JP3508285B2 - プリントジョブスケジューリング装置 - Google Patents

プリントジョブスケジューリング装置

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JP3508285B2
JP3508285B2 JP09261595A JP9261595A JP3508285B2 JP 3508285 B2 JP3508285 B2 JP 3508285B2 JP 09261595 A JP09261595 A JP 09261595A JP 9261595 A JP9261595 A JP 9261595A JP 3508285 B2 JP3508285 B2 JP 3508285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプリントジョブ
のスケジューリングを行うプリントジョブスケジューリ
ング装置に関し、特に、スケジューリング途中で障害が
発生した際に該障害の影響を低減しつつジョブの円滑な
スケジューリングを行うプリントジョブスケジュリング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークシステムの障害対策
として、ネットワーク加入装置に発生した障害情報を一
旦ログファイルに格納しておき、このログファイルに格
納した障害情報に基づいて障害原因を探求する技術が知
られている。
【0003】例えば、特開昭61−75463号公報に
は、各情報処理装置が、外部割り込みの発生又は異常の
検出に応答して実行される異常処理プログラムの制御下
で、自装置内の内部状態を示す状態情報を収集し、該収
集した状態情報を表示部を有する情報処理装置にそれぞ
れ送信することにより、各情報処理装置の状態情報を表
示するよう構成した情報処理システムが開示されてい
る。
【0004】すなわち、この先行技術は、異常検出をト
リガとして状態情報を収集し、該状態情報を表示部に表
示することで、障害探求の迅速化を容易ならしめるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
行技術によると、障害情報のログファイルへの収集処理
が必要となり、また、システム管理者による該ログファ
イルに保持した障害情報の解析及び復旧が必要となるた
め、障害直前の状態に復帰するまでに時間を要するとい
う問題がある。
【0006】例えば、複数の端末装置からネットワーク
を介して複数の印刷ジョブを受け付け、該複数の印刷ジ
ョブをジョブ実行部(プリンタ)を用いて順次印刷処理
するジョブスケジューリング装置を用いる場合には、該
ジョブスケジューリング装置又はプリンタに障害が発生
すると、該ジョブスケジューリング装置及びプリンタの
状況をログファイルに一旦格納した後、かかる状況をシ
ステム管理者が解析して障害復旧を行うことになる。
【0007】すなわち、このような障害が一旦発生する
と、その障害の影響がジョブスケジューリング装置に保
持した各ジョブに影響を与え、復旧に時間を要すること
が多い。
【0008】例えば、ジョブスケジューリング装置に保
持したジョブを削除している途中で障害が発生した場合
には、該ジョブの印刷データは削除したが、その属性は
削除されていないという状況が生じるため、システム管
理者がかかる属性をあらためて削除する必要が生じる。
【0009】このため、このような障害が発生した場合
に、ジョブに対する障害の影響を低減してシステムの稼
動率をいかに向上させるかが重要な課題となっている。
【0010】特に、マルチプロセス等の並列処理を行う
システムでは、1つの障害による影響が各所に波及する
ため、上記障害対策が重要となる。
【0011】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
システムに障害が生じた場合であっても、該システム障
害の影響を低減し、ユーザの指示通りのプリントジョブ
処理を行うことができるプリントジョブスケジューリン
グ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、端末装置からプリントジョブを
受け付け、該プリントジョブをジョブ情報と対応する印
刷データとの組で管理するとともに、前記ジョブ情報に
基づいてプリントジョブのスケジューリングを行うプリ
ントジョブスケジューリング装置において、前記プリン
トジョブの状態に対応して設けられた複数のキューと、
前記複数のキューを用いて前記ジョブ情報のスケジュー
リングを行い、前記ジョブ情報を移管する場合に、該ジ
ョブ情報を移管した後に該ジョブ情報の状態を示す状態
情報を変更するスケジューリング手段と、前記スケジュ
ーリング手段によるスケジューリングの途中で障害が発
生した場合に、前記複数のキューのそれぞれが保持して
いる前記ジョブ情報の保持状況に基づいて、前記プリン
トジョブの状態を前記障害が発生する前の状態に移行さ
せるリカバリ手段とを具備することを特徴とする。ま
た、請求項2の発明は、端末装置からプリントジョブを
受け付け、該プリントジョブをジョブ情報と対応する印
刷データとの組で管理するとともに、前記ジョブ情報に
基づいてプリントジョブのスケジューリングを行うプリ
ントジョブスケジューリング装置において、前記プリン
トジョブの状態に対応して設けられた複数のキューと、
前記複数のキューを用いて前記ジョブ情報のスケジュー
リングを行い、前記プリントジョブを削除する場合に、
該プリントジョブに対応する印刷データを削除した後に
該プリントジョブに対応するジョブ情報を削除するスケ
ジューリング手段と、前記スケジューリング手段による
スケジューリングの途中で障害が発生した場合に、前記
ジョブ情報のうち、対応する印刷データが存在しないジ
ョブ情報を削除して、前記プリントジョブの状態を前記
障害が発生する前の状態に移行させるリカバリ手段とを
具備することを特徴とする。また、請求項3の発明は、
端末装置からプリントジョブを受け付け、該プリントジ
ョブをジョブ情報と対応する印刷データとの組で管理す
るとともに、前記ジョブ情報に基づいてプリントジョブ
のスケジューリングを行うプリントジョブスケジューリ
ング装置において、前記プリントジョブの状態に対応し
て設けられた複数のキューと、前記複数のキューを用い
て前記ジョブ情報のスケジューリングを行い、前記ジョ
ブ情報にアカウントを記録する場合に、該ジョブ情報に
アカウントを記録した後に該ジョブ情報の状態を示す状
