JP3512756B2 - Sdhリングシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法 - Google Patents

Sdhリングシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDHリングシス
テムにおいてオーダワイヤの終端部を自動的に設定し
て、伝送路障害発生時にもオーダワイヤサービスが分断
されてしまうことを防止するSDHリングシステムにお
けるオーダワイヤ自動終端方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のSDH伝送装置を含むSDHネッ
トワークでは、オーバヘッド内のオーダワイヤバイトを
用いてシステム内保守用通話サービス(オーダワイヤサ
ービス)を実現することができる。しかし、SDHネッ
トワークがリング状のネットワークすなわちSDHリン
グシステムである場合には、オーダワイヤもループを構
成することになり、その結果音声ループが形成されて、
あるSDH伝送装置から送出された音声が一巡してハウ
リングやエコーなどの問題が生ずる可能性がある。そこ
で、音声ループが形成されないように、オーダワイヤを
終端する必要がある。
【0003】図8は、従来のSDHリングシステムにお
けるオーダワイヤ終端方法を説明するためのシステム構
成図である。図8に示すシステムでは、SDHリングシ
ステムに5つのノード20,21,22,23,24が
ある。また、互いに反対方向に信号を伝送する2つの伝
送路がリング状に形成されている。図8には、各ノード
20〜24における一方面の入出力部20A,21A,
22A,23A,24Aと、他方面の20B,21B,
22B,23B,24Bも示されている。
【0004】そして、従来のSDHリングシステムで
は、固定的なオーダワイヤの終端部が設定されている。
図8に示すシステムでは、ノード23に終端部が設定さ
れている。そして、各ノード20,21,22,23,
24間でオーダワイヤバイトを用いた通話が可能である
とともに、音声ループが形成されることが防止されてい
る。
【0005】しかし、図8に示すように終端部が固定さ
れている場合には、伝送路障害が発生したときにオーダ
ワイヤサービスが分断されてしまう。例えば、図9に示
すようにノード20とノード21との間で伝送路障害が
発生すると、ノード21,22とノード20,24との
間の通話を行うことはできない。
【0006】その場合、各ノード20,21,22,2
3,24間での通話を可能にするために、終端部を変更
する必要がある。そして、新たな終端部を手動で設定す
る。従って、終端部の設定切替が完了するまでの間、オ
ーダワイヤサービスが断してしまう。
【0007】伝送路障害が発生したときにオーダワイヤ
の終端部を自動的に切り替える方法として、例えば、特
開平8−181708号公報に記載された方法がある。
その方法では、APSバイトを用いて終端部の切替が行
われる。すなわち、伝送路障害が発生すると、伝送路障
害を検出したノードがAPSバイトで、終端部が設定さ
れているノードの終端を解除するとともに、新たなノー
ドに終端部を設定させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような方
法では、終端部の切替に際して、まず、伝送路障害を検
出する必要がある。そして、伝送路障害発生箇所をする
ための情報を、伝送路障害を検出したノードが主体とな
って、他のノードに通知する必要がある。このように、
終端部の切替に際して、複雑な手順を実行する必要があ
る。
【0009】そこで、本発明は、比較的簡略化された処
理によって、伝送路障害が発生したときに自律的にオー
ダワイヤの終端部の切替を行うことができるSDHリン
グシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるSDHリン
グシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法は、複数
のノードのうちの1つを親ノードに定めるとともに他の
ノードを子ノードと定め、親ノードが、一方の伝送区間
にSDHフレーム構成における所定バイトによって第1
の値を出力するとともに他方の伝送区間に第2の値を出
力し、子ノードが、一方の伝送区間から入力した値をそ
のまま一方の伝送区間に出力するとともに、他方の伝送
区間に第1の値および第2の値とは異なる値を出力し、
親ノードおよび子ノードのいずれかが、2つの伝送区間
のうちのいずれかで伝送路障害を検出したら、そのノー
ドが、伝送路障害が検出された伝送区間の方面でオーダ
ワイヤを終端するとともに、伝送路障害が検出された伝
送区間の方面とは異なる方面の出力伝送路に第1の値お
よび第2の値とは異なる値を出力し、子ノードが、一方
の伝送区間からの入力値が第2の値であって他方の伝送
区間からの入力値が第1の値であった場合にいずれかの
方面でオーダワイヤを終端することを特徴とする。
【0011】親ノードおよび子ノードは、伝送路障害が
