JP3209077B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP3209077B2
JP3209077B2 JP05036096A JP5036096A JP3209077B2 JP 3209077 B2 JP3209077 B2 JP 3209077B2 JP 05036096 A JP05036096 A JP 05036096A JP 5036096 A JP5036096 A JP 5036096A JP 3209077 B2 JP3209077 B2 JP 3209077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントが作
成した複数ページからなるジョブをページごとに解読し
て複数のページデータを作成し、該複数のページデータ
を出力装置に送信するデータ処理装置に関し、特にター
ンアラウンドタイムとスループットの両立を図りつつ、
複数のページデータを印刷装置に効率良く転送すること
ができるデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリントサーバ等の処理装置から
プリンタ等の出力装置にデータを転送する際に、データ
を一定量まとめて転送するバースト転送技術が用いられ
ている。
【0003】このバースト転送技術は、データを順次フ
ァイルに蓄積した後に該ファイル内のデータをまとめて
出力装置に送信するため、システムのスループットが向
上する反面、ターンアラウンドタイムが遅延するという
特性がある。
【0004】例えば、複数ページからなるイメージデー
タをプリンタに対してバースト転送する場合には、イメ
ージデータの各ページを一旦ファイルに蓄積し、この蓄
積したデータをファイル単位でプリンタに出力する。
【0005】したがって、かかるバースト転送を行う場
合には、ページ単位によるイメージデータの転送(以下
「ページ転送」と言う。)を行う場合と較べて、第1ペ
ージが印刷されるまでの時間(以下「FCOT(First
Copy Out Time )」と言う。)すなわちターンアラウン
ドタイムが遅延することになる。
【0006】このように、データをバースト転送する場
合には、印刷システムのFCOTに代表されるターンア
ラウンドタイムが遅延することになるため、このターン
アラウンドタイムを短縮するための各種従来技術が提案
されている。
【0007】例えば、特開平1−211147号公報
(以下「第1の従来技術」と言う。)には、所定量のデ
ータを受信するごとに各データを中継ファイルに書き込
むとともに、第1回目の中継ファイルへの書き込みを終
了した時点で端末へのファイル送信を開始するよう構成
したファイル伝送方式が開示されている。
【0008】すなわち、この従来技術は、全データを受
信完了した時点ではなく、第1回目の書き込みを終えた
時点でバースト転送を開始することにより、ターンアラ
ウンドタイムを短縮している。
【0009】また、特開平5−313839号公報(以
下「第2の従来技術」と言う。)には、プリントサーバ
がクライアントから印刷依頼を受信した際に、スプール
された印刷データが無くかつプリンタ装置がレディ状態
にある場合には、プリントサーバから指示を受けたクラ
イアントがプリンタ装置に対して直接印刷データを送信
するよう構成したプリントサーバ制御方式が開示されて
いる。
【0010】すなわち、この従来技術は、プリントサー
バ内に待ちデータが存在しないことを条件として、クラ
イアントがプリンタ装置に対して印刷データを直接送信
する構成を用いることにより、ターンアラウンドタイム
の短縮を図っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
2つの従来技術は、いずれもデータを受信した時点で待
ちデータが存在しないことが必須条件であり、この条件
を満たなさい場合にはバースト転送のターンアラウンド
タイムを短縮することができない。
【0012】具体的には、第1の従来技術では、全デー
タを受信完了する前にバースト転送を開始するため、か
かるデータを受信した時点で装置内に滞留するデータが
存在してはならず、また第2の従来技術のものは、プリ
ントサーバ内に待ちデータが存在する場合を考慮したも
のではない。
【0013】このように、かかる2つの従来技術は、装
置内に滞留するデータが存在しない場合を前提としてタ
ーンアラウンドタイムを短縮しているが、現実には装置
内に滞留するデータが存在するのが一般的であるため、
かかる場合にターンアラウンドタイムとスループットの
両立をいかに図るかが重要な課題となる。
【0014】そこで、本発明では、上記課題を解決すべ
く、ターンアラウンドタイムとスループットの両立を図
りつつ、データを出力装置に効率良く転送することがで
きるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、クライアントが作成した複数ページ
からなるジョブをページごとに解読して複数のページデ
ータを作成し、該複数のページデータを出力装置に送信
するデータ処理装置において、前記出力装置へ送信する
複数のページデータをジョブごとに管理する管理手段
と、前記管理手段により管理される複数のページデータ
を前記ジョブごとに順次前記出力装置へ送信する送信手
段と、前記管理手段に前記送信手段により送信されてい
ないジョブがある場合は、当該ジョブが前記送信手段に
より前記出力装置へ送信されるまでの間に、当該ジョブ
