JP3505786B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP3505786B2 JP3505786B2 JP13571194A JP13571194A JP3505786B2 JP 3505786 B2 JP3505786 B2 JP 3505786B2 JP 13571194 A JP13571194 A JP 13571194A JP 13571194 A JP13571194 A JP 13571194A JP 3505786 B2 JP3505786 B2 JP 3505786B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/1411—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
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- Drying Of Gases (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、室内空気の除湿を行
うデシカント部を備えた空気調和機に関するものであ
る。
うデシカント部を備えた空気調和機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、空気調和機の冷房運転時に室内
空気の除湿を行う技術は従来から良く知られている。例
えば、特開平５ー１８６３０号公報に開示されているよ
うに、電子膨張弁を介して並列配置した二つの室内熱交
換器に圧縮機からの冷媒を流し且つ電子膨張弁を絞って
除湿運転を行うものが知られている。
空気の除湿を行う技術は従来から良く知られている。例
えば、特開平５ー１８６３０号公報に開示されているよ
うに、電子膨張弁を介して並列配置した二つの室内熱交
換器に圧縮機からの冷媒を流し且つ電子膨張弁を絞って
除湿運転を行うものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
の空気調和機の場合、冷房能力の一部を、室内空気に含
まれる水蒸気温度を低下させるため、あるいは露点以下
では室内空気に含まれる水蒸気の除湿のためにさかねば
ならず、室内温度の低下に要する冷房能力をロスすると
いう問題があった。
の空気調和機の場合、冷房能力の一部を、室内空気に含
まれる水蒸気温度を低下させるため、あるいは露点以下
では室内空気に含まれる水蒸気の除湿のためにさかねば
ならず、室内温度の低下に要する冷房能力をロスすると
いう問題があった。
【０００４】また、空気調和機においては、圧縮機への
液バックを防止するために蒸発器出口の冷媒温度を高め
るスーパーヒート、膨張弁入口の冷媒温度を予冷するサ
ブクールが必要であり、そのために冷凍サイクルへの充
填冷媒量を多目にすることが行なわれており、冷媒の使
用量が多くならざるを得ないという問題もあった。
液バックを防止するために蒸発器出口の冷媒温度を高め
るスーパーヒート、膨張弁入口の冷媒温度を予冷するサ
ブクールが必要であり、そのために冷凍サイクルへの充
填冷媒量を多目にすることが行なわれており、冷媒の使
用量が多くならざるを得ないという問題もあった。
【０００５】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、吸着剤による室内空気の除湿を行って、冷房能力
を除湿用に消費しないようにするとともに、吸着剤の冷
却・加熱によりスーパーヒートおよびサブクールを得る
ようにすることを目的とするものである。
ので、吸着剤による室内空気の除湿を行って、冷房能力
を除湿用に消費しないようにするとともに、吸着剤の冷
