JP3508879B2 - 音声ウィンドウシステム - Google Patents

音声ウィンドウシステム

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JP3508879B2
JP3508879B2 JP22513494A JP22513494A JP3508879B2 JP 3508879 B2 JP3508879 B2 JP 3508879B2 JP 22513494 A JP22513494 A JP 22513494A JP 22513494 A JP22513494 A JP 22513494A JP 3508879 B2 JP3508879 B2 JP 3508879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウィンドウシステムに関
し、特に、音声ウィンドウシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】一度オープンしたウィンドウをアクティブ
な状態(キーボードからの入力を受け付ける状態)から
待機状態(キーボードからの入力を受けない状態)にし
ておき、次に必要なときに音声によって該ウィンドウを
特定すると、対象とするウィンドウがアクティブになる
システムが音声ウィンドウシステムである。
【0003】図4は従来の音声ウィンドウシステムを示
すブロック図である。ウィンドウシステム30はカーネ
ル31で全体が統括されるとともに、ウィンドウ管理手
段37が設けられ、該ウィンドウ管理手段37はイベン
ト管理手段33よりの指示に基づいてウィンドウの開
閉、移動の制御及び、現在開いているウィンドウに関す
るデータの管理をする。
【0004】まず、最初に特定のアプリケーション4に
対応するウィンドウを開くときは、キーボード13より
対象となるアプリケーション4に対応するコマンドを入
力する等して、アプリケーション4を起動する。アプリ
ケーション4は起動されるとウィンドウシステムに対し
てウィンドウオウプン指示のイベント信号を通信手段3
4を介して送信する。
【0005】このように通信手段34に入力されたオー
プン指示のイベント信号に基づいて、イベント管理手段
33がウィンドウ管理手段37を起動し、これによって
ウィンドウ管理手段37が対象となるウィンドウをオー
プンする。
【0006】ウィンドウ管理手段37によるウィンドウ
のオープンはオープン検知手段35によって検知され、
オープン検知手段35はオープン検知信号及びウィンド
ウ管理手段内でオープン時に決定されたウィンドウID
を出力して、音声認識/登録処理手段10を起動する。
【0007】ここで、オペレータがオープンされたウィ
ンドウに対応する呼び名を任意に定めて、該呼び名を音
声としてマイク6より入力すると、対象となるウィンド
ウIDと呼び名に対応する音声がウィンドウ−音声対応
テーブル11に登録されるされるこになる。
【0008】上記のようにウィンドウ−音声対応テーブ
ル11にウィンドウIDと音声が登録された状態でオペ
レータが該アプリケーション上での作業をし、一旦該ア
プリケーションを終わらせずに他のアプリケーション上
で別の作業をしたいことがある。このとき、オペレータ
は先にオープンしたアプリケーションを待機状態にし
て、上記と同じ手順で、別のアプリケーションに対応す
るウィンドウをオープンにする。
【0009】次いで、新しく開いたウィンドウでの作業
を行った後、オペレータが元のアプリケーションに戻り
たいとき、上記のように登録された当該ウィンドウに対
応する音声をマイク6より入力する。これによって、ウ
ィンドウ−音声対応テーブル11より上記ウィンドウI
Dを読み出し、移動指示イベントとともに通信手段34
に入力する。上記移動指示イベントによってイベント管
理手段33は、ウィンドウ管理手段37を起動し、上記
ウィンドウIDに基づいて指定されたウィンドウをアク
ティブにする。
【0010】尚、ウィンドウシステム30はCRTイン
ターフェース2とCRTディスプレイ1を備えて、必要
な事項を表示することができるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の音声ウィン
ドウシステムによると、ウィンドウオープン時にオペレ
ータはマイクから登録音声を入力しないと、その後の移
動処理ができないことになりこの作業が非常にめんどう
である。
【0012】本発明は上記従来の事情に鑑みて提案され
たものであって、人手を介さずに目的とするウィンドウ