に含まれる複数のページデータの少なくとも一部をまと
めてファイル化する最適化実行手段とを具備することを
特徴とする。
【0016】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記管理手段により管理されているジョブに含まれ
る複数のページデータが前記出力手段に送信されるまで
の予測時間を算出する予測時間算出手段を更に具備し、
前記最適化実行手段は、前記ファイル化に要する時間が
前記予測時間算出手段で算出された予測時間よりも短い
場合に前記ファイル化を実行することを特徴とする。
【0017】また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記管理手段に前記送信手段により送信されていな
いジョブがある場合は、当該ジョブが前記送信手段によ
り前記出力装置へ送信されるまでの間に、当該ジョブに
含まれる複数のページデータの異常を検出する検出手段
を更に具備し、前記検出手段により異常が検出されたジ
ョブを前記出力手段に送信される前に前記管理手段の管
理から除外することを特徴とする。
【0018】また、第4の発明は、クライアントが作成
した複数ページからなるジョブをページごとに解読して
複数のページデータを作成し、該複数のページデータを
出力装置に送信するデータ処理装置において、前記出力
装置へ送信する複数のページデータをジョブごとに管理
する管理手段と、前記管理手段により管理される複数の
ページデータを前記ジョブごとに順次前記出力装置へ送
信する送信手段と、前記管理手段に前記送信手段により
送信されていないジョブがある場合は、当該ジョブが前
記送信手段により前記出力装置へ送信されるまでの間
に、スループット向上のために、当該ジョブに含まれる
複数のページデータの少なくとも一部をまとめてファイ
ル化するとともに、当該ジョブに含まれる複数のページ
データの異常を予め検出する最適化実行手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、第1の実施の形態について
図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、本発
明を印刷システムに適用した場合を示している。
【0020】図2は、第1の実施の形態で用いる印刷シ
ステムのシステム構成を示す図である。
【0021】図2に示すように、この印刷システムは、
クライアント10a〜10cがページ記述言語を用いて
作成した印刷データをフロントエンドプロセッサ(以下
「FEP」と言う。)12で解読及び圧縮し、圧縮イメ
ージデータをプリンタ18で伸長して出力するシステム
である。
【0022】すなわち、この印刷システムは、クライア
ント10a〜10cとプリンタ18との間にFEP12
を配置し、このFEP12を用いて印刷データの解読等
の処理を行っている。
【0023】クライアント10a〜10cは、ポストス
クリプト(Postscript)等のページ記述言語で記述した
印刷データを作成し、作成した印刷データをイーサネッ
ト11を介してFEP12に送信する。
【0024】FEP12は、各クライアントから印刷デ
ータを受け取ったならば、この印刷データをページごと
に解読してイメージデータを作成し、作成したイメージ
データを圧縮してプリンタ18に送信する。
【0025】ただし、このFEP12では、受け付けた
ジョブに対応するジョブノードを作成してキュー管理す
るとともに、ジョブがプリンタ18に送信されるまでの
待ち時間を利用して、ページデータをまとめてファイル
化する最適化処理やエラー処理等を行っている。
【0026】すなわち、FEP12内に滞留するジョブ
が存在しない場合には、プリンタ18にページ単位でイ
メージデータを転送してターンアラウンドタイムを短縮
するとともに、FEP12内にジョブが滞留する場合に
は、そのジョブの待ち時間を利用して各ページごとのイ
メージデータをまとめ、ジョブの転送を行う際にまとめ
たイメージデータをバースト転送してスループットの向
上を図っている。
【0027】また、このFEP12では、ジョブの待ち
時間を利用してエラー処理をも行っている。すなわち、
かかるエラー処理は、当該エラーによるプリンタのフォ
ールトを排除するために行うものであり、このエラー処
理を行うことにより、かかるフォールトに起因するエラ
ーリカバリ時間を排除して、システムのスループットの
向上を図ることができる。
【0028】プリンタ18は、イーサネット17から受
信した圧縮イメージデータを伸長して印刷処理を行う。
【0029】次に、上記FEP12の構成について説明
する。
【0030】同図に示すように、このFEP12は、複
数のジョブ要求受付部(以下「RC(Request Creato
r)」と言う。)13a〜13bと、サービスコア(Ser
vice Core )14と、複数のジョブ実行部15と、IP
ストア16とからなる。なお、ここでは説明の便宜上、
1つのジョブ実行部15のみを図示するものとする。
【0031】RC13a〜13bは、クライアント10
a〜10cがページ記述言語を用いて作成した印刷デー
タを受け取った際に、この印刷データをジョブとして正
規化してサービスコア14に投入する。なお、本実施の
形態では、複数の異なるプリンティングプロトコルに対
応すべく、複数のRC13a〜13bを設けている。
【0032】サービスコア14は、各RC13a〜13
bから受け取った正規化ジョブをスケジューリングして
正規化ジョブを処理すべきジョブ実行部15を特定し、