検出された伝送区間における入力および出力の双方の経
路(出力伝送区間および入力伝送区間)についてオーダ
ワイヤを終端する。
【0012】各値を伝送する所定バイトは、例えば、S
DHフレーム構成におけるZバイトである。Zバイトは
中継装置が介在しても終端されることなく伝送されるの
で、オーバヘッドの終端部の自動設定のために使用する
ことに適している。
【0013】子ノードが、例えば、一方の伝送区間から
入力した値をそのまま一方の伝送区間に出力するととも
に、他方の伝送区間に一方の伝送区間から入力した値を
+1した値を出力するように構成される。そのように構
成することにより、子ノードにおける処理がより簡略化
される。
【0014】また、第1の値と第2の値とは、例えば同
じ値である。同じ値であれば、一方の伝送区間からの入
力値と他方の伝送区間からの入力値と同じ値であった場
合にオーダワイヤを終端すればよいので、子ノードにお
ける処理がより簡略化される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明によるオーダワイ
ヤ自動終端方法が適用されるSDHリングシステムの一
例を示すシステム構成図である。図1に示すシステムで
は、SDHリングシステムに5つの伝送端局等のノード
10,11,12,13,14がある。また、互いに反
対方向に信号を伝送する2つの伝送路がリング状に形成
されている。従って、リング状の伝送路は冗長構成にな
っている。図8には、各ノード10〜14における一方
面(A方面)の入出力部10A,11A,12A,13
A,14Aと、他方面(B方面)の10B,11B,1
2B,13B,14Bも示されている。なお、5つのノ
ード10,11,12,13,14が設けられているシ
ステムは単なる例であって、ノード数は3つ以上の幾つ
でもよい。
【0016】リング状の伝送路のノード間の部分を伝送
区間と呼ぶことがある。また、A方面において入出力す
る双方の伝送路をA方路と呼び、B方面において入出力
する双方の伝送路をB方路と呼ぶ。隣接する任意の2つ
のノードに着目すると、1つのノードのA方路は他のノ
ードのB方路に対応する。
【0017】また、例えば、ノード10から見ると、A
方路に、隣接するノード14に対して信号が出力される
出力伝送区間と、隣接するノード14から信号が入力さ
れる入力伝送区間があり、B方路に、隣接するノード1
1に対して信号が出力される出力伝送区間と、隣接する
ノード11から信号が入力される入力伝送区間がある。
伝送区間と呼ぶときには、出力伝送区間と入力伝送区間
との双方を含むことにする。
【0018】また、各ノード10〜14において、伝送
路から入力された音声データと自局の音声データとを合
成するデータ合成手段が「+」で示され、オーダワイヤ
サービスによる通話が行われることが送受話器のマーク
で示されている。なお、図1では、ノード14のB方路
側の入出力部14Bに2つの伝送路(出力伝送区間と入
力伝送区間)についてのオーダワイヤの終端部が設定さ
れていることが示されているが、ノード14において終
端部が設定される理由は後述する。
【0019】この実施の形態では、システム内の5つの
ノード10〜14のうちの1つが主ノード(親ノード)
に位置付けられ、他のノードが従ノード(子ノード)に
位置付けられる。図1に示す例では、ノード10が親ノ
ードに位置付けられている。
【0020】次に、オーバヘッドの終端部を自動的に設
定するための各ノード10〜14の動作を説明する。図
2は、親ノードの処理を示すフローチャートである。ま
た、図3は、子ノードの処理を示すフローチャートであ
る。
【0021】この実施の形態では、SDHフレーム構成
におけるオーバヘッドのユーザバイトを使用してSDH
リングシステムにおけるオーバヘッドの終端部を自動的
に設定する。具体的にはZバイト(Z1バイトまたはZ
2バイト)を使用する。Zバイトは中継装置が介在して
も終端されることなく伝送されるので、オーバヘッドの
終端部の自動設定のために使用することに適している。
また、Zバイトは、SDHリングシステムでは、各ノー
ド単位でオーバヘッド処理部(図1において図示せず)
で終端され、ノードにおける装置内のファームウェアで
認識できる情報である。
【0022】また、この実施の形態では、正常転送値1
〜4および異常状態値Fを定義する。そして、正常転送
値1〜4をZバイトの01(H)〜04(H)に対応さ
せる。各ノード10〜14において入力信号が断した異
常が発生したときに入力されるZバイトの値が例えばF
F(H)となる場合には異常状態値FがFF(H)に対
応する。
【0023】図2のフローチャートに示すように、親ノ
ード10では、A方路に伝送路障害が発生していなけれ
ば(ステップS1)、A方路側ではオーダワイヤを非終
端とし(ステップS2)、A方路に正常転送値1を出力
する(ステップS3)。すなわち、Zバイトの値を01
(H)とする。A方路に伝送路障害が発生すると(ステ
ップS1)、A方路側でオーダワイヤを終端し(ステッ
プS4)、A方路に正常転送値3を出力する(ステップ
