JP3512854B2 - 有害生物防除剤および有害生物防除方法 - Google Patents
有害生物防除剤および有害生物防除方法Info
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Description
除方法に関する。さらに詳しくは、水溶性高分子を含有
する有害生物防除剤、および該防除剤を処理することに
より有害生物を防除する方法に関する。
生物を粘着性物質に物理的に拘束して捕獲あるいは駆除
する方法が知られている。例えば、粘着剤を基材に塗布
した粘着リボンにハエなどを付着させて殺す方法は周知
である。同様なものとしては、ゴキブリやカミキリムシ
を対象としたものもある。また、特公昭59-23352号公報
には、粘着剤−有機溶媒−液化石油ガスを用いて粘着性
フォームを形成し、これによってゴキブリを捕獲する方
法が記載されており、特開昭52-105217 号公報には、ポ
リブテンコンパウンドに増粘剤等を添加してなるげっ歯
類動物捕獲剤が記載されている。さらに特開平4-66502
号公報には、ゴキブリからネズミに至る有害生物を捕獲
するポリブテンエマルジョン含有のエアゾール型粘着剤
組成物が記載されている。
ずれも害虫や害獣を防除剤上に完全に捕足することを意
図している。このため、その効果を確実なものとするた
めに強い粘着性を有する物質およびこれを適当な剤型に
調製するために有機溶媒が用いられており、これを植
物、特に農園芸作物に使用した場合には、葉の部分的な
壊死や野菜類などでは植物体全体が枯死に至るなど、植
物自体に薬害が生じるという問題があった。また、野菜
や果実では防除剤の残留は販売上の理由から好ましくな
い。植物表面への適用を避けてその周囲に散布ないし配
置することも考えられるが、この場合には作物の食害等
を完全に防ぐことができないという問題を生じる。この
ように、植物自体に使用することが可能でなおかつ効果
の大きい有害生物防除剤が求められている。
題に鑑み、よりすぐれた有害生物防除方法を見出すべ
く、鋭意検討した結果、微小な有害生物を防除するには
水溶性高分子が有効であり、農園芸用の有害生物防除剤
として極めて有用であることを見出し本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、以下の防除方法を提供する。
ルキルスルホサクシネート系界面活性剤、シリコーン系
界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤、ポリ
カルボン酸系界面活性剤、およびアルキルベンゼンスル
ホン酸塩の中から選択される界面活性剤とを含有する有
害生物防除剤の水希釈液を植物体または有害生物に散布
することを特徴とする有害生物防除方法。 2)施用時における水希釈液中のアルファー化澱粉濃度
を100ppm〜10000ppmの範囲とする請求項1に記載の有害
生物防除方法。 3)有害生物防除剤が、さらに肥料、殺虫剤、殺菌剤、
殺ダニ剤および植物生長調節剤から選択される少なくと
も1種を含む請求項1または2に記載の有害生物防除方
法。
類、リンゴ、ナシ、モモ等の果樹のミカンハダニ、ナミ
ハダニ、カンザワハダニ等のハダニ類、サビダニ、アザ
ミウマ目害虫、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシ等
のアブラムシ類、チャのカンザワハダニ、アザミウマ目
害虫、アブラムシ類、ナス、トマト、キュウリ、ピーマ
ン等の野菜のハダニ類、アブラムシ類、アザミウマ目害
虫、オンシツコナジラミ、タバココナジラミ、カーネー
ション、バラ、キク、シュッコンカスミソウ、ポインセ
チア等の花き類のハダニ類、アブラムシ類、アザミウマ
目害虫、オンシツコナジラミ、タバココナジラミ等の小
害虫および各種作物のウドンコ病防除等微小な有害生物
の防除に用いることが出来る。
用によるものと考えられる。すなわち、上記の有害生物
に本発明防除剤が適用されることにより、有害生物に防
除剤が付着してその行動が不能ないし著しく制約される
ことにより餓死したりあるいは他の虫獣に捕食された
り、防除剤によって呼吸器系等を塞がれることにより窒
息する。
ては、澱粉、海藻抽出物、植物性粘質物、微生物による
粘質物、タンパク質等の天然水溶性高分子およびそれら
の誘導体、セルロース系等の半合成品の水溶性高分子、
合成品の水溶性高分子が挙げられるが、澱粉および植物
粘着物が好ましい。
コムギ、トウモロコシ、タピオカ、サゴ、コメ等の原料