を語彙登録することによって、音声登録しなくてもウィ
ンドウの移動が可能な音声ウィンドウシステムを提供す
ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の手段を採用している。即ち、辞書登録
されたウィンドウのIDを、該ウィンドウに対応する音
声を入力することによって読み出し、該ウィンドウID
を用いて特定のウィンドウから別の特定のウィンドウに
移動するウィンドウシステムにおいて、新しくオープン
されたウィンドウの属性の中の少なくとも1種を音声認
識可能な語彙に変換した認識語彙を得、、当該ウィンド
ウIDと上記認識語彙が対応した辞書を形成し、マイク
より入力されるウィンドウを特定するための上記語彙に
対応した音声信号に基づいて、上記辞書より移動のため
に必要なウィンドウIDを得る構成とする。
【0014】上記において、一旦登録されたウィンドウ
の属性が変更されたときには、辞書への登録内容を、該
変更後の属性に対応する認識語彙に更新する構成となっ
ている。
【0015】具体的には、図1に示すように、ウィンド
ウ管理手段32で管理するウィンドウとその属性が新し
く追加されたことを検出し、オープンしたウィンドウの
属性の中の少なくとも一種を抽出する属性処理手段35
と、属性処理手段35が抽出した属性を音声認識可能な
語彙に変換した認識語彙を得、オープンされたウィンド
ウのIDと上記認識語彙が対応した辞書8を作成する辞
書作成手段7と、上記辞書作成手段7によって作成され
た辞書8とを備えたものである。
【0016】上記辞書作成手段7は、属性処理手段35
より受け取った属性を属性−語彙変換テーブル72を参
照して音声認識可能な語彙である認識語彙に変換する語
彙作成手段71と、上記語彙作成手段71によって作成
された認識語彙を辞書に登録する登録処理手段74とを
備える構成とする。
【0017】上記辞書作成手段7は、更に、上記認識語
彙が既登録の認識語彙と重複しているか否かを判定し、
重複しているときに重複登録の生じないように処理をす
る重複判定/処理部70を備えた構成とする。
【0018】このシステムでは更に、マイクより入力さ
れるウィンドウを特定する認識語彙に基づいて、上記辞
書より特定されたウィンドウIDを読み出して、上記ウ
ィンドウ管理手段に入力する音声処理手段を備えた構成
とする。
【0019】
【作用】属性処理手段35は、ウィンドウ管理手段32
で管理されている情報に基づいてウィンドウのオープン
を検知し、該オープンされたウィンドウIDと、辞書登
録されるべき属性を抽出して、辞書作成手段7に入力す
る。
【0020】辞書作成手段7は上記のようにして、属性
処理手段35より受けとった属性を音声認識可能な語彙
に変換し、これによって得られる認識語彙をウィンドウ
を特定するウィンドウIDと対応させて辞書8に登録す
る。
【0021】このようにして、特定のアプリケーション
についてのウィンドウの登録がなされた状態で、かつ、
オープンされた該ウィンドウを一旦待機状態にし、他の
アプリケーションについてのウィンドウがアクティブで
あるとき、以下のようにしてオペレータは待機状態にあ
るウィンドウをアクティブにさせることができる。
【0022】すなわち、オペレータがマイク6からアク
ティヴにしようとするウィンドウの属性に対応する認識
語彙を音声入力すると、音声認識手段5はマイク6から
の入力音声と辞書8内の登録語彙とのマッチングを行
い、一致した場合、対応するウィンドウIDを通信手段
34を介してウィンドウシステム3に入力する。
【0023】音声認識手段5からウィンドウIDを受け
とったウィンドウ管理手段32は、現在アクティブであ
るウィンドウから上記ウィンドウIDで表されるウィン
ドウに移動するように指示を出す。
【0024】上記において、ウィンドウの新規オープン
は属性処理手段35の属性変化検知手段35aによって
検知され、該当するウィンドウのウィンドウIDと、全
属性が属性抽出手段35bに送られ、該属性抽出手段3
5bにより、少なくとも1以上の辞書登録に使用する属
性を抽出する。
【0025】更に、辞書作成手段7での属性の音声認識
可能な語彙すなわち認識語彙への変換は語彙作成手段7
1が属性−辞書変換テーブル72を参照して行い、ま
た、重複判定/処理部70が異なるウィンドウID間で
の、既登録の認識語彙と入力された認識語彙の重複を避
ける処理をして、登録処理手段74で登録するようにな
っている。
【0026】本発明によれば、マルチウィンドウシステ
