JP3507368B2 - 磁気ヘッド装置の検査方法及び磁気ヘッド装置の検査装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置の検査方法及び磁気ヘッド装置の検査装置

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JP3507368B2
JP3507368B2 JP22353199A JP22353199A JP3507368B2 JP 3507368 B2 JP3507368 B2 JP 3507368B2 JP 22353199 A JP22353199 A JP 22353199A JP 22353199 A JP22353199 A JP 22353199A JP 3507368 B2 JP3507368 B2 JP 3507368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ハードデ
ィスクなどに使用される記録及び再生用の磁気ヘッドを
有する磁気ヘッド装置の製造工程における検査方法及び
検査装置に係り、特に、同時に複数個の磁気ヘッド装置
を検査することによって検査の効率を向上させることの
できる磁気ヘッド装置の検査方法及び検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、磁気ヘッド装置を示す斜視図で
ある。この磁気ヘッド装置Hは、ロードビーム(支持部
材)1の先部にフレキシャ2が設けられ、このフレキシ
ャ2を介して磁気ヘッド3が支持されている。ロードビ
ーム1とフレキシャ2は板ばねなどで形成された弾性支
持部材である。ロードビーム1の基端部にはマウント板
4が接合されている。
【0003】磁気ヘッド3のトレーリング側端部Tに
は、記録機能部及び再生機能部5が設けられている。
【0004】磁気ヘッド3は、記録媒体であるディスク
が回転する時に前記ディスク上の空気流を受けてリーデ
ィング側端部Lが前記ディスク面から持ち上がる傾斜姿
勢となって浮上する。また、前記ディスクの停止時に
は、磁気ヘッド3は前記ディスクに着地する。
【0005】磁気ヘッド装置Hの記録機能部及び再生機
能部5は、例えば、再生機能部として磁気抵抗効果を利
用したMR型薄膜再生素子、及び記録機能部としてイン
ダクティブ型の薄膜記録素子が設けられたものである。
磁気ヘッド装置Hは、組み立て終了後、記録及び再生特
性に関して検査される。
【0006】図10は、磁気ヘッド装置Hの従来の検査
方法を説明するための斜視図である。円盤状の記録媒体
12が、駆動装置11上に保持され、回転駆動される。
磁気ヘッド装置Hは、記録媒体12上で、磁気ヘッド3
に自己記録再生を行わせることによって、記録再生特性
が検査される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示された従来
の磁気ヘッド装置の検査方法では、一度に一つの磁気ヘ
ッド装置しか検査することができないという欠点があっ
た。
【0008】磁気ヘッド装置Hの検査を行なうときに
は、磁気ヘッド装置Hの記録再生条件を一定にするため
に、記録媒体12の中心Oから磁気ヘッド3の記録機能
部及び再生機能部5の走査領域までの半径方向の位置
を、あらかじめ指定された位置に設定して検査を行な
う。
【0009】例えば、図10では、磁気ヘッド3の記録
機能部及び再生機能部5の走査領域が、記録媒体12上
の半径rの円周上に位置づけられている。
【0010】複数個の磁気ヘッド装置を、記録媒体12
上の任意の異なる半径方向の位置上に配置させると、そ
れぞれの磁気ヘッド装置の記録媒体12に対するスキュ
ー角や相対走行速度等の諸条件が変化し、一定条件の下
でそれぞれの磁気ヘッド装置の検査を行うことができな
くなる。
【0011】また、複数個の磁気ヘッド装置を、それぞ
れの磁気ヘッドの記録機能部及び再生機能部の走査領域
が記録媒体12上の半径rの円周上に位置づけられるよ
うに、配置することも考えられる。しかし、以下に示す
理由によってこの方法を採用することはできない。
【0012】図10において磁気ヘッド装置Hの記録再
生特性を検査するときには、磁気ヘッド3の記録機能部
によって、記録媒体12上の半径rの円周上を走査し
て、検査用の記録信号を記録し、その後、磁気ヘッド3
の再生機能部によって、前記検査用の記録信号を自己再
生し、再生信号の波形を解析して、磁気ヘッド装置Hの
記録再生特性が、製品の品質基準に達しているか否かを
判定する。
【0013】したがって、ある磁気ヘッド装置が記録媒
体12上の半径rの円周上を走査して、自己記録再生を
行っているとき同時に、他の磁気ヘッド装置に、記録媒
体12上の半径rの円周上を走査させて、自己記録再生
を行わせると、それぞれの磁気ヘッド装置が互いに他の
磁気ヘッド装置によって記録された記録信号を再生して
しまうことや、また、それぞれの磁気ヘッド装置が互い
に他の磁気ヘッド装置によって記録された記録信号を上
書きしてしまうことが発生して、各々の磁気ヘッド装置
に、自己記録再生を確実に行わせることができなくなる
という問題が生じる。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、同時に複数個の磁気ヘッド装置を検査する
ことによって検査の効率を向上させることのできる磁気
ヘッド装置の検査方法及び検査装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持部材の先
端部に記録機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッドが
支持された磁気ヘッド装置の検査方法において、円盤状
の記録媒体上で、複数個の磁気ヘッド装置を、記録媒体
の中心から前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を
