JP3510435B2 - 飲料自動販売機 - Google Patents

飲料自動販売機

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JP3510435B2
JP3510435B2 JP33227796A JP33227796A JP3510435B2 JP 3510435 B2 JP3510435 B2 JP 3510435B2 JP 33227796 A JP33227796 A JP 33227796A JP 33227796 A JP33227796 A JP 33227796A JP 3510435 B2 JP3510435 B2 JP 3510435B2
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dioxide gas
vending machine
cup
opening
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功 山本
勇雄 阿部
浩之 狩野
明久 南雲
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東芝機器株式会社
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭酸入り飲料の
販売が可能な飲料自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に各種のコールド飲料やホット飲料
をカップを用いて販売する自動販売機においては、前面
が開放する箱形状の機体内に、カップを保持するカップ
保持ユニットおよびこのカップ保持ユニットを所定の各
ポジションに巡回搬送する搬送装置、前記カップ保持ユ
ニットに各種のサイズのカップを供給するカップ供給装
置、そのカップ内に各種の粉末原料や液体原料を供給す
る原料供給装置、カップ内に溶解用や希釈用の湯や水を
供給する湯水供給装置、カップ内に氷粒を供給する氷粒
供給装置、カップ内の内容物を撹拌する撹拌装置等が設
けられている。
【0003】そして特に、炭酸入り飲料を販売する自動
販売機にあっては、機体内に炭酸ガスボンベ、およびこ
の炭酸ガスボンベから供給される炭酸ガスにより炭酸水
を生成するカーボネータが設けられている。
【0004】機体の前面の開放部にはベンドステージが
設けられ、また機体の前面の一側縁には横開き式の開閉
扉が取り付けられ、この開閉扉に前記ベンドステージに
対向して合致するように商品取出口が形成されている。
【0005】飲料の販売時には、まず搬送装置を介して
カップ保持ユニットがカップ供給装置の下方に搬送さ
れ、このポジションでカップ供給装置から所定のサイズ
のカップがカップ保持ユニットに排出される。
【0006】そして、コーヒーやココア等のホット飲料
の場合には、カップを保持したカップ保持ユニットがそ
の飲料の粉末原料が収容されている原料供給装置の下方
に搬送され、このポジションで前記カップ内に粉末原料
が供給される。この後、カップ保持ユニットがベンドス
テージの内側に搬送され、このポジションにおいてカッ
プ内にノズルを通して熱湯が供給され、さらに撹拌装置
により撹拌混合され、これにより所定の飲料が調合され
る。
【0007】また、炭酸入りの例えばシロップ飲料の場
合には、カップ保持ユニットが所定のサイズのカップを
保持した後に、搬送装置によりベンドステージの内側の
ポジションにカップ保持ユニットが搬送される。そして
このポジションにおいてカップ内に、カーボネータから
炭酸水がノズルを通して供給され、さらに好みに応じて
氷粒供給装置から適量の氷粒が投入されて所定の炭酸入
りのシロップ飲料が調合される。
【0008】従来、炭酸水を生成するための炭酸ガスボ
ンベは、自動販売機における機体の前面の開放部に設置
され、さらにその転倒防止のためにチェーンを用いて機
体の内壁面に係止されている。そして内部のガス量が一
定以下に減少したときに、チェーンを外し、機体内から
取り出して交換するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自動販売機