ムにおいて、音声入力によるウィンドウの移動を実現す
るための特別な作業(ウィンドウのオープン時に該ウィ
ンドウの属性に対応する語彙を音声登録する等)をオペ
レータに求めなくても、音声入力による各ウィンドウ間
の移動制御が可能な音声ウィンドウシステムが実現され
る。
【0027】
【実施例】図2は本発明の1実施例を示すブロック図で
ある。ウィンドウシステム3には、カーネル31が設け
られて該ウィンドウシステム全体を統括するとともに、
ウィンドウ管理手段32によって、ウィンドウの移動・
開閉・属性管理等を行うようになっている。また、イベ
ント管理手段33は、キーボード13や音声認識手段5
より伝送されるイベントを認識し、カーネル31に適切
な指示を出すように要求する。更に、通信手段34はウ
ィンドウシステムの内と外での情報をやりとりする窓口
となる機能を持っている。例えば、上記通信手段34と
CRTインターフェース2を介して、必要な情報がCR
Tディスプレイ1に表示され、またアプリケーション4
(4a,4b,4c)との情報交換も通信手段34を介
して行われる。
【0028】ウィンドウ管理手段32はウィンドウ制御
手段32aと、管理テーブル32bより構成される。上
記ウィンドウ制御手段32aは、上記イベント管理手段
33に入力されたイベント信号に基づいてウィンドウの
開閉、移動等に関する制御をおこなう。また、上記管理
テーブル32bには、現在存在している(アクティブな
状態にある、あるいは待機状態にある)ウィンドウの属
性(ウィンドウID、タイトル、コマンド、アプリケー
ション名等)が管理されるようになっている。
【0029】ここで、新しいウィンドウが上記従来の方
法と同様の方法で開かれたとき、該ウィンドウに関する
属性が、ウィンドウ制御手段32aにより新たに管理テ
ーブル32bに書き込まれるとともに、該ウィンドウ制
御手段32aは、属性検知手段35aに対して管理テー
ブル32bの内容を変更した旨の通知をする。このよう
に新たな属性が管理テーブル32bに書き込まれる、以
下のように属性処理手段35で処理される。
【0030】上記属性処理手段35は、上記属性変化検
知手段35aと更に属性抽出手段35bとより構成さ
れ、該属性変化検知手段35aは、管理テーブル35a
の内容を予め保持するようにしている。
【0031】ここで、上記のように、ウィンドウ制御手
段32aよりの上記管理テーブル32bの内容を変更し
た旨の通知があると、属性変化検知手段35aは予め保
持している以前の内容と、管理テーブル32bに新たに
書き込まれる内容とを受け取って両者を比較し、変化し
た情報種(以下、変化情報という)、すなわち、ウィン
ドウID、新旧それぞれの属性の個数および新旧それぞ
れの属性を検出するとともに、該変化情報を属性検知手
段35bに通知する。但し、ここでは新しくオープンさ
れたウィンドウに対応する辞書の新規作成であるから、
旧属性の数は零となる。
【0032】属性抽出手段35bは上記のように属性変
化検出手段35aより伝送される属性の中、辞書登録に
使用する属性のみを抽出し、上記ウィンドウIDととも
に辞書登録処理手段7に伝送する。ここで、辞書登録す
る属性の種類は予め属性抽出手段35bに設定すること
ができるようになっている。
【0033】ここで、一旦開かれたウィンドウの属性が
変更されたときにも、上記と同様ウィンドウ制御手段3
2aからの上記管理テーブル32bの内容を変更した旨
の通知により属性変化検知手段35aが作動し、管理テ
ーブル32bの変化情報すなわち、ウィンドウID、新
旧それぞれの属性の個数および新旧それぞれの属性を検
出するとともに、該変化情報を属性検知手段35bに通
知する。
【0034】辞書作成手段7は、上記属性抽出手段35
bから受けとった変化情報(ウィンドウID、新属数、
旧属数、新属性、旧属性)に基づいて、該変化情報の中
の新属性を音声認識可能な語彙に変換し、これによって
得られる認識語彙とウィンドウIDを対にして辞書8に
登録する。
【0035】音声認識手段5はマイク6からの入力音声
と辞書8内の認識語彙とのマッチングを行い、マッチし
た場合、対応するウィンドウIDとウィンドウ移動信号
をウィンドウシステム3に対し通信部34を介して入力
する。これによって、現在アクティブなウィンドウが入
力されたウィンドウIDで表されるウィンドウに移動す
ることになる。
【0036】図3は上記辞書作成手段7の更に詳しい機
能ブロック図を示すものである。まず、この例では、1
のウィンドウに対して異なる複数の認識語彙の登録が可