走査する走査領域までの半径方向の位置がずれるよう
に、ただし前記走査領域の半径方向への間隔が、複数の
前記走査領域の半径方向の中間に設定された基準半径に
対して1%以内に収まるように配置し、前記円盤状の記
録媒体を回転させて、前記複数個の磁気ヘッド装置の全
てに、同時に記録動作を行わせた後に、前記磁気ヘッド
装置の全てに、同時に自己記録信号の再生動作を行わ
せ、前記再生された信号により複数個の磁気ヘッド装置
の評価を行うことを特徴とするものである。
【0016】磁気ヘッド装置を検査するときには、前記
記録媒体の中心から前記走査領域までの半径方向の位置
があらかじめ指定されている。しかし、実際の検査にお
いては、この半径方向の位置には、一定範囲の公差が許
されている。
【0017】従って、複数個の前記磁気ヘッド装置の磁
気ヘッドを、同時に前記記録媒体上に配置しても、前記
記録媒体の中心から、各々の前記磁気ヘッドの前記記録
機能部及び再生機能部の走査領域までの半径方向の位置
が、一定範囲の公差内に収まるようにすれば、それぞれ
の磁気ヘッド装置の前記記録媒体に対する、スキュー角
や相対走行速度等の諸条件は、公差の範囲内に収まるこ
とになり、同時に前記記録媒体上に配置された全ての前
記磁気ヘッド装置を、実質上同一の検査条件の下で検査
することができる。従って、同時に複数個の磁気ヘッド
装置を正確に検査することができるようになり、磁気ヘ
ッド装置の検査工程を著しく効率化できる。
【0018】または、本発明は、 支持部材の先端部に
記録機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッドが支持さ
れた磁気ヘッド装置の検査方法において、円盤状の記録
媒体上で、複数個の磁気ヘッド装置を、記録媒体の中心
から前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査す
る走査領域までの半径方向の位置がずれるように、ただ
し前記走査領域の半径方向への間隔が、複数の前記走査
領域の半径方向の中間に設定された基準半径に対して1
%以内に収まるように配置し、前記円盤状の記録媒体を
回転させて、前記複数個の磁気ヘッド装置のうちの、少
なくとも一つの磁気ヘッド装置が前記記録媒体に対して
記録動作を行っているときには、他の磁気ヘッドに、再
生動作を行わせないように待機させ、前記記録動作を行
っている磁気ヘッドの記録動作の終了後、少なくとも一
つの磁気ヘッドに自己記録信号の再生動作を行わせ、前
記再生された信号により複数個の磁気ヘッド装置の評価
を行うことを特徴とするものである。
【0019】同時に前記記録媒体上に配置された全ての
前記磁気ヘッド装置のそれぞれに、任意のタイミングで
記録及び再生を行うことを許すと、ある磁気ヘッド装置
が記録動作を行っているときに、他の磁気ヘッド装置が
再生動作を行なうという状態が生じる。
【0020】ある磁気ヘッド装置が記録動作を行ってい
るときに、他の磁気ヘッド装置が再生動作を行なうとい
う状態では、記録動作を行なっている磁気ヘッド装置が
出力する記録信号が、前記記録媒体を媒介として、再生
動作を行なっている磁気ヘッド装置に伝わってノイズの
原因となる。すなわち、前記複数個の磁気ヘッド装置ど
うしでの、クロストークが発生してしまう。
【0021】本発明では、前記複数個の磁気ヘッド装置
のうちの、少なくとも一つの磁気ヘッド装置が前記記録
媒体に対して記録動作を行っているときには、他の磁気
ヘッド装置に、再生動作を行わせないように待機させる
ことによって、クロストークの発生を防ぎ、同時に複数
個の磁気ヘッド装置を正確に評価することができる。
【0022】
【0023】なお、複数個の磁気ヘッド装置を前記記録
媒体上に配置するときには、前記複数個の磁気ヘッド装
置の前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査す
る走査領域の半径方向への間隔を、100μm以上開け
て設定すると、前記複数個の磁気ヘッド装置の各々によ
って、前記記録媒体上に形成される記録トラックが互い
に干渉しあうことを防ぐことができるので好ましい。
【0024】
【0025】複数個の磁気ヘッド装置を、前記記録媒体
上の異なる半径方向の位置上に配置させると、それぞれ
の磁気ヘッド装置の前記記録媒体に対するスキュー角や
相対走行速度等の諸条件が変化する。
【0026】しかし、複数個の磁気ヘッド装置の前記記
録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する走査領域
の半径方向への間隔を、複数の前記走査領域の半径方向
の中間に設定された基準半径に対して1%以内に設定す
れば、前記スキュー角や前記相対走行速度等の条件は、
検査の公差範囲内に収まり、実質上、一定条件の下で、
それぞれの磁気ヘッド装置の評価を行うことができる。
【0027】なお、複数個の磁気ヘッド装置を、それぞ
れの前記記録機能部及び再生機能部が前記記録媒体の中
心を通り半径方向に延びる一本の直線上に位置するよう
に、配置させると、それぞれの磁気ヘッド装置のスキュ
ー角を同一にして検査を行なうことができる。
【0028】また、前記磁気ヘッド装置の支持部材を取
付ける保持手段を、同時に検査する磁気ヘッド装置の数
の2倍以上の数設けておき、前記記録媒体を回転させて
複数個の磁気ヘッド装置の検査を行っているときに、検
査中の磁気ヘッドを保持していない他の前記保持手段に
対して磁気ヘッド装置の交換を行うようにすると、磁気
ヘッド装置を交換するときに、他の磁気ヘッド装置の検
査を行なわせることができるので、磁気ヘッド装置の検
査を、途切れることなく連続して行なえる。従って、検
査の効率が向上するので好ましい。
【0029】また、本発明の磁気ヘッド装置の検査装置
は、検査用の円盤状の記録媒体を回転させる駆動手段
と、記録機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッドとこ
れを支持する支持部材とから成る磁気ヘッド装置の前記
支持部材を保持して、前記記録媒体上で、記録媒体の中
心から前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査
する走査領域までの半径方向の位置がずれるように、た
だし前記走査領域の半径方向への間隔が、複数の前記走
査領域の半径方向の中間に設定された基準半径に対して
1%以内に収まるように、各磁気ヘッド装置を記録媒体
に対向させる複数個の保持手段と、記録信号を生成して
前記磁気ヘッドの記録機能部に出力する記録信号生成手
段と、前記記録信号生成手段に記録信号の生成を指示
し、また前記磁気ヘッドの再生機能部に記録信号の再生
を指示する制御手段と、記録及び再生の同期を取るため
のタイミング信号を生成するタイミング信号発生手段
と、前記磁気ヘッドの再生機能部から送られてきた再生
信号を解析して前記磁気ヘッド装置の記録及び再生特性
を判定する解析手段とを有し、前記制御手段では、前記
タイミング信号と同期させて、個々の磁気ヘッド装置に
対して、前記記録媒体上に配置された複数個の前記磁気
ヘッド装置の全てに、同時に記録動作を行わせ、前記記
録動作の後に、前記磁気ヘッド装置の全てに、同時に自
己記録信号の再生動作を行わせることを特徴とするもの
である。
【0030】または、本発明の磁気ヘッド装置の検査方
法は、検査用の円盤状の記録媒体を回転させる駆動手段
と、記録機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッドとこ
れを支持する支持部材とから成る磁気ヘッド装置の前記
支持部材を保持して、前記記録媒体上で、記録媒体の中
心から前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査
する走査領域までの半径方向の位置がずれるように、た
だし前記走査領域の半径方向への間隔が、複数の前記走
査領域の半径方向の中間に設定された基準半径に対して
1%以内に収まるように、各磁気ヘッド装置を記録媒体
に対向させる複数個の保持手段と、記録信号を生成して
前記磁気ヘッドの記録機能部に出力する記録信号生成手
段と、前記記録信号生成手段に記録信号の生成を指示
し、また前記磁気ヘッドの再生機能部に記録信号の再生
を指示する制御手段と、記録及び再生の同期を取るため
のタイミング信号を生成するタイミング信号発生手段
と、前記磁気ヘッドの再生機能部から送られてきた再生
信号を解析して前記磁気ヘッド装置の記録及び再生特性
を判定する解析手段とを有し、前記記録信号生成手段、
制御手段及び解析手段は、前記記録媒体上に同時に対向
する複数個の磁気ヘッド装置の一個に対して一つずつ配
置され、個々の磁気ヘッド装置に対して、前記制御手段
が互いに他の制御手段を監視しあう通信手段が設けら
れ、前記制御手段は、前記記録媒体上に同時に配置され
た前記複数個の磁気ヘッド装置のうちの、少なくとも一
つの磁気ヘッド装置が前記記録媒体に対して記録動作を
行っていることを感知したときに、他の磁気ヘッド装置
に、再生動作を行わせないように待機させ、前記記録動
作を行っている磁気ヘッドの記録動作の終了後、少なく
とも一つの磁気ヘッドに自己記録信号の再生動作を行わ
せることを特徴とする磁気ヘッド装置の検査装置。
【0031】
【0032】
【0033】なお、前記複数個の磁気ヘッド装置の前記
記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する走査領
域の半径方向への間隔が、100μm以上開くように、
前記保持手段の位置が設定されていると、前記複数個の
磁気ヘッド装置の各々によって、前記記録媒体上に形成
される記録トラックが互いに干渉しあうことを防ぐこと
ができるので好ましい。
【0034】
【0035】複数個の磁気ヘッド装置を、前記記録媒体
上の異なる半径方向の位置に設置させると、それぞれの
磁気ヘッド装置の、前記記録媒体に対するスキュー角や
相対走行速度等の諸条件が変化する。
【0036】しかし、前記複数個の磁気ヘッド装置の前
記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する走査
領域の半径方向への間隔が、複数個の前記走査領域の半
径方向の中間に設定された基準半径に対して1%以内と
なるように、前記保持手段の位置が設定されていると、
前記スキュー角や前記相対走行速度等の条件は、検査の
公差範囲内に収まるので、実質上、一定条件の下で、そ
れぞれの磁気ヘッド装置の検査を行うことができること
になる。
【0037】なお、複数個の磁気ヘッド装置の、それぞ
れの前記記録機能部及び再生機能部が前記記録媒体の中
心を通り半径方向に延びる一本の直線上に位置するよう
に、前記保持手段の位置が設定されていると、それぞれ
の磁気ヘッド装置のスキュー角を同一にして検査を行な
うことができる。
【0038】さらに、前記保持手段は、同時に検査する
磁気ヘッド装置の数の2倍以上の数だけ設けられ、前記
記録媒体を回転させて複数個の磁気ヘッド装置の検査を
行っているときに、検査中の磁気ヘッド装置を保持して
いない他の前記保持手段に対して磁気ヘッド装置の交換
を可能とすると、磁気ヘッド装置の交換のために検査装
置を停止させなくてすむので、検査を途切れることなく
連続して行なうことができる。従って、検査の効率が向
上するので好ましい。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の検査方法の実施
の形態を示すための平面図である。検査の対象である磁
気ヘッド装置H1は、支持部材21aの先端部に、記録
機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッド22aが支持
されているものである。磁気ヘッド装置H1は、支持部