態情報を変更するスケジューリング手段と、前記スケジ
ューリング手段によるスケジューリングの途中で障害が
発生した場合に、前記ジョブ情報の状態情報に基づいて
該ジョブ情報に対するアカウント記録の有無を確認し
て、前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前
の状態に移行させるリカバリ手段とを具備することを特
徴とする。また、請求項4の発明は、端末装置からプリ
ントジョブを受け付け、該プリントジョブをジョブ情報
と対応する印刷データとの組で管理するとともに、前記
ジョブ情報に基づいてプリントジョブのスケジューリン
グを行うプリントジョブスケジューリング装置におい
て、前記プリントジョブの状態に対応して設けられた複
数のキューと、前記複数のキューを用いて前記ジョブ情
報のスケジューリングを行い、前記プリントジョブの実
行要求回数と該プリントジョブの実行完了回数とを計数
して管理するスケジューリング手段と、前記スケジュー
リング手段によるスケジューリングの途中で障害が発生
し、該スケジューリング手段が管理している実行要求回
数と実行完了回数とに矛盾が生じた場合に、該実行要求
回数と該実行完了回数とを再設定して、前記プリントジ
ョブの状態を前記障害が発生する前の状態に移行させる
リカバリ手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、端末装置からプリントジ
ョブを受け付けたならば、スケジューリング手段が、複
数のキューを用いてジョブ情報のスケジューリングを行
い、前記ジョブ情報を移管する場合に、該ジョブ情報を
移管した後に該ジョブ情報の状態を示す状態情報を変更
する。そして、スケジューリングの途中で障害が発生し
た場合には、リカバリ手段が、前記複数のキューのそれ
ぞれが保持している前記ジョブ情報の保持状況に基づい
て、前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前
の状態に移行させる。また、請求項2の発明では、端末
装置からプリントジョブを受け付けたならば、スケジュ
ーリング手段が、複数のキューを用いてジョブ情報のス
ケジューリングを行い、前記プリントジョブを削除する
場合に、該プリントジョブに対応する印刷データを削除
した後に該プリントジョブに対応するジョブ情報を削除
する。そして、スケジューリングの途中で障害が発生し
た場合には、リカバリ手段が、前記ジョブ情報のうち、
対応する印刷データが存在しないジョブ情報を削除し
て、前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前
の状態に移行させる。また、請求項3の発明では、端末
装置からプリントジョブを受け付けたならば、スケジュ
ーリング手段が、複数のキューを用いてジョブ情報のス
ケジューリングを行い、ジョブ情報にアカウントを記録
する場合に、該ジョブ情報にアカウントを記録した後に
該ジョブ情報の状態を示す状態情報を変更する。そし
て、スケジューリングの途中で障害が発生した場合に
は、リカバリ手段が、前記ジョブ情報の状態情報に基づ
いて該ジョブ情報に対するアカウント記録の有無を確認
して、前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する
前の状態に移行させる。また、請求項4の発明では、端
末装置からプリントジョブを受け付けたならば、スケジ
ューリング手段が、複数のキューを用いてジョブ情報の
スケジューリングを行い、プリントジョブの実行要求回
数と該プリントジョブの実行完了回数とを計数して管理
する。そして、スケジューリングの途中で障害が発生
し、スケジューリング手段が管理している実行要求回数
と実行完了回数とに矛盾が生じた場合には、リカバリ手
段が、該実行要求回数と該実行完了回数とを再設定し
て、前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前
の状態に移行させる。
【0014】これにより、システムに障害が生じた場合
であっても、該システム障害の影響を低減し、ユーザの
指示通りのジョブ処理を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0016】図1は、本実施例で用いるジョブ処理シス
テムの全体構成及びジョブスケジューリング装置の細部
構成を示すブロック図である。
【0017】図1に示すように、このジョブ処理システ
ムは、ジョブの処理要求を行う端末装置11a及び11
bと、ジョブ実行部13を用いてジョブを処理する際の
スケジューリングを行うジョブスケジューリング装置1
2とがネットワーク10に接続された構成となる。
【0018】なお、本実施例では、ジョブ実行部13
は、印刷処理を行う2つのプリンタとフォーマット変換
等を行う1つのコンバータとからなるものとする。
【0019】ジョブスケジューリング装置12は、要求
制御部12aと、ジョブスケジューリング部12bと、
ジョブ実行部制御部12cと、キュー管理部12dと、
スプールキューq1と、ホールドキューq2と、ウエイ
トキューq3と、ポーズキューq4と、プリンタキュー
q5及びq6と、ターミネートキューq7及びq8とか
らなる。
【0020】要求制御部12aは、端末装置11a及び
11bからのジョブ処理要求を受け付けた際に、ジョブ
スケジューリング部12bに対してジョブのスケジュー
リングを依頼する処理部である。
【0021】なお、この要求制御部12aが受け付ける
ジョブの中には、1つのジョブが1つのドキュメントの
みからなる1ジョブ1ドキュメントジョブと、1つのジ
ョブが複数のドキュメントからなる1ジョブマルチドキ
ュメントジョブとがある。
【0022】また、1ジョブマルチドキュメントジョブ
には、受付完了後処理方式のジョブ(After Complete J
ob:以下「ACジョブ」と言う。)と、受付完了前処理
方式のジョブ(Before Complete Job:以下「BCジョ
ブ」と言う。)とがある。
【0023】このACジョブとは、ジョブに含まれる全
ドキュメントを受け付けた後に、該ジョブをジョブスケ
ジューリング部12bに対して出力するものであり、ま
たBCジョブは、ジョブに含まれるドキュメントを受け
付け次第順次ジョブスケジューリング部12bに対して
出力するものである。
【0024】ジョブスケジューリング部12bは、要求
制御部12aから受け付けたジョブをキュー管理部12
dを用いてキュー操作することにより、スケジューリン
