JP3506968B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3506968B2
JP3506968B2 JP26619099A JP26619099A JP3506968B2 JP 3506968 B2 JP3506968 B2 JP 3506968B2 JP 26619099 A JP26619099 A JP 26619099A JP 26619099 A JP26619099 A JP 26619099A JP 3506968 B2 JP3506968 B2 JP 3506968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像素子を備
え、赤外観察を行う機能を備えた内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に内視鏡を挿入することに
より、体腔内の患部等を診断したり、必要に応じて治療
処置等を行う内視鏡装置が広く用いられるようになっ
た。最近では、光学式内視鏡に固体撮像素子を備えたT
Vカメラを装着したものや、挿入部の先端に固体撮像素
子を内蔵した電子内視鏡(ビデオスコープ)を採用する
ことにより、撮像した画像をモニタ(装置)に表示する
方式の内視鏡装置が主流になりつつある。
【0003】また、通常の可視域で観察する内視鏡装置
の他に、赤外域で観察する内視鏡装置がある。例えば赤
外観察用TVカメラでは固体撮像素子の前面に配置され
る赤外光を除去する赤外カットフィルタを外して内視鏡
検査に使用するようにしていた。また、赤外観察する場
合には、光源装置のフロントパネルの赤外観察SWをO
Nして、赤外発光させて使用するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光源装
置は不潔領域であり、手術をしている清潔域の術者が操
作することができないため、看護婦等を介して操作する
必要があり、術者が自由に操作することができなかっ
た。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、術者が自由に通常観察と赤外観察とを切り替えて
使用できる操作性の良い内視鏡装置を提供することを目
的とする。また、赤外観察を選択した場合、赤外像に可
視像の情報を付加して診断し易い観察像を提供できる内
視鏡装置を提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の内視鏡装
置は、被検体を撮像可能な撮像手段を有する内視鏡と、
前記内視鏡の前記撮像手段に設けられ、少なくとも1種
が赤外域の透過性を有する複数種の色フィルタを所定配
列して構成され、前記撮像手段に入射される被写体光の
色情報を分離可能な色分離フィルタと、前記被検体を照
明可能な照明手段と、前記照明手段の照明光路または前
記撮像手段の撮像光路の少なくとも一方に、前記赤外域
をカットするための赤外カットフィルタと前記赤外域の
みを透過するための赤外透過フィルタとを選択的に挿脱
可能なフィルタ挿脱手段と、前記フィルタ挿脱手段を駆
動可能な駆動手段と、前記内視鏡に設けられ、前記フィ
ルタ挿脱手段のフィルタ切替を指示するための切替指示
手段と、前記フィルタ切替指示手段からの指示信号に基
づき、前記駆動手段を制御可能な制御手段と、前記制御
手段の制御によって選択される前記フィルタ挿脱手段の
フィルタと前記色分離フィルタとの組み合わせにより波
長域情報が変化する前記撮像手段からの撮像信号に基づ
き、赤外観察画像信号または通常観察画像信号を生成可
能な画像信号生成手段と、前記画像信号生成手段で生成
された前記画像信号に基づいて、被検体画像を表示する
表示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0007】本発明の第2の内視鏡装置は、被検体を撮
像可能な撮像手段を有する内視鏡と、前記内視鏡の前記
撮像手段に設けられ、少なくとも1種が赤外域の透過性
を有する複数種の色フィルタを所定配列して構成され、
前記撮像手段に入射される被写体光の色情報を分離可能
な色分離フィルタと、前記被検体を照明可能な照明手段
と、前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像
光路の少なくとも一方に、前記赤外域をカットするため
の赤外カットフィルタと前記赤外域のみを透過するため
の赤外透過フィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿
脱手段と、前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段
と、前記駆動手段の駆動によって選択される前記フィル
タ挿脱手段のフィルタと前記色分離フィルタとの組み合
わせにより波長域情報が変化する前記撮像手段からの撮
像信号に基づき、赤外観察画像信号または通常観察画像
信号を生成可能な画像信号生成手段と、前記画像信号生
成手段で生成される前記画像信号の一方を記憶可能な記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像信号と前記画
像信号生成手段からの他方の画像信号とを合成可能な画
像合成手段と、前記画像合成手段から出力される画像信
号に基づいて、被検体画像を表示可能な表示手段と、前
記内視鏡に設けられ、通常観察像と合成観察像との切替
を指示するための切替指示手段と、前記切替指示手段か
らの指示信号に基づき、前記駆動手段及び前記画像合成
手段を制御可能な制御手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0008】本発明の第3の内視鏡装置は、被検体を撮
像可能な撮像手段を有する内視鏡と、前記撮像手段に設
けられ、少なくとも1種が赤外域の透過性を有する複数
種の色フィルタを所定配列して構成され、前記撮像手段
に入射される被写体光の色情報を分離可能な色分離フィ
ルタと、前記被検体を照明可能な照明手段と、前記照明
手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路の少なく
とも一方に、前記赤外域をカットするための赤外カット
フィルタと前記赤外域のみを透過するための赤外透過フ
ィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手段と、前
記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、前記駆動
手段の駆動によって選択される前記フィルタ挿脱手段の
フィルタと前記色分離フィルタとの組み合わせにより波
長域情報が変化する前記撮像手段からの撮像信号に基づ
き、赤外観察画像信号または通常観察画像信号を生成可
能な画像信号生成手段と、前記画像信号生成手段で生成
される前記赤外観察画像信号に基づき、子画面画像信号
を生成可能な子画面画像生成手段と、前記子画面画像生
成手段で生成された子画面画像信号と前記画像信号生成
手段からの通常観察画像信号とに基づき、親子観察画像
信号を生成可能な親子観察画像生成手段と、前記親子観
察画像生成手段から出力される画像信号に基づいて、被
検体画像を表示可能な表示手段と、前記内視鏡に設けら
れ、通常観察像と親子観察観察像との切替を指示するた
めの切替指示手段と、前記切替指示手段からの指示信号
に基づき、前記駆動手段及び前記親子観察画像生成手段
を制御可能な制御手段と、を具備したことを特徴とす
る。本発明の第4の内視鏡装置は、被検体の光学像を形
成可能な光学式内視鏡と、前記光学式内視鏡に設けら
れ、操作者が把持可能な把持部と、前記光学式内視鏡で
形成される前記被検体の光学像を撮像可能な撮像手段を
有し、前記把持部に設けられた接眼部に着脱自在なテレ
ビカメラ手段と、前記被検体を照明可能な照明手段と、
前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
の少なくとも一方に、前記赤外域をカットした赤外カッ
トフィルタと前記赤外域のみを透過するための赤外透過
フィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手段と、
前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、前記接
眼部に装着したときに前記把持部の近傍に配置される前
記テレビカメラ手段に設けられ、前記フィルタ挿脱手段
切替を指示するための切替指示手段と、前記フィルタ
