JP3510310B2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JP3510310B2
JP3510310B2 JP08590194A JP8590194A JP3510310B2 JP 3510310 B2 JP3510310 B2 JP 3510310B2 JP 08590194 A JP08590194 A JP 08590194A JP 8590194 A JP8590194 A JP 8590194A JP 3510310 B2 JP3510310 B2 JP 3510310B2
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Inventor
律夫 国方
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釜屋化学工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、アイシャド−、頬紅、
口紅、チ−クカラ−、フアンデ−ションなどの多種多様
な化粧料などを収納するコンパクト容器に関し、さらに
詳しくは、化粧料などを中皿に入れて、この中皿を容器
本体内に着脱自在に収納するコンパクト容器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、アイシャド−、頬紅、口紅、チ−
クカラ−、フアンデ−ションなどの化粧料が直接容器本
体内に充填されるコンパクト容器にあっては、充填され
た化粧料が使い果たされると、容器本体が未だ長期の使
用にたえうるにかかわらず使いすてされており、省資源
の要請に適したものといえない。また、消費者にとって
も化粧料がなくなった時点で新しいコンパクト容器ごと
購入しなければならず不経済である。 【0003】このため、これら多種多様の化粧料などを
容器本体とは別の中皿に入れ、この中皿をコンパクト容
器の容器本体内に着脱可能に収納して、化粧料等を使い
果たしたときや、別の化粧料を使用したい場合などに、
中皿だけを取り替えて使用することが行われており、た
とえば、実公平5−8891号のように、中皿の相対す
る側壁の各上端外向き鍔縁の下面中程に弾性を有する舌
片を垂設して、その各下端に外向きの係止突部を突設す
るとともに該舌片寄りの中皿底面の1方あるいは両方に
舟底状等の切欠部を形成し、容器本体の中皿収納部の相
対する内側面に前記係止突部が係脱する係止突部を突設
するとともに該係止突部の1方寄りの底板上面に所定
幅、深さの溝を設けあるいは設けずに、該容器本体内に
中皿を弾性的に嵌合係支したパレット容器が提案されて
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のパ
レット容器では、弾性を有する舌片が相対する側壁にあ
り、舟底状等の切欠部が2方向にしかないため、中皿を
取り出すときはこの2方向しか押し下げることができ
ず、押し下げ位置が限定されるとともに、押し下げ位置
に目印が必要になる。また、弾性を有する舌片が相対す
る側壁にあって飛び出しているため、中皿を取り出すと
き、指等を傷つける可能性があり、中皿単体を包装する
場合、包装しずらく、また包装を破く危険性もある。 【0005】本発明は、かかる欠点を除去するため種々
検討を行った結果なされたもので、中皿の上端周面のい
ずれの位置でも押し下げるだけで中皿の取り外し交換が
行えるようにし、中皿を取り出すとき、指等を傷つける
ことがなく、また中皿単体の包装も容易で、包装を破く
危険性がないようにするとともに、中皿をスマ−トにし
外観を良好にしたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のコンパクト容器
は、後壁に蓋体を枢着し内部に中皿収納部を設けて中皿
収納部の対向壁に係止突起を突設した容器本体と、外周
に門型の二重側壁を周設してこの二重側壁の外壁に中皿
収納部の係止突起と係合する係止突起を設けるとともに
底面周縁部の全周にわたって切欠部を設けて中皿収納部
に着脱自在に収納した中皿とから構成され、この中皿の
底面周縁部と上記中皿収納部の内底との間に空隙が形成
