JP3508591B2 - オーディオ用電力増幅装置 - Google Patents
オーディオ用電力増幅装置Info
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Description
オーディオ再生装置に係り、高忠実度オーディオ用電力
増幅装置に関する。
使用されている電力増幅器をモノラル再生するため、入
力回路をブリッジ接続とし1チャンネル化した場合、利
得が6dB増加するため利得合わせが必要になる。その
ため、電力増幅器の入力側に6dBの減衰器を挿入し、
利得合わせを行っている。この減衰器の影響で回路イン
ピーダンスが変動し、減衰器の無い状態で最適に調整さ
れた電力増幅器ではノイズが増加したり、また回路イン
ピーダンスが変動することにより、周波数特性、位相特
性等も変化し、歪み率特性等も影響を受けることが多か
った。
の音質を保つため、2チャンネル動作、1チャンネル動
作で全く特性が同一であることが望まれるが、モノラル
再生するため入力回路をブリッジ接続とし1チャンネル
化した場合、入力側に減衰器を入れたブリッジ接続電力
増幅器では各電力増幅器の出力インピーダンスが一定な
ため、出力インピーダンスが2倍になり、スピーカーを
ドライブした場合ダンピングファクター値が半分になる
ため、音質の変化が問題となる。
鑑み、2チャンネル動作、又は入力回路をブリッジ接続
とし1チャンネル動作としても、ノイズの増加が無く、
周波数特性、位相特性、歪み率特性に優れ、出力インピ
ーダンスを適正値として、良好な音質を維持するオーデ
ィオ用電力増幅装置を提供する。
み鋭意研究の結果,次の手段によりこの課題を解決し
た。 (1)ステレオ方式のオーディオ用電力増幅装置におい
て、左入力に接続された左電力増幅器と、右入力に接続
された右電力増幅器と、該左右電力増幅器の出力端子に
接続された負荷インピーダンスと、左入力と右電力増幅
器入力の間に介在し入力信号を位相反転する位相反転回
路と、該位相反転回路出力信号と右入力信号を選択し右
電力増幅器に供給するブリッジスイッチ及び前記左右各
電力増幅器の出力から前記ブリッジスイッチに連動する
スイッチのオン接点を介して電力増幅器入力に接続され
たそれぞれの負帰還回路を備えて構成し、前記各負帰還
回路の帰還量を、ステレオ再生の場合と、モノラル再生
のためブリッジ接続とした場合に、各電力増幅器の利得
を同一増幅度とする所定値として切換選択できることを
特徴とするオーディオ用電力増幅装置。
幅装置において、左入力に接続された左電力増幅器と、
右入力に接続された右電力増幅器と、該左右電力増幅器
の出力端子に接続された負荷インピーダンスと、左入力
信号と右入力信号を選択し右電力増幅器に供給するブリ
ッジスイッチ及び前記左右各電力増幅器の出力から前記
ブリッジスイッチに連動するスイッチのオン接点を介し
て電力増幅器入力に接続されたそれぞれの負帰還回路を
備えて構成し、前記各負帰還回路の帰還量を、ステレオ
再生の場合と、モノラル再生のためブリッジ接続とした
場合に、各電力増幅器の利得を同一増幅度とする所定値
として切換選択できることを特徴とするオーディオ用電
力増幅装置。 (3)前記(1)又は(2)項の構成において、ステレ
オ再生の場合と、モノラル再生のためブリッジ接続とし
た場合に、それぞれの負帰還回路をON/OFFするこ
とにより左右各電力増幅器の出力インピーダンスを適正
値に切換選択できることを特徴とするオーディオ用電力
増幅装置。
ディオ用電力増幅装置において、各電力増幅器にそれぞ
れ負帰還回路を配設し、モノラル再生のためブリッジ接
続時とステレオ再生時に前記負帰還回路をオン・オフ切
換し、各電力増幅器の利得を制御すると同時に電力増幅
器の出力インピーダンスを適正値に保持する。
の構成と作用について実施例に基づき説明する。図1は
本発明のアンバランス入力方式オーディオ用電力増幅装
置ブロック図、図2は本発明のバランス入力方式オーデ
ィオ用電力増幅装置ブロック図、図3は従来例のアンバ
ランス入力方式オーディオ用電力増幅装置ブロック図、
図4は従来例のバランス入力方式オーディオ用電力増幅
装置ブロック図を示す。図1〜図4において、1は左入
力端子、2は右入力端子、3は左電力増幅器、4は右電
力増幅器、5は位相反転回路、6,7はNFB回路(負
帰還回路)、8は左出力端子、9は右出力端子、10は