切替指示手段からの指示信号に基づき、前記フィルタ挿
脱手段の前記フィルタを選択可能に前記駆動手段を制御
する駆動制御手段と、前記駆動制御手段で制御される前
記フィルタ挿脱手段のフィルタ選択に応じて波長域情報
が変化する前記撮像手段からの撮像信号に基づき、赤外
観察画像信号または通常観察画像信号を生成可能な画像
信号生成手段と、前記画像信号生成手段で生成された前
記画像信号に基づいて、被検体画像を表示する表示手段
と、を具備したことを特徴とする。本発明の第5の内視
鏡装置は、被検体の光学像を形成可能な光学式内視鏡
と、前記光学式内視鏡に設けられ、操作者が把持可能な
把持部と、前記光学式内視鏡で形成される前記被検体の
光学像を撮像可能な撮像手段を有し、前記把持部に設け
られた接眼部に着脱自在なテレビカメラ手段と、前記被
検体を照明可能な照明手段と、前記照明手段の照明光路
または前記撮像手段の撮像光路の少なくとも一方に、赤
外域をカットした赤外カットフィルタと赤外域のみを透
過する赤外透過フィルタとを選択的に挿脱可能なフィル
タ挿脱手段と、前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動
手段と、前記駆動手段で駆動される前記フィルタ挿脱手
段のフィルタ選択に応じて波長域情報が変化する前記撮
像手段からの撮像信号に基づき、赤外観察画像信号また
は通常観察画像信号を生成可能な画像信号生成手段と、
前記画像信号生成手段で生成される前記画像信号の一方
を記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画
像信号と前記画像信号生成手段からの他方の画像信号と
を合成可能な画像合成手段と、前記画像合成手段から出
力される画像信号に基づいて、被検体画像を表示可能な
表示手段と、前記接眼部に装着したときに前記把持部の
近傍に配置される前記テレビカメラ手段に設けられ、通
常観察像と合成観察像との切替を指示するための切替指
示手段と、前記切替指示手段からの指示信号に基づき、
前記駆動手段及び前記画像合成手段を制御可能な観察画
像制御手段と、を具備したことを特徴とする。本発明の
第6の内視鏡装置は、被検体の光学像を形成可能な光学
式内視鏡と、前記光学式内視鏡に設けられ、操作者が把
持可能な把持部と、前記光学式内視鏡で形成される前記
被検体の光学像を撮像可能な撮像手段を有し、前記把持
部に設けられた接眼部に着脱自在なテレビカメラ手段
と、前記被検体を照明可能な照明 手段と、前記照明手段
の照明光路または前記撮像手段の撮像光路の少なくとも
一方に、赤外域をカットした赤外カットフィルタと赤外
域のみを透過する赤外透過フィルタとを選択的に挿脱可
能なフィルタ挿脱手段と、前記フィルタ挿脱手段を駆動
可能な駆動手段と、前記駆動手段で駆動される前記フィ
ルタ挿脱手段のフィルタ選択に応じて波長域情報が変化
する前記撮像手段からの撮像信号に基づき、赤外観察画
像信号または通常観察画像信号を生成可能な画像信号生
成手段と、前記画像信号生成手段で生成される前記赤外
観察画像信号に基づき、子画面画像信号を生成可能な子
画面画像生成手段と、前記子画面画像生成手段で生成さ
れた子画面画像信号と前記画像信号生成手段からの通常
観察画像信号とに基づき、親子観察画像信号を生成可能
な親子観察画像生成手段と、前記親子観察画像生成手段
から出力される画像信号に基づいて、被検体画像を表示
可能な表示手段と、前記接眼部に装着したときに前記把
持部の近傍に配置される前記テレビカメラ手段に設けら
れ、通常観察像と親子観察観察像との切替を指示するた
めの切替指示手段と、前記切替指示手段からの指示信号
に基づき、前記駆動手段及び前記親子観察画像生成手段
を制御可能な観察画像制御手段と、を具備したことを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡装
置の全体構成を示し、図2は光源装置に設けたターレッ
トフィルタの構成を示し、図3はスイッチ操作による本
実施の形態の動作の説明図を示す。
【0010】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡装置1は例えば光学式内視鏡2にテレビカメ
ラ3を装着したテレビカメラ外付け内視鏡4と、光学式
内視鏡2に照明光を供給する光源装置5と、テレビカメ
ラ3に内蔵された撮像手段に対する信号処理を行うカメ
ラコントロールユニット(CCUと略記)6と、このC
CU6から出力される標準的な映像信号が入力されるこ
とにより、撮像手段で撮像された内視鏡画像を表示する
モニタ7とから構成される。
【0011】光学式内視鏡2は硬性の挿入部11とこの
挿入部11の後端に設けられた把持部12とこの把持部
12の後端に設けられた接眼部13とを有する。
【0012】挿入部11内には照明光を伝送するライト
ガイド14が挿通され、このライトガイド14は把持部
12に設けられたライトガイド口金15に接続されるラ
イトガイドケーブル16を介して光源装置5に接続され
る。
【0013】光源装置5内にはランプ点灯回路18から
供給されるランプ点灯電源により点灯するランプ19が
収納され、このランプ19の白色光はターレットフィル
タ21を通り、集光レンズ22で集光されてライトガイ
ドケーブル16の入射端面に入射され、ライトガイド口
金15から内視鏡2内のライトガイド14に伝送され、
挿入部11の先端部の照明窓に取り付けられたライトガ
イド先端面から出射され、患部等の被写体を照明する。
【0014】このターレットフィルタ21は図2に示す
ようにターレット枠体24に半円板状の赤外域の光のみ
を透過する赤外透過フィルタ(IR透過フィルタと略
記)25と赤外域の光をカットし、かつ可視域の光を透
過する赤外カットフィルタ(IRカットフィルタと略
記)26とが取り付けてあり、その中心がモータ27の
回転軸に接続されている。
【0015】そして、後述するテレビカメラ3に設けた
切替用スイッチ28の操作により、モータ27を回転さ
せて2つのIR透過フィルタ25及び赤外カットフィル
タ26から所望とする方のフィルタを照明光路中に配置
できるようにしている。
【0016】この場合、光路中に設定されたフィルタが
IR透過フィルタ25及び赤外カットフィルタ26のい
ずれであるか、或いは望ましい回転位置に設定されてい
るかの位置検出用にターレットフィルタ21の周縁にお
ける略180度回転させた位置に1つの孔29aと2つ
の孔29b、29cとが設けてあり、これらをセンサ3
1で検出し、CPU32にその検出信号を送るようにし
ている。
【0017】CPU32はセンサ31の検出信号により
1つの孔29aが検出される位置か、2つの孔29b、
29cが検出される位置かのいずれかの位置となるよう
にモータ27の回転角度を制御する。
【0018】挿入部11の先端部には照明窓に隣接する
観察窓に取り付けた対物レンズ33が設けてあり、この
対物レンズ33により被写体の像は像伝送手段としての
例えばリレーレンズ系34によりその後端面側に伝送さ
れ、さらに接眼部13に設けた接眼レンズ35により拡
大して観察することができる。
【0019】この接眼部13にはテレビカメラ3のテレ
ビカメラヘッド36が着脱自在で装着され、このカメラ
ヘッド36には接眼レンズ35に対向して結像レンズ3
7が配置され、その結像位置には撮像素子として例えば
CCD38が配置されている。
【0020】なお、このCCD37の撮像面にはR,
G,Bのモザイクフィルタ等の色分離フィルタ38が配
置され、色分離フィルタ38で色分離された像がCCD
37の撮像面に結像される。
【0021】また、カメラヘッド36には観察像を切り
替える切替操作スイッチ28が設けてあり、この切替操
作スイッチ28を操作することにより、可視像と赤外像
との所望とする像を観察できるようにしている。なお、
本実施の形態ではこの切替操作スイッチ28は例えば押
す操作を行って2接点が接触した時、ONし、押す操作
を止めると図示しないバネで2接点がOFFに復帰する
タクトスイッチである。
【0022】このカメラヘッド36からカメラケーブル
41が延出され、その端部のコネクタ42はCCU6に
着脱自在で接続される。コネクタ42をCCU6に接続
することにより、CCD38は信号線を介してCCU6
内のCCDドライバ44と接続され、このCCDドライ
バ44からCCDドライブ信号が印加され、光電変換し
た信号はCCD38からカメラヘッド36内に設けたバ
ッファアンプ45で増幅された後、信号線を経てCCU
6内の信号処理回路46を構成するアンプ51に入力さ