の機体内には前述した各装置が複雑かつ密に組み込まれ
ており、このため機体の前面の開放部に炭酸ガスボンベ
を設置すると、機体内の清掃やメンテナンスの際にその
炭酸ガスボンベが邪魔となって作業の障害となり、特に
炭酸ガスボンベの後方側に対する清掃やメンテナンスが
面倒となる。また、炭酸ガスボンベの交換に際しても、
その炭酸ガスボンベの周囲に他の装置が隣接して配置し
ているから、作業が面倒で厄介となる。
【0010】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、機体内に対する清
掃やメンテナンスの際に、炭酸ガスボンベが何らその作
業上の障害となることがなく、また炭酸ガスボンベの交
換時の作業も容易に能率よく行なうことができる飲料自
動販売機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動販売機の
機体の一側縁に対して回動自在に枢支されて機体の前面
を開閉する開閉扉を備え、かつ炭酸ガスボンベから供給
される炭酸ガスに基づいて炭酸入りの飲料を調合するこ
とが可能な飲料自動販売機において、開閉扉の内面部
、炭酸ガスボンベを脱着可能に設置する設置部を設
け、開閉扉を回動して機体の前面を開放するときに設置
部は、開閉扉と共に機体の前方側に移動するようにして
上記目的を達成しようとする飲料自動販売機である。
【0012】本発明の飲料自動販売機において、炭酸ガ
スボンベの設置部は、開閉扉の内面部における開閉扉を
機体に対して枢支する枢支側に隣接して設けた。本発明
の飲料自動販売機において、炭酸ガスボンベの設置部
は、開閉扉の内面下部に水平に取り付けられ、炭酸ガス
ボンベを設置するボンベ置台を有する。本発明の飲料自
動販売機において、炭酸ガスボンベの設置部には、当該
炭酸ガスボンベを開閉扉に脱着可能に係止する係止手段
を設けた。本発明の飲料自動販売機において、係止手段
は、開閉扉の内面に回動自在に設けられ、炭酸ガスボン
ベの外周を包囲して締着する可動片と、開閉扉の内面に
設けられた固定片と、可動片の先端部と固定片の先端部
とを締結するクランプ錠とを有する。本発明の飲料自動
販売機において、係止手段は、開閉扉の内面に設けら
れ、炭酸ガスボンベのガードの外周形状に対応する形状
の嵌合部が形成された係止板と、係止板の一側縁に回動
自在に支持され、炭酸ガスボンベのガードの側方に延び
たガス供給管を係止する係止レバーとを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は自動販売機の外観
を示す正面図、図2は自動販売機の機体内の構成を示す
正面図、図3は自動販売機の機体内の構成を示す平面図
である。
【0014】この自動販売機の機体1は前面が開放する
箱形状をなし、この機体1の例えば向かって左側の一側
縁にヒンジ2を介して開閉扉3が回動自在に枢着され、
この開閉扉3により機体1の前面の開放部が開閉される
ようになっている。
【0015】開閉扉3の前面には、購入用のコインを投
入する投入口4、その釣り銭を返却する返却口5、購入
する飲料の種類や内容を選択する複数のセレクションボ
タン6…、購入したカップ入りの飲料を取り出す商品取
出口7等が設けられている。
【0016】機体1の前面の開放部には、その右側から
中央寄りに位置した部分において、ほぼ垂直に延びる支
柱10が機体1の天井部から底板部に渡って架設されて
いる。そしてこの支柱10の上下のほぼ中間部にベンド
ステージ11が取り付けられている。このベンドステー
ジ11は支柱10の左側に取り付けられていて、このベ
ンドステージ11の前端部に、開閉扉3の閉扉状態にお
いて、商品取出口7が対向して配置している。
【0017】機体1の内部には、前記支柱10を境とす
る左側における奥方の上部に、原料供給装置としての複
数のキャニスタ12…が横に並列して設けられている。
そして各キャニスタ12…内にコーヒー、ココア、紅
茶、砂糖、クリーム等の各種の粉末原料がそれぞれ収容
されている。
【0018】また、各キャニスタ12…の前方側の下方
の空間部には、カップ保持ユニット13およびこのカッ
プ保持ユニット13を水平なXY方向に移動させて所定
