JP3225516B2 - 文書ファイル印刷制御装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文書ファイルを印刷するための印刷制御装
置に係り、特にネットワーク上に接続したワークステー
ション等のホスト機器から送られてくる印刷処理の対象
となる複数の文書ファイルを入力順に蓄積し、それらを
蓄積順に印刷処理する文書ファル印刷制御装置に関す
る。

［従来の技術］ 近年、ワークステーション、コンピュータ、ファイル
保存装置、ファクシミリ装置、あるいは印刷装置等の各
種情報処理装置を、それぞれ１台または複数台ネットワ
ーク上に接続して、情報の流通効率を向上させ、かつ資
源の有効な活用を目指す、所謂ローカルエリアネットワ
ーク（LAN）等の情報処理ネッオワークシステムが実用
化されつつある。

この種の情報処理ネットワークシステムにおいては、
ワークステーション等のホスト機器から発生した文書フ
ァイルの印刷要求を当該ネットワーク上に接続した印刷
装置で印刷処理する文書ファイル印刷ジョブがある。

一般に、上記の文書ファイル印刷ジョブ（プリントジ
ョブ）の発生頻度はホスト機器毎に、また情報処理環境
に応じて変化し、常に印刷要求がある訳ではなく、また
ホスト機器間のファイル交換は電子メール等のソフトプ
リントで殆どの要求は満たされるものであるため、印刷
装置は複数台のホスト機器に対して１台宛の割合で設置
して、発生した文書ファイルを順番に蓄積し、これを蓄
積順に印刷処理するようなシステム構成を構築するのが
普通である。

なお、この種の従来技術に関するものとしては、例え
ば丸善株式会社発行．上谷晃弘著「Ｊ−Ster ワークス
テーション」（61.4.25）．第227〜233ページに開示の
ものを挙げることができる。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記従来の技術においては、例えば会議資料
として緊急にハードコピー（印刷文書）を必要とされる
事態が発生した場合には、従来の印刷装置による印刷処
理方式では、ファイルスタックに蓄積されたジョブの個
数，すなわち印刷対象となる文書ファイルの個数が多い
と、必要なハードプコピーを即時に印刷出力させること
はできない。

すなわち、印刷対象文書ファイル（プリントジョブ）
が印刷手段の印刷処理時間よりも短いインターバルでフ
ァイルスタックに蓄積された場合には、印刷処理によっ
て減っていくプリントジョブの数よりも、待ち行列（キ
ユー）としてスタック・インされて行くプリントジョブ
の数の方が上回つてしまう。

この場合、幾つかのプリントジョブは「出力処理待
ち」の状態として、自分よりも先にスタック・インした
プリンオジョブの処理が終わるのを待っていることにな
る。

このような事態は、上記したようにネットワーク上に
文書ファイルを生成するホスト機器の数よりも少ない数
の印刷装置が接続されているシステム構成において多く
発生する。

したがつて、緊急にハードコピーを必要とする文書フ
ァイルを上記のような状態にある印刷装置に送出した場
合、それ以前にスタック・インしたプリントジョブの個
数が多ければ多い程、必要とするハードコピーを得るま
でに多大な待ち時間がかかり、前記した会議資料として
の要求されるような緊急性の高い文書ファイルの印刷要
求を満たすことが出来ないという問題があつた。

本発明の目的は、多数の「出力処理待ち」状態にある
プリントジョブが待ち行列（キユー）としてファイルス
タックに蓄積されている状態の文書ファイル印刷制御装
置に、緊急出力を必要とする文書ファイルがプリントジ
ョブとして上記キユーの後方にスタック・インされた場
合、オペレータの指示によりそのジョブを他のジョブよ
りも先に印刷手段に出力させることにより、上記緊急出
力の要求を満たすようにした文書印刷制御装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、入力した複数のプリントジョブをその入
力順に蓄積するスタックと、前記スタックに蓄積したプ
リントジョブを実行する印刷手段と、 各プリントジョブに対応して識別子とプリント出力に
必要なジョブ情報を有する第１のテーブルと、プリント
ジョブの出力順序を表す第２のテーブルと、印刷手段が
停止状態である場合に、前記第２のテーブルのプリント
ジョブの出力順を表示して、緊急出力するプリントジョ
ブを選択する手段と、選択した緊急出力するプリントジ
ョブが出力順の先頭となるように、第２のテーブルの出
力順を変更するテーブル書換え手段を具備し、上記第２
のテーブルで指示された出力順で前記スタックに蓄積さ
れたプリントジョブを上記印刷手段により印刷処理する
構成としたことによって達成される。