左入力端子、11は右入力端子、12は減衰器、SW
a,SWb,SWc,SWd,SWeはBRIDGE
SW、ZL,ZR, ZBは負荷インピーダンスを示す。
1,2に入力されたステレオオーディオ信号は、左右各
電力増幅器3,4によって増幅され、左右各電力増幅器
3,4の出力端子8,9に各々接続されたスピーカー
(負荷インピーダンスZL,ZR)から音響出力として再
生される。モノラルオーディオ信号は、一般的に左入力
端子1に供給される。この場合、BRIDGE SWを
ONにすることによって、左右各電力増幅器3,4はブ
リッジ接続として1チャンネル化され、左電力増幅器3
は入力信号をそのまま増幅し、右電力増幅器4は、左入
力から分岐し位相反転回路5によって180度位相反転
した入力信号としてBRIDGE SWのひとつSWc
のON端子を介して右電力増幅器に供給し増幅される。
また、BRIDGE SWをONにすることによって、
左右各電力増幅器3,4の出力は、それぞれ出力端子
8,9から分岐し、負帰還量を+6dBとしたNFB回
路6,7と、BRIDGE SWのSWa及びSWbの
ON端子を介して左右各電力増幅器3,4のそれぞれの
反転端子(−)入力へ負帰還される。そして、モノラル
オーディオ信号を音響出力として再生する場合は、スピ
ーカー(負荷インピーダンスZB )を左右各電力増幅器
3,4の出力端子8,9に接続する。
化したことによって、左右各電力増幅器3,4の総合利
得は2倍の+6dBとなるが、NFB回路6,7のそれ
ぞれの負帰還量が+6dBに設定してあるため、BRI
DGE SWをONにすることによって左右各電力増幅
器の利得は各々1/2となり総合利得は変わらない。そ
してまた、ブリッジ接続のため電力増幅器3,4の出力
インピーダンスは2倍になるが、NFB回路6,7のそ
れぞれの負帰還量を+6dBとしたことによって、電力
増幅器3,4の出力インピーダンスが半分になるため、
ダンピングファクターはブリッジ接続しないステレオ再
生時と同一になる。
した実施例である。ステレオオーディオ信号入力でBR
IDGE SWがOFFの場合、左右各入力端子10,
11に入力された信号は、左右各入力(+)は電力増幅
器3,4の非反転端子(+)へ、左右各入力(−)は電
力増幅器3,4の反転端子(−)にそれぞれ接続され
る。モノラルオーディオ信号の場合は、ブリッジ接続の
ためBRIDGE SWをONにすると、左チャンネル
の接続はそのままの状態で、右電力増幅器4は、右入力
はOFFとなり、左入力(+)は右電力増幅器4の反転
端子(−)に、左入力(−)は右電力増幅器4の非反転
端子(+)にSWcを介して接続される。このため図1
で示した位相反転回路5は不要になる。その他は図1に
おける作用の説明と同一である。
揮される。 1.本願の請求項1又は2の発明によれば、各負帰還回
路の帰還量を、ステレオ再生の場合と、モノラル再生の
ためブリッジ接続とした場合に、各電力増幅器の利得を
同一増幅度とする所定値として切換選択できるので、モ
ノラル再生時の総合利得はステレオ再生時と同一である
と同時に、入力回路インピーダンスに変動が無く、さら
に負帰還量が増加するため、ノイズの増加が無く、周波
数特性、位相特性、歪み率特性の改善が期待できるた
め、忠実度に優れたオーディオ信号を再生できる。
力増幅器にそれぞれ負帰還回路を有し、ステレオ再生の
場合と、モノラル再生のためブリッジ接続とした場合
に、各電力増幅器の出力インピーダンスを適正値に切換
選択できるので、ブリッジ接続のため電力増幅器の出力
インピーダンスは2倍になるが、NFB回路のそれぞれ
の負帰還量を+6dBとすれば、各電力増幅器の出力イ
ンピーダンスが各々半分になるため、ダンピングファク
ターはブリッジ接続しないステレオ再生時と同一にな
る。このため、ステレオ再生とモノラル再生で全く同一
の音質のオーディオ用電力増幅装置を提供できる。
力増幅装置ブロック図。
幅装置ブロック図。
力増幅装置ブロック図。
幅装置ブロック図。
子 3:左電力増幅器 4:右電力増
幅器 5:位相反転回路 6,7:NF
B回路(負帰還回路) 8:左出力端子 9:右出力端
子 10:左入力端子 11:右入力
端子 12:減衰器 SWa,SWb,SWc,SWd,SWe:BRIDG
E SW ZL,ZR, ZB:負荷インピーダンス
Claims (3)
- 【請求項1】 ステレオ方式のオーディオ用電力増幅装
