JPH07109955B2 - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JPH07109955B2
JPH07109955B2 JP2281998A JP28199890A JPH07109955B2 JP H07109955 B2 JPH07109955 B2 JP H07109955B2 JP 2281998 A JP2281998 A JP 2281998A JP 28199890 A JP28199890 A JP 28199890A JP H07109955 B2 JPH07109955 B2 JP H07109955B2
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和也 阿部
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チップ部品収納盤状容器(商品名:ディスク
パック)内に収納したチップ部品を吸着ノズルの吸着位
置まで移送するためのチップ部品供給装置に関する。
(発明の概要) 本発明は、チップ部品収納盤状容器内に収納したチップ
部品を所定の吸着位置に移送するチップ部品供給装置に
おいて、チップ部品収納盤状容器を交換自在に保持する
とともに、チップ部品収納盤状容器から送出されたチッ
プ部品を確実に吸着位置に移送可能としたものである。
(従来の技術) 最近、チップ型の電子部品(以下、チップ部品という)
の収納形態としてテーピング、マガジン、袋詰め等の収
納方式に代えて、チップ部品の複数個をケース本体の空
間内にランダムに収容し、また、その空間からケース外
にチップ部品を個々に送出可能で自動装着機に電子部品
供給手段として装備可能なバルク方式のものが特開昭62
−280129号、同63−22378号、同63−82974号、同63−82
975号で提案されている。
従来提案のバック方式のものは、チップ部品をケース本
体の内部空間にランダムに多数収容し、この空間の下部
側からケース外に連通する送出路を介してチップ部品を
送り出すのが通常である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記従来のバルク方式の収納ケースでは、チ
ップ部品をランダムに複数個収容する大きな空間から略
一個分が通るに足る隙間状の送出路を介してチップ部品
を送り出さねばならないから、その送出路の空間側の開
口にチップ部品が引っ掛かることによりチップ部品の円
滑な送り出しに支障を来す事態を招き易い。
本発明は、上記の点に鑑み、連続的に周回した収納路に
チップ部品を整列収納しかつチップ部品の送出動作が確
実なチップ部品収納盤状容器を用い、該チップ部品収納
盤状容器より送出されたチップ部品を高速かつ確実に吸
着ノズルの吸着位置に移送可能なチップ部品供給装置を
提供しようとすものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係る第1のチップ
部品供給装置は、連続的に周回した収納路にチップ部品
を収納したチップ部品収納盤状容器の片面を、空気の供
給を受けて膨張して押えるベロフラム部を有していて、
該チップ部品収納盤状容器を交換自在に保持する容器固
定部と、前記チップ部品収納盤状容器から送出されたチ
ップ部品を吸着位置に向かう空気流で当該吸着位置に移
送する直線シュートとを備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る第2のチップ部品供給装置は、連続
的に周回した収納路にチップ部品を収納したチップ部品
収納盤状容器の片面を、空気の供給を受けて膨張して押
えるベロフラム部を有していて、該チップ部品収納盤状
容器を交換自在に保持する容器固定部と、前記チップ部
品収納盤状容器から送出されたチップ部品を吸着位置に
向かう空気流で当該吸着位置に移送する直線シュートと
を有するサプライユニットと、 該サプライユニットに対する空気の供給及び空気の吸引
