JP3381571B2 - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP3381571B2
JP3381571B2 JP25713197A JP25713197A JP3381571B2 JP 3381571 B2 JP3381571 B2 JP 3381571B2 JP 25713197 A JP25713197 A JP 25713197A JP 25713197 A JP25713197 A JP 25713197A JP 3381571 B2 JP3381571 B2 JP 3381571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム係り、より詳しくは、ネットワークを介して接続
された又はローカル接続された少なくともクライアント
端末装置とプリンタ装置とを含んで構成され、構成する
装置の何れかが、前記クライアント端末装置より発行さ
れる印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブを順次キューイ
ング制御し該印刷ジョブの印刷情報及び印刷データを含
む印刷ジョブ情報を管理する印刷ジョブ管理部を備えた
ネットワークシステム関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ネットワークを介して複数の
クライアント端末装置と複数のプリンタとプリンタサー
バとを接続し、プリンタサーバにおいて、複数のクライ
アント端末装置から要求される印刷ジョブをキューイン
グ制御し、共有使用されるプリンタで上記印刷ジョブを
適切な順序で実行するネットワークシステムが提案され
ている。
【0003】また、この他に、上記のようなプリンタサ
ーバによる印刷ジョブキューイング制御処理を実行可能
な高機能プリンタが提案されており、該高機能プリンタ
により複数のクライアント端末装置から要求される印刷
ジョブをキューイング制御するネットワークシステムも
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようなネットワークシステムには、通常複数の機種の
共有プリンタが接続されているため、印刷ジョブの出力
要求を発行する操作員はそれら複数の共有プリンタの特
性を把握しておく必要があり、操作員の負荷が大きかっ
た。
【0005】このような問題を回避するために、近年で
はプリンタサーバにて印刷ジョブ属性に応じて最適なプ
リンタを自動的に選択する機能が提案されている。
【0006】ところが、一般的には操作員から最も近く
に設置されたプリンタを操作員が自ら選択して印刷出力
する運用が好まれており、結局操作員が最も近くのプリ
ンタに対して、印刷ジョブ情報や該プリンタの特性に応
じた細かな情報を設定する必要がある。このため、操作
員の負担が大きくなる上、プリンタに細かな情報を設定
する際の設定ミスなどにより、操作員の意にそぐわない
不正プリントが発生してしまう。
【0007】その一方で、一般的に、印刷ジョブを発行
した操作員が印刷ジョブ発行後に該印刷ジョブの情報の
一部修正に気づき印刷ジョブを再発行するといった操作
が多い。しかし、印刷要求を発行した後(印刷ジョブが
キューイングされた後)では、システム管理者に印刷ジ
ョブの取消を依頼するか又は操作員が自ら印刷ジョブを
取消した後、情報を一部修正した印刷ジョブを改めて出
力要求する必要がある。このため、操作が煩雑になる
上、ネットワーク上のトラフィック量も増大してしま
う。
【0008】
【0009】
【0010】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたものであり、設定ミスや操作ミスによって要求し
てしまった印刷ジョブの設定情報を該印刷ジョブのキュ
ーイング後でも変更可能として印刷ジョブに関する操作
性を向上させ且つ不正プリントを減少させることができ
るネットワークシステム提供することを目的とする。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のネットワークシステムは、ネットワ
ークを介して接続された又はローカル接続された少なく
ともクライアント端末装置と、プリンタと、前記クライ
アント端末装置より発行された印刷ジョブ要求に基づく
印刷ジョブを順次キューイング制御し、且つ該印刷ジョ
ブに含まれる、前記クライアント端末装置により設定さ
れた印刷情報及び前記プリンタ装置で印刷される印刷デ
ータを含む印刷ジョブ情報をジョブ管理テーブルにより
管理するプリンタサーバと、を備えたネットワークシス
テムであって、前記プリンタサーバは、前記クライアン
ト端末装置より印刷ジョブ要求を受信した場合に、比
情報と一致する情報を持つ同類ジョブを、前記ジョブ管
理テーブルに登録された印刷ジョブより検索する同類ジ
ョブ検索手段と、前記同類ジョブ検索手段による検索で
得られた同類ジョブの印刷ジョブ情報を前記クライアン
ト端末装置に通知する同類ジョブ情報通知手段と、を有
し、前記クライアント端末装置は、情報を表示するため
の情報表示手段と、前記同類ジョブ情報通知手段により
通知された同類ジョブの印刷ジョブ情報を前記情報表示
手段に表示させる同類ジョブ情報表示制御手段と、前記
情報表示手段に表示された同類ジョブの印刷ジョブ情報
を再設定するための情報再設定手段と、前記情報再設定
手段により再設定された再設定後の印刷ジョブ情報を前
記プリンタサーバへ通知する情報通知手段と、を有し、
前記プリンタサーバは、前記情報通知手段により通知さ
れた再設定後の印刷ジョブ情報を、前記印刷ジョブ要求
に基づく印刷ジョブの印刷ジョブ情報として、ジョブ管
理テーブルに登録することを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】次に、本発明に係るネットワークシステム
を説明する。本発明を適用可能なネットワークシステム
は、ネットワークを介してされた又はローカル接続され
たクライアント装置と、プリンタと、プリンタサーバと
で構成され、プリンタサーバにおいて、クライアント端
末装置より発行される印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョ
ブを順次キューイング制御し該印刷ジョブの印刷情報及
び印刷データを含む印刷ジョブ情報を管理するようにな
っている(すなわち、プリンタサーバが印刷ジョブ管理
部を備えている)。このように、ネットワークシステム
がプリンタサーバを含んで構成されている場合は、一般
的に該プリンタサーバに印刷ジョブ管理部を設けること
が望ましく、クライアント端末装置、プリンタ装置、プ
リンタサーバ間での負荷分散を図ることができる。
【0016】なお、上記印刷情報とは、印刷ジョブに設
定されている出力用紙サイズや縮小率・拡大率の情報、
複写部数の情報などの印刷制御情報、及びフォーム情報
やフォント情報などの印刷資源情報を意味し、印刷デー
タとは、実際に印刷されるデータを意味する。印刷ジョ
ブ情報は、これら印刷情報と印刷データの両方を含んだ
ものである。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】発明に係るネットワークシステムでは、
プリンタサーバがクライアント端末装置より印刷ジョブ
要求を受信すると、プリンタサーバの同類ジョブ検索手
段は、比較情報と一致する情報を持つ同類ジョブを、ジ
ョブ管理テーブルに登録された印刷ジョブより検索す
る。なお、比較情報としては、印刷ジョブ要求を発行し
たクライアント端末装置の識別情報以外に、ジョブ管理
テーブルにおける印刷ジョブの印刷データを格納したフ
ァイル名等の情報を挙げることができる。
【0025】上記検索で得られた同類ジョブの印刷ジョ
ブ情報は、同類ジョブ情報通知手段によりクライアント
端末装置へ通知され、通知された同類ジョブの印刷ジョ
ブ情報は、クライアント端末装置の同類ジョブ情報表示
制御手段によって情報表示手段に表示される。
【0026】操作員は、表示された同類ジョブの印刷ジ
ョブ情報を見て、情報再設定手段によって所望の印刷ジ
ョブ情報を再設定する。そして、この再設定後の印刷ジ
ョブ情報は、情報通知手段によりプリンタサーバへ通知
される。
【0027】この通知を受けたプリンタサーバでは、通
知された再設定後の印刷ジョブ情報を、印刷ジョブ要求
に基づく印刷ジョブの印刷ジョブ情報として、ジョブ管
理テーブルに登録する。
【0028】このようにして、既にジョブ管理テーブル
に登録され、プリンタサーバにより管理された印刷ジョ
ブの印刷ジョブ情報を基にして、該既存の印刷ジョブ情
報に類似した新たな印刷ジョブ情報を容易に登録するこ
とができる。
【0029】ところで、新たな印刷ジョブ情報の新規登
録のみならず、新たな印刷ジョブ情報によって既存の印
刷ジョブ情報を置換することや、既存の印刷ジョブ情報
を削除することも待望される。
【0030】具体的には、クライアント端末装置に置換
要求発行手段を設け、該置換要求発行手段によって、ジ
ョブ管理テーブルに登録された同類ジョブの印刷ジョブ
情報を、印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブの印刷ジョ
ブ情報によって置換する置換要求を、プリンタサーバ
対して発行する。そして、プリンタサーバでは、上記置
換要求を受信すると、置換手段によって、同類ジョブの
印刷ジョブ情報を、印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブ
の印刷ジョブ情報によって置換すれば良い。これによ
り、新たな印刷ジョブ情報による置換が実現する。
【0031】なお、このとき置換手段は、例えば、同類
ジョブのうち最も出力優先順位が高い印刷ジョブの印刷
ジョブ情報を、印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブの印
刷ジョブ情報によって置換することができる。また、こ
の際、同時に、全ての同類ジョブの印刷ジョブ情報をジ
ョブ管理テーブルから削除しても良い。
【0032】一方、クライアント端末装置に取消要求発
行手段を設け、該取消要求発行手段によって、同類ジョ
ブのうちの任意の印刷ジョブの実行を取り消す取消要求
を、プリンタサーバに対して発行する。そして、プリン
タサーバでは、上記取消要求を受信すると、削除手段に
よって、取消要求の対象となる同類ジョブの印刷ジョブ
情報をジョブ管理テーブルから削除すれば良い。これに
より、既存の印刷ジョブ情報の削除が実現する。
【0033】ところで、第1の発明で印刷ジョブ情報を
変更中の印刷ジョブや、第2の発明で置換や削除の対象
となりうる同類ジョブのうち印刷待ち状態にある印刷ジ
ョブについては、印刷処理が実行されないように、出力
保留状態とすることが望ましい。
【0034】
【0035】例えば、本発明に係るネットワークシステ
ムでプリンタサーバに第2の保留制御手段をさらに設
け、この第2の保留制御手段により、同類ジョブのうち
印刷待ち状態にある印刷ジョブを出力保留状態として管
理し、他の印刷ジョブが存在する場合、該他の印刷ジョ
ブを優先して処理を実行するよう制御する。
【0036】これにより、印刷ジョブ情報の変更が完了
しないまま、印刷ジョブの処理が実行され、操作員の意
にそぐわないプリントや不正プリントが発生することを
未然に防止できる。
【0037】一方置換や削除の対象となりうる同類ジ
ョブが印刷処理中である場合には、直ちに該印刷ジョブ
の印刷処理を停止することが望ましい。
【0038】
【0039】例えば、本発明に係るネットワークシステ
ムでプリンタサーバに第2の停止制御手段をさらに設
け、この第2の停止制御手段により、同類ジョブのうち
印刷処理中のジョブが存在する場合には、該印刷処理中
の全ての同類ジョブの印刷処理を停止し、クライアント
端末装置からの処理要求を受信後に、該処理要求内容に
応じて同類ジョブの印刷処理の取り消し、再出力、継続
のうち何れかを行うよう制御することが望ましい。
【0040】これにより置換や削除の対象となりうる
同類ジョブの全部又は一部が印刷処理中である場合に、
直ちに該印刷ジョブの印刷処理を停止させることができ
る。さらに、その後、クライアント端末装置からの処理
要求に応じた処理(印刷処理の取り消し、再出力、継続
のうち何れか)を自動的且つ迅速に行うことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、発明に係るネットワーク
システムの実施形態を説明する。
【0042】 [本実施形態におけるネットワークシステムの構成] 前述した発明は、複数のクライアント端末装置(以
下、クライアントと略称する)から発行される印刷要求
指示に従い印刷情報を不揮発性記憶装置または揮発性記
憶装置を用いたキューイング制御を用いて複数の印刷ジ
ョブ出力制御手段を備えることが可能なクライアント、
またはプリンタサーバ、あるいはプリンタを含んで構成
されたネットワークシステムに関するものであり、この
ネットワークシステムの構成として図1〜3に示す各種
の構成が挙げられる。
【0043】即ち、図1に示す構成例1では、印刷ジョ
ブのキューイング制御を、クライアント20A、20B
またはプリンタ40の何れか1つによって実行する形態
である。なお、クライアントとプリンタが1対1でロー
カル接続される場合には、通常クライアント側でキュー
イング制御が行われる。
【0044】図2に示す構成例2は、プリンタサーバ3
0にローカル接続された1つのプリンタ40を複数のク
ライアント20A、20Bで共有するための構成例であ
り、このような場合、印刷ジョブのキューイング制御は
通常プリンタサーバ30で実行される。但し、クライア
ント20A、20Bやプリンタ40でキューイング制御
を行うことも可能である。
【0045】図3に示す構成例3は、ネットワーク12
を介して接続されたプリンタ40を複数のクライアント
