JP4097959B2 - 内視鏡撮像システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可視光を用いた通常の内視鏡観察に加えて赤外光を用いた特殊光観察を行う内視鏡撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡撮像システムでは、可視光を用いた通常の内視鏡観察に加えて紫外光や赤外光などを用いた特殊光観察が行うものがある。そして、赤外光観察においては、生体内で波長805nm付近の近赤外光に吸収ピークを持つインドシアニングリーン(ICG)という薬剤を造影剤として使用し、血管の走行や、リンパ節・リンパ管の検出精度を高めるということが行われている。しかし、805nm付近の単一波長で観察を行った場合には、モノクロつまり単一色調の赤外光画像となってしまう。
【0003】
そこで、特開2000−41942号公報に開示されている内視鏡装置のように、ICGの吸収波長である805nm付近の赤外光の他に、ICGにほとんど吸収されない930nm付近の赤外光を面順次で照射し、各々の照射光による像をモニタの異なる色成分に割り当てることで、ICGに擬似的に色を付けて表示をするということが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−41942号公報に開示されている内視鏡装置では、カラー表示を行う為に、赤外光を面順次で照射する必要があったため、被写体の動きによる色ずれの問題があった。また、可視光と赤外光とを切替えて照射する必要があるため、可視光画像と赤外光画像を同時に観察することができなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、造影剤であるICGを投与した時の生体内の赤外光観察を行う内視鏡撮像システムにおいて、色ずれのないカラー表示の赤外光画像と、可視光画像とを同時に表示可能にした内視鏡撮像システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の態様の内視鏡撮像システムは、少なくとも可視光から近赤外光までの波長の光を照射可能な照明手段と、1つのカラー固体撮像素子と、第1のモノクロ固体撮像素子と第2のモノクロ固体撮像素子とを少なくとも具備した第1の撮像手段と、1つのカラー固体撮像素子または3つのモノクロ固体撮像素子のいずれかからなる第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段から送信される撮像信号の処理を行う第1の画像処理または前記第2の撮像手段から送信される撮像信号により可視光画像の処理を行う第2の画像処理を行う画像処理手段と、前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とに設けられ、当該第1の撮像手段または当該第2の撮像手段の種類を識別するための識別データを出力する識別手段と、前記識別手段から出力される前記識別データに応じ、前記画像処理手段において行われる前記第1の画像処理または第2の画像処理の切り替えを行う制御手段と、を備え、前記第1の撮像手段は、前記照明手段からの照射光により照明された被写体からの反射光を可視光と近赤外光とに分光する第1の分光手段と、該近赤外光を互いに異なる波長である第1の近赤外光と第2の近赤外光とに分光する第2の分光手段と、をさらに有し、前記画像処理手段は、前記第1の画像処理として、前記第1のモノクロ固体撮像素子において受光される前記第1の近赤外光と、前記第2のモノクロ固体撮像素子において受光される前記第2の近赤外光とに応じた赤外光画像を生成するとともに、前記1つのカラー固体撮像素子において受光される前記可視光に応じた可視光画像を生成するための処理を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る第2の態様の内視鏡撮像システムは、前記第1の態様の内視鏡撮像システムにおいて、前記画像処理手段は、前記制御手段による制御に基づき、前記第2の撮像手段が1つのカラー固体撮像素子を具備したものである場合、前記第2の画像処理として、該第2の撮像手段が有する該1つのカラー固体撮像素子において受光される可視光に応じた前記可視光画像を生成することを特徴とする。
本発明に係る第3の態様の内視鏡撮像システムは、前記第1の態様の内視鏡撮像システムにおいて、前記画像処理手段は、前記制御手段による制御に基づき、前記第2の撮像手段が3つのモノクロ固体撮像素子を具備したものである場合、前記第2の画像処理として、該第2の撮像手段が有する該3つのモノクロ固体撮像素子において各々受光される可視光に応じた前記可視光画像を生成することを特徴とする。
本発明に係る第4の態様の内視鏡撮像システムは、前記第1の態様の内視鏡撮像システムにおいて、前記制御手段は、前記画像処理手段において前記第1の画像処理が行われることにより生成された前記赤外光画像及び前記可視光画像を、一の表示手段へ同時に出力させるための制御をさらに行うことを特徴とする。