を行うベースユニットとを備え、 前記サプライユニットを前記ベースユニットに着脱自在
に装着したことを特徴としている。
さらに、本発明に係る第3のチップ部品供給装置は、連
続的に周回した収納路にチップ部品を収納したチップ部
品収納盤状容器を挿入配置するハウジングを持つ固定部
ケース、前記ハウジングに挿入配置されたチップ部品収
納盤状容器を押さえる押さえ部材及び該チップ部品収納
盤状容器にチップ部品送出用の圧縮空気を送り込む手段
を有していて当該チップ部品収納盤状容器を交換自在に
保持する容器固定部と、チップ部品の直線移送路に圧縮
空気を供給する圧縮空気供給穴及び該直線移送路の先端
側にて空気吸引される空気吸引穴を有しかつ前記固定部
ケースに取り付けられていて、前記チップ部品収納盤状
容器から送出されたチップ部品を前記直線移送路先端側
の吸着位置に向かう空気流で当該吸着位置に移送する直
線シュートとを有するサプライユニットと、 該サプライユニットに対する空気の供給及び空気の吸引
を行うベースユニットとを備え、 前記サプライユニットを前記ベースユニットに着脱自在
に装着したことを特徴としている。
(作用) 本発明のチップ部品供給装置においては、連続的に周回
した収納路にチップ部品を整列状態で収納可能なチップ
部品収納盤状容器を使用しており、これより送り出され
たチップ部品を空気流を利用した直線シュートにより吸
着ノズルの吸着位置に高速でかつ確実に移送することが
できる。この結果、極小チップ部品の供給動作を繰り返
し実行可能でかつ供給信頼性の向上を図ることができ
る。そして、本発明に係るチップ部品供給装置をチップ
部品装着機に搭載すれば、吸着ノズルによるチップ部品
の吸着率の向上(吸着ミスの低減)を図ることができ
る。
また、チップ部品収納盤状容器を交換自在に保持する容
器固定部と直線シュートとを有するサプライユニット
と、該サプライユニットに対する空気の供給及び吸引を
行うベースユニットとを分離し、サプライユニットをベ
ースユニットに着脱自在に装着する構造を採用した場
合、チップ部品の品種交換時の段取り性の向上を図るこ
とができる。すなわち、直線シュートはチップ部品の品
種が変わった場合には共用できないので、該直線シュー
トを含むサプライユニットは、品種が変わると交換しな
ければならないが、ベースユニットは色々なチップ部品
に共通に利用でき、サプライユニットをベースユニット
に対して着脱自在な構造とすることが品種交換作業を容
易にするのに有効である。
さらに、空気の供給を受けて膨張し、チップ部品収納盤
状容器の片面を押さえるベロフラム部を前記容器固定部
に設けてチップ部品収納盤状容器の保持を行う構造を採
用すれば、ベロフラム部の空気の供給及び空気の排気に
より簡単にチップ部品収納盤状容器の着脱が可能とな
る。
(実施例) 以下、本発明に係るチップ部品供給装置の実施例を図面
に従って説明する。
第1図及び第2図において、チップ部品供給装置は大別
して、サプライユニット20とベースユニット50とからな
っている。
サプライユニット20は、連続的に周回した収納路にチッ
プ部品を収納したチップ部品収納盤状容器(商品名:デ
ィスクパック)60を交換自在に保持する容器固定部21
と、チップ部品収納盤状容器60より送出されたチップ部
品Eを吸着ノズル80による吸着位置Pに移送する直線シ
ュート22とを有している。チップ部品収納盤状容器60の
詳細は後述する。
容器固定部21はチップ部品収納盤状容器60を挿入配置す
るハウジング23を持つように相互に組み合わされて固定
部ケース41をなす第1プレート24及び第2プレート25
と、第2プレート25の内側に取り付けられるベロフラム
部70とを備えている。
第2図及び第3図の如くベロフラム部70は、ポリエチレ
ンシート71、コンプレッションラバー72、空気が入る穴
73を形成したウレタン・パッキン74及び透明アクリルシ
ート75を順次重ね合わせ第2プレート25の内側に固着し
たものである。ここで、透明アクリルシート75とコンプ
レッションラバー72とはパッキン74を介し相互に気密に
重ね合わされ(第1及び第2プレート24,25の一体化の