材21aが保持手段である保持部23aに取付けられ、
円盤状の記録媒体24上に対向させられている。
【0040】また、磁気ヘッド装置H1と同時に検査さ
れる磁気ヘッド装置H2が、保持部23bによって保持
され、記録媒体24上の、磁気ヘッド装置H1と中心O
を挟んだ反対側付近に配置されている。磁気ヘッド装置
H2では、支持部材21bの先端部に、記録機能部及び
再生機能部を有する磁気ヘッド22bが支持されてい
る。磁気ヘッド22a及び22bの記録機能部及び再生
機能部は、例えば、再生機能部として磁気抵抗効果を利
用したMR型薄膜再生素子、及び記録機能部としてイン
ダクティブ型の薄膜記録素子が設けられたものである。
【0041】なお、磁気ヘッド装置H1及び磁気ヘッド
装置H2は、図9に示された磁気ヘッド装置Hと同様の
ものである。
【0042】また、保持部23a及び23bは、それぞ
れ、磁気ヘッド装置H1及びH2を、記録媒体24の半
径方向に移動させることができる。記録媒体24は、駆
動装置25によって、矢印方向に回転させられる。
【0043】図1では、磁気ヘッド装置H1と磁気ヘッ
ド装置H2を、それぞれの磁気ヘッド22aと22bの
記録機能部及び再生機能部の走査領域が重ならないよう
に配置している。
【0044】記録媒体24の中心Oから磁気ヘッド22
aの記録機能部及び再生機能部の走査領域26aまでの
半径方向の距離はr1である。また、記録媒体24の中
心Oから磁気ヘッド22bの記録機能部及び再生機能部
の走査領域26bまでの半径方向の距離は、r2であ
る。すなわち、記録媒体24上に対向された磁気ヘッド
装置H1及びH2の磁気ヘッド22a及び22bが、記
録媒体24上にそれぞれ半径r1の記録トラック及び半
径r2の記録トラックを形成する。
【0045】本実施の形態では、r1=19.9mm、
r2=20.1mmとしている。したがって、磁気ヘッ
ド22a及び22bの記録機能部及び再生機能部が記録
媒体24を走査する走査領域26a及び26bの半径方
向への間隔r2−r1は、走査領域26a及び26bの
半径方向の中間26に設定された基準半径r=20mm
に対して1%以内に設定されている。
【0046】磁気ヘッド22a及び22bの記録媒体2
4との相対走行速度は、磁気ヘッド22a及び22bが
記録媒体24を走査する走査領域26a及び26bの半
径と記録媒体24の角速度との積である。従って、磁気
ヘッド22a及び22bの記録機能部及び再生機能部が
記録媒体24を走査する走査領域26a及び26bの半
径方向への間隔r2−r1が、走査領域26a及び26
bの半径方向の中間26に設定された基準半径r=20
mmに対して1%以内であれば、磁気ヘッド22a及び
22bが、それぞれ走査領域26a及び26bを走査し
ているときの、磁気ヘッド22a及び22bの記録媒体
24との相対速度の違いは、磁気ヘッド22a及び22
bが基準半径rの円周上を走査した場合の記録媒体24
との相対速度の1%以内に収まる。従って、相対走行速
度等の条件は、検査の公差範囲内に収まり、磁気ヘッド
装置H1及びH2は、実質上、一定条件の下で検査が行
われることになる。
【0047】また、走査領域26a及び26bの半径方
向への間隔r2−r1が、走査領域26a及び26bの
半径方向の中間26に設定された基準半径r=20mm
に対して1%以内であれば、磁気ヘッド装置H1及びH
2のスキュー角も、検査の公差範囲内に収まるので、磁
気ヘッド装置H1及びH2は、実質上、一定条件の下で
検査が行われていることになる。
【0048】なお、図1では、磁気ヘッド装置H1及び
H2を、それぞれの磁気ヘッド22a及び22bの前記
記録機能部及び再生機能部が記録媒体24の中心Oを通
り半径方向に延びる一本の直線l上に位置するように、
保持部23a及び保持部23bによって保持させている
ので、磁気ヘッド装置H1及びH2のスキュー角は同一
になっている。
【0049】なお、本実施の形態では、磁気ヘッド22
a及び22bの記録機能部及び再生機能部が記録媒体を
走査する走査領域26a及び26bの半径方向への間隔
が、200μm開くように、保持部23a及び23bの
位置が設定されているので、磁気ヘッド装置H1及びH
2の各々によって、記録媒体24上に形成される記録ト
ラックが互いに干渉しあうことを防ぐことができる。
【0050】しかし、図1のように、磁気ヘッド装置H
1及びH2を配置しても、磁気ヘッド装置H1及びH2
それぞれに、記録再生を任意のタイミングで行なわせる
と、磁気ヘッド装置H1及びH2が互いにノイズ源とな
って、一方が他方の再生検査の邪魔をするという現象が
生じる。
【0051】図4は、磁気ヘッド装置H1及びH2それ
ぞれに、記録再生を任意のタイミングで行なわせたとき
の、記録信号W、再生信号R、並びに磁気ヘッド装置H
1及びH2に記録又は再生のタイミングを指示するタイ
ミング信号Tのタイミング図である。図4においてH1
と示されたタイミング図は、磁気ヘッド装置H1のタイ
ミング図であり、H2と示されたタイミング図は、磁気
ヘッド装置H2のタイミング図である。
【0052】記録及び再生は、タイミング信号Tに合わ
せて行われている。タイミング信号Tは、同一の発信源
から発信されている。しかし、図4では、片方の磁気ヘ
ッド装置が記録動作を行なっているとき、同時に、他方
の磁気ヘッド装置が再生動作を行なっている状態になっ
てしまっている。磁気ヘッド装置は、記録動作を行なう
ときに、高周波のノイズを発生し、このノイズは、記録
媒体24を媒介にして、再生動作を行なっている他方の
磁気ヘッド装置に達し、正確な再生検査を妨害する。
【0053】本発明では、複数個の磁気ヘッド装置が、
互いにノイズ源となることを避けるために、それぞれの
磁気ヘッド装置に、交互または同時に自己記録再生を行
なわせている。
【0054】図2は、磁気ヘッド装置H1及びH2を図
1のように配置したとき、それぞれの磁気ヘッド装置