20A、20Bで共有するための構成例であり、このよ
うな場合も構成例2と同様に、印刷ジョブのキューイン
グ制御は通常プリンタサーバ30で実行される。但し、
クライアント20A、20Bやプリンタ40でキューイ
ング制御を行うことも可能である。
【0046】以下に述べる実施形態では、最も多く使用
されている図3の構成例3にて、プリンタサーバ30が
印刷ジョブのキューイング制御を行う例について説明す
る。
【0047】[ネットワークシステムを構成する各装置
の構成]図4に示すように、本実施形態におけるネット
ワークシステム10では、複数のクライアント20と、
プリンタサーバ30と、複数のプリンタ装置40とが、
ローカルエリアネットワーク(LAN)12を介して互
いに接続されている。
【0048】(クライアント20の構成)まず、クラ
イアント20の構成を概説する。クライアント20は、
クライアント操作員への情報表示を行うディスプレイ2
4と、クライアント操作員が各種機能の選択や情報の変
更等を行うためのキーボード25と、ディスプレイ24
への情報表示やキーボード25からの情報入力に係る後
述する各種の制御処理を行うジョブ操作部22と、ジョ
ブ操作部22からの要求により該当する印刷データと印
刷情報をプリンタサーバ30に出力する制御を行うとと
もにプリンタサーバ30からの情報を受け付け、ジョブ
操作部22に情報を通知するジョブ出力制御部23と、
ジョブ操作部22及びジョブ出力制御部23に対する制
御処理を行う主制御部21とを、含んで構成されてい
る。
【0049】ここで、ジョブ操作部22における処理の
概要を説明する。ジョブ操作部22では、大別して
(1)印刷データ出力処理、(2)情報表示および選択
処理、(3)印刷データ編集時処理の3種類の処理が実
行される。
【0050】(1)印刷データ出力処理 ・操作員からの印刷ジョブ出力要求受付処理を行う。
【0051】・印刷ジョブ出力要求として同時に印刷ジ
ョブに設定する属性情報の受け付け処理を行う(用紙サ
イズや縮小情報など)。
【0052】・印刷ジョブ出力要求として同時に印刷ジ
ョブに設定する資源情報の受け付け処理を行う(フォー
ムやフォント情報など)。
【0053】(2)情報表示および選択処理 ・プリンタサーバ30内にキューイングされているジョ
ブ情報を表示する処理を行う。
【0054】・表示されているジョブ情報から置換する
ジョブ、編集するジョブ、取消するジョブを選択するた
めの制御処理を行う。
【0055】(3)印刷データ編集時処理 ・プリンタサーバから転送された印刷データを表示し編
集するための制御処理を行う。
【0056】1.印刷属性情報編集(用紙サイズや縮小
情報などの編集) 2.印刷資源情報編集(フォームやイメージ、フォント
情報などの編集) 3.印刷データ編集(実際に印刷される印刷データの編
集) (プリンタサーバ30の構成)次に、プリンタサーバ
30の構成を概説する。図4に示すように、プリンタサ
ーバ30は、主制御部31、データ入力制御部32、デ
ータ送受信部33、ジョブ管理部34、データ出力制御
部35、データ出力部36、不揮発性の記憶装置である
スプール3B、及び各種テーブルを記憶した図示しない
メモリを含んで構成されている。なお、各種テーブルは
スプール3Bに記憶するように構成しても良い。
【0057】このうち主制御部31はデータ入力制御部
32やジョブ管理部34といった他の制御部の起動/停
止処理を行う制御部であり、データ入力制御部32は、
クライアント20からの要求に応じて1対1で対応する
データ送受信部33の起動/停止処理を行う制御部であ
る。なお、データ送受信部33の起動/停止処理では、
後述する図15のデータ送受信部管理テーブル37が使
用される。
【0058】データ送受信部33は、クライアント20
との通信制御処理、及び印刷データをスプール3Bに格
納すると共にジョブ管理部34と連携してジョブの管理
/操作を行う制御部であり、スプール3B内での印刷デ
ータ管理には後述する図17のファイル管理テーブル3
8を使用する。なお、このデータ送受信部33は、クラ
イアント20からの要求数に合わせて複数個起動され
る。
【0059】ジョブ管理部34は、データ送受信部33
によって入力された各印刷ジョブの情報を、後述する図
14のジョブ管理テーブル39により一括管理する。即
ち、ジョブ管理部34では、このジョブ管理テーブル3
9を使用して、印刷ジョブの出力スケジューリング処理
が行われる。また、ジョブ管理部34は、必要に応じて
データ出力部36の制御管理も合わせて行う。
【0060】データ出力制御部35は、後述する図16
のデータ出力部管理テーブル3Aを用いてデータ出力部
36の起動/停止処理を行う。また、データ出力部36
は、ジョブ管理部34によってスケジューリングされた
印刷ジョブを順次対象となるプリンタ40へ出力する。
なお、データ出力部36は、プリンタサーバ30に事前
に登録されているプリンタ40毎にデータ出力制御部3
5によって、複数個起動される。
【0061】[各種の管理テーブルの概要]ここで、図
14〜図17にそれぞれ示すジョブ管理テーブル39、
データ送受信部管理テーブル37、データ出力部管理テ
ーブル3A、ファイル管理テーブル38について概要を
説明する。
【0062】図14に示すジョブ管理テーブル39は、
ジョブ管理部34がクライアント20から要求された印
刷ジョブを管理するために使用されるテーブルである。
図14に示す各情報フィールドについて説明する。
【0063】ジョブIDは、プリンタサーバ30側で受
信したジョブに対して内部的に設定するジョブ番号であ
り、クライアント20からのジョブの取消しや編集機能
使用時にこのジョブID情報がインターフェイス情報と
して使用される。
【0064】ジョブ入力日付/時間のフィールドには、
印刷ジョブがプリンタサーバ30に入力された日付/時
間情報が設定される。
【0065】ジョブ状態のフィールドには、プリンタサ
ーバ30内でのジョブの状態情報が設定される。プリン
タサーバ30内では、以下の4つの状態で印刷ジョブを
管理する。
【0066】 ・印刷待ち=プリンタへのデータ出力待ち状態 ・印刷中=当該ジョブが現在出力処理中である状態 ・保留=当該ジョブ出力処理中、エラーが発生し出力で
きない状態 ・編集中=当該ジョブが現在クライアント上で編集され
ている状態 キュー情報のフィールドには、出力キュー上での扱い情
報として、例えば、ロック(当該ジョブが出力保留状態
で出力されない状態)が設定される。
【0067】クライアント情報のフィールドには、印刷
要求を発行したクライアント20を識別するための情報
としてクライアント20のIPアドレス情報が設定され
る。
【0068】その他、印刷ファイル名のフィールドに
は、印刷データのファイル名が設定され、ファイル作成
日付/時間のフィールドには、印刷データファイルがク
ライアント20で作成された日付/時間の情報が設定さ
れる。出力ページ範囲のフィールドには、印刷データの
出力ページ範囲情報が設定され、印刷属性情報のフィー
ルドには、印刷データに設定された用紙サイズ、印刷方
位、拡大縮小率、N−up(=Nページ分のデータを縮
小して1枚の用紙に記録するための指定)、複写部数、
両面片面印刷、給紙情報、排出口情報、カラー/モノク
ロ情報等の属性情報が設定される。
【0069】また、印刷資源情報のフィールドには、印
刷データに設定されたフォント情報、フォーム情報、イ
メージ/グラフィック情報等の印刷資源情報が設定さ
れ、処理情報のフィールドには、ジョブ状態が保留状態
になった理由情報が設定される。
【0070】図15に示すデータ送受信部管理テーブル
37は、データ入力制御部32がデータ送受信部33の
起動/停止管理処理を行うために使用するテーブルであ
り、プロセスIDのフィールドには、データ入力制御部
32によって起動されるデータ送受信部起動処理で得ら
れるプロセスID情報が設定され、起動開始時間のフィ
ールドには、当該データ送受信部33が起動された時間
情報が設定される(但し、起動開始時間の情報はプリン
タサーバ30では特に使用されない)。
【0071】図16に示すデータ出力部管理テーブル3
Aは、データ出力制御部35がデータ出力部36の起動
停止管理処理を行うために使用するテーブルであり、プ
ロセスIDのフィールドには、データ出力制御部35に
よって起動されるデータ出力部起動処理で得られるプロ
セスID情報が設定され、起動開始時間のフィールドに
は、当該データ出力部36が起動された時間情報が設定
される(但し、起動開始時間の情報はプリンタサーバ3
0では特に使用されない)。
【0072】図17に示すファイル管理テーブル38
は、データ送受信部33およびデータ出力部36によっ
て、プリンタサーバ30内で管理される印刷ジョブの実
データを管理するために使用されるテーブルであり、ジ
ョブIDのフィールドには、ジョブ管理部34によって
ジョブ登録された際にジョブID情報が設定され、先頭
ポイントのフィールドには、上記ジョブIDの実データ
部の先頭ポイントが設定される。
【0073】[各種の要求発行時のデータ形式の概要]
ここで、図18〜図25にそれぞれ示す各種の要求発行
時のデータ形式を説明する。
【0074】図18には、汎用的に用いられる要求発行
時のデータ形式を示す。ここで、要求種別フラグのフィ
ールドには、クライアント20からプリンタサーバ30
への要求を識別するための以下のような情報が設定され
る。
【0075】・印刷要求…クライアント20から印刷ジ
ョブを発行する場合に設定される。 ・置換要求…同類ジョブと当該ジョブを置換する場合に
設定される。
【0076】・登録要求…同類ジョブの存在を確認した
上で当該ジョブをそのまま登録する場合に設定される。
【0077】・取消し要求…当該ジョブの要求を取り消
す場合に設定される。 ・ジョブ一覧要求…プリンタサーバ30内に登録されて
いるジョブ一覧情報を取得する場合に設定される。
【0078】・編集要求…プリンタサーバ30内に登録
されているジョブを編集する場合に設定される。
【0079】・編集データ登録要求…クライアント20
上で編集したデータをプリンタサーバ30に登録する場
合に設定される。
【0080】次に、クライアント情報のフィールドに
は、上記各要求を発行するクライアント20を識別する
ための情報として、クライアント20のIPアドレスが
設定される。データ部のフィールドには、上記各種要求
により異なる形式で設定される(ただし、ジョブ一覧要
求時にはデータ部は存在しない)。
【0081】図19には、印刷要求発行時のデータ形式
を示す。ここで、登録モード情報のフィールドには、同
類ジョブ検索レベル情報が設定される。クライアント2
0では、以下のようなチェック項目に基づいて選択され
た情報が設定される。但し、本機能を使用する場合に
は、クライアント情報と印刷ファイル名情報が必ず使用
され、その他情報はすべて論理積(AND)条件で使用
される。
【0082】クライアント…クライアント20を識別す
るための情報が設定される(IPアドレス)。
【0083】印刷ファイル名…印刷ジョブの文書名が設
定される。 ファイル作成日付/時間…ファイル作成日付が同一の場
合に同類ジョブとみなす際に設定される。
【0084】出力ページ範囲…出力ページ範囲が同一の
場合に同類ジョブとみなす際に設定される。
【0085】印刷属性情報…印刷属性情報がすべて同一
の場合に同類ジョブとみなす際に設定される。
【0086】印刷資源情報…印刷資源情報がすべて同一
の場合に同類ジョブとみなす際に設定される。
【0087】次に、印刷ファイル名のフィールドには、
印刷ジョブのファイル名が設定され、ファイル作成日付
/時間のフィールドには、印刷ジョブがクライアント2
0上で作成されたファイル作成日付/時間が設定され
る。
【0088】出力ページ範囲のフィールドには、印刷ジ
ョブの印刷ページ範囲情報が設定され、印刷属性情報の
フィールドには、印刷データに設定されている用紙サイ
ズ、印刷方位、拡大縮小率、N−up、複写部数、両面
片面印刷、給紙情報、排出口情報、カラー/モノクロ情
報といった印刷属性情報が設定される。
【0089】印刷資源情報のフィールドには、印刷デー
タに設定されているフォント情報、フォーム情報、イメ
ージ/グラフィック情報といった印刷資源情報が設定さ
れ、印刷データのフィールドには、印刷データの実体が
設定される。
【0090】図20には、印刷ジョブ置換要求発行時の
データ形式を示す。ここで、置換ジョブ数のフィールド
には、置換対象とするジョブ数情報が設定される(本情
報は下記の対象ジョブIDの数となる)。対象ジョブI
Dのフィールドには、置換対象とするジョブID情報が
設定される(複数可)。なお、このジョブIDはプリン
タサーバ30内で管理されているジョブIDである。ま
た、データのフィールドには、印刷データの実体が設定
される。
【0091】図21には、印刷ジョブ登録要求発行時の
データ形式を示す。ここで、印刷ファイル名のフィール
ドには、印刷ジョブのファイル名が設定され、ファイル
作成日付/時間のフィールドには、印刷ジョブがクライ
アント上で作成されたファイル作成日付/時間が設定さ
れる。
【0092】出力ページ範囲のフィールドには、印刷ジ
ョブの印刷ページ範囲情報が設定され、印刷属性情報の
フィールドには、印刷データに設定されている用紙サイ
ズ、印刷方位、拡大縮小率、N−up、複写部数、両面
片面印刷、給紙情報、排出口情報、カラー/モノクロ情
報といった印刷属性情報が設定される。
【0093】印刷資源情報のフィールドには、印刷デー
タに設定されているフォント情報、フォーム情報、イメ
ージ/グラフィック情報といった印刷資源情報が設定さ
れ、印刷データのフィールドには、印刷データの実体が
設定される。
【0094】但し、本要求形式は、ジョブの属性を変更
して登録する場合にのみ設定される。印刷要求発行時と
同様の印刷情報で登録する場合には、本要求データは出
力されない。