本発明に係る第5の態様の内視鏡撮像システムは、前記第1−4の態様の内視鏡撮像システムにおいて、前記第1の近赤外光の波長は造影剤の吸収波長であり、前記第2の近赤外光の波長は造影剤の非吸収波長であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図8は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡撮像システムの概略の構成を示すブロック図、図2は光源装置に用いたバンドパスフィルタの分光透過特性を示すグラフ、図3は第1のダイクロイックミラー分光透過特性を示すグラフ、図4は第2のダイクロイックミラー分光透過特性を示すグラフ、図5は805nmバンドパスフィルタと930nmバンドパスフィルタの分光透過特性を示すグラフ、図6はカメラヘッド4及びCCU5の内部構成を示すブロック図、図7はモニタの画面上に表示される可視光画像と赤外光画像との2画面画像を示す説明図、図8はICGの吸光特性を示すグラフである。
【0010】
(構成)
図1において、内視鏡撮像システム1は、光源装置2と、内視鏡3と、カメラヘッド4と、カメラコントロールユニット(以下、CCUと呼ぶ)5と、モニタ6とを有して構成されている。
【0011】
光源装置2は、可視光領域から近赤外光領域までの波長を含んだ照明光を照射可能な照明手段になっている。
【0012】
内視鏡3は、その挿入部が被写体像を観察するために体腔内に挿入される。そして、内視鏡3は、光源装置2からの照明光を挿入部の先端部19に導いて被写体に照射し、この照射光により照明された被写体からの反射光を接眼部20に導く。
【0013】
カメラヘッド4は、内視鏡3の接眼部20に着脱自在に接続されている。このカメラヘッド4は、前記照明手段からの照射光により照明された被写体からの反射光を受光して撮像する撮像手段となっている。
【0014】
CCU5は、カメラヘッド4内にある後述のCCD型の固体撮像素子(以下CCDと呼ぶ)からの撮像信号を処理して標準的な映像信号に変換する。これにより、CCU5は、前記撮像手段から送信される撮像信号を処理し、映像信号を生成する画像処理手段となっている。
【0015】
モニタ6は、CCU5から出力された映像信号を表示する。これにより、モニタ6は、前記画像処理手段から出力される映像信号を表示する表示手段になっている。
【0016】
前記撮像手段のカメラヘッド4は、1つのカラーCCD30と、第1及び第2のモノクロCCD31A,31Bと、前記照明手段(光源装置2)からの照射光により照明された被写体からの反射光を可視光と近赤外光に分光する第1の分光手段(ダイクロイックミラー25A及び赤外カットフィルター27)と、更に前記近赤外光を2つの異なる波長の第1及び第2の近赤外光に分光する第2の分光手段(ダイクロイックミラー25B、805nmバンドパスフィルタ28及び930nmバンドパスフィルタ29)とを有している。
【0017】
さらに、前記撮像手段のカメラヘッド4は、前記第1の分光手段で分光された可視光をカラーCCD30で受光し、前記第2の分光手段で分光された第1の近赤外光を第1のモノクロCCD31Aで受光し、第2の近赤外光を第2のモノクロCCD31Bで受光している。
【0018】
以下、内視鏡撮像システム1についてさらに詳細に説明する。
光源装置2は、ランプ10、バンドパスフィルタ11、集光レンズ12等を備えている。
【0019】
ランプ10は、光を放射するものであり、キセノンランプ等を用いている。
【0020】
バンドパスフィルタ11は、ランプ10の照明光路上に設けられ、透過波長を制限する。
【0021】
集光レンズ12は、バンドパスフィルタ11からの照明光を集光し、後述のライトガイドファイバー14に入射させる。
【0022】
バンドパスフィルタ11の分光透過特性は、図2の通りで、波長380nm〜1000nm(可視光領域〜近赤外光領域)までにランプ10からの光に対して波長を制限して透過させている。
【0023】
内視鏡3は、ライトガイドファイバー14、照明レンズ15、対物レンズ16、イメージガイド17、接眼レンズ18等を備えている。
【0024】
ライトガイドファイバー14は、光源装置2の集光レンズ12から入射した照明光を内視鏡先端部19まで伝送する。照明レンズ15は、内視鏡先端部19に設けられ、ライトガイドファイバー14からの照明光を被写体に照射する。対物レンズ16は、内視鏡先端部19に設けられ、照明用レンズ15により照明光が照射された生体組織等の被写体の像を結像する。対物レンズ16の結像位置には、イメージガイド17の一端側の端面が配置されている。イメージガイド17は光ファイバケーブルの束からなる。内視鏡3は、この結像した内視鏡観察像を内部に配設したイメージガイド17を介して内視鏡接眼部20側に導く。内視鏡接眼部20には接眼レンズ18が配置されている。
