JP3510672B2 - リニアガイドおよびその製造方法 - Google Patents

リニアガイドおよびその製造方法

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    • F16C29/005Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レールボデイと、前記
レールボデイの係合部に固定され、摺動面を有する棒状
部材とからなるリニアガイドおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、アクチュエータ等に
リニアガイドが用いられ、前記リニアガイドは、アクチ
ュエータ本体の上面に設けられたスライドテーブルを長
手方向に沿って円滑に変位させる機能を営んでいる。
【0003】このリニアガイドは、直線状に延在するガ
イドレールと、前記ガイドレールに画成された溝部に摺
接して転動するボールを介して該ガイドレールに沿って
変位するガイドブロックとから構成される。
【0004】ところで、前記ガイドレールは、例えば、
焼入れが可能な金属材料または浸炭鋼によって形成さ
れ、前記溝部を含む全ての部分を同一の材料によって構
成し、その一部または全部を焼入れ等の熱処理を施すこ
とによって製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例に係るリニアガイドでは、ガイドレールに焼入れ
等の熱処理を施した際、該ガイドレールに曲がり、捩じ
れ等が発生するため、この曲がり、捩じれ等を矯正する
ために多くの時間と労力を費やさなければならず、製造
コストが高騰するという不都合がある。
【0006】本発明は、前記の不都合を克服するために
なされたものであり、曲がり、捩じれ等を矯正するため
の時間と労力を節約することにより生産効率を向上させ
るとともに、製造コストの低減化を図ることが可能なリ
ニアガイドおよびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、レールボデイと、前記レールボデイの
凹部内に固定され、摺動面を有する棒状部材とからなる
リニアガイドの製造方法であって、前記レールボデイよ
りも硬度が高い材料によって棒状部材を形成する工程
と、前記レールボデイの凹部内に形成された一対の内壁
面の各々が、連続する第1乃至第4平面を含、湾曲部
を間にして相互に対向する前記一対の内壁面に対して一
対の棒状部材を夫々位置決めし、前記一対の棒状部材
を、少なくとも、圧入、接着、溶接、ろう付けのいずれ
かの固定手段によって前記第1乃至第4平面中の該第3
および第4平面からなる2つの平面のみに線接触した状
態で固定する工程と、前記棒状部材を切削および/また
は研削して仕上げ加工する工程と、を有することを特徴
とする。
【0008】さらに、本発明は、湾曲部を間にして相互
に対向する一対の内壁面が側面部に形成され、前記一対
の内壁面の各々が連続する第1乃至第4平面を含むレー
ルボデイと、前記レールボデイよりも硬度が高い材料か
らなり、少なくとも、圧入、接着、溶接、ろう付けのい
ずれかの固定手段によって前記レール部材の前記第1乃
至第4平面中の該第3および第4平面からなる2つの平
面のみに線接触した状態で固定された一対の棒状部材
と、からなることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の本発明に係るリニアガイドの製造方法で
は、先ず、レールボデイよりも硬度が高い材料によって
棒状部材を形成する。続いて、前記レールボデイの凹部
内に、連続する第1乃至第4平面を夫々含む一対の内壁
面を形成し、湾曲部を間にして相互に対向する前記一対
の内壁面に対して一対の棒状部材を夫々位置決めする。
さらに、前記位置決めされた一対の棒状部材を、少なく
とも、圧入、接着、溶接、ろう付けのいずれかの固定手
段によって前記第1乃至第4平面中の該第3および第4
平面からなる2つの平面のみに線接触した状態で固定す
る。最後に、前記棒状部材を切削および/または研削し
て仕上げ加工を行う。
【0010】このように、本発明に係るリニアガイドの
製造方法では、レールボデイに対し、焼入れ処理を施し
ていないため、該レールボデイに曲がり、捩じれ等が発
生しない。従って、前記曲がり、捩じれ等を矯正するた
めの時間と労力を節約することができ、製造コストの低
減化を図ることができる。
【0011】また、本発明に係るリニアガイドでは、一
対の棒状部材が湾曲部を間にして相互に対向する一対の
内壁面を夫々構成する第1乃至第4平面中の該第3およ
び第4平面からなる2つの平面によって線接触した安定
した状態で固定される。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係るリニアガイドについてそ
の製造方法との関係において好適な実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係るリニアガイドをガイ
ドレールに適用した斜視図、図2は、前記ガイドレール