群から選択された1種または2種以上の原料澱粉が挙げ
られる。アミロペクチン含量が高い原料澱粉を使用すれ
ば有害生物防除効果が高くなる傾向が認められ、タピオ
カおよびトウモロコシのワキシーコーン種の澱粉を原料
に用いると高い防除効果が得られる。さらに製剤の効力
を増強することを目的として天然澱粉以外にも各種処理
を施した化工澱粉を用いても良い。ここで化工澱粉と
は、デキストリン、アルファー化澱粉、アミロースおよ
びアミロペクチンの分画物、酸化澱粉、酸処理化澱粉、
グラフト化澱粉などの各種澱粉およびその誘導体を常法
にしたがって酸分解、アルカリ分解もしくは酵素分解ま
たはこれらの組み合わせによって加水分解したものであ
る。澱粉質としては原料澱粉および各種の化工澱粉を用
いてもよいが、製造面、使用面、効力面から澱粉分解物
およびアルファー化澱粉が好ましく、冷水可溶であるア
ルファー化澱粉が特に好ましい。
ム、寒天、カラギナン、ファーセレラン等が挙げられ
る。植物性粘質物としては、ローカストビーンガム、グ
アーガム、オオバコ種子粘質物、マルメロ種子粘質物、
タマリンドシードガム、グルコマンナン、オクラ抽出
物、イチョウイモ粘質物、アラビアガム、ガティガム、
カラヤガム、トラガントガム、アラビノガラクタン、ペ
クチン、タラガム等が挙げられる。これらの多糖類をエ
ーテル化、エステル化または架橋して用いることも可能
である。
ン、キサンタンガム、ブルラン、カードラン、ウェラン
ガム、ラムザンガム等が挙げられる。タンパク質として
は、ゼラチン、カゼイン、にかわ、コラーゲン等が挙げ
られる。半合成品としては、ビスコース、メチルセルロ
ース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系,可
溶性澱粉、カルボキシメチル澱粉、ジアルデヒド澱粉等
の澱粉系、リグニンスルホン酸塩等が挙げられる。合成
高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸ソーダ、アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン等
が挙げられる。これらの高分子は単独でも、2種類以上
を併用しても良い。
および必要に応じて、界面活性剤、可塑剤、その他の補
助剤等を混合し、液剤に製剤し、そのままあるいは適当
な濃度に水で希釈して用いるか、または、水溶性高分
子、必要に応じて鉱物質担体等の担体、界面活性剤、可
塑剤、その他の補助剤等を混合し、水溶剤または水和剤
に製剤し、水で溶解、希釈して用いる。
れ、撹拌しながら水溶性高分子および界面活性剤、可塑
剤等の原料を添加し、均一に混合することにより、調製
することができる。必要に応じて30〜90℃に加熱し
て混合しても良い。
性であること以外には特に制限がない。通常、本発明防
除剤は、有害生物防除のために施用するときは水で希釈
する。界面活性剤は、その希釈液が植物体表面および有
害生物に付着しやすいように表面張力を下げるものであ
ればよく、一般的に農薬に使用されている1種または2
種以上の界面活性剤を用いても何ら差し支えない。その
なかでもジアルキルスルホサクシネート系(例えば、エ
アロールCT−1 東邦化学工業株式会社、ネオコール
YSK,第一工業製薬株式会社)、シリコーン系(例え
ばNUC SILICONE,L−77 日本ユニカー
株式会社、KF−618,信越化学株式会社)、アセチ
レングリコール系(例えばサーフィノール104,日信
化学株式会社)が好ましい。
性、凍結防止のための耐寒性などの物理的化学的性状を
より良くするために添加することが好ましく、グリセリ
ン、ポリエチレングリコール、エチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、プロピレングリコールなどの
溶剤から選ばれる1種以上の溶剤が挙げられる。鉱物質
担体として使用できるものの例としては、具体的には、
ロウ石、タルク、カオリン、炭酸ナトリウム、ベントナ
イト、珪石粉、含水二酸化珪素、酸性白土、珪藻土類粉
末、軽石粉末等が挙げられる。これらはいずれも粒径4
5μm以下のものが好ましい。
酸、ブドウ糖、ソルビン酸カリウム、フマル酸、マレイ
ン酸等の担体を増量剤として使用することもできる。補
助剤として、防菌防黴剤、効力増強剤、着色剤等を混合
することもできる。また、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、
植物生長調節剤等を混合して、製剤することもできる。