に、交互に自己記録再生を行なわせる方法をしめすフロ
ーチャートである。
【0055】まず、ステップ1(ST1)において、磁
気ヘッド装置H1又はH2のいずれかに、記録動作をさ
せることを決め、記録させる記録信号の、周波数や電流
などの、諸条件を設定する。例えば、磁気ヘッド装置H
1に記録を行なわせるとする。
【0056】次に他の磁気ヘッド装置が、記録動作を行
なっているか、再生動作を行なっているか、待機中であ
るかを感知する(ST2)。ここでは、磁気ヘッド装置
H2の状態を感知する。
【0057】ST3において、磁気ヘッド装置H2が、
再生動作を行なっているか否かを判定し、磁気ヘッド装
置H2が再生動作を行なっている場合には、磁気ヘッド
装置H1にウェイトをかけ(ST4)、磁気ヘッド装置
H1を待機させる。磁気ヘッド装置H2の再生動作が終
了するまで、ST2〜ST4を繰り返す。
【0058】磁気ヘッド装置H2が再生動作を行なって
いないと判定した場合には、タイミング信号を受信し
(ST5)、このタイミング信号に合わせて磁気ヘッド
装置H1に記録動作を行なわせて、図1の記録媒体24
に記録信号を記録させる(ST6)。
【0059】次に、記録された記録信号を、磁気ヘッド
装置H1に自己再生させる。磁気ヘッド装置H1に再生
動作を行なわせるときには、まず、他の磁気ヘッド装置
が、記録動作を行なっているか、再生動作を行なってい
るか、待機中であるかを感知する(ST7)。ここで
は、磁気ヘッド装置H2の状態を感知する。
【0060】ST8において、磁気ヘッド装置H2が、
記録動作を行なっているか否かを判定し、磁気ヘッド装
置H2が記録動作を行なっている場合には、磁気ヘッド
装置H1にウェイトをかけ(ST9)、磁気ヘッド装置
H1を待機させる。磁気ヘッド装置H2の記録動作が終
了するまで、ST7〜ST9を繰り返す。
【0061】磁気ヘッド装置H2が記録動作を行なって
いないと判定した場合には、タイミング信号を受信し
(ST10)、このタイミング信号に合わせて磁気ヘッ
ド装置H1に再生動作を行なわせる(ST11)。再生
された信号の、出力の大きさ、波形の乱れ(パルス幅の
ずれ、立上り幅、アシンメトリーなど)を検査し、磁気
ヘッド装置H1の品質が基準に達しているか否かを判定
する。
【0062】図5は、図2のフローチャートにしたがっ
て、磁気ヘッド装置H1及びH2に、自己記録再生を行
なわせたときの、タイミング図の1例である。
【0063】図5では、まず、磁気ヘッド装置H1に、
記録させる記録信号を設定し(図2のST1)、aのタ
イミングにおいて、磁気ヘッド装置H2の状態を感知す
る(ST2)。aのタイミングでは、磁気ヘッド装置H
2は、再生動作を行っていないと判定し(ST3)、次
のタイミング信号Tを受信する(ST5)。このタイミ
ング信号Tに合わせて、すなわち、bのタイミングにお
いて、記録動作を開始させ、記録信号W1を出力させ、
記録媒体24に記録させる(ST6)。
【0064】次に、磁気ヘッド装置H1が記録媒体24
に記録した信号を、磁気ヘッド装置H1に自己再生させ
る。まず、cのタイミングにおいて、磁気ヘッド装置H
2の状態を感知する(ST7)。cのタイミングでは、
磁気ヘッド装置H2は、記録動作を行っていないと判定
し(ST8)、次のタイミング信号Tを受信する(ST
10)。このタイミング信号Tに合わせて、すなわち、
dのタイミングにおいて、再生動作を開始させ、再生信
号R1を出力させる(ST11)。再生信号R1の、出
力の大きさ、波形の乱れ(パルス幅のずれ、立上り幅、
アシンメトリーなど)を検査し、磁気ヘッド装置H1の
品質が基準に達しているか否かを判定する。
【0065】一方、磁気ヘッド装置H2にも自己記録再
生を行わせる。磁気ヘッド装置H2に記録させる記録信
号を設定し(図2のST1)、記録動作の準備ができた
状態で、磁気ヘッド装置H1の状態を感知したとき(S
T2)のタイミングが、例えば、cのタイミングであっ
たとする。前述のように、cのタイミングでは、磁気ヘ
ッド装置H1も、磁気ヘッド装置H2の状態を感知し、
再生動作の準備に入っているので、この場合、磁気ヘッ
ド装置H1の再生動作を優先させるように判定し(ST
3)し、磁気ヘッド装置H2にウェイトをかける(ST
4)。
【0066】繰り返し、磁気ヘッド装置H1の状態を感
知し、例えば、eのタイミングで、磁気ヘッド装置H1
の再生動作が終了したと判定したとき、次のタイミング
信号Tを受信する(ST5)。このタイミング信号Tに
合わせて、すなわち、fのタイミングにおいて、記録動
作を開始させ、記録信号W2を出力させ、記録媒体24
に記録させる(ST6)。
【0067】次に、磁気ヘッド装置H2が記録媒体24
に記録した信号を、磁気ヘッド装置H2に自己再生させ
る。まず、gのタイミングにおいて、磁気ヘッド装置H
1の状態を感知する(ST7)。gのタイミングでは、
磁気ヘッド装置H1は、記録動作を行っていないと判定
し(ST8)、次のタイミング信号Tを受信する(ST
10)。このタイミング信号Tに合わせて、すなわち、
hのタイミングにおいて、再生動作を開始させ、再生信
号R2を出力させる(ST11)。再生信号R2の、出
力の大きさ、波形の乱れ(パルス幅のずれ、立上り幅、
アシンメトリーなど)を検査し、磁気ヘッド装置H2の
品質が基準に達しているか否かを判定する。
【0068】図3は、磁気ヘッド装置H1及びH2を図
1のように配置したとき、それぞれの磁気ヘッド装置
に、同時に自己記録再生を行なわせる方法をしめすフロ
ーチャートである。
【0069】まず、ステップ1(ST1)において、磁
気ヘッド装置H1及びH2に、記録動作をさせることを
決め、記録させる記録信号の、周波数や電流などの、諸
条件を設定する。
【0070】次に、タイミング信号を受信し(ST
2)、このタイミング信号に合わせて磁気ヘッド装置H
1及びH2に同時に記録動作を行なわせて、図1の記録
媒体24に記録信号を記録させる(ST3)。