際に同時に重ね合わされ)、透明アクリルシート75とコ
ンプレッションラバー72の内部空間、すなわち穴73の内
側は空気が導入される気密空間となっている。このよう
なベロフラム部70を内側に固着して第2プレート25は第
1プレート24にビス止め等で固定されて固定部ケース41
が形成される。なお、前記ウレタン・パッキン74に形成
された穴73はコンプレッションラバー72及びポリエチレ
ンシート71に空けられた貫通穴を介し第1プレート24に
形成された穴26に連通するようになっている。パッキン
28は穴26を経てベロフラム部70内部に連通する空気通路
の空気漏れ防止のために第1プレート24てベロフラム部
70の間に介在するごとく設けられている。
前記第1プレート24にはチップ部品収納盤状容器60にチ
ップ部品送出用圧縮空気を送り込むための透孔29(圧縮
空気を送り込む手段)及び空気排気用の透孔30が形成さ
れている。第1プレート24及び第2プレート25の組み合
わせ構造体である固定部ケース41にはチップ部品収納盤
状容器60を上から押さえる押さえ部材としての押さえレ
バー31が枢着されている。該押さえレバー31はコイルば
ね32によりチップ部品収納盤状容器60を押し下げる向き
に付勢されている。さらに第1プレート24にはチップ部
品収納盤状容器用圧縮空気送り穴33A,33Bが形成されて
いる。これらの圧縮空気送り穴33A,33Bの端部はエアー
ホース(図示省略)を介しチップ部品収納盤状容器60側
に嵌合するカップリング34の空気吹き出し穴35A,35Bに
連通している。
なお、第1プレート24の底部には係止ピン45を固定支持
するブラケット46がビスで固定されている。
前記直線シュート22は、チップ部品Eの直線移送路37を
形成したシュート本体36と、移送路37の上部の蓋をする
蓋体38とから成り、L型取付具39を介し第1プレート24
の側方より水平に伸びるように取り付けられる。該シュ
ート本体36の先端は二股になっていて、中央は係合凹部
40となっている。前記シュート本体36には、直線移送路
37内に圧縮空気を供給する圧縮空気供給穴42と直線移送
路37の先端すなわち吸着ノズル80によるチップ部品Eの
吸着取り出しを実行する吸着位置Pで空気を真空吸引す
る空気吸引穴43が形成される。吸着位置Pでは直線移送
路37の上部は開放となっている。
一方、ベースユニット50は、前記サプライユニット20を
着脱自在に装着するためのベースフレーム51を有し、サ
プライユニット20を載置するベースフレーム51の上端面
(平面)先端にサプライユニット側のシュート本体36の
先端に係合する係合部材65が固着され、さらにシュート
本体側の係合凹部40と頭部が係合するビス66が螺着され
ている。
前記ベースフレーム51には前記直線シュート22の直線移
送路37内に供給穴42を介し圧縮空気を供給するシュート
用圧縮空気供給穴52と直線移送路37の吸着位置Pで吸引
穴43を介し空気を真空吸引するシュート用空気吸引穴53
が形成される。これらにより直線移送路37内にはチップ
部品収納盤状容器60から送出されたチップ部品を吸着位
置Pに向けて駆動する空気流を発生するようにしてい
る。また、ベースフレーム51にはチップ部品収納盤状容
器側供給穴33A,33Bに連通するチップ部品収納盤状容器
用空気供給穴54A,54B及び穴26に連通するベロフラム用
圧縮空気給排気穴55が形成されている。
また、装置クランプ操作レバー56がベースフレーム51に
支点Sで枢着され、さらに先端の爪がチップ部品装着機
の供給装置載置台81側の係止ピン82に係合自在な装置ク
ランパー57がベースフレーム51に支点Tで枢着され、前
記クランプ操作レバー56と装置クランパー57とがリンク
58で連結されている。すなわち、装置クランプ操作レバ
ー56を矢印Qのように引き上げれば装置クランパー57の
爪は係止ピン82から外れ、チップ部品供給装置全体をチ
ップ部品装着機の載置台81から外すことができ、逆に矢
印Qと逆方向に装置クランプ操作レバー56を下げれば装
