JP3511706B2 - 電子部品チップ用バルクカセット - Google Patents

電子部品チップ用バルクカセット

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JP3511706B2
JP3511706B2 JP32920394A JP32920394A JP3511706B2 JP 3511706 B2 JP3511706 B2 JP 3511706B2 JP 32920394 A JP32920394 A JP 32920394A JP 32920394 A JP32920394 A JP 32920394A JP 3511706 B2 JP3511706 B2 JP 3511706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な電子部品チップ用
バルクカセットに関する。詳しくは、チップ部品が多数
収納されたバルクケースを着脱自在に装着して使用する
電子部品チップ用バルクカセットにおいて、バルクケー
スとの接続部に防塵用の蓋体を取り付けることによっ
て、バルクカセットの未使用時において大気中の塵埃が
バルクカセット内に侵入するのを防止することができる
新規な電子部品チップ用バルクカセットを提供しようと
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板にチップ部品(電子部品)
を実装する高速チップ部品装着機が知られている。
【0003】図5及び図6は高速チップ部品装着機aの
全体的な構成を概略的に示すもので、略中央部に部品供
給部bを備えている。
【0004】部品供給部bは、バルク状態(荷作りされ
ていない状態)のチップ部品をプリント基板に供給する
役割をもっている。
【0005】cは部品供給部bの移動ベースであり、該
移動ベースcには供給ユニットとして多数のバルクカセ
ットd、d、・・・が移動ベースcの移動方向に沿って
配列されている。尚、バルクカセットdは既知のもので
あり、図6に示すように、移動ベースcへの取り付けに
あたって、これを移動ベースc上に載置するとともに、
その後端部に設けられたクランプ爪fをクランプレバー
eの操作によって移動ベースcの後端部に係合させるよ
うになっている。
【0006】gはバルクケースであり、該バルクケース
g内には、図示しないチップ部品が多数収納されてい
る。図8に示すように、バルクケースgは薄い箱状をし
た収納部hと上記バルクカセットdとの接続のための被
係合部iとを備え、チップ部品は収納部h内に収納さ
れ、被係合部iにはチップ部品をバルクカセットdに供
給するための開口部jが形成されている。そして、該開
口部jは収納部hに摺動自在に設けられたシャッターk
によって開閉されるようになっている。
【0007】ia、iaは被係合部iの側面に形成され
た係合突条であり(図8にはその一方だけを示す。)、
バルクカセットdとの係合のために設けられている。
【0008】つまり、図7に示すように、バルクカセッ
トdには、バルクケースgの被係合部iに対応する係合
部lが形成されており、該係合部lの内側面にはバルク
ケースgの係合突条ia、iaに係合される係合凹部l
a、laが形成されている。バルクケースgはその被係
合部iを上記バルクカセットdの係合部lに係合させる
ことによって傾斜した状態でバルクカセットdに取り付
けられ、それから、シャッターkをスライドさせて開口
部jを開口させることによって、バルクケースgがバル
クカセットdにセッティングされるようになっている。
【0009】バルクケースgからチップ部品tを取り出
す時は、図示しない押圧部によってバルクカセットdの
フィードレバーmを下方に押圧すると、正圧エアー供給
孔nから正圧エアーが供給され、これによってチップ部
品がシュートoを経て前端部寄りの部品供給部pに供給
される(図7、図9参照)。
【0010】そして、部品供給部pに供給されたチップ
部品が吸着ノズルq、q(図6参照)によって取り出さ
れてプリント基板(図示せず)に装着されるようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のバルクカセットdにあっては、これを使用しない
間、バルクケースgを取り外してそのままの状態で保管
する場合に、大気中の塵埃がバルクカセットdの係合部
lの開口から内部に侵入してしまうという問題がある。
【0012】即ち、大気中の塵埃は、図9に矢印Aで示
すように、係合部lの開口lbからシュートo内に侵入
してシュートoの入口o1の近辺や出口o2寄りの部分
等において塊となるため、チップ部品tの詰まりの原因
となり、チップ部品の供給ミスを惹き起こすことにな