置において、左入力に接続された左電力増幅器と、右入
力に接続された右電力増幅器と、該左右電力増幅器の出
力端子に接続された負荷インピーダンスと、左入力と右
電力増幅器入力の間に介在し入力信号を位相反転する位
相反転回路と、該位相反転回路出力信号と右入力信号を
選択し右電力増幅器に供給するブリッジスイッチ及び前
記左右各電力増幅器の出力から前記ブリッジスイッチに
連動するスイッチのオン接点を介して電力増幅器入力に
接続されたそれぞれの負帰還回路を備えて構成し、 前記各負帰還回路の帰還量を、ステレオ再生の場合と、
モノラル再生のためブリッジ接続とした場合に、各電力
増幅器の利得を同一増幅度とする所定値として切換選択
できることを特徴とするオーディオ用電力増幅装置。 - 【請求項2】 ステレオ方式のオーディオ用電力増幅装
置において、左入力に接続された左電力増幅器と、右入
力に接続された右電力増幅器と、該左右電力増幅器の出
力端子に接続された負荷インピーダンスと、左入力信号
と右入力信号を選択し右電力増幅器に供給するブリッジ
スイッチ及び前記左右各電力増幅器の出力から前記ブリ
ッジスイッチに連動するスイッチのオン接点を介して電
力増幅器入力に接続されたそれぞれの負帰還回路を備え
て構成し、 前記各負帰還回路の帰還量を、ステレオ再生の場合と、
モノラル再生のためブリッジ接続とした場合に、各電力
増幅器の利得を同一増幅度とする所定値として切換選択
できることを特徴とするオーディオ用電力増幅装置。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2の構成において、ス
テレオ再生の場合と、モノラル再生のためブリッジ接続
とした場合に、それぞれの負帰還回路をON/OFFす
ることにより左右各電力増幅器の出力インピーダンスを
適正値に切換選択できることを特徴とするオーディオ用
電力増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35264098A JP3508591B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | オーディオ用電力増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35264098A JP3508591B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | オーディオ用電力増幅装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000184500A JP2000184500A (ja) | 2000-06-30 |
JP3508591B2 true JP3508591B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=18425435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35264098A Expired - Lifetime JP3508591B2 (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | オーディオ用電力増幅装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3508591B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100508062B1 (ko) * | 2002-10-10 | 2005-08-17 | 주식회사 디엠비테크놀로지 | 자기 발진 주파수를 높이기 위한 위상 진상-지상 보상기를구비하는 디지털 오디오 증폭기 |
JP4434758B2 (ja) * | 2004-01-22 | 2010-03-17 | 三洋電機株式会社 | 音声信号処理回路 |
-
1998
- 1998-12-11 JP JP35264098A patent/JP3508591B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2000184500A (ja) | 2000-06-30 |
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