却・加熱によりスーパーヒートおよびサブクールを得る
ようにすることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成は、
圧縮機および凝縮器を具備した室外機と、減圧機構およ
び蒸発器を具備した室内機とを備えた空気調和機におい
て、前記室外機と室内機とを接続する冷媒配管の途中に
は、室内空気の除湿を行う吸着剤を内蔵してなるデシカ
ント部を設けるとともに、前記冷媒配管には、吸着操作
時においては前記室内機出口側の低温冷媒を吸着剤冷却
用として供給し、吸着剤再生時においては室外機出口側
の高温冷媒を吸着剤加熱用として供給する流路切換手段
を付設したことを特徴としている。
圧縮機および凝縮器を具備した室外機と、減圧機構およ
び蒸発器を具備した室内機とを備えた空気調和機におい
て、前記室外機と室内機とを接続する冷媒配管の途中に
は、室内空気の除湿を行う吸着剤を内蔵してなるデシカ
ント部を設けるとともに、前記冷媒配管には、吸着操作
時においては前記室内機出口側の低温冷媒を吸着剤冷却
用として供給し、吸着剤再生時においては室外機出口側
の高温冷媒を吸着剤加熱用として供給する流路切換手段
を付設したことを特徴としている。
【０００７】本願発明の基本構成において、前記デシカ
ント部を、室内側に開口する開閉自在の室内窓と室外側
に開口する開閉自在の室外窓とを有するケーシング内に
前記室内窓側と室外窓側とを区画するように吸着剤を内
蔵して構成するのが室内の湿度調整を可能とする点で好
ましい。
ント部を、室内側に開口する開閉自在の室内窓と室外側
に開口する開閉自在の室外窓とを有するケーシング内に
前記室内窓側と室外窓側とを区画するように吸着剤を内
蔵して構成するのが室内の湿度調整を可能とする点で好
ましい。
【０００８】
【作用】本願発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
用が得られる。
【０００９】即ち、デシカント部において、室内空気に
含まれる水蒸気は、室内機出口側の低温冷媒によって冷
却された吸着剤に吸着されて除湿され、吸着剤の再生
は、室外機出口側の高温冷媒による加熱によって行なわ
れる。従って、冷房能力を除湿用として割くことなく、
除湿による室内の空気顕熱および潜熱の低下が得られ、
その結果冷房運転時における冷却負荷が低下するため、
室内温度の低下が容易となる。
含まれる水蒸気は、室内機出口側の低温冷媒によって冷
却された吸着剤に吸着されて除湿され、吸着剤の再生
は、室外機出口側の高温冷媒による加熱によって行なわ
れる。従って、冷房能力を除湿用として割くことなく、
除湿による室内の空気顕熱および潜熱の低下が得られ、
その結果冷房運転時における冷却負荷が低下するため、
室内温度の低下が容易となる。
【００１０】また、吸着剤の吸着操作時には室内機出口
側の低温冷媒が吸着熱を吸熱して温度上昇せしめられる
ことによりスーパーヒートが得られる一方、吸着剤の再
生操作時には室外機出口側の高温冷媒が放熱して温度低
下せしめられることによりサブクールが得られる。
側の低温冷媒が吸着熱を吸熱して温度上昇せしめられる
ことによりスーパーヒートが得られる一方、吸着剤の再
生操作時には室外機出口側の高温冷媒が放熱して温度低
下せしめられることによりサブクールが得られる。
【００１１】なお、前記デシカント部を、室内側に開口
する開閉自在の室内窓と室外側に開口する開閉自在の室
外窓とを有するケーシング内に前記室内窓側と室外窓側
とを区画するように吸着剤を内蔵して構成した場合、室
内窓の開閉を制御するだけで、除湿量の調整が行えると
ころから室内空気の湿度調整が容易に行える。
する開閉自在の室内窓と室外側に開口する開閉自在の室
外窓とを有するケーシング内に前記室内窓側と室外窓側
とを区画するように吸着剤を内蔵して構成した場合、室