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
した課題を解決するために、多数のチップ部品が収納さ
れたバルクケースの被係合部が着脱自在に装着される係
合部を有し、該係合部に装着されたバルクケースから供
給されるチップ部品を部品装着機の供給位置に送出する
電子部品チップ用バルクカセットにおいて、被係合部の
外形形状及び大きさがバルクケースの被係合部と同じ規
格の外形形状及び大きさにされると共に、把持部がその
他の部分に比して幅狭の板状に形成され、バルクカセッ
トの係合部に対して着脱自在に取り付けられる防塵用の
蓋体を設けたものである。
【0014】
【作用】従って、本発明によれば、電子部品チップ用バ
ルクカセットを使用しないときには、その係合部に防塵
用の蓋体を取り付けることによって、大気中の塵埃が電
子部品チップ用バルクカセットの内部に侵入するのを防
止することができる。また、蓋体の被係合部の外形形状
と大きさをバルクケースの被係合部と同じ規格の外形形
状と大きさにすることによって、蓋体の互換性を保証
し、部品装着機やバルクカセットの種類等の如何に関係
なく蓋体を使用することができる。また、蓋体の把持部
をその他の部分に比して幅狭の板状に形成することによ
って、蓋体を掴み易くしてその取扱性を向上させること
ができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明電子部品チップ用バルクカセ
ットの詳細を図示した実施例に従って説明する。尚、本
実施例においてバルクカセットやバルクケースの形状、
構造等は上記従来例の場合と同じであるので、同じ部分
には上記従来例に付した符号と同じ符号を付してその説
明を省略する。
【0016】上述したように、バルクカセットdの未使
用時において、バルクケースgを取り外したままの状態
でこれを長時間放置しておくと、大気中の塵埃がシュー
トo内やその入口o1等において蓄積して塊となるた
め、部品装着機aの稼動時にバルクカセットdによりチ
ップ部品を供給しようとする際にチップ部品がシュート
oの入口o1で詰まってしまうという不都合が生じる。
【0017】そこで、本発明では、バルクカセットdの
係合部lに係合してその開口lbを閉塞するための防塵
用のキャップを設けている。
【0018】図1乃至図3は、キャップ1の形状を示す
ものである。
【0019】キャップ1は、耐磨耗性に優れ、かつ軽量
化に適した材料によって形成され、例えば、アルミニウ
ム合金(A5052)にアルマイト処理を施したものが
用いられる。キャップ1は被係合部2と把持部3とが一
体に形成されており、被係合部2の外形形状は前記バル
クカセットdの係合部lに係合することができるように
バルクケースgの被係合部iの外形形状と同じ形状をし
ている。即ち、被係合部2は平面で見て幅広の部分2a
と、これに連続されて把持部3とは反対の方向に突出さ
れた部分2bとからなり、当該部分2bの両側面には係
合突条4、4がそれぞれ形成されている。
【0020】図4の大円内に拡大して示すように、バル
クカセットdの係合部lは、その断面形状が略C字状を
なすとともに係合凹部la、laが形成されているの
で、キャップ1を図4の1点鎖線の矢印で示す方向に移
動させて、その係合突条4、4をそれぞれ係合凹部l
a、laに係合させるように被係合部2を係合部lに嵌
挿して行き、両者を結合させれば、キャップ1をバルク
カセットdに取り付けることができる。
【0021】尚、キャップ1の被係合部2の形状は、バ
ルクケースgの被係合部iと同じ規格(EIAJ規格
(日本電子機械工業規格))に沿う形状とされ、その大
きさも規格に基づいて設計されている。よってキャップ
1の被係合部2についての規格統一化を図ることで、そ
の互換性を保証することができ、製造元の違いや装着
機、バルクカセットの種類の違い等に起因する非互換の
問題を解決することができる。
【0022】キャップ1の把持部3は、略平板状に形成
されており、平面で見た幅が係合部2の部分2bの幅に
略等しくされている。このように把持部3が被係合部2
の部分2aに比べて幅狭になっている理由は、その使用
頻度の多さを考慮して掴み易い形状とする必要があるた
めである。また、把持部3には、図3に示すように、円
孔5が形成されているが、これも掴み易さを考慮した結
果である。
【0023】しかして、バルクケースgを取り外した状
態のバルクカセットdを長時間放置した状態で管理する
にあたっては、上記キャップ1の被係合部2をバルクカ
セットdの係合部lに嵌め込んで蓋をすれば、係合部l
の開口lbが塞がれるので、大気中の塵埃がバルクカセ
ットd内に侵入することはない。よって、次にバルクカ
セットdを使用する際に、その内部に塵埃が溜まって塊