［作用］ 本発明は、印刷手段が停止状態である場合に第２のテ
ーブルに格納されているプリントジョブの出力順を表示
して、緊急出力するプリントジョブを選択する選択手段
を有しているので、オペレータはその提示された出力順
を目視によって確認しながら緊急出力対象のプリントジ
ョブを迅速かつ容易に選択することができ、また、テー
ブル書換え手段は迅速に出力順の変更が可能となり、緊
急処理を的確に行うことができる。その際、テーブル書
換え手段は印刷手段が停止状態にあるときにテーブルを
書き換えるので、プリントジョブの出力順の変更を一層
確実に行ことができる。

印刷手段は、第２のテーブルに格納された文書ファイ
ルの識別子の配列順に従ってファイルスタックから対応
する文書ファイルを取り出して印刷処理を行うので、現
在印刷処理中の文書ファイルの印刷終了に伴って、上記
緊急出力要求のある文書ファイルの識別子に係る文書フ
ァイルがファイルスタックから印刷手段に転送され、印
刷処理が行われる。

これにより、緊急出力要求のある文書ファイルは、そ
の識別子が第１のテーブルに格納されている待ち行列の
後方にスタック・インされたにもかかわらずに、上記待
ち行列の順序を飛び越して印刷手段により優先出力され
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例につき、図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は本発明による文書ファイル印刷制御装置の一
実施例の構成を示すブロック図であつて、１はワークス
テーション，コンピユータ等のホスト機器（以下、ホス
ト機器と総称する）や印刷装置，通信装置，その他の情
報処理機器を接続するネットワーク、２は文書ファイル
とその識別子および印刷制御情報ネットワーク１から取
り込む入力手段、３は文書ファイルを入力順に格納して
文書ファイルの識別子の格納順に従ってこれをファース
トイン・ファーストアウトで文書ファイル印刷手段に出
力するファイルスタック、４は文書ファイル印刷手段
（以下、単に印刷手段と称する）、５は文書ファイルの
識別子の待ち行列を格納する第１のテーブル（キユーデ
ータテーブル）、６はテーブル書き換え手段、７は上記
待ち行列を仮想的に書き換えたキユーデータを格納する
第２のテーブル、８は制御手段、９はモニタを備えたオ
ペレータ操作卓である。

同図において、ネットワーク１を介してホスト機器か
ら転送される印刷要求文書ファイル（プリントジョブ）
は入力手段２により取り込まれ、ファイルスタック３に
順に格納（スタック・イン）されると共に、その文書フ
ァイルに付与されている識別子等の制御情報（この識別
子はテーブル上でキユーデータと対応する）を第１のテ
ーブル５に上記ファイルスタックに格納される（スタッ
ク・インされる）文書フアイルの格納順に対応して格納
される。

緊急印刷出力命令がオペレータ操作卓９から入力され
ない通常のプリントジョブのみの場合は、制御手段８が
印刷手段４の状態を監視し、第１のテーブルのキユーを
ステップカウントする手段等で第１のテーブル５からそ
の格納順に識別子を出力し、この識別子と対応する文書
ファイルをファイルスタック３から印刷手段４に転送し
て印刷を行わせる。

この文書ファイル印刷装置が、前記したように、プリ
ントジョブが多数発生してファイルスタック３からの文
書ファイルを順次印刷している状態において、緊急の印
刷要求が発生した場合、オペレータは制御手段８の制御
卓９で緊急出力モードを設定し、該当文書の緊急プリン
ト出力を指示する緊急印刷出力命令（コマンド）を入力
する。

このオペレータの緊急印刷出力命令の入力に応じて、
制御手段８はテーブル書き換え手段６に対して第１のテ
ーブル５のキユーデータを第２のテーブル７に上記緊急
出力指示されたジョブがキユーの最前部となるように識
別子を組み換える書き換え処理を行なわせる。