能であり、逆に1つの認識語彙は1つのウィンドウのみ
に対応することを前提としている。
【0037】上記のように、属性処理手段35より得ら
れた変化情報は語彙作成手段71に入力され、該語彙作
成手段71では属性語彙変換テーブル72を参照して、
新旧の全属性を音声認識可能な語彙に変換する。このよ
うにして得られた認識語彙、及びウィンドウIDは処理
区分手段73に入力され、ここで、新旧の属性数に応じ
た対応分けをする。すなわち、 新規:新属性数>0、旧属性数=0 更新:新属性数>0、旧属性数>0 削除:新属性数=0、旧属性数>0 である。
【0038】従って、旧属性数>0であれば既に辞書登
録されているウィンドウの認識語彙の更新(又は後述の
ように削除)を意味しているので、ウィンドウIDと旧
属性に対応する認識語彙(旧属性に対応する認識語彙が
複数あるときはウィンドウIDと各認識語彙の対)を消
去手段79に入力し、辞書8より該当する旧語彙を消去
する。
【0039】また、新属性数>0であれば更新又は新規
登録を意味しているので、ウィンドウIDと新属性に対
応する認識語彙(新属性に対応する認識語彙が複数ある
ときはウィンドウIDと各認識語彙の対)を登録処理手
段74に入力する。登録処理手段74は、上記のように
入力されたウィンドウIDと新属性に対応する認識語彙
を重複判定/処理部70に入力して重複登録の生じない
ように処理をする。すなわち、登録処理手段74は、ウ
ィンドウIDと新属性に対応する認識語彙を重複判定/
処理部70を構成する重複判定手段75に入力し、ここ
で、既登録語彙と該更新又は新規登録語彙が重複してい
るか否かを判定する。ここで、重複判定手段75の判定
結果が、重複していないことを示す容認通知(OK)である
ときには、上記新規または更新語彙がウィンドウIDと
ともに辞書8に登録される。
【0040】重複判定手段75の判定結果が、既登録の
語彙と重複していることを示す否認通知(NG)であると
き、このまま登録を実行すると、異なるIDに対して同
じ語彙を登録することになるので、登録処理手段74は
上記重複判定手段75より上記否認通知とともに返送さ
れてきた重複する既登録ウィンドウIDと新たに入力さ
れた認識語彙(以下入力語彙という)、及び新たに入力
されたウィンドウID(以下新ウィンドウIDという)
を重複処理手段78に入力して以下のように重複処理を
するようになっている。
【0041】新ウィンドウIDが該新ウィンドウIDと
対になって入力される入力語彙以外の既登録語彙を有し
ている場合、重複処理手段78は、「新ウィンドウID
と入力語彙の対の登録は不要」と判断し、登録処理手段
74に終了通知(END) を返送する。これによって登録処
理手段74は処理を終了する。
【0042】新ウィンドウIDが入力語彙以外の既登録
語彙を持たず、かつ既登録ウィンドウIDが入力語彙以
外の既登録語彙を持っている場合、重複処理手段78は
「既登録ウィンドウIDと入力語彙の対を辞書8より削
除、新ウィンドウIDと入力語彙の対を登録」と判定す
る。これによって、消去手段79が作動し既登録ウィン
ドウIDと入力語彙の対を辞書8より削除するととも
に、登録処理手段74には容認通知(OK)を返送して処理
を終了する。この容認通知(OK)を受けた登録処理手段7
4は新ウィンドウIDと入力語彙を辞書8に登録する。
【0043】新ウィンドウID、既登録ウィンドウID
がともに入力語彙以外の既登録語彙を持たない場合は
「処理不能」と判断して処理不能通知(NG)を登録処理手
段74に返送して処理を終了する。
【0044】上記処理不能通知(NG)を受けた登録処理手
段74は、入力語彙を語彙変更手段76に入力する。こ
の語彙変更手段76は語彙変更ルールテーブル77に規
定するルールに従って、例えば、入力語彙「ワード」を
「ワード2」に「ワード2」を「ワード3」のように、
入力語彙を別の認識語彙に変換する。その後、該変更後
の認識語彙に対して上記同様、重複判定処理、及び重複
しているときには重複処理を実行することになる。尚、
上記のように、オペレータはマイク6より登録された認
識語彙を入力する必要があるので、上記のように入力語
彙が別の認識語彙に変更された場合には、CRTディス
プレー1にその旨表示させてオペレータに通知する。
【0045】上記重複処理について具体例を挙げると以
下のようになる。特定のアプリケーションに対応するウ
ィンドウ(ウィンドウID=win-0 )の特定の属性に基
づく認識語彙「ワード」が既に辞書8に登録されている