グを行う処理部である。
【0025】具体的には、受け付けたジョブに含まれる
印刷データを図示しないマスタファイルに格納するとと
もに、該ジョブに含まれる属性情報に基づいてキュー管
理を行うための情報(以下、「ジョブ情報」と言う。)
を作成してジョブのキュー操作を行う。
【0026】なお、このジョブスケジューリング部12
bでは、単にジョブのスケジューリングを行っているだ
けでなく、ジョブ処理中断時の円滑なリカバリを行うた
めに、 (1a)ジョブ情報をあるキューから他のキューに移管
する場合に、ジョブ情報を移管した後にジョブステイタ
スを変更する処理 (1b)ジョブを削除する場合に、マスタファイル、ジ
ョブ情報の順にジョブを削除する処理 (1c)アカウントを書き込む場合に、アカウントを記
録した後にジョブ情報を変更する処理 (1d)ジョブ情報の構成要素(以下、「メンバ」と言
う。)相互間に矛盾が生じた場合に、メンバの再設定を
行う処理 等を行っている。
【0027】また、このジョブスケジューリング部12
bには、ジョブ処理中断時のリカバリを行うリカバリ処
理部12eが設けられている。
【0028】このリカバリ処理部12eは、ジョブ処理
の再開を行う際に、各キューに保持されたジョブ情報に
対して、後述するリカバリ処理を行う。
【0029】ジョブ実行部制御部12cは、ジョブスケ
ジューリング部12bからのジョブ処理要求をジョブ実
行部13に出力する処理部である。
【0030】キュー管理部12dは、スプールキューq
1、ホールドキューq2、ウエイトキューq3、ポーズ
キューq4、プリンタキューq5及びq6、ターミネー
トキューq7及びq8のいずれかのキューにジョブ情報
を保持することにより、ジョブのキュー管理を行う管理
部である。
【0031】なお、このキュー管理部12dで管理する
ジョブは、ユーザ又はシステムによる削除が行われない
限り、上記8つのキューのいずれかに属する。
【0032】スプールキューq1は、上記ACジョブの
ジョブ情報をキューイングするためのキューであり、ジ
ョブに含まれる全てのドキュメントを受け付けるまでの
間、該ジョブ情報がこのスプールキューq1に保持され
る。そして、全てのドキュメントが揃った時点で、該ジ
ョブ情報が使用するプリンタに対応して設けられたプリ
ンタキューに移管される。
【0033】ホールドキューq2は、スケジューリング
を行わない非スケジューリングジョブのジョブ情報をキ
ューイングするキューであり、該ホールドキューq2に
保持されたジョブ情報はユーザによる編集の対象とする
ことができる。
【0034】なお、このホールドキューq2に保持され
たジョブ情報は、ユーザからの指示があるまでこのキュ
ーに待機し、ユーザの指示に応答してスプールキューq
1又はプリンタキューq5又はq6に移管される。
【0035】ウエイトキューq3は、パスワード入力待
ちのジョブがタイムアウトした場合に該ジョブのジョブ
情報をキューイングするキューであり、該ウエイトキュ
ーq3に保持されたジョブ情報は、ユーザのパスワード
入力によりパスワード待ちの状態が解除されるまでの間
このキュー内に保持される。なお、パスワードが解除さ
れると、該ジョブ情報は、タイムアウトした際に位置し
たキューに移管される。
【0036】ポーズキューq4は、ユーザの指示により
一時停止を指示されたジョブのジョブ情報をキューイン
グするキューであり、該ポーズキューq4に保持された
ジョブ情報は、ユーザによる再開指示がなされるまでの
間、このキューに保持される。なお、ユーザによる再開
指示がなされると、該ジョブ情報は、アサインされたプ
リンタキューに移管される。
【0037】プリンタキューq5及びq6は、印刷待ち
のジョブのジョブ情報をキューイングするためにプリン
タに対応して設けられたキューであり、各プリンタにア
サインされたジョブのジョブ情報のみが対応するプリン
タキューにキューイングされる。
【0038】なお、本実施例では、ジョブ実行部13に
設けた2つのプリンタの一方にプリンタキューq5が対
応し、他方のプリンタにプリンタキューq6が対応す
る。
【0039】このプリンタキューq5又はq6にジョブ
情報が保持されたジョブは、プリンタが処理受け付け可
能状態となり、かつ、プリンタキューq5又はq6の先
頭ジョブの中に処理可能なドキュメントがあれば、処理
要求がなされる。なお、プリンタによる印刷処理が終了
したならば、該ジョブのジョブ情報はターミネートキュ
ーq7又はq8に移管される。
【0040】ターミネートキューq7及びq8は、印刷
済みのジョブのジョブ情報をキューイングするためにプ
リンタに対応して設けられるキューであり、各プリンタ
にアサインされたジョブのジョブ情報のみが対応するタ
ーミネートキューにキューイングされる。
【0041】上記構成を有するジョブスケジューリング
装置12を用いることにより、ジョブの状態に応じたキ
ュー管理を行い、もって適切なスケジューリングを行う
ことが可能となる。
【0042】なお、本実施例では、ジョブ実行部13が
2つのプリンタを有する場合について説明するが、この
プリンタキュー及びターミネートキューの数は、ジョブ
実行部13に保持される登録されたプリンタの数に応答
して定まる。
【0043】次に、上記スケジューリング装置12の処
理手順について説明する。ただし、処理中断に応答して
リカバリを要する場合の処理については後述する。
【0044】図2は、図1に示すスケジューリング装置
12がジョブを受け付けてから印刷処理を行うまでの処
理手順を示すフローチャートである。
【0045】図2に示すように、要求制御部12aが、
ネットワーク10を介して端末装置11a又は11bか
ら出力されたジョブを受け付けると(ステップ20
1)、後述するジョブIDが該ジョブに設定されている
か否かを確認し(ステップ202)、ジョブIDが設定
されている場合には、このジョブIDよりジョブ情報を
取得した後(ステップ203)、受け付けたドキュメン
トが最後のドキュメントであるか否かを確認する(ステ
ップ204)。
【0046】そして、該ドキュメントが最後のドキュメ
ントでなければ要求元の端末装置にジョブIDを返し
(ステップ205)、また最後のドキュメントであれば
そのドキュメントの数をジョブIDに記述した後(ステ
ップ206)、要求元の端末装置にジョブIDを返す
(ステップ205)。
【0047】これに対して、該ジョブにジョブIDが設
定されていない場合には、新たにジョブIDを設定する
とともにジョブ情報を作成した後(ステップ207)、