置クランパー下端の爪が係止ピン82に係合し、チップ部
品供給装置すなわちベースフレーム51が載置台81上に固
定される。
前記ベースフレーム51にはサプライユニット着脱レバー
59が支点Uで枢着され、またサプライユニット20側の係
止ピン45に係合自在なフック61が支点Vでベースフレー
ム51に枢着されている。フック61の先端部とベースフレ
ーム51間は2個のリンク62A,62Bを介し連結されてお
り、サプライユニット着脱レバー59の先端部とリンク62
A,62Bの連結点間はリンク63で連結されている。サプラ
イユニット着脱レバー59が第1図実線位置にあるときは
フック61はサプライユニット側係止ピン45に係合してサ
プライユニット20をベースフレーム51の上端面に載置固
定でき、逆にサプライユニット着脱レバー59が第1図仮
想線位置にあるときにはフック61はサプライユニット側
係止ピン45から外れてサプライユニット20をベースフレ
ーム51から離脱されることが可能になる。
さらに、チップ部品収納盤状容器側のシャッターを開閉
するためのエアーシリンダ67が容器固定部21の下部に対
向したベースフレーム位置に固定されている。
ベースフレーム51に設けた各穴52,53,54A,54B,55及びエ
アーシリンダ67に接続する各ホースはそれぞれベースフ
レーム51に取り付けられたコントロールパック68に導か
れ、コントロールパック68内のバルブ等で空気の供給や
排気が所定のタイミングで行われるようになっている。
第4図乃至第6図でチップ部品収納盤状容器60の詳細に
ついて述べる。このチップ部品収納盤状容器60は平板状
のケース本体1を備え、そのケース本体1はチップ部品
Eを複数個整列させて保持する支持板1aと支持板1aの部
品保持面を遮蔽する蓋板1bとから構成されている。前記
支持板1aの部品保持面(板面正面側)には、チップ部品
Eを複数個整列され、また、所定向きに位置させて収容
可能なスパイラル状に連続して周回した収納路2が形成
されている。この収納路2はチップ部品Eの形状と略相
似形な断面を持つ凹溝を構成でき、板中央寄りから各周
2a…2nを連続させて相隣接位置するよう支持板1aの部品
保持面側の略全面に設けられている。その収納路2に収
容するチップ部品Eが円滑に移動できるようにするべ
く、支持板1aはジュラコン等の板材を用いて形成すると
よく、また、収納路2の内面にはフッ素コーティング等
で静電防止皮膜を設けるとよい。
前記支持板1aの収納路2の前面開口を遮蔽する蓋板1bは
内部を透視可能にすべく、透明なプラスチック材料で形
成するとよい。
その蓋板1bで遮蔽する収納路2の少なくとも周内端側2a
にはケース外から連通させて、チップ部品Eを後述する
部品送出口7方向に移送するための圧送エアーを送り込
むエアー流入孔3が形成されている。このエアー流入孔
3は、収納路2の周内端側から周外端側に至る各周2a…
2n毎に配列したチップ部品を円滑に移動できるよう周内
端側2aのエアー流入孔3aを含めて各周毎に設けることが
でき、その各エアー流入孔3a…3nは前述したサプライユ
ニット側のカップリング34から圧送エアーを送り込める
ように直線状に配列され、しかもケース本体1の板下部
面側に設けられる。これら各エアー流入孔3a…3nは第6
図の如く支持板1aの背面側1cから収納路2の各周2a…2n
に連通させて設けることができ、また、チップ部品の送
り方向(送出口方向)に対して順向きの斜めに穿設す
る。
また、エアー流入孔3の下流側の収納路2にエアー流出
孔4が配置される。このエアー流出孔4も収納路2の各
周2a…2n毎に設けることができ、エアー流出孔4a…4nは
支持板1aの背面側1cから収納路2の各周毎2a…2nに連通
する如く形成される。このエアー流出孔4a…4nはエアー
流入孔3a…3nの近傍に位置し、圧送エアーのエアー圧を
調整する役目を果たす。各エアー流出孔4a…4nはチップ
部品Eの送り方向(送出口方向)に対して逆向きの斜め
に形成すると、圧送エアーの排出量を適宜設定すること
ができる。