とする。この状態で、新しい、あるいは更新されたウィ
ンドウ(ウィンドウID=win-1)の特定の属性の認識
語彙「ワード」が登録処理手段74に入力された場合を
想定する。このとき重複判定/処理部70の重複判定手
段75は認識語彙「ワード」がウィンドウID=win-0
とウィンドウID=win-1 の2つのIDを持つと判断
し、重複処理手段78が起動される。
【0046】重複処理手段78では、ウィンドウID=
win-1 と認識語彙「ワード」以外の認識語彙が既に登録
されている場合にはウィンドウID=win-1 と認識語彙
「ワード」の登録は不要と判定して、終了通知を登録処
理手段74に出力する。
【0047】ウィンドウID=win-1 と認識語彙「ワー
ド」以外の認識語彙が未登録であって、ウィンドウID
=win-0 と認識語彙「ワード」以外の対が既に登録され
ている場合には、消去処理手段79によりウィンドウI
D=win-0 と認識語彙「ワード」の登録を消去するとと
もに、登録処理手段74が作動してウィンドウID=wi
n-1 と認識語彙「ワード」対を辞書8に登録する。
【0048】ウィンドウID=win-0 とウィンドウID
=win-1 とがともに認識語彙「ワード」以外の認識語彙
を持たない場合、重複処理手段78より不能通知(NG)が
出され、登録処理手段74は語彙変換手段76を作動さ
せる。該語彙変換手段76は該変更ルールテーブル77
に格納した規定の語彙変更ルールに基づいて上記認識語
彙「「ワード」を「ワード1」に変更する。次いで、こ
の新認識語彙「ワード1」に対して、再び重複判定処
理、重複処理が繰り返され、重複が解消したとき登録処
理がなされることになる。
【0049】上記のような構成を備えたシステムの動作
を具体例を以て説明するといかのようになる。まずター
ミナルエミュレーション機能を持つアプリケーション
〔アプリケーション名「F-term」〕4aが起動し、「te
rm」という表示用タイトルで、ウィンドウのオープンを
行う時、該アプリケーション4aはウィンドウシステム
3にウィンドウのオープンを要求するイベント信号とと
もに、表示用タイトルを「term」とする指示を出力す
る。この時、ウィンドウオープンのイベントがイベント
管理手段33で認識され、これに従ってウィンドウ制御
手段32aがウィンドウのオープンを行うとともに、ウ
ィンドウID=win-a やタイトル「term」、アプリケー
ション名「F-term」等の属性を管理テーブル32bに格
納する。
【0050】また、これとともに管理テーブル32bの
内容を変更したことを知らせる信号を属性変化検知手段
35aに通知する。ウィンドウ制御手段32aからの信
号を受けることにより、属性変化検知手段35aはウィ
ンドウ管理テーブル32bの変更を検知し、記憶してお
いた以前の管理テーブル32bの内容と比較し、新しい
ウィンドウ(ウィンドウID=win-a)とそれに対応する
幾つかの属性を属性抽出手段35bに送る。
【0051】属性抽出手段35bでは、上記のように辞
書作成に使用する属性としてアプリケーション名「F-te
rm」、表示用ウィンドウタイトル「term」を抽出し、こ
の変化情報をウィンドウID、新属性の数、旧属性の
数、新属性の順で(win-a, 2,0, F-term, term)として
辞書作成手段7の語彙作成手段71に送る。
【0052】語彙作成手段71は、上記の変化情報の属
性「F-term」、「term」を属性−語彙変換テーブル72
を参照して「エフターム」と「ターム」に変換し、処理
区分手段73に送る。上記変化情報の中新語彙数のみ正
であるから、処理区分手段73は新規登録と判断して、
「エフターム」、「ターム」を{win-a,エフターム}、
{win-a,ターム}という対にして登録処理手段74に順
に送る。登録処理手段74では入力語彙が辞書内の語彙
と重複しないことを重複判定手段75により確認し、辞
書8にウィンドウID= win-aと各認識語彙の対{win-
a,エフターム}と{win-a,ターム}とを順に登録する。
これにより、アプリケーション4aについての登録が完
了したとこになる。
【0053】表示内容に応じて表示用ウィンドウタイト
ルを変更する(下記のように「today」→「tommorow」)
、ステジューラ(日程表)、アプリケーション4b
〔アプリケーション名「F-cal」〕が、表示用タイトル
「today」で起動(ウィンドウID=win-b)とすると、
上記と同様にしてウィンドウID win-bと「エフカ