【0071】次に、記録された記録信号を、磁気ヘッド
装置H1及びH2に、それぞれ自己再生させる。
【0072】再生動作も、まず、タイミング信号を受信
し(ST4)、このタイミング信号に合わせて磁気ヘッ
ド装置H1及び磁気ヘッド装置H2に同時に行わせる
(ST5)。再生された信号の、出力の大きさ、波形の
乱れ(パルス幅のずれ、立上り幅、アシンメトリーな
ど)を検査し、磁気ヘッド装置H1及び磁気ヘッド装置
H2の品質が基準に達しているか否かを判定する。
【0073】図6は、図3のフローチャートにしたがっ
て、磁気ヘッド装置H1及びH2に、同時に自己記録再
生を行なわせたときの、タイミング図の1例である。
【0074】図6では、まず、磁気ヘッド装置H1及び
H2に、記録させる記録信号を設定し(図3のST
1)、次のタイミング信号Tを受信する(ST2)。こ
のタイミング信号Tに合わせて、すなわち、iのタイミ
ングにおいて、磁気ヘッド装置H1及びH2に、同時に
記録動作を開始させ、それぞれ、記録信号W1及びW2
を出力させ、記録媒体24に記録させる(ST3)。
【0075】次に、磁気ヘッド装置H1及びH2が、記
録媒体24に記録した信号を、磁気ヘッド装置H1及び
H2に、それぞれ自己再生させる。
【0076】記録動作終了後、次のタイミング信号Tを
受信する(ST4)。このタイミング信号Tに合わせ
て、すなわち、jのタイミングにおいて、磁気ヘッド装
置H1及びH2に、同時に再生動作を開始させ、それぞ
れ、再生信号R1及びR2を出力させる(ST5)。再
生信号R1及びR2の、出力の大きさ、波形の乱れ(パ
ルス幅のずれ、立上り幅、アシンメトリーなど)を検査
し、磁気ヘッド装置H1及びH2の品質が基準に達して
いるか否かを判定する。
【0077】図6では、自己記録再生が1サイクル終了
した後に、記録信号の周波数を変更して検査を繰り返し
ている。
【0078】図3のフローチャートにしたがって、磁気
ヘッド装置H1及びH2に同時に、自己記録再生を行わ
せると、図2のフローチャートにしたがって交互に自己
記録再生させる方法に比べて、ウェイトをかける必要が
ないので、検査時間が短縮される。
【0079】図7は、本発明の磁気ヘッド装置の検査方
法の実施の形態を示すブロック図である。図7では、検
査用の円盤状の記録媒体24を、回転させる駆動装置2
5が設けられ、磁気ヘッド装置H1及びH2が、それぞ
れ保持部23a及び23bによって保持されている。
【0080】磁気ヘッド装置H1及びH2は、それぞ
れ、保持部23a及び保持部23bによって、記録媒体
24上に、図1に示されたように配置されている。
【0081】すなわち、磁気ヘッド22a及び22bの
記録機能部及び再生機能部が記録媒体24を走査する走
査領域26a及び26bの半径方向への間隔R2−R1
が、走査領域26a及び26bの半径方向の中間26に
設定された基準半径rに対して1%以内であり、相対走
行速度やスキュー角等の条件は、検査の公差範囲内に収
まっている。従って、磁気ヘッド装置H1及びH2は、
実質上、一定条件の下で検査が行われることになる。
【0082】また、磁気ヘッド22a及び22bの記録
機能部及び再生機能部が記録媒体24を走査する走査領
域26a及び26bの半径方向への間隔が、200μm
開くように、保持部23a及び23bの位置が設定され
ているので、磁気ヘッド装置H1及びH2の各々によっ
て、記録媒体24上に形成される記録トラックが互いに
干渉しあうことを防ぐことができる。
【0083】図7の検査装置では、再生/記録アンプ
(R/Wアンプ)31a,31bが記録信号を生成して
磁気ヘッド装置H1及びH2の磁気ヘッド22a及び2
2bの記録機能部に出力する記録信号生成手段として機
能している。
【0084】また、制御装置35a及び35bは、R/
Wアンプ31a及び31bに、記録信号の生成を指示
し、また前記磁気ヘッドの再生機能部に記録信号の再生
を指示する。
【0085】記録再生の指示は、駆動装置に設けられた
スピンドルモータの回転にあわせてタイミング信号発生
装置37から一定の間隔で発信されるタイミング信号T
にあわせて出される。
【0086】また、磁気ヘッド22a及び22bの再生
機能部から送られてきた再生信号は、R/Wアンプ31
a及び31b、バッファーアンプ32a及び32b、L
PF(ローパスフィルター)33a及び33bを通っ
て、解析装置34a及び34bに送られ、解析される。
解析装置34a及び34bは、再生信号の、出力の大き
さ、波形の乱れ(パルス幅のずれ、立上り幅、アシンメ
トリーなど)を検査し、磁気ヘッド装置H1及び磁気ヘ
ッド装置H2の品質が基準に達しているか否かを判定す
る。
【0087】なお、バッファーアンプ32a及び32b
は、R/Wアンプ31a及び31bを補助するアンプで
あり、LPF(ローパスフィルター)33a及び33b
は、解析装置34a及び34b並びに制御装置35a及
び35bが送受信する信号のノイズを除去するためのも
のである。
【0088】図7では、R/Wアンプ31a及び31
b、バッファーアンプ32a及び32b、LPF33a
及び33b、解析装置34a及び34b並びに制御装置
35a及び35bは、記録媒体24上に同時に対向する
磁気ヘッド装置H1及びH2に対して一つずつ配置され
ている。
【0089】さらに、制御装置35a及び35bによっ
て、磁気ヘッド装置H1及びH2に対して交互又は同時
に自己記録再生を行わせるように指示が出されるように
するために、制御手段35a及び35bには、互いに他
を監視しあう通信手段としてネットワーク用のコンピュ
ータ(NC)36a及び36bが接続されている。
【0090】制御装置35a及び35bは、例えば、記
録媒体24上に同時に配置された、磁気ヘッド装置H1
及びH2のうちの、片方の磁気ヘッド装置が記録媒体2
4に対して記録動作を行っているときには、他の磁気ヘ
ッド装置に再生動作を行わせないように待機させること
