(1
7)や、後付け翼片(19)の延長先端部に第2突っ張
りフック(22)を造形するための逃し凹欠(21)と
逆な方向から、円弧弯曲面(14)にも調芯凹欠(2
6)を切り抜くことによって、その鉄筋(11)の円弧
外周面に対する円弧弯曲面(14)の係止位置(挺子運
動支点)(P1)と、フラットバー(13)の板面(1
3a)に各々係止する第1、2突っ張りフック(18)
(22)の固定点(P2)(P3)との合計3点(P
1)(P2)(P3)を、金属板材から成る結束用具
(A)の長手水平線(X−X)上へ並列状態に位置決め
してあるため、上下何れか一方から鉄筋(11)とフラ
ットバー(13)との交叉部へ取り付けられた結束用具
(A)の使用状態において、先付け翼片(16)と後付
け翼片(19)とが振れ動き変向したり、又その第1、
2突っ張りフック(18)(22)がフラットバー(1
3)から脱落したりするおそれを完全に予防することが
できる。 【0037】この点、図11〜19ではフラットバー
(13)の上下何れか一方から鉄筋(11)と の交叉部
へ、本発明に係る結束用具(A)の1個を取り付け使用
しているが、図20、21の変形使用例から示唆される
ように、そのフラットバー(13)へ上下一対の結束用
具(A)を左右対称形態に取り付けて、上記交叉部の結
束状態を増強することも可能である。 【0038】尚、上記フラットバー(13)に対する第
2突っ張りフック(22)の係止状態を、やはり押圧操
作工具(25)の使用により強制的に解除すれば、本発
明の結束用具(A)をフラットバー(13)と鉄筋(1
1)との交叉部から取りはずすこともできる。 【0039】 【発明の効果】以上のように、本発明は垂直な鉄筋(1
1)とこれに内接されるフラットバー(13)との交叉
部へ、そのフラットバー(13)の上下何れか一方から
取り付け使用される交叉部結束用具(A)として、左右
方向へ延在する長方形な1枚の焼入れ鋼板やその他のバ
ネ性を発揮する金属板材から成り、 【0040】その金属板材の中途部を鉄筋(11)の円
弧外周面へ外側から当てがい係止し得る円弧弯曲面(1
4)として、その円弧弯曲面(14)から鉄筋(11)
の節目へ喰い付く水平な補強ビード(15)を内向きに
突き起し、 【0041】上記円弧弯曲面(14)の左右何れか一端
側から比較的短かい先付け翼片(16)を、フラットバ
ー(13)とほぼ直交する大きな交叉角度(α)となる
内向き連続的に折り曲げ、その中途部へ第1突っ張りフ
ック造形用逃し凹欠(17)が切り抜かれることによっ
て残る折り曲げ先端部を、上記フラットバー(13)に
おける板面(13a)の内側へ係止し得る第1突っ張り
フック(18)として、ほぼ倒立L字型に造形する一
方、 【0042】同じく円弧弯曲面(14)の他端側から鉄
筋(11)の垂直軸線(Y−Y)とほぼ平行な1次折り
曲げ稜線(20)を介して、比較的長い後付け翼片(1
9)を予じめ上記先付け翼片(16)とほぼ直交する横
向きに曲げ出し延長させ、その中途部へ第2突っ張りフ
ック造形用逃し凹欠(21)が切り抜かれることによっ
て残る延長先端部を、やはりフラットバー(13)にお
ける板面(13a)の内側へ係止し得る第2突っ張りフ
ック(22)として、上記第1突っ張りフック(18)
との左右対称なほぼ倒立L字型に造形し、 【0043】しかもその第2突っ張りフック(22)
を、後付け翼片(19)の板面に付与された上記1次折
り曲げ稜線(20)と平行しない2次折り曲げ稜線(2
3)から捻る如く一定の交叉角度(γ)だけ曲げ起し
て、その2次折り曲げ稜線(23)よりも第2突っ張り
フック(22)と逆な後付け翼片(19)の中途部へ片
寄った位置に、押圧操作工具(25)の挿入孔(24)
を開口形成すると共に、 【0044】上記円弧弯曲面(14)へ第1、2突っ張
りフツク造形用逃し凹欠(17)(21)と逆な方向か
ら調芯凹欠(26)を切り抜くことにより、その円弧弯
曲面(14)が鉄筋(11)の円弧外周面へ係止する挺
子運動支点(P1)と、フラットバー(13)の板面
(13a)に対して上記第1、2突っ張りフック(1
8)(22)が各々係止する固定点(P2)(P3)と
の合計3点(P1)(P2)(P3)を、長方形な金属
板材の長手水平線(X−X)上へほぼ並列する芯出し状