れ、カメラケーブル内の信号線伝送での損失分を補償す
るように増幅された後、CDS回路52によって信号成
分が抽出される。
【0023】その後、A/D変換器53により、アナロ
グ信号からデジタル信号に変換された後、色分離回路5
4に入力され、R,G,Bの色信号に分離された後、
R,G,B用のメモリ55a,55b,55cに一時格
納される。これらメモリ55a,55b,55cに対す
る書き込み及び読み出しの制御はメモリ制御回路56に
より行われる。
【0024】メモリ55a,55b,55cから読み出
された信号はそれぞれD/A変換器57a,57b,5
7cによりアナログの信号に変換された後、図示しない
同期信号と共に、モニタ7に出力され、モニタ7の表示
面には内視鏡画像が表示される。
【0025】また、このCCU6内にはCPU58が設
けてあり、カメラヘッド36に設けた切替操作スイッチ
28を操作した場合の操作信号が信号線を介してこのC
PU58に入力される。このCPU58は操作信号に応
じてメモリ制御回路56に制御信号を送り、その動作を
制御する。
【0026】また、このCPU58は光源装置5内のC
PU32に信号線59を介して操作信号を送り、CPU
32は操作信号に対応して、モータ27を介してタレッ
トフィルタ21のフィルタ状態を制御する。
【0027】このように構成された本実施の形態を図3
を参照して以下に説明する。図1のように接続して、光
源装置5及びCCU6等の電源を投入すると、CPU5
8は図示しないプログラムにより初期状態に設定する制
御動作を行う。この状態では図3に示すように切替操作
スイッチ28はOFFであり、この初期状態では例えば
CPU58は通常観察、つまり可視像が得られるように
可視域の照明の元でカラー観察像(可視像)を得る状態
に設定する。
【0028】CPU58は信号線59を介して光源装置
5のCPU32に初期状態の信号を送り、CPU32は
この信号を受けてモータ27の回転を制御し、ターレッ
トフィルタ21の回転位置を、センサ31による検出信
号で、センサ31が1つの孔29aを検出する回転位
置、つまり図1に示すように光路中にIRカットフィル
タ26が介挿される状態に設定する。図3では単にIR
カットで示している。
【0029】この状態では、ランプ19はIRカットフ
ィルタ26を透過して赤外域の波長成分のみがカットさ
れた白色光が集光レンズ22を経てライトガイドエkー
ブル16の入射端面に供給される。そして、患部等はこ
の白色光で照明され、光学式内視鏡2の対物レンズ3
3、リレーレンズ系34等を経てCCD38には被写体
像が色分離フィルタ39で色分離されて結像される。
【0030】CCD38の出力信号は信号処理回路46
に入力され、色分離回路54でR,G,B信号に分離さ
れた後、それぞれメモリ55a,55b,55cに1フ
ィールド或いは1フレーム単位で格納され、その際1フ
ィールド或いは1フレーム前に書き込まれた信号が同時
に読み出されてR,G,Bの3原色信号としてモニタ7
に出力され、モニタ7の表示面には可視域の内視鏡像が
カラー表示される。
【0031】術者は赤外像で観察を望むような場合に
は、手元付近にあるカメラヘッド36の切替操作スイッ
チ28を押す操作を行う。切替操作スイッチ28を押す
操作を行うと、パルス状の操作信号が出力され、CPU
58は切替指示の操作信号と判断して、通常観察の状態
から赤外観察を行う状態に照明及び信号処理を切り替え
る制御動作を行う。
【0032】CPU58は光源装置5のCPU32に切
替の操作信号を送り、CPU32はモータ27を介して
ターレットフィルタ21をセンサ31により2つの孔2
9b,29cが検出される位置まで回転させる。つま
り、ターレットフィルタ21はIR透過フィルタ25が
照明光路中に介挿された状態に設定され、ライトガイド
14に供給される照明光は赤外域の照明光となる。ま
た、CPU58はメモリ制御回路56の動作をメモリ5
5aのみに対して書き込み及び読み出しを行うように制
御信号を送る。
【0033】赤外域の照明光のもとで照明された被写体
の場合も、CCD38にその光学像が結像されるが、C
CD38の前面の色分離フィルタ39によりRフィルタ
の画素部分のみで受光される。
【0034】そして、このCCD38の出力信号は信号
処理回路46に入力され、色分離回路54で(可視域の
照明光の場合におけるR信号を分離して出力する)R信
号出力端からIR信号が出力され、メモリ55cに1フ
ィールド或いは1フレーム単位で格納され、その際1フ
ィールド或いは1フレーム前に書き込まれたIR信号が
読み出されて3原色信号のR信号としてモニタ7に出力
され、モニタ7の表示面にはIR像がR信号(赤の表示
色)で表示される。
【0035】また、術者は通常の可視像の観察を行いた
いと望む場合には、手元付近にある切替操作スイッチ2
8を押す操作を行えば、照明光路中にはIRカットフィ
ルタ26が介挿される状態に設定され、モニタ7の表示
面には可視像が表示されるようになる。
【0036】このように本実施の形態によれば、術者は
手元付近にある切替操作スイッチ28を操作すれば、可
視像からIR像を観察出来る状態にできたり、IR像か
ら可視像を観察できる状態にも看護婦などの介助者によ
る操作を必要とすることなく、簡単かつ自由にできる。
従って、所望とする時に自由に所望の画像が得られるの
で、操作性が向上すると共に、スムーズかつ短時間に診
断などを行うことができる。
【0037】なお、上述の説明では可視像を得る通常観
察とIR像を得る場合とで、信号処理(メモリ制御処
理)を変更しているが、メモリ制御を変更しなくても良
い。この場合のIR像を得るモードでは、メモリ55
b,55cには0の信号成分の書き込み及び読み出しな
どを行うことになる。
【0038】また、IR像を得るモードで、赤の色成分
でIR像の表示を行っているが、白黒の表示を行うこと
を望む場合には、メモリ55bとD/A変換器57bと
の間と、メモリ55cとD/A変換器57cとの間とに
それぞれ切替を行うスイッチをそれぞれ設け、IR像を
得るモードの場合にはスイッチを切り替えてメモリ55
aの出力信号がD/A変換器57bと57cとにも入力
されるようにすれば良い。
【0039】図4は変形例の内視鏡装置1Bを示す。第
1の実施の形態では通常観察モードではカラーの可視像
を得られるようにCCD38の前面に色分離フィルタ3
9を設け、CCU6側でも色分離してカラーの映像信号
を得る信号処理を行うようにしていたが、この変形例で
は赤外観察モードはもとより、通常観察モードでもモノ
クロの画像を得るようにしたものである。
【0040】このため、図4の内視鏡装置1Bは図1の
内視鏡装置1Aにおいて、カメラヘッド36内には色分
離フィルタ39を有しないCCD38が採用され、また
CCU6ではA/D変換器53の出力信号は1つのメモ
リ55にメモリ制御回路56の制御下で一時書き込ま
れ、このメモリ55から読み出された信号はD/A変換
器57でアナログの映像信号に変換され、モノクロ表示
用のモニタ7′に出力される。その他の構成は第1の実
施の形態と同様である。
【0041】本変形例の作用は通常観察モードにおい
て、モノクロで可視像がモニタ7′に表示され、切替操
作スイッチ28を操作して赤外観察モードに切り替えた
場合にも同様にモニタ7′にはモノクロでIR像が表示
されることになる。この場合には、全く共通の信号処理
系で可視像とIR像のモノクロ表示を行うことができ
る。また、第1の実施の形態と同様に、術者は手元付近
の操作で可視像とIR像との所望とする方の像を自由に
得ることができる状態にでき、操作性を向上できる。
【0042】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図5及び図6を参照して説明する。図5は
本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置の全体構成を示
し、図6は撮像系の主要部の構成を示す。
【0043】第1の実施の形態では光源装置5側にのみ
IR透過フィルタとIRカットフィルタとを設け、手元
付近の切替操作スイッチの操作でIR透過の照明状態と
IRカットの(可視)照明状態とを自由に切り替え設定
できるようにすると共に、それぞれの照明状態に連動し
てIR照明の下でのIR像が得られる信号処理状態と、
IRカットして可視照明の下での可視像が得られる信号
処理状態とに設定できるようにしていたが、本実施の形
態では光源装置側と撮像装置側とにIR透過フィルタと
IRカットフィルタとを設け、同様に手元付近の切替操