によって、各々の磁気ヘッド装置に、交互に自己記録再
生させることができる。
【0091】あるいは、制御装置35a及び35bは、
記録媒体24上に同時に配置された、磁気ヘッド装置H
1及びH2に、同一のタイミング信号Tに合わせて、同
時に記録動作を行わせて、記録信号を前記記録媒体に記
録させた後に、磁気ヘッド装置H1及びH2に、同一の
タイミング信号に合わせて、同時に再生動作を行わせる
ことによって、各々の磁気ヘッド装置に、同時に自己記
録再生させることができる。
【0092】図8は、本発明の磁気ヘッド装置の検査方
法の他の実施の形態を示すブロック図である。
【0093】図8では、記録媒体24上で、同時に検査
できる磁気ヘッド装置の総数は2個までであるが、磁気
ヘッド装置の保持部は、保持部23a、23b、23c
及び23dと4個設けられている。
【0094】したがって、例えば、まず、磁気ヘッド装
置H1及びH2を同時に記録媒体24上に配置し、同時
に検査しているときに、検査中でない磁気ヘッド装置H
3及びH4を保持している保持部23c及び23dか
ら、磁気ヘッド装置H3及びH4を取り外し、次の検査
対象の磁気ヘッド装置と交換するようにすると、磁気ヘ
ッド装置の交換のために検査装置を停止させなくてすむ
ので、検査を途切れることなく連続して行なうことがで
きる。従って、検査の効率が向上させることができる。
【0095】なお、図8では、R/Wアンプ31a、3
1b、31c、及び31d並びにバッファーアンプ32
a、32b、32c、及び32dを、磁気ヘッド装置H
1、H2、H3及びH4に対して一つずつ配置している
が、R/Wアンプ31aと31cを同一の装置にして、
磁気ヘッド装置H1とH3との間で切り替えて使用する
ようにしてもよい。同様に、R/Wアンプ31bと31
dを同一の装置にしてもよい。
【0096】さらに、バッファーアンプ32aと32
c、並びに32bと32dを同一の装置にしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上詳述した本発明の磁気ヘッド装置の
検査方法及び検査装置によれば、複数個の前記磁気ヘッ
ド装置の磁気ヘッドを、同時に前記記録媒体上に配置
し、さらに、前記記録媒体の中心から、各々の前記磁気
ヘッド装置の前記記録機能部及び再生機能部の走査領域
までの半径方向の位置が、一定範囲の交差内に収まるよ
うにすることにより、それぞれの磁気ヘッド装置の前記
記録媒体に対する、スキュー角や相対走行速度等の諸条
件を、実質上同一にして検査することができる。
【0098】さらに、前記複数個の磁気ヘッド装置に、
交互又は同時に自己記録再生を行わせることによって、
ある磁気ヘッド装置が記録動作を行っているときに、他
の磁気ヘッド装置が再生動作を行なうという状態が生じ
ることを防ぐことができる。
【0099】従って、同時に複数個の磁気ヘッド装置を
正確に検査することができるようになり、磁気ヘッド装
置の検査工程を著しく効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査方法の実施の形態を示すための平
面図
【図2】本発明の実施の形態を示すフローチャート
【図3】本発明の他の実施の形態を示すフローチャート
【図4】2個の磁気ヘッド装置に任意のタイミングで記
録再生を行わせたときのタイミング図
【図5】2個の磁気ヘッド装置に、図2のフローチャー
トに従わせて、記録再生を行わせたときのタイミング図
【図6】2個の磁気ヘッド装置に、図3のフローチャー
トに従わせて、記録再生を行わせたときのタイミング図
【図7】本発明の磁気ヘッド装置の検査装置の実施の形
態を示すブロック図
【図8】本発明の磁気ヘッド装置の検査装置の他の実施
の形態を示すブロック図
【図9】磁気ヘッド装置の斜視図
【図10】従来の検査方法を示すための斜視図
【符号の説明】
H1、H2 磁気ヘッド装置 23a,23b 保持部 24 記録媒体 25 駆動装置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材の先端部に記録機能部及び再生
    機能部を有する磁気ヘッドが支持された磁気ヘッド装置
    の検査方法において、 円盤状の記録媒体上で、複数個の磁気ヘッド装置を、記
    録媒体の中心から前記記録機能部及び再生機能部が記録
    媒体を走査する走査領域までの半径方向の位置がずれる
    ように、ただし前記走査領域の半径方向への間隔が、複
    数の前記走査領域の半径方向の中間に設定された基準半
    径に対して1%以内に収まるように配置し、 前記円盤状の記録媒体を回転させて、前記複数個の磁気
    ヘッド装置の全てに、同時に記録動作を行わせた後に、
    前記磁気ヘッド装置の全てに、同時に自己記録信号の再
    生動作を行わせ、前記再生された信号により複数個の磁
    気ヘッド装置の評価を行うことを特徴とする磁気ヘッド
    装置の検査方法。
  2. 【請求項2】 支持部材の先端部に記録機能部及び再生
    機能部を有する磁気ヘッドが支持された磁気ヘッド装置
    の検査方法において、 円盤状の記録媒体上で、複数個の磁気ヘッド装置を、記
    録媒体の中心から前記記録機能部及び再生機能部が記録
    媒体を走査する走査領域までの半径方向の位置がずれる
    ように、ただし前記走査領域の半径方向への間隔が、複
    数の前記走査領域の半径方向の中間に設定された基準半
    径に対して1%以内に収まるように配置し、 前記円盤状の記録媒体を回転させて、前記複数個の磁気
    ヘッド装置のうちの、少なくとも一つの磁気ヘッド装置
    が前記記録媒体に対して記録動作を行っているときに
    は、他の磁気ヘッドに、再生動作を行わせないように待
    機させ、前記記録動作を行っている磁気ヘッドの記録動
    作の終了後、少なくとも一つの磁気ヘッドに自己記録信
