JP3513262B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を入力し、画
像処理を行って出力する画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機やファクシミリ装置等
で、入力した画像信号を処理して記録、或は表示する場
合、その画像信号に含まれる各画素の輝度信号を対数変
換して濃度信号を生成する、いわゆる対数変換が実施さ
れる。こうして対数変換された画像信号は、更にプリン
タ装置等の印刷特性を考慮して、非線型のデータ変換が
行われて出力される。
【0003】一方、近年画像処理を目的とするDSP
(ディジタルシグナル・プロセッサ)として、NTSC
信号等の高速ビデオ信号をリアルタイムで処理するため
に、内部に多数の算術演算ユニット(ALU)を有し、
1ラスタ分の画素データを各プロセッサで同時に並列処
理できるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、このような画
像処理は、ルックアップテーブル(LUT)を用いて行
われるのが一般的であるが、このようなLUTを用いて
画像データを変換する画像処理は、1ラスタの画素数に
拘わらず、単一のLUTを用いてシリアルに処理できる
メリットがある。しかし、この種の画像処理を、前述の
並列処理型DSPを用いて行うためには、LUT用メモ
リが画素数分必要となり、LUTの規模が膨大なものと
なり実現が困難である。
【0005】例えば、TI社のDSP(SVP:スキャ
ンライン・ビデオ・プロセッサ)では、各画素データの
演算のために同時に使用できる各レジスタのビット数が
256ビットであるため、上述のLUT変換を行うと現
状の約10倍の容量のレジスタが必要となる。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、並列処理する可能なDSPを用いて画像処理を実現
する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、画像処理方法を示す
近似した多項式を用い、画素信号と定数部分とを並行し
て演算し、その結果の中から必要なデータを取り出し、
前記多項式に従って演算することにより、従来のDSP
を使用して高速に画像処理を行うことができる画像処理
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、画像信号を入力し、画像処理を行って出力する画
像処理装置であって、前記複数の画素信号を記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された画素信号のそれぞ
れのべき乗値を算出するべき乗算出手段と、前記べき乗
算出手段により算出されたべき乗値を保持する保持手段
と、前記保持手段に保持されたべき乗値と定数とを乗算
する乗算手段と、前記乗算手段により乗算された値同士
を加算する加算手段とを有する。
【0009】
【作用】以上の構成において、記憶手段に記憶された画
素信号のそれぞれのべき乗値を算出するべき乗算出手段
と、べき乗算出手段により算出されたべき乗値を保持す
る保持手段に保持されたべき乗値と定数とを乗算する乗
算手段、及び乗算手段により乗算された値同士を加算す
る加算手段は、画像信号の画像処理方式を多項式で近似
した演算式に基づいて演算する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0011】図1は、本実施例で使用するDSP100
(TI社製のスキャナライン・ビデオ・プロセッサ(S
VP))の概要を示す図である。
【0012】このDSP100は、入力バス1より、最
大40ビット幅のラスタ画像信号を入力し、このバス1
より入力された画像信号は、データ入力レジスタ(DI
R)2に格納される。このデータ入力レジスタ2は、9
60画素分の画像信号(40×960ビット)を保持す
ることができ、これら960画素分の画像信号を並列に
プロセッサ3に出力することができる。このプロセッサ
3は、960組のプロセッサ・エレメントで構成され、
各々が128ビットの2個のレジスタ・ファイルRF0
とRF1、4個のワーキングレジスタ(WR)と、96
0個の算術演算ユニット(ALU)を有している。
【0013】これらALUの全ては、単一のプログラム
メモリ・ユニット(PM)5に用意されたプログラムに
従って、入力された画像信号を並行して処理する。尚、
このSVP100は、隣接する4画素領域のレジスタを
使うことも可能である。こうして処理された結果は、2
4ビット幅のデータ出力レジスタDOR4に転送され、
その後、並直変換されて出力データバス6を通して出力
される。
【0014】図2は、本実施例で行う一連の画像処理を
説明するための図である。
【0015】例えば、イメージスキャナ等の読み取りセ
ンサで読みとられた画像信号21は、シェーディング補
正部10で、基準となる白色板を読み取った白信号に基
づいて色ムラが補正される。その後、対数変換部11で
LOG変換され、輝度信号から濃度信号に変換される。
次にエッジ強調部12において、画像をより鮮明に再生
するためにエッジ強調が行なわれる。そして、濃度調整
部13で、濃度調整レバーによる濃度調整を行った後、
2値化回路14において組織ディザで2値化された後、
記録装置に出力して記録される。
【0016】ここで本実施例では、対数変換部11、濃
度調整部13における非線型なデータ変換処理を、多項
式近似演算を用いて行う。尚、本実施例は、1ラスタが
512画素(512ノズルのインクジェットヘッドを有
するシリアル式のインクジェットプリンタ装置)のイン
クジェット記録を前提とした例とする。
【0017】一般に、対数変換処理において、輝度信号
F(8ビット:0〜255)は、以下の式(1)に基づ
いて濃度信号D(8ビット)に変換できる。
【0018】 D=−K×Log(F/255) (Kは定数) …(1) この上記式(1)は、以下に示す様な多項式で近似でき
る。
【0019】 D→ K0+K1×F+K2×F×F+K3×F×F×F +K4×F×F×F×F+K5×F×F×F×F×F+‥‥‥‥‥ =K0+K1×F+K2×F×F+K3×F1×F +K4×F2×F+K5×F3×F+‥‥ …(2) ここで、F1=F×F,F2=F1×F,F3=F2×
F,…とし、また、K0,K1,K2,K3,K4,K
5,…を定数とする。
【0020】上式(2)において、N次までの多項式近
似演算を行おうとすると、その乗算回数は(1+2+3
+4+‥‥‥‥+N)回となり、加算演算が(N+1)
回必要となる。