特定したジョブ実行部15に対して処理指示を与える処
理部である。なお、この正規化ジョブは、ページ記述言
語ファイル、ジョブ属性及び印刷属性等から構成され
る。
【0033】ジョブ実行部15は、サービスコア14か
ら処理開始指示を受け付けた際に、このサービスコア1
4からジョブを取り出して解読処理等を行う処理部であ
り、具体的には、ジョブ属性に基づいてジョブをページ
ごとに解読してイメージデータを生成した後、このイメ
ージデータを圧縮してIP(InterPress)ファイル形式
のデータを作成する。なお、このジョブ実行部15が全
ページの処理を終えたならば、その旨のメッセージをI
Pストア16に通知する。
【0034】IPストア16は、本発明に係わる処理部
であり、ジョブ実行部15から受け付けたジョブに対応
するジョブノードを作成して、該ジョブノードをキュー
管理するとともに、併せて待ち状態にあるジョブの最適
化処理を行う。
【0035】なお、上記RC13a〜13b、サービス
コア14、ジョブ実行部15及びIPストア16は、そ
れぞれ並列的に動作することが可能であり、またジョブ
実行部15は、IPストア16に対して全てのページデ
ータを出力した後に次ジョブの処理に移行するものとす
る。
【0036】また、この印刷システムでは、各クライア
ント10a〜10cとFEP12の間をイーサネット1
1で接続し、このFEP12とプリンタ18の間をイー
サネット17で接続することとしたが、単一のイーサネ
ットで各装置を接続することも可能である。
【0037】以上、本実施の形態で用いる印刷システム
のシステム構成と、FEP12の構成について説明し
た。
【0038】次に、図2に示すIPストア16の細部構
成について説明する。
【0039】図1は、図2に示すIPストア16の細部
構成を示すブロック図である。
【0040】図1に示すように、このIPストア16
は、ジョブ受付部16aと、最適化待ち行列部16b
と、送信部16cと、最適化実行部16dと、転送時間
算出部16eと、エラー通知部16fとからなる。
【0041】ジョブ受付部16aは、ジョブ実行部15
からジョブを受け付ける窓口であり、具体的には、ジョ
ブとページデータの組を受け付けたならば、ジョブノー
ドの作成を最適化待ち行列部16bに指示するととも
に、ページデータに対応するページノードを作成して該
ジョブノードとのアクセスパスを保持するよう指示す
る。
【0042】その後、ジョブ実行部15から順次ページ
データを受信したならば、各ページデータに対応するペ
ージノードを作成して、該ページノードをジョブノード
とともに管理するよう最適化待ち行列部16bに指示す
る。
【0043】ここで、図3に示すように、このジョブノ
ード30は、ジョブID(job ID)30aと、転送開始
日データ(transferStartDate)30bと、ジョブ受信
完了状態データ(jobRecvCompleted_p)30cと、最適
化処理状態データ(optimizeProcessState)30dと、
送信状態データ(inSending_p)30eと、ページデー
タキュー(pageDataQueue)30fと、最適化データポ
インタ(OptimizedData)30gとからなる。
【0044】このジョブID30aには、ジョブ実行部
15から受け取ったジョブの識別情報を設定し、また転
送開始日データ30bには、プリンタ18へのイメージ
データの転送開始時刻(DATE)を設定する。ただし、未
転送の場合にはこの転送開始日データ30bに対して”
nil ”を設定する。
【0045】また、ジョブ受信完了状態データ30cに
は、ジョブデータの受け取りを完了した場合には”tru
e”を設定し、受け取りを完了していない場合には”fal
se ”を設定する。
【0046】さらに、最適化処理状態データ30dに
は、未だ処理を完了していない場合には”notYet”を設
定し、最適化処理が既になされた場合には”done”を設
定し、最適化処理中である場合には”inProgress”を設
定する。
【0047】また、送信状態データ30eには、当該ジ
ョブの送信が行われている場合には”true”を設定し、
それ以外の場合には”false ”を設定する。
【0048】さらに、ページデータキュー30fは、ジ
ョブに含まれるページごとにページノードを作成して連
結したキューであり、各ページノードには、ページデー
タファイルへのアクセスパスと次ページノードへのリン
クが付与される。
【0049】また、最適化データポインタ30gには、
最適化データファイルへのアクセスパスが設定され、こ
の最適化データファイルが存在しない場合には”nil ”
が設定される。
【0050】このように、ジョブ受付部16aが作成す
るジョブノード30は、ジョブに属する各ページデータ
に関する情報、最適化ジョブデータへのアクセスパス及
び最適化の実行状況に関する情報等を有する。
【0051】再びIPストア16の各部の説明に戻る
と、最適化待ち行列部16bは、ジョブノードのキュー
(jobQueue)と、最後に最適化実行部16dが処理した
ジョブノードへのポインタを格納する最適化終了ノード
ポインタ(lastOptimized )とからなる。なお、この最
適化終了ノードポインタはジョブキューからのジョブノ
ードのデキューに対応して変更される。
【0052】そして、ジョブキューにジョブノードが存
在しない場合又は最適化終了ノードポインタに記憶する
ジョブノードがデキュー対象のジョブノードと一致する
場合には、この最適化終了ノードポインタに”nil ”が
