JP3510591B2 - ポリエトキシル化レチンアミド誘導体およびその製造方法 - Google Patents

ポリエトキシル化レチンアミド誘導体およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(技術分野) 本発明は皮膚老化抑制剤として有用な下記化学式(I)
で示されるポリエトキシル化レチンアミド誘導体および
化学式(I)の化合物を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【化3】
【0003】(式中、Rは水素またはC1-6−低級アル
キルを示し、nは2〜100の数である。)本発明によ
る化学式(I)の13−トランス−ポリエトキシル化レ
チンアミド誘導体は非刺激性であるのみならず、皮膚吸
収力とコラーゲン合成効能が増進した特性を示す。した
がって、化学式(I)の化合物は医薬および化粧品の機
能性原料として有用に使用することができる。したがっ
て、本発明はまた化学式(I)の化合物を有効成分とし
て含有する化粧料組成物に関するものである。
【0004】(背景技術) 長期間の日光露出は、しわ、肌荒れ、そばかすなど特徴
的な皮膚の光老化のみならず、ケラトシス(keratosi
s)のような皮膚癌など、数多い皮膚不均衡を引き起こ
す。このような皮膚の光老化はトレチノイン(all−tra
ns−レチン酸)を含有するクリーム製剤を皮膚に塗る場
合改善されると報告している[参照:"Topical Tretino
in Improves Photoaged Skin", JAMA, 259, Vol. 4, pp
95, 527-532, Jan, 22/29, 1988, the authors Webb e
t. al.]。しかし、トレチノインは脂溶性のため、皮膚
吸収力が低く生体内で不安定であり、皮膚に刺激的であ
り、さらには皮膚乾燥、創傷、皮むけなどの副作用をも
たらす。このような副作用によってトレチノインを医薬
および化粧品の主原料として使用するのに多難であっ
た。したがって、光老化の抑制というトレチノインの活
性をそのまま保持しながらも非刺激的な新たな機能性原
料の開発が至急に求められている。
【0005】トレチノインに比べてさらに改善された皮
膚老化抑制剤の一つとして、13−トランス−レチン酸
のエステルまたはアミド誘導体は、皮膚疾患およびニキ
ビに治療効果を示すことが報告されている。すなわち、
2−(all−trans−レチノイルオキシ)−4−メトキシ
アセトフェノン化合物は割合低刺激性でありながらも皮
膚癌や光老化の抑制に効果を示すことが報告されており
[参照:米合衆国特許第4,677,120号]、レチ
ン酸とテトラエチレングリコールとのエステル化によっ
て得られる化合物は皮膚に対する浸透効果が増加するも
のと報告している[参照:米合衆国特許第4,900,
478号]。さらに、N−(4−ヒドロキシ−フェニ
ル)レチンアミド(4−HPR)及びレチノイルβ−グ
ルクロニド(RAG)もまたレチン酸の活性を有しなが
らも相対的に毒性が減少することが報告されている[参
照:FASEB J., 10, 1014-1024, 1996]。
【0006】しかし、上記言及のレチン酸のエステルお
よびアミドは脂溶性のため、根本的に皮膚吸収力が弱く
コラーゲン合成の増進機能およびエラスチン分解防止効
果を大きく期待するのは難しい。さらにこれらは生体内
での迅速な酵素分解のために、安定性に問題があると指
摘されている。したがって、上述のレチン酸のエステル
およびアミド誘導体が既存のレチノイド系皮膚老化防止
用原料薬品の使用上に代表的な短所である刺激性をある
程度克服したというものの、外皮からの吸収力を増加さ
せ、生体内での細胞再生機能が極大化させ、安定性を向
上させるという新たな皮膚老化抑制剤に対する願望は依
然として残っている。
【0007】したがって、本発明者らは従来のレチノイ
ド系皮膚老化抑制剤の問題点を解決すべく集中的な研究
を行ない、その過程で、ポリエチレングリコール誘導体
は、界面活性力に優れ、その親水性による皮膚吸収力増
進効果があることのみならず、水に溶解し容易に排泄さ
れるために、残留毒性を極小化することのできる好まし
い性質があることを見出した。これによって本発明者ら
はポリエチレングリコール誘導体とレチン酸誘導体のア
ミド縮合反応によって得られる新たな化学式(I)のポ
リエトキシル化レチンアミド誘導体を開発した。このよ
うにして開発した化学式(I)化合物は既存のレチン酸
誘導体に比べ、化学的安定性と皮膚吸収力が優れ、究極
的に皮膚再生において卓越した効果を示す。
【0008】(発明の開示) したがって、本発明の目的は、皮膚老化抑制剤として有