要求元の端末装置にジョブIDを返す(ステップ20
5)。
【0048】次に、該ジョブのジョブ情報を受け付けた
ジョブスケジューリング部12bは、該ジョブがジョブ
ホールド指定されたものであるか否かを確認し(ステッ
プ208)、ジョブホールド指定がなされている場合に
は、該ジョブをホールドキューq2にキューイングする
(ステップ209)。
【0049】一方、ジョブホールド指定がされていない
場合又はホールドキューq2にキューイングしたジョブ
に対するホールドの解除指示がユーザからなされた場合
(ステップ210)には、該ジョブがACジョブ(受付
完了後処理方式のジョブ)であるか否かをさらに確認し
(ステップ211)、ACジョブである場合にはスプー
ルキューq1にキューイングする(ステップ212)。
【0050】これに対して、該ジョブがACジョブでな
い場合又はスプールキューq1にキューイングしたジョ
ブに含まれる全てのドキュメントが揃った場合(ステッ
プ213)には、印刷処理を行うプリンタを選択し、該
選択したプリンタに対応するプリンタキューに該ジョブ
をキューイングする(ステップ214)。
【0051】そして、プリンタキューにキューイングし
たジョブの処理順となったならば、該ジョブに含まれる
ドキュメントの印刷を行う(ステップ215)。
【0052】なお、該ジョブが1ジョブマルチドキュメ
ントである場合には、該ジョブに含まれる全てのドキュ
メントの印刷を行なう(ステップ215〜216)。
【0053】そして、該ジョブをターミネートキューに
出力した後(ステップ217)、印刷処理を終了する。
【0054】このように、ジョブスケジューリング装置
12が受け付けたジョブは、最終的にターミネートキュ
ーに保持される。
【0055】次に、各キューにキューイングされるジョ
ブ情報の構成について説明する。
【0056】図3は、各キューにキューイングされるジ
ョブ情報の構成を示す説明図である。
【0057】図3に示すように、ジョブ情報は、ジョブ
の識別番号を示すジョブIDと、1ジョブマルチドキュ
メントのドキュメント識別用に用いられるdocsecNum
と、印刷要求をだすdocsecNumが設定されるcurrentDocN
umと、ジョブの状態を示すステイタス(status)30a
と、以前に保持されていたキューIDを示すprevQID
と、コピー数を示すjobCopyCountと、ドキュメントを何
度ジョブ実行部にプリント要求するかを示すrequestCou
nterと、ドキュメントの処理が何度終了したかを示すco
mpleteCounterと、ドキュメントの処理中にエラーとし
てアボートされた回数を示すabortedCounterと、コレー
トするか否かを示すcollateFlagと、レジュームするか
否かを示すresumeFlagと、以前のステータスを示すprev
iousStatusと、ジョブ実行部にリジェクトされた場合の
リトライカウンタを示すretryと、最後のドキュメント
であるか否かを示すcompleteと、要求コンバータのID
を示すconvertIDと、ジョブが何ページ出力したかを示
すohPagesCompと、ドキュメントが何ページ出力したか
を示すohDocPagesCompと、現在のジョブ状態を示すohCu
rJobStateと、1つ前のジョブ状態を示すohPrevJobStat
eと、現在のジョブ状態の遷移理由を示すohJobStateRea
sonと、プリンタ選択によりアサインされたプリンタの
IDを示すohAssignJEIDと、リカバリ後にリトライする
回数を示すretryCounterと、プリント処理中であるか否
かを示すprocessingFlagとから構成される。
【0058】また、ステイタス(status)30aには、 ・pending プリンタでの処理待ちを示す
状態 ・requesting プリント要求中 ・printing プリント処理実行中 ・aborting キャンセル処理中 ・canceled キャンセル処理終了 ・retained 印刷処理終了 ・suspended ポーズ処理中 ・startwaiting スタート待ち中 ・passwordwaiting パスワード入力待ち中 ・endwaiting エンド待ち ・convert_pending コンバート要求待ち ・convert_requesting コンバート要求中応答待ち ・converting コンバート中 ・convert_end コンバート終了 ・passwd_release パスワード解除 ・passwd_timeout パスワードタイムアウト ・terminated 出力終了 ・convert_failed コンバート処理失敗 ・job_aborted プリント処理アボート ・interrupted 割り込み待ち ・convert_aborting コンバートのキャンセル処理
中 ・convert_canceled コンバートのキャンセル終了 ・none 不定 等の状態がある。
【0059】上記メンバからなるジョブ情報を用いたジ
ョブの状態管理を行うことにより、ジョブの綿密なスケ
ジューリングが可能となる。
【0060】次に、ジョブ処理中断に伴うデータロスや
データ破壊を防ぐために上記ジョブスケジューリング部
12bが行う処理について説明する。
【0061】上述したように、このジョブスケジューリ
ング部12bは、下記の処理を行っている。
【0062】(1a)ジョブ情報を移管する場合には、
ジョブ情報を移管した後にジョブステイタスを変更す
る。
【0063】(1b)ジョブを削除する場合には、マス
タファイル、ジョブ情報の順にジョブの削除を行う。
【0064】(1c)アカウントを書き込む場合には、
アカウントを記録した後にジョブ情報を変更する。
【0065】(1d)ジョブ情報のメンバ相互間に矛盾
が生じた場合には、メンバの再設定を行う。
【0066】以下、かかる点についてそれぞれ説明す
る。
【0067】(1a)あるキューに保持するジョブ情報
を他のキューに移管する途中で処理中断がなされた場合
には、ジョブ情報のメンバであるステイタスの書き換え
が終了したにも関わらず、ジョブ情報の移管が行われて
いないような場合が生じる。
【0068】かかる場合に、単にリカバリを行うと、ジ
ョブ情報のステイタスとジョブ情報が保持される実際の
キューとの間で矛盾が生じ、適正なリカバリを行うこと
ができない。
【0069】このため、このジョブスケジューリング部
12bは、ジョブ情報の移管を行う際に、ジョブ情報を