の各ポジションに巡回搬送する搬送装置14が設けられ
ている。
【0019】この搬送装置14は、図5に示すように、
機体1の左右方向に沿う一対の固定レール15,15
と、これら固定レール15,15間に掛け渡され、固定
レール15,15の長手方向(X方向)に沿って移動す
る可動レール16とを備え、前記可動レール16の上に
カップ保持ユニット13が設けられ、このカップ保持ユ
ニット13が可動レール16の長手方向(Y方向)に沿
って移動するようになっている。
【0020】カップ保持ユニット13は、駆動機器(図
示せず)を収納したケース30を備え、このケース30
の前面から一対のハンドアーム31,31とカップステ
ージ32とが突出し、ハンドアーム31,31の上方か
らカップが供給されたときに、そのカップの底部が前記
カップステージ32で支持されるとともに、前記一対の
ハンドアーム31,31が前記駆動機器による駆動で左
右に開閉してそのカップの上部の両側を挟んで保持する
ようになっている。
【0021】前記支柱10の上部にはヒンジ35を介し
てカップ供給装置36が取り付けられ、このカップ供給
装置36内に各種のサイズの多数のカップが収納されて
いる。このカップ供給装置36はヒンジ35を支点にし
て垂直軸回り方向に回動可能に支持され、この回動動作
でカップ供給装置36が機体1内における各キャニスタ
12…の前方で、かつ搬送装置14の上方となる空間部
に配置する図3に示す格納状態と、この格納状態からカ
ップ供給装置36を機体1の前方側に引き出して配置さ
せる図4に示す引き出し状態とに変位させることができ
るようになっている。なお、カップ供給装置36の背部
には複数のキャニスタ37…が取り付けられ、これらキ
ャニスタ37…内に粉末原料が収容されている。
【0022】前記搬送装置14の下方には、図2に示す
ように水平にドレンパン38が設けられ、さらにこのド
レンパン38の下方に冷却水槽39が設けられ、この冷
却水槽39内にカーボネータ40が収納されている。ま
た冷却水槽39の側方部に、原料供給装置としてシロッ
プ原液を収容したシロップ容器41が設けられている。
【0023】機体1内の奥方上部のほぼ中央部には氷粒
を製造する製氷器42が、また機体1の奥方上部の右端
部には温水タンク43がそれぞれ設けられている。さら
に、機体1内における支柱10を境とする右側のスペー
スには、レギュラーコーヒーの製造装置48が設けられ
ている。
【0024】このレギュラーコーヒーの製造装置48
は、一対のキャニスタ49,49と、これらキャニスタ
49,49の下方に配置したコーヒーミル50と、この
コーヒーミル50の下方に配置したブルワー51とで構
成され、前記各キャニスタ49,49内に品種の異なる
コーヒー豆が収容されている。そして所定の信号に基づ
いてそのいずれか一方のキャニスタ49内のコーヒー豆
がシュート52を介してコーヒーミル50内に供給さ
れ、このコーヒーミル50によりコーヒー豆が挽かれて
挽き粉となり、この挽き粉がブルワー51内に供給され
る。
【0025】さらにブルワー51内には前記温水タンク
43から熱湯が供給され、この熱湯により挽き粉が煎じ
られてコーヒー液となり、このコーヒー液がペーパーフ
ィルタ53を通して抽出されるものである。
【0026】なお、前記ペーパーフィルタ53は、ロー
ル状に巻かれていて、その必要な長さだけ順次引き出さ
れて使用され、使用済の部分がブルワー51の下方に配
置したカスバケツ54内に順次廃棄されるようになって
いる。
【0027】支柱10に取り付けられた前記ベンドステ
ージ11は、図6および図7に示すように、前後面が開
放するボックス状をなし、このベンドステージ11にお
ける底板58の後縁部には前記カップ保持ユニット13
におけるカップステージ32に対応するほぼU字形の切
欠部59が形成されている。
【0028】そして、搬送装置14によりカップ保持ユ
ニット13がベンドステージ11の背部のベンドポジシ
ョンに搬送されたときに、カップ保持ユニット13のカ
ップステージ32が前記切欠部59内に進入して合致
し、そのカップステージ32の上のカップがベンドステ
ージ11の内部に配置するようになっている。
【0029】支柱10には、ベンドステージ11の上方