この処理により、印刷手段４が次に印刷を開始する時
に、ファイルスタック３からは上記緊急出力指示された
識別子に対応する文書ファイルが印刷手段４に出力され
る。

第２図はファイルスタックと第１のテーブルおよび第
２のテーブルの内容の説明図であつて、（ａ）は第１の
テーブル５であるキユー処理用テーブル、（ｂ）はファ
イルスタック３、（ｃ）は第２のテーブル７であるキユ
ーデータテーブルである。

同図において、キユー処理用テーブル（ａ）のqOHは
キユーデータテーブル（ｃ）の文書ファイル識別子（フ
ァイルID）を指示するポインタ、Prev.IXはその前に処
理されるべきプリントジョブのキユーインデックス、Ne
xt IXはそのプリントジョブの後に処理されるべきジョ
ブのキユーインデックス、ファイルスタック（ｂ）とキ
ユーデータテーブル（ｃ）のa,b,c,・・・・l,mはプリ
ントジョブを示し、IDa,IDb,IDc,・・・・IDl,IDmは各
プリントジョブのファイルIDである。

第１のテーブル５（キユー処理用テーブル（ａ））の
ポインタqOHのPrevIX（1,2,・・・・ｎ−2,n−1,n,・・
・・とNext IX（2,3,4,・・・・n,n＋1,n＋2,・・・・
に対応する第２テーブル７（キユーデータテーブル
（ｃ））のIDには、それぞれファイルネーム（File Nam
e）a,b,c,・・・・とコピー部数（Copy Number）とが格
納され、これらのIDはファイルスタック（ｂ）３に順番
に格納されている上記プリントジョブa,b,c,・・・・に
対応する文書ファイルを指している。

このように、キユー処理用の第２のテーブル（ａ）７
（キユーデータテーブル）、キユーデータを格納する第
１のテーブル（ｃ）５（キユー処理用テーブル）および
ファイルスタック（ｃ）３の内容は同図の矢印で示した
ようにファイルの入力順に一対一で順序が対応してい
る。

同図に示したように、複数個のプリントジョブa,b,c,
・・・・を待ち行列（キユー）として格納しているスタ
ックａ（IDa）,b（IDb）,c（IDc），・・・・ｌ（ID
l）,m（IDm）があり、送られてきた新たなプリントジョ
ブは、空いているキユーインデックス１〜ｎ＋１）の若
い順にスタックされていく。

印刷出力処理の対象となるのはポインタqOH1に対応し
たキユーインデックス１番目にキユーされているプリン
トジョブａであり、このプリントジョブａの印刷出力処
理が終わるとキユーインデックス２にキユーされていた
ｂがキユーインデックス１に繰上げられ（ポツプさ
れ）、プリントジョブｂの出力処理が行われる。

このように、本発明では、各プリントジョブに対応し
たファイルIDとそのプリントジョブ出力に必要な情報
（ファイル名，コピー部数、紙サイズ，等）を持つ「キ
ユーデータテーブル」（第１のテーブル５）と各ファイ
ルIDに相当するジョブがファイルスタック３において出
力処理される順番を表すパラメータ（Prev.IX,Next I
X）を持つた「キユー処理用テーブル」（第２のテーブ
ル７）を印刷処理装置のアプリケーションソフトウエア
により内部的に作成し、見掛け上のキユースタック処理
順を入れ換えることにより緊急出力可能としたものであ
る。

第３図はキユー処理用テーブルにおけるパラメータの
入れ換え処理の説明図であつて、このテーブルのパラメ
ータ（Prev.IX,Next IX）の位置を変換し、実際に次に
出力されるジョブ（Next IX）の直前にオペレータ操作
卓９からの入力により指定された緊急印刷の対象となる
特定の文書ファイルのプリントジョブが出力されるよう
にキユーを仮想的に入れ換えることで緊急のジョブのハ
ードコピーを得るようにする。

すなわち、緊急出力のプリントジョブを、仮にキユー
インデツクスｎ番目のジヨブｌとすると、同図におい
て、（ａ）に示されるような状態にあるパラメータ（Pr
ev,IX,Next IX）を、（ｎ−１）→NIL,n→（ｎ−１）、
ｎ→（ｎ＋１），（ｎ＋１）→NILに書き換えて同図
（ｂ）に示したようにジョブｎをキユーのリンクから外
す。次に、NIL→n,NIL→１として同図（ｃ）に示したよ
うに書き換える。