【0021】しかし、入力信号Fに対してだけのべき乗
演算を独立に順次行い、その求めたべき乗値の中の必要
な値を使って低次の項の積和演算を繰り返してゆけば、
その乗算回数は[1+2×(N−1)]回となり、従来
の回数に比べてかなり減少することがわかる。例えばN
=15の場合、乗算回数は120(=1+2+3+…+
15)回から、29(1+2×14)回にまで減少でき
ることがわかる。
【0022】又、入力信号Fの全ての信号領域を1種類
の多項式で近似しなくとも、例えば3つの領域に分割
し、それぞれの領域毎に多項式で近似し、入力信号Fの
値に応じて演算式を切り換えれば、その項数が5次程度
であっても、殆ど誤差無く対数変換することができる。
尚、本実施例では対数変換の場合について説明したが、
所謂、一般の非線型なデータ変換、例えば図2のシェー
ディング補正、エッジ強調、濃度調整、2値化処理等も
同様にして容易に実施できる。
【0023】図3は、本発明の一実施例のハードウェア
回路の構成を示すブロック図である。
【0024】図3において、マルチプレクサ(MPX)
9は、MPU16からのデータ入力とラスタ画像信号と
を切り替えてSVP100に入力する。全ての上記処理
はSVP100の内部で処理され、2値化処理された結
果が出力データバス6より出力される。このMPU16
の役割としては、MPX9を切り替えてMPU16から
SVP100に画像データを入力するとともに、SVP
100への定数及びプログラムのロード、タイミングの
制御などが挙げられる。
【0025】図4は、本実施例のSVP100における
LOG変換処理を説明するためのフローチャートで、こ
こでは説明のために、並行して行われる処理の流れを示
したもので、必ずしも実際の動作の順番を表していな
い。
【0026】MPU16は、SVP100へ入力するデ
ータを管理しており、ステップS1で、シェーディング
補正部10で補正された画素信号(輝度信号F)を96
0画素分並列に入力する。この画素信号の入力が終了す
るとステップS2で、これら画素の輝度信号のべき乗
(F1,F2,F3,…)が計算され、その計算結果が
レジスタRF0又はRF1に保持される。
【0027】一方、これと並行して、ステップS4で、
MPU19からMPX9を介して定数K0,K1,K
2,…の各値が入力されており、これら各定数と、ステ
ップS3でレジスタに保持されているFのべき乗値(F
1,F2,F3…)とが掛け算され、更に、その結果が
上記式(2)に従って加算される。こうして濃度信号D
の値が求められ、その結果が出力レジスタDORにセッ
トされた後、出力バス4を通して出力される。
【0028】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、1
ラスタの画像を並列処理可能なプロセッサを用いても、
従来メモリを用いたLUT変換方式で行っていた非線型
データ変換を、高速でかつ精度よく安価に実現できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、並
列処理する可能なDSPを用いて画像処理を実現できる
効果がある。
【0031】また本発明によれば、画像処理方法を示す
近似した多項式を用い、画素信号と定数部分とを並行し
て演算し、その結果の中から必要なデータを取り出し、
前記多項式に従って演算することにより、従来のDSP
を使用して高速に画像処理を行うことができるという効
果がある。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例で使用するDSP100(TI社製の
スキャナライン・ビデオ・プロセッサ(SVP))の概
要を示す図である。
【図2】本実施例で行う一連の画像処理を説明するため
の図である。
【図3】本発明の一実施例のハードウェアの構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例のSVPにおける処理の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 入力バス 9 マルチプレクサ(MPX) 10 シェーディング補正部 11 対数変換部 12 エッジ強調部 13 濃度調整部 14 2値化部 16 MPU 100 SVP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/401 H04N 1/40 101A 1/409 101D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/20 G06T 5/00 H04N 1/401 H04N 1/409 G06F 17/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を入力し、画像処理を行って出
    力する画像処理装置であって、 前記複数の画素信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画素信号のそれぞれのべき乗
    値を算出するべき乗算出手段と、 前記べき乗算出手段により算出されたべき乗値を保持す
    る保持手段と、 前記保持手段に保持されたべき乗値と定数とを乗算する
    乗算手段と、 前記乗算手段により乗算された値同士を加算する加算手
    段とを有し、 前記べき乗算出手段と前記乗算手段及び前記加算手段
    は、前記画像信号の画像処理方式を多項式で近似した演
    算式に基づいて演算することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記べき乗算出手段と前記乗算手段とは
    並行して動作することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理は対数変換であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理はシェーディング補正であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理はエッジ強調であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理は濃度調整であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理は2値化処理であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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