用に使用できる下記化学式(I)で示されるポリエトキ
シル化レチンアミド誘導体を提供することである。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Rは水素またはC1-6−低級アル
キルを示し、nは2〜100の数である。)本発明の他
の目的は、上述の化学式(I)の化合物を製造する方法
を提供することである。
【0011】本発明のさらに他の目的は、化学式(I)
の化合物を有効成分として含有する化粧料組成物を提供
することである。
【0012】本発明の性質および目的の徹底した理解の
ため、添付の図面を参照して詳細に説明すると次の通り
である。
【0013】(発明の詳細な説明) 本発明は下記化学式(I)で示されるポリエトキシル化
レチンアミド誘導体に関するものである。
【0014】
【化5】
【0015】(式中、Rは水素またはC1-6−低級アル
キルを示し、nは2〜100の数である。)上記化学式
(I)の化合物の中でもさらに望ましい化合物はRが水
素またはメチルであり、nが4〜40の数の化合物であ
る。
【0016】さらに、本発明は新規な化学式(I)の化
合物を製造する方法を提供する。化学式(I)の化合物
は、1)下記化学式(IIa)の化合物を溶媒中で有機ア
ミン触媒存在下に下記化学式(IIIa)のモノ−メトキシ
ポリエチレングリコールアミンと反応させるか、2)下
記化学式(IIb)の化合物を溶媒中で縮合剤および触媒
の存在下に化学式(IIIa)の化合物と反応させるか、ま
たは3)下記化学式(IIc)の化合物を溶媒中で塩基存
在下に下記化学式(IIIb)のモノ−メトキシポリエチレ
ングリコールハライドまたはスルホネートと反応させる
ことにより製造することができる。
【0017】
【化6】
【0018】(式中、Rおよびnは前記の定義した通り
であり、X1はハロゲンを示し、X2はハロゲン、p−ト
ルエンスルホニルまたはメタンスルホニルを示す。)上
記製造方法に対し、さらに具体的に説明すると次の通り
である。
【0019】方法1)で触媒として作用する有機アミン
では、ピリジンまたはトリエチルアミンが好ましく用い
られ、溶媒としては無水有機溶媒、例えばジクロロメタ
ン、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフランおよびジ
エチルエーテルからなる群より選ばれた1種以上が好ま
しく用いられる。この方法で有機アミンは、化学式(II
Ia)の化合物1モルに対し、1.0〜2.0モルの比率
で使用するのが望ましい。
【0020】方法2)で縮合剤としては、N,N−カル
ボニルジイミダゾール(CDI)またはN,N−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)を使用し、縮合反
応を促進する触媒としては、N,N−ジメチルアミノピ
リジン(DMAP)または1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール(HOBT)が好ましく用いられる。さらに、こ
の方法で溶媒としては、方法1)で説明したものと同じ
種類の溶媒が好ましく用いられる。反応は、通常窒素雰
囲気下に光と水分を遮断した状態で進行し、冷却および
加温状態で行われる。
【0021】方法3)で塩基としては、水素化ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸ナトリウ
ムまたは炭酸カリウムのような金属塩基、及びピリジ
ン、トリエチルアミンのような有機塩基からなる群より
選ばれた1種以上が好ましく用いられる。この方法で溶
媒としては方法1)で説明したものと同じ種類を用いる
ことができる。
【0022】しかし、本発明による方法で用いられる塩
基、縮合剤、触媒および溶媒が上述のものだけに限定さ
れるのではなく、関連する技術分野で同様の目的で通常
使用されている公知の試薬は、反応に悪影響を与えない
範囲内でいずれも用いることができる。
【0023】本発明の方法で出発物質として用いられる
化学式(IIa)のハライド化合物は、化学式(IIb)のカ
ルボン酸化合物を、三塩化リン、チオニルクロリドなど
の様なハロゲン化剤と反応させることによって製造する
ことができ、化学式(IIIa)または(IIIb)のポリエチ
レングリコール誘導体は、公知の方法[参照:(1)S. Za
lipsky, C. Gilon and A. Zilkha, Eur. Polym. J., Vo
l. 19, No. 12, pp1177-1183, 1983, 及び(2) J. Milt
on. Harris, N. H. Hundley, T. G. Shannon and E. C.