作スイッチの操作でIR像と可視像とが得られるように
したものである。
【0044】図5に示す内視鏡装置1Cは、図1の内視
鏡装置1Aにおいて、カメラヘッド36における例えば
結像レンズ37と色分離フィルタ39との間の撮像光路
中にターレットフィルタ61を配置し、このターレット
フィルタ61はその外周面に設けたギヤ部に小型モータ
62の回転軸に取り付けたギヤと噛合させている。
【0045】また、この小型モータ62は信号線を介し
てCPU58と接続され、切替操作スイッチ28の操作
により、CPU58の制御でターレットフィルタ61の
回転位置を略180度回転した2つの位置に設定できる
ようにしている。
【0046】つまり、図6に示すようにこのターレット
フィルタ61にもほぼ半円板状のIR透過フィルタ65
とIRカットフィルタ66とが設けてあり、通常観察モ
ードでは撮像光路中にIRカットフィルタ66が配置さ
れ、IR観察モードではIR透過フィルタ65が撮像光
路中に配置されるようにしている。
【0047】このようなフィルタ位置の検出は第1の実
施の形態で説明したように例えば図6に示すようにター
レットフィルタ61の周縁には1つの孔67aと2つの
孔67b,67とが互いに180度回転した位置に設け
てあり、センサ68で検出できるようにしている。この
センサ68の出力信号はCPU58に送られる。
【0048】その他の構成は第1の実施の形態と同様で
ある。
【0049】次に本実施の形態の作用を以下に説明す
る。図5に示すように設定した状態で、光源装置5及び
CCU6等の電源を投入すると、CPU58は図示しな
いプログラムにより初期状態に設定する制御動作を行
う。この状態では図3を参照して説明したように切替操
作スイッチ28はOFFであり、この初期状態では例え
ばCPU58は通常観察、つまり可視像が得られるよう
に可視域の照明の下でカラー観察像(可視像)を得る状
態に設定する。
【0050】CPU58は信号線59を介して光源装置
5のCPU32に初期状態の信号を送り、CPU32は
この信号を受けてモータ27の回転を制御し、ターレッ
トフィルタ21の回転位置を、センサ31による検出信
号で、センサ31が1つの孔29aを検出する回転位
置、つまり図1に示すように光路中にIRカットフィル
タ26が介挿される状態に設定する。
【0051】また、CPU58はモータ62の回転を制
御し、ターレットフィルタ61の回転位置もセンサ68
が1つの孔68aを検出する位置に設定する。
【0052】この状態では、ランプ19はIRカットフ
ィルタ26を透過して赤外域の波長成分のみがカットさ
れた白色光が集光レンズ22を経てライトガイドケーブ
ル16の入射端面に供給される。そして、患部等はこの
白色光で照明され、光学式内視鏡2の対物レンズ33、
リレーレンズ系34等を経てCCD38には被写体像が
色分離フィルタ39で色分離されて結像される。
【0053】CCD38の出力信号は信号処理回路46
に入力され、色分離回路54でR,G,B信号に分離さ
れた後、それぞれメモリ55a,55b,55cに1フ
ィールド或いは1フレーム単位で格納され、その際1フ
ィールド或いは1フレーム前に書き込まれた信号が同時
に読み出されてR,G,Bの3原色信号としてモニタ7
に出力され、モニタ7の表示面には可視域の内視鏡像が
カラー表示される。
【0054】術者は赤外像で観察を望むような場合に
は、手元付近にあるカメラヘッド36の切替操作スイッ
チ28を押す操作を行う。切替操作スイッチ28を押す
操作を行うと、パルス状の操作信号が出力され、CPU
58は切替指示の操作信号と判断して、通常観察の状態
から赤外観察を行う状態に照明及び信号処理を切り替え
る制御動作を行う。
【0055】CPU58は光源装置5のCPU32に切
替の操作信号を送り、CPU32はモータ27を介して
ターレットフィルタ21をセンサ31により2つの孔2
9b,29cが検出される位置まで回転させる。つま
り、ターレットフィルタ21はIR透過フィルタ25が
照明光路中に介挿された状態に設定され、ライトガイド
14に供給される照明光は赤外域の照明光となる。ま
た、CPU58はモータ62の回転を制御し、ターレッ
トフィルタ61をセンサ69により2つの孔67b,6
7cが検出される位置まで回転させる。つまり、ターレ
ットフィルタ61はIR透過フィルタ65が撮像光路中
に介挿された状態に設定され、CCD38は赤外域のみ
の撮像光が入射される状態となる。
【0056】また、CPU58はメモリ制御回路56の
動作をメモリ55aのみに対して書き込み及び読み出し
を行うように制御信号を送る。
【0057】赤外域の照明光のもとで照明された被写体
の場合も、CCD38にその光学像が結像されるが、C
CD38の前面の色分離フィルタ39の前にはIR透過
フィルタ65が配置されているので、赤外域の光のみが
透過し、この光はさらにRフィルタの画素部分のみで受
光される。
【0058】そして、このCCD38の出力信号は信号
処理回路46に入力され、色分離回路54で(可視域の
照明光の場合におけるR信号を分離して出力する)R信
号出力端からIR信号が出力され、メモリ55cに1フ
ィールド或いは1フレーム単位で格納され、その際1フ
ィールド或いは1フレーム前に書き込まれたIR信号が
読み出されて3原色信号のR信号としてモニタ7に出力
され、モニタ7の表示面にはIR像がR信号(赤の表示
色)で表示される。
【0059】また、術者は通常の可視像の観察を行いた
いと望む場合には、手元付近にある切替操作スイッチ2
8を押す操作を行えば、照明光路中及び撮像光路中には
IRカットフィルタ26、66がそれぞれ介挿される状
態に設定され、モニタ7の表示面には可視像が表示され
るようになる。
【0060】このように本実施の形態によれば、第1の
実施の形態と同様の効果が得られると共に、光源側(照
明光出射側)での出射光の制御の他に撮像光路側におい
ても入射光の制御を行うようにしているので、各モード
で他のモードの影響を受けない観察像を得ることができ
る。
【0061】つまり、光源装置5のみで例えば可視光を
出射し、赤外光をカットする状態となるようにIRカッ
トフィルタ66を照明光路中に配置したり、赤外光のみ
を出射するようにIR透過フィルタ65を照明光路中に
配置しても、フィルタ66、65はそのような特性を完
全に満たすものではなく、それぞれ漏れ光が発生する。
【0062】このため例えば照明光路中にIR透過フィ
ルタ65を配置しても、割合的には小さいが、可視域に
よる光成分も混ざる。このため、撮像側で撮像すると、
例えば色分離フィルタ39により、例えばRの光成分で
も撮像してしまう。
【0063】これに対し、本実施の形態では撮像側でも
入射光に対して、出射側と同様のフィルタ特性に設定し
ているので、漏れ光が存在してもその漏れ光を撮像側の
フィルタ特性でより低減でき、より赤外域成分のみのI
R像を得ることができる。
【0064】本実施の形態ではテレビカメラ3のCCD
38は色分離フィルタ39を有するもので説明したが、
色分離フィルタ39を有しないCCD38で撮像する場
合には図7に示す変形例の内視鏡装置1Dを採用するこ
とができる。
【0065】この内視鏡装置1DはCCU6として図4
に示したものと同様の構成のものを採用し、モノクロの
モニタ7′に映像信号を出力するようにしたものであ
る。但し、図7ではCPU58はモータ62を介してタ
ーレットフィルタ61の制御動作を行う部分が付加され
ている。
【0066】この変形例の動作は可視像としてモノクロ
像を得ることが第2の実施の形態と異なる。また、IR
像は勿論モノクロである。変形例の効果として信号処理
系を共通に使用できると共に、可視像とIR像とで信号
処理系の動作を全く変更しなくても良い。その他は第2
の実施の形態とほぼ同様の効果がある。
【0067】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図8及び図9を参照して説明する。図8は
本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置の全体構成を示
し、図9は動作説明図を示す。第1及び第2の実施の形
態では、赤外観察モードでは可視像(可視情報)を得る
ようにしていなかったが、本実施の形態では赤外観察モ
ードにおいても、可視像情報を得て、赤外像と可視像と
の合成像を生成し、診断し易い(と予想される)画像を
提供するものである。このため、通常観察モードの機能
は第1の実施の形態と同様であり、赤外観察モードでの
機能が第1の実施の形態と一部ことなる。