部に位置するように撹拌装置60が取り付けられてい
る。この撹拌装置60は、下端が開口したケース61
と、このケース61内に設けられた第1のモータ62
と、この第1のモータ62に駆動されて回転するエンド
レスベルト63と、このエンドレスベルト63に連動し
て上下に昇降する第2のモータ64と、この第2のモー
タ64に取り付けられた上下に長いインペラシャフト6
5と、このインペラシャフト65の下端に一体的に設け
られたインペラ66とで構成されている。そして前記ケ
ース61が複数のねじ67…を介して支柱10の側面に
取り付けられている。
【0030】ケース61の下端部にはノズル取付板69
および氷ホッパー70が取り付けられている。前記氷ホ
ッパー70の側面には供給口71が形成され、この供給
口71に前記製氷器42から導出されたホース72が接
続されている。
【0031】前記氷ホッパー70の下端部は、ベンドス
テージ11の上面からその内側に突出していて、ベンド
ステージ11内にカップが配置したときにそのカップの
開口部が氷ホッパー70の下端の開口に対向するように
なっている。そして前記撹拌装置60のインペラシャフ
ト65が第2のモータ64と一体に下降したときに、そ
の下端のインペラ66が前記氷ホッパー70の内部を通
過してベンドステージ11に配置しているカップ内に進
入するとともに、このインペラ66が第2のモータ64
に駆動されて回転し、この回転でカップ内の内容物が撹
拌されるようになっている。
【0032】前記ノズル取付板69には、前記温水タン
ク43にホース73aを介して連通した熱湯ノズル73
と、ホース74aを介して水源と前記カーボネータ40
とに切換弁(図示せず)を通して連通した冷水ノズル7
4と、前記シロップ容器41にホース75aを介して連
通したシロップノズル75と、前記ブルワー51にホー
ス76aを介して連通したコーヒーノズル76がそれぞ
れ取り付けられている。これらノズル73,74,7
5,76の先端部はベンドステージ11の内部に向かっ
て斜めに突出し、その向きがベンドステージ11内のカ
ップの開口部に向くように支持されている。
【0033】開閉扉3の内面下部には、図8に示すよう
に、開閉扉3の枢支側つまりヒンジ2に隣接する位置に
おいて、炭酸ガスボンベ78の設置部を構成するボンベ
置台77が水平に取り付けられ、このボンベ置台77の
上に炭酸ガスを充填した例えば5kg用の炭酸ガスボン
ベ78が設置されている。
【0034】この炭酸ガスボンベ78は、ボンベ本体7
9の上部に元栓80を設け、この元栓80を筒状のガー
ド81で包囲し、前記元栓80から水平にガス供給管8
2を導出し、このガス供給管82の端部にレギュレータ
83を取り付けてなる。
【0035】前記レギュレータ83からはホース84が
導出し、このホース84が機体1内の冷却水槽39内に
収容されたカーボネータ40に接続されている。そして
前記カーボネータ40内に水源から水が、また前記炭酸
ガスボンベ78から炭酸ガスがそれぞれ供給され、これ
によりカーボネータ40内において炭酸水が生成され、
この炭酸水が必要に応じてベンドステージ11の冷水ノ
ズル74から注出されるようになっている。
【0036】開閉扉3の内面には、炭酸ガスボンベ78
を開閉扉3に脱着可能に係止してその転倒を防止する係
止手段が設けられ、この係止手段は図9に示すように、
ボンベ本体79の上部外周を包囲して締着した可動片8
5と固定片86とで構成されている。可動片85は金属
帯板をほぼL状に折曲してなり、その基端部がヒンジ8
7を介して開閉扉3の内面に回動自在に取り付けられ、
また固定片86は金属帯板からなり、前記可動片85に
対向して開閉扉3の内面に取り付けられている。
【0037】そして、可動片85の先端部と固定片86
の先端部とが開閉自在なクランプ錠88を介して互いに
締結され、この締結でボンベ本体79の上部外周が締め
付けられ、これにより炭酸ガスボンベ78が開閉扉3に
係止され、また前記クランプ錠88を開き、可動片85
を図9に鎖線で示すように、ヒンジ87を支点にしてボ
ンベ本体79の外方側に回動することにより、炭酸ガス
ボンベ78を開閉扉3から取り外すことができるように
なっている。