移管した後、ジョブ情報のステイタスを書き換えるとと
もに、リカバリ処理部12eがリカバリ処理を行う際に
は、ステイタスではなく実際に保持されるキューに基づ
いてリカバリ処理を行う。
【0070】例えば、ポーズオペレーションの実行途中
で装置がダウンした場合には、当該ジョブ情報は、プリ
ントキューq5又はポーズキューq4のいずれかに保持
される。ここで、リカバリ時に該ジョブ情報がプリント
キューq5に存在する場合には、該ジョブ情報のステー
タスをpendingとし、該ジョブ情報がポーズキューq4
に存在する場合には、該ジョブ情報のステータスをsusp
endedとする。
【0071】これにより、ジョブ情報のステイタスとジ
ョブ情報が保持される実際のキューとの間に生じ得る矛
盾を排除することができる。
【0072】(1b)プリントジョブを削除する途中で
処理中断がなされた場合には、該ジョブの印刷データを
保持したマスタファイルを削除したにも関わらず、該ジ
ョブのジョブ情報がいずれかのキューに保持されるよう
な場合が生じる。
【0073】かかる場合に、マスタファイルとジョブ情
報との間で矛盾が生じ、適正なリカバリを行うことがで
きない。
【0074】このため、このジョブスケジューリング部
12bでは、ジョブの削除を行う際に、マスタファイル
を削除した後ジョブ情報を削除するとともに、リカバリ
処理部12eがリカバリ処理を行う際に、ジョブ情報の
requestCounterが1以上であるにも関わらず、マスタフ
ァイルが存在しない場合には、当該ジョブ情報を削除す
るリカバリ処理を行う。
【0075】これにより、マスタファイルとジョブ情報
の矛盾を排除することができる。
【0076】(1c)アカウントの書き込み及びターミ
ネータキューへの移管を行っている途中で処理中断がな
された場合には、アカウントの書き込みのみが終了し、
ジョブ情報の移管が未完の場合が生じる。
【0077】このため、このジョブスケジューリング部
12bでは、アカウントの記録後にジョブ情報のステー
タスを変更するとともに、リカバリ処理部12eがリカ
バリ処理を行う際に、ジョブ情報のステータスがtermin
atedであれば、アカウントは記録済みであると判断する
リカバリ処理を行う。
【0078】これにより、アカウント記録の有無を確認
することができる。
【0079】(1d)ジョブ実行部13が一度に複数の
ドキュメントを処理可能な場合において、ジョブ処理途
中で処理中断がなされた場合には、何部の印刷を行った
のかが不明確となる場合が生じる。
【0080】このため、このジョブスケジューリング部
12bでは、ジョブ実行部13に処理依頼を発行する都
度、ドキュメントをジョブ実行部13にプリント要求す
る回数を示すrequestCounterをデクリメントするととも
に、該ジョブ実行部からプリント処理完了の応答を受け
付けたならば、ドキュメントの処理終了回数を示すcomp
leteCounterをインクリメントする。
【0081】そして、リカバリ処理を行う際に、 jobCopyCount = requestCounter + completeCoun
ter が成立しない場合には、新たに requestCounter = jobCopyCount − completeCoun
ter と設定して処理を再開する。
【0082】例えば、リカバリ時に requestCounter=2、jobCopyCount=5、completeCoun
ter=1 の場合には、requestCounterとcompleteCounterとの和
がjobCopyCountよりも小さいため、requestCounterに新
たに’4’を設定して処理を継続することになる。
【0083】これにより、処理中断が生じた場合であっ
ても、ドキュメントをジョブ実行部13にプリント要求
する回数(requestCounter)を適切に設定することが可
能となる。
【0084】次に、リカバリ処理部12eが行う処理に
ついて説明する。
【0085】リカバリ処理部12eが行う処理は、異常
事態が発生直後に行う処理と、再立ち上げ時に行う処理
に大別されるため、以下ではこの2種類の処理について
それぞれ説明する。
【0086】まず最初に、異常事態が発生直後に行う処
理について説明する。
【0087】リカバリ処理部12eが異常事態の発生直
後に行う処理は、 (2a)ジョブ実行部13が内部で異常を検知し、処理
中のドキュメントにアボート処理を行った後に終了した
場合 (2b)ジョブ実行部13が異常に伴い突然処理を終了
した場合 (2c)ジョブ実行部13に含まれるプリンタ及びコン
バータ処理部のうち、フォーマット変換等を行う該コン
バート処理部が異常終了した場合 という3つの場合がある。以下、それぞれの場合につい
て説明する。
【0088】(2a)ジョブ実行部13からアボートを
受け付けた時点で、ジョブのポーズ処理(suspended)
又は割り込み待ち(interrupted)中であれば、エラー
が発生した旨を要求元の端末装置に出力する。これによ
り、エラーが発生した旨をユーザに通知することができ
る。
【0089】また、ジョブ実行部13からアボート処理
を受け付けた時点で、1ジョブ1ドキュメント又は1ジ
ョブマルチドキュメントの最終ドキュメントのプリント
指示を行っていた場合には、該ジョブをアボートで終了
する。
【0090】ところが、この時点で1ジョブマルチドキ
ュメントのうちの最終ドキュメント以外のドキュメント
のプリント指示を行っていた場合には、そのジョブのre
questCounterを−1に設定する。そして、スケジューリ
ング装置12及びジョブ実行部13を統括する図示しな
いマネージャからジョブ実行部13の処理終了通知を受
け取ると、requestCounterに−1が設定されたものを捜
し出し、該当するジョブをアボートとして終了させる。
なお、この時他のドキュメントのフォーマット変換等を
行っている場合には、該フォーマット変換を行うコンバ
ート処理部へ終了要求を行い応答を受けた後にアボート
で終了する。
【0091】かかるエラー発生に伴う適切な後処理を行
うことにより、エラー発生時のリカバリ処理を容易なら
しめることができる。
【0092】(2b)ジョブ実行部13が突然終了した
時点で、ジョブのポーズ処理(suspended)又は割り込
み待ち(interrupted)中であれば、1)の場合と同様
にエラーが発生した旨を要求元の端末装置に出力する。
【0093】また、1ジョブ1ドキュメント又は1ジョ