設定される。
【0053】送信部16cは、プリンタ18に対してジ
ョブノードに対応するデータを送信する処理部であり、
具体的には多重化待ち行列部16dのジョブキューの先
頭に位置するジョブノードに対応するデータをプリンタ
18に送信する。
【0054】すなわち、このジョブキューの先頭に位置
するジョブノードが最適化処理中である場合(inProgre
ss)には、最適化処理が終了した後にこの最適化データ
をプリンタ18に送信し、このジョブノードの最適化処
理がすでに終了し(done)且つ最適化データが存在する
場合には該最適化データをプリンタ18に送信する。
【0055】ただし、最適化処理を終了し(done)且つ
最適化データが存在しない場合や、最適化処理が開始さ
れていない場合(notYet)には、存在するページデータ
を順次送信する。
【0056】また、この送信部16cが最適化データを
送信した場合には、送信完了後速やかに最適化待ち行列
部16bに当該ジョブノードのデキューを指示し、この
送信部16cがページデータを送信した場合には、最後
のページデータの送信を完了し且つジョブ受信完了状態
データ(jobRecvCompleted_p)が”true”であることを確
認した時点で、最適化待ち行列部16bに当該ジョブノ
ードのデキューを指示する。これに対して、このジョブ
受信完了状態データ(jobRecvCompleted_p)が”false”
である場合には、次のページデータを受け付けるまで待
機する。
【0057】なお、この送信部16cでは、通信メディ
アの転送レートを示す定数Cetを管理している。この定
数Cetは、後述する転送時間算出部16eが処理時間予
測を行う際に必要となるパラメータであり、この定数C
etを実績値を用いてフィードバック制御することもでき
る。
【0058】最適化実行部16dは、転送時間算出部1
6eを用いて各ジョブの転送までの時間を見積もり、各
ジョブの待ち時間を利用して最適化処理を行う処理部で
ある。なお、本実施の形態では、この最適化処理とし
て、ページデータをファイルごとにまとめる処理とエラ
ーチェックを示すこととする。
【0059】具体的には、ページデータをファイルごと
にまとめる最適化処理では、まず最初に最適化データを
格納するための最適化ファイルを作成してオープンし、
該ファイルへのアクセスパスをジョブノード30の最適
化データポインタ30gに設定する。
【0060】次に、ページデータキュー30fがキュー
管理するページノードに基づいてページデータファイル
を順次オープンして、該ファイル内のデータを最適化フ
ァイルに書き込む。
【0061】そして、各ページノードに対する処理が終
了した時点で、最適化ファイルをクローズするととも
に、ページデータファイルの削除及びページノードのデ
キューを行う。
【0062】また、エラーチェックの最適化処理では、
各ページのイメージデータサイズが指定用紙サイズの範
囲内にあるか否かをチェックし、指定用紙サイズの範囲
内でなければ、当該ジョブの処理を止め、エラー処理部
16fにジョブノードを出力する。
【0063】なお、この最適化実行部16dでは、かか
る2つの最適化処理にそれぞれ対応する最適化プロセス
を実行しており、多重化待ち行列部16dからジョブの
エンキューを通知された時点で最適化プロセスを起動
し、このジョブキュー上の全てのジョブノードの処理を
終えた時点で該最適化プロセスをスリープする。
【0064】転送時間算出部16eは、各ジョブノード
に対応するイメージデータをプリンタ18に転送する際
の転送所要時間を見積もる処理部であり、具体的にはジ
ョブのデータ量、論理ページ数及びデータ転送速度等に
基づいて各ジョブノードの転送予測時間を算出する。
【0065】エラー通知部16fは、最適化実行部16
dからエラーが存在するジョブノードを受け取り、ジョ
ブ実行部15に対してその旨を通知する処理部である。
なお、かかる場合には、この最適化実行部16dは、併
せて最適化待ち行列部16bに対して当該ジョブノード
のデキューを指示する。
【0066】上記構成を有するFEP16を用いること
により、受け付けたジョブをジョブノードとして管理
し、各ジョブの転送待ち時間を利用して最適化処理を行
うことができる。
【0067】次に、図1に示す最適化実行部16dが行
う最適化処理手順について説明する。
【0068】図4は、図1に示す最適化実行部16dの
最適化処理手順を示すフローチャートである。
【0069】図4に示すように、この最適化実行部16
dでは、まず最初に多重化待ち行列部16dに保持され
ている最適化終了ノードポインタ(lastOptimized )の
次のジョブノードを対象ジョブノードとして特定する
(ステップ401)。ただし、この最適化終了ノードポ
インタ(lastOptimized )が”nil ”である場合には、
現在のキューの最終ジョブノードを対象ジョブノードと
する。
【0070】そして、最適化処理の対象ジョブノードを
特定したならば、該対象ジョブノードのジョブ受信完了
状態データ(jobRecvCompleted_p)を調べ(ステップ4
02)、このジョブ受信完了状態データが”false ”で
ある場合には処理を終了し、”true”である場合にはさ
らに送信状態データ(inSending_p)を調べる(ステッ
プ403)。
【0071】そして、この送信状態データが”false ”
である場合には、転送時間算出部16eを用いて後述す
る算定手順により対象ジョブノードの処理待ち時間Wを
算定するとともに(ステップ404)、最適化に要する