【0038】機体1の前面の開放部には、前記炭酸ガス
ボンベ78を配置させるボンベ配置スペース89が確保
され、開閉扉3の閉扉状態において、前記炭酸ガスボン
ベ78が前記ボンベ配置スペース89内に配置するよう
になっている。
【0039】次に、このカップ式飲料自動販売機の作用
について説明する。飲料の販売待機時においては、図2
および図3に示すように、カップ保持ユニット13がベ
ンドステージ11の背部のベンドポジションに配置して
いる。したがってベンドステージ11の背部側の開口が
カップ保持ユニット13のケース30により閉じられ、
このため商品取出口7から機体1の内部に通じる通路が
遮断され、これにより機体1の内部に対する自動販売機
の外部からのいたずらが防止される。
【0040】自動販売機の利用者が所望の飲料に対応す
るセレクションボタン6を選択して操作すると、搬送装
置14を介してカップ保持ユニット13がカップ供給装
置36の下方のカップ受け入れポジションに搬送され
る。そしてカップ供給装置36内の所定のサイズのカッ
プがカップ保持ユニット13に供給され、このカップが
カップステージ32の上に支持されるとともに、一対の
ハンドアーム31,31でその上部両側が挟着保持され
る。
【0041】次に、カップ保持ユニット13が所定の飲
料の原料が収容されているキャニスタ12…の下方のポ
ジションに搬送され、このポジションにおいてカップ内
に所定の飲料の粉末原料が供給される。
【0042】例えば飲料としてホットコーヒーが選択さ
れた場合においては、カップ内にコーヒーの粉末原料が
供給される。そしてこの後、カップ保持ユニット13が
ベンドステージ11の背部のベンドポジションに搬送さ
れ、カップ保持ユニット13のカップステージ32がベ
ンドステージ11の切欠部59内に嵌合し、カップがベ
ンドステージ11の内部に配置する。
【0043】ついで、ベンドステージ11に配置してい
るカップ内に温水タンク43から熱湯ノズル73を通し
て所定量の熱湯が注入され、これに引き続いて撹拌装置
60の第1のモータ62が駆動されてインペラシャフト
65が下降し、その下端のインペラ66がカップ内に進
入するとともに、第2のモータ64の駆動でインペラ6
6が回転し、この回転でカップ内の内容物が撹拌され、
ホットコーヒーが調合され、この後、インペラシャフト
65が上昇して当初の位置に戻る。
【0044】また、飲料としてアイスコーヒーが選択さ
れた場合においては、カップ内にコーヒーの粉末原料が
供給され、このカップがベンドポジションに搬送されて
ベンドステージ11内に配置した後に、まずカップ内に
温水タンク43から熱湯ノズル73を通して粉末原料の
溶解に必要な少量の熱湯が注入される。これに引き続い
て、撹拌装置60のインペラシャフト65が下降し、そ
の下端のインペラ66がカップ内に進入し、このインペ
ラ66の回転でカップ内の内容物が撹拌される。
【0045】さらにこの撹拌中において、カップ内に水
源からの冷水が冷水ノズル74を通して注入されるとと
もに、製氷器42から氷ホッパー70を通して氷粒が投
入される。そしてこれらの内容物がインペラ66で撹拌
され、この撹拌でアイスコーヒーが調合され、この後、
インペラシャフト65が上昇して当初の位置に戻る。
【0046】飲料として炭酸入りのシロップが選択され
た場合には、カップ保持ユニット13がカップの受け入
れポジションにおいてカップを保持した後に、このカッ
プ保持ユニット13がカップと共にベンドポジションに
戻り、カップがベンドステージ11内に配置する。そし
てこのカップ内にシロップ容器41からシロップノズル
75を通してシロップ原液が所定量注入されるととも
に、カーボネータ40から炭酸水が冷水ノズル74を通
して注入され、これにより炭酸入りシロップが調合され
る。
【0047】このようにして各種の飲料がカップ内で調
合された後に、自動販売機の利用者が開閉扉3の商品取
出口7内に手を差し込んで前記カップを取り出すもので
ある。
【0048】なお、レギュラーコーヒーが選択された場
合には、カップ保持ユニット13がカップの受け入れポ
ジションにおいてカップを保持した後に、このカップ保
持ユニット13がベンドポジションに戻ってカップがベ