され、中皿の上端面のいずれの周縁部を押しても中皿が
揺動し、上記係止突起同士の係合が外れるようにしたこ
とを特徴とするものである。 【0007】 【作用】本発明コンパクト容器は、上記のようにして構
成されているため、中皿の上端周面のいずれの位置でも
押し下げるだけで中皿の取り外し交換が容易に行え、中
皿を取り出すとき、指等を傷つけることがなく、また中
皿単体の包装が容易で、包装を破く危険性もなく、中皿
の外観がスマ−トになって良好になる。 【0008】 【実施例】以下、本発明コンパクト容器の実施例を示す
図面に基づいて説明する。図1ないし図4において、1
は容器本体であり、内部に中皿収納部2と小物などを容
れる収納部3を連続して設け、中皿収納部2の前後対向
壁に係止突起4および5を突設している。 【0009】6は中皿収納部2に収納される中皿で、外
周に門型の二重側壁7が周設され、二重側壁7の前後壁
に凹設された凹所8および9に係止突起10および11
が突設されて、これらの係止突起10および11が中皿
収納部2の前後対向壁に突設された係止突起4および5
に係合され、中皿収納部2に収納される。 【0010】また、この中皿6は底面周縁部が舟底状と
なるような切欠部12が設けられ、この切欠部12によ
り中皿6の底面周縁部と中皿収納部2の内底との間に空
隙が形成される。 【0011】しかして、この中皿収納部2に収納された
中皿6は、上端面のいずれの周縁部を指で押しても、押
された周縁部が下方に揺動され、中皿6の二重側壁7に
突設された係止突起10および11と中皿収納部2の前
後対向壁に突設された係止突起4および5との係合が外
れて、中皿6がせりだされ、中皿収納部2から取り出さ
れる。 【0012】特に、この中皿6は外周に二重側壁7を周
設して弾力性を持たせ、揺動しやすくしているため、係
止突起10および11と係止突起4および5との係合
が、中皿6上端面の周縁部を指で押すだけで容易に外
れ、中皿6が中皿収納部2から容易に取り出される。 【0013】また、中皿6を収納するときは、中皿6を
中皿収納部2に押し込むだけで容易に収納され、中皿6
が中皿収納部2内に収納されると、右方に隣接して小物
などを容れる収納部3が自動的に形成される。 【0014】このように、中皿6は中皿収納部2への着
脱が容易で取り外し交換が容易に行え、中皿6内にファ
ンデ−ション、チ−クカラ−などの化粧料を収納し、収
納部3にパフ、ブラシなどの化粧用具などを収納して使
用される。 【0015】13は中皿6内に嵌合収納されるアルミニ
ウム製の嵌合中皿で、プレスタイプで中皿内に化粧料を
収納する場合、中皿が合成樹脂製であると強度が充分で
ないため、予め化粧料を収納して中皿6内に嵌合収納す
るときに使用される。 【0016】14は容器本体1の後端壁に開閉自在に枢
着された蓋体で、先端中央に取りつけたフック15を、
容器本体1の先端中央部に形成されたフック掛合部16
に掛脱して開閉される。17はこの蓋体内面に取りつけ
られた鏡である。 【0017】図5および図6は本発明コンパクト容器の
他の実施例を示したもので、このコンパクト容器では、
容器本体1内に、楕円形の中皿収納部2aと小物などを
容れる収納部3aを形成した中枠18を定着し、中皿収
納部2aの左右対向壁に係止突起4aおよび5aを突設
している。 【0018】6aは中皿収納部2aに収納される中皿
で、前記実施例の中皿6と同様に外周に門型の二重側壁
7aが周設され、二重側壁7aの左右壁に凹設された凹
所8aおよび9aに係止突起10aおよび11aが突設
されて、これらの係止突起10aおよび11aが中皿収
納部2aの左右対向壁に突設された係止突起4aおよび
5aに係合され、中皿収納部2aに収納される。 【0019】また、この中皿6aは底面周縁部に段差を
設けて切欠部12aが形成され、この切欠部12aによ
り中皿6aの底面周縁部と中皿収納部2aの内底との間
に空隙が形成される。13aは中皿6a内に嵌合収納さ
れるアルミニウム製の嵌合中皿である。 【0020】しかして、この中枠18の中皿収納部2a
に収納された中皿6aは前記実施例の中皿6と同様に、
上端面のいずれの周縁部を指で押しても、押された周縁