これらのエアー流入孔3a…3n及びエアー流出孔4a…4nを
設けた支持板1aの背面側1cには第6図に示すごとく前述
したカップリング34を嵌入配置可能な気密接続部となる
凹溝5,6が設けられており、その凹溝5,6は各々エアー流
入孔3a…3n及びエアー流入孔4a…4nを結ぶ直線を内包す
る楕円形に形成されている。
そのカップリング34を介してエアー流入孔3a…3nから送
り込まれる圧送エアーチップ部品Eを移動させる収納路
2の周外端側2nからは、収納路2の直線部分が延長して
第4図に示すようにケース本体1の側部に開口するチッ
プ部品の送出口7につながっている。この送出口7は後
述するシャッター8と共にチップ部品Eを1個ずつケー
ス外に送り出すものである。
また、その部品送出口7の開口端には送出口7を開閉す
るシャッター8が備え付けられている。このシャッター
8は送出口7の開口内に突出位置する掛止爪8aを片端側
に持ち、その中腹部を支持板1aに支えピン8bを介して枢
着することにより取り付けられている。シャッター8の
後端側は支持板1aとの間に介装された圧縮スプリング8c
で押圧され、前記掛止爪8aが送出口開口に突出する向き
に付勢されている。このシャッター8はベースユニット
側エアーシリンダ67の突き上げピン67Aでスプリング8c
に抗して後端側を支ピン8bを支点に偏位動することによ
り掛止爪8aで閉鎖していた部品送出口7を開放でき、そ
のシャッター8はエアー流入孔3a…3nから圧送エアーを
収納路2に送り込むのに同期させて動作させればチップ
部品E1個ずつ分離させて送り出すことができる。但し、
本実施例では直線シュート22にチップ部品Eを整列状態
で送出すればよいから、シャッター8は供給開始後は開
放状態を継続すればよい。
なお、上述したエアー流入孔4a…4nに加えて、第4図で
示すようにケース本体1の板上部面側(蓋板1b側)には
必要に応じてチップ部品Eを送り出す際に使用するエア
ー排出孔9及びチップ部品を詰め込む際に使用するエア
ー排出孔10を設けることができる。これらの排出孔9,10
は収納路2の各周2a乃至2nに排出孔9a…9n、10a…10nと
して配置される。これらの排出孔9a…9n、10a…10nは収
納路2の各周2a…2nからケース外に連通させて直線上に
配列することにより蓋板1bに複数列設けるようにでき
る。なお、このエアー排出孔10a…10nはケース本体1か
らチップ部品を送り出す際には適当な蓋板で密閉し、排
出孔9a…9nはケース本体1にチップ部品を詰め込む際に
適当な蓋板で密閉することができる。
また、支持板1aの部品保持面側には、第5図に示すごと
くキャップ型の蓋板1bがその蓋板1bの中央に突設したボ
ス部1dを支持板1aの貫通孔1eに嵌入させ、かつ外周端側
の勾配面1fに蓋板側勾配面1gを嵌合させることにより緊
密に組み付けられており、チップ部品を詰め込みあるい
は詰め代える際に蓋板1bは支持板1aから離脱させること
が可能である。換言すれば、支持板1aに対して蓋板1bは
着脱自在に嵌着されている。
このように構成するチップ部品収納盤状容器60では、チ
ップコンデンサ、チップ抵抗等のチップ部品Eの支持板
1aの収納路2に詰め込むことにより複数個を整列させて
収容することができる。その詰め込みにあたっては蓋板
1bを取り外し、チップ部品を水平状態の支持板1aの収納
路溝面上に載置させて篩を掛ければ溝内に簡単に装填で
きる。
あるいはまた、チップ部品の製造工程から引き続いて所
定向きに位置するチップ部品Eを垂直に立設したケース
本体1の送出口7よりケース内に一個ずつ送入すると同
時にエアー流入孔4を流入孔として使用して該孔4から
圧送エアーを送り込むことによりチップ部品Eの詰め込
みを連続的に行うようにできる。但し、エアー排出孔10
は開けておき、エアー流入孔9は閉塞しておく。
以上の実施例の構成において、チップ部品供給装置のベ
ースユニット50のチップ部品装着機側載置台81への固定
は、装置クランプ操作レバー56を第1図矢印Qの逆方向
に下げ、装置クランパー57を載置台側係止ピン82に係合