時間Oを算出する(ステップ405)。なお、この最適
化に要する時間Oは、ジョブノードjの論理ページ数n
j に所定の定数cOを乗ずることにより求めることがで
きる。
【0072】そして、この最適化に要する時間Oと処理
待ち時間Wを比較して(ステップ406)、最適化に要
する時間Oが処理待ち時間W以内であれば、対象ジョブ
ノードのジョブ受信完了状態データ(jobRecvCompleted
_p)を”inProgress”に設定した後(ステップ40
7)、ページデータをファイルごとにまとめる処理やエ
ラーチェック等の最適化処理を実行し(ステップ40
8)、当該ジョブノードのジョブ受信完了状態データ
(jobRecvCompleted_p)を”done”とする(ステップ4
09)。
【0073】これに対して、最適化に要する時間Oが処
理待ち時間Wよりも長ければ、最適化処理を行わずにそ
のまま当該ジョブノードのジョブ受信完了状態データ
(jobRecvCompleted_p)を”done”とする(ステップ4
09)。
【0074】そして、対象ジョブノードを変更するため
に最適化終了ノードポインタ(lastOptimized )に現対
象ジョブノードを設定した後(ステップ410)、次の
ジョブノードに移行して(ステップ411)、次のジョ
ブノードが存在するか否かを確認する(ステップ41
2)。
【0075】その結果、次のジョブノードが存在せず”
nil ”である場合には処理を終了し、次のジョブノード
が存在する場合には、次のジョブノードを対象ジョブノ
ードとした後に(ステップ413)ステップ402に移
行する。
【0076】このように、この最適化実行部16dは、
IPストア16内に滞留するジョブがプリンタ18に転
送されるまでに最適化処理を行う時間的余裕がある場合
にのみ最適化処理を実行することとしている。
【0077】次に、上記ステップ404で行う対象ジョ
ブノードの処理待ち時間Wの算定手順について説明す
る。
【0078】まず、ジョブキューの先頭からj番目に位
置するジョブノードの待ち時間をWjとすると、この待
ち時間Wjは、現在時刻と当該ジョブノードjの転送時
刻との差となるため、 Wj = Dj-1 − currentDate の算定式により算定できる。なお、このDj-1はj-1番目
のジョブノードの予測終了時刻を示し、currentDateは
現在時刻を示すものとする。
【0079】そして、予測終了時刻Djは、ジョブノー
ド0が送信中の場合には、 Dj = ΣmT’m + JobNode0.transferStartDate の算定式を用いて算定し、また、ジョブノード0が送信
中でなければ、 Dj = ΣmT’m + currentDate の算定式を用いて算定する。ただし、この変数mの範囲
は0〜jであり、JobNode0.transferStartDate はジョ
ブノード0すなわち最初のジョブノードの転送開始時刻
を示し、T’mはm番目のジョブノードの転送予測時間
を示すものとする。
【0080】なお、このジョブノードの転送予測時間
は、上記転送時間算出部16eによって算出されるもの
であり、j番目のジョブの最適化処理が終了し且つ最適
化データが存在する場合には、 T’j = ((OptimizedDataj.size)/cet) + nj
×cdO + cdO0 となり、またj番目のジョブの最適化処理が終了し且つ
最適化データが存在しない場合には、 T’j = (Σi(pageNodeji.size)/cet) + nj
×cdp + cdp0 となる。ただし、Σi(pageNodeji.size)はジョブノー
ドjの全ページのデータサイズの総和を示し、nj はジ
ョブノードjの論理ページ数を示し、cetはデータ転送
速度を示し、cdp、cdp0、cdO及びcdO0はそれぞれ定
数である。
【0081】すなわち、この転送時間算出部16eは、
ジョブのデータ量、転送速度及び論理ページ数から転送
予測時間を算出するものであり、具体的には、最適化デ
ータが存在しない場合にはページごとにデータ転送を行
う場合の転送予測時間を算定し、最適化データが存在す
る場合にはファイル単位でまとめてバースト転送する場
合の転送予測時間を算定する。
【0082】このように、本実施の形態では、転送時間
算出部16eが行う転送予測時間に基づいて、最適化実
行部16dが最適化処理を行うか否かを判断することと
している。
【0083】次に、図1に示す最適化実行部16dが行
うエラーチェックについて図5に示すIPファイルを用
いて説明する。
【0084】図5は、本実施の形態で用いるIPファイ
ルの一例を示す図である。
【0085】図5に示すように、このIPファイル50
は、使用する用紙の用紙サイズ、カバー種別及び各ペー
ジへの用紙の割り当て等を記述するヘッダ領域51と、
各ページごとの印刷データサイズ、走査線数及び圧縮方
式等を指定するページデータ領域52とからなる。
【0086】具体的には、ジョブで使用する用紙は、ヘ
ッダ領域51内のIDENTIFIER "media"においてまとめて
指定され、また各ページが使用する用紙の種別は、ヘッ
ダ領域51内のIDENTIFIER "mediaSelect"で指定され、
各ページのイメージサイズは、ページデータ領域52内
のピクセル情報から得ることができる。
【0087】このため、かかるIPファイル50におい
て、各ページのイメージデータサイズが指定用紙サイズ