【0025】
イメージガイド17により内視鏡接眼部20側に導かれた内視鏡観察像は、接眼レンズ18を介してカメラヘッド4に伝達される。
【0026】
カメラヘッド4は、カメラヘッド本体部21と、カメラケーブル22と、コネクタ部23とから構成されている。
【0027】
カメラヘッド本体部21は、結像レンズ24、ダイクロイックミラー25A、ダイクロイックミラー25B、赤外カットフィルタ27、805nmバンドパスフィルタ28、930nmバンドパスフィルタ29、カラーCCD30及びモノクロCCD31A、31Bを内部に有して構成されている。
【0028】
カメラヘッド4のカメラヘッド本体部21には、内視鏡3から伝達された被写体像をCCDに結像するための結像レンズ24があり、この結像レンズ24の結像位置に至る光軸上の途中位置には、ダイクロイックミラー25A、ダイクロイックミラー25Bが配置されている。
【0029】
ダイクロイックミラー25A、ダイクロイックミラー25Bの分光透過特性はそれぞれ図3、図4の通りである。
【0030】
ダイクロイックミラー25Aは、赤外光成分を透過し、可視光成分を反射する特性を有している。ダイクロイックミラー25Bは、ダイクロイックミラー25Aを透過した赤外光成分を、さらに長波長成分と短波長成分とに分光し、長波長成分(波長850nm以上)を透過し、短波長成分(波長850nm以下)を反射する特性を有する。
【0031】
従って、ダイクロイックミラー25Aで反射された側の結像位置には可視光成分の光学像が結ばれる。ダイクロイックミラー25Aを透過し、ダイクロイックミラー25Bで反射された側の結像位置には赤外光の短波長成分の光学像が結ばれる。ダイクロイックミラー25Aを透過し、ダイクロイックミラー25Bも透過した側の結像位置には赤外光の長波長成分光学像が結ばれる。
【0032】
ダイクロイックミラー25Aで反射された側の結像位置には可視光成分を撮像する為のカラーCCD30がある。ダイクロイックミラー25AとカラーCCD30との間の光軸上には、可視光観察に必要な波長成分だけに制限する為の赤外カットフィルタ27が配置されている。
【0033】
また、ダイクロイックミラー25Aを透過し、ダイクロイックミラー25Bで反射された側の結像位置には赤外光の短波長成分を撮像する為の第1のモノクロCCD31Aがある。ダイクロイックミラー25BとモノクロCCD31Aとの間の光軸上には、ICGの吸収波長に制限する為の805nmバンドパスフィルタ28が配置されている。
【0034】
また、ダイクロイックミラー25Aを透過し、ダイクロイックミラー25Bも透過した側の結像位置には赤外光の長波長成分を撮像する為の第2のモノクロCCD31Bがある。ダイクロイックミラー25BとモノクロCCD31Bとの間の光軸上には、ICGの非吸収波長に制限する為の930nmバンドパスフィルタ29が配置されている。
【0035】
805nmバンドパスフィルタ28と930nmバンドパスフィルタ29の分光透過特性は図5に示した通りである。
【0036】
即ち、前記第1の近赤外光の波長805nmは造影剤の吸収波長であり、第2の近赤外光の波長930nmは造影剤の非吸収波長である。
【0037】
そしてカラーCCD30とモノクロCCD31A,31Bとで受光された像は、それぞれ電気信号に変換され、撮像信号としてカメラケーブル22及びコネクタ部23を介してCCU5に送られる。CCU5において、カラーCCD30からの撮像信号は可視光画像として、モノクロCCD31A,31Bからの撮像信号は赤外光画像として処理される。
【0038】
CCU5は、画像処理部40、モード設定スイッチ41等を有しており、カメラヘッド4から伝送される撮像信号は画像処理部40で処理されて、モニタ6に出力される。
【0039】
次に、図6を用いて撮像信号の処理を説明する為のカメラヘッド4及びCCU5の内部構成を説明する。
【0040】
図6に示すように、CCU5内部の画像処理部40は、可視光処理回路50、赤外光処理回路51、セレクタ52R,52G,52B、CPU53、D/A変換回路54等からなる。
【0041】
可視光処理回路50にはカラーCCD30から伝送された撮像信号が入力されるようになっている。可視光処理回路50は、プリプロセス回路55、A/D変換回路56、デジタル映像処理回路57を備えている。カラーCCD30から伝送された撮像信号は、プリプロセス回路55、A/D変換回路56によりデジタル信号に変換され、デジタル映像処理回路57によりデジタル映像処理されて出力される。そして、可視光処理回路50で処理された映像出力信号は、可視光画像としてのデジタルRGB信号としてセレクタ52R、52G、52Bに伝送される。
【0042】
赤外光処理回路51にはモノクロCCD31A,31Bから伝送された撮像信号が入力されるようになっている。赤外光処理回路51は、プリプロセス回路58A、58B、A/D変換回路59A、59B、デジタル映像処理回路60を備えている。
【0043】
