JP3509786B2 - スムージーおよびスムージーの製造方法 - Google Patents

スムージーおよびスムージーの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、喫茶店等の専門店
あるいは一般家庭において、電子レンジで加熱するのみ
で容易に飲用することのできるスムージーおよびスムー
ジーの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コーヒーフロート、コーラフ
ロートあるいはクリームソーダ等のいわゆるフロート飲
料は、コップにコーヒー等の飲料を入れてその上にアイ
スクリーム等のフロートを載せて作っている。こうした
フロート飲料は、喫茶店等の専門店においても味や見栄
えが一定し難く、短時間で上手に作るのが意外と難し
い。また、一般家庭においては専門店のように上手に作
ることがきわめて困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、このフロート
飲料を喫茶店等の専門店においては、味や見栄えが一定
したものを短時間で供給することができれば作業効率が
向上するので好ましい。また、一般家庭においても専門
店と同じようなものを飲用することができれば、そのた
めに専門店に足を運ぶ必要がないので便利である。
【0004】そこで、本発明の目的とするところは、味
や見栄えが一定したものを短時間で供給および飲用する
ことのできるスムージーおよびスムージーの製造方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載のスムージーは、容器
(1)にかき氷(6)を、その容器(1)の一部に空間
部(S)を形成するように入れ、その容器(1)に入れ
たかき氷(6)の一部を電子レンジの電磁波(W)を通
さない遮蔽シート(4)で覆い、飲用する際には電子レ
ンジで加熱して、かき氷(6)の前記遮蔽シート(4)
で覆われていない残りの部分を解凍した後、シェイクし
てかき氷(6)より滑らかな状態としてなることを特徴
とする。
【0006】また、請求項2に記載のスムージーの製造
方法は、容器(1)にかき氷(6)を、その 容器(1)
の一部に空間部(S)を形成するように入れ、その容器
(1)に入れたかき氷(6)の一部を電子レンジの電磁
波(W)を通さない遮蔽シート(4)で覆い、飲用する
際には電子レンジで加熱して、かき氷(6)の前記遮蔽
シート(4)で覆われていない残りの部分を解凍した
後、シェイクしてかき氷(6)より滑らかな状態として
なることを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3に記載のスムージーの製
造方法は、請求項2に記載のかき氷(6)の上にアイス
クリーム等のフロート(3)を載せ、かき氷(6)と一
緒にシェイクすることを特徴とする。
【0008】なお、括弧内の記号は図面および後述する
発明の実施の形態に記載された対応要素又は対応事項を
示す。
【0009】本発明によれば、容器にかき氷を、その容
器の一部に空間部を形成するように入れ、その容器に入
れたかき氷の一部を電子レンジの電磁波を通さない遮蔽
シートで覆い、飲用する際には電子レンジで加熱して、
かき氷の遮蔽シートで覆われていない残りの部分を解凍
した後、シェイクしてかき氷より滑らかな状態とするの
で、舌触りの良いスムージーを容易に供給あるいは飲用
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の実施形
態に係るフロート飲料について説明する。図1は、フロ
ート飲料およびその解凍方法を示す部分断面正面図であ
る。本発明の実施形態に係るフロート飲料は、容器1に
飲料2であるコーヒー(非炭酸飲料2a)を入れて凍結
し(これにかえて容器に予め凍結したコーラやコーヒー
等の飲料を入れてもよい)、その上にアイスクリームや
かき氷等(シャーベット状の含まれる)のフロート3を
載せ、容器1のフロート3が位置する部分を電子レンジ
の電磁波Wを通さない遮蔽シート4で覆っている。ここ
では、遮蔽シート4としてアルミホイールを使用してい
る。なお、遮蔽シート4を透明とすると容器1内を目視
で確認できるので便利である。また、ここでは、凍結し
たものの上にフロート3を載せるようにしたが、逆にフ
ロート3の上に凍結したものを載せるようにすることも
できる。
【0011】このフロート飲料は販売あるいは供給する
まで冷凍庫等で冷凍保存する。そして、飲用する際は電
子レンジで加熱する。これにより、アルミホイールで覆
われているアイスクリームはそのまま冷凍状態を保ち、
凍結状態にある飲料2のみが解凍されて液体状態とな
り、コーヒーの上にアイスクリームが浮いたコーヒーフ
ロートができ上がる。図1において、符号Dは凍結した
固体状態を、また、Lは解凍された液体状態をそれぞれ
意味する。
【0012】従って、喫茶店等の専門店では同一の製法
で製造した多数のフロート飲料を冷凍庫で保存し、注文
に応じて電子レンジで加熱するのみで、味や見栄えが一
定したコーヒーフロートを容易に供給することができ
る。また、一般家庭においては、通常のアイス製品のよ
うに購入し、家庭の電子レンジで加熱するのみで、専門
店と同じような味や見栄えのコーヒーフロートを飲用す
ることができる。
【0013】なお、図2に示すように、このコーヒーを
一旦凍らせた後、かき氷状態として容器1に入れて凍結
すると、電子レンジで加熱した際に電磁波Wが、かき氷