【0095】図22には、印刷ジョブ取消し要求発行時
のデータ形式を示す。ここで、取消しジョブ数のフィー
ルドには、取消し対象とするジョブ数情報が設定される
(本情報は下記の対象ジョブIDの数となる)。対象ジ
ョブIDのフィールドには、取消し対象とするジョブI
D情報が設定される(複数可)。なお、このジョブID
はプリンタサーバ30内で管理されているジョブIDで
あり、当該ジョブIDとプリンタサーバ30内に存在す
る同類ジョブとみなされたジョブIDを任意選択して設
定される。図23には、印刷ジョブ編集要求発行時のデ
ータ形式を示す。ここで、編集タイプのフィールドに
は、編集ジョブの編集タイプ情報が設定される。なお、
ここでの編集タイプとして以下に示す項目が選択され
る。
【0096】データ編集…印刷データ及び印刷情報を同
時に編集する場合に設定される。 印刷情報編集…印刷情報のみ編集する場合に設定され
る。
【0097】次に、編集ジョブIDのフィールドには、
編集対象とするジョブID情報が設定される。
【0098】図24には、編集データ登録時のデータ形
式を示す。ここで、ジョブIDのフィールドには、編集
した印刷ジョブのジョブIDが設定され、出力ページ範
囲のフィールドには、印刷データの出力ページ範囲情報
が設定される。データ種別のフィールドには、編集した
データの内容を識別するための以下の様な情報が設定さ
れる(なお、全データ変更、一部データ変更はどちらか
一方を選択)。
【0099】全データ変更…全データを置き換える場合
に設定される。 一部データ変更…編集したデータ部のみを置き換える場
合に設定される。
【0100】属性変更…印刷情報を編集した場合に設定
される。 次に、編集印刷属性部のフィールドには、変更された印
刷属性情報が設定される。なお、印刷属性情報とは、図
14のジョブ管理テーブル39内に保管されている印刷
属性情報および印刷資源情報が同一の形式で設定され
る。
【0101】変更数のフィールドには、非連続で変更さ
れたデータの繰り返し回数情報が設定される(データ種
別が全データ変更の場合には常に1が設定される)。ま
た、編集データ部のフィールドには、上記各データ種別
情報に応じて以下に示す情報が設定される。
【0102】ページ範囲…設定されるデータのページ範
囲情報が設定される。 データ…変更されたデータが設定される。
【0103】なお、これらページ範囲、データは、情報
の変更数分だけ繰り返して設定される。
【0104】図25には、ジョブ一覧応答時のデータ形
式を示す。ここで、対象ジョブ数のフィールドには、当
該クライアントが要求した印刷ジョブ数が設定される。
【0105】以下に示す対象ジョブ情報(ジョブID〜
処理情報)は、先頭で示される対象ジョブ数分設定され
る。データ情報のフィールドには、最後尾のデータ部が
存在するか否かを示す(データ部はデータ編集要求を受
け付けた場合に設定される)。
【0106】ジョブIDのフィールドには、プリンタサ
ーバ30内に登録されているジョブ番号が設定され、ジ
ョブ入力日付/時間のフィールドには、印刷ジョブがプ
リンタサーバ30に入力された日付/時間情報が設定さ
れる。
【0107】ジョブ状態のフィールドには、以下に示す
ようなプリンタサーバ30内でのジョブの状態情報が設
定される。
【0108】印刷待ち…プリンタ40へのデータ出力待
ち状態であることを意味する。 印刷中…当該ジョブが現在出力処理中であることを意味
する。
【0109】保留…当該ジョブ出力処理中、エラーが発
生し出力できない状態を意味する。 編集中…当該ジョブが現在クライアント20上で編集さ
れている状態を意味する。
【0110】ロック…当該ジョブが同類ジョブとみなさ
れ出力できない状態を意味する。 次に、クライアント情報のフィールドには、クライアン
ト20のIPアドレス情報が設定され、印刷ファイル名
のフィールドには、印刷データのファイル名が設定され
る。ファイル作成日付のフィールドには、印刷データフ
ァイルがクライアント20で作成された日付/時間情報
が設定され、出力ページ範囲のフィールドには、印刷デ
ータの出力がページ範囲情報が設定される。
【0111】また、印刷属性情報のフィールドには、印
刷データに設定されている用紙サイズ、印刷方位、拡大
縮小率、N−up、複写部数、両面片面印刷、給紙情
報、排出口情報、カラー/モノクロ情報といった属性情
報が設定され、印刷資源情報のフィールドには、印刷デ
ータに設定されているフォント情報、フォーム情報、イ
メージ/グラフィック情報といった印刷資源情報が設定
される。
【0112】さらに、処理情報のフィールドには、ジョ
ブ状態が保留状態になった理由情報が格納される(保留
状態のジョブのみ本情報が設定される)。データのフィ
ールドには、印刷データそのものが設定される。なお、
データのフィールドには、クライアント20よりデータ
編集要求された場合に、対象となる印刷データを転送す
るために該印刷データが設定される。
【0113】[クライアント及びプリンタサーバにおけ
る基本的な処理の処理手順]次に、クライアント20及
びプリンタサーバ30における基本的な処理として、
起動処理、印刷要求処理、編集要求処理の各処理手
順を説明する。
【0114】起動処理 まず、基本的な処理として、起動処理について説明す
る。
【0115】(1)クライアント側の起動処理 図4に示すクライアント20では、最初に起動される主
制御部21は、操作員より停止要求を受け付けるまで処
理を続ける。ジョブ操作部22およびジョブ出力制御部
23は、操作員による印刷要求時やその他の各種要求事
象の発生時に、それぞれの起動処理が行われ、ジョブ操
作部22、ジョブ出力制御部23は一連の制御処理が完
了した時点で停止し、主制御部21に制御が渡される。
【0116】(2)プリンタサーバ側の起動処理 図4に示すプリンタサーバ30では、クライアント20
の構成と同じように最初に起動される主制御部31は、
操作員より停止要求を受け付けるまで処理を続ける。
【0117】実際に印刷ジョブの入力、管理および出力
処理を行うための以下の各制御部は、主制御部31の起
動時に、同時に主制御部31によって起動され、各制御
部では並行して処理が行われる。
【0118】・データ入力制御部32 ・ジョブ管理部34 ・データ出力制御部35 この他、データ送受信部33およびデータ出力部36
は、それぞれの上位の制御部であるデータ入力制御部3
2およびデータ出力制御部35によって起動される。
【0119】このうちデータ送受信部33は、クライア
ント20からの要求事象が発生した際に、データ入力制
御部32によって起動され、1つのクライアント20と
の一連の制御処理が完了した時点で処理を終了する。
【0120】一方のデータ出力部36は、データ出力制
御部35が起動された時点で各プリンタ40に対応し
て、複数起動され、主制御部31からの停止要求をデー
タ出力制御部35経由で受け付けるまで処理を続ける。
【0121】プリンタサーバ30に実装される上記各制
御部の処理は、並行処理を行うことにより、複数のクラ
イアント20からの要求受付および複数のプリンタ40
へのデータ出力機能を実現している。
【0122】印刷要求処理 次に、印刷要求処理について説明する。
【0123】(1)クライアント側での印刷要求発行処
理 クライアント20では、操作員より印刷要求を受け付け
た際、各種印刷属性情報および印刷資源情報が設定され
るまで処理を待ち、印刷属性情報および印刷資源情報の
設定完了後、図18および図19に示すデータ形式で印
刷要求をプリンタサーバ30に発行する。
【0124】クライアント20では、この要求発行後、
プリンタサーバ30からの応答情報を受け付けるまで処
理を待ち、プリンタサーバ30からの応答情報に応じた
処理を、後述する(3)において行う。
【0125】(2)プリンタサーバ側での印刷要求受付
処理 プリンタサーバ30では、クライアント20からの印刷
要求受信時、クライアント20との通信制御処理を行う
ためのデータ送受信部33を新たに起動し、このデータ
送受信部33がジョブ管理部34と連携して、プリンタ
サーバ30内で管理されているジョブ管理テーブル39
をチェックし、同類ジョブがすでに存在するか否かのチ
ェック処理を行う。なお、同類ジョブのチェック処理は
図19内の登録モード情報が設定されている場合にのみ
行われる。
【0126】このジョブチェック処理の結果、同類ジョ
ブが検出された場合に限り、同類ジョブ一覧情報(図2
5参照)を生成し、当該クライアント20へ情報を転送
する処理を行う。
【0127】さらに、プリンタサーバ30では同類ジョ
ブと判断された印刷待ちのジョブを出力保留状態とし、
印刷中のジョブが存在する場合、即座に出力処理を一時
停止する処理が行われる。
【0128】同類ジョブが存在しない場合には、通常の
ジョブ登録処理が行われ全ての印刷データ入力処理を行
った後、正常に登録された旨の情報をクライアント20
に転送する。なお、通常の登録処理とは、プリンタサー
バ30内のジョブ管理部34が管理しているジョブ管理
テーブル39へ新規登録する処理と、ファイル管理テー
ブル38に登録しながら全ての印刷データをスプール3
Bに格納する処理である。
【0129】(3)クライアント側での応答情報チェッ
ク処理および後処理指示 プリンタサーバ30からの応答情報をチェックし、通常
登録された場合、当該印刷要求における一連の処理は終
了する。
【0130】この他、同類ジョブが存在する旨を通知さ
れた場合、クライアント20ではプリンタサーバ30か
らの応答情報である同類ジョブ一覧情報(印刷属性情報
および印刷資源情報も含む)を表示し、操作員によるそ
の後の指示を待つ。
【0131】操作員は、同類ジョブ一覧情報をチェック
し、当該印刷ジョブの処理として、登録(登録)、置換
(当該ジョブと同類ジョブとの置換)、当該ジョブと同
類ジョブの処理取消し要求を選択することができる。
【0132】なお、プリンタサーバ30内では同類ジョ
ブが検出された場合、クライアント20からの指示があ
るまで、全ての同類ジョブを出力保留(ロック状態)状
態にして、出力処理を行わないための制御処理が行われ
る。この制御処理は、図14に示すジョブ管理テーブル
39内のキュー情報を「ロック状態」に変更することで
行われる。
【0133】また、同類ジョブ対象となる印刷ジョブが
印刷処理中の場合、即座に処理の一時停止処理が行われ
る。
【0134】以下に同類ジョブに対するクライアント2
0での各種の後処理について記述する。
【0135】(a)登録要求発行処理 本要求は、同類ジョブが存在するが当該ジョブをそのま
ま登録する場合に発行する要求である。クライアント2
0では、図18、図19に示すデータ形式の登録要求デ
ータを生成し、生成した登録要求データをプリンタサー
バ30に対し発行する処理を行う。
【0136】(b)置換要求発行処理 本要求は、プリンタサーバ30に登録されている同類ジ
ョブと当該ジョブを置換する場合に設定されるものであ
る。
【0137】この場合、クライアント20では図18、
図20に示すデータ形式の置換要求データを生成し、生
成した置換要求データをプリンタサーバ30に対し発行
する処理を行う。
【0138】(c)取消し要求発行処理 本要求は、プリンタサーバ30に要求した当該ジョブ要
求および同類ジョブに中から任意のジョブを同時に取り
消す場合に設定される。
【0139】この場合、クライアント20では図18、
図22に示すデータ形式の取消し要求データを生成し、
生成した取消し要求データをプリンタサーバ30に対し
発行する処理を行う。
【0140】(4)プリンタサーバ側での印刷ジョブ後
処理指示受付処理 プリンタサーバ30では、同類ジョブに対する前記のよ
うな各種要求を受け付け、各要求に応じて以下のような
処理を行う。
【0141】(a)登録要求受付処理 登録要求を受け付けた場合、当該ジョブの登録する処理
を行うとともに、同類ジョブとして判断された印刷待ち
状態の印刷ジョブのロック解除処理、および印刷中のジ
ョブが存在した場合、一時停止していた出力処理を再開
する。
【0142】(b)置換要求 置換要求を受け付けた場合、図20に設定されている複
数の同類ジョブ情報の中で最も高い出力順位で設定され
ているジョブ情報と当該ジョブとの置換処理(ジョブI
Dは既存の設定値が使用される)を行った後、その他の
置換ジョブの削除(処理取消し)処理を行い、他の同類
ジョブはロック解除処理が行われる。なお、但し、1つ
のジョブと置換する場合には削除処理は行われない。
【0143】また、この際、置換対象となるジョブが印
刷中である場合、当該ジョブは現印刷中ジョブとの置換
処理が行われ、置換処理完了後に一時停止していた出力
処理を再開する。
【0144】(c)取消し要求 取消し要求を受け付けた場合、図22に設定されている
複数の同類ジョブと当該ジョブの一括削除(処理取消
し)処理を行う。
【0145】その他図22に設定されていない同類ジョ
ブに対しては、ロック解除処理が行われる。また、図2
2に設定されているジョブのうち印刷中のジョブが設定
されている場合には、即座に印刷処理中のジョブの取消
処理を行う。
【0146】編集要求処理 次に、編集要求処理について説明する。
【0147】(1)クライアント20での初期要求(ジ
ョブ一覧獲得要求)発行処理 クライアント20では、操作員より編集要求を受け付け
た際、まず図18に示すデータ形式のジョブ一覧要求デ
ータをプリンタサーバ30に転送する処理を行う。
【0148】クライアント20では、この要求発行後、
プリンタサーバ30からの応答情報を受け付けるまで処
理を待ち、プリンタサーバ30からの応答情報に応じた
処理を、後述する(3)で行う。
【0149】(2)プリンタサーバ30でのジョブ一覧
要求受付処理と応答処理 プリンタサーバ30では、ジョブ一覧要求を受け付けた
際、当該要求を発行したクライアント20に一致する全
てのジョブ情報をジョブ管理テーブル39(図14)か
ら収集し、図25に示すジョブ一覧応答データをクライ