は0.01〜90重量%、好ましくは0.05〜80重量%、水
溶剤および水和剤では0.5 〜90重量%、好ましくは1
〜80重量%であり、可塑剤、界面活性剤を混合する場
合、製剤中の可塑剤含有量は1〜30重量%、好ましく
は5〜20重量%であり、界面活性剤は1〜20重量
%、好ましくは2〜10重量%である。水和剤において
は、鉱物質担体は10〜90重量%、好ましくは20〜
50重量%である。
れ、その施用濃度は、対象となる有害生物の種類、ステ
ージ、気象条件により異なるが、有害生物を物理的に駆
除できる粘着性を保持し、しかも噴霧器等で施用が可能
な粘度であり、水溶性高分子の濃度として、100ppm〜10
000ppm、好ましくは、500ppm〜5000ppm である。本発明
防除剤の施用方法としては、本発明防除剤を、有害生
物、有害生物の生息する場所、植物等に、動力噴霧器、
肩掛け噴霧器、ハンドスプレーヤー等の噴霧器を用いて
散布する方法等が挙げられる。本発明防除剤は、農業分
野で肥料、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、植物生長調節剤
と混合して用いることもできる。
高分子を用いる。このため、従来の合成ゴム系粘着剤の
ような強い粘着作用を有せず、乾燥した天候が続く際に
は乾燥して粉末として散逸したり、捕足した有害生物を
伴なって植物表面から脱落する。また、雨天が続く際に
は雨水によって流れ去る。したがって、いずれにしても
植物の気孔を塞いでこれを枯死させることがなく、作物
にもほとんど残留しない。また、植物に有害な有機溶媒
を含まないため植物表面を損傷したりその成育に悪影響
を及ぼすなどの害も実質的にない。一方、体長数mm程度
の有害生物の体表に付着した場合には、その行動を制限
するに十分な効果があり、直接的な捕足効果や呼吸系閉
塞効果が期待できる。また、基本的に物理的作用で有害
生物を防除するため薬剤抵抗性の問題が生じない。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定さ
れるものではない。先ず、製剤例を示す。なお、部は重
量部を示す。
会社)20.0部を加え溶解混合する。ついでプロピレング
リコール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ジアルキル
スルホサクシネート(エアロールCT−1,東邦化学工
業株式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセルGX
L,アイ・シー・アイ・ジャパン株式会社)0.2 部を加
え十分撹拌混合して液剤を得た。
薬株式会社)38.0部、澱粉分解物(アミコールNo.1,日
澱化学株式会社)50.0部、プロピレングリコール(和光
純薬工業株式会社)10.0部およびジアルキルスルホサク
シネート(エアロールCT−1,東邦化学工業株式会
社)2.0 部を均一に混合粉砕して水和剤を得た。
薬株式会社)68.0部にグアーガム(メイプログアー,三
晶株式会社)20.0部を加え混合し、その混合品にプロピ
レングリコール(和光純薬工業株式会社)10.0部および
ジアルキルスルホサクシネート(エアロールCT−1,
東邦化学工業株式会社)2.0 部を加え粉砕混合して水和
剤を得た。
晶株式会社)1.0 部を加え溶解混合する。ついでエチレ
ングリコール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ジアル
キルスルホサクシネート(エアロールCT−1,東邦化
学工業株式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセル
GXL,アイ・シー・アイ・ジャパン株式会社)0.2 部
を加え十分撹拌して液剤を得た。
式会社)1.0 部を加え溶解混合する。ついでエチレング
リコール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ジアルキル
スルホサクシネート(エアロールCT−1,東邦化学工
業株式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセルGX
L,アイ・シー・アイ・ジャパン株式会社)0.2 部を加
え十分撹拌して液剤を得た。
貿易株式会社)1.0 部を加え溶解混合する。ついでエチ
レングリコール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ジア