S3)。すなわち、入出力部10AがA方路側の2つの
伝送路(出力伝送区間と入力伝送区間)について終端部
になり、A方路に出力するZバイトの値を03(H)と
する。
【0024】また、B方路に伝送路障害が発生していな
ければ(ステップS6)、B方路ではオーダワイヤを非
終端とし(ステップS7)、B方路に正常転送値1を出
力する(ステップS8)。すなわち、Zバイトの値を0
1(H)とする。B方路に伝送路障害が発生すると(ス
テップS6)、B方路側でオーダワイヤを終端し(ステ
ップS9)、B方路に正常転送値3を出力する(ステッ
プS10)。すなわち、入出力部10BがB方路側の2
つの伝送路(出力伝送区間と入力伝送区間)について終
端部になり、Zバイトの値を03(H)とする。
【0025】図3のフローチャートに示すように、子ノ
ード11〜14では、A方路に伝送路障害が発生してい
なければ(ステップS11)、A方路ではオーダワイヤ
を非終端とし(ステップS22)、A方路からの入力値
(入力伝送区間から入力されたZバイトで示される値)
をB方路に出力するとともに(ステップS13)、A方
路からの入力値に1を加算した値をA方路に出力する
(ステップS14)。A方路に伝送路障害が発生すると
(ステップS11)、A方路側でオーダワイヤを終端し
(ステップS15)、B方路に正常転送値3を出力す
る。すなわち、A方路側の入出力部が終端部になる。
【0026】また、B方路に伝送路障害が発生すると
(ステップS21)、B方路側でオーダワイヤを終端し
(ステップS22)、B方路に正常転送値3を出力する
(ステップS23)。すなわち、B方路側の入出力部が
終端部になる。そして、B方路に伝送路障害が発生して
いなければ(ステップS21)、A方路からの入力値と
B方路からの入力値がともに正常転送値1であれば(ス
テップS24)、B方路側を終端する(ステップS2
5)。それでなければ、B方路を非終端とする(ステッ
プS26)。
【0027】次に具体例を図1および図4〜図7を参照
して説明する。図1は、システムにおいて伝送路障害が
発生していない場合の例である。親ノード10におい
て、A方路からの入力値およびB方路からの入力値はと
もに異常状態値Fを示さないので、親ノード10はA方
路に正常転送値1を出力し(ステップS3)、B方路に
正常転送値1を出力する(ステップS8)。
【0028】子ノード11(子1)において、A方路か
らの入力値は1であるから、B方路に正常転送値1を出
力する(ステップS13)。従って、図1に示すシステ
ムでは、子ノード12(子2)において、A方路からの
入力値は1である。また、子ノード11からA方路に正
常転送値2が出力される(ステップ14)。子ノード1
1の場合と同様に、子ノード12,13(子2,子3)
は、B方路に正常転送値1を出力し(ステップS1
3)、A方路に正常転送値2を出力する(ステップ1
4)。
【0029】子ノード14(子4)は、B方路に正常転
送値1を出力し(ステップS13)、A方路に正常転送
値2を出力するのであるが(ステップ14)、A方路か
らの入力値とB方路からの入力値がともに正常転送値1
であるから、B方路側を終端する(ステップS24,S
25)。なお、B方路側を終端するのではなく、A方路
側を終端してもよい。
【0030】図4は、親ノード10のB方路出力側(子
ノード11から見るとA方路入力側)において伝送路障
害が発生した例を示す。図1に示す正常状態から図4に
示す状態に変化した場合、子ノード11において、A方
路入力側の異常が検出される。従って、子ノード11
は、A方路側でオーダワイヤを終端する(ステップS1
5)。また、子ノード11は、B方路に正常転送値3を
出力する(ステップS16)。子ノード12,13,1
4のそれぞれにおいて、A方路からの入力値は3に変化
するので、子ノード14においてA方路からの入力値と
B方路からの入力値がともに正常転送値1である状態が
解除される。従って、子ノード14は、オーダワイヤを
非終端とする(ステップS24,S26)。
【0031】図5は、親ノード10のB方路側の入力伝
送区間(子ノード11から見るとA方路側の出力伝送区
間)において伝送路障害が発生した例を示す。図1に示
す正常状態から図5に示す状態に変化した場合、親ノー
ド10において、B方路入力側の異常が検出される。従
って、親ノード10は、B方路側でオーダワイヤを終端
する(ステップS9)。また、B方路に正常転送値3を
出力する(ステップS10)。子ノード12,13,1
4のそれぞれにおいて、A方路からの入力値は3に変化
するので、子ノード14においてA方路からの入力値と
B方路からの入力値がともに正常転送値1である状態が
解除される。従って、子ノード14は、オーダワイヤを
非終端とする(ステップS24,S26)。
【0032】図6は、子ノード12のA方路側の出力伝
送区間(子ノード11から見るとB方路の入力伝送区
間)において伝送路障害が発生した例を示す。図1に示
す正常状態から図6に示す状態に変化した場合、子ノー
ド11において、B方路入力側の異常が検出される。従