の部分斜視図である。
【0014】このリニアガイド10は、長尺なガイドレ
ール12と、前記ガイドレール12に沿って変位自在に
設けられたガイドブロック14とから構成される。
【0015】前記ガイドレール12は、断面略長方形に
形成された棒状のレールボデイ16と、前記レールボデ
イ16の両側面に設けられ、断面略円弧状の一対の凹部
18a、18b(係合部)内に固定された一対の棒状部
材20a、20bとから構成される(図2参照)。この
場合、前記レールボデイ16は焼入れされていない金属
材料で形成され、前記棒状部材20a、20bはセラミ
ック材料で形成される。前記凹部18a、18b内には
断面略矩形状の孔部21a、21bが画成され、後述す
るように、前記孔部21a、21bに配設されるろう材
23(図6参照)によって棒状部材20a、20bが凹
部18a、18b内にろう付けして固定される。
【0016】前記レールボデイ16には、所定間隔離間
して該レールボデイ16を他の部材に固定するための複
数の固定用孔部22が画成されている。前記棒状部材2
0a、20bには断面が外方に向かって拡開するととも
に、長手方向に延在する溝部24a、24bが画成さ
れ、前記溝部24a、24bにボール等の転動部材50
(図7参照)が摺動することによりガイドブロック14
を円滑に変位させることが可能となる。
【0017】なお、前記棒状部材20a、20bの外周
面には、例えば、長手方向に沿って複数の略v字状の溝
26、…を画成し(図3参照)、または種々の形状から
なるローレット目28等の回り止め手段を形成すること
により(図4参照)、前記凹部18a、18b内におけ
る棒状部材20a、20bの回り止めがなされる。
【0018】本発明の実施例に係るリニアガイド10
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、リニアガイド10の製造方法に基づいてその作用効
果を説明する。
【0019】先ず、引抜き加工または切削加工等によっ
て長手方向に沿って溝部24a、24bを有する棒状部
材20a、20bを形成する。なお、前記棒状部材20
a、20bには、例えば、断面略v字状の溝26または
ローレット目28等の回り止め手段を前加工で形成して
おくことにより、回り止めの機能を発揮して棒状部材2
0a、20bを強固に固定することができる。
【0020】一方、両側面部に断面略円弧状の凹部18
a、18bが長手方向に沿って画成されたレールボデイ
16を、例えば、引抜き加工または切削加工等によって
形成する。なお、ろう付けの手段に代替して、圧入の手
段によって棒状部材20a、20bを凹部18内に固定
する場合には、図5に示されるように、断面円弧状の凹
部18の形状を棒状部材20a、20bの直径よりも若
干縮径して形成しておく。
【0021】次に、前記凹部18a、18b内に画成さ
れた孔部21a、21bに、予め、前記孔部21a、2
1bの形状に対応する板状のろう材23を配設してお
き、夫々の棒状部材20a、20bを凹部18a、18
bに沿ってレールボデイ16の長手方向から挿入する
(図6参照)。続いて、図示しないヒータを駆動し、レ
ールボデイ16を介してろう材23を所定温度に加熱す
ることにより、溶融したろう材23が棒状部材20a、
20bとレールボデイ16の凹部18a、18bとの間
の全般に浸透し、この結果、前記ろう材23を介して棒
状部材20a、20bが凹部18a、18b内に強固に
固定される。
【0022】この場合、レールボデイ16は焼入れされ
ていないため、焼入れの際生ずる懸念のある曲がり、捩
じれ等が発生しない。また、棒状部材20a、20b
は、レールボデイ16の長手方向に沿って直線状に画成
された断面略円弧状の凹部18a、18bに沿って固定
されるため、該棒状部材20a、20bに曲がり、捩じ
れ等が発生しない。
【0023】なお、レールボデイ16内に固定される棒
状部材20a(20b)の形状は、略円弧状(図7A参
照)に限定されるものではなく、例えば、図7Bに示さ
れるように、下方側に向かって幅広となる鳩尾形状と
し、また、図7Cに示されるように、略楕円形状とする
ことも可能である。
【0024】さらに、図7Dに示されるように、断面略
v字状の凹部24を画成するとともに、前記凹部24の
夫々の傾斜面に、流動体等からなるろう材を配設するた
めの孔部21を画成し、セラミック材料で形成された一
対の板状の棒状部材20を固定することも可能である。
【0025】従って、従来技術のように、曲がり、捩じ
れ等を矯正するための作業を要しないため、前記矯正作
業に費やされる時間と労力を節約することが可能とな
り、生産効率の向上を図ることができる。
【0026】さらに、前記レールボデイ16には焼入れ
処理が施されないため、前加工または後加工において、
前記レールボデイ16に画成される固定用孔部22、…
の位置精度を向上させることができる。
【0027】さらにまた、前記レールボデイ16に沿っ
て摺動変位するガイドブロック14に対する基準面を切
削加工によって簡便に形成することができる利点があ
る。
【0028】このようにして、レールボデイ16の凹部