ル」、「タディ」の対がそれぞれ辞書8に登録される。
【0054】ここで、アプリケーション名〔F-cal〕の
表示内容が明日のスケジュールになり、表示用タイトル
が「tommorow」に変更されると、前述のようにして属性
処理手段35から変化情報がウィンドウID、新属性
数、旧属性数、新属性、旧属性の順(win-b, 1, 1,tommo
row,today)で辞書作成手段7に送られる。
【0055】辞書作成手段7では、まず語彙作成手段7
1により「tommorow」,「today」がそれぞれ「タマロ
ウ」,「タディ」に変換され、該認識語彙が処理区分手
段73に送られる。処理区分手段73では、新属性>
0、旧属性>0であるので、更新とみなす。従って、ウ
ィンドウID=win-b と旧認識語彙「タディ」との対が
消去処理手段79に送られ、辞書8から消去される。ウ
ィンドウID=win-b と新認識語彙「タマロウ」との対
は、登録手段74に送られ、重複判定手段75で重複し
てないことを確かめてから、{win-b ,タマロウ}の対
が辞書8に登録される。この結果、辞書8の登録内容も
「タディ」(todayに対応) から「タマロウ」(tommorow)
に更新されたことになる。
【0056】本発明は、エディタ機能アプリケーション
のもとで編集されるファイルのように、属性が階層構造
になっている場合にも適用できる。すなわち、ウィンド
ウID= win-cに対応するウィンドウがエディタ機能ア
プリケーション〔アプリケーション名「F-ec」〕により
開かれており、ウィンドウID=win-cと「F-ec」に対応
する語彙「エフイーシー」が辞書8に登録されていると
する。
【0057】アプリケーション〔F-ec〕がアクティブな
状態で、特定のファイル〔ファイル名「原稿」〕を編集
するために、ファイル名「原稿」を入力するると該「原
稿」のファイルが開かれ、アプリケーション〔F-ec〕は
規定のプロトコルに従い、通信手段34を介してウィン
ドウ管理手段32に編集中ファイル名「原稿」と知らせ
る。
【0058】これにしたがって、ウィンドウ制御手段3
2aは管理テーブル32bにウィンドウID=win-c の
もとでの編集中ファイル名「原稿」を格納する。前述の
ように、上記管理テーブル32bの変化を属性変化検出
手段35aが検知し、属性抽出手段35bに送る。ここ
で、編集中のファイル名も辞書登録に使用できる属性で
あると仮定すると、属性処理手段35により変化情報が
ウィンドウID、新属性数、旧属性数、新属性(win-c,
1, 0, 原稿)の順で辞書作成手段7に送信される。
【0059】上記変化情報を受けた辞書作成手段7で
は、属性「原稿」を認識語彙「ゲンコウ」に変換し、ウ
ィンドウID=win-c と対にして辞書8に登録する。上
記において旧属性数が0になるのは、属性「原稿」が属
性〔F-ec〕と同じ次元の属性でないためである。これに
よって、{win-c ,エフイーシー}、{win-c ,ゲンコ
ウ}の2対が登録されたことになる。
【0060】上記のように辞書8が作成された段階での
ウィンドウの移動は以下のようになる。ユーザがファイ
ルした「原稿」を編集中のエディタ〔F-ec〕のウィンド
ウに移動しようとした場合、ユーザは「原稿」と「F-e
c」のどちらを先に連想するか分からない。しかし、ど
ちらも既にエディタ〔F-ec〕のウィンドウIDであるwi
n-c と対になって辞書8に登録されているので、ユーザ
は「ゲンコウ」と「エフイーシー」のどちらをマイクに
入力しても、音声認識手段5が概入力音声を正しく認識
すればエディタ〔F-ec〕のウィンドウにフォーカスが移
動できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ペレータは音声によるウィンドウの移動のために特別な
操作をしなくても、自動的に各ウィンドウに関連する情
報から認識語彙が辞書に登録されるので、作業効率が向
上する。また、従来例と異なり、最初にどう登録したか
をオペレータが記憶しておく必要がなく、ウィンドウ上
の新しい情報も辞書に反映されており、オペレータは目
的とするウィンドウの表示用タイトルや、ホスト名、フ
ァイル名などの内部情報、アプリケーション名のいずれ
か頭に浮かんだものの1つをマイク入力するだけで、ウ
ィンドウの移動が可能となり、使いやすさが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の1実施例ブロック図である。
【図3】本発明の辞書登録手段のブロック図である。