って、子ノード11は、B方路側でオーダワイヤを終端
する(ステップS22)。また、子ノード11は、B方
路に正常転送値3を出力する(ステップS23)。子ノ
ード12,13,14のそれぞれにおいて、A方路から
の入力値は3に変化するので、子ノード14においてA
方路からの入力値とB方路からの入力値がともに正常転
送値1である状態が解除される。従って、子ノード14
は、オーダワイヤを非終端とする(ステップS24,S
26)。
【0033】図7は、親ノード10のA方路側の入力伝
送区間(子ノード14から見るとB方路側の出力伝送区
間)において伝送路障害が発生した例を示す。図1に示
す正常状態から図7に示す状態に変化した場合、親ノー
ド10において、A方路入力側の異常が検出される。従
って、親ノード10は、A方路側でオーダワイヤを終端
する(ステップS4)。また、A方路に正常転送値3を
出力する(ステップS5)。子ノード12,13,14
のそれぞれにおいて、A方路からの入力値は1のままで
あるが、子ノード14においてB方路からの入力値は3
に変化する。よって、子ノード14においてA方路から
の入力値とB方路からの入力値がともに正常転送値1で
ある状態が解除される。従って、子ノード14は、オー
ダワイヤを非終端とする(ステップS24,S26)。
【0034】図1に示された状態と図4〜図7に示され
た各状態とを比較すると、終端部が子ノード14から他
のノードに自律的に切り替わったことになる。
【0035】上記の実施の形態では、正常転送値1〜4
がZバイトによって各ノード10〜14間で転送される
ようにしたが、それらの値は単なる一例である。親ノー
ド10から一方の伝送区間(例えばA方路)における出
力伝送区間に第1の値が出力されるとともに他方の伝送
区間(例えばB方路)における出力伝送区間に第2の値
が出力され、子ノード11〜14において、一方の伝送
区間から入力した値(例えばA方路の入力伝送区間から
入力した値)をそのまま一方の伝送区間(例えばA方路
の出力伝送区間)に出力するとともに、他方の伝送区間
(例えばB方路)における出力伝送区間に第1の値およ
び第2の値とは異なる値を出力し、親ノード10および
子ノード11〜14において、信号が入力される2つの
伝送区間(上の例ではA方路の入力伝送区間およびB方
路の入力伝送区間)のうちのいずれかで入力異常が検出
されたら、入力異常を検出したノードが、入力異常が検
出された伝送区間の方面(上の例ではA方面またはB方
面)でオーダワイヤを終端するとともに(入力伝送路に
関しても出力伝送路に関しても)、入力異常が検出され
た伝送区間の方面とは異なる方面の出力伝送区間に第1
の値および第2の値とは異なる値を出力し、子ノード1
1〜14において、一方の伝送区間(例えばA方路)か
らの入力値が第2の値であって他方の伝送区間(例えば
B方路)からの入力値が第1の値であった場合にいずれ
かの方面を終端する(入力伝送区間に関しても出力伝送
区間に関しても)ように構成されていれば、各ノード1
0〜14間で転送される値はどのような値であってもよ
い。
【0036】上記の実施の形態は、第1の値および第2
の値が「1」であって、子ノード11〜14において、
他方の伝送区間に第1の値および第2の値とは異なる値
が出力されるようにA方路からの入力値を+1した値を
A方路に出力し、入力異常が検出された伝送区間の方面
とは異なる方面の出力伝送路に第1の値および第2の値
とは異なる値を出力するために「3」が出力される例を
用いた実施の形態である。
【0037】なお、上記の実施の形態では、オーバヘッ
ドの終端部を自律的に設定するためにユーザバイトとし
てのZバイトを用いたが、SDHフレーム構成における
他のバイトを用いてもよい。
【0038】以上のように、上記の実施の形態では、伝
送路障害の発生時に、適切な終端部が自動的に選択され
て設定変更が行われる。従って、滞ることなくオーダワ
イヤサービスがとぎれることなく継続され、緊急を要す
る保守作業に対しても支障を来すことがないという効果
がある。
【0039】また、本発明によれば、互いに反対方向に
信号を伝送する2つのリング状の伝送路の一方において
伝送路障害が発生しても他方の伝送路によってオーダワ
イヤサービスが継続され、伝送路の冗長構成をオーダワ
イヤサービスに対して有効活用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、SDH
リングシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法を、
親ノードが、一方の伝送区間にSDHフレーム構成にお
ける所定バイトによって第1の値を出力するとともに他
方の伝送区間に第2の値を出力し、子ノードが、一方の
伝送区間から入力した値をそのまま一方の伝送区間に出
力するとともに、他方の伝送区間に第1の値および第2
の値とは異なる値を出力し、親ノードおよび子ノードの
いずれかが、2つの伝送区間のうちのいずれかで伝送路
障害を検出したら、そのノードが、伝送路障害が検出さ