Struck, J. Org. Chem., 1982, 47, 4789-4791]によ
って容易に製造することができる[実施例1の(B)参
照]。
【0024】上述の方法で製造した化学式(I)の化合
物は、通常の分離、精製方法、たとえば再結晶やカラム
クロマトグラフィーを使用して精製することができる。
【0025】化学式(I)の化合物は、皮膚癌やニキビ
のような皮膚疾患による”しわ”、”そばかす”などの
治療に使用することができる。特に、化学式(I)の化
合物は、投薬による皮膚刺激性がない、皮膚吸収力が優
れてコラーゲン生合成を極大化する、およびエラスチン
分解防止によって皮膚再生効果を示すなどの特徴を有し
ている。
【0026】本発明による化学式(I)の化合物の生理
活性を確認するための試験を次のように行なった。ま
ず、経皮吸収実験は8週齢雌性マウスの背部皮膚を切り
取ることによって行ない、35mMの試験試料を適用し
た後、経皮吸収測定機器(Franz cell)およびHPLC
を使用して分析した。細胞毒性実験はV79−4細胞を
用いたMTT評価方法で行なった。皮膚刺激性実験は、
ギニーピッグ(guinea pig)を用いたパッチ実験を通じ
て、水とプロピレングリコールのO/W剤形およびLe
xol GT−865を使用し、試験サンプルの濃度範
囲0.1〜1%で行なった。皮膚器官培養実験は、無毛
雌性マウスを対象にMTT法を使用して行なった。アレ
ルギーテストは、エタノールを運搬媒介物として使用
し、マウス(Balb/c)を対象に行なった。さら
に、細胞再生効果はヒト繊維芽細胞に対するコラーゲン
合成増進効果を測定した。
【0027】このような実験の結果、本発明による化学
式(I)の化合物は、既存に商業的に用いられて来てい
る皮膚老化抑制用医薬および化粧料用原料であるレチン
酸またはレチノールパルミテートなどと比較し、経皮吸
収力において2〜10倍の増加程度を示し、細胞毒性実
験では10-4w%/ml以下の濃度で無毒性である特性を
有するものと確認された。したがって、化学式(I)の
化合物は、その無毒性、非刺激性の物性に加えて、極大
化された皮膚吸収力およびこれによる優れたコラーゲン
合成増進機能を有するので、医薬および化粧品(クリー
ム、ローション、ゲルなどの形態)に皮膚老化防止用添
加剤として便利に使用することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を下記実施例および実験例に基
づき、より具体的に説明する。しかし、これら実施例お
よび実験例は本発明による理解のためのものであるだけ
で、いかなる意味でも本発明の範囲がこれら実施例に限
定されるのではない。
【0029】実施例1:化学式(I)のポリエトキシル
化レチンアミド(R=メチル、n=9.8)の製造 (A)ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)3.