態に対応合致させて、 【0045】先ず、上記先付け翼片(16)の第1突っ
張りフック(18)を外側からフラットバー(13)に
おける板面(13a)の内側へ係止させると共に、その
フラットバー(13)と交叉している鉄筋(11)の円
弧外周面へ、上記円弧弯曲面(14)をやはり外側から
当てがい係止させて、 【0046】その未だフラットバー(13)の板面(1
3a)から外側へ浮いたフリー状態にある後付け翼片
(19)を、その工具挿入孔(24)へ引き続き外側か
ら差し込み係止させた押圧操作工具(25)により、フ
ラットバー(13)へ乗り越え交叉する内向きに押し込
み操作して、上記挺子運動支点(P1)からフラットバ
ー(13)と小さな交叉角度(β)を保つ関係に弾性変
形させた復元圧力により、上記後付け翼片(19)の第
2突っ張りフック(22)をフラットバー(13)にお
ける板面(13a)の内側へ係止させて、 【0047】上記フラットバー(13)と大きな交叉角
度(α)を保つことになる第1突っ張りフック(18)
と、同じく小さな交叉角度(β)を保つことになる第2
突っ張りフック(22)との互いに逆な斜め方向(F
1)(F2)から、そのフラットバー(13)と鉄筋
(11)との相対的な横移動に対する突っ張り抵抗力を
与えると共に、同じくフラットバー(13)と鉄筋(1
1)とを上記円弧弯曲面(14)と第1、2突っ張りフ
ック(18)(22)により、その相対的な縦移動の不
能に引き寄せ圧着させるように定めてあるため、冒頭に
述べた先願発明の課題を完全に改良できる効果がある。 【0048】即ち、本発明の上記構成によれば、その短
かい先付け翼片(16)の第1突っ張りフック(18)
がフラットバー(13)とほぼ直交する大きな交叉角度
(α)を保って、そのフラットバー(13)の内側へ斜
め方向(F1)から喰い付き係止すると共に、長い後付
け翼片(19)の第2突っ張りフック(22)は同じく
フラットバー(13)と直交しない小さな交叉角度
(β)を保って、そのフラットバー(13)の内側へ上
記第1突っ張りフック(18)と逆な斜め方向(F2)
から喰い付き係止するようになっているため、鉄筋(1
1)とフラットバー(13)との相対的な横移動に対し
て、その左右何れの方向からも強い突っ張り抵抗力を発
揮することができ、その横移動を生ずるおそれが全然な
い。 【0049】しかも、円弧弯曲面(14)がフラットバ
ー(13)と交叉している鉄筋(11)へ外側から係止
するようになっているため、その鉄筋(11)とフラッ
トバー(13)とは強い引き寄せ圧着力を受け、従って
相対的な縦移動を生ずるおそれもなく、その交叉部を完
全な縛り上げ施錠状態に結束することができるのであ
り、このことには円弧弯曲面(14)の補強ビード(1
5)が鉄筋(11)の節目に喰い付くことも、有機的に
作用することとなる。 【0050】又、先付け翼片(16)の中途部に第1突
っ張りフック(18)の造形用逃し凹欠(17)を切り
抜く一方、後付け翼片(19)の中途部に第2突っ張り
フック(22)の造形用逃し凹欠(21)を切り抜くと
共に、これらの逃し凹欠(17)(21)と逆な方向か
ら調芯凹欠(26)を、円弧弯曲面(14)へ切り抜く
ことにより、その円弧弯曲面(14)が鉄筋(11)の
円弧外周面へ係止する挺子運動支点(P1)と、フラッ
トバー(13)の板面(13a)に対して第1、2突っ
張りフック(18)(22)が各々係止する固定点(P
2)(P3)との合計3点(P1)(P2)(P3)
を、長方形な金属板材の長手水平線(X−X)上へほぼ
並列する芯出し状態に対応合致させてあるため、上記鉄
筋(11)とフラットバー(13)との交叉部に対する
左右均衡した取り付け使用状態を得られ、先付け翼片
(16)と後付け翼片(19)とが不慮に振れ動き変向
したり、ましてその第1、2突っ張りフック(18)
(22)がフラットバー(13)から脱落したりするお
それはなく、結束状態の安定性に優れる。 【0051】更に、円弧弯曲面(14)と後付け翼片
(19)との境界部へ、その後付け翼片(19)の1次
折り曲げ稜線(20)を鉄筋(11)の垂直軸線(Y−
Y)とほぼ平行に付与すると共に、上記後付け翼片(1
9)の1次折り曲げ稜線(20)と平行しない2次折り
曲げ稜線(23)から、第2突っ張りフック(22)を