第４図はキユー処理テーブルの書き替えにより仮想的
に順序が入れ換えられたファイルスタックの説明図であ
つて、（ａ）は元のファイルスタック状態を、（ｂ）は
書き換え後のファイルスタックのスタック状態を示す。

同図では、（ａ）のファイル番号ｎ番目に格納された
文書ファイル「ｌ」を緊急出力対象として（ｂ）のファ
イル番号「１」に入れ、印刷手段４への出力が「１」番
の文書ファイルとなるようにされたことを示す。

すなわち、緊急印刷出力すべき文書ファイルｌが入力
時のスタック順ではｎ番目であったものを、キユーテー
ブルの書き換え処理によって１番目に入替えられてい
る。

次に、第５図により本発明の上記実施例の動作を説明
する。

第５図は本発明による文書ファイル印刷制御装置の一
実施例の動作を説明するフローチャートである。

同図において、緊急に印刷出力を必要とする文書ファ
イルについて、オペレータがそのオペレータ操作卓９か
ら緊急出力モードとするための緊急印刷出力命令（コマ
ンド）入力を行う（ステツプ−１、以下Ｓ−１のように
記す）。

文書ファイル印刷制御装置の緊急出力動作（緊急出力
モード）は、このコマンドにより起動される。

この緊急出力モードが起動するための条件は、印刷手
段４が出力停止状態になつていることと、印刷装置４に
緊急出力の対象となる特定のプリントジョブを含めたプ
リントジョブがスタックにキユーとして存在しているこ
とが前提である。

すなわち、上記のキユースタックがなければ印刷出力
の待ち時間はないことであるから、入力したプリントジ
ョブはそのまま印刷手段４に供給されて即刻印刷処理が
なされる。

（Ｓ−１）で緊急出力モード起動のコマンドが入力さ
れると、制御手段８は印刷手段４がその出力処理停止状
態になつているか否かを判断し（Ｓ−２）、出力中であ
る場合には「出力停止せよ」のメッセージを操作卓９の
モニタに表示する（Ｓ−３）。

オペレータはモニタの「出力停止せよ」のメッセージ
をみて、印刷手段４に印刷出力動作の停止を指示し、
（Ｓ−２）のyesの状態にする。

印刷手段４が出力停止状態にあるときは（（Ｓ−２）
のyes）、キユースタックにジョブがあるか否かを判断
し（Ｓ−４）、キユーが存在しない場合には「スタック
にキユーされているジョブは無い」のメッセージをモニ
タに表示する（Ｓ−５）。

この表示が出れば印刷出力に待ち時間は無いから、オ
ペレータは緊急出力モードを解除し、そのまま印刷手段
４を動作させることで、当該文書ファイルの印刷が実行
され、ハードコピーが得られる。

（Ｓ−４）においてキユーされたジョブがある場合に
（Ｓ−４のyes）、スタックにキユーされている全ての
ジョブキユー（キユーリスト）を表示し（Ｓ−６）、オ
ペレータは表示されたジョブのキユーリストの中から緊
急に出力したいジョブを番号で選択する（Ｓ−７）。

この番号は第２図の（ｂ）に示したスタック・インさ
れているジョブのキユーインデックスに対応している。

ここで、仮にオペレータにより選択されたものがキユ
ーインデックスｎ番目のジョブであつたとする。上記し
たように、本発明では、第２図の（ｃ）に示したような
各スタック・インされているジョブのファイル名，コピ
ー部数，出力紙サイズ等，印刷出力に必要な印刷制御情
報をジョブのファイルIDと共にキユーデータテーブルと
して持ち、このテーブルの名ファイルIDを指すポインタ
と共に対応するジョブの出力処理順番を表すPrev.IX,Ne
xt IXといつたパラメータ等をもつキユー処理用テーブ
ル（第２図（ａ））を用いる。

第２図（ａ）のPrev.IXには自分の１つ前に処理され
るジョブがスタックされているキユーインデックスの番
号が入っており、Next IXには自分が処理された１つ後
に処理されるジョブのキユーインデックスの番号が入つ
ている。