状態であるコーヒーの内部まで容易に達することができ
るので、全体をムラなく均一に解凍することができる。
従って、より短時間でコーヒーフロートができあがる。
図2において、符号Iはかき氷状態を、Lは液体状態を
示す。
【0014】また、図3に示すように、コーラ(炭酸飲
料2b)を使ってコーラフロートとする場合も、コーラ
を一旦凍らせた後かき氷状態とし、容器1に入れて凍結
することによって、電子レンジで短時間で解凍すること
ができる。なお、コーラ等の炭酸飲料2bの場合は、か
き氷状態の炭酸飲料2bと共に錠剤あるいは粉末状の炭
酸剤5を入れる。こうすることによって、電子レンジで
炭酸飲料2bを解凍した際に炭酸剤5が溶け、炭酸ガス
Gを発生させるので炭酸飲料独特の風味を引き出すこと
ができる。図3においても、符号Iはかき氷状態を、ま
た、Lは液体状態を示す。
【0015】なお、図4に示すように、かき氷より滑ら
かで舌触りの良いスムージーは、容器1にかき氷6を入
れ、その容器1に入れたかき氷6の一部を電子レンジの
電磁波Wを通さない遮蔽シート4で覆い、飲用する際に
は電子レンジで加熱して、かき氷6の前記遮蔽シート4
で覆われていない残りの部分を解凍した後、シェイクす
ることによって作ることができる。この場合、容器1の
一部に空間部Sを形成しておくと、シェイクし易いので
より短時間でスムージーができ上がる。ここでは、遮蔽
シート4で容器1の下部を覆うようにしたが、かき氷6
の一部であれば特に下部に限定されるものではない。
【0016】なお、このスムージーはコーヒーやコーラ
の他、バニラやバナナ等あらゆるものを材料とすること
ができる。また、フロート飲料のように、かき氷6の上
にアイスクリーム等のフロート3を載せておき、かき氷
6と一緒にシェイクしても良い。
【0017】また、図示はしないが、容器1にアイスク
リームやかき氷等のフロート3を入れ、その容器1に入
れたフロート3の一部を電子レンジの電磁波Wを通さな
い遮蔽シート4で覆い、飲用する際には電子レンジで加
熱して、フロート3の遮蔽シート4で覆われていない残
りの部分を解凍して、滑らかな状態にすることもでき
る。ここで、アイスクリームやかき氷等(シャーベット
状のものも含まれる)のフロート3を入れるとは、アイ
スクリームのフロート3だけを入れる場合、かき氷等の
フロート3だけを入れる場合、そして両者を層状あるい
は混合して入れる場合の、それぞれが含まれる。これに
よれば、舌触りの良いいわゆるジェラードのようなもの
を容易に供給あるいは飲用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、容器にかき氷を、その
容器の一部に空間部を形成するように入れ、その容器に
入れたかき氷の一部を電子レンジの電磁波を通さない遮
蔽シートで覆い、飲用する際には電子レンジで加熱し
て、かき氷の遮蔽シートで覆われていない残りの部分を
解凍した後、シェイクしてかき氷より滑らかな状態とす
るので、舌触りの良いスムージーを容易に供給あるいは
飲用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフロート飲料(飲料が
氷状態のもの)およびその解凍方法を示す部分断面正面
図である。
【図2】本発明の実施形態に係るフロート飲料(非炭酸
飲料でかき氷状態のもの)およびその解凍方法を示す部
分断面正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るフロート飲料(炭酸飲
料でかき氷状態のもの)およびその解凍方法を示す部分
断面正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るスムージーおよびその
解凍方法を示す部分断面正面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 飲料 2a 非炭酸飲料 2b 炭酸飲料 3 フロート 4 遮蔽シート 5 炭酸剤 6 かき氷 D 固体状態 L 液体状態 I かき氷状態 W 電磁波 G 炭酸ガス S 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 2/00 A23G 9/00 - 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器にかき氷を入れ、その容器の一部に空
    間部を形成するように入れ、その容器に入れたかき氷の
    一部を電子レンジの電磁波を通さない遮蔽シートで覆
    い、飲用する際には電子レンジで加熱して、かき氷の前
    記遮蔽シートで覆われていない残りの部分を解凍した
    後、シェイクしてかき氷より滑らかな状態としてなるこ
    とを特徴とするスムージー。
  2. 【請求項2】容器にかき氷を入れ、その容器の一部に空
    間部を形成するように入れ、その容器に入れたかき氷の
    一部を電子レンジの電磁波を通さない遮蔽シートで覆
    い、飲用する際には電子レンジで加熱して、かき氷の前
    記遮蔽シートで覆われていない残りの部分を解凍した
    後、シェイクしてかき氷より滑らかな状態としてなるこ
    とを特徴とするスムージーの製造方法。
  3. 【請求項3】前記かき氷の上にアイスクリーム等のフロ
    ートを載せ、かき氷と一緒にシェイクすることを特徴と
    する請求項2に記載のスムージーの製造方法。
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