41g(0.0165mol)を1−アミノ−ポリエチ
レングリコール−モノメチルエーテル(化学式(III
a)、平均分子量550)6.98g(0.0126m
ol)、レチン酸4.54g(0.0151mol)お
よび1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1.7g(0.
0126mol)の無水ジクロロメタン溶液50mlに
加えた後、窒素下で光と水分を遮断し、常温で8時間攪
拌した。反応溶液を濾過した後、溶媒を減圧蒸留して除
去した。残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して
(SiO2、メッシュサイズ270〜400、ジクロロ
メタン/メタノール=15:1、v/v)標題化合物
(ワックス形態の淡黄色液体、Tm=−15℃、Rf=
0.22)9.42g(収率:75%)を得た。
【0030】(B)上記(A)で使用された出発物質で
ある1−アミノ−ポリエチレングリコール−モノメチル
エーテル(化学式(IIIa))はポリエチレングリコール
−モノメチルエーテルから3段階反応を経て下記のよう
に製造した。
【0031】i)ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル55g(0.1mol)をトルエン300mlに
溶解し、蒸留して乾燥した。残留物に無水ピリジン7.
9g(0.1mol)を加えた。反応液を加熱還流しな
がら、チオニルクロリド7.3mlを30分かけて滴加
した。滴加完了後、4時間反応液を加熱還流した後、常
温まで冷却した。反応液を濾過し、ピリジン塩酸塩を除
去した後、トルエンを減圧下で除去した。残留物をジク
ロロメタンに溶解し、無水炭酸カリウムで乾燥した後、
濾過した。濾液を活性アルミナ(100g)で処理し、
濾過した後に減圧蒸留してクロロ−ポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル[MPEG550−Cl]56g
(収率:99%、Tm=−10℃、無色液体)を得た。
【0032】ii)段階i)で得たMPEG550−Cl 5
6g(0.099mol)をジメチルホルムアミド(D
MF)300mlに溶解した。得られた溶液にアジ化ナ
トリウム(NaN3)51.2g(0.79mol)を
加えて3時間120℃で加熱した。反応液を冷却、濾過
した後、減圧蒸留してDMFを除去した。残留物をジク
ロロメタンに溶解し、水で洗浄した。有機層を分離し
て、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過および減圧蒸
留してアジド−ポリエチレングリコールモノメチルエー
テル[MPEG550−N3]55g(収率:98%、Tm
=−11℃、無色液体)を得た。
【0033】iii)段階ii)で得たMPEG550−N3
55gとトリフェニルホスフィン(Ph3P)28.4
g(0.107mol)をテトラヒドロフラン300m
lに溶解した後、水3mlを加えた。反応混合物を常温
で8時間攪拌した。反応液を減圧蒸留して溶媒を除去
し、残留物をジクロロメタンに溶解した後、水で洗浄し
た。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して
濾過した後、減圧蒸留した。得られた混合物をシリカゲ
ル[SiO2](300g)に通して、副生成物である
トリフェニルホスフィンオキシドを除去した後に減圧蒸
留し、1−アミノ−ポリエチレングリコールモノメチル
エーテル[MPEG550−NH2]45g(収率:85
%、淡黄色液体、Tm=−12℃)を得た[参考文献:
BioconjugateChem., Vol. 7, No. 2, 1996]。
【0034】実施例2:化学式(I)のポリエトキシル
化レチンアミド(R=メチル、n=9.8)の製造 レチン酸4.0g(0.013mol)を無水トルエン
20mlに溶解した後、そこに三塩化りん(PCl3
1.83g(0.013mol)を滴加して、反応混合
物を、常温で光と水分を遮断し、窒素下で15時間攪拌
した。
【0035】上記得られたレチン酸クロリド溶液を、実