ブマルチドキュメントのうちの最後のドキュメントのプ
リント指示を行っていた場合には、処理中のジョブのス
テータスを処理待ち(pending)にする。そして、リス
タート後にジョブ実行部13から処理可能状態を示す通
知を受けると、該処理待ちにしたジョブを再度プリント
依頼する。これにより、ジョブの欠落を防止することが
できる。
【0094】ただし、ジョブ実行部13が一旦処理待ち
にしたジョブの処理中に再度エラーが発生した場合に
は、該ジョブにstart-waitの属性を付与することによ
り、該ジョブの再スタートに際してユーザの指示を要す
ることとする。プリント依頼及びエラーの繰り返しを防
止するためである。
【0095】(2c)ジョブ実行部13の1つであり、
フォーマット変換等のコンバートを行うコンバート処理
部が異常終了した場合に、コンバート中(converting)
又はコンバート要求中応答待ち(convert_requesting)
であるならば、該ジョブのステータスをコンバート要求
待ち(convert_pending)にし、その後コンバート処理
部からの処理可能通知を受け付けた時点で再度コンバー
ト依頼を行う。
【0096】これにより、エラーが発生した場合であっ
ても円滑なフォーマット変換等を行うことができる。
【0097】次に、ジョブスケジューリング部12が再
立ち上げを行う際にリカバリ処理部12eが行う処理に
ついて説明する。
【0098】ジョブスケジューリング部12が再立ち上
げを行う場合には、リカバリ処理部12eは、スプール
キューq1、ホールドキューq2、ウエイトキューq
3、ポーズキューq4、プリンタキューq5及びq6、
ターミネートキューq7及びq8の各キューのリカバリ
処理を行う。
【0099】以下、各キューに対するリカバリ処理につ
いて順次説明する。
【0100】(3a)スプールキューq1のリカバリ処
理 リカバリ時にスプールキューq1に保持されたジョブ
は、その時点でキューイングされているドキュメントを
1ジョブとしプリンタをアサインし、該アサインしたプ
リンタに対応するプリンタキューにジョブを移動し、該
ジョブのステータスを処理待ち(pending)にする。
【0101】ここで、アサインしたプリンタがキューイ
ングを受け付けない状態(disable)である場合には、
該ジョブのステータスを処理前を意味する状態(prepro
cessing)にするとともに、現在のジョブ状態の遷移理
由(ohJobStateReason:以下「リーズン」と言う。)を
noneにしてスプールキューq1に残置する。
【0102】なお、かかるジョブはコマンド”DeleteJo
b”で削除することができ、またコマンド”Cancel”で
キャンセルすることも可能である。
【0103】また、ジョブをアサインするコマンド(PS
M_Command)でアサインされたプリンタキューq5又は
q6が処理可能(enable)となった旨の通知を受け付け
たならば、該ジョブはスケジューリングされる。
【0104】次に、アサインしたプリンタキューがなく
なっていた時には、該ジョブのステータスは処理前の状
態(preprocessing)にして該スプールキューq1に残
置する。
【0105】なお、このジョブはコマンド”DeleteJo
b”で削除することはできるが、コマンド”Cancel”に
よるキャンセルをすることはできない。
【0106】また、アサインしたプリンタ名と同名のプ
リンタが登録され、また上記PSM_Commandでアサインし
たプリンタキューが処理可能(enable)となった旨の通
知を受け付けたならば、該ジョブはスケジューリングさ
れる。
【0107】次に、ジョブの印刷データを記憶するマス
タファイルを持たないドキュメントが存在する場合に
は、該ドキュメントはアボートされ、ターミネータキュ
ーに保持される。
【0108】(3b)ホールドキューq2のリカバリ処
理 リカバリ時にホールドキューq2にあるジョブは、ジョ
ブステータスをheldとし、リーズンをjobholdsetにす
る。
【0109】なお、リカバリ時点でキューイングされて
いるジョブを1ジョブとし、また、ジョブの印刷データ
を記憶するマスタファイルを持たないドキュメントが存
在する場合には、該ドキュメントをアボートする。
【0110】(3c)ウエイトキューq3のリカバリ処
理 リカバリ時にウエイトキューq3にあるジョブは、ジョ
ブステータスをheldとし、リーズンについてはパスワー
ドの入力待ちを示すpasswordsetにする。
【0111】また、BCジョブの場合には、リカバリ時
点でキューイングされているドキュメントで1ジョブと
し、また、コンバート中(converting)又はコンバート
要求中応答待ち(convert_requesting)であるジョブ
は、該ジョブのステータスをコンバート要求待ち(conv
ert_pending)にし、その後コンバート処理部からの処
理可能通知を受け付けた時点でコンバート依頼を行う。
【0112】なお、ジョブの印刷データを記憶するマス
タファイルを持たないドキュメントが存在する場合に
は、該ドキュメントをアボートする。
【0113】(3d)ポーズキューq4のリカバリ処理 リカバリ時にポーズキューq4にあるジョブは、ジョブ
ステータスをpausedとし、リーズンをnoneにする。
【0114】また、BCジョブの場合には、リカバリ時
点でキューイングされているドキュメントで1ジョブと
し、また、コンバート中(converting)又はコンバート
要求中応答待ち(convert_requesting)であるジョブ
は、該ジョブのステータスをコンバート要求待ち(conv
ert_pending)にし、その後コンバート処理部からの処
理可能通知を受け付けた時点でコンバート依頼を行う。
【0115】なお、リカバリ時にタイムアウトしていな
いパスワード待ち(passwordwait)のジョブが存在する
場合には、該パスワード待ちはなかったものとみなす。
また、startwait及びpasswordwaitを解除するresumeが
なされた場合には、該ジョブはプリントキューの最後に
キューイングされ、ジョブ実行部13に処理依頼を行う
際にあらためてpasswordwaitがかかる。
【0116】なお、ジョブの印刷データを記憶するマス
タファイルを持たないドキュメントが存在する場合に
は、該ドキュメントをアボートする。
【0117】(3e)プリンタキューq5及びq6のリ
カバリ処理 リカバリ時にプリンタキューq5及びq6にあるジョブ