となり、チップ部品を詰まらせ、部品供給ミスが発生す
るのを未然に防止することができる。
【0024】ところで、キャップ1は防塵の他、チップ
部品の飛び出しを防止する役割をも有している。
【0025】上述したように、チップ部品tはバルクケ
ースgに封入された状態で納品されるが、製造対象物で
あるプリント基板の生産に使用されるチップ部品の使用
数が非常に少数である場合には、チップ部品がバルクケ
ースgに封入されずにビニール袋等に入れられて納品さ
れることがある。
【0026】そのような場合には、控えのバルクケース
gを持ち合せていれば、ビニール袋内のチップ部品を控
えのバルクケースgに移し換えて封入し、当該バルクケ
ースgをバルクカセットdに装着することができるが、
控えのバルクケースgがないか近くに見当たらない場合
には、人手によりチップ部品をビニール袋から取り出し
てバルクカセットd内に供給することになる。このよう
な場合、バルクカセットdにバルクケースgが装着され
ないので、バルクカセットdの係合部lの開口lbが閉
じられていない状態となり、当該バルクカセットdを装
着機aに取り付けたときに装着機aの稼動時の振動がバ
ルクカセットdに伝わった場合等において、バルクカセ
ットd内部のチップ部品が係合部lの開口lbから外部
に飛び出す虞がある。
【0027】このような部品の飛び出しが生じると、部
品の仕損につながることはもとより、飛び出した部品が
プリント基板上に落下すると、プリント基板の不良を惹
き起こす原因となる。
【0028】そこで、キャップ1をバルクカセットdの
係合部lに取り付けて蓋をすることによって、チップ部
品の飛び出しを防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、電子部品チップ用バ
ルクカセットを使用しないときには、その係合部に防塵
用の蓋体を取り付けることによって、大気中の塵埃が係
合部から内部に侵入するのを防止することができる。よ
って、塵埃の塊によってチップ部品を供給が阻害され、
供給ミスが生じるのを未然に防ぐことができる。また、
蓋体の被係合部の外形形状と大きさをバルクケースの被
係合部と同じ規格の外形形状と大きさにすることによっ
て、蓋体の互換性を保証し、部品装着機やバルクカセッ
トの種類等の如何に関係なく蓋体を使用することができ
る。また、蓋体の把持部をその他の部分に比して幅狭の
板状に形成することによって、蓋体を掴み易くしてその
取扱性を向上させることができる。
【0030】
【0031】
【0032】また、請求項2に係る発明によれば、蓋体
の把持部に孔を形成することによって、蓋体を掴み易く
してその取扱性を向上させることができる。
【0033】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に本発明電子部品チップ用バ
ルクカセットに係るキャップを示すものであり、本図は
斜視図である。
【図2】平面図である。
【図3】側面図である。
【図4】キャップのバルクカセットへの取付を示す斜視
図である。
【図5】図6と共に部品装着機の概略を示すものであ
り、本図は斜視図である。
【図6】側面図である。
【図7】バルクカセット及びバルクケースのバルクカセ
ットへの取付を示す斜視図である。
【図8】バルクケースを示す斜視図である。
【図9】従来の問題点を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ(蓋体) 2 被係合部 3 把持部 5 円孔(孔) a 部品装着機 d 電子部品チップ用バルクカセット g バルクケース l 係合部 t チップ部品

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のチップ部品が収納されたバルクケ
    ースの被係合部が着脱自在に装着される係合部を有し、
    該係合部に装着されたバルクケースから供給されるチッ
    プ部品を部品装着機の供給位置に送出する電子部品チッ
    プ用バルクカセットにおいて、被係合部の外形形状及び大きさが上記バルクケースの被
    係合部と同じ規格の外形形状及び大きさにされると共
    に、把持部がその他の部分に比して幅狭の板状に形成さ
    れ、上記バルクカセットの係合部に対して着脱自在に取
    り付けられる防塵用の蓋体を設けた ことを特徴とする電
    子部品チップ用バルクカセット。
  2. 【請求項2】 上記蓋体の把持部に孔を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の電子部品チップ用バルクカ
    セット。
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