施例1(B)で得られた1−アミノ−ポリエチレングリ
コールモノメチルエーテル7.15g(0.013mo
l)およびトリエチルアミン1.57g(0.016m
ol)とともに、氷冷下で20分かけて無水メチレンク
ロリド40mlに滴加した後、混合物を5時間常温で攪
拌した。反応液を飽和塩化ナトリウム50mlに加えて
有機層を分離し水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥
し、濾過および濃縮した。残留物をカラムクロマトグラ
フィーで分離し(シリカ、メッシュサイズ200〜40
0、メチレンクロリド/メタノール=15:1、v/
v)、淡黄色の標題化合物9.1g(収率:86%)を
得た。
【0036】実施例3:化学式(I)のポリエトキシル
化レチンアミド(R=メチル、n=9.8)の製造 (A)レチンアミド3g(0.01mol)の無水トル
エン20ml溶液を、水素化ナトリウム0.58g
(0.012mol)の無水トルエン10ml溶液に氷
冷下で滴加した後、常温で4時間攪拌した。上記混合液
にモノメトキシポリエチレングリコールp−トルエンス
ルホネート7.11g(0.01mol)の無水トルエ
ン20ml溶液を10分かけて滴加した後、常温で10
時間攪拌した。反応液を減圧蒸留して濃縮した。残留物
をカラムクロマトグラフィーで分離し(シリカ、メッシ
ュサイズ200〜400、メチレンクロリド/メタノー
ル=15:1、v/v)、淡黄色の標題化合物6.9g
(収率:82%)を得た。
【0037】(B)上記段階(A)で出発物質として使
用されたレチンアミド(化学式(IIc))はレチン酸か
ら下記のように製造した。
【0038】実施例2に記載の方法によって製造したレ
チン酸クロリド10g(0.031mol)を、アンモ
ニア水(35%)300mlとテトラヒドロフラン10
0mlの混合液に加えた後、常温で20時間攪拌した。
反応液を減圧蒸留して濃縮した。メチレンクロリドを加
えて残留物を抽出した。有機層を分離して水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過した後に減圧蒸留
し、所望のレチンアミド9.43g(収率:99%)を
得た。
【0039】実施例4:化学式(I)のポリエトキシル
化レチンアミド(R=水素、n=9.8)の製造 ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)3g(0.
0146mol)を1−アミノ−ポリエチレングリコー
ル(分子量400)4.48g(0.0112mo
l)、レチン酸3.98g(0.0133mol)およ
び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1.51g(0.
0112mol)の無水ジクロロメタン40ml溶液に
加えた後、反応液を実施例1(A)と同じ方法によって
処理し、標題化合物を製造した(収率:62%、Tm=
−14℃、Rf=0.15) 実施例5:経皮吸収実験 本発明による化学式(I)の化合物の経皮吸収実験を、
運搬媒介としてオイル(caprylic capric triglycerid
e)とエタノールの1:1混合溶媒を使用して行なった
[参照:Lehman PA, Slattery JT, Franz TJ, Percutan
eous absorptionof retinoids: Influence of vehicle,
light exposure, and dose, J. InvestDermatol., 91;
56-61, 1988]。この実験では、既存の皮膚老化防止用
医薬および化粧品原料として使用されているレチノー
ル、レチノールパルミテートおよびレチン酸を比較薬物
として用いた。
【0040】すなわち、8週齢の雌性マウス(無毛マウ
ス)の背部位の皮膚を切り取り、1.7cm2の皮膚に
35mMの試料溶液250μlを適用した。経皮吸収測
定機器(Franz cell)を用いて、24時間後、受容器
(receptor)溶媒[2% VolPO20 ポリエチレ
ンオレイルエーテル(HLB=16)含有50mM P