は、ジョブステータスをpendingとし、リーズンをnone
にする。
【0118】異常終了時点でrequesting又はprintingの
状態にあったprocessingのドキュメントは、ジョブ実行
部13からの処理可能通知を受け取った後に該ジョブ実
行部13に対する処理依頼を行う。
【0119】なお、再度同じジョブが異常終了した場合
には、リカバリ後に該ジョブをstartwaitの状態にす
る。
【0120】次に、異常終了時にジョブ実行部13から
abortexitを受信していたprosessingのジョブはアボー
トするものとし、また、コンバート中(converting)又
はコンバート要求中応答待ち(convert_requesting)で
あるジョブは、該ジョブのステータスをコンバート要求
待ち(convert_pending)にし、その後コンバート処理
部からの処理可能通知を受け付けた時点でコンバート依
頼を行う。
【0121】次に、異常終了時にstartwait及びpasswor
dwaitの状態にあったジョブは、ジョブ実行部13から
の処理可能通知を受け付けた時点で再度startwait及びp
asswordwaitの状態になる。
【0122】次に、既に処理依頼するドキュメントがな
くジョブの処理を終了している場合には、該ジョブをタ
ーミネートキューに移管し、ステータスをterminatedと
し、リーズンをcomplete_with_errorとする。
【0123】次に、BCジョブの場合には、リカバリ時
点でキューイングされているドキュメントで1ジョブと
し、また、ジョブの印刷データを記憶するマスタファイ
ルを持たないドキュメントが存在する場合には、該ドキ
ュメントをアボートする。
【0124】(3f)ターミネートキューq7及びq8
のリカバリ処理 リカバリ時にターミネートキューq7及びq8にあるジ
ョブは、ジョブステータスをterminatedとし、また、異
常終了に伴いアボートしたジョブは、そのリーズンをca
ncelled_by_userにする。
【0125】上記一連の処理を行うことにより、リカバ
リ処理部12eは、各キューに保持されたジョブのリカ
バリを行うことができる。
【0126】上述してきたように、本実施例では、端末
装置11a又は11bからジョブの処理依頼を受け付け
たならば、ジョブスケジューリング部12bが、該ジョ
ブの状態に応じて該ジョブを格納するキューを移管しつ
つジョブのスケジューリングを行うよう構成したので、
綿密なジョブ管理を行うことができる。
【0127】また、ジョブのスケジューリング中に障害
が発生したならば、リカバリ処理部12eが該障害回復
時に前記複数のキューに保持された各ジョブの状態を前
記障害が発生する前の状態に移行させるよう構成したの
で、システムに障害が生じた場合であっても、該システ
ム障害の影響を低減し、ユーザの指示通りのジョブ処理
を行うことができる。
【0128】さらに、本実施例では、ジョブ情報を移管
した後、ジョブ情報のステイタスを書き換え、実際に保
持されるキューに基づいてリカバリ処理を行うよう構成
したので、ジョブ情報のステイタスとジョブ情報が保持
される実際のキューとの間に生じ得る矛盾を排除するこ
とができる。
【0129】また、本実施例では、マスタファイルを削
除した後ジョブ情報を削除するとともに、ジョブ情報の
requestCounterが1以上であるにも関わらず、マスタフ
ァイルが存在しない場合には、当該ジョブ情報を削除す
るリカバリ処理を行うよう構成したので、マスタファイ
ルとジョブ情報の矛盾を排除することができる。
【0130】さらに、本実施例では、アカウントの記録
後にジョブ情報のステータスを変更するとともに、ジョ
ブ情報のステータスがterminatedであれば、アカウント
は記録済みであると判断するリカバリ処理を行うよう構
成したので、アカウント記録の有無を確認することがで
きる。
【0131】また、本実施例では、ジョブ実行部13に
処理依頼を発行する都度、ドキュメントをジョブ実行部
13にプリント要求する回数を示すrequestCounterをデ
クリメントするとともに、該ジョブ実行部からプリント
処理完了の応答を受け付けたならば、ドキュメントの処
理終了回数を示すcompleteCounterをインクリメント
し、両者の整合を図るよう構成したので、処理中断が生
じた場合であっても、ドキュメントをジョブ実行部13
にプリント要求する回数(requestCounter)を適切に設
定することができる。
【0132】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明では、端末装置からプリントジョブを受け付けたな
らば、スケジューリング手段が、複数のキューを用いて
ジョブ情報のスケジューリングを行い、前記ジョブ情報
を移管する場合に、該ジョブ情報を移管した後に該ジョ
ブ情報の状態を示す状態情報を変更する。そして、スケ
ジューリングの途中で障害が発生した場合には、リカバ
リ手段が、前記複数のキューのそれぞれが保持している
前記ジョブ情報の保持状況に基づいて、前記プリントジ
ョブの状態を前記障害が発生する前の状態に移行させる
ように構成した。また、請求項2の発明では、端末装置
からプリントジョブを受け付けたならば、スケジューリ
ング手段が、複数のキューを用いてジョブ情報のスケジ
ューリングを行い、前記プリントジョブを削除する場合
に、該プリントジョブに対応する印刷データを削除した
後に該プリントジョブに対応するジョブ情報を削除す
る。そして、スケジューリングの途中で障害が発生した
場合には、リカバリ手段が、前記ジョブ情報のうち、対
応する印刷データが存在しないジョブ情報を削除して、
前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前の状
態に移行させるように構成した。また、請求項3の発明
では、端末装置からプリントジョブを受け付けたなら
ば、スケジューリング手段が、複数のキューを用いてジ
ョブ情報のスケジューリングを行い、ジョブ情報にアカ
ウントを記録する場合に、該ジョブ情報にアカウントを
記録した後に該ジョブ情報の状態を示す状態情報を変更
する。そして、スケジューリングの途中で障害が発生し
た場合には、リカバリ手段が、前記ジョブ情報の状態情
報に基づいて該ジョブ情報に対するアカウント記録の有
無を確認して、前記プリントジョブの状態を前記障害が
発生する前の状態に移行させるように構成した。また、
請求項4の発明では、端末装置からプリントジョブを受