    号の再生動作を行わせ、前記再生された信号により複数
    個の磁気ヘッド装置の評価を行うことを特徴とする磁気
    ヘッド装置の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記複数個の磁気ヘッド装置の前記記録
    機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する走査領域の
    半径方向への間隔を、100μm以上開けて設定する請
    求項1または2に記載の磁気ヘッド装置の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記磁気ヘッド装置の支持部材を取付け
    る保持手段を、同時に検査する磁気ヘッド装置の数の2
    倍以上の数設けておき、前記記録媒体を回転させて複数
    個の磁気ヘッド装置の検査を行っているときに、検査中
    の磁気ヘッドを保持していない他の前記保持手段に対し
    て磁気ヘッド装置の交換を行う請求項1ないしのいず
    れかに記載の磁気ヘッド装置の検査方法。
  5. 【請求項5】 検査用の円盤状の記録媒体を回転させる
    駆動手段と、 記録機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッドとこれを
    支持する支持部材とから成る磁気ヘッド装置の前記支持
    部材を保持して、前記記録媒体上で、記録媒体の中心か
    ら前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する
    走査領域までの半径方向の位置がずれるように、ただし
    前記走査領域の半径方向への間隔が、複数の前記走査領
    域の半径方向の中間に設定された基準半径に対して1%
    以内に収まるように、各磁気ヘッド装置を記録媒体に対
    向させる複数個の保持手段と、 記録信号を生成して前記磁気ヘッドの記録機能部に出力
    する記録信号生成手段と、 前記記録信号生成手段に記録信号の生成を指示し、また
    前記磁気ヘッドの再生機能部に記録信号の再生を指示す
    る制御手段と、 記録及び再生の同期を取るためのタイミング信号を生成
    するタイミング信号発生手段と、 前記磁気ヘッドの再生機能部から送られてきた再生信号
    を解析して前記磁気ヘッド装置の記録及び再生特性を判
    定する解析手段とを有し、 前記制御手段では、前記タイミング信号と同期させて、
    個々の磁気ヘッド装置に対して、前記記録媒体上に配置
    された複数個の前記磁気ヘッド装置の全てに、同時に記
    録動作を行わせ、前記記録動作の後に、前記磁気ヘッド
    装置の全てに、同時に自己記録信号の再生動作を行わせ
    ことを特徴とする磁気ヘッド装置の検査装置。
  6. 【請求項6】 検査用の円盤状の記録媒体を回転させる
    駆動手段と、 記録機能部及び再生機能部を有する磁気ヘッドとこれを
    支持する支持部材とから成る磁気ヘッド装置の前記支持
    部材を保持して、前記記録媒体上で、記録媒体の中心か
    ら前記記録機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する
    走査領域までの半径方向の位置がずれるように、ただし
    前記走査領域の半径方向への間隔が、複 数の前記走査領
    域の半径方向の中間に設定された基準半径に対して1%
    以内に収まるように、各磁気ヘッド装置を記録媒体に対
    向させる複数個の保持手段と、 記録信号を生成して前記磁気ヘッドの記録機能部に出力
    する記録信号生成手段と、 前記記録信号生成手段に記録信号の生成を指示し、また
    前記磁気ヘッドの再生機能部に記録信号の再生を指示す
    る制御手段と、 記録及び再生の同期を取るためのタイミング信号を生成
    するタイミング信号発生手段と、 前記磁気ヘッドの再生機能部から送られてきた再生信号
    を解析して前記磁気ヘッド装置の記録及び再生特性を判
    定する解析手段とを有し、 前記記録信号生成手段、制御手段及び解析手段は、前記
    記録媒体上に同時に対向する複数個の磁気ヘッド装置の
    一個に対して一つずつ配置され、個々の磁気ヘッド装置
    に対して、前記制御手段が互いに他の制御手段を監視し
    あう通信手段が設けられ、 前記制御手段は、前記記録媒体上に同時に配置された前
    記複数個の磁気ヘッド装置のうちの、少なくとも一つの
    磁気ヘッド装置が前記記録媒体に対して記録動作を行っ
    ていることを感知したときに、他の磁気ヘッド装置に、
    再生動作を行わせないように待機させ、前記記録動作を
    行っている磁気ヘッドの記録動作の終了後、少なくとも
    一つの磁気ヘッドに自己記録信号の再生動作を行わせる
    ことを特徴とする磁気ヘッド装置の検査装置。
  7. 【請求項7】 前記複数個の磁気ヘッド装置の前記記録
    機能部及び再生機能部が記録媒体を走査する走査領域の
    半径方向への間隔が、100μm以上開くように、前記
    保持手段の位置が設定されている請求項5または6に記
    載の磁気ヘッド装置の検査装置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段は、同時に検査する磁気ヘ
    ッド装置の数の2倍以上の数だけ設けられ、前記記録媒
    体を回転させて複数個の磁気ヘッド装置の検査を行って
    いるときに、検査中の磁気ヘッド装置を保持していない
    他の前記保持手段に対して磁気ヘッド装置の交換を可能
    とした請求項5ないし7のいずれかに記載の磁気ヘッド
    装置の検査装置。
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