モノクロCCD31Aから伝送された805nmの赤外光画像の撮像信号は、プリプロセス回路58A、A/D変換回路59Aによりデジタル信号に変換され、デジタル映像処理回路60に供給される。モノクロCCD3Bから伝送された930nmの赤外光画像の撮像信号は、プリプロセス回路58B、A/D変換回路59Bによりデジタル信号に変換され、デジタル映像処理回路60に供給される。805nmと930nmとの赤外光画像のデジタル信号はデジタル映像処理回路60によりデジタル映像処理されて出力される。
【0044】
この場合、赤外光処理回路51で処理された映像出力信号は、モノクロCCD31Aで撮像された信号(つまり波長805nmの近赤外光による撮像信号)が、R成分とG成分として割り当てられ、モノクロCCD31Bで撮像された信号(つまり波長930nmの近赤外光による撮像信号)が、B成分として割り当てられて、赤外光画像としてのデジタルRGB信号としてセレクタ52R、52G、52Bに伝送される。
【0045】
セレクタ52R、52G、52Bには、可視光処理回路50及び赤外光処理回路51からの映像出力信号(デジタルRGB信号)がそれぞれ入力されるようになっており、CPU53からのタイミング信号に応じて、可視光処理回路50または赤外光処理回路51からの映像入力信号(デジタルRGB信号)を選択的にD/A変換回路54に出力する。D/A変換回路54ではセレクタ52R、52G、52Bからの出力信号をD/A変換し、アナログRGB信号としてモニタ6に出力する。
【0046】
また、モード設定スイッチ41は使用者がモニタ6の画面表示状態を設定する為のスイッチであり、可視光画像のみを表示するか、赤外光画像のみを表示するか、可視光画像と赤外光画像とを同時に表示するかの設定を入力する。モード設定スイッチ41からの入力信号はCPU53に伝送され、CPU53では設定された画面表示状態に応じたタイミング信号をセレクタ52R、52G、52Bに出力する。
【0047】
なお、本実施の形態ではモード設定スイッチ41をCCU5に設けたが、カメラヘッド4に設けてもよい。
【0048】
(作用)
第1の実施の形態では、光源装置2から照射される可視光領域から近赤外領域までの波長を含んだ照明光により照明された被写体からの反射光を、ダイクロイツクミラー25A、25B、さらには赤外カットフィルタ27、805nmバンドパスフィルタ28、930nmバンドパスフィルタ29を用いて、可視光と、波長805nmの赤外光と、波長930nmの赤外光とに分光し、それぞれカラーCCD30と、モノクロCCD31A,31Bとで受光することにより、可視光成分、波長805nmの赤外光成分、波長930mの赤外光成分とを同時に撮像する。
【0049】
そしてこれら可視光成分、波長805nmの赤外光成分、波長930mの赤外光成分の撮像信号は、それぞれ画像処理部40の可視光処理回路50、赤外光処理回路51にて同時に処理され、セレクタ52R、52G、52Bに伝送される。セレクタ52R、52G、52Bでは、CPU53からのタイミング信号に応じて、可視光処理回路50または赤外光処理回路51からの映像入力信号(デジタルRGB信号)を選択的にD/A変換回路54に出力する。
【0050】
ここで、モニタ6の画面表示状態を決定するモード設定スイッチ41からの入力信号は、CPU53に伝送され、CPU53では設定された画面表示状態に応じたタイミング信号をセレクタ52R、52G、52Bに出力する。
【0051】
すなわち、CPU53は、可視光画像のみを表示するモードが設定された場合には、可視光処理回路50からの映像出力信号のみを選択するようなタイミング信号をセレクタ52R、52G、52Bに出力し、赤外光画像のみを表示モードが設定された場合には、赤外光処理回路51からの映像出力信号のみを選択するようなタイミング信号をセレクタ52R、52G、52Bに出力し、可視光画像と赤外光画像とを同時に表示するモードが設定された場合には、モニタ6の画面61上の表示位置に合うような所定のタイミングで可視光処理回路50と赤外光処理回路51との映像出力信号を切り替えて選択するようなタイミング信号をセレクタ52R、52G、52Bに出力する。
【0052】
そして、D/A変換回路54では、セレクタ52R、52G、52Bからの出力信号をD/A変換し、アナログRGB信号としてモニタ6に出力する。
【0053】
これにより最終的にモニタ6の画面61上には可視光画像、または赤外光画像、または図7に示したような可視光画像と赤外光画像との2画面画像が表示されることになる。
【0054】
ここで赤外光画像について、もう少し詳細な説明をする。
図8を用いてICGの吸光特性について説明する。なお、ICGの特性の詳細は特開2000−41942号公報にも示されている。
【0055】
図8に示すように、ICGは可視光領域では青緑色をしており、近赤外光領域の波長805nmに吸収のピークを有する。また。生体内には近赤外光領域の光を強く吸収する物質はない。よって被写体にICGが静脈注射してある場合、波長805nmの赤外光による画像は、光がICGにのみ吸収され、血管部が暗くなり、コントラストの高い画像になる。