BS緩衝溶液(pH=7.4)]7mlと皮膚とにそれ
ぞれ吸収されている物質を抽出して、高圧液体クロマト
グラフィー(HPLC)で定量分析し、その結果を表1
に示した。
【0041】
【表1】
【0042】表1に示したように、本発明による化学式
(I)の化合物は既存に皮膚老化抑制剤として使用され
て来ているレチノールの3倍、レチノールパルミテート
の6倍、レチン酸の2.4倍と高い経皮吸収増加率を示
した。すなわち、本発明による化学式(I)の化合物
は、対照物質に比べ、経皮吸収率が割合高く増加するこ
とがわかる。
【0043】実施例6:コラーゲン合成試験 化学式(I)の化合物(R=CH3、n=9.8)の皮
膚老化抑制剤としての有用性を確認するため、そのコラ
ーゲン合成効果を、対照物質としてレチン酸とレチノー
ルパルミテートを用いて比較実験した。24個のウェル
を有するプレートの各ウェルで、同一数のヒト繊維芽細
胞(human fibroblast)を24時間培養した後、10-4
〜10-7 w%/ml濃度で試料を適用した。2時間後、
トリチウム導入のプロリン(L−2,3−3Hプロリ
ン)をプレートに適用して24時間培養した。培養培地
を用いて、繊維芽細胞が新たに合成分泌したコラーゲン
の量を、L−2,3−3Hプロリンのcpm(counting
per minute)数に基づいてCPS(collagenous sensit
ive protein)の量を計算することにより測定した。さ
らに、計算されたCSP量を用いて、試料のコラーゲン
合成効果を比較した結果を図1に示した[参照:(1) Da
vid F. W. and Wilson Harvey, Analytical Biochemist
ry, 1979; 96, 220-224, 及び(2) Atsushi Hatamochi,
Masashi Ono,Hiroaki Ueki and Masayoshi Namba, J.
Invest Dermatol., 1991, 96, 473-477]。但し、図1
で対照群は、皮膚老化抑制物質が加えられておらず、コ
ラーゲン合成に活性を有する血清が加えられている群を
示す。
【0044】図1に示しているように、レチノールパル
ミテートは殆どコラーゲン合成増進効果を示さず、レチ
ン酸は濃度10-6w%/mlで最高21.7%の増加効果
を示した。これに反し、ポリエトキシル化された化学式
(I)の化合物は意外にも、10-7 w%/mlの濃度で
最高(33.8%)のコラーゲン合成増進効果を示し
た。
【0045】実施例7:アレルギー試験(LLNA) 化学式(I)の化合物(R=CH3,n=9.8)に対
する安全性実験方法としては、運搬媒介物としてエタノ
ールを用いる方法を選んだ[参照:KimberI(1990): Ide
ntification of contact allergens using the murine
local lymph node assay, J. Appl. Toxicol. 10(3); 1
73-180]。試験サンプルとして、比較物質としてのレチ
ノールパルミテートおよびレチン酸と化学式(I)の化
合物とを、それぞれ0.3%、1%アセトン/オリーブ
油(4/1、v/v)溶液に調整した。各試験サンプル
をマウス(Balb/c)の両耳に50μlの量で3日
間塗った後、マウスより耳介リンパ節(auricular lymp
h node)を分離した。リンパ節を単一細胞状態にまで粉
砕した後、放射性同位元素(3H−チミジン)を加え、
24時間培養した後、細胞の増幅度(cpm)を測定し
た。結果を下記表2に示した。
【0046】
【表2】
【0047】表2に示しているように、本発明による化
学式(I)の化合物は0.3%および1%溶液の両方
で、エタノールに比べ、3倍以下の低いアレルギー誘発
性を示したのに対し、レチノールパルミテートとレチン
酸は同じ条件で6倍以上の高いアレルギー誘発性を示し
た。
【0048】実施例8:皮膚刺激性試験 化学式(I)の化合物(R=CH3,n=9.8)の皮
膚刺激性を確認するため、ギニーピッグ(guinea pig)
を用いたパッチ試験を行なった[参照:(1) Draize, J.