一定の交叉角度(γ)だけ捻る如く曲げ起してあるた
め、上記円弧弯曲面(14)を鉄筋(11)の円弧外周
面へ安定な密着状態に係止させることができるほか、そ
の円弧弯曲面(14)と後付け翼片(19)との 境界部
に付与された1次折り曲げ稜線(20)を支点として、
その後付け翼片(19)を一層円滑に弾性変形させるこ
とができ、更にその延長先端部の第2突っ張りフック
(22)を、上記第2次折り曲げ稜線(23)を支点と
して言わば段階的に無理なく弾性変形させ得る効果もあ
る。 【0052】そして、上記2次折り曲げ稜線(23)よ
りも第2突っ張りフツク(22)と逆な後付け翼片(1
9)の中途部へ片寄った位置には、押圧操作工具(2
5)の挿入孔(24)が開口形成されているため、その
工具挿入孔(24)へ押圧操作工具(25)を差し込み
係止させて、その操作工具(25)により後付け翼片
(19)をフラットバー(13)へ乗り越え交叉する内
向きに押し込み操作し、その後付け翼片(19)の第2
突っ張りフック(22)をフラットバー(13)におけ
る板面(13a)の内側へ、すばやく安全に係止させる
ことができるのであり、結束作業上の利便性に役立つ。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の適用一例に係る場所打ちコンクリート
杭用鉄筋篭を示す側面図である。 【図2】図1の平面図である。 【図3】本発明に係る結束用具の展開平板状態を示す正
面図である。 【図4】同じく仕上がり製品状態を示す正面図である。 【図5】図4の平面図である。 【図6】図4の底面図である。 【図7】図4の右側面図である。 【図8】図4の左側面図である。 【図9】図4の9−9線断面図である。 【図10】図4の10−10線断面図である。 【図11】鉄筋とフラットバーとの交叉部へ結束用具を
臨ませた状態の斜面図である。 【図12】上記交叉部に対する結束用具の仮り止め状態
を示す斜面図である。 【図13】図12の平面図である。 【図14】同じく交叉部に対する結束用具の取り付け使
用状態を示す斜面図である。 【図15】図14の正面図である。 【図16】図15の平面図である。 【図17】図15の17−17線断面図である。 【図18】図15の18−18線断面図である。 【図19】図15の19−19線断面図である。 【図20】本発明に係る結束用具の変形使用例を示す図
15に対応する正面図である。 【図21】図20の平面図である。 【符号の説明】 (11)・主筋(鉄筋) (12)・フープ筋 (13)・フラットバー (13a)・板面 (14)・円弧弯曲面 (15)補強ビード (16)・先付け翼片 (17)・逃し凹欠 (18)・第1突っ張りフック (19)・後付け翼片 (20)・1次折り曲げ稜線 (21)・逃し凹欠 (22)・第2突っ張りフック (23)・2次折り曲げ稜線 (24)・工具挿入孔 (25)・押圧操作工具 (26)・調芯凹欠 (A)・結束用具 (C)・鉄筋篭 (P1)・挺子運動支点 (P2)・固定点 (P3)・固定点 (X−X)・長手水平線 (Y−Y)・垂直軸線 (α)(β)(γ)・交叉角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−54401(JP,A) 特開 平10−292387(JP,A) 特開 平11−315618(JP,A) 特開2000−129863(JP,A) 実開 昭51−2815(JP,U) 実開 昭58−86817(JP,U) 実開 昭58−25424(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/12 105 E04C 5/18 103

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】垂直な鉄筋(11)とこれに内接されるフ
    ラットバー(13)との交叉部へ、そのフラットバー
    (13)の上下何れか一方から取り付け使用される交叉
    部結束用具(A)として、左右方向へ延在する長方形な
    1枚の焼入れ鋼板やその他のバネ性を発揮する金属板材
    から成り、 その金属板材の中途部を鉄筋(11)の円弧外周面
    側から当てがい係止し得る円弧弯曲面(14)として、