ルキルスルホサクシネート(エアロールCT−1,東邦
化学工業株式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセ
ルGXL,アイ・シー・アイ・ジャパン株式会社)0.2
部を加え十分撹拌して液剤を得た。
1,山陽国策パルプ株式会社)50.0部を加え溶解混合す
る。ついでプロピレングリコール(和光純薬工業株式会
社)10.0部、ジアルキルスルホサクシネート(エアロー
ルCT−1,東邦化学工業株式会社)5.0 部および防菌
防黴剤(プロキセルGXL,アイ・シー・アイ・ジャパ
ン株式会社)0.2 部を加え十分撹拌混合して液剤を得
た。
社)2.0 部を加え溶解混合する。ついでエチレングリコ
ール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ジアルキルスル
ホサクシネート(エアロールCT−1,東邦化学工業株
式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセルGXL,
アイ・シー・アイ・ジャパン株式会社)0.2 部を加え十
分撹拌して液剤を得た。
製薬株式会社)1.0 部を加え溶解混合する。ついでエチ
レングリコール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ジア
ルキルスルホサクシネート(エアロールCT−1,東邦
化学工業株式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセ
ルGXL,アイ・シー・アイ・ジャパン株式会社)0.2
部を加え十分撹拌して液剤を得た。
部にショ糖脂肪酸エステル(DKエステルF−160,
第一工業製薬株式会社)10.0部を加え混合し、その混合
品にプロピレングリコール(和光純薬工業株式会社)1
0.0部を加え粉砕混合して水溶剤を得た。
晶株式会社)1.0 部を加え溶解混合する。ついでエチレ
ングリコール(和光純薬工業株式会社)10.0部、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート(ソルゲンTW
−20,第一工業製薬株式会社)5.0 部および防菌防黴
剤(プロキセルGXL,アイ・シー・アイ・ジャパン株
式会社)0.2 部を加え十分撹拌して液剤を得た。
30.0部、澱粉分解物(パインデックス#3,松谷化学工
業株式会社)50.0部およびアルキルベンゼンスルホン酸
塩(ネオペレックスNo.6Fパウダー,花王株式会社)1
0.0部を加え混合し、その混合品にプロピレングリコー
ル(和光純薬工業株式会社)10.0部を加え粉砕混合して
水和剤を得た。
谷化学工業株式会社)5.0 部およびプロピレングリコー
ル(和光純薬工業株式会社)10.0部を加え撹拌混合す
る。さらにジアルキルスルホサクシネート(エアロール
CT−1,東邦化学工業株式会社)5.0 部および防菌防
黴剤(プロキセルGXL,アイー・シー・アイージャパ
ン株式会社)0.2 部を加え十分撹拌混合して液剤を得
た。
株式会社)5.0 部およびプロピレングリコール(和光純
薬工業株式会社)10.0部を加え撹拌混合する。さらにジ
アルキルスルホサクシネート(エアロールCT−1,東
邦化学工業株式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキ
セルGXL,アイー・シー・アイージャパン株式会社)
0.2 部を加え十分撹拌混合して液剤を得た。
谷化学工業株式会社)5.0 部、リグニンスルホン酸塩
(サンエキスP201,山陽国策パルプ株式会社)25.0
部およびプロピレングリコール(和光純薬工業株式会
社)10.0部を加え撹拌混合する。さらにシリコーン界面
活性剤(NUC SILICONE L−77,日本ユ
ニカー株式会社)2.0 部および防菌防黴剤(プロキセル
GXL,アイー・シー・アイージャパン株式会社)0.2
部を加え十分撹拌混合して液剤を得た。
谷化学工業株式会社)5.0 部、リグニンスルホン酸塩
(サンエキスP201,山陽国策パルプ株式会社)25.0
部およびプロピレングリコール(和光純薬工業株式会
社)10.0部を加え撹拌混合する。さらにジアルキルスル
ホサクシネート(エアロールCT−1,東邦化学工業株
式会社)5.0 部および防菌防黴剤(プロキセルGXL,
アイー・シー・アイージャパン株式会社)0.2 部を加え
十分撹拌混合して液剤を得た。
株式会社)25.0部、リグニンスルホン酸塩(サンエキス