内であるか否かをチェックするためには、 pageImageSizej_X ≦ pagePaperj.sizeX pageImageSizej_Y ≦ pagePaperj.sizeY が共に成立するか否かを確認すれば良い。ただし、こ
の”pageImageSizej_X”は、<ページjのX方向のピク
セル数>と<ページjのピクセルのXサイズ>との積を
とることにより求めることができ、また”pagePaperj.s
izeX”は、IDENTIFIER "mediaSelect"で指定するページ
jの用紙種別を調べ、この用紙が持つXサイズをIDENTI
FIER "media"から調べることにより得られる。
【0088】上述してきたように、第1の実施の形態で
は、ジョブ実行部15が処理したジョブに対応するジョ
ブノードを作成して順次ジョブキューにエンキューして
おき、最適化処理を行うだけの待ち時間があるジョブノ
ードについては、最適化実行部16dが順次最適化を行
うよう構成したので、FEP12での待ち時間を有効に
利用することができる。
【0089】また、この最適化実行部16dは、各ペー
ジデータを1つのファイルにまとめる最適化処理を行う
ため、ジョブの転送待ち時間が短い場合にはページ転送
を行い、転送待ち時間がある程度長い場合にはバースト
転送することができる。
【0090】このため、ターンアラウンドタイムの短縮
とスループットの向上を両立することが可能である。
【0091】さらに、この最適化実行部16dは、ジョ
ブの転送待ち時間を利用して各ページのイメージデータ
サイズが指定用紙サイズ内か否かを調べるエラーチェッ
クを行うため、プリンタ18で行うべきエラーチェック
の負荷を軽減してシステム全体のスループットを向上す
ることができる。
【0092】以上、第1の実施の形態について説明し
た。
【0093】ところで、この第1の実施の形態では、I
Pストア16内に滞留するジョブが最適化を行うに足る
待ち時間を持つ場合にのみ最適化処理を行うこととした
が、滞留するジョブ全てに対して最適化処理を行うこと
もできる。
【0094】このため以下では、かかる場合を示す第2
の実施の形態について説明する。
【0095】図6は、第2の実施の形態で用いるIPス
トア60の構成を示す図である。
【0096】図6に示すように、このIPストア60
は、第1の実施例で用いるIPストア16とほぼ同様に
構成され、最適化実行部及び送信部の機能のみが異な
る。
【0097】本実施の形態で用いる最適化実行部61
は、図1に示す最適化実行部16dと同様の最適化処理
を行うものであるが、最適化待ち行列部16dに保持し
た全てのジョブノードを最適化の対象とする点と、送信
部62から最適化処理の中断指示を受け付けた場合に最
適化処理を中断して送信部62にメッセージを送出する
点とが異なる。
【0098】すなわち、第1の実施の形態で用いた最適
化実行部16dは、ジョブの待ち時間の間に最適化処理
を行うだけの時間的余裕がある場合にのみ最適化処理を
行うこととしたが、この最適化実行部61では、全ての
ジョブを最適化処理の対象としている。
【0099】ただし、単に全てのジョブを最適化対象と
すると、常にジョブがバースト転送されることになり、
ターンアラウンドタイムの短縮を図ることができないた
め、本実施の形態では、ジョブが最適化途中であったと
しても、このジョブが送信対象となった場合には当該ジ
ョブの最適化を中断することとしている。
【0100】なお、この最適化実行部61が最適化を中
断した場合には、途中でクローズした最適化ファイルへ
のアクセスパスをジョブノードの最適化データポインタ
(OptimizedData)に格納するとともに、ジョブノード
の最適化終了ノードポインタ(lastOptimized )を次の
ジョブノードに移行させる。
【0101】また、送信部62は、図1に示す送信部1
6cと同様にイメージデータをプリンタ18に送信する
処理部であるが、この送信部62には、送信対象ジョブ
の最適化処理を中断するよう最適化実行部61に指示す
る機能が付加されている。
【0102】そして、この送信部62が最適化実行部6
1に中断指示を行った場合には、最適化実行部61から
中断した旨を示すメッセージを受け取るとともに、最適
化済みのページについては最適化ファイルをもってバー
スト転送し、最適化未完のページについてはページ転送
を行う。なお、かかる送信を実現するために、上記最適
化実行部61では、論理ページの最初から順番に最適化
処理を行うとともに、この最適化処理を中断した場合に
は、送信部62に送出するメッセージ内に最適化を終了
したページ数を含めることとする。
【0103】図7は、図6に示す最適化実行部61の処
理手順を示すフローチャートである。
【0104】図7に示すように、この最適化実行部61
は、最適化待ち行列部16dのジョブキュー内にジョブ
ノードが存在する場合には、該ジョブノードを対象ノー
ドとして特定し(ステップ701)、このジョブノード
に対応する最適化ファイルを作成してオープンする(ス
テップ702)。
【0105】その後、このジョブノードのページデータ
キュー(PageDataQueue)を参照して第1ページのペー
ジデータファイルをオープンし、該ファイル内のページ
データを最適化ファイル内にコピーする(ステップ70
3)。
【0106】そして、送信部62から中断指示を受けた
か否かを確認し(ステップ704)、中断指示を受けて
いない場合には、ページが存在する限り第2ページ以降
のコピーを繰り返した後に(ステップ705)最適化フ
ァイルをクローズし(ステップ706)、該最適化ファ
イルへのアクセスパスをジョブノードの最適化データポ