させることにより実行できる。
また、ベースユニット50上端面(平面)へのサプライユ
ニット20の固定は、サプライユニット側シュート本体36
の先端をベースユニット側係合部材65に嵌めかつ係合凹
部40をビス66の頭部に係合させてサプライユニット20を
載置し、サプライユニット着脱レバー59を第1図仮想線
状態から実線状態に押し下げることにより実施できる。
ベースユニット50上にサプライユニット20を一本化した
後、容器固定部21の押えレバー31を第1図仮想線の解除
状態として容器固定部21の内側ハウジング23に所定のチ
ップ部品を収納したチップ部品収納盤状容器60を挿入す
れば、押えレバー31によりチップ部品収納盤状容器60下
面がベースフレーム51の上端面に当接した状態になる。
そして、固定部ケース41側の透孔29を介しカップリング
34を第6図に示すチップ部品収納盤状容器60の裏面の凹
溝5に嵌合し、さらにベロフラム用圧縮空気給排気穴5
5、穴26を介してベロフラム部70内に空気を送り第3図
の如くベロフラム部70の膨張によってチップ部品収納盤
状容器60の前面のエアー排出孔9,10を閉塞するとともに
チップ部品収納盤状容器60を固定部ケース41に固定す
る。なお、チップ部品収納盤状容器60裏面のエアー流出
孔4は固定部ケース41側の空気排気用透孔30を介し外部
に開放されている。
固定部ケース41で保持したチップ部品収納盤状容器60に
送り穴54A,54B,33A,33B、カップリング34側空気吹き出
し穴35A,35Bを通して圧縮空気を送るとともにエアーシ
リンダ67の突き上げピン67Aでチップ部品収納盤状容器6
0内のシャッター8を開くことにより、チップ部品収納
盤状容器60の部品送出口7よりチップ部品Eを順次直線
シュート22の直線移送路37に整列状態で送出する。そし
て、直線移送路37上のチップ部品Eは供給穴52,42を通
しての圧縮空気の吹き出し及び吸引穴43,53を通しての
空気吸引により吸着位置Pに到達し、吸着位置Pのチッ
プ部品Eが吸着ノズル80にて吸着保持され、以後所要の
チップ部品装着動作が実行される。
上記実施例の構成によれば、次の通りの効果を得ること
ができる。
(1)連続的に周回した収納路にチップ部品Eを整列状
態で収納したチップ部品収納盤状容器60より確実に送り
出されたチップ部品Eを空気流を利用した直線シュート
22により吸着ノズル80の吸着位置Pに高速で確実に移送
することができる。この結果、極小チップ部品の高速繰
り返し供給の実現及び供給信頼性の向上を図ることがで
き、ひいては吸着ノズル80によりチップ部品Eの吸着率
の向上(吸着ミスの低減)を図ることができる。
(2)チップ部品収納盤状容器60を交換自在に保持する
容器固定部21と直線シュート22とを有するサプライユニ
ット20と、該サプライユニット20に対する空気の供給及
び吸引を行うベースユニット50とを分離し、サプライユ
ニット20をベースユニット50に着脱自在に装着する構造
であり、チップ部品Eの品種交換時の段取り性の向上を
図ることができる(サプライユニットのみを交換すれば
良い)。
(3)さらに、空気の供給を受けて膨張し、チップ部品
収納盤状容器60の前面を押さえるベロフラム部70を前記
容器固定部21に設けているので、ベロフラム部70への空
気の供給でチップ部品収納盤状容器60の保持、固定がで
き、またベロフラム部70内の空気を排気することにより
チップ部品収納盤状容器60を解放して簡単にチップ部品
収納盤状容器60の交換が可能となる(但し、同時にカッ
プリング34の着脱も必要である)。
なお、ベースユニット50を載置台81上に着脱自在に固定
するためのリンク機構やサプライユニット20をベースユ
ニット50上に着脱自在に固定するためのリンク機構は適
宜変更できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のチップ部品供給装置によ
れば、連続的に周回した収納路にチップ部品を整列収納
したチップ部品収納盤状容器より送出されたチップ部品