P201,山陽国策パルプ株式会社)40.0部、クエン酸
(和光純薬工業株式会社)30.0部、ジアルキルスルホサ
クシネート(エアロールCT−1,東邦化学工業株式会
社)3.0 部およびシリコーン界面活性剤(NUC SI
LICONE L−77,日本ユニカー株式会社)2.0
部を均一に混合粉砕して水溶剤を得た。
工業株式会社)5.0 部、リグニンスルホン酸塩(サンエ
キスP200,山陽国策パルプ株式会社)20.0部および
エチレングリコール(和光純薬工業株式会社)10.0部を
加え撹拌混合する。さらにジアルキルスルホサクシネー
ト(ネオコールYSK,第一工業製薬株式会社)10.0部
および防菌防黴剤(プロキセルGXL,アイー・シー・
アイージャパン株式会社)0.2 部を加え十分撹拌混合し
て液剤を得た。
学工業株式会社)5.0部、ポリリン酸カリウム(太平化
学産業株式会社)10.0部およびエチレングリコール(和
光純薬工業株式会社)10.0部を加え撹拌混合する。さら
にアセチレングリコール(サーフィノール104,日信
化学株式会社)3.0 部および防菌防黴剤(プロキセルG
XL,アイー・シー・アイージャパン株式会社)0.2 部
を加え十分撹拌混合して液剤を得た。
株式会社)5.0 部ポリリン酸ナトリウム(太平化学産業
株式会社)10.0部およびエチレングリコール(和光純薬
工業株式会社)10.0部を加え撹拌混合する。さらにシリ
コーン界面活性剤(KF−618,信越化学株式会社)
2.0 部および防菌防黴剤(プロキセルGXL,アイー・
シー・アイージャパン株式会社)0.2 部を加え十分撹拌
混合して液剤を得た。
株式会社)5.0 部リグニンスルホン酸塩(サンエキス
C,山陽国策パルプ株式会社)40.0部および1,3−ブ
タンジオール(和光純薬工業株式会社)10.0部を加え撹
拌混合する。さらにポリカルボン酸系界面活性剤(ソル
ボール7248,東邦化学工業株式会社)5.0 部および
防菌防黴剤(バイオホープ,ケイ・アイ化成株式会社)
0.1 部を加え十分撹拌混合して液剤を得た。
学株式会社)5.0 部、リグニンスルホン酸塩(ソルボー
ル9047K,東邦化学工業株式会社)20.0部および
1,3−ブタンジオール(和光純薬工業株式会社)10.0
部を加え撹拌混合する。さらにポリカルボン酸系界面活
性剤(ニューカルゲンTG−33,竹本油脂株式会社)
5.0 部および防菌防黴剤(ネオシントールS,新東塗料
株式会社)0.2 部を加え十分撹拌混合して液剤を得た。
15.0部、リグニンスルホン酸塩(サンエキスP201,
山陽国策パルプ株式会社)50.0部、ブドウ糖30.0部、お
よびシリコーン界面活性剤(NUC SILICONE
L−77,日本ユニカー株式会社)5.0 部を均一に混
合粉砕して水溶剤を得た。
谷化学工業株式会社)6.0 部およびプロピレングリコー
ル(和光純薬工業株式会社)10.0部を加え撹拌混合す
る。さらにシリコーン界面活性剤(NUC SILIC
ONE L−77,日本ユニカー株式会社)3.0 部およ
び防菌防黴剤(プロキセルGXL,アイー・シー・アイ
ージャパン株式会社)0.2 部を加え十分撹拌混合して液
剤を得た。
株式会社)6.0 部およびプロピレングリコール(和光純
薬工業株式会社)10.0部を加え撹拌混合する。さらにシ
リコーン界面活性剤(KF−618,信越化学株式会
社)2.0 部および防菌防黴剤(プロキセルGXL,アイ
ー・シー・アイージャパン株式会社)0.2部を加え十分
撹拌混合して液剤を得た。
部にポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(東邦
化学工業株式会社)10.0部を加えて混合し、その混合品
に水50.0部を加え十分に混合して粘着性液体を得た。
例で示す。 試験例1:インゲンのナミハダニに対する殺ダニ効果試
験 直径7cm、高さ10cmのプラスチックポットにインゲン
豆(つるなし)を植え、ナミハダニを接種して十分増殖
させた。インゲン豆に寄生したナミハダニ♀成虫数を計
数した後、本発明製剤例1〜9で示される防除剤を所定
濃度に希釈したものをハンドスプレーを用いてインゲン
に十分量散布し、24時間後にナミハダニの死亡♀成虫
数を調査した。インゲンポットは25℃の温室においた
(1区1ポット3連制)。死虫率は24時間後の死亡成
虫数を散布前の生存♀成虫数で割り100を掛けて算出
した。結果を表1に示す。
防除試験 ウンシュウミカン(15年生)園に自然発生したミカン
ハダニに対して、製剤例2,3,4,5で示される本発