【0068】図8に示すように本実施の形態の内視鏡装
置1Eは図1の内視鏡装置1Aにおいて、光源装置5と
CCU6の構成が一部異なる。
【0069】本実施の形態における光源装置5では、通
常観察を行う機能は第1の実施の形態と同様であり、通
常観察モード或いは初期設定状態ではターレットフィル
タ21の回転位置を1つの孔29aをセンサ31が検出
した位置に設定する。
【0070】一方、赤外観察モードではターレットフィ
ルタ21はモータ27で例えば30Hzで1回転するよ
うに回転駆動され、その際、2つの孔29b,29cの
位置をセンサ31で検出することにより、2つのフィル
タ25、26の光路中での切替位置を検出する。このた
め、2つの孔29b,29cは図2で示す位置とは異な
る位置に設けてある。
【0071】具体的には、図8に示すようにターレット
フィルタ21が反時計回り方向に回転される場合、例え
ば照明光路中に介挿されるフィルタがIR透過フィルタ
26からIRカットフィルタ25に切り替えられたよう
なタイミングで、2つの孔29b,29cがセンサ31
で検出されるよう位置に設けてある。
【0072】そして、センサ31で検出されたそのタイ
ミングの検出信号はCPU32に送られ、このCPU3
2はそのタイミングの検出信号をCCU6側のタイミン
グ制御回路71に送る。
【0073】このタイミング制御回路71は検出信号と
同期するようにCCDドライバ44及びメモリ制御回路
56に制御信号を送る。
【0074】また、本実施の形態におけるCCU6では
メモリ55a〜55cの出力信号はそれぞれ係数器72
でそれぞれα倍された後、加算器73で第4のメモリ5
5dの出力信号を係数器72′でβ倍された信号と加算
された後、切替回路74を経てそれぞれD/A変換器5
7a〜57cに入力されるようになっている。
【0075】切替回路74はCPU58により制御され
る。つまり、通常観察が選択された場合には接点bがO
Nするように切り替えられ、赤外観察が選択された場合
には接点aがONするように切り替えられる。その他は
第1の実施の形態と同様である。
【0076】次に本実施の形態の作用を説明する。電源
が投入された状態或いは切替操作スイッチ28を操作し
ない場合には第1の実施の形態で説明したのと同様に通
常観察のモードとして動作する。図8の構成ではCPU
58は切替回路74を接点bがONする状態に設定し
て、モニタ7には可視像が表示される。
【0077】IR像を望む場合には切替操作スイッチ2
8を操作する。すると、CPU58はその操作信号を受
けて光源装置5のCPU32に赤外観察モードに切り替
える信号を送り、CPU32はモータ27を回転させ、
図9に示すようにターレットフィルタ21は回転状態と
なる。その回転状態で、光路中に介挿されるフィルタ状
態がセンサ31により検出され、CPU32からCCU
6のタイミング制御回路71に送られる。
【0078】タイミング制御回路71はセンサ31の出
力信号を受け、光路中に介挿されるフィルタ状態に同期
して、CCDドライバ44から出力されるCCDドライ
ブ信号のタイミングと、メモリ制御回路56によるメモ
リ55a〜55c、55dの書き込み及び読み出しを制
御する。
【0079】また、CPU58は切替回路74を接点a
がONするように切り替える。この赤外観察モードでは
IRカットフィルタ26が照明光路中に介挿された状態
でCCD38の受光部(撮像部)で蓄積された信号電荷
は、IR透過フィルタ25に切り替えられるタイミング
で垂直転送部に転送され、受光部は赤外照明の下での信
号電荷の蓄積を行うようになる。
【0080】また、垂直転送部に転送された可視照明の
下で撮像された信号は色分離回路54を経てメモリ55
a〜55cにR,G,Bの信号が書き込まれる。そし
て、ターレットフィルタ21が半回転されるまでに、こ
の書き込み処理が終了し、次の半回転の時間内にIR照
明の下で撮像された信号がメモリ55dに書き込まれる
ことになる。
【0081】このようにしてターレットフィルタ21が
1回転する時間にメモリ55a〜55cには可視の信号
が、メモリ55dにはIRに信号が格納される。
【0082】これらメモリ55a〜55cの可視の信号
とメモリ55dのIRの信号とは同時に読み出され、そ
れぞれα倍及びβ倍された後、加算器73で加算された
後、それぞれD/A変換器57a〜57cでアナログの
信号に変換され、モニタ7に出力され、合成像が表示さ
れる。
【0083】合成像の表示状態において、可視像の表示
を望む場合には、切替操作スイッチ28を操作すると、
ターレットフィルタ21は照明光路中にIRカットフィ
ルタ26が介挿された位置に設定され、可視像が表示さ
れるようになる。
【0084】本実施の形態によれば、手元付近にある切
替操作スイッチ28を操作することで、可視像と、可視
及びIRの合成像との所望とする像を得ることができ
る。
【0085】また、本実施の形態では、赤外観察モード
においては、IR像のみでなく、可視像情報を重ねあわ
せた合成像を表示するようにしているので、可視像によ
る患部等の輪郭などが表示されるようになるので、術者
にとって患部等の位置を把握し易い。
【0086】図10は変形例の内視鏡装置1Fを示す。
この内視鏡装置1Fはテレビカメラ3の撮像手段が色分
離フィルタを有しないCCD38を採用した場合の構成
を示す。この場合には、図8におけるCCU6を一部変
更した構成にしている。
【0087】つまり、A/D変換器53の出力は可視像
用メモリ55とIR像用メモリ55′とに入力可能に接
続され、また、メモリ55の出力は切替回路74の接点
bに出力可能にされると共に、係数器72でα倍にして
加算器73で、メモリ55′の出力を係数器72′でβ
倍したものと加算されて切替回路74の接点bに出力可
能にされている。
【0088】そして、可視像が選択されている場合に
は、メモリ55に書き込まれた可視像の画像データが切
替回路74の接点bからD/A変換器57に出力され、
モノクロのモニタ7′にはモノクロの可視像が表示され
る。
【0089】また、IR像が選択されると、上述のよう
にターレットフィルタ21は回転され、可視の照明光の
下で撮像された可視像の画像データはメモリ55に書き
込まれ、IRの照明光の下で撮像されたIR像の画像デ
ータはメモリ55′に書き込まれ、これらは同時に読み
出されてそれぞれα倍及びβ倍されて加算器73で加算
され、切替回路74の接点aを経てD/A変換器57側
に出力され、モニタ7′にはモノクロの合成像が表示さ
れる。この変形例の効果は第3の実施の形態とほぼ同様
である。
【0090】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図11を参照して説明する。図11は本発
明の第4の実施の形態の内視鏡装置の全体構成を示す。
第3の実施の形態では、赤外観察モードでは、可視像情
報を得て、赤外像と可視像との合成像を生成したが、本
実施の形態では赤外像と可視像とを親子像で表示するよ
うにしたものである。
【0091】図11に示す本実施の形態の内視鏡装置1
Gは図8の内視鏡装置1Eにおいて、CCU6の構成が
一部異なる。
【0092】つまり、赤外観察モード或いは親子観察モ
ードではメモリ55a〜55cから読み出された信号は
切替回路74の接点bを経てD/A変換器57a〜57
cに出力されると共に、メモリ55dから読み出された
信号は切替回路74の接点aを経てD/A変換器57a
〜57cに出力されるようにしている。
【0093】この切替回路74はタイミング制御回路7
1により、切替が制御され、この切替により親子像とし
て表示される。
【0094】また、通常観察モードでは切替回路74は
接点bがONするように(CPU58を介して)タイミ
ング制御回路71により設定され、メモリ55a〜55
cから読み出された信号が切替回路74の接点bを経て
D/A変換器57a〜57cに出力され、モニタ7には
可視像が表示される。
【0095】また、本実施の形態ではメモリ55dは例
えば子画面で表示する記憶容量を有するもので構成さ
れ、IR照明の下で撮像された信号が親画面の例えば1
/4で間引いて縮小された縮小像データが書き込まれ、
読み出し時はその縮小像データがそのまま読み出され
る。その他は第3の実施の形態と同様の構成である。
【0096】次に本実施の形態の作用を説明する。電源
が投入された状態或いは切替操作スイッチ28が操作さ
れていない状態では第3の実施の形態の場合と同様にモ
ニタ7には可視像が表示される。
【0097】この状態で切替操作スイッチ28を操作す