ンドステージ11内に配置し、またブルワー51により
レギュラーコーヒーが抽出され、このレギュラーコーヒ
ーがコーヒーノズル76を通してベンドステージ11の
カップ内に注入される。
【0049】一方、各キャニスタ12…に対する粉末原
料の補給やカップ供給装置36に対するカップの補給、
あるいは機体1内に対する清掃やメンテナンスの場合に
は、図4に示すように、まず開閉扉3をヒンジ2を支点
にして機体1の前方左側に回動して開く。
【0050】次に、各キャニスタ12…の前方の空間部
に配置しているカップ供給装置36を、支柱10に取り
付けられたヒンジ35を支点にして機体1の前方右側に
回動して引き出す。この引き出しにより各キャニスタ1
2…の前方の空間部およびカップ供給装置36の周囲が
開放され、したがってこの状態において、各キャニスタ
12…に対する粉末原料の補給やカップ供給装置36に
対するカップの補給、あるいは機体1内に対する清掃や
メンテナンスの作業を行なうことができる。
【0051】また、開閉扉3を開くと、機体1の前面の
ボンベ配置スペース89内に配置していた炭酸ガスボン
ベ78がそのボンベ配置スペース89内から離脱して開
閉扉3と共に機体1の前方側に移動する。
【0052】したがって、機体1内のボンベ配置スペー
ス89が空の状態となり、このためこの空となったボン
ベ配置スペース89を通してその周辺や奥方部に対する
清掃やメンテナンスを容易に能率よく行なうことができ
る。
【0053】また、機体1の内部上方やその奥方部に対
する清掃やメンテナンスの際には、作業者が空となった
ボンベ配置スペース89の床面部分に足を踏み入れて乗
ることができ、したがってこの姿勢で機体1の内部上方
やその奥方部に対する清掃やメンテナンスの作業を容易
に能率よく行なうことができる。
【0054】さらに、空となったボンベ配置スペース8
9には、機体1内の清掃やメンテナンスの際に使用する
道具類等をその作業の途中に一時的に乗せて保管する物
置き用のスペースとして有効に利用することができる。
【0055】一方、炭酸ガスボンベ78の交換に当って
は、開閉扉3を開いて炭酸ガスボンベ78を機体1の前
方側に引き出す。そしてクランプ錠88を開き、可動片
85をヒンジ87を支点にしてボンベ本体79の外方側
に回動し、可動片85と固定片86との間から炭酸ガス
ボンベ78を取り外す。この際、炭酸ガスボンベ78の
周囲は大きく開放されており、したがってその取り外し
の作業を容易に能率よく行なうことができる。
【0056】炭酸ガスボンベ78を取り外した後には、
新たな炭酸ガスボンベ78をボンベ置台77の上に乗
せ、可動片85を固定片86に閉じ合わせ、かつその両
者をクランプ錠88で締結してボンベ本体79の上部外
周を締め付ける。これにより炭酸ガスボンベ78が開閉
扉3に確実に係止され、その転倒や回り動きが防止され
る。炭酸ガスボンベ78を開閉扉3に取り付ける際に
も、その周囲が大きく開放されており、したがってその
取り付けの作業も容易に能率よく行なうことができる。
【0057】炭酸ガスボンベ78の取り付け後には、開
閉扉3を機体1の前面に閉じ合わせる。これにより炭酸
ガスボンベ78が自動的に機体1内に移動して機体1の
前面のボンベ配置スペース89に配置し、したがって高
重量の炭酸ガスボンベ78を単体で機体1内に組み込む
ような面倒で厄介な作業が不要で容易に能率よく炭酸ガ
スボンベ78を機体1内に配置させることができる。
【0058】図10ないし図12には、炭酸ガスボンベ
78を開閉扉3に係止する係止手段の変形例を示してあ
る。この変形例においては、開閉扉3の内面下部に炭酸
ガスボンベ78の設置部を構成するボンベ置台77が取
り付けられているとともに、このボンベ置台77と対向
してその上方に係止板91が水平に設けられている。こ
の係止板91は、図12に示すように開閉扉3の内側の
隅部に取り付けられている。そしてこの係止板91の前
端縁には、炭酸ガスボンベ78のガード81の外周形状
に対応する半円状の嵌合部92が形成されている。
【0059】また、係止板91の一側縁には起立片91
aが設けられ、この起立片91aの側面に係止レバー9
3が設けられ、この係止レバー93はそのほぼ中間部に