18a、18b内に棒状部材20a、20bを固定した
後、この棒状部材20a、20bに対し切削、研削等の
仕上げ加工を施すことにより、溝部24a、24bにお
ける直線精度を確保するとともに、レールボデイ16の
両側面部に位置する一対の棒状部材20a、20bの平
行精度を確保することができる。
【0029】なお、以上はレールボデイ16の両側面部
に一対の棒状部材20a、20bを固定する場合につい
て説明したが、図8に示すように、レールボデイ29の
片側にのみ棒状部材20b(20a)を固定して形成し
てもよい。
【0030】本実施例に係るリニアガイド10では、ろ
う付けの固定手段によって棒状部材20a、20bをレ
ールボデイ16に固定しているが、これに限定されるも
のではなく、図示しない圧入手段を介して棒状部材20
a、20bをレールボデイ16の長手方向に沿って凹部
18内に圧入してもよい(図5参照)。また、図示しな
い溶接手段を介して棒状部材20a、20bを凹部18
a、18b内に溶着してもよい。さらに、図示しない接
着剤を凹部18a、18bに塗布し、棒状部材20a、
20bを凹部18a、18b内に固着してもよい。
【0031】なお、レールボデイ16は、金属材料に限
定されるものではなく、合成樹脂でもよく、また、棒状
部材20a、20bは、セラミック材料に限定されるも
のではなく、前記レールボデイ16よりも硬度が高い材
料であれば、金属材料または合成樹脂のいずれであって
もよい。
【0032】次に、本発明の第2実施例に係るリニアガ
イド30を図9〜図11に示す。なお、図1に示す第1
実施例と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0033】第2実施例に係るリニアガイド30は、レ
ールボデイ32の両側面部に画成される所定形状の凹部
34a、34b内に断面略円形状の一対の棒状部材36
a、36bを夫々二接触して固定する点で第1実
施例と異なる。なお、前記凹部34a、34bは夫々略
同一に形成されるため、一方の凹部34aのみを説明
し、他方の凹部34bの説明を省略する。
【0034】すなわち、前記凹部34aは、図11の部
分拡大図に示されるように、略中央部に形成された半円
状の湾曲部38と、前記湾曲部38の両側に隣接し、相
互に対向して形成された内壁面40a、40bと、各棒
状部材36a、36bに接触することなく内方に向かっ
て突出する突起部41a、41bとから構成される。前
記凹部34a内には2本の棒状部材36a、36bが位
置決めされた状態で固定され、各棒状部材36a、36
bは内壁面40a、40bを夫々構成する第1〜第4平
面42、44、46、48によってその外周面の略半分
が囲繞されている。この場合、前記棒状部材36a(3
6b)は、第3平面46および第4平面に夫々接触し
た状態でろう付けされる。
【0035】このように、一対の対向する棒状部材36
a、36bが夫々接触した状態でレールボデイ32の
凹部34a、34b内に固定されることにより、棒状部
材36a、36bが前記凹部34a、34b内の定位置
で安定した状態で強固に固定される。
【0036】本発明の第2実施例に係るリニアガイド3
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその製造方法について説明する。なお、第1実施例
に係るリニアガイド10と略同一の製造工程については
その旨明記して詳細な説明を省略する。
【0037】先ず、引抜き加工、切削加工等によって断
面略円形状の棒状部材36a、36bを形成する。な
お、前記棒状部材36a、36bに、略v字状の溝26
またはローレット目28等の回り止め手段を前加工で形
成しておく点は第1実施例と同様である。
【0038】一方、湾曲部38および相互に対向する内
壁面40a、40bを有する凹部34a、34bが長手
方向に沿って画成されたレールボデイ32を、例えば、
引抜き加工または切削加工等によって形成する。
【0039】次に、予め、棒状部材36a、36bの外
周面が接触する第3平面46および第4平面48に夫
々流動体状のろう材を付着しておき、治具部材49を介
して棒状部材36a、36bがレールボデイ32の凹部
34a、34b内に保持された状態にする(図10参
照)。
【0040】この場合、レールボデイ32は焼入れされ
ていないため、曲がり、捩じれ等が発生することがな
い。なお、前加工または後加工において、前記レールボ
デイ32に画成される固定用孔部22、…の位置精度を
向上させることができる点は第1実施例と同様である。
【0041】前記棒状部材36a、36bは、凹部34
a(34b)を構成する第3平面46および第4平面4
8に接触した状態で位置きめされ、且つろう付けされ
ることにより安定した状態で固定されるため、該棒状部
材36a、36bに曲がり、捩じれ等が発生しない。従
って、第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0042】このようにして、レールボデイ32の凹部
34a、34b内に棒状部材36a、36bをろう付け