ると、光源装置5は第3の実施の形態の場合と同様にタ
ーレットフィルタ21が回転される状態となる。そし
て、可視光の照明の下で撮像された可視の像データはメ
モリ55a〜55cに格納され、赤外光の照明の下で撮
像されたIRの像データはメモリ55dに縮小して格納
される。
【0098】また、図11のモニタ7の表示面における
親表示領域7aに可視像を表示する期間では、メモリ5
5a〜55cの可視像データが読み出されると共に、タ
イミング制御回路7により切替回路74も接点bがON
するように切り替えられ、子表示領域7bにIR像を表
示する期間ではメモリ55dのIR像データが読み出さ
れ、かつタイミング制御回路7により切替回路74がも
接点aがONするように切り替えられる。
【0099】そして、親表示領域7aに可視像、子表示
領域7bにIR像が同時に表示されるようになる。
【0100】本実施の形態においては、赤外観察モード
ではIR像のみでなく、可視像も同時に表示するように
しているので、どの部位のIR像を得ているかを可視像
で容易に把握でき、IR像のみで表示する場合よりも、
診断を迅速に行い易くできる場合がある。
【0101】なお、上述の説明では光学式内視鏡2に固
体撮像素子を内蔵したテレビカメラ3を装着したテレビ
カメラ装着内視鏡4の場合で説明したが、対物レンズの
結像位置に固体撮像素子を配置した電子内視鏡を採用し
た場合にも同様に適用できる。
【0102】図12は図11において、テレビカメラ装
着内視鏡4の代わりに電子内視鏡81を採用した第1変
形例の内視鏡装置1Hを示す。この内視鏡装置1Hは撮
像手段を内蔵した電子内視鏡80と、この電子内視鏡8
0に照明光を供給する光源装置5と、信号処理して映像
信号を生成するCCU6と、CCU6から出力される映
像信号を表示するモニタ7とから構成される。電子内視
鏡80は体腔内に挿入する挿入部81と、術者がスコー
プを持つ把持する部分が設けられた操作部82と、操作
部82から基端が延出されるユニバーサルケーブル83
と、このユニバーサルケーブル83の末端に設けたコネ
クタ部84とを有し、このコネクタ部84の前端側に突
出するライトガイド口金は光源装置5に着脱自在で接続
される。このコネクタ部84には接続ケーブル86の一
端が接続され、この接続ケーブル86の他端のコネクタ
87はCCU6に着脱自在で接続される。
【0103】挿入部81内等には照明光を伝送するライ
トガイドファイバ91が挿通され、その後端のライトガ
イド口金を光源装置5に接続することにより、光源装置
5から照明光が供給され、供給された照明光を伝送し
て、挿入部81の先端部92のライトガイドファイバ9
1の先端面からさらに照明レンズを経て患部などの被写
体側に出射し、被写体側を照明する。
【0104】この先端部92には対物レンズ93が取り
付けられ、その結像位置にはCCD94が配置されてい
る。このCCD94の撮像面にはモザイクフィルタ等の
色分離フィルタ95が設けてあり、光学的に色分離す
る。また、CCD94の信号出力端にはバッファアンプ
96が設けてある。
【0105】CCD94(及びバッファアンプ96)は
挿入部91、操作部92、ユニバーサルケーブル93内
の信号線と接続ケーブル86内の信号線を介してCCU
6と接続される。この内視鏡装置1Eでは、例えば操作
部82には切替操作スイッチ28が設けてある。
【0106】そして、この切替操作スイッチ28を操作
することにより、通常観察モードではモニタ7の表示面
には可視像が表示され、赤外観察モードに切り替えた場
合には図9に示すように親表示領域7aに可視像、子表
示領域7bにIR像が同時に表示されるようになる。本
第1変形例の作用及び効果は第4の実施の形態と同様で
ある。
【0107】図13は第2変形例の内視鏡装置1Iを示
す。この内視鏡装置1Iはテレビカメラ3のCCD38
は色分離フィルタ39を有しないものを採用した場合の
もので、図11とCCU6の構成が一部異なる。
【0108】つまり、色分離回路53の出力は切替回路
74′を経て可視像用メモリ55とIR像用(子画面
用)メモリ55′とに入力可能にし、メモリ55と5
5′の出力は切替回路74を経てD/A変換器57側に
出力され、モノクロのモニタ7′には可視像と、親子像
とを選択的に表示できるようになっている。切替回路7
4′、74はタイミングコントローラ71により切り替
えが制御さられる。
【0109】この変形例では、可視像の観察を選択した
場合には、両切替回路74′、74は接点bがONする
ように設定され、可視の照明光の下で撮像された画像デ
ータがメモリ55に書き込まれ、かつその画像データが
読み出されてモニタ7′に可視像がモノクロで表示され
る。
【0110】IR像の観察(親子像の観察)を選択した
場合には、ターレットフィルタ21は回転され、可視の
照明光の下でCCD38で撮像され、A/D変換された
画像データが入力されるタイミングでは切替回路74′
は接点bがONするように切替されてメモリ55に書き
込まれ、一方、IRの照明光の下でCCD38で撮像さ
れ、A/D変換された画像データが入力されるタイミン
グでは切替回路74′は接点aがONするように切替さ
れてメモリ55′に縮小して書き込まれる。
【0111】また、両メモリ55、55′から読み出さ
れる画像データに関しては親表示領域7aに可視像を表
示するタイミングでは切替回路74の接点bをONする
ように切替え、子表示領域7bにIR像を表示するタイ
ミングでは切替回路74の接点aをONするように切替
える。
【0112】そして、モノクロのモニタ7′には可視像
及びIR像が親子像として表示される。この変形例の効
果は第4の実施の形態とほぼ同様である。
【0113】なお、上述した実施の形態等において、例
えば第1の実施の形態では光源装置5側に可視域の照明
光と、赤外域の照明光とを選択的に出射する出射側フィ
ルタ手段を設け、第2の実施の形態では光源装置5側に
可視域の照明光と、赤外域の照明光とを選択的に出射す
る出射側フィルタ手段を設けると共に、撮像手段に入射
される入射光側に上記出射側フィルタ手段と連動して、
可視域の入射光と、赤外域の入射光とを選択的に入射す
る入射側フィルタ手段を設けたものを示したが、例えば
第1の実施の形態における出射側フィルタ手段の代わり
に入射側フィルタ手段を設けたものでも良い。
【0114】また、上述の各実施の形態等では切替操作
を行う切替操作スイッチ28をテレビカメラ3等に設け
て術者の付近で操作できるようにしているが、これに限
定されるものでなく、例えばCCU6とケーブルで接続
され、術者の付近に配置されるフットスイッチで構成し
たものでも良い。
【0115】つまり術者の付近に配置されるリモートス
イッチにより、通常観察像と、IR観察像或いは合成観
察像(親子観察像)等がモニタに表示されるようにフィ
ルタ手段を制御する等するものでも良い。
【0116】また、上述した各実施の形態等を部分的に
組み合わせる等して構成される実施の形態等も本発明に
属する。
【0117】[付記] 1.撮像手段を備えた内視鏡により被検体を撮像してモ
ニタに被検体の画像を表示する内視鏡装置において、内
視鏡に設けた切替操作手段と、前記切替操作手段の操作
により、被検体を照明するために出射される出射光側と
撮像手段に入射される入射光側との少なくとも一方に赤
外域をカットした可視域の光のみと赤外域の光のみとを
選択的に通すフィルタ手段と、を設けたことを特徴とす
る内視鏡装置。 2.撮像手段を備えた内視鏡により被検体を撮像してモ
ニタに被検体の画像を表示する内視鏡装置において、内
視鏡に設けた切替操作手段と、前記切替操作手段の操作
により、可視域の照明のもとで得られる通常観察像と、
可視域及び赤外域の照明のもとで得られる合成観察像と
を選択的にモニタに表示する制御手段と、を設けたこと
を特徴とする内視鏡装置。
【0118】3.撮像手段を備えた内視鏡により被検体
を撮像してモニタに被検体の画像を表示する内視鏡装置
において、内視鏡に設けた切替操作手段と、前記切替操
作手段の操作により、可視域の照明のもとで得られる通
常観察像と、可視域及び赤外域の照明のもとで得られる
親子観察像とを選択的にモニタに表示する制御手段と、
を設けたことを特徴とする内視鏡装置。 4.付記1〜3において、前記内視鏡は光学式内視鏡
に、撮像手段を内蔵したテレビカメラを装着したテレビ
カメラ装着内視鏡である。 5.付記1〜3において、前記内視鏡は挿入部の先端に
設けた対物光学系の結像位置に撮像素子を配置した電子
内視鏡である。
【0119】6.付記2において、前記制御手段は前記