H.(1959): Dermal toxicity. Assoc. Food and Drug O
fficials, US.Appraisal of the safety of chemicals
in Food, Drugs and Cosmetics, pp46-59, Texas State
Dept. of Health, Austin, Texas、及び(2) Federal R
egister(1973): Method of testing primary irritant
substances 38(187): pp1500-1541]。o/w剤形ある
いはレキソールGT−865を運搬媒介とした0.3%
濃度の6種類試料溶液を調製した。まず、試料塗布部位
(マウスの背)の毛を除去し、皮膚刺激を最小化するた
め、24時間環境に適応した。設定された試料塗布部位
(1.5cm×1.5cm)に試料とガーゼを適用した
後、試料の蒸発および損失を防止するため、固形材質の
薄膜で密封し、弾力包帯で48時間固定した。閉鎖パッ
チを除去した後、2時間目、24時間目(パッチ適用後
それぞれ50時間目、72時間目)に刺激の程度を判定
し、その結果を下記表3に示した。
【0049】
【表3】
【0050】注) 1.CLC:レキソールGT−865 2.RPLC:レキソールGT−865+レチノールパ
ルミテート(0.3%) 3.RALC:レキソールGT−865+レチン酸
(0.3%) 4.PALC:レキソールGT−865+化学式(I)
の化合物(0.3%) 5.RPLC#1:o/w剤形 6.PALC#2:o/w剤形+化学式(I)の化合物
(0.3%) 表3の結果よりわかるように、レチノールパルミテー
ト、レチン酸と本発明による化学式(I)の化合物の刺
激程度には有意な差のないことがわかる。
【0051】実施例9:皮膚器官培養試験 本発明による化学式(I)の化合物(R=CH3,n=
9.8)の一次安全性を検証するため、9週齢無毛雌性
マウスを対象に実験した。レキソールGT−865を運
搬媒体とする7種類の試料溶液を調製した後、MTT
[3−(4,5−ジメチルチアゾール−2,5−ジフェ
ニルテトラゾリウムブロマイド]試験法を行なった[参
照:J. J. M. Van De SandT, A. A. J. J. L. Rutten &
H. B. W.M. Koeter.,Cutaneous toxicity testing in
organ culture: Neural Red uptake & Reduction of te
trazolium salt(MTT) Toxic. In Vitro Vol. 7, No. 1,
81-86, 1993]。結果は下記表4に示した。
【0052】
【表4】
【0053】表4に示しているように、0.3%のレチ
ン酸は強い刺激を示したのに反し、同じ濃度のレチノー
ルパルミテートと化学式(I)の化合物は類似に弱い刺
激を示した。
【0054】実施例10:細胞毒性試験 化学式(I)の化合物(R=CH3、n=9.8)を医
薬および化粧品の原料として使用する場合の一次安全性
を検証するため、化学式(I)の化合物をV79−4細
胞(チャイニーズハムスターの肺組織繊維芽細胞の連続
細胞株)と共に培養し、MTT試験法[参照:Mossman
T. (1983). Rapid colormetric assay for cellular gr
owth & survival: application to proliferation & cy
totoxicity assays. Journal of Immunological Method
s 65, 55-63]を行なうことによって化学式(I)の化
合物の細胞毒性を調査し、その結果を図2に示した。
【0055】図2の結果よりわかるように、本発明によ
る化学式(I)の化合物は10-3w%/ml以上の濃度で
は徐々に毒性を示したが、10-4 w%/ml以下の濃度
では微弱な毒性のみ示した。このような結果は、毒性を
示さない限界濃度である10-4w%/ml以下の濃度で細
胞増進効果を示しはじめ、10-7w%/mlの濃度で最高
のコラーゲン合成増進効果を示し、細胞毒性を発現する
10-3w%/ml以上の濃度では増進効果を示さない図1
の実験結果とよく一致することがわかる。 [図面の簡単な説明]
【図1】 図1は本発明による化学式(I)の化合物と
比較物質であるレチン酸およびレチノールパルミテート
のコラーゲン合成増加率を比較したものである。
【図2】 図2は本発明による化学式(I)の化合物と
比較物質であるレチン酸およびレチノールパルミテート