れた伝送区間の方面でオーダワイヤを終端するととも
に、伝送路障害が検出された伝送区間の方面とは異なる
方面の出力伝送路に第1の値および第2の値とは異なる
値を出力し、子ノードが、一方の伝送区間からの入力値
が第2の値であって他方の伝送区間からの入力値が第1
の値であった場合にいずれかの方面でオーダワイヤを終
端するようにしたので、比較的簡略化された処理によっ
て、伝送路障害が発生したときに自律的にオーダワイヤ
の終端部の切替を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるオーダワイヤ自動終端方法が適
用されるSDHリングシステムの一例を示すシステム構
成図である。
【図2】 親ノードの処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】 子ノードの処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】 障害状態の一例を示すシステム構成図であ
る。
【図5】 障害状態の一例を示すシステム構成図であ
る。
【図6】 障害状態の一例を示すシステム構成図であ
る。
【図7】 障害状態の一例を示すシステム構成図であ
る。
【図8】 従来のSDHリングシステムにおけるオーダ
ワイヤ終端方法を説明するためのシステム構成図であ
る。
【図9】 従来の障害状態の一例を示すシステム構成図
である。
【符号の説明】 10 ノード(親ノード) 11〜14 ノード(子ノード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−53980(JP,A) 特開 平5−167599(JP,A) 特開 平5−48632(JP,A) 特開 平11−331226(JP,A) 特開 平11−4243(JP,A) 特開 平10−313331(JP,A) 特開 平8−316980(JP,A) 特開 平7−95225(JP,A) 特開 平7−30572(JP,A) 特開 平8−181708(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反対方向に信号を伝送する2つの
    伝送路がそれぞれリング状に形成され、複数のノードの
    それぞれが隣接する2つのノードと前記伝送路における
    伝送区間で接続される構成のSDHリングシステムにお
    けるオーダワイヤ自動終端方法であって、 前記複数のノードのうちの1つを親ノードに定めるとと
    もに他のノードを子ノードと定め、 前記親ノードが、一方の伝送区間にSDHフレーム構成
    における所定バイトによって第1の値を出力するととも
    に他方の伝送区間に第2の値を出力し、 前記子ノードが、一方の伝送区間から入力した値をその
    まま一方の伝送区間に出力するとともに、他方の伝送区
    間に第1の値および第2の値とは異なる値を出力し、 親ノードおよび子ノードのいずれかが、2つの伝送区間
    のうちのいずれかで伝送路障害を検出したら、そのノー
    ドが、伝送路障害が検出された伝送区間の方面でオーダ
    ワイヤを終端するとともに、伝送路障害が検出された伝
    送区間の方面とは異なる方面の出力伝送路に第1の値お
    よび第2の値とは異なる値を出力し、 子ノードが、一方の伝送区間からの入力値が第2の値で
    あって他方の伝送区間からの入力値が第1の値であった
    場合にいずれかの方面でオーダワイヤを終端することを
    特徴とするSDHリングシステムにおけるオーダワイヤ
    自動終端方法。
  2. 【請求項2】 親ノードおよび子ノードは、伝送路障害
    が検出された伝送区間における入力および出力の双方の
    経路についてオーダワイヤを終端する請求項1記載のS
    DHリングシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方
    法。
  3. 【請求項3】 SDHフレーム構成における所定バイト
    はZバイトである請求項1または請求項2記載のSDH
    リングシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法。
  4. 【請求項4】 子ノードが、一方の伝送区間から入力し
    た値をそのまま一方の伝送区間に出力するとともに、他
    方の伝送区間に一方の伝送区間から入力した値を+1し
    た値を出力する請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1項に記載のSDHリングシステムにおけるオーダワイ
    ヤ自動終端方法。
  5. 【請求項5】 第1の値と第2の値とは同じ値である請
    求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のSD
    Hリングシステムにおけるオーダワイヤ自動終端方法。
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