切替操作手段の操作により合成観察像を選択した場合に
は、光源からの出射光を、赤外域をカットした可視域を
透過する赤外カットフィルタと赤外域のみを透過する赤
外域透過フィルタとを設けた回転フィルタを回転させる
制御を行う。 7.付記3において、前記制御手段は前記切替操作手段
の操作により親子観察像を選択した場合には、光源から
の出射光を、赤外域をカットした可視域を透過する赤外
カットフィルタと赤外域のみを透過する赤外域透過フィ
ルタとを設けた回転フィルタを回転させる制御を行う。
【0120】8.付記1〜3において、前記切替操作手
段の操作により通常観察像を選択した場合には、前記モ
ニタはカラーの通常観察像を表示する。 9.付記1〜3において、前記切替操作手段の操作によ
り通常観察像を選択した場合には、前記モニタはモノク
ロの通常観察像を表示する。
【0121】10.撮像手段を備えた内視鏡により被検
体を撮像してモニタに被検体の画像を表示する内視鏡装
置において、内視鏡を操作する操作者の付近に配置され
る切替操作手段と、前記切替操作手段の操作により、被
検体を照明するために出射される出射光側と撮像手段に
入射される入射光側との少なくとも一方に赤外域をカッ
トした可視域の光のみと赤外域の光のみとを選択的に通
すフィルタ手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡装
置。 11.付記10において、前記切替操作手段は内視鏡に
設けられた切替操作スイッチ又は操作者の付近に配置さ
れるフットスイッチである。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、術
者は手元付近にある内視鏡の切替操作手段を操作するこ
とにより、所望とする時に赤外域をカットした可視域の
光のみによる可視像と、赤外域の光のみとによる赤外像
とを選択的に得ることができ、使い易い或いは操作性の
良い内視鏡装置を実現できる。
【0123】また、赤外観察を選択した場合、赤外像に
可視像を合成した合成観察像で表示するので、赤外域の
画像のみで表示した場合よりも可視域による通常画像に
よる輪郭などが重畳され、各部位の特定などが容易とな
り、診断し易い観察像を提供できる。
【0124】また、赤外観察を選択した場合、赤外像と
可視像とを親子像で表示するので、赤外域の画像のみで
表示した場合よりも可視域による通常画像も同時に表示
されるので、各部位の特定などが容易となり、診断し易
い観察像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の全体
構成を示すブロック図。
【図2】光源装置に設けたターレットフィルタの構成を
示す正面図。
【図3】本実施の形態の動作の説明図。
【図4】第1の実施の形態の変形例の内視鏡装置の全体
構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置の全体
構成を示すブロック図。
【図6】撮像装置の主要部の構成を示す斜視図。
【図7】第2の実施の形態の変形例の内視鏡装置の全体
構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置の全体
構成を示すブロック図。
【図9】動作の説明図。
【図10】第3の実施の形態の変形例の内視鏡装置の全
体構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置の全
体構成を示すブロック図。
【図12】第4の実施の形態の第1変形例の内視鏡装置
の全体構成を示すブロック図。
【図13】第4の実施の形態の第2変形例の内視鏡装置
の全体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…光学式内視鏡 3…テレビカメラ 4…テレビカメラ外付け内視鏡 5…光源装置 6…CCU 7…モニタ 11…挿入部 14…ライトガイド 19…ランプ 21…ターレットフィルタ 22…集光レンズ 25…IR透過フィルタ 26…IRカットフィルタ 27…モータ 28…切替操作スイッチ 31…センサ 32…CPU 33…対物レンズ 36…カメラヘッド 37…結像レンズ 38…CCD 39…色分離フィルタ 42…カメラケーブル 43…コネクタ 46…信号処理回路 51…アンプ 53…A/D変換器 54…色分離回路 55a〜55c…メモリ 56…メモリ制御回路 58…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綱川 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田代 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 草村 登 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−56918(JP,A) 特開 昭64−76827(JP,A) 特開 平5−84218(JP,A) 特開 平2−149244(JP,A) 特開 昭64−43228(JP,A) 特開 昭63−135121(JP,A) 特開 平11−155804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を撮像可能な撮像手段を有する内
    視鏡と、 前記内視鏡の前記撮像手段に設けられ、少なくとも1種
    が赤外域の透過性を有する複数種の色フィルタを所定配
    列して構成され、前記撮像手段に入射される被写体光の
    色情報を分離可能な色分離フィルタと、 前記被検体を照明可能な照明手段と、 前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
    の少なくとも一方に、前記赤外域をカットするための赤
    外カットフィルタと前記赤外域のみを透過するための赤
    外透過フィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手
    段と、 前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、 前記内視鏡に設けられ、前記フィルタ挿脱手段のフィル
    タ切替を指示するための切替指示手段と、 前記フィルタ切替指示手段からの指示信号に基づき、前
    記駆動手段を制御可能な制御手段と、 前記制御手段の制御によって選択される前記フィルタ挿
    脱手段のフィルタと前記色分離フィルタとの組み合わせ
    により波長域情報が変化する前記撮像手段からの撮像信
    号に基づき、赤外観察画像信号または通常観察画像信号
    を生成可能な画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段で生成された前記画像信号に基づ
    いて、被検体画像を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 被検体を撮像可能な撮像手段を有する内
    視鏡と、 前記内視鏡の前記撮像手段に設けられ、少なくとも1種
    が赤外域の透過性を有する複数種の色フィルタを所定配
    列して構成され、前記撮像手段に入射される被写体光の
    色情報を分離可能な色分離フィルタと、 前記被検体を照明可能な照明手段と、 前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
    の少なくとも一方に、前記赤外域をカットするための赤
    外カットフィルタと前記赤外域のみを透過するための赤
    外透過フィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手
    段と、 前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、 前記駆動手段の駆動によって選択される前記フィルタ挿
    脱手段のフィルタと前記色分離フィルタとの組み合わせ
    により波長域情報が変化する前記撮像手段からの撮像信
    号に基づき、赤外観察画像信号または通常観察画像信号
    を生成可能な画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段で生成される前記画像信号の一方
    を記憶可能な記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号と前記画像信号生成