部が下方に揺動され、中皿6aの二重側壁7aに突設さ
れた係止突起10aおよび11aと中皿収納部2aの左
右対向壁に突設された係止突起4aおよび5aとの係合
が外れて、中皿6aがせりだされ、中皿収納部2aから
容易に取り出される。 【0021】また、中皿6aを収納するときも、中皿6
aを中皿収納部2aに押し込むだけで容易に収納され、
中皿6aは中皿収納部2aへの着脱が容易で取り外し交
換が容易に行える。そして、中皿6a内にファンデ−シ
ョン、チ−クカラ−などの化粧料を収納し、収納部3a
にパフ、ブラシなどの化粧用具などを収納して使用され
る。 【0022】なお、以上の実施例では、いずれの場合も
単数の中皿を着脱自在に中皿収納部に収納しているが、
複数の中皿収納部を設けた中枠を使用したり、中皿収納
部内を仕切壁で複数に分割するなどの方法で、中皿収納
部を複数に設けて複数の中皿をそれぞれ着脱自在に収納
するようにしてもよく、この場合は複数の中皿を取り替
えることができるとともに中皿の配列も自由に変更する
ことができ、一段と便利になる。 【0023】また、中皿の形状は楕円形や矩形に限定さ
れず、円形あるいは多角形など種々の中皿を使用するこ
とができ、中皿の底面周縁部の切欠部の形状も特に限定
されない。さらに、中皿内に嵌合収納するアルミニウム
製の嵌合中皿は、必要に応じて使用され、化粧料等は中
皿内に直接収納してもよい。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明コンパクト
容器にあっては、後壁に蓋体を枢着し内部に中皿収納部
を設けて中皿収納部の対向壁に係止突起を突設した容器
本体と、外周に門型の二重側壁を周設してこの二重側壁
の外壁に中皿収納部の係止突起と係合する係止突起を設
けるとともに底面周縁部に切欠部を設け中皿とから構成
され、かかる中皿を中皿収納部に着脱自在に収納してい
るため、収納した中皿の周端面のいずれかを押圧するだ
けで、中皿がせり出されて容易に取り出すことができ、
また収納するときは中皿を中皿収納部にはめこむだけで
よく、中皿の着脱が一段と容易で、中皿の取り外し交換
が極めて容易に行える。 【0025】また、中皿が、外周に門型の二重側壁を周
設してこの二重側壁の外壁に中皿収納部の係止突起と係
合する係止突起を設けるとともに底面周縁部に切欠部を
設けて構成されているため、中皿を取り出すとき、指等
を傷つけることがなく、さらに中皿単体の包装が容易
で、包装を破く危険性もなく、中皿の外観がスマ−トに
なって良好になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明コンパクト容器の一実施例を示す分解斜
視図である。 【図2】図1に示すコンパクト容器の中皿を収納した状
態の斜視図である。 【図3】図1に示すコンパクト容器の中皿の底面拡大斜
視図である。 【図4】図2に示すコンパクト容器の容器本体の拡大断
面図である。 【図5】本発明コンパクト容器の他の実施例を示す分解
斜視図である。 【図6】図5に示すコンパクト容器の容器本体の拡大断
面図である。 【符号の説明】 1 容器本体 2,2a 中皿収納部 3,3a 収納部 4,5,4a,5a 係止突起 6,6a 中皿 7,7a 二重側壁 10,11,10a,11a 係止突起 12,12a 切欠部 14 蓋体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後壁に蓋体を枢着し内部に中皿収納部を
    設けて中皿収納部の対向壁に係止突起を突設した容器本
    体と、外周に門型の二重側壁を周設してこの二重側壁の
    外壁に中皿収納部の係止突起と係合する係止突起を設け
    るとともに底面周縁部の全周にわたって切欠部を設けて
    中皿収納部に着脱自在に収納した中皿とからなり、該中
    皿の底面周縁部と上記中皿収納部の内底との間に空隙が
    形成され、中皿の上端面のいずれの周縁部を押しても中
    皿が揺動し、上記係止突起同士の係合が外れるようにな
    されたことを特徴とするコンパクト容器。
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