の細胞毒性効果を比較したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リー イン サン 大韓民国 305−340 デジョン ヨクシ ユソン−グ ドリョン−ドン 386−4 エルジアパート #9−206 (72)発明者 パク ボン ジュン 大韓民国 305−340 デジョン シン− グ ガルマ−ドン クンマウルアパート #110−203 (72)発明者 チョー ワン グー 大韓民国 305−390 デジョン ヨクシ ユソン−グ ゾンミン−ドン チョング アパート #103−1704 (72)発明者 ソング ヨン スク 大韓民国 305−751 デジョン ヨクシ ユソン−グ ソンガン−ドン グリーン アパート #306−1503 (72)発明者 パク ムン オク 大韓民国 305−343 デション ヨクシ ユソン−グ ジャン−ドン 84 (72)発明者 キム ヨン ドゥク 大韓民国 305−343 デジョン ヨクシ ユソン−グ ドリョン−ドン 386−4 エルジアパート #1−403 (72)発明者 リー ソン ジュン 大韓民国 305−390 デジョン ヨクシ ユソン−グ ゾンミン−ドン セゾンア パート #109−301 (56)参考文献 特公 昭54−4948(JP,B2) Eur J Med Chem,1993 年,Vol.28,No.4,p.275− 290 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 403/20 A61K 7/00 A61K 7/48 C07C 403/18 C08G 65/329 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式(I)のポリエトキシル化レ
    チンアミド誘導体: 【化1】 (式中、 Rは水素またはC1-6−低級アルキルを示し、 nは2〜100の数である。)
  2. 【請求項2】 Rが水素またはメチルであり、nが4〜
    40の数である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 1)下記化学式(IIa)の化合物を溶媒
    中で有機アミン触媒存在下に下記化学式(IIIa)のモノ
    -メトキシポリエチレングリコールアミンと反応させる
    か、2)下記化学式(IIb)の化合物を溶媒中で縮合剤
    および触媒の存在下に化学式(IIIa)の化合物と反応さ
    せるか、3)下記化学式(IIc)の化合物を溶媒中で塩基
    存在下に下記化学式(IIIb)のモノ−メトキシポリエチ
    レングリコールハライドまたはスルホネートと反応させ
    ることを特徴とする請求項1に定義の化学式(I)の化
    合物を製造する方法: 【化2】 (式中、 Rおよびnは請求項1で定義した通りであり、 X1はハロゲンを示し、 X2はハロゲン、p−トルエンスルホニルまたはメタンス
    ルホニルを示す。)
  4. 【請求項4】 方法1)で有機アミン触媒がピリジンま
    たはトリエチルアミンであり、触媒を化学式(IIIa)の
    化合物1モルに対し、1.0〜2.0モルの比率で用い
    る請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 方法2)で縮合剤がN,N−ジシクロヘ
    キシルカルボジイミド(DCC)またはN,N−カルボ
    ニルジイミダゾール(CDI)である請求項3に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 方法2)で触媒がN,N−ジメチルアミ
    ノピリジン(DMAP)または1−ヒドロキシベンゾト
    リアゾール(HOBT)である請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 方法3)で塩基が水素化ナトリウム、水
    酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水素化カリウム、炭
    酸カリウム、ピリジンおよびトリエチルアミンからなる
    群より選ばれた1種以上である請求項3に記載の方法。
  8. 【請求項8】 溶媒がジクロロメタン、ベンゼン、トル
    エン、テトラヒドロフランおよびジエチルエーテルから
    なる群より選ばれた1種以上である請求項3に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1に定義の化学式(I)の化合物
    を有効成分として含有することを特徴とする化粧料組成
    物。
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