インタ(OptimizedData )に格納して最適化ファイルを
ジョブノードとリンクする(ステップ707)。
【0107】これに対して、中断指示を受け付けた場合
には、最適化ファイルをクローズし(ステップ70
8)、最適化ファイルをジョブノードとリンクした後
(ステップ709)、最適化処理を終了してその旨のメ
ッセージを送信部62に送出する(ステップ710)。
【0108】その後、次のジョブノードが存在するか否
かを調べ(ステップ711)、次のジョブノードが存在
する場合には、該ジョブノードを対象ジョブノードとし
てステップ702に移行する。
【0109】このように、第2の実施の形態では、最適
化実行部61は全てのジョブについて順次最適化処理を
行い、送信部62からの中断指示に応答して最適化処理
を終了するよう構成したので、転送待ち時間を活用して
少なくとも一部のページに対する最適化処理を行うこと
ができる。
【0110】なお、第2の実施の形態では、最適化処理
の1つであるエラーチェックについての説明を省略した
が、各ページごとにエラーチェックを行うか又は全ペー
ジ分をまとめてエラーチェックすることも可能である。
【0111】ところで、上記第1又は第2の実施の形態
では、本発明に係わる最適化機構を実装したFEP12
とプリンタ18を1対1に対応づけた場合について説明
したが、このFEPとプリンタは様々な接続形態で接続
されるため、その代表的なシステム構成ごとに、本発明
に係わる最適化機構の効果について説明する。
【0112】図8は、本発明に係わる最適化機構を実装
する際の代表的なシステム構成例を示す図である。
【0113】図8(a)は、上記第1の実施の形態及び
第2の実施の形態で用いた構成であり、FEPとプリン
タが1対1の対応関係にあることから、各クライアント
が作成したジョブが全てこのFEPに入力されることに
なる。
【0114】そして、FEPにおける各ジョブの待ち時
間が必然的に増加するため、本発明に係わる最適化機構
により最適化がなされる機会が多くなる。
【0115】図8(b)は、1台のFEPを複数台のプ
リンタと対応づけた場合の構成を示しており、この場合
には本発明に係わる最適化機構がFEP上に搭載される
ことになる。
【0116】そして、このFEPは、複数台のプリンタ
にジョブを転送するため、必然的にFEPでのジョブの
待ち時間は短くなり、本発明に係わる最適化機構により
最適化がなされる機会は少なくなる。
【0117】図8(c)は、複数台のFEPを1台のプ
リンタと対応づけた場合の構成を示す図であり、この場
合には本発明に係わる最適化機構が各FEP上に搭載さ
れることになる。
【0118】そして、かかる場合には、各FEPでのジ
ョブの転送待ち時間が増えるため、本発明に係わる最適
化機構により最適化がなされる機会は多くなる。
【0119】ところが、このシステム構成を用いた場合
には、各FEPごとにジョブキューが設けられるため、
プリンタに対するアクセス競合に起因して各FEPが行
った最適性がくずれる場合が生じる。
【0120】図8(d)は、図8(c)と同様に複数台
のFEPを1台のプリンタに対応づけた場合であり、各
FEPとプリンタの間に本発明に係わる最適化機構を実
装した最適化処理装置を介在させている。
【0121】そして、かかる場合には、この最適化処理
装置上に滞留するジョブ数が非常に多くなるため、各ジ
ョブの転送待ち時間が累増し、本発明に係わる最適化機
構により最適化がなされる機会が極めて多い。
【0122】また、複数のFEPの各々に最適化機構を
設けた場合に生ずる問題、すなわち順次利用共有資源と
してのプリンタの使用権の獲得競合問題が解消されるた
め、ネットワークトラフィックを低減することができ
る。
【0123】このように、本構成は、最適化がなされる
機会が多く、またプリンタの使用権の獲得競合が生じな
いため、本発明に係わる最適化機構に最も適合するもの
である。
【0124】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、本発明を印刷システムに適用した場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、待ち
ジョブが滞留する各種システムに適用することができ
る。
【0125】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
は、出力装置に送信する複数のページデータをジョブご
とに管理しておき、この複数のページデータを出力装置
に送信するまでの待ち時間がある場合には、この待ち時
間を用いて複数のページデータを最適化した最適化ファ
イルを作成し、最適化ファイルを作成した場合にはこの
最適化ファイルを出力装置にバースト送信し、一方最適
化ファイルを作成しない場合には出力装置に複数のペー
ジデータを順次ページ送信するよう構成したので、下記
に示す効果が得られる。
【0126】1)待ち時間を有効に活用して、ジョブご
とに複数のページデータを最適化することができる。
【0127】2)待ち時間がある場合には最適化ファイ
ルとしてバースト転送し、待ち時間がない場合にはペー
ジ転送を行うため、ターンアラウンドタイムとスループ
ットを両立して、効率良くページデータを出力装置に転
送することが可能となる。
【0128】また、第2の発明は、複数のページデータ
を出力装置に送信するまでの待ち時間をあらかじめ算定
し、この待ち時間が所定時間以上である場合に、ジョブ
ごとに複数のページデータをまとめた最適化ファイルを