アント20へ転送する処理を行い、この後再度クライア
ント20から指示があるまで処理を待つ。
【0150】(3)クライアント20でのジョブ一覧情
報表示処理と編集チェック要求処理 プリンタサーバ30から前記ジョブ一覧応答を受け付け
た際、対象となるジョブが存在しない場合、処理を終了
し、対象ジョブが存在する場合、プリンタサーバ30か
ら受信した図25に示すジョブ一覧応答データをディス
プレイ24に表示する。
【0151】この後、操作員よりジョブ一覧の中から任
意に選択したジョブの編集指示があるまで処理を待つ。
【0152】操作員による編集要求事象が発生した際、
さらに選択されたジョブが編集可能状態であるか否かの
チェックを行うため、図18のデータ形式の編集要求お
よび図23に示す印刷ジョブ編集要求データを生成しプ
リンタサーバ30へ転送する処理を行いプリンタサーバ
30からの応答を受け付けるまで処理を待つ。
【0153】(4)プリンタサーバ30での編集チェッ
ク受付処理と応答処理 プリンタサーバ30では、編集チェック要求(図18の
データ形式の編集要求および図23の印刷ジョブ編集要
求データ)を受け付けた際、ジョブ管理テーブル39内
の当該編集対象ジョブを検索し、対象ジョブが印刷待ち
状態の場合、出力保留状態とするためにロック処理を行
い、印刷処理中の場合、即座に出力処理の一時停止処理
が行った後、図25に示すジョブ一覧応答データを生成
しクライアント20へ転送する処理を行う。
【0154】また、ジョブ管理テーブル39内から削除
されている場合(選択されたジョブがすでに出力完了し
た場合)、その旨を示すメッセージをクライアント20
へ通知する処理を行う。
【0155】(5)クライアント20でのジョブ編集要
求発行処理 クライアント20では、前記処理において編集不可が通
知された場合、その旨を示すメッセージを表示し処理を
終了し、編集可能が通知された場合、図25のジョブ一
覧応答データに設定されているジョブ情報あるいは印刷
データ情報をディスプレイ24に表示する。本情報に対
して操作員はジョブの編集として以下に示す2つの編集
機能を使用することができる。
【0156】・ジョブ情報編集(印刷情報や印刷資源情
報、その他出力ページ情報) ・データ編集 以下に、上記各機能が選択された場合の基本処理につい
て記述する。
【0157】(a)データ編集要求処理 データ編集要求処理を受け付けた場合、変更された印刷
データとジョブ情報を合わせて受け付け処理を行い、図
18のデータ形式の編集データ登録要求および図24に
示すデータを生成しプリンタサーバ30に転送する処理
を行う。
【0158】また、図24に示すデータ内に印刷データ
を設定する場合、変更されたデータ部分のみ、または全
データどちらか一方の転送方式を選択することができ
る。
【0159】(b)ジョブ情報変更処理 ジョブ情報変更要求を受け付けた場合、変更されたジョ
ブ情報の受け付け処理を行い、図18のデータ形式の編
集データ登録要求および図24に示すデータを生成して
プリンタサーバ30に転送する処理を行う。なお、図2
4に示すデータを生成する処理では、ジョブ情報編集時
とデータ編集編集時とで異なる形式となる(本要求処理
では、印刷データは設定されない)。
【0160】(c)編集取消処理 編集取消要求処理を受け付けた場合、直ちに図18のデ
ータ形式の取消要求データを生成してプリンタサーバ3
0に転送し、ジョブ編集の解除処理を行う。
【0161】(6)プリンタサーバ30でのジョブ編集
要求受付処理 プリンタサーバ30では、前記クライアント20から指
示される各要求に応じて以下に示す処理を行う。
【0162】(a)データ編集要求処理 データ編集要求を受け付けた場合、図24のデータにお
けるデータ種別情報をチェックし、全データ変更の場
合、ファイル管理テーブル38内に登録されている当該
情報を削除した後、図24のデータにおける編集データ
部に設定されている情報にて更新する処理を行う。
【0163】また、一部データ変更の場合、ファイル管
理テーブル38内に登録されている当該情報に図24の
データにおけるページ範囲情報に従って更新する処理を
行う。この一部データ変更時のファイル管理テーブル3
8の情報更新処理に関しては、図27を用いて後述す
る。
【0164】なお、上記編集データ部の処理は、図24
のデータにおける変更数情報に設定されている数だけ処
理が繰り返して行われる。
【0165】上記編集データの更新処理が完了した後、
ジョブ管理テーブル39内に登録されている対象となる
ジョブの情報を、図24のデータに設定されている情報
で更新する処理を行う。
【0166】さらに、対象となる印刷ジョブが処理待ち
状態の場合、ロック状態を解除する処理を行い、印刷中
のジョブの場合、一時停止を解除するとともに更新され
た情報に従って再出力処理が行われる。
【0167】(b)ジョブ情報変更処理 ジョブ情報変更要求を受け付けた場合、図24のデータ
に設定されている情報をもとにジョブ管理テーブル39
の更新処理を行う。
【0168】さらに、対象となる印刷ジョブが処理待ち
状態の場合、ロック状態を解除する処理を行い、印刷中
のジョブの場合、一時停止を解除するとともに更新され
た情報に従って再出力処理が行われる。
【0169】(c)編集取消処理 編集取消要求を受け付けた場合、対象となる印刷ジョブ
が処理待ち状態の場合、ロック状態を解除する処理を行
い、印刷中のジョブの場合、一時停止を解除する処理を
行う。
【0170】[クライアント及びプリンタサーバの各制
御部による処理の詳細な手順]以下、本実施形態の作用
として、クライアント20から要求された印刷ジョブを
プリンタサーバ30でキューイング制御するケースにお
ける、クライアント20及びプリンタサーバ30の各制
御部での通信制御処理ルーチンを詳細に説明する。
【0171】(クライアント20における通信制御処理
の詳細説明)クライアント20では、図5に示す制御ル
ーチンが実行される。図5のステップ102では主制御
部21によりジョブ出力制御部23、ジョブ操作部22
の順に起動する。そして、ジョブ出力制御部23、ジョ
ブ操作部22が共に起動されたら、次のステップ104
でジョブ操作部22により、操作員からの要求(印刷要
求、編集要求(=プリンタサーバ30内に格納されてい
る印刷ジョブに対する編集要求)、終了要求の何れか)
の受信待ちを行う。
【0172】ここで、操作員からの要求を受信すると、
次のステップ106、128でその要求が印刷要求、編
集要求、終了要求の何れであるかを判定する。
【0173】ここで、操作員からの要求が印刷要求であ
れば、ステップ108へ進み、ジョブ操作部22によ
り、要求された印刷データに設定された印刷属性情報や
印刷資源情報、出力ページ数等をチェックするととも
に、印刷ジョブに以下に示す各種情報を設定する又は既
存の設定値を変更するための印刷情報設定画面をディス
プレイ24に表示し、操作員による全ての印刷情報設定
が完了するまで処理を待つ。
【0174】ここで、操作員により設定される印刷情報
としては、以下のような情報が挙げられる。
【0175】印刷属性情報 本情報には、用紙サイズ、印刷方位、拡大縮小率、N−
up、複写部数、両面片面印刷、給紙情報、排出口情
報、カラー/モノクロ情報等が含まれる(図14のジョ
ブ管理テーブル39の印刷属性情報フィールドを参
照)。
【0176】印刷資源情報 本情報には、フォント情報、フォーム情報、イメージ情
報等が含まれる(図14のジョブ管理テーブル39の印
刷資源情報フィールドを参照)。
【0177】出力ページ範囲情報 本情報には、印刷データの出力開始ページ情報と出力終
了ページ情報が設定される。なお、特に設定されない場
合には、全ページ出力とみなされ全ページ出力に相当す
る値が設定される)。
【0178】登録モード情報 本情報は、同類ジョブの検索レベルを設定するためにも
のであり、プリンタサーバ30で当該印刷要求を発行し
た印刷ジョブと同類のジョブ検索処理を行う場合に使用
される情報である。
【0179】本情報は、ファイル名、ファイル作成日付
/時間、出力ページ範囲、印刷属性情報、印刷資源情報
の5種類の情報を任意に組み合せて設定することができ
る。但し、クライアント情報については本登録モード情
報を設定する場合、ジョブ操作部22によって自動的に
設定される(詳細な設定情報については、前述した図1
9の印刷要求発行時のデータ形式を参照)。なお、プリ
ンタサーバ30では、上記登録モード情報による同類ジ
ョブチェック処理を行う際、上記情報は全て論理積(A
ND)条件で検索処理が行われる。
【0180】そして、操作員により全ての印刷情報の設
定が完了した後、次のステップ110では、ジョブ操作
部22により、設定された印刷情報を参照し印刷要求発
行用データ(図18、図19)を作成してジョブ出力制
御部23に対しデータ転送依頼を行う。
【0181】次のステップ112では、ジョブ出力制御
部23により、印刷要求発行用データ(図18、図1
9)を受け付け、プリンタサーバ30へ転送処理を行っ
た後、プリンタサーバ30から本要求に対応した応答情
報を受信し、ジョブ操作部22へ該応答情報を通知す
る。
【0182】なお、プリンタサーバ30では、本要求を
受け付けたとき、図19の印刷要求発行用データで登録
モード情報が設定されていない場合、あるいは登録モー
ド情報により同類のジョブ検索処理を行った結果、該当
するジョブが存在しなかった場合のみ、図19の印刷要
求発行用データの印刷データフィールドに設定されたデ
ータを受信する。
【0183】一方、同類のジョブが存在する登録処理を
行う場合、後述するジョブ登録要求発行処理で発行され
るデータ(図21参照)内に設定された印刷データを受
信する。
【0184】次のステップ114では、ジョブ操作部2
2により、プリンタサーバ30からの印刷要求発行用デ
ータの応答情報が通常登録完了情報であるか否か(同類
ジョブ検出情報であるか)を判定する。ここで、応答情
報が通常登録完了情報であれば、正常に印刷ジョブが登
録された旨を示すメッセージをディスプレイ24に表示
して、ステップ104へ戻り、操作員からの次の指示を
待つ。なお、このように通常登録完了情報が通知される
ケースとしては、プリンタサーバ30内に同類ジョブが
検出されなかった場合や、登録モード指示を印刷要求時
に設定しなかった場合が挙げられる。
【0185】一方、ステップ114で応答情報が通常登
録完了情報でなく同類ジョブ検出情報であると判定され
た場合は、プリンタサーバ30内に同類ジョブが存在す
る場合であり、プリンタサーバ30からの応答情報とし
て図25に示す応答データの受信処理を行い、ステップ
116へ進み、ジョブ操作部22により、同類ジョブ情
報として図25に示すデータに格納されたジョブID情
報、ジョブ入力日付/時間情報、ジョブ状態情報、印刷
ファイル名、ファイル作成日付、印刷属性情報、印刷資
源情報、処理情報を、対象ジョブの個数分だけディスプ
レイ24に表示する。なお、本処理で受信した図25に
示す応答データ中には、印刷データは含まれていない。
【0186】そして、ジョブ操作部22は、当該ジョブ
と同類ジョブとの後処理について、ジョブ登録要求、ジ
ョブ置換要求、ジョブ取消要求の何れか1つが操作員か
ら指示されるまで処理を待つ。
【0187】なお、同類ジョブが検出された場合、プリ
ンタサーバ30では対象となる全ての印刷ジョブが出力
保留(ロック)状態として管理され、上記何れか1つの
後処理情報が指示されるまで出力されない。また、印刷
中のジョブが存在する場合には、出力保留(ロック)状
態に変更するとともに即座に出力処理が一時停止され
る。
【0188】ここで、操作員よりジョブ登録要求が指示
された場合(ステップ118で肯定判定の場合)、ジョ
ブ出力制御部23により、当該ジョブをそのまま登録す
るための要求データとして、図18に示す要求データ及
び図21に示すジョブ登録要求データを生成し、これら
をプリンタサーバ30へ転送する。なお、本要求を受け
付けたプリンタサーバ30では、当該印刷ジョブを新規
印制ジョブとして登録する処理が行われた後、該当する
出力保留(ロック)状態のジョブを全て解除する処理が
行われる。
【0189】また、操作員よりジョブ置換要求が指示さ
れた場合(ステップ122で肯定判定の場合)、ジョブ
出力制御部23により、当該ジョブと、同類ジョブのう
ちの任意のジョブ(1つまたは複数)とを置換するため
の要求データとして、図18に示す要求データ及び図2
0に示すジョブ置換要求データを生成し、これらをプリ
ンタサーバ30へ転送する。なお、本要求を受け付けた
プリンタサーバ30では、図20のジョブ置換要求デー
タに設定されている置換対象となる印刷ジョブの中で一
番早くスケジュールされているジョブと当該ジョブとが
置換され、図20のジョブ置換要求データに設定されて
いる他のジョブをすべて削除した後、その他の出力保留
(ロック)状態の同類ジョブを全て解除する。) さらに、操作員よりジョブ取消要求が指示された場合
(ステップ122で否定判定の場合)、ジョブ出力制御
部23により、当該ジョブと同類ジョブのうち任意のジ
ョブ(1つまたは複数)を同時に処理取消しを行うため
の要求データとして、図18に示す要求データ及び図2
2に示すジョブ取消要求データを生成し、これらをプリ
ンタサーバ30へ転送する。なお、本要求を受け付けた
プリンタサーバ30では、図22のジョブ取消要求デー
タ内に設定されている全てのジョブを削除した後、その
他出力保留(ロック)状態のジョブを全て解除する。)
前述したステップ104で、操作員により編集要求が指
示された場合は、ステップ128で肯定判定されてステ
ップ130へ進み、図6の印刷ジョブ編集要求処理のサ
ブルーチンが実行される。なお、編集要求とは、プリン
タサーバ30内に格納された印刷ジョブの印刷データ又
は印刷情報(印刷属性情報、印刷資源情報、出力ページ
設定情報等)の編集を要求する機能であり、印刷データ
の編集を要求するデータ編集と、印刷情報の編集を要求