    その円弧弯曲面(14)から鉄筋(11)の節目へ喰い
    付く水平な補強ビード(15)を内向きに突き起し、 上記円弧弯曲面(14)の左右何れか一端側から比較的
    短かい先付け翼片(16)を、フラットバー(13)と
    ほぼ直交する大きな交叉角度(α)となる内向き連続的
    に折り曲げ、その中途部へ第1突っ張りフック造形用逃
    し凹欠(17)が切り抜かれることによって残る折り曲
    げ先端部を、上記フラットバー(13)における板面
    (13a)の内側へ係止し得る第1突っ張りフック(1
    8)として、ほぼ倒立L字型に造形する一方、 同じく円弧弯曲面(14)の他端側から鉄筋(11)の
    垂直軸線(Y−Y)とほぼ平行な1次折り曲げ稜線(2
    0)を介して、比較的長い後付け翼片(19)を予じめ
    上記先付け翼片(16)とほぼ直交する横向きに曲げ出
    し延長させ、その中途部へ第2突っ張りフック造形用逃
    し凹欠(21)が切り抜かれることによって残る延長先
    端部を、やはりフラットバー(13)における板面(1
    3a)の内側へ係止し得る第2突っ張りフック(22)
    として、上記第1突っ張りフック(18)との左右対称
    なほぼ倒立L字型に造形し、しかもその第2突っ張りフック(22)を、後付け翼片
    (19)の板面に付与された上記1次折り曲げ稜線(2
    0)と平行しない2次折り曲げ稜線(23)から一定の
    交叉角度(γ)だけ捻る如く曲げ起して、その2次折り
    曲げ稜線(23)よりも第2突っ張りフック(22)と
    逆な後付け翼片(19)の中途部へ片寄った位置に、押
    圧操作工具(25)の挿入孔(24)を開口形成すると
    共に、 上記円弧弯曲面(14)へ第1、2突っ張りフツク造形
    用逃し凹欠(17)(21)と逆な方向から調芯凹欠
    (26)を切り抜くことにより、その円弧弯曲面(1
    4)が鉄筋(11)の円弧外周面へ係止する挺子運動支
    点(P1)と、フラットバー(13)の板面(13a)
    に対して上記第1、2突っ張りフック(18)(22)
    が各々係止する固定点(P2)(P3)との合計3点
    (P1)(P2)(P3)を、長方形な金属板材の長手
    水平線(X−X)上へほぼ並列する芯出し状態に対応合
    致させて、 先ず、上記先付け翼片(16)の第1突っ張りフック
    (18)を外側からフラットバー(13)における板面
    (13a)の内側へ係止させると共に、そのフラットバ
    ー(13)と交叉している鉄筋(11)の円弧外周面
    、上記円弧弯曲面(14)をやはり外側から当てがい
    係止させて、 その未だフラットバー(13)の板面(13a)から外
    側へ浮いたフリー状態にある後付け翼片(19)を、
    の工具挿入孔(24)へ引き続き外側から差し込み係止
    させた押圧操作工具(25)により、フラットバー(1
    3)へ乗り越え交叉する内向きに押し込み操作して、上
    記挺子運動支点(P1)からフラットバー(13)と小
    さな交叉角度(β)を保つ関係に弾性変形させた復元圧
    力により、上記後付け翼片(19)の第2突っ張りフッ
    ク(22)をフラットバー(13)における板面(13
    a)の内側へ係止させて、 上記フラットバー(13)と大きな交叉角度(α)を保
    ことになる第1突っ張りフック(18)と、同じく小
    さな交叉角度(β)を保つことになる第2突っ張りフッ
    ク(22)との互いに逆な斜め方向(F1)(F2)か
    ら、そのフラットバー(13)と鉄筋(11)との相対
    的な横移動に対する突っ張り抵抗力を与えると共に、同
    じくフラットバー(13)と鉄筋(11)とを上記円弧
    弯曲面(14)と第1、2突っ張りフック(18)(2
    2)により、その相対的な縦移動の不能に引き寄せ圧着
    させるように定めたことを特徴とする鉄筋とフラットバ
    ーとの交叉部結束用具。
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