を高速かつ確実に吸着ノズルの吸着位置に移送可能であ
り、とくに極小チップ部品の高速繰り返し供給の実現及
び供給動作の信頼性の向上が可能であり、ひいては吸着
ノズルによる吸着率の向上を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るチップ部品供給装置の実施例を示
す一部を断面とした正面図、第2図は同分解斜視図、第
3図はベロフラム部及びその周囲の構成を示す側断面
図、第4図は本実施例で用いたチップ部品収納盤状容器
の正面図、第5図は同平断面図、第6図は同背面図であ
る。 1……ケース本体、2……収納路、3……エアー流入
孔、4……エアー流出孔、7……送出口、8……シャッ
ター、20……サプライユニット、21……容器固定部、22
……直線シュート、50……ベースユニット、51……ベー
スフレーム、65……係合部材、70……ベロフラム部、80
……吸着ノズル、E……チップ部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 和也 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 池田 博 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 伊藤 武 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−222600(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に周回した収納路にチップ部品を収
    納したチップ部品収納盤状容器の片面を、空気の供給を
    受けて膨張して押えるベロフラム部を有していて、該チ
    ップ部品収納盤状容器を交換自在に保持する容器固定部
    と、前記チップ部品収納盤状容器から送出されたチップ
    部品を吸着位置に向かう空気流で当該吸着位置に移送す
    る直線シュートとを備えたことを特徴とするチップ部品
    供給装置。
  2. 【請求項2】連続的に周回した収納路にチップ部品を収
    納したチップ部品収納盤状容器の片面を、空気の供給を
    受けて膨張して押えるベロフラム部を有していて、該チ
    ップ部品収納盤状容器を交換自在に保持する容器固定部
    と、前記チップ部品収納盤状容器から送出されたチップ
    部品を吸着位置に向かう空気流で当該吸着位置に移送す
    る直線シュートとを有するサプライユニットと、 該サプライユニットに対する空気の供給及び空気の吸引
    を行うベースユニットとを備え、 前記サプライユニットを前記ベースユニットに着脱自在
    に装着したことを特徴とするチップ部品供給装置。
  3. 【請求項3】連続的に周回した収納路にチップ部品を収
    納したチップ部品収納盤状容器を挿入配置するハウジン
    グを持つ固定部ケース、前記ハウジングに挿入配置され
    たチップ部品収納盤状容器を押さえる押さえ部材及び該
    チップ部品収納盤状容器にチップ部品送出用の圧縮空気
    を送り込む手段を有していて当該チップ部品収納盤状容
    器を交換自在に保持する容器固定部と、チップ部品の直
    線移送路に圧縮空気を供給する圧縮空気供給穴及び該直
    線移送路の先端側にて空気吸引される空気吸引穴を有し
    かつ前記固定部ケースに取り付けられていて、前記チッ
    プ部品収納盤状容器から送出されたチップ部品を前記直
    線移送路先端側の吸着位置に向かう空気流で当該吸着位
    置に移送する直線シュートとを有するサプライユニット
    と、 該サプライユニットに対する空気の供給及び空気の吸引
    を行うベースユニットとを備え、 前記サプライユニットを前記ベースユニットに着脱自在
    に装着したことを特徴とするチップ部品供給装置。
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