によって固定した後、棒状部材36a、36bの外周面
の一部52a、52bを転動部材50の形状に沿って切
削加工を施すことにより(図11の破線部分参照)、転
動部材50を円滑に転動させることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るリニアガイドおよびその製
造方法によれば、以下の効果が得られる。
【0044】すなわち、本発明に係るリニアガイドの製
造方法では、レールボデイに対して焼入れ処理を施して
いないため、該レールボデイに曲がり、捩じれ等が発生
しない。従来技術では、レールボデイを含んで焼入れし
ていたため、曲がり、捩じれ等を矯正するための時間と
労力が必要としていたが、本発明では前記時間と労力を
節約することができ、製造コストの低減化を図ることが
できる。
【0045】また、本発明に係るリニアガイドでは、前
述したように、曲がり、捩じれのないレールボデイを得
ることができるとともに、一対の棒状部材がレールボデ
イの一対の内壁面を夫々構成する該第3および第4平面
からなる2つの平面に線接触した安定した状態で固定さ
れることから、前記棒状部材をレールボデイの凹部内に
強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るリニアガイドの斜視
図である。
【図2】図1に示すリニアガイドを構成するガイドレー
ルの部分斜視図である。
【図3】外周面に断面略v字状の溝が画成された棒状部
材の斜視図である。
【図4】外周面にローレット目が画成された棒状部材の
斜視図である。
【図5】レールボデイに棒状部材を圧入する状態の斜視
図である。
【図6】レールボデイに棒状部材を挿入する状態の斜視
図である。
【図7】図7A〜図7Dは、夫々棒状部材の断面形状を
示すガイドレールの断面図である。
【図8】レールボデイの片側の一側面にのみ棒状部材を
設けた状態を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るリニアガイドの断面
図である。
【図10】レールボデイの凹部内に棒状部材を点接触し
た状態でろう付けする際、治具によって該棒状部材を保
持した状態の断面図である。
【図11】図9に示すX部分の拡大図である。
【符号の説明】 10、30…リニアガイド 12…ガイドレー
ル 14…ガイドブロック 16、29、32
…レールボデイ 18、18a、18b、34a、34b…凹部 20、20a、20b、36a、36b…棒状部材 21、21a、21b…孔部 22…固定用孔部 23…ろう材 24a、24b…
溝部 40a、40b…内壁面 41a、41b…
突起部 42、44、46、48…平面 49…治具部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−121331(JP,A) 特開 平2−113114(JP,A) 特開 昭56−3318(JP,A) 特開 昭53−71742(JP,A) 特開 昭64−69819(JP,A) 特開 昭63−172014(JP,A) 実開 平3−52413(JP,U) 実開 昭62−22326(JP,U) 実開 昭62−20703(JP,U) 実開 平2−114256(JP,U) 実開 昭63−183434(JP,U) 実開 平4−9274(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/24,29/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールボデイと、前記レールボデイの凹部
    内に固定され、摺動面を有する棒状部材とからなるリニ
    アガイドの製造方法であって、 前記レールボデイよりも硬度が高い材料によって棒状部
    材を形成する工程と、 前記レールボデイの凹部内に形成された一対の内壁面の
    各々が、連続する第1乃至第4平面を含、湾曲部を間
    にして相互に対向する前記一対の内壁面に対して一対の
    棒状部材を夫々位置決めし、前記一対の棒状部材を、少
    なくとも、圧入、接着、溶接、ろう付けのいずれかの固
    定手段によって前記第1乃至第4平面中の該第3および
    第4平面からなる2つの平面のみに線接触した状態で固
    定する工程と、 前記棒状部材を切削および/または研削して仕上げ加工
    する工程と、 を有することを特徴とするリニアガイドの製造方法。
  2. 【請求項2】曲部を間にして相互に対向する一対の内
    壁面が側面部に形成され、前記一対の内壁面の各々が連
    続する第1乃至第4平面を含むレールボデイと、 前記レールボデイよりも硬度が高い材料からなり、少な
    くとも、圧入、接着、溶接、ろう付けのいずれかの固定
    手段によって前記レール部材の前記第1乃至第4平面中
    該第3および第4平面からなる2つの平面のみに線接
    触した状態で固定された一対の棒状部材と、 からなることを特徴とするリニアガイド。
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