する印刷情報編集とに大別される。
【0190】まず、図6のステップ152では、ジョブ
操作部22により、図18に示すデータ形式でジョブ一
覧要求データを生成し、生成したジョブ一覧要求データ
をプリンタサーバ30へ出力するようジョブ出力制御部
23に対し出力依頼を行う。
【0191】次のステップ154では、ジョブ出力制御
部23により、ジョブ一覧要求データをプリンタサーバ
30へ転送し、プリンタサーバ30からの応答情報を待
つ。この要求を受け付けたプリンタサーバ30では、当
該クライアント20の情報によりジョブ管理テーブル3
9(図14)に登録されているジョブ情報を検索し、図
25に示すジョブ一覧応答データを生成して、クライア
ント20ヘ応答情報として転送する。なお、対象となる
ジョブが存在しない場合には、図25内の対象ジョブ数
は、「0」に設定される。
【0192】ジョブ出力制御部23は、上記のようなク
ライアント20からの応答結果をジョブ操作部22へ通
知する。
【0193】次のステップ156では、ジョブ操作部2
2により応容情報(図25)の内容をチェックし、対象
ジョブが存在するか否かを判定する。ここで、対象ジョ
ブが存在しない場合には、ジョブがプリンタサーバ30
に登録されていない旨のメッセージをディスプレイ24
に表示して図6のサブルーチンを終了する(この場合、
編集可能なジョブが存在しないことを意味する)。
【0194】一方、ステップ156で対象ジョブが存在
する場合には、ステップ158へ進み、ジョブ操作部2
2により、プリンタサーバ30からの応答情報(図2
5)をジョブ一覧情報としてディスプレイ24に表示
し、データ編集要求又は印刷情報編集要求を操作員から
受け付ける。
【0195】そして、操作員からのデータ編集要求又は
印刷情報編集要求がジョブ操作部22により受け付けら
れると、ステップ160で、印刷ジョブの情報を獲得す
るために図18の要求データ及び図23の印刷ジョブ編
集要求データを生成し、これらをプリンタサーバ30へ
出力するようデータ出力制御部23へ出力依頼する。な
お、図23の印刷ジョブ編集要求データに設定される情
報は、操作員からの要求がデータ編集要求か印刷情報編
集要求かによって異なる形式となる。
【0196】次のステップ162では、ジョブ出力制御
部23により、要求データ(図18(編集要求)および
図23の印刷ジョブ編集要求データ)をプリンタサーバ
30に転送し、プリンタサーバ30からデータが転送さ
れるまで処理を待つ。なお、プリンタサーバ30では、
本要求の受け付け時、当該ジョブが編集可能であるか否
かをチェックし、編集可能である場合、ジョブを出力保
留状態(ロック)とした後、図25に示す形式で当該印
刷ジョブの情報をクライアント20へ転送する処理が行
われる。なお、印刷処理中のジョブが選択された場合、
即座に出力要求を一時停止する処理も合わせて行われ
る。なお、編集不可状態は、選択されたジョブの出力処
理がすでに完了したことを意味する。
【0197】この後、データ出力制御部23は、プリン
タサーバ30からの応答情報を受信した後、ジョブ操作
部22に該応答情報を通知する。
【0198】次のステップ164では、ジョブ操作部2
2により応答情報をチェックし、図25に示すジョブ一
覧応答データ中の対象ジョブ数が「0」であるか否かに
基づいて、当該印刷ジョブが現在編集可能か否かを判定
する。即ち、対象ジョブ数が「0」の場合、当該印刷ジ
ョブが現在編集不可状態とみなし、ステップ180で当
該印刷ジョブが現在編集不可状態である旨のメッセージ
をディスプレイ24に表示した後、図6のサブルーチン
を終了する。
【0199】一方、対象ジョブ数が1以上の場合、当該
印刷ジョブが現在編集可能状態とみなし、ステップ16
6へ進み、編集要求の内容がデータ編集要求か印刷情報
編集要求かを判定する。ここで、データ編集要求であれ
ば、ステップ168へ進み、ジョブ操作部22によっ
て、獲得した印刷データをディスプレイ24に表示す
る。そして、ジョブ操作部22は、操作員より編集デー
タ登録要求又は編集取消し要求があるまで処理を待つ。
【0200】ここで、操作員より編集データ登録要求が
あった場合は、ステップ172へ進み、ジョブ操作部2
2により、変更データの受け付け処理を行い、受け付け
た変更データをもとに図18(編集データ登録要求)お
よび図24に示す編集データ登録要求データを生成す
る。そして、データ出力制御部23に対し、これらのデ
ータをプリンタサーバ30へ転送するよう依頼する。
【0201】なお、操作員は変更データの転送方式とし
て、以下に示す2つのどちらかを選択することが可能で
ある。
【0202】全データ転送 修正データ転送 このうち全データ転送の場合、出力ページ範囲情報に
設定された全てのデータを、図24のデータ形式に設定
して転送する処理を行い、修正データ転送の場合、修
正された1つあるいは複数の修正データ部のみ、図24
のデータ形式に設定して転送する処理を行う。通常、
修正データ転送を選択した方が転送時間およびプリンタ
サーバ30の処理時間を削減できる。
【0203】次のステップ174ではジョブ出力制御部
23により、ジョブ操作部22から依頼されたデータを
プリンタサーバ30ヘ転送する。プリンタサーバ30で
は、本要求データを受信した後、当該印刷ジョブのデー
タ部を置換する処理(後述する)が行われる。
【0204】一方、ステップ168の後、操作員より編
集取消し要求があった場合、ジョブ操作部22によっ
て、編集モードを全て解除するための要求として、図1
8(取消し要求)に示すデータを生成し、データ出力制
御部23に対し該データをプリンタサーバ30へ転送す
るよう依頼する。そして、次のステップ178では、デ
ータ出力制御部23により、ジョブ操作部22から依頼
されたデータをプリンタサーバ30へ転送し、本編集要
求に関する制御処理を終了する。なお、プリンタサーバ
30では本要求を受け付けた時点で、当該ジョブの出力
保留状態が解除される。
【0205】ところで、上記ステップ166で編集要求
の内容が印刷情報編集要求である場合は、ステップ18
2へ進み、ジョブ操作部22によって、当該ジョブに関
するジョブID情報、ジョブ入力日付/時間、ジョブ状
態処理情報、印刷ファイル名、ファイル作成日付、印刷
属性情報、印刷資源情報等の各種情報をディスプレイ2
4に一括して表示し、操作員より編集情報登録要求又は
編集取消し要求があるまで処理を待つ。
【0206】ここで、操作員より編集情報登録要求があ
った場合は、ステップ186へ進み、ジョブ操作部22
により操作員からの変更情報を受け付けて、該変更情報
をもとに図18(編集データ登録要求)および図24に
示す編集データ登録要求データを生成する。そして、デ
ータ出力制御部23に対し、これらのデータをプリンタ
サーバ30へ転送するよう依頼する。なお、本処理要求
の場合、図24のデータにおける編集データ部に情報は
格納されない。
【0207】次のステップ188では、データ出力制御
部23によって、ジョブ操作部22から依頼されたデー
タをプリンタサーバ30へ転送する。なお、プリンタサ
ーバ30では、本要求データを受信した後、当該印刷ジ
ョブの印刷情報を更新する処理(後述する)が行われ
る。
【0208】一方、ステップ182の後、操作員より編
集取消し要求があった場合は、ステップ190へ進み、
ジョブ操作部22により、編集モードを全て解除するた
めの要求として、図18(取消し要求)に示すデータを
生成し、該データをプリンタサーバ30へ転送するよう
データ出力制御部23へ転送依頼を行う。
【0209】そして、次のステップ192では、データ
出力制御部23によって、ジョブ操作部22から依頼さ
れたデータをプリンタサーバ30へ転送し、本編集要求
に関する制御処理を終了する。なお、プリンタサーバ3
0では本要求を受け付けた時点で、当該ジョブの出力保
留状態が解除される。
【0210】図5の主ルーチンのステップ104で編集
要求を受信した場合は、上記のような図6の印刷ジョブ
編集要求処理のサブルーチンが実行され、その後、ステ
ップ104へ戻り、再度事象待ちを行う。
【0211】ところで、ステップ104で操作員からの
終了要求を受信した場合は、ジョブ操作部22はクライ
アントシステムの終了通知である旨を主制御部21に通
知して、主制御部21に制御を渡す。そして、主制御部
21はジョブ出力制御部23の停止処理(ステップ13
2)とジョブ操作部22の停止処理(ステップ134)
とを行った後、全ての処理を終了する。
【0212】(プリンタサーバ30における通信制御処
理の詳細説明)次に、プリンタサーバ30の各制御部に
おける通信制御処理を説明する。前述したようにプリン
タサーバ30には、主制御部31、データ入力制御部3
2、データ送受信部33、ジョブ管理部34、データ出
力制御部35及びデータ出力部36の6つの制御部が実
装されており、各制御部では、後述する通信制御処理が
実行される。
【0213】以下、主制御部31による処理(図
7)、データ入力制御部32による処理(図8)、
データ送受信部33による処理(図9)、ジョブ管理
部34による処理(図10、図11)、データ出力制
御部35による処理(図12)、データ出力部36に
よる処理(図13)を順に説明する。
【0214】主制御部31による処理の詳細 主制御部31では図7の制御ルーチンが実行される。図
7のステップ202〜206では、印刷ジョブの入出力
制御処理を行うために、ジョブ管理部34、データ入力
制御部32、データ出力制御部35の順序で、これら制
御部の起動処理を行う。
【0215】次のステップ208、210では、特に印
刷ジョブに関する制御処理は行わずに、操作員からの停
止要求を待つ。この間の印刷ジョブの制御処理は、全て
他の制御部によって行われる。
【0216】そして、印刷ジョブが終了し、操作員が停
止要求を発行すると、次のステップ212〜216にお
いて、データ入力制御部32、データ出力制御部35、
ジョブ管理部34の順序で、これら制御部の停止処理を
行う。そして、主制御部31による処理も終了する。
【0217】データ入力制御部32による処理の詳細 データ入力制御部32では図8の制御ルーチンが実行さ
れる。まず、図8のステップ222では、主制御部31
からの停止要求を受け付けた際にオンに設定されるデー
タ入力制御部32に固有の停止フラグのオンオフ状態を
チェックする。ここで、停止フラグがオンの場合、ステ
ップ224へ進み、全てのデータ送受信部33が停止し
ているか否かをチェックするためにデータ送受信部管理
テーブル37の内容をチェックする。
【0218】この後、全てのデータ送受信部33の処理
が完了するまで、ステップ224のチェック処理を継続
して行い、全てのデータ送受信部33の処理が完了した
ら、主制御部31へ制御を渡す。なお、データ送受信部
管理テーブル37には1つのデータ送受信部33が起動
されるごとに、該データ送受信部33に関する情報が設
定される。
【0219】一方、ステップ222で停止フラグがオフ
の場合には、ステップ228へ進み、停止要求、送受信
部停止通知、データ受信の3つの事象のうち何れかが発
生するまで処理を待ち、事象発生後には、発生した事象
に合わせて以下のように処理を行う。
【0220】ステップ228で主制御部31から停止要
求を受信した場合には、ステップ232でデータ入力制
御部32内で保持する停止フラグをオン(終了モード)
に設定した後、ステップ222へ戻り、停止フラグのチ
ェックを再度行う。
【0221】また、1つのクライアントとの通信制御を
行うために起動したデータ送受信部33の処理が終了し
て、データ送受信部停止通知を受信した場合、ステップ
236へ進み、本事象発生時にデータ入力制御部32が
保持するデータ送受信部管理テーブル37(図15参
照)内の該当するデータ送受信部情報を削除した後、ス
テップ222へ戻り、停止フラグのチェックを再度行
う。
【0222】さらに、1つのクライアント20から新た
にジョブ操作に関する要求事象が発生し、データ受信の
事象が発生した場合、ステップ238へ進み、当該時点
の停止フラグのオンオフ状態をチェックする。ここで、
停止フラグがオンであれば、既にプリンタサーバ30が
終了モードに入っているため通信できない旨を示すメッ
セージをクライアント20へ転送した後、ステップ22
2へ戻り、停止フラグのチェックを再度行う。一方、ス
テップ238で停止フラグがオフであれば、ステップ2
42でクライアント20との通信制御処理を開始するた
めにデータ送受信部33の起動処理を行った後、ステッ
プ244でデータ送受信部管理テーブル37に当該デー
タ送受信部33の情報を設定する。そして、ステップ2
22へ戻り、停止フラグのチェックを再度行う。
【0223】データ送受信部33による処理の詳細 データ送受信部33では図9の制御ルーチンが実行され
る。まず、図9のステップ302では、クライアント2
0からの要求データ(図18参照)の要求識別フラグ情
報をチェックする。この時点ではクライアント20から
印刷要求、ジョブ一覧要求、ジョブ編集要求の3つのう
ち何れかの要求が送られてくる。そして、以下では、各
要求内容に応じた制御処理が行われる。
【0224】ここで、クライアント20から印刷要求が
送られてきた場合は、ステップ304へ進み、当該印刷
ジョブ要求データ(図19参照)の登録モード情報をチ
ェックする。ここで、印刷ジョブ要求データに登録モー
ド情報が設定されていない場合には、ステップ338へ
進み、ジョブ管理部34への登録依頼処理を行い当該ジ
ョブに設定される印刷ジョブID情報を獲得する。次の
ステップ340ではジョブ管理部34より新たに設定さ
れたジョブID情報をもとに、図17に示すファイル管
理テーブル38への登録処理を行った後、図19内に設
定されているデータ部分をスプール3Bに格納する。そ
して、次のステップ342で、当該ジョブが登録された
旨をクライアント20へ通知した後、処理を終了してデ
ータ入力制御部32へ制御を渡す。
【0225】一方、ステップ304で登録モード情報に