【0056】
一方、波長930nmの赤外光による画像は、光がICGにあまり吸収されず、血管部があまり暗くならずに、コントラストの低い画像となる。ここで、波長805nmの赤外光による画像(つまりモノクロCCD31Aで撮像された画像)は、R成分、G成分として、波長930nmの赤外光による画像(つまりモノクロCCD31Bで撮像された画像)は、B成分として同時に処理され、モニタ6に出力されるので、図7に示すモニタ6の画面61上に表示される赤外光画像は、色ずれのない血管部が青く染まった画像となる。
【0057】
これにより、CCU5は、前記カラーCCD30で撮像された信号を処理して可視光画像として前記表示手段のモニタ6に出力し、前記第1及び第2のモノクロCCD31A,31Bで撮像された信号を処理して赤外光画像として前記表示手段に出力し、前記可視光画像と赤外光画像とを同時に表示可能である。
【0058】
(効果)
従来は、赤外光画像のカラー表示を行うには異なる波長の赤外光を面順次で照射する必要があるため、被写体の動きによる色ずれの問題があった。また、可視光と赤外光とを切替えて照射する必要があるため、可視光画像と赤外光画像とを同時に観察することはできなかった。
【0059】
これに対して、本発明の第1の実施の形態では、1つのカラーCCD30と2つのモノクロCCD31A,31Bとを用いて、可視光と2つの異なる波長の赤外光とを同時に照射して同時に信号処理を行うことができるので、色ずれのないカラー表示の赤外光画像と、可視光画像とを同時に表示可能となる。これにより診断のしやすさ、診断の正確さが向上する。
【0060】
(第2の実施の形態)
図9及び図10は本発明の第2の実施の形態に係り、図9はCCUに赤外観察用カメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図、図10はCCUに通常の単板方式のカメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図である。
【0061】
(構成)
図9及び図10において、第2の実施の形態では、通常の単板方式カラー内視鏡撮像システムにおいて、CCUに簡単な付加回路を追加することで、赤外光観察用のカメラヘッドと通常の単板方式のカメラヘッドとを共用できる赤外光観察可能な内視鏡撮像システムを提供することを特徴としている。
【0062】
図9に示すように、第2の実施の形態の第1の実施の形態からの変更点は、カメラヘッド104のコネクタ部123にカメラヘッドの種類を識別する為の識別番号部(以下、ID部と呼ぶ)162を設けた点と、ID部162からのIDデータに応じて、CCU105のCPU153が赤外光処理回路51の動作を行わないように指示する制御信号を出力するように構成した点である。
【0063】
また、モード設定スイッチ141はカメラヘッド4のカメラヘッド本体部121に設けてある。モード設定スイッチ141による入力はカメラケーブル122とコネクタ部123を介してCCU105のCPU153に導かれるようになっている。
【0064】
図10に示すように、単板式カメラヘッド204は、カメラヘッド本体部221と、カメラケーブル222と、コネクタ部223とから構成されている。
【0065】
カメラヘッド本体部221には撮像素子としてカラーCCD230のみ搭載している。カラーCCD230からの撮像信号はカメラケーブル222とコネクタ部223を介してCCU105の可視光処理回路50に導かれるようになっている。コネクタ部223には、ID部262が設けられている。
【0066】
(作用)
図9に示すように、赤外光観察用のカメラヘッド104がCCU105に接続された場合には、CPU153は、ID部162からのIDデータにより、赤外光観察用のカメラヘッド104が接続されたことを検知する。この場合は、第1の実施の形態と同様な動作により、赤外光観察と可視光画像とを表示可能となる。
【0067】
また、図10に示すように、単板式カメラヘッド204がCCU105に接続された場合には、ID部262からのIDデータがCPU153に供給され、CPU153は単板式カメラヘッド204が接続されたことを検知する。この場合、赤外光処理回路51への入力はなく、CPU153は赤外光処理回路51の動作を停止するように制御信号を出力する。またCPU153は、セレクタ52R、52G、52Bに、常に可視光処理回路50のみの映像入力信号を選択するようなタイミング信号を出力する。
【0068】
ここで、可視光処理回路50は、単板式カメラの処理回路そのものであるので、カラーCCD230からの撮像信号は可視光処理回路50で所定の処理が行われて、最終的にアナログRGB信号としてD/A変換回路54より出力される。
【0069】
(効果)