設けられた支軸94を介して回動自在に支持されてい
る。この係止レバー93の先端側の端縁は斜め下方に傾
斜するガイド部95となっており、また先端側の下縁に
は凹状に切欠された係止部96が形成され、さらに後端
部には段状に切欠された当接部97が形成され、この当
接部97に対応して起立片91aの側面にピン状のスト
ッパ98が取り付けられている。そして係止レバー93
の当接部97が前記ストッパ98に当接することにより
係止レバー93の時計方向への回動範囲が規制され、こ
の規制で通常時には係止レバー93がほぼ水平に保たれ
るようになっている。
【0060】炭酸ガスボンベ78はボンベ置台77の上
に設置されていて、この炭酸ガスボンベ78の上部側の
ガード81の外周が係止板91の嵌合部92に嵌合し、
かつガード81の側方に水平に延びたガス供給管82の
途中が係止レバー93の係止部96内に係合し、これに
より炭酸ガスボンベ78が開閉扉3に係止され、その転
倒や回り動きが防止されている。
【0061】炭酸ガスボンベ78の交換に際して炭酸ガ
スボンベ78を開閉扉3から取り外すときには、係止レ
バー93を支軸94を支点にして上方に回動して係止部
96とガス供給管82との係合を外す。これにより開閉
扉3に対する炭酸ガスボンベ78の係止が解除され、し
たがってこの状態で炭酸ガスボンベ78を開閉扉3から
離間する方向に引き出して容易に取り外すことができ
る。
【0062】炭酸ガスボンベ78を開閉扉3に取り付け
る際には、まず炭酸ガスボンベ78の下端部をボンベ置
台77内に斜めの姿勢で挿入するとともに、この炭酸ガ
スボンベ78の上部側を開閉扉3の内面側に押し込み、
ガード81の外周を係止板91の嵌合部92に嵌合させ
る。
【0063】炭酸ガスボンベ78の取り付け待機時に
は、図13(A)に示すように、係止レバー93がスト
ッパ98を介してほぼ水平状態に保持されている。そし
て炭酸ガスボンベ78の上部側を開閉扉3の内面側に押
し込むと、図13(B)に示すように、ガス供給管82
が係止レバー93の先端のガイド部95に当接し、これ
に応じて係止レバー93が支軸94を支点にして上方に
回動する。そしてガス供給管82が開閉扉3の内面側に
さらに移行してガイド部95を通過すると、係止レバー
93が支軸94を支点にして自重で下方に回動し、係止
部96がガス供給管82に係合し、これにより炭酸ガス
ボンベ78が開閉扉3に係止される。
【0064】このように、炭酸ガスボンベ78を開閉扉
3の内面側に押し込むだけで、自動的に係止レバー93
の係止部96にガス供給管82を係合させて炭酸ガスボ
ンベ78を開閉扉3に係止させることができ、したがっ
て複雑な操作を要することなく容易に能率よくその作業
を達成することができる。
【0065】なお、前記変形例においては、係止レバー
93を自重で下方に回動させて係止部96をガス供給管
82に係合させるようにしたが、係止レバー93をスプ
リングを用いる付勢力で下方に回動させて係止部96を
ガス供給管82に係合させるようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように発明によれば、
動販売機の機体の一側縁に対して回動自在に枢支された
開閉扉の内面部に、炭酸ガスボンベを脱着可能に設置す
る設置部を設け、この設置部を、開閉扉を回動して機体
の前面を開放するときに開閉扉と共に機体の前方側に移
動させるので、開閉扉を開くと、自動的に炭酸ガスボン
ベが機体内から離脱し、したがって、機体内に対する清
掃やメンテナンスをその炭酸ガスボンベに邪魔されるこ
となく容易に能率よく行え、またその機体内から離脱し
た炭酸ガスボンベの周囲が大きく開放されるからその炭
酸ガスボンベの交換作業を容易に能率よく行え、さらに
開閉扉を閉じることにより自動的に炭酸ガスボンベを機
体内の所定位置に配置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る自動販売機の外観
を示す正面図。
【図2】その自動販売機の機体内の構成を示す正面図。
【図3】その自動販売機の機体内の構成を示す平面図。
【図4】その自動販売機における開閉扉を開いた状態を
示す平面図。