    手段からの他方の画像信号とを合成可能な画像合成手段
    と、 前記画像合成手段から出力される画像信号に基づいて、
    被検体画像を表示可能な表示手段と、 前記内視鏡に設けられ、通常観察像と合成観察像との切
    替を指示するための切替指示手段と、 前記切替指示手段からの指示信号に基づき、前記駆動手
    段及び前記画像合成手段を制御可能な制御手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 被検体を撮像可能な撮像手段を有する内
    視鏡と、 前記撮像手段に設けられ、少なくとも1種が赤外域の透
    過性を有する複数種の色フィルタを所定配列して構成さ
    れ、前記撮像手段に入射される被写体光の色情報を分離
    可能な色分離フィルタと、 前記被検体を照明可能な照明手段と、 前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
    の少なくとも一方に、前記赤外域をカットするための赤
    外カットフィルタと前記赤外域のみを透過するための赤
    外透過フィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手
    段と、 前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、 前記駆動手段の駆動によって選択される前記フィルタ挿
    脱手段のフィルタと前記色分離フィルタとの組み合わせ
    により波長域情報が変化する前記撮像手段からの撮像信
    号に基づき、赤外観察画像信号または通常観察画像信号
    を生成可能な画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段で生成される前記赤外観察画像信
    号に基づき、子画面画像信号を生成可能な子画面画像生
    成手段と、 前記子画面画像生成手段で生成された子画面画像信号と
    前記画像信号生成手段からの通常観察画像信号とに基づ
    き、親子観察画像信号を生成可能な親子観察画像生成手
    段と、 前記親子観察画像生成手段から出力される画像信号に基
    づいて、被検体画像を表示可能な表示手段と、 前記内視鏡に設けられ、通常観察像と親子観察観察像と
    の切替を指示するための切替指示手段と、 前記切替指示手段からの指示信号に基づき、前記駆動手
    段及び前記親子観察画像生成手段を制御可能な制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 被検体の光学像を形成可能な光学式内視
    鏡と、 前記光学式内視鏡に設けられ、操作者が把持可能な把持
    部と、 前記光学式内視鏡で形成される前記被検体の光学像を撮
    像可能な撮像手段を有し、前記把持部に設けられた接眼
    部に着脱自在なテレビカメラ手段と、 前記被検体を照明可能な照明手段と、 前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
    の少なくとも一方に、前記赤外域をカットした赤外カッ
    トフィルタと前記赤外域のみを透過するための赤外透過
    フィルタとを選択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手段と、 前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、 前記接眼部に装着したときに前記把持部の近傍に配置さ
    れる前記テレビカメラ手段に設けられ、前記フィルタ挿
    脱手段の切替を指示するための切替指示手段と、 前記フィルタ切替指示手段からの指示信号に基づき、前
    記フィルタ挿脱手段の前記フィルタを選択可能に前記駆
    動手段を制御する駆動制御手段と、 前記駆動制御手段で制御される前記フィルタ挿脱手段の
    フィルタ選択に応じて波長域情報が変化する前記撮像手
    段からの撮像信号に基づき、赤外観察画像信号または通
    常観察画像信号を生成可能な画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段で生成された前記画像信号に基づ
    いて、被検体画像を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 被検体の光学像を形成可能な光学式内視
    鏡と、 前記光学式内視鏡に設けられ、操作者が把持可能な把持
    部と、 前記光学式内視鏡で形成される前記被検体の光学像を撮
    像可能な撮像手段を有し、前記把持部に設けられた接眼
    部に着脱自在なテレビカメラ手段と、 前記被検体を照明可能な照明手段と、 前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
    の少なくとも一方に、赤外域をカットした赤外カットフ
    ィルタと赤外域のみを透過する赤外透過フィルタとを選
    択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手段と、 前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、 前記駆動手段で駆動される前記フィルタ挿脱手段のフィ
    ルタ選択に応じて波長域情報が変化する前記撮像手段か
    らの撮像信号に基づき、赤外観察画像信号または通常観
    察画像信号を生成可能な画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段で生成される前記画像信号の一方
    を記憶可能な記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号と前記画像信号生成
    手段からの他方の画像信号とを合成可能な画像合成手段
    と、 前記画像合成手段から出力される画像信号に基づいて、
    被検体画像を表示可能な表示手段と、 前記接眼部に装着したときに前記把持部の近傍に配置さ
    れる前記テレビカメラ手段に設けられ、通常観察像と合
    成観察像との切替を指示するための切替指示手段と、 前記切替指示手段からの指示信号に基づき、前記駆動手
    段及び前記画像合成手段を制御可能な観察画像制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 被検体の光学像を形成可能な光学式内視
    鏡と、 前記光学式内視鏡に設けられ、操作者が把持可能な把持
    部と、 前記光学式内視鏡で形成される前記被検体の光学像を撮
    像可能な撮像手段を有し、前記把持部に設けられた接眼
    部に着脱自在なテレビカメラ手段と、 前記被検体を照明可能な照明手段と、 前記照明手段の照明光路または前記撮像手段の撮像光路
    の少なくとも一方に、赤外域をカットした赤外カットフ
    ィルタと赤外域のみを透過する赤外透過フィルタとを選
    択的に挿脱可能なフィルタ挿脱手段と、 前記フィルタ挿脱手段を駆動可能な駆動手段と、 前記駆動手段で駆動される前記フィルタ挿脱手段のフィ
    ルタ選択に応じて波長域情報が変化する前記撮像手段か
    らの撮像信号に基づき、赤外観察画像信号または通常観
    察画像信号を生成可能な画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段で生成される前記赤外観察画像信
    号に基づき、子画面画像信号を生成可能な子画面画像生
    成手段と、 前記子画面画像生成手段で生成された子画面画像信号と
    前記画像信号生成手段からの通常観察画像信号とに基づ
    き、親子観察画像信号を生成可能な親子観察画像生成手
    段と、 前記親子観察画像生成手段から出力される画像信号に基
    づいて、被検体画像を表示可能な表示手段と、 前記接眼部に装着したときに前記把持部の近傍に配置さ
    れる前記テレビカメラ手段に設けられ、通常観察像と親
    子観察観察像との切替を指示するための切替指示手段
    と、 前記切替指示手段からの指示信号に基づき、前記駆動手
    段及び前記親子観察画像生成手段を制御可能な観察画像
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
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