このような第2の実施の形態によれば、通常の単板方式カラー内視鏡撮像システムにおいて、CCUに簡単な付加回路を追加することで、赤外光観察用のカメラヘッドと通常の単板方式のカメラヘッドとを共用できるようにしている。これにより、第1の実施の形態の効果に加えて、コストをあまりかけずに、通常の単板方式カラー内視鏡撮像システムを赤外光観察が可能な内視鏡撮像システムに拡張できるという効果がある。
【0070】
(第3の実施の形態)
図11及び図12は本発明の第3の実施の形態に係り、図11はCCUに赤外観察用カメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図、図10はCCUに通常の三板方式のカメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図である。
【0071】
(構成)
図11及び図12において、第3の実施の形態では、通常の三板方式カラー内視鏡撮像システムにおいて、CCUに簡単な付加回路を追加することで、赤外光観察用のカメラヘッドと通常の三板方式のカメラヘッドとを共用できる赤外光観察可能な内視鏡撮像システムを提供することを特徴としている。
【0072】
図11及び図12に示すように、CCU305には、通常の三板方式の信号処理を行う為にR、G、B各成分毎にR信号処理回路363R、G信号処理回路363G、B信号処理回路363Bが備えられている。また、CCU305には、赤外光観察用のカメラヘッド304が接続された場合のカラーCCD30から出力された可視光画像を処理する為の単板カメラ処理回路364が設けられている。また、その後段には、第1の実施の形態と同様に、セレクタ52R、52G、52B、D/A変換回路54が設けられており、CPU353からのタイミング信号により、D/A変換回路54に出力する信号を切り替えている。
【0073】
図11に示すように、赤外光観察用のカメラヘッド304はカメラヘッド本体部321と、カメラケーブル322と、コネクタ部323とから構成されている。
【0074】
カメラヘッド本体部321には、カラーCCD30とモノクロCCD31A,31Bとモード設定スイッチ141が設けられている。コネクタ部323にはカメラヘッドの種類を識別する為のID部362を設けてある。
【0075】
赤外光観察用のカメラヘッド304は、モノクロCCD31Aからの撮像信号を出力する信号線をカメラケーブル322を介してコネクタ部323で分岐し、コネクタ部323において、2つの端子から同じモノクロCCD31Aからの撮像信号を出力するようになっている。この2つの端子はR信号処理回路363R及びG信号処理回路363Gに接続される。
【0076】
さらに、コネクタ部323にはカメラヘッドの種類を識別する為のID部362が設けられている。
【0077】
図12に示しすように、三板式カメラヘッド404は、カメラヘッド本体部421と、カメラケーブル422と、コネクタ部423とから構成されている。
【0078】
カメラヘッド本体部421には、図示しないダイクロイックプリズムによってR、G、B成分に分光された光を受光し撮像する為の、モノクロCCD431R、431G、431Bが設けられている。コネクタ部423には、ID部462が設けられている。
【0079】
モノクロCCD431R、431G、431BのアナログのRGBの撮像信号信号出力は、カメラケーブル422と、コネクタ部423Rを介してCCU305Rの信号処理回路363R、G信号処理回路363G、B信号処理回路363Bに供給される。
【0080】
(作用)
このような第3の実施の形態において、図11に示すように、赤外光観察用のカメラヘッド304がCCU305に接続された場合には、ID部362からのIDデータにより、CPU353は赤外光観察用のカメラヘッド304が接続されたことを検知する。この場合には、第1のモノクロCCD31Aからの撮像信号(つまり波長805nmの近赤外光による撮像信号)はR信号処理回路363R、G信号処理回路363Gに入力され、第2のモノクロCCD31Bからの撮像信号(つまり波長930nmの近赤外光による撮像信号)はB信号処理回路363Bに入力される。また、カラーCCD30からの撮像信号(可視光画像による撮像信号)は単板カメラ処理回路364に入力される。
【0081】
R信号処理回路363R及びG信号処理回路363Gは、モノクロCCD31Aで撮像された波長805nmの近赤外光による撮像信号を処理しセレクタ52R,52Gに供給し、B信号処理回路363Bは、モノクロCCD31Bで撮像された波長930nmの近赤外光による撮像信号を処理しセレクタ52Bに供給し、単板カメラ処理回路364はカラーCCD30で撮像された可視光画像による撮像信号を処理しデジタルRGB信号としてセレクタ52R、52G、52Bに供給する。
【0082】
以下、後段の回路においては、そして第1の実施の形態と同様な動作により、赤外光観察と可視光画像とを表示可能となる。
【0083】