情報が設定されている場合は、ステップ306へ進み、
当該クライアント20から要求されている他のジョブの
検索(同類ジョブ検索)処理を行うために、ジョブ管理
部34へ同類ジョブ検索依頼処理を行う(なお、この同
類ジョブチェック処理は、図19内の登録モード情報を
もとに行われる)。次のステップ308ではジョブ管理
部34からの処理結果情報をチェックし、同類ジョブが
存在するか否かを判定する。ここで、同類ジョブが存在
しない場合は、前述したステップ338へ進み、ステッ
プ338〜342の処理を実行する。
【0226】一方、ステップ308で同類ジョブが存在
する場合は、ステップ310へ進み、当該ジョブおよび
同類ジョブに対するクライアント20の指示を受け付け
るためジョブ管理部34が作成した図25に示すデータ
をクライアント20に送信し、次のステップ312でク
ライアント20から登録要求、置換要求、取消し要求の
何れかの要求が送られてくるまで処理を待つ。なお、ジ
ョブ管理部34は、同類ジョブとして判断された印刷待
ち状態の全てのジョブを、クライアント20からの要求
があるまで出力保留状態として管理する(印刷中ジョブ
が含まれる場合には、出力処理の一時停止が行われ
る)。
【0227】ここで、クライアント20からジョブ登録
要求された場合(図18と図21に示すデータを受信し
た場合)、ステップ316でジョブ管理部34への登録
依頼処理を行い、当該ジョブに設定される印刷ジョブI
D情報を獲得する。次のステップ318では、ジョブ管
理部34より新たに設定されたジョブID情報をもと
に、図17に示すファイル管理テーブル38への登録処
理を行った後、図21内に設定されているデータ部分を
スプール3Bに格納する。そして、次のステップ320
で当該ジョブが登録された旨をクライアント20へ通知
した後、処理を終了してデータ入力制御部32へ制御を
渡す。
【0228】また、ステップ312の要求待ち中に、ク
ライアント20からジョブ置換要求された場合(図18
と図20に示すデータを受信した場合)、以下に示す手
順で当該ジョブの置換処理を行う。なお、置換処理とは
同類ジョブとして判断された1つあるいは複数のジョブ
と当該ジョブとを置き換える事を意味する。また、同類
ジョブとして判断されたジョブの中で置換対象として選
択されていないジョブに関しでは、ジョブ管理部34に
て出力保留状態の解除処理も動的に行われる。
【0229】この場合、ステップ324へ進み、図20
のデータに設定されている情報をジョブ管理部34へ通
知し置換依頼処理を行う。なお、置換処理の場合、既存
のジョブとの置換処理が行われるため、ジョブ管理部3
4では、当該ジョブに対して新たにジョブIDを設定す
る処理は行われない。
【0230】この後、ジョブ管理部34からは、置換さ
れたジョブの番号と図20に設定されているその他の削
除対象となるジョブID情報とが応答情報として通知さ
れる。
【0231】次のステップ326では、上記処理におい
てジョブ管理部34より通知された、既存の置換ジョブ
と他の置換対象ジョブのデータを全てスプール3Bから
削除する。なお、スプール3Bからデータを削除する場
合、図17に示すファイル管理テーブル38からのエン
トリ削除処理も同時に行う。
【0232】次のステップ328では、ジョブ管理部3
4より新たに設定されたジョブID情報をもとに、図1
7に示すファイル管理テーブル38への登録処理を行っ
た後、図21内に設定されているデータ部分をスプール
3Bに格納する。そして、次のステップ330で当該ジ
ョブが登録された旨をクライアント20へ通知した後、
処理を終了してデータ入力制御部32へ制御を渡す。
【0233】本置換要求処理では、例えば、図26に示
すように、ジョブ管理テーブル39Aに対して、図26
の中段に示す新規ジョブとJOB0003 、JOB0006 のジョブ
との置換要求が行われると、置換対象となるJOB0003 、
JOB0006 のジョブ情報がジョブ管理テーブル39Aから
削除され、新規ジョブの情報がジョブID=JOB0003と
してジョブ管理テーブル39Aに追加登録される。この
とき、この新規ジョブのジョブ状態は、障害から印刷待
ちに変更され、処理情報も削除される。この結果、ジョ
ブ管理テーブルの登録情報は、ジョブ管理テーブル39
Bのようになる。
【0234】さらに、ステップ312の要求待ち中に、
クライアント20からジョブ取消要求された場合(図1
8と図22に示すデータを受信した場合)、ステップ3
32へ進み、図22に設定されている情報をジョブ管理
部34へ通知し、ジョブ取消依頼処理を行う。なお、図
22の対象ジョブIDのフィールドには、1つあるいは
複数の処理取消対象とするジョブID情報を設定するこ
とが可能であり、本機能では当該ジョブを含めて同類ジ
ョブとして判断された任意のジョブを同時に取り消すこ
とができる。また、処理取消対象となる以外の同類ジョ
ブに関しては、ジョブ管理部34にて出力保留状態を解
除する処理が行われる。
【0235】次のステップ334では、図22内に設定
されている当該ジョブ以外のジョブID情報にて示され
る全てのジョブのデータを全てスプール3Bから削除す
る。なお、スプール3Bからデータを削除する場合、前
記置換処理時と同様に図17に示すファイル管理テーブ
ル38からのエントリ削除処理も同時に行われる。そし
て、次のステップ336でクライアント20より指示さ
れた1つあるいは複数のジョブが取り消された旨をクラ
イアント20へ通知した後、処理を終了してデータ入力
制御部32へ制御を渡す。
【0236】ところで、上記ステップ302でクライア
ント20からジョブ一覧情報要求が送られてきた場合
は、ステップ346、348において以下のようなジョ
ブ一覧情報要求処理を行う。このジョブ一覧情報要求処
理は、プリンタサーバ30内に存在する当該クライアン
ト20より発行された登録済みのジョブ情報を応答する
ための処理である。なお、クライアント20ではジョブ
一覧情報要求を発行する場合、図18(ジョブ一覧要
求)に示すデータが生成され出力される。
【0237】ステップ346では、プリンタサーバ30
内に登録されているジョブ一覧情報を獲得するために、
ジョブ管理部34に対し、図18に格納されているクラ
イアント情報を通知しジョブ一覧情報獲得要求を発行す
る。そして、ジョブ管理部34より応答情報を獲得する
まで処理を待つ。なお、ジョブ管理部34では、本要求
の応答情報として該当するジョブが存在する場合には、
図25に示すデータ形式で通知される。
【0238】そして、ジョブ管理部34より応答情報を
獲得すると、次のステップ348で該獲得した情報(図
25参照)を要求元のクライアント20ヘ転送した後、
処理を終了してデータ入力制御部32へ制御を渡す。
【0239】また、上記ステップ302でクライアント
20からジョブ編集要求が送られてきた場合は、以下の
ようなジョブ編集要求処理(=プリンタサーバ30内に
登録されているジョブの実データまたは印刷情報(印刷
属性情報や印刷資源情報等)を編集する処理)を行う。
なお、クライアント20でジョブ編集要求を発行する場
合、図18(編集要求)および図23に示すデータが生
成され出力される。
【0240】ステップ352、354において、ジョブ
管理部34に依頼して、図23内に設定されている編集
対象ジョブIDが編集可能であるか否かをチェックす
る。ジョブ管理部34でのチェック処理が完了した後、
当該ジョブが編集可能でない場合(出力済ジョブ)、現
在編集できない旨のメッセージをクライアント20へ通
知する処理を行い(ステップ356)、編集可能な状態
である場合には、引続き以下に示す処理を行う。
【0241】ステップ358では、図23内に設定され
ている編集タイプ情報を参照して、印刷データを変更す
るタイプであるか否かを判定する。ここで、印刷データ
を変更するタイプであれば、印刷データと印刷情報の両
方を図25に示す形式でクライアント20に転送し(ス
テップ360)、印刷情報のみを変更するタイプであれ
ば、印刷データは転送せず印刷情報のみクライアント2
0に転送する(ステップ362)。
【0242】この後、前記応答情報に対するクライアン
ト20からの要求があるまで処理を待ち、各要求に応じ
た処理を引続き行う。
【0243】ここで、クライアント20から取消し要求
があった場合は、ステップ368でジョブ管理部34へ
編集対象となっているジョブID情報を受渡し、当該ジ
ョブの編集取消依頼処理を行う。なお、ジョブ管理部3
4では、対象となるジョブの出力保留状態を解除する処
理が行われる。そして、次のステップ370でクライア
ント20より指示された当該ジョブの編集が取り消され
た旨をクライアント20に通知した後、処理を終了しデ
ータ入力制御部32へ制御を渡す。
【0244】一方、ステップ364でクライアント20
から編集要求があった場合は、ステップ372、374
で図24のデータ種別情報が属性変更、全データ変更、
一部データ変更の何れであるかをチェックする。
【0245】ここで、データ種別情報が全データ変更で
あれば、図24の編集データ部には当該ジョブの全デー
タが設定されているため、図17に示すファイル管理テ
ーブル38を参照し、当該ジョブのデータを全て削除し
た後、図24の編集データ部に設定されている印刷デー
タをスプール3Bに格納する(ステップ376)。この
後、当該編集ジョブに関するジョブ情報についても再設
定処理を行うため、後述するステップ380の処理に移
行する。
【0246】また、データ種別情報が一部データ変更で
あれば、図24の編集データ部には修正された部分のみ
の印刷データが格納されているため、図17に示すファ
イル管理テーブル38を参照し、当該ジョブのデータへ
の更新処理を行う(ステップ378)。
【0247】この更新処理の一例を、図27、28を用
いて説明する。図27に示すように、ファイル管理テー
ブル38の先頭ポイント情報には、各ジョブ毎にデータ
の先頭アドレスが設定されており、さらに、次のページ
ポインタ情報によって、各ジョブ毎にページ単位にチェ
インされている。なお、ページポインタが0の場合、デ
ータ終了を意味する。
【0248】このような図27に示す状態から、JOB
0003データの2ページ目が変更され、3ページ目が
追加編集された場合の例を図28に示す。図28に示す
ように、JOB0003は当初にチェインされていた
が、クライアントの編集要求により、のチェインへ変
更される。そして、のページデータはスプール3Bか
ら削除される。
【0249】このような更新処理の後、当該編集ジョブ
に関するジョブ情報についても再設定処理を行うため、
後述するステップ380の処理に移行する。
【0250】さらに、データ種別情報が属性変更であれ
ば、図24の編集データ部は設定されていないため、ス
テップ380へ進み、図24の情報をジョブ管理部34
へ受渡し、当該ジョブの出力ページ範囲、印刷属性情
報、印刷資源情報についての更新処理をジョブ管理部3
4に依頼する。
【0251】上記依頼処理が完了した後、クライアント
20より指示された当該ジョブの編集要求か完了した旨
をクライアント20に通知した後、処理を終了しデータ
入力制御部32へ制御を渡す。
【0252】ジョブ管理部34による処理の詳細 ジョブ管理部34では図10、11の制御ルーチンが実
行される。まず、図10のステップ402では、初期化
処理として、起動処理直後に前回停止した際の状態に再
設定するためのスプール3B内に保持されているジョブ
管理テーブル39(図14参照)およびファイル管理テ
ーブル38(図17参照)の情報を読み込む。
【0253】そして、以下に示す各事象が発生するまで
処理を待ち、各事象に対応した処理ステップへ移行す
る。
【0254】データ送受信部33からの事象としては、
以下の9つの事象がある。 ・同類ジョブチェック要求(この場合、図10のステッ
プ406へ進む) ・通常登録要求(この場合、図10のステップ424へ
進む) ・ジョブ登録要求(この場合、図10のステップ430
へ進む) ・ジョブ置換要求(この場合、図10のステップ442
へ進む) ・ジョブ取消要求(この場合、図10のステップ454
へ進む) ・ジョブ一覧要求(この場合、図10のステップ464
へ進む) ・ジョブ編集要求(この場合、図11のステップ470
へ進む) ・編集取消し要求(この場合、図11のステップ486
へ進む) ・編集データ登録要求(この場合、図11のステップ4
96へ進む) また、データ出力制御部35からの事象としては以下の
2つの事象がある。
【0255】・ジョブ出力要求(この場合、図11のス
テップ506へ進む) ・ジョブ出力完了通知(この場合、図11のステップ5
18へ進む) 更に、主制御部31からの事象としては、以下の1つの
事象がある。
【0256】・停止要求(この場合、図11のステップ
524へ進む) 以下に、上記各事象に対応した処理について順に説明す
る。
【0257】(1)データ送受信部33から同類ジョブ
チェック要求があった場合には、図10のステップ40
6へ進む。この同類ジョブチェック要求は、クライアン
ト20より印刷ジョブ要求発行処理として出力された図
18および図19に示す情報をデータ送受信部33が受
信した際に該データ送受信部33から通知される。但
し、図19の印刷要求発行データに登録モード情報が設
定されていない場合には、本処理は行われない。
【0258】ステップ406では、同類ジョブチェック
要求の受付時にデータ送受信部33から図18および図
19に示す情報を取得し、ジョブ管理部34が管理して
いるジョブ管理テーブル39内を検索し、該同類ジョブ
チェック要求に合致するジョブ情報をチェックする。次
のステップ408でチェック処理結果により同類ジョブ
が存在するか否かを判定し、同類ジョブが存在しない場
合には、ステップ410でデータ送受信部33へ同類ジ
ョブが存在しない旨を通知した後、ステップ404へ戻
る。
【0259】一方、同類ジョブが存在する場合には、ス