作成するよう構成したので、待ち時間に最適化を行うこ
とができる場合にのみ最適化ファイルを作成してバース
ト転送することが可能となる。
【0129】また、第3の発明は、算定した待ち時間が
所定時間以上である場合に、各ページデータに存在する
異常をジョブごとに検出し、異常を検出したジョブを除
外して出力装置に送信する複数のページデータをジョブ
ごとにキュー管理し、異常が存在するジョブを出力装置
に送信しないよう構成したので、出力装置での障害復旧
時間等を排除してスループットを向上させることが可能
となる。
【0130】また、第4の発明は、出力装置に送信する
複数のページデータをジョブごとに管理しておき、複数
のページデータを出力装置に送信するまでの待ち時間に
複数のページデータの少なくとも一部を最適化して最適
化ファイルを作成し、最適化したページデータについて
は最適化ファイルとしてバースト送信し、最適化されな
いページデータについてはページ送信するよう構成した
ので、たとえ待ち時間が短くとも、この待ち時間を有効
に利用して一部のページデータを最適化することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示すIPストアの細部構成を示すブロッ
ク図。
【図2】第1の実施の形態で用いる印刷システムのシス
テム構成を示す図。
【図3】図1に示す最適化待ち行列部が管理するジョブ
ノードの構成を示す図。
【図4】図1に示す最適化実行部の最適化処理手順を示
すフローチャート。
【図5】第1の実施の形態で用いるIPファイルの一例
を示す図。
【図6】第2の実施の形態で用いるIPストアの構成を
示す図。
【図7】図6に示す最適化実行部の処理手順を示すフロ
ーチャート。
【図8】本発明に係わる最適化機構を実装する際の代表
的なシステム構成例を示す図。
【符号の説明】
10a,10b,10c…クライアント、 11,17
…イーサネット、12…FEP、 13a,13b…R
C、 14…サービスコア、15…ジョブ実行部、 1
6…IPストア、 18…プリンタ、16a…ジョブ受
付部、 16b…最適化待ち行列部、16c…送信部、
16d…最適化実行部、 16e…転送時間算出部、
16f…エラー通知部、 30…ジョブノード、 50
…IPファイル、51…ヘッダ領域、 52…ページデ
ータ領域、60…IPストア、 61…最適化実行部、
62…送信部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントが作成した複数ページから
    なるジョブをページごとに解読して複数のページデータ
    を作成し、該複数のページデータを出力装置に送信する
    データ処理装置において、 前記出力装置へ送信する複数のページデータをジョブご
    とに管理する管理手段と、 前記管理手段により管理される複数のページデータを前
    記ジョブごとに順次前記出力装置へ送信する送信手段
    と、 前記管理手段に前記送信手段により送信されていないジ
    ョブがある場合は、当該ジョブが前記送信手段により前
    記出力装置へ送信されるまでの間に、当該ジョブに含ま
    れる複数のページデータの少なくとも一部をまとめてフ
    ァイル化する最適化実行手段とを具備することを特徴と
    するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記管理手段により管理されているジョ
    ブに含まれる複数のページデータが前記出力手段に送信
    されるまでに要する予測時間を算出する予測時間算出手
    段を更に具備し、 前記最適化実行手段は、 前記ファイル化に要する時間が前記予測時間算出手段で
    算出された予測時間よりも短い場合に前記ファイル化を
    実行することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段に前記送信手段により送信
    されていないジョブがある場合は、当該ジョブが前記送
    信手段により前記出力装置へ送信されるまでの間に、当
    該ジョブに含まれる複数のページデータの異常を検出す
    る検出手段を更に具備し、 前記検出手段により異常が検出されたジョブを前記出力
    手段に送信される前に前記管理手段の管理から除外する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 クライアントが作成した複数ページから
    なるジョブをページごとに解読して複数のページデータ
    を作成し、該複数のページデータを出力装置に送信する
    データ処理装置において、 前記出力装置へ送信する複数のページデータをジョブご
    とに管理する管理手段と、 前記管理手段により管理される複数のページデータを前
    記ジョブごとに順次前記出力装置へ送信する送信手段
    と、 前記管理手段に前記送信手段により送信されていないジ
    ョブがある場合は、当該ジョブが前記送信手段により前
    記出力装置へ送信されるまでの間に、スループット向上
    のために、当該ジョブに含まれる複数のページデータの
    少なくとも一部をまとめてファイル化するとともに、当
    該ジョブに含まれる複数のページデータの異常を予め検
    出する最適化実行手段とを具備することを特徴とするデ
    ータ処理装置。
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