内窓の開閉を制御するだけで、除湿量の調整が行えると
ころから室内空気の湿度調整が容易に行える。
【００１２】
【発明の効果】本願発明によれば、デシカント部におい
て、室内空気に含まれる水蒸気を、室内機出口側の低温
冷媒によって冷却された吸着剤に吸着させて除湿し、吸
着剤の再生を、室外機出口側の高温冷媒による加熱によ
って行なうようにしているので、冷房能力を除湿用とし
て割くことなく、除湿による室内の空気顕熱および潜熱
の低下が得られ、その結果冷房運転時における冷却負荷
が低下し、室内温度の低下が容易となり、冷房運転効率
の向上が図れるという優れた効果がある。
て、室内空気に含まれる水蒸気を、室内機出口側の低温
冷媒によって冷却された吸着剤に吸着させて除湿し、吸
着剤の再生を、室外機出口側の高温冷媒による加熱によ
って行なうようにしているので、冷房能力を除湿用とし
て割くことなく、除湿による室内の空気顕熱および潜熱
の低下が得られ、その結果冷房運転時における冷却負荷
が低下し、室内温度の低下が容易となり、冷房運転効率
の向上が図れるという優れた効果がある。
【００１３】また、吸着剤の吸着操作時には室内機出口
側の低温冷媒が吸着熱を吸熱して温度上昇せしめられる
ことによりスーパーヒートが得られる一方、吸着剤の再
生操作時には室外機出口側の高温冷媒が放熱して温度低
下せしめられることによりサブクールが得られるので、
従来のように冷媒充填量を多くする必要がなくなり、コ
ストダウンに寄与するという効果もある。
側の低温冷媒が吸着熱を吸熱して温度上昇せしめられる
ことによりスーパーヒートが得られる一方、吸着剤の再
生操作時には室外機出口側の高温冷媒が放熱して温度低
下せしめられることによりサブクールが得られるので、
従来のように冷媒充填量を多くする必要がなくなり、コ
ストダウンに寄与するという効果もある。
【００１４】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
適な実施例を説明する。
【００１５】本実施例の空気調和機は、図２に示すよう
に、室外に設置される室外機１と、室内に設置される室
内機２と、前記室外機１と室内機２とを接続する冷媒配
管３,４の途中に設けられたデシカント部５とによって
構成されている。符号６は室外機１の吹出空気をデシカ
ント部５へ供給するための送風ダクトである。
に、室外に設置される室外機１と、室内に設置される室
内機２と、前記室外機１と室内機２とを接続する冷媒配
管３,４の途中に設けられたデシカント部５とによって
構成されている。符号６は室外機１の吹出空気をデシカ
ント部５へ供給するための送風ダクトである。
【００１６】また、この空気調和機は、図１に示すよう
に、室外機１側に内蔵された圧縮機７および凝縮器８、
室内機２側に内蔵された減圧機構として作用する膨張弁
９および蒸発器１０を冷媒配管３および４で接続してな
る冷凍サイクルを備えている。符号２３は室外ファンで
ある。
に、室外機１側に内蔵された圧縮機７および凝縮器８、
室内機２側に内蔵された減圧機構として作用する膨張弁
９および蒸発器１０を冷媒配管３および４で接続してな
る冷凍サイクルを備えている。符号２３は室外ファンで
ある。
【００１７】前記デシカント部５は、図２および図３に
示すように、室外側と室内側とに跨って設けられてお
り、室内側に開口する開閉自在の室内窓１２Ａ,１２Ｂ
と室外側に開口する開閉自在の室外窓１３Ａ,１３Ｂと
を有するケーシング１１内に前記室内窓１２Ａ,１２Ｂ
側と室外窓１３Ａ,１３Ｂ側とをそれぞれ区画するよう
に吸着剤１４Ａ,１４Ｂを内蔵して構成されている。な
お、前記ケーシング１１内は、室内窓１２Ａと室外窓１
３Ａとを有し且つ吸着剤１４Ａが内蔵されている第１吸