オペレータにより選択されたキユーインデックスｎの
ジョブｌ（第２図，第４図）はIDlというファイルIDを
持ち、印刷出力動作に伴う制御情報は第２図（ｃ）のキ
ユーデータテーブルに持たれている。

このIDlをファイルIDとして持つジョブｌは第２図
（ａ）のキユー処理用テーブルのqOHnによりポインタと
してリンクされており、これに対応したPrev.IXとNext
IXにはそれぞれ第３図（ａ）に示すような値が入つてい
る。

この状態から第３図の（ｂ）→（ｃ）に示すステップ
を踏むことにより、ジョブｌの緊急印刷出力を可能とす
る。

すなわち、第３図（ｂ）に示すように、キユーインデ
ックスｎに対応するPrev.IX,Next IXにそれぞれNILを、
キユーインデックス（ｎ−１）に対応するNext IXに
（ｎ＋１）を、キユーインデックス（ｎ＋１）に対応す
るPrev.IXに（ｎ−１）に入れることにより、キユーイ
ンデックス（ｎ−１）のジョブの次に（ｎ＋１）のジョ
ブをリンクさせ、キユーインデックスｎのジョブをキユ
ーのリンクから外す。

次に、今までキユーの先頭にあつたキユーインデック
ス１のPrev.IXにｎを入れ、キユーインデックスｎのNex
t IXに１をいれることにより、第３図（ｃ）に示した状
態となる。

これは、最初にキユーインデックスｎに対応するプリ
ントジョブを、次にキユーインデックス１に対応するプ
リントジョブの順番で印刷出力処理を行うことを意味
し、この後の出力処理を再開させれば、要求どおりのプ
リントジョブｌの緊急プリント（文書ファイルｌの印刷
出力）を行うことが可能となる。

なお、前記したように、第２のテーブル７であるキュ
ー処理用テーブルとテーブル書き換え手段６によるこの
一連の処理における見掛け上のキユースタックの処理順
は第４図に示したとおりであるが、実際にはキューデー
タテーブル（ｃ）すなわち第１のテーブル５に格納され
ているキユーの位置が変わることはない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、多数の「出力
処理待ち」状態にある文書ファイル印刷のプリントジョ
ブが待ち行列（キユー）としてファイルスタックに格納
されている状態の文書ファイル印刷制御装置に、緊急出
力を必要とする文書ファイルがプリントジョブとして上
記キユーの後方にスタック・インされた場合でも、オペ
レータの指示によりそのジョブを他のジョブよりも先に
印刷手段に出力させることにより、上記緊急出力の要求
を満たすことができる。また、テーブル書き換え手段
は、印刷手段が停止状態にあるときに第２のテーブルを
書き換えるので、プリントジョブの出力順を確実に変更
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による文書印刷制御装置の一実施例の構
成を示すブロック図、第２図はファイルスタックおよび
第１のテーブルと第２のテーブルの内容説明図、第３図
はキユー処理用テーブルにおけるパラメータの入れ換え
処理の説明図、第４図はキユー処理テーブルの書き替え
により仮想的に順序が入れ換えられた文書ファイルスタ
ックの説明図、第５図は本発明による文書ファイル印刷
制御装置の一実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。 １……ネットワーク、２……入力手段、３……ファイル
スタック、４……印刷手段、５……第１のテーブル、６
……テーブル書き換え手段、７……第２のテーブル、８
……制御手段、９……オペレータ操作卓。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】入力した複数のプリントジョブをその入力
   順に蓄積するスタックと、 前記スタックに蓄積したプリントジョブを実行する印刷
   手段と、 各プリントジョブに対応して識別子とプリント出力に必
   要なジョブ情報を有する第１のテーブルと、 プリントジョブの出力順序を表す第２のテーブルと、 印刷手段が停止状態である場合に、前記第２のテーブル
   のプリントジョブの出力順を表示して、緊急出力するプ
   リントジョブを選択する手段と、 選択した緊急出力するプリントジョブが出力順の先頭と
   なるように、第２のテーブルの出力順を変更するテーブ
   ル書換え手段を具備し、 上記第２のテーブルで指示された出力順で前記スタック
   に蓄積されたプリントジョブを上記印刷手段により印刷
   処理することを特徴とする印刷制御装置。