また、図12に示すように、三板式カメラヘッド404がCCU305に接続された場合には、ID部462からのIDデータにより、CCU305のCPU353は三板式カメラヘッド404が接続されたことを検知する。R信号処理回路363R、G信号処理回路363G、B信号処理回路363Bには、モノクロCCD431R、431G、431BのアナログのRGBの撮像信号信号が入力される。
【0084】
この場合、単板カメラ処理回路364への入力はなく、CPU353は単板カメラ処理回路364の動作を停止するように制御信号を出力する。また、CPU353は、セレクタ52R、52G、52Bに、常にR信号処理回路363R、G信号処理回路363G、B信号処理回路363Bのみの映像入力信号を選択するようなタイミング信号を出力する。これにより、通常の三板式カメラヘッドによる観察が可能となる。
【0085】
(効果)
このような第3の実施の形態によれば、通常の三板方式カラー内視鏡撮像システムにおいて、CCUに簡単な付加回路を追加することで、赤外光観察用のカメラヘッドと通常の三板方式のカメラヘッドとを共用できるようにしている。これにより、第1の実施の形態の効果に加えて、コストをあまりかけずに、通常の三板方式カラー内視鏡撮像システムを赤外光観察が可能な内視鏡撮像システムに拡張出来るというメリットがある。
【0086】
尚、図1乃至図12に示した第1乃至第3の実施の形態では、カラー固体撮像素子、第1及び第2のモノクロ固体撮像素子として、一般的なCCD型の固体撮像素子を用いたが、CMOS型の固体撮像素子等、他の型の固体撮像素子を用いてもよい。
【0087】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0088】
(付記項1) 少なくとも可視光から近赤外光までの波長の光を照射可能な照明手段と、
前記照明手段からの照射光により照明された被写体からの反射光を受光して撮像する撮像手段と、
前記撮像手段から送信される撮像信号を処理し、映像信号を生成する画像処理手段と、
前記画像処理手段から出力される映像信号を表示する表示手段とからなる内視鏡撮像システムにおいて、
前記撮像手段は、1つのカラー固体撮像素子と、第1及び第2のモノクロ固体撮像素子と、前記照明手段からの照射光により照明された被写体からの反射光を可視光と近赤外光に分光する第1の分光手段と、更に前記近赤外光を2つの異なる波長の第1及び第2の近赤外光に分光する第2の分光手段とを有し、
前記第1の分光手段で分光された可視光を前記カラー固体撮像素子で受光し、前記第2の分光手段で分光された前記第1の近赤外光を前記第1のモノクロ固体撮像素子で受光し、前記第2の近赤外光を前記第2のモノクロ固体撮像素子で受光することを特徴とする内視鏡撮像システム。
【0089】
(付記項2) 前記第1の近赤外光の波長は造影剤の吸収波長であり、第2の近赤外光の波長は造影剤の非吸収波長であることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡撮像システム。
【0090】
(付記項3) 前記画像処理手段は、前記カラー固体撮像素子で撮像された信号を処理して可視光画像として前記表示手段に出力し、前記第1及び第2のモノクロ固体撮像素子で撮像された信号を処理して赤外光画像として前記表示手段に出力し、前記可視光画像と赤外光画像とを同時に表示可能であることを特徴とする付記項1または2に記載の内視鏡撮像システム。
【0091】
(付記項4) カラー固体撮像素子と、第1及び第2のモノクロ固体撮像素子として、CCD型の固体撮像素子を用いたことを特徴とする付記項1乃至3のいずれか一に記載の内視鏡撮像システム。
【0092】
(付記項5) 前記撮像手段に、カメラヘッドの種類を識別する為の識別番号データを出力する識別番号部を設け、前記画像処理手段は識別番号部からの識別番号データに基づいて、前記カラー固体撮像素子で撮像された信号と、前記第1及び第2のモノクロ固体撮像素子で撮像された信号を選択して処理して前記表示手段に出力することを特徴とする付記項3または4に記載の内視鏡撮像システム。
【0093】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、造影剤であるICGを投与した時の生体内の赤外光観察を行う内視鏡撮像システムにおいて、色ずれのないカラー表示の赤外光画像と、可視光画像とを同時に表示することができ、診断のしやすさ、診断の正確さが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡撮像システムの概略の構成を示すブロック図。
【図2】図1の第1の実施の形態の光源装置に用いたバンドパスフィルタの分光透過特性を示すグラフ。
【図3】図1の第1の実施の形態の第1のダイクロイックミラーの分光透過特性を示すグラフ。
【図4】図1の第1の実施の形態の第2のダイクロイックミラーの分光透過特性を示すグラフ。
【図5】図1の第1の実施の形態の805nmバンドパスフィルタと930nmバンドパスフィルタの分光透過特性を示すグラフ。