着室１５Ａと、室内窓１２Ｂと室外窓１３Ｂとを有し且
つ吸着剤１４Ｂが内蔵されている第２吸着室１５Ｂとに
仕切壁１６により区画されている。
示すように、室外側と室内側とに跨って設けられてお
り、室内側に開口する開閉自在の室内窓１２Ａ,１２Ｂ
と室外側に開口する開閉自在の室外窓１３Ａ,１３Ｂと
を有するケーシング１１内に前記室内窓１２Ａ,１２Ｂ
側と室外窓１３Ａ,１３Ｂ側とをそれぞれ区画するよう
に吸着剤１４Ａ,１４Ｂを内蔵して構成されている。な
お、前記ケーシング１１内は、室内窓１２Ａと室外窓１
３Ａとを有し且つ吸着剤１４Ａが内蔵されている第１吸
着室１５Ａと、室内窓１２Ｂと室外窓１３Ｂとを有し且
つ吸着剤１４Ｂが内蔵されている第２吸着室１５Ｂとに
仕切壁１６により区画されている。
【００１８】また、前記ケーシング１１において、第１
吸着室１５Ａにおける室外窓１３Ａ側には、前記送風ダ
クト６の第１分岐ダクト６a(図２参照)が接続される開
閉自在の導入口１７Ａが設けられる一方、第２吸着室１
５Ｂにおける室外窓１３Ｂ側には、前記送風ダクト６の
第２分岐ダクト６b(図２参照)が接続される開閉自在の
導入口１７Ｂが設けられている。
吸着室１５Ａにおける室外窓１３Ａ側には、前記送風ダ
クト６の第１分岐ダクト６a(図２参照)が接続される開
閉自在の導入口１７Ａが設けられる一方、第２吸着室１
５Ｂにおける室外窓１３Ｂ側には、前記送風ダクト６の
第２分岐ダクト６b(図２参照)が接続される開閉自在の
導入口１７Ｂが設けられている。
【００１９】しかして、前記吸着剤１４Ａ,１４Ｂ内に
は、図３および図４に示すように、吸着剤１４Ａ,１４
Ｂをそれぞれ冷却あるいは加熱するためのコイル状の配
管１８Ａ,１８Ｂが配設されており、該配管１８Ａの入
口側は、三方切換弁１９および２０を介して室外機１の
出口側冷媒配管３aおよび室外機１の入口側冷媒配管４b
にそれぞれ接続され、前記配管１８Ａの出口側は、三方
切換弁２１および２２を介して室内機２の入口側冷媒配
管３bおよび室内機２の出口側冷媒配管４aにそれぞれ接
続されている。
は、図３および図４に示すように、吸着剤１４Ａ,１４
Ｂをそれぞれ冷却あるいは加熱するためのコイル状の配
管１８Ａ,１８Ｂが配設されており、該配管１８Ａの入
口側は、三方切換弁１９および２０を介して室外機１の
出口側冷媒配管３aおよび室外機１の入口側冷媒配管４b
にそれぞれ接続され、前記配管１８Ａの出口側は、三方
切換弁２１および２２を介して室内機２の入口側冷媒配
管３bおよび室内機２の出口側冷媒配管４aにそれぞれ接
続されている。
【００２０】そして、前記第１吸着室１５Ａで再生を、
前記第２吸着室１５Ｂで吸着を行う場合には、室外機１
の出口側冷媒配管３a、配管１８Ａおよび室内機２の入
口側冷媒配管３bが連通し、室内機２の出口側冷媒配管
４a、配管１８Ｂおよび室外機１の入口側冷媒配管４bが
連通するように三方切換弁１９,２０,２１,２２が切り
換えられ(図３参照)、一方前記第１吸着室１５Ａで吸着
を、前記第２吸着室１５Ｂで再生を行う場合には、室外
機１の出口側冷媒配管３a、配管１８Ｂおよび室内機２
の入口側冷媒配管３bが連通し、室内機２の出口側冷媒
配管４a、配管１８Ａおよび室外機１の入口側冷媒配管
４bが連通するように三方切換弁１９,２０,２１,２２が
切り換えられることとなっている。つまり、本実施例の
場合、前記三方切換弁１９,２０,２１,２２が、吸着操
作時においては室内機２出口側の低温冷媒Ｘ1を吸着剤
冷却用として供給し、吸着剤再生時においては室外機１
出口側の高温冷媒Ｘ2を吸着剤加熱用として供給する流
路切換手段として作用することとなっているのである。
前記第２吸着室１５Ｂで吸着を行う場合には、室外機１
の出口側冷媒配管３a、配管１８Ａおよび室内機２の入
口側冷媒配管３bが連通し、室内機２の出口側冷媒配管