け付けたならば、スケジューリング手段が、複数のキュ
ーを用いてジョブ情報のスケジューリングを行い、プリ
ントジョブの実行要求回数と該プリントジョブの実行完
了回数とを計数して管理する。そして、スケジューリン
グの途中で障害が発生し、スケジューリング手段が管理
している実行要求回数と実行完了回数とに矛盾が生じた
場合には、リカバリ手段が、該実行要求回数と該実行完
了回数とを再設定して、前記プリントジョブの状態を前
記障害が発生する前の状態に移行させるように構成し
た。このような構成により、システムに障害が生じた場
合であっても、該システム障害の影響を低減し、ユーザ
の指示通りのプリントジョブ処理を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例で用いるジョブ処理システムの全体構
成と、ジョブスケジューリング装置の細部構成を示すブ
ロック図。
【図2】図1に示すジョブスケジューリング装置がジョ
ブを受け付けてから印刷処理を行うまでの処理手順を示
すフローチャート。
【図3】図1に示す各キューにキューイングされるジョ
ブ情報の構成を示す説明図。
【符号の説明】
10…ネットワーク、 11a,11b…端末装置、1
2…ジョブスケジューリング装置、 13…ジョブ実行
部、12a…要求制御部、 12b…ジョブスケジュー
リング部、12c…ジョブ実行部制御部、 12d キ
ュー管理部、12e…リカバリ処理部、q1…スプール
キュー、 q2…ホールドキュー、q3…ウエイトキュ
ー、 q4…ポーズキュー、q5,q6…プリンタキュ
ー、 q7,q8…ターミネートキュー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/177 672 B41J 29/38 G06F 3/12 G06F 13/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置からプリントジョブを受け付
    け、該プリントジョブをジョブ情報と対応する印刷デー
    タとの組で管理するとともに、前記ジョブ情報に基づい
    てプリントジョブのスケジューリングを行うプリントジ
    ョブスケジューリング装置において、 前記プリントジョブの状態に対応して設けられた複数の
    キューと、 前記複数のキューを用いて前記ジョブ情報のスケジュー
    リングを行い、前記ジョブ情報を移管する場合に、該ジ
    ョブ情報を移管した後に該ジョブ情報の状態を示す状態
    情報を変更するスケジューリング手段と、 前記スケジューリング手段によるスケジューリングの途
    中で障害が発生した場合に、前記複数のキューのそれぞ
    れが保持している前記ジョブ情報の保持状況に基づい
    て、前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前
    の状態に移行させるリカバリ手段とを具備することを特
    徴とするプリントジョブスケジューリング装置。
  2. 【請求項2】 端末装置からプリントジョブを受け付
    け、該プリントジョブをジョブ情報と対応する印刷デー
    タとの組で管理するとともに、前記ジョブ情報に基づい
    てプリントジョブのスケジューリングを行うプリントジ
    ョブスケジューリング装置において、 前記プリントジョブの状態に対応して設けられた複数の
    キューと、 前記複数のキューを用いて前記ジョブ情報のスケジュー
    リングを行い、前記プリントジョブを削除する場合に、
    該プリントジョブに対応する印刷データを削除した後に
    該プリントジョブに対応するジョブ情報を削除するスケ
    ジューリング手段と、 前記スケジューリング手段によるスケジューリングの途
    中で障害が発生した場合に、前記ジョブ情報のうち、対
    応する印刷データが存在しないジョブ情報を削除して、
    前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前の状
    態に移行させるリカバリ手段とを具備することを特徴と
    するプリントジョブスケジューリング装置。
  3. 【請求項3】 端末装置からプリントジョブを受け付
    け、該プリントジョブをジョブ情報と対応する印刷デー
    タとの組で管理するとともに、前記ジョブ情報に基づい
    てプリントジョブのスケジューリングを行うプリントジ
    ョブスケジューリング装置において、 前記プリントジョブの状態に対応して設けられた複数の
    キューと、 前記複数のキューを用いて前記ジョブ情報のスケジュー
    リングを行い、前記ジョブ情報にアカウントを記録する
    場合に、該ジョブ情報にアカウントを記録した後に該ジ
    ョブ情報の状態を示す状態情報を変更するスケジューリ
    ング手段と、 前記スケジューリング手段によるスケジューリングの途
    中で障害が発生した場合に、前記ジョブ情報の状態情報
    に基づいて該ジョブ情報に対するアカウント記録の有無
    を確認して、前記プリントジョブの状態を前記障害が発
    生する前の状態に移行させるリカバリ手段とを具備する
    ことを特徴とするプリントジョブスケジューリング装
    置。
  4. 【請求項4】 端末装置からプリントジョブを受け付
    け、該プリントジョブをジョブ情報と対応する印刷デー
    タとの組で管理するとともに、前記ジョブ情報に基づい
    てプリントジョブのスケジューリングを行うプリントジ
    ョブスケジューリング装置において、 前記プリントジョブの状態に対応して設けられた複数の
    キューと、 前記複数のキューを用いて前記ジョブ情報のスケジュー
    リングを行い、前記プリントジョブの実行要求回数と該
    プリントジョブの実行完了回数とを計数して管理するス
    ケジューリング手段と、 前記スケジューリング手段によるスケジューリングの途
    中で障害が発生し、該スケジューリング手段が管理して
    いる実行要求回数と実行完了回数とに矛盾が生じた場合
    に、該実行要求回数と該実行完了回数とを再設定して、
    前記プリントジョブの状態を前記障害が発生する前の状
    態に移行させるリカバリ手段とを具備することを特徴と
    するプリントジョブスケジューリング装置。
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