【図6】図1の第1の実施の形態のカメラヘッド及びCCUの内部構成を示すブロック図。
【図7】図1の第1の実施の形態のモニタの画面上に表示される可視光画像と赤外光画像との2画面画像を示す説明図。
【図8】図1の第1の実施の形態の内視鏡撮像システムによる撮像に使用されるICGの吸光特性を示すグラフ。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡撮像システムのCCUに赤外観察用カメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡撮像システムのCCUに通常の単板方式のカメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡撮像システムのCCUに赤外観察用カメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡撮像システムのCCUに通常の三板方式のカメラヘッドを接続した場合の要部の内部構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 …内視鏡撮像システム
2 …光源装置
3 …内視鏡
4 …カメラヘッド
5 …CCU
6 …モニタ
25A,25B …ダイクロイックミラー
27 …赤外カットフィルター
28 …805nmバンドパスフィルタ
29 …930nmバンドパスフィルタ
30 …カラーCCD
31A,31B …モノクロCCD
40 …画像処理部
41 …モード設定スイッチ
Claims (5)
- 少なくとも可視光から近赤外光までの波長の光を照射可能な照明手段と、
1つのカラー固体撮像素子と、第1のモノクロ固体撮像素子と第2のモノクロ固体撮像素子とを少なくとも具備した第1の撮像手段と、
1つのカラー固体撮像素子または3つのモノクロ固体撮像素子のいずれかからなる第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段から送信される撮像信号の処理を行う第1の画像処理または前記第2の撮像手段から送信される撮像信号により可視光画像の処理を行う第2の画像処理を行う画像処理手段と、
前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とに設けられ、当該第1の撮像手段または当該第2の撮像手段の種類を識別するための識別データを出力する識別手段と、
前記識別手段から出力される前記識別データに応じ、前記画像処理手段において行われる前記第1の画像処理または第2の画像処理の切り替えを行う制御手段と、
を備え、
前記第1の撮像手段は、前記照明手段からの照射光により照明された被写体からの反射光を可視光と近赤外光とに分光する第1の分光手段と、該近赤外光を互いに異なる波長である第1の近赤外光と第2の近赤外光とに分光する第2の分光手段と、をさらに有し、
前記画像処理手段は、前記第1の画像処理として、前記第1のモノクロ固体撮像素子において受光される前記第1の近赤外光と、前記第2のモノクロ固体撮像素子において受光される前記第2の近赤外光とに応じた赤外光画像を生成するとともに、前記1つのカラー固体撮像素子において受光される前記可視光に応じた可視光画像を生成するための処理を行う
ことを特徴とする内視鏡撮像システム。 - 前記画像処理手段は、前記制御手段による制御に基づき、前記第2の撮像手段が1つのカラー固体撮像素子を具備したものである場合、前記第2の画像処理として、該第2の撮像手段が有する該1つのカラー固体撮像素子において受光される可視光に応じた前記可視光画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡撮像システム。
- 前記画像処理手段は、前記制御手段による制御に基づき、前記第2の撮像手段が3つのモノクロ固体撮像素子を具備したものである場合、前記第2の画像処理として、該第2の撮像手段が有する該3つのモノクロ固体撮像素子において各々受光される可視光に応じた前記可視光画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡撮像システム。
- 前記制御手段は、前記画像処理手段において前記第1の画像処理が行われることにより生成された前記赤外光画像及び前記可視光画像を、一の表示手段へ同時に出力させるための制御をさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡撮像システム。
- 前記第1の近赤外光の波長は造影剤の吸収波長であり、前記第2の近赤外光の波長は造影剤の非吸収波長であることを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の内視鏡撮像システム。
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