【図5】その自動販売機におけるカップ保持ユニットの
搬送装置を示す斜視図。
【図6】その自動販売機におけるベンドステージにカッ
プ保持ユニットが接続した状態を示す平面図。
【図7】その自動販売機におけるベンドステージと撹拌
装置とを示す正面図。
【図8】その自動販売機における炭酸ガスボンベの設置
部分の構成を示す斜視図。
【図9】その炭酸ガスボンベの係止手段を示す平面図。
【図10】炭酸ガスボンベの係止手段の変形例を示す斜
視図。
【図11】その係止手段の構成を示す平面図。
【図12】その係止手段の構成を示す斜視図。
【図13】その係止手段による係止レバーの動作を順に
示す側面図。
【符号の説明】
1…機体 2…ヒンジ 3…開閉扉 77…ボンベ置台 78…炭酸ガスボンベ 79…ボンベ本体 82…ガス供給管 85…可動片 86…固定片 88…クランプ錠 89…ボンベ配置スペース 91…係止板 93…係止レバー 96…係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南雲 明久 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−319945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 5/00 - 9/10 G07F 13/00 - 15/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機の機体の一側縁に対して回動
    自在に枢支されて前記機体の前面を開閉する開閉扉を備
    え、かつ炭酸ガスボンベから供給される炭酸ガスに基づ
    いて炭酸入りの飲料を調合することが可能な飲料自動販
    売機において、 前記開閉扉の内面部には、前記炭酸ガスボンベを脱着可
    能に設置する設置部を設け、前記開閉扉を回動して前記
    機体の前面を開放するときに前記設置部は、前記開閉扉
    と共に前記機体の前方側に移動することを特徴とする飲
    料自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記炭酸ガスボンベの前記設置部は、前
    記開閉扉の内面部における前記開閉扉を前記機体に対し
    て枢支する枢支側に隣接して設けたことを特徴とする請
    求項1記載の飲料自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記炭酸ガスボンベの前記設置部は、前
    記開閉扉の内面下部に水平に取り付けられ、前記炭酸ガ
    スボンベを設置するボンベ置台を有することを特徴とす
    る請求項1記載の飲料自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記炭酸ガスボンベの前記設置部には、
    当該炭酸ガスボンベを前記開閉扉に脱着可能に係止する
    係止手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    飲料自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記係止手段は、前記開閉扉の内面に回
    動自在に設けられ、前記炭酸ガスボンベの外周を包囲し
    て締着する可動片と、 前記開閉扉の内面に設けられた固定片と、 前記可動片の先端部と前記固定片の先端部とを締結する
    クランプ錠と、を有することを特徴とする請求項4記載
    の飲料自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記係止手段は、前記開閉扉の内面に設
    けられ、前記炭酸ガスボンベのガードの外周形状に対応
    する形状の嵌合部が形成された係止板と、 前記係止板の一側縁に回動自在に支持され、前記炭酸ガ
    スボンベの前記ガードの側方に延びたガス供給管を係止
    する係止レバーと、を有することを特徴とする請求項4
    記載の飲料自動販売機。
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