テップ412でジョブ管理テーブル39から同類ジョブ
の情報を収集した後、ステップ414で同類ジョブとし
て判断された全てのジョブを一時出力保留状態とするた
めに、ジョブ管理テーブル39内のキュー情報(図14
参照)をロック状態に設定する。
【0260】そして、次のステップ416で同類ジョブ
として判断されたジョブの中で現在印刷処理中のジョブ
が存在するか否かを判定し、印刷処理中のジョブが存在
する場合のみステップ418へ進み、データ出力部36
へ印刷ジョブの出力処理一時停止要求を行う。これによ
り、印刷処理中のジョブを一時停止させる。
【0261】その後、ステップ420へ進み、ステップ
412で得た同類ジョブ情報を基に、全てのジョブ情報
を図25に示す形式で作成し、作成したジョブ情報をデ
ータ送受信部33へ通知する。その後、ステップ404
へ戻る。
【0262】(2)データ送受信部33から通常登録要
求があった場合には、図10のステップ424へ進む。
この通常登録要求は、クライアント20より図18(登
録要求)および図19または図21に示すデータをデー
タ送受信部33が受信した際にデータ送受信部33から
通知される。
【0263】ステップ424では、ジョブ管理テーブル
39内に、新規ジョブとして図18と図19または図2
1に示すデータ内に設定されている各種情報を登録す
る。なお、ジョブ管理テーブル39内のジョブID情報
は、この時点で新規に割り振られる。次のステップ42
6では、ジョブ管理テーブル39への新規ジョブの登録
処理が完了した旨を新規設定したジョプID情報ととも
にデータ送受信部33へ通知する。その後、ステップ4
04へ戻る。
【0264】(3)データ送受信部33からジョブ登録
要求があった場合には、図10のステップ430へ進
む。このジョブ登録要求は、クライアント20より図1
8(登録要求)および図21に示すデータをデータ送受
信部33が受信した際にデータ送受信部33から通知さ
れる。
【0265】ステップ430では、ジョブ管理テーブル
39(図14)内に新規ジョブとして、図18と図21
に示すデータに設定されている各種情報を登録する。な
お、本要求処理時においても前記通常登録要求時と同様
に、ジョブ管理テーブル39内のジョブID情報は新規
に割り振られる。ジョブの登録処理が完了した後、次の
ステップ432では既に出力保留状態となっている全て
の印刷ジョブのロックを解除する。
【0266】次のステップ434では同類ジョブとして
判断されたジョブに印刷中ジョブが含まれているか否か
を判定し、印刷中ジョブが含まれている場合のみ、ステ
ップ436へ進み、データ出力部36に対して該印刷中
ジョブの一時停止を解除して印刷処理を続行する旨を通
知する。
【0267】次のステップ438では、ジョブ管理テー
ブル39への新規ジョブの登録処理が完了した旨を新規
設定したジョブID情報とともにデータ送受信部33へ
通知する。その後、ステップ404へ戻る。
【0268】(4)データ送受信部33からジョブ置換
要求があった場合には、図10のステップ442へ進
む。このジョブ置換要求は、クライアント20より図1
8(置換要求)および図20に示すデータをデータ送受
信部33が受信した際に、データ送受信部33から通知
される。
【0269】ステップ442では、図20のデータに設
定されている情報を参照して、全ての対象ジョブをジョ
ブ管理テーブル39から削除し、同類ジョブとして判断
された他のジョブに関しては、出力保留状態を解除す
る。但し、削除した対象ジョブの中で先頭にスケジュー
ルされているジョブID情報は、後述するステップ44
4で使用するために削除せず保持する。
【0270】次のステップ444では、上記ステップ4
42で獲得したジョブID情報を使用して、図18およ
び図20に設定されている各種情報をジョブ管理テーブ
ル39に設定する。なお、このときジョブ管理テーブル
39内のジョブ状態は印刷待ちとなる。
【0271】次のステップ446では同類ジョブとして
判断されたジョブに印刷中ジョブが含まれているか否か
を判定し、印刷中ジョブが含まれている場合のみ、ステ
ップ448へ進み、データ出力部36に対して該印刷中
ジョブの一時停止を解除し再出力処理する指示を行う。
そして、次のステップ450では置換ジョブの登録処理
が完了した旨をデータ送受信部33へ通知する。その
後、ステップ404へ戻る。
【0272】(5)データ送受信部33からジョブ取消
要求があった場合には、図10のステップ454へ進
む。このジョブ取消要求は、クライアント20より図1
8(取消要求)および図22に示すデータをデータ送受
信部33が受信した際にデータ送受信部33から通知さ
れる。
【0273】ステップ454では、図22に設定されて
いる情報を参照し、全ての対象ジョブをジョブ管理テー
ブル39から削除し、同類ジョブとして判断された他の
ジョブに開しては、出力保留状態を解除する。
【0274】次のステップ456では同類ジョブとして
判断されたジョブに印刷中ジョブが含まれているか否か
を判定し、印刷中ジョブが含まれている場合のみ、ステ
ップ458へ進み、データ出力部36に対してジョブの
処理取消を指示する。そして、次のステップ460では
ジョブの取消処理が完了した旨をデータ送受信部33へ
通知する。その後、ステップ404へ戻る。
【0275】(6)データ送受信部33からジョブ一覧
要求があった場合には、図10のステップ464へ進
む。このジョブ一覧要求は、クライアント20より図1
8(ジョブ一覧要求)に示すデータをデータ送受信部3
3が受信した際にデータ送受信部33から通知される。
【0276】ステップ464では、図18のジョブ一覧
要求データに設定されている当該クライアント情報をも
とに図14に示すジョブ管理テーブル39内から該当す
る全てのジョブ情報を獲得し、図25に示すデータを作
成し要求元のデータ送受信部33へ情報を受け渡す(但
し、このとき図25のデータには印刷データは設定され
ない)。
【0277】次のステップ466では、前記処理にて作
成した情報(図25)とともにジョブ一覧情報獲得処理
が完了した旨をデータ送受信部33へ通知する。その
後、ステップ404へ戻る。
【0278】(7)データ送受信部33からジョブ編集
要求があった場合には、図11のステップ470へ進
む。このジョブ編集要求は、クライアント20より図1
8(編集要求)および図23に示すデータをデータ送受
信部33が受信した際にデータ送受信部33から通知さ
れる。
【0279】ステップ470では、図23のデータに設
定されている編集対象ジョブが現在編集可能状態である
か否かを、ジョブ管理テーブル39を参照してチェック
する。このチェック処理の結果、当該ジョブが編集不可
状態の場合(=ジョブがすでに出力され存在しない場
合)には、ステップ474へ進み、クライアント20か
ら要求された当該編集ジョブが現在編集不可状態である
旨をデータ送受信部33へ通知して、ステップ404へ
戻る。
【0280】一方、当該ジョブが編集可能状態であれ
ば、ステップ476へ進み、ジョブ管理テーブル39内
の当該編集対象ジョブの状態を「ロック」に変更する
(この処理を行うことにより当該ジョブは解除されるま
で出力対象ジョブとして扱われない)。
【0281】次のステップ478では当該編集ジョブが
印刷中であるか否かを判定し、印刷中である場合のみ、
ステップ480へ進み、データ出力部36へ印刷ジョブ
の出力処理一時停止要求を行う。
【0282】そして、次のステップ482では、前記処
理にて検索した当該ジョブ情報をジョブ管理テーブル3
9内から獲得し、獲得した当該ジョブ情報とともにジョ
ブ編集要求処理が完了した旨をデータ送受信部33へ通
知する。そして、ステップ404へ戻る。
【0283】(8)データ送受信部33から編集取消し
要求があった場合には、図11のステップ486へ進
む。この編集取消し要求は、クライアント20より図1
8(取消し要求)に示すデータをデータ送受信部33が
受信した際にデータ送受信部33から通知される。な
お、データ送受信部33から本要求が通知される場合、
編集対象ジョブID情報が通知される。
【0284】ステップ486では、データ送受信部33
より通知された編集対象ジョブID情報を使用して、ジ
ョブ管理テーブル39を検索しジョブ状態を「ロック」
から「印刷待ち」に変更する(このジョブ状態変更処理
により、再度出力キューヘキューイングされることとな
る)。
【0285】次のステップ488では当該編集ジョブが
印刷中であるか否かを判定し、印刷中である場合のみ、
ステップ490へ進み、データ出力部36へ印刷ジョブ
の出力処理再開要求を行う。そして、次のステップ49
2では、当該編集ジョブの編集取消し処理が完了した旨
をデータ送受信部33へ通知する。そして、ステップ4
04へ戻る。
【0286】(9)データ送受信部33から編集データ
登録要求があった場合には、図11のステップ496へ
進む。この編集データ登録要求は、クライアント20よ
り図18(編集データ登録要求)および図24に示すデ
ータをデータ送受信部33が受信した際にデータ送受信
部33から通知される。
【0287】ステップ496では、ジョブ管理テーブル
39内に登録されている編集対象ジョブ検索処理を行
い、図24に設定されている情報で既存のデータを全て
更新する。また、このときジョブ管理テーブル39内の
ジョブ状態情報は、「ロック」から「印刷待ち」に変更
される。
【0288】次のステップ498では当該編集ジョブが
印刷中であるか否かを判定し、印刷中である場合のみ、
ステップ500へ進み、データ出力部36へ印刷ジョブ
の処理再開要求を行う。
【0289】この際、全データ変更要求または属性変更
要求の場合、データ出力部36へ当該ジョブの再出力処
理要求(先頭ページからの再出力指示)を発行する処理
を行い、一部データ変更要求の場合、図24のデータ内
の変更されたページ範囲情報を全て通知し、現処理状況
に応じたジョブの再出力を行うようデータ出力部36へ
通知する。
【0290】そして、次のステップ502では、編集デ
ータ登録処理が完了した旨をデータ送受信部33へ通知
する。そして、ステップ404へ戻る。
【0291】(10)データ出力制御部35からジョブ
出力要求があった場合には、図11のステップ506へ
進む。このジョブ出力要求は、データ出力制御部35が
出力可能なジョブを検索するために発行する要求であ
る。
【0292】ステップ506では、ジョブ管理テーブル
39内に登録されている順序で印刷待ち状態となってい
るジョブ検索処理を行い、ジョブ管理テーブル39内に
登録されている当該ジョブの各種情報を獲得する。な
お、出力対象となるジョブが存在しない場合には、ステ
ップ514へ進み、出力対象となるジョブが存在しない
旨をデータ出力部36へ通知して、ステップ404へ戻
る。
【0293】出力対象となるジョブが存在する場合は、
ステップ510へ進み、前記処理で検索した当該ジョブ
のジョブ状態を「印刷待ち」から「印刷中」に変更し、
次のステップ512では、ステップ506の処理にて獲
得したジョブ情報をデータ出力部36へ通知する。そし
て、ステップ404へ戻る。
【0294】(11)データ出力制御部35からジョブ
出力完了通知があった場合には、図11のステップ51
8へ進む。このジョブ出力完了通知は、データ出力制御
部35が出力処理を完了した際に発行する要求である。
【0295】ステップ518では、データ出力部36か
ら通知された当該ジョブの出力処理結果が正常終了であ
るか否かをチェックする。当該ジョブの出力処理結果が
正常終了であれば、ステップ520へ進み、ジョブ管理
テーブル39内から当該ジョブのエントリー情報を全て
削除する。そして、ステップ404へ戻る。
【0296】一方、当該ジョブの出力処理結果が異常終
了であれば、ジョブ管理テーブル39内の当該ジョブ情
報としてジョブ状態を「印刷中」から「保留」に変更
し、さらに障害情報を処理情報フィールドに格納する。
そして、ステップ404へ戻る。
【0297】(12)主制御部31から停止要求があっ
た場合には、図11のステップ524へ進み、ジョブ管
理テーブル39およびファイル管理テーブル38の情報
をスプール3Bに保管した後、ジョブ管理部34の処理
を全て終了し、主制御部31に制御を渡す。
【0298】なお、主制御部31からジョブ管理部34
へ停止要求が発行される場合、既に他の制御部(データ
入力制御部32やデータ出力制御部35)は、既に停止
された後である。このため、ジョブ管理部34での停止
処理では、他の制御部との同期を確認する必要は無い。
【0299】データ出力制御部35による処理の詳細 データ出力制御部35では図12の制御ルーチンが実行
される。まず、図12のステップ552では、予めプリ
ンタサーバ30に登録された、出力先情報が格納された
プリンタ管理情報の読み込み処理を行う。次のステップ
554では、前記読み込み処理によって獲得した情報を
もとに、対応する全てのデータ出力部36を起動する。
なお、データ出力部36を起動する際には、図16に示
すデータ出力部管理テーブル3Aに情報を設定する処理
も合わせて行う。
【0300】こうして全てのデータ出力部36を起動し
た後、ステップ558へ進み、主制御部31から停止要
求が発行されるまで処理を待つ。
【0301】そして、主制御部31から停止要求が発行
されると、ステップ562へ進み、図16に示すデータ
出力部管理テーブル3Aに登録されている起動済のデー
タ出力部36へ停止要求を発行し、全てのデータ出力部
36での処理が完了するまで処理を待つ。そして、全て
のデータ出力部36の停止処理が完了したら、図12の
処理を終了し、主制御部31へ制御を渡す。
【0302】データ出力部36による処理の詳細 データ出力部36では図13の制御ルーチンが実行され
る。まず、図13のステップ602では、データ出力制
御部35から発行される停止要求のチェック処理を行
い、停止要求が発行されている場合には、即座に終了処