明防除剤を所定濃度に希釈したものと対照としてミカン
ハダニの一般的な防除剤であるマシン油乳剤(サマーマ
シン97,株式会社アグロス)を100倍に希釈したも
のおよび比較製剤例1で示される薬剤を100倍に希釈
したものを5月10日に動力噴霧器を使用し十分量散布
した。散布前および散布後7日、14日、21日後に1
00葉中に寄生するミカンハダニ♀成虫数を調査した
(1区1樹3連制)。なお、防除価を次式により算出し
た。
本発明防除剤を用いた場合、作物に対する薬害は認めら
れなかったが、比較製剤例1の薬剤を希釈率100倍で
用いた場合でもミカンの葉には部分的壊死が認められた
防除試験 ナス(品種:千両2号)園に自然発生したワタアブラム
シに対して、製剤例2,3,8で示される本発明防除剤
を所定濃度に希釈したものと対照としてナスのワタアブ
ラムシの一般的な防除剤であるMEP50%乳剤(スミ
チオン乳剤,株式会社アグロス)を1000倍に希釈したも
のおよび比較製剤例1で示される薬剤を100 倍に希釈し
たものを6月11日に動力噴霧器を使用し十分量散布し
た。散布前および散布後3日、7日、14日後に10葉
中に寄生するワタアブラムシ数を調査した(1区5株3
連制)。なお、防除価を試験例2と同様にして算出し
た。結果を表3に示す。なお、本試験において本発明防
除剤を用いた場合、作物に対する薬害は認められなかっ
たが、比較製剤例1の薬剤を用いた場合、植物全体の萎
凋および生育抑制が認められた。
殺ダニ効果試験 直径7cm、高さ10cmのプラスチックポットにインゲン
豆(つるなし)を植え、ナミハダニを接種して十分増殖
させた。本発明防除剤14〜17、24および25と対
照として本発明防除剤同様、物理的な殺虫効果を有する
マシン油乳剤(サマーマシン97,株式会社アグロス)
を100倍に希釈したものをハンドスプレヤーを用いて
インゲンに十分量散布した。散布前および散布3日、7
日、15日後にインゲンに寄生するナミハダニ♀成虫数
を調査した(1区1ポット3連制)。なお、防除価を試
験例2と同様に算出した。結果を表4に示す。本発明の
組成物は、対照のマシン油乳剤とほぼ同等の高い殺ダニ
効果を示した。なお、本試験においてマシン油乳剤を散
布した区では、インゲン葉が部分的に壊死する薬害が生
じたが、本発明防除剤の区では薬害は認められなかっ
た。
力試験 無加温ビニールハウス内のイチゴ(品種:とよのか)に
自然発生したうどんこ病に対して、製剤例7、13で示
される本発明防除剤を50倍または100倍に希釈した
ものと対照としてミクロブタニル10%水和剤(ラリー
水和剤,東京有機化学工業株式会社)を4000倍、ト
リフミゾール30%水和剤(トリフミン水和剤,日本曹
達株式会社)を3000倍に希釈したものを肩掛け噴霧
器を使用し十分量散布した。散布後7日後に1株当たり
9葉のうどんこ病の発病程度を調査した(1区5株2連
制)。なお、発病度、防除価を次式により算出した。
病度は22.9である。本発明の組成物は、対象のミクロブ
タニル10%水和剤およびトリフミゾール30%水和剤
とほぼ同等の防除効果を示した。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)アルファー化澱粉と(b)ジアル
キルスルホサクシネート系界面活性剤、シリコーン系界
面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤、ポリカ
ルボン酸系界面活性剤、およびアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩の中から選択される界面活性剤とを含有する有害
生物防除剤の水希釈液を植物体または有害生物に散布す
ることを特徴とする有害生物防除方法。 - 【請求項2】 施用時における水希釈液中のアルファー
化澱粉濃度を100ppm〜10000ppmの範囲とする請求項1に
記載の有害生物防除方法。 - 【請求項3】 有害生物防除剤が、さらに肥料、殺虫
剤、殺菌剤、殺ダニ剤および植物生長調節剤から選択さ
れる少なくとも1種を含む請求項1または2に記載の有
害生物防除方法。
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法月郁朗(松谷化学工業) ,粉末助剤について,食品の包装,1979年11月 1日,VOL.11,NO.1,pp.39−47 |
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