４a、配管１８Ｂおよび室外機１の入口側冷媒配管４bが
連通するように三方切換弁１９,２０,２１,２２が切り
換えられ(図３参照)、一方前記第１吸着室１５Ａで吸着
を、前記第２吸着室１５Ｂで再生を行う場合には、室外
機１の出口側冷媒配管３a、配管１８Ｂおよび室内機２
の入口側冷媒配管３bが連通し、室内機２の出口側冷媒
配管４a、配管１８Ａおよび室外機１の入口側冷媒配管
４bが連通するように三方切換弁１９,２０,２１,２２が
切り換えられることとなっている。つまり、本実施例の
場合、前記三方切換弁１９,２０,２１,２２が、吸着操
作時においては室内機２出口側の低温冷媒Ｘ1を吸着剤
冷却用として供給し、吸着剤再生時においては室外機１
出口側の高温冷媒Ｘ2を吸着剤加熱用として供給する流
路切換手段として作用することとなっているのである。
【００２１】上記のように構成された空気調和機は次の
ように作用する。
ように作用する。
【００２２】(Ｉ) 第１吸着室１５Ａで再生、第２吸着
室１５Ｂで吸着を行う場合 この時には、図３に示すように、室内窓１２Ａ、室外窓
１３Ｂおよび導入口１７Ｂは閉止され、室内窓１２Ｂ、
室外窓１３Ａおよび導入口１７Ａは開放され、三方切換
弁１９,２０,２１,２２は、室外機１の出口側冷媒配管
３a、配管１８Ａおよび室内機１の入口側冷媒配管３bが
連通し、室内機２の出口側冷媒配管４a、配管１８Ｂお
よび室外機１の入口側冷媒配管４bが連通するように切
り換えられる。
室１５Ｂで吸着を行う場合 この時には、図３に示すように、室内窓１２Ａ、室外窓
１３Ｂおよび導入口１７Ｂは閉止され、室内窓１２Ｂ、
室外窓１３Ａおよび導入口１７Ａは開放され、三方切換
弁１９,２０,２１,２２は、室外機１の出口側冷媒配管
３a、配管１８Ａおよび室内機１の入口側冷媒配管３bが
連通し、室内機２の出口側冷媒配管４a、配管１８Ｂお
よび室外機１の入口側冷媒配管４bが連通するように切
り換えられる。
【００２３】すると、第２吸着室１５Ｂにおいては、配
管１８Ｂを流れる低温冷媒Ｘ1によって吸着剤１４Ｂが
冷却され、室内窓１２Ｂから取り込まれた室内空気Ｗ1
に含まれる水蒸気が吸着剤１４Ｂに吸着されて除湿がな
され、その時発生する吸着熱は、低温冷媒Ｘ1に吸熱さ
れて持ち去られる(換言すれば、低温冷媒Ｘ1のスーパー
ヒートが得られる)。一方、第１吸着室１５Ａにおいて
は、配管１８Ａを流れる高温冷媒Ｘ2によって吸着剤１
４Ａが加熱され、吸着剤１４Ａに吸着されていた水分が
水蒸気となって蒸発して再生が行なわれ、その時発生す
る蒸発潜熱により高温冷媒Ｘ2が冷却される(換言すれ
ば、高温冷媒Ｘ2のサブクールが得られる)。なお、第１
吸着室１４Ａにおいて発生した水蒸気は、送風ダクト６
を介して供給された室外空気Ｗ2とともに室外窓１３Ａ
から外部へ排出される。
管１８Ｂを流れる低温冷媒Ｘ1によって吸着剤１４Ｂが
冷却され、室内窓１２Ｂから取り込まれた室内空気Ｗ1
に含まれる水蒸気が吸着剤１４Ｂに吸着されて除湿がな
され、その時発生する吸着熱は、低温冷媒Ｘ1に吸熱さ
れて持ち去られる(換言すれば、低温冷媒Ｘ1のスーパー
ヒートが得られる)。一方、第１吸着室１５Ａにおいて
は、配管１８Ａを流れる高温冷媒Ｘ2によって吸着剤１
４Ａが加熱され、吸着剤１４Ａに吸着されていた水分が
水蒸気となって蒸発して再生が行なわれ、その時発生す
る蒸発潜熱により高温冷媒Ｘ2が冷却される(換言すれ
ば、高温冷媒Ｘ2のサブクールが得られる)。なお、第１
吸着室１４Ａにおいて発生した水蒸気は、送風ダクト６
を介して供給された室外空気Ｗ2とともに室外窓１３Ａ
から外部へ排出される。
【００２４】(ＩＩ) 第１吸着室１５Ａで吸着、第２吸
着室１５Ｂで再生を行う場合 この時には、図４に示すように、室内窓１２Ｂ、室外窓