【図4】従来例ブロック図である。
【符号の説明】
7 辞書作成手段 8 辞書 32 ウィンドウ管理手段 32a 属性変化検知手段 32b 属性抽出手段 35 属性処理手段 70 重複判定/処理部 71 辞書登録手段 72 属性−語彙変換テーブル 74 登録処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−69820(JP,A) 特開 平4−163618(JP,A) 特開 平6−43894(JP,A) 特開 平6−95831(JP,A) 特開 平5−130676(JP,A) 特開 平6−259216(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/16 G06F 3/00 G06F 3/14 - 3/153

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 辞書登録されたウィンドウのIDを、該
    ウィンドウに対応する音声を入力することによって読み
    出し、該ウィンドウIDを用いて特定のウィンドウから
    別の特定のウィンドウに移動するウィンドウシステムに
    おいて、 新しくオープンされたウィンドウの属性の中の少なくと
    も1種を音声認識可能な語彙に変換した認識語彙を得
    て、上記ウィンドウIDと認識語彙が対応した辞書を形
    成し、 マイクより入力されるウィンドウを特定するための上記
    語彙に対応した音声信号に基づいて、上記辞書より移動
    のために必要なウィンドウIDを得ることを特徴とする
    音声ウィンドウシステム。
  2. 【請求項2】 一旦登録されたウィンドウの属性が変更
    されたとき、辞書への登録内容を、該変更後の属性に対
    応する認識語彙に更新する請求項1に記載の音声ウィン
    ドウシステム。
  3. 【請求項3】 辞書登録されたウィンドウのIDを、該
    ウィンドウに対応する音声を入力することによって読み
    出し、ウィンドウ管理手段で現在開いているウィンドウ
    から上記読み出したIDに対応するウィンドウへの移動
    を行うウィンドウシステムにおいて、 ウィンドウ管理手段で管理されるウィンドウとその属性
    が新しく追加されたことを検出し、オープンしたウィン
    ドウの属性の中の少なくとも一種を抽出する属性処理手
    段と、 属性処理手段が抽出した属性を音声認識可能な語彙に変
    換した認識語彙を得、上記オープンされたウィンドウの
    IDと上記認識語彙が対応した辞書を作成する辞書作成
    手段と、 上記辞書作成手段によって作成された辞書とを備えたこ
    とを特徴とする音声ウィンドウシステム。
  4. 【請求項4】 上記属性処理手段が、更に、ウィンドウ
    管理手段で管理するウィンドウとその属性が新しく追加
    されたことを検出する属性変化検知手段と、新しくオー
    プンしたウィンドウの属性の中の少なくとも一種を抽出
    する属性抽出手段とよりなる請求項3に記載の音声ウイ
    ィンドウシステム。
  5. 【請求項5】 上記属性変化検出手段が、ウィンドウ管
    理手段で既に管理しているウィンドウの属性が更新され
    たときの属性変化をも検出する請求項4に記載の音声ウ
    ィンドウシステム。
  6. 【請求項6】 上記辞書作成手段が、属性処理手段より
    受け取った属性を属性−語彙変換テーブルを参照して音
    声認識可能な語彙である認識語彙に変換する語彙作成手
    段と、 上記語彙作成手段によって作成された認識語彙を辞書に
    登録する登録処理手段とよりなる請求項3に記載の音声
    ウイィンドウシステム。
  7. 【請求項7】 上記辞書作成手段が、更に、上記認識語
    彙が既登録の認識語彙と重複しているか否かを判定し、
    重複しているときに重複登録の生じないように処理をす
    る重複判定/処理部を備えた請求項6に記載の音声ウイ
    ィンドウシステム。
  8. 【請求項8】 マイクより入力されるウィンドウを特定
    する認識語彙に基づいて、上記辞書より特定されたウィ
    ンドウIDを読み出して、上記ウィンドウ管理手段に入
    力する音声処理手段を備えた請求項3に記載の音声ウィ
    ンドウシステム。
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