理を行い、データ出力制御部35へ制御を渡す。
【0303】停止要求が発行されていなければ、ステッ
プ606へ進み、出力可能なジョブが存在するか否かの
チェック処理を行うためジョブ管理部34へ検索依頼処
理を行う。
【0304】この後、ジョブ管理部34からの応答情報
をチェックし、処理対象となるジョブが存在しなけれ
ば、ステップ602へ戻る。一方、処理対象となるジョ
ブが存在する場合は、ステップ610へ進み、ジョブ管
理部34から通知された出力対象の各種印刷情報を獲得
し初期設定処理を行うともに、出力ページ範囲情報のチ
ェック処理等を行う。
【0305】次のステップ612、614ではジョブ管
理部34より一時停止要求(Wait要求)又は処理取
消要求が発行されているか否かをチェックする(なお、
この要求チェック処理は、1ページ処理単位で毎回行わ
れる)。
【0306】上記各要求は、クライアント20からの指
示により事象が発生する。なお、上記要求がジョブ管理
部34から発行されていない場合には、後述するステッ
プ628へ進む。
【0307】上記ステップ612、614でジョブ管理
部34より処理の一時停止要求通知を受け付けた場合、
ステップ616へ進み、即座に現在の出力処理を一時停
止して、ジョブ管理部34から指示があるまで処理を待
つ。
【0308】ここで、ジョブ管理部34から取消指示を
受け付けた場合、即座に処理を中止し、ジョブ管理部3
4へ正常に処理が行われた旨を通知する(ステップ64
0)。そして、当該ジョブデータをスプール3Bから削
除した後、ステップ602へ戻る。
【0309】また、ステップ616でジョブ管理部34
から再処理指示を受け付けた場合、当該印刷ジョブの処
理の初期設定処理から再度やり直すため、ステップ61
0へ戻る。
【0310】さらに、ステップ616でジョブ管理部3
4から一時停止解除指示を受け付けた場合、ステップ6
22、624においてジョブ管理部34から同時に図2
4に示す情報が通知されたか否かをチェックする。図2
4の情報が通知されなかった場合(出力済ページを含ま
ない場合)には、当該ジョブの出力処理を続行するた
め、後述するステップ628へ進む。図24の情報が通
知された場合(出力済ページを含む場合)には、図24
中の出力ページ範囲情報と現在処理中の情報とを比較
し、既に指定されたページが出力済である時は指定され
たページに戻って再出力処理を行うため、出力ページ再
設定処理を行い(ステップ626)、後述するステップ
628へ進む。
【0311】また、上記ステップ612、614でジョ
ブ管理部34より処理取消要求を受け付けた場合、ステ
ップ638へ進み、即座に処理を中止し、ジョブ管理部
34へ正常に処理が行われた旨を通知する。そして、当
該ジョブデータをスプール3Bから削除した後、ステッ
プ602へ戻る。
【0312】さらに、上記ステップ612、614でジ
ョブ管理部34よりデータ出力要求を受け付けた場合、
ステップ628へ進み、ジョブ管理部34より通知され
たジョブ情報をもとにスプール3Bから当該ジョブデー
タを1ぺージ分読み込んで、出力先装置のプリンタへ出
力する。
【0313】このステップ628のデータ入出力処理に
おいて何らかの障害が発生した場合には、ステップ63
6へ進み、即座にジョブ管理部34へ障害情報とともに
出力完了通知処理を行う。そして、当該ジョブデータを
スプール3Bから削除した後、ステップ602へ戻る。
【0314】当該印刷ジョブデータの全てに対し、ステ
ップ628のデータ入出力処理が完了する前は、ステッ
プ612へ戻り、再度クライアント20からの指示内容
をチェックする。データ出力要求が続いた場合は、再度
ステップ628のデータ入出力処理を行う。
【0315】このようにして、印刷ジョブデータを1ペ
ージずつ出力していき、そして、当該印刷ジョブデータ
の全てに対し、ステップ628のデータ入出力処理が完
了すると、ステップ634へ進み、ジョブ管理部34へ
処理が正常に終了した旨を通知する。そして、当該ジョ
ブデータをスプール3Bから削除した後、ステップ60
2へ戻る。
【0316】以上説明したクライアント20およびプリ
ンタサーバ30内の各制御部における制御処理ルーチン
により、前述したクライアント20からの印刷要求や印
刷データ及び印刷情報の編集要求に基づくプリンタサー
バ30での印刷制御や印刷データ及び印刷情報の編集が
実現される。
【0317】これにより、既にキューイングされた印刷
ジョブの印刷情報及び印刷データを変更できるようにな
るので、印刷ジョブの取消要求を行い、印刷情報や印刷
データを一部修正した印刷ジョブの出力要求を改めて行
う必要が無くなり、印刷ジョブに関する操作性を向上さ
せ且つ不正プリントを減少させることができる。
【0318】また、同類ジョブの検索機能により、既に
ジョブ管理テーブルに登録された印刷ジョブの印刷ジョ
ブ情報を基にして、新たな印刷ジョブ情報の新規登録、
新たな印刷ジョブ情報による既存の印刷ジョブ情報の置
換、既存の印刷ジョブ情報の削除(=印刷ジョブの取消
し)等の処理を容易に行うことができる。
【0319】なお、上記実施形態では、図3の構成例3
にてプリンタサーバ30が印刷ジョブのキューイング制
御を行う例について説明したが、本発明は、この構成例
3にてクライアント20やプリンタ40が印刷ジョブの
キューイング制御を行うケースや、図1や図2に示す構
成のネットワークシステムに対しても適用可能であり、
上記と同様の効果を得ることができる。
【0320】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既にジョブ管理テーブルに登録され印刷ジョブ管理部に
より管理された印刷ジョブの印刷ジョブ情報を基にし
て、新たな印刷ジョブ情報の新規登録、新たな印刷ジョ
ブ情報による既存の印刷ジョブ情報の置換、既存の印刷
ジョブ情報の削除等の処理を容易に行うことができる。
【0321】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なネットワークシステムの第
1の構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用可能なネットワークシステムの第
2の構成例を示す図である。
【図3】本発明を適用可能なネットワークシステムの第
3の構成例を示す図である。
【図4】本実施形態におけるネットワークシステムの概
略構成図である。
【図5】クライアントにおける印刷要求発行処理の処理
ルーチンを示す流れ図である。
【図6】印刷ジョブ編集要求処理のサブルーチンを示す
流れ図である。
【図7】プリンタサーバの主制御部で実行される処理の
処理ルーチンを示す流れ図である。
【図8】プリンタサーバのデータ入力制御部で実行され
る処理の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図9】プリンタサーバのデータ送受信部で実行される
処理の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図10】プリンタサーバのジョブ管理部で実行される
処理の処理ルーチンの前半部を示す流れ図である。
【図11】プリンタサーバのジョブ管理部で実行される
処理の処理ルーチンの後半部を示す流れ図である。
【図12】プリンタサーバのデータ出力制御部で実行さ
れる処理の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図13】プリンタサーバのデータ出力部で実行される
処理の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図14】ジョブ管理テーブルの一例を示す表である。
【図15】データ送受信部管理テーブルの一例を示す表
である。
【図16】データ出力部管理テーブルの一例を示す表で
ある。
【図17】ファイル管理テーブルの一例を示す表であ
る。
【図18】各種の要求発行時のデータ形式の一例を示す
図である。
【図19】印刷要求発行時のデータ形式の一例を示す図
である。
【図20】印刷ジョブ置換要求発行時のデータ形式の一
例を示す図である。
【図21】印刷ジョブ登録要求発行時のデータ形式の一
例を示す図である。
【図22】印刷ジョブ取消し要求発行時のデータ形式の
一例を示す図である。
【図23】印刷ジョブ編集要求発行時のデータ形式の一
例を示す図である。
【図24】編集データ登録時のデータ形式の一例を示す
図である。
【図25】同類ジョブ一覧応答時のデータ形式の一例を
示す図である。
【図26】ジョブ置換処理時のジョブ管理テーブルの内
容の変化を示す図である。
【図27】ファイル管理テーブルによるファイル管理方
法の概要を示す図である。
【図28】データ編集時のファイル管理方法の概要を示
す図である。
【符号の説明】
10 ネットワークシステム 12 ネットワーク 20 クライアント 30 プリンタサーバ 34 ジョブ管理部 39 ジョブ管理テーブル 40 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/38 G06F 13/00 357

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された又はロ
    ーカル接続された少なくともクライアント端末装置と、
    プリンタと、前記クライアント端末装置より発行された
    印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブを順次キューイング
    制御し、且つ該印刷ジョブに含まれる、前記クライアン
    ト端末装置により設定された印刷情報及び前記プリンタ
    装置で印刷される印刷データを含む印刷ジョブ情報をジ
    ョブ管理テーブルにより管理するプリンタサーバと、を
    備えたネットワークシステムであって、 前記プリンタサーバは、 前記クライアント端末装置より印刷ジョブ要求を受信し
    た場合に比較情報と一致する情報を持つ同類ジョブ
    を、前記ジョブ管理テーブルに登録された印刷ジョブよ
    り検索する同類ジョブ検索手段と、 前記同類ジョブ検索手段による検索で得られた同類ジョ
    ブの印刷ジョブ情報を前記クライアント端末装置に通知
    する同類ジョブ情報通知手段と、 を有し、 前記クライアント端末装置は、 情報を表示するための情報表示手段と、 前記同類ジョブ情報通知手段により通知された同類ジョ
    ブの印刷ジョブ情報を前記情報表示手段に表示させる同
    類ジョブ情報表示制御手段と、 前記情報表示手段に表示された同類ジョブの印刷ジョブ
    情報を再設定するための情報再設定手段と、 前記情報再設定手段により再設定された再設定後の印刷
    ジョブ情報を前記プリンタサーバへ通知する情報通知手
    段と、 を有し、 前記プリンタサーバは、 前記情報通知手段により通知された再設定後の印刷ジョ
    ブ情報を、前記印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブの印
    刷ジョブ情報として、ジョブ管理テーブルに登録するこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記クライアント端末装置は、 ジョブ管理テーブルに登録された同類ジョブの印刷ジョ
    ブ情報を、前記印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブの印
    刷ジョブ情報によって置換する置換要求を発行する置換
    要求発行手段をさらに有し、 前記プリンタサーバは、 前記置換要求発行手段により発行された置換要求を受信
    した場合、同類ジョブの印刷ジョブ情報を、前記印刷ジ
    ョブ要求に基づく印刷ジョブの印刷ジョブ情報によって
    置換する置換手段をさらに有する請求項に記載のネッ
    トワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記置換手段は、同類ジョブのうち最も
    出力優先順位が高い印刷ジョブの印刷ジョブ情報を、前
    記印刷ジョブ要求に基づく印刷ジョブの印刷ジョブ情報
    によって置換することを特徴とする請求項記載のネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記クライアント端末装置は、 同類ジョブのうちの任意の印刷ジョブの実行を取り消す
    取消要求を発行する取消要求発行手段をさらに有し、 前記プリンタサーバは、 前記取消要求発行手段により発行された取消要求を受信
    した場合、該取消要求の対象となる同類ジョブの印刷ジ
    ョブ情報をジョブ管理テーブルから削除する削除手段を
    さらに有する請求項に記載のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記プリンタサーバは、 同類ジョブのうち印刷待ち状態にある印刷ジョブを出力
    保留状態として管理し、他の印刷ジョブが存在する場
    合、該他の印刷ジョブを優先して処理を実行するよう制
    御する第2の保留制御手段をさらに有する請求項乃至
    請求項の何れか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記プリンタサーバは、 同類ジョブのうち印刷処理中のジョブが存在する場合、
    該印刷処理中の全ての同類ジョブの印刷処理を停止し、
    クライアント端末装置からの処理要求を受信後に、該処
    理要求内容に応じて前記同類ジョブの印刷処理の取り消
    し、再出力、継続のうち何れかを行うよう制御する第2
    の停止制御手段をさらに有する請求項乃至請求項
    何れか1項に記載のネットワークシステム。
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