１３Ａおよび導入口１７Ａは閉止され、室内窓１２Ａ、
室外窓１３Ｂおよび導入口１７Ｂは開放され、三方切換
弁１９,２０,２１,２２は、室外機１の出口側冷媒配管
３a、配管１８Ｂおよび室内機２の入口側冷媒配管３bが
連通し、室内機２の出口側冷媒配管４a、配管１８Ａお
よび室外機１の入口側冷媒配管４bが連通するように切
り換えられる。
着室１５Ｂで再生を行う場合 この時には、図４に示すように、室内窓１２Ｂ、室外窓
１３Ａおよび導入口１７Ａは閉止され、室内窓１２Ａ、
室外窓１３Ｂおよび導入口１７Ｂは開放され、三方切換
弁１９,２０,２１,２２は、室外機１の出口側冷媒配管
３a、配管１８Ｂおよび室内機２の入口側冷媒配管３bが
連通し、室内機２の出口側冷媒配管４a、配管１８Ａお
よび室外機１の入口側冷媒配管４bが連通するように切
り換えられる。
【００２５】すると、第１吸着室１５Ａにおいては、配
管１８Ａを流れる低温冷媒Ｘ1によって吸着剤１４Ａが
冷却され、室内窓１２Ａから取り込まれた室内空気Ｗ1
に含まれる水蒸気が吸着剤１４Ａに吸着されて除湿がな
され、その時発生する吸着熱は、低温冷媒Ｘ1に吸熱さ
れて持ち去られる(換言すれば、低温冷媒Ｘ1のスーパー
ヒートが得られる)。一方、第２吸着室１５Ｂにおいて
は、配管１８Ｂを流れる高温冷媒Ｘ2によって吸着剤１
４Ｂが加熱され、吸着剤１４Ｂに吸着されていた水分が
水蒸気となって蒸発して再生が行なわれ、その時発生す
る蒸発潜熱により高温冷媒Ｘ2が冷却される(換言すれ
ば、高温冷媒Ｘ2のサブクールが得られる)。なお、第２
吸着室１４Ｂにおいて発生した水蒸気は、送風ダクト６
を介して供給された室外空気Ｗ2とともに室外窓１３Ｂ
から外部へ排出される。
管１８Ａを流れる低温冷媒Ｘ1によって吸着剤１４Ａが
冷却され、室内窓１２Ａから取り込まれた室内空気Ｗ1
に含まれる水蒸気が吸着剤１４Ａに吸着されて除湿がな
され、その時発生する吸着熱は、低温冷媒Ｘ1に吸熱さ
れて持ち去られる(換言すれば、低温冷媒Ｘ1のスーパー
ヒートが得られる)。一方、第２吸着室１５Ｂにおいて
は、配管１８Ｂを流れる高温冷媒Ｘ2によって吸着剤１
４Ｂが加熱され、吸着剤１４Ｂに吸着されていた水分が
水蒸気となって蒸発して再生が行なわれ、その時発生す
る蒸発潜熱により高温冷媒Ｘ2が冷却される(換言すれ
ば、高温冷媒Ｘ2のサブクールが得られる)。なお、第２
吸着室１４Ｂにおいて発生した水蒸気は、送風ダクト６
を介して供給された室外空気Ｗ2とともに室外窓１３Ｂ
から外部へ排出される。
【００２６】上記(Ｉ)、(ＩＩ)の操作は、吸着剤１４
Ａ,１４Ｂの吸着能力が限界に達する時間に対応して三
方切換弁１９,２０,２１,２２を切換操作することによ
り交互に行なわれる。
Ａ,１４Ｂの吸着能力が限界に達する時間に対応して三
方切換弁１９,２０,２１,２２を切換操作することによ
り交互に行なわれる。
【００２７】上記したように、本実施例によれば、デシ
カント部５において、室内空気Ｗ1に含まれる水蒸気
を、室内機２出口側の低温冷媒Ｘ1によって冷却された
吸着剤１４Ａあるいは１４Ｂに吸着させて除湿し、吸着
剤１４Ａあるいは１４Ｂの再生を、室外機１出口側の高
温冷媒Ｘ2による加熱によって行なうようにしているの
で、冷房能力を除湿用として割くことなく、除湿による
室内の空気顕熱および潜熱の低下が得られる。その結果
冷房運転時における冷却負荷が低下し、室内温度の低下
が容易となり、冷房運転効率の向上が図れるのである。
カント部５において、室内空気Ｗ1に含まれる水蒸気
を、室内機２出口側の低温冷媒Ｘ1によって冷却された
吸着剤１４Ａあるいは１４Ｂに吸着させて除湿し、吸着
剤１４Ａあるいは１４Ｂの再生を、室外機１出口側の高
温冷媒Ｘ2による加熱によって行なうようにしているの
で、冷房能力を除湿用として割くことなく、除湿による
室内の空気顕熱および潜熱の低下が得られる。その結果
冷房運転時における冷却負荷が低下し、室内温度の低下
が容易となり、冷房運転効率の向上が図れるのである。
【００２８】また、吸着剤１４Ａあるいは１４Ｂの吸着
操作時には室内機２出口側の低温冷媒Ｘ1が吸着熱を吸
熱して温度上昇せしめられることによりスーパーヒート
が得られる一方、吸着剤１４Ａあるいは１４Ｂの再生操
作時には室外機１出口側の高温冷媒Ｘ2が放熱して温度
低下せしめられることによりサブクールが得られるの
で、従来のように冷媒充填量を多くする必要がなくな
り、コストダウンに寄与する。
操作時には室内機２出口側の低温冷媒Ｘ1が吸着熱を吸
熱して温度上昇せしめられることによりスーパーヒート
が得られる一方、吸着剤１４Ａあるいは１４Ｂの再生操
作時には室外機１出口側の高温冷媒Ｘ2が放熱して温度
低下せしめられることによりサブクールが得られるの
で、従来のように冷媒充填量を多くする必要がなくな
り、コストダウンに寄与する。
【００２９】なお、吸着操作時において、室内窓１２Ａ
あるいは１２Ｂの開閉を、湿度センサー等により得られ
る室内空気の湿度に対応して制御してやれば、除湿量の
調整が可能となり、室内空気湿度の調整が得られる。
あるいは１２Ｂの開閉を、湿度センサー等により得られ
る室内空気の湿度に対応して制御してやれば、除湿量の
調整が可能となり、室内空気湿度の調整が得られる。
【００３０】上記実施例では、冷房専用の冷凍サイクル
について説明しているが、冷暖房可能なヒートポンプ冷
凍サイクルにも本願発明は適用可能であり、その場合に
は、暖房運転時にデシカント部をバイパスする回路を付
設すればよい。
について説明しているが、冷暖房可能なヒートポンプ冷
凍サイクルにも本願発明は適用可能であり、その場合に
は、暖房運転時にデシカント部をバイパスする回路を付
設すればよい。
【００３１】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図１】本願発明の実施例にかかる空気調和機の冷凍サ
イクルを示す冷媒回路図である。
イクルを示す冷媒回路図である。
【図２】本願発明の実施例にかかる空気調和機の概略構
成図である。
成図である。
【図３】本願発明の実施例にかかる空気調和機における
デシカント部において第１吸着室で再生を第２吸着室で
吸着を行う場合の概略構成図である。
デシカント部において第１吸着室で再生を第２吸着室で
吸着を行う場合の概略構成図である。
【図４】本願発明の実施例にかかる空気調和機における
デシカント部において第１吸着室で吸着を第２吸着室で
再生を行う場合の概略構成図である。
デシカント部において第１吸着室で吸着を第２吸着室で
再生を行う場合の概略構成図である。
１は室外機、２は室内機、３,４は冷媒配管、３aは室外
機出口側冷媒配管、３bは室内機入口側冷媒配管、４aは
室内機出口側冷媒配管、４bは室外機入口側冷媒配管、
５はデシカント部、７は圧縮機、８は凝縮器、９は減圧
機構(膨張弁)、１０は蒸発器、１１はケーシング、１２
Ａ,１２Ｂは室内窓、１３Ａ,１３Ｂは室外窓、１４Ａ,
１４Ｂは吸着剤、１５Ａは第１吸着室、１５Ｂは第２吸
着室、１６は仕切壁、１８Ａ,１８Ｂは配管、１９,２
０,２１,２２は流路切換手段(三方切換弁)、Ｘ1は低温
冷媒、Ｘ2は高温冷媒、Ｗ1は室内空気、Ｗ2は室外空
気。
機出口側冷媒配管、３bは室内機入口側冷媒配管、４aは
室内機出口側冷媒配管、４bは室外機入口側冷媒配管、
５はデシカント部、７は圧縮機、８は凝縮器、９は減圧
機構(膨張弁)、１０は蒸発器、１１はケーシング、１２
Ａ,１２Ｂは室内窓、１３Ａ,１３Ｂは室外窓、１４Ａ,
１４Ｂは吸着剤、１５Ａは第１吸着室、１５Ｂは第２吸
着室、１６は仕切壁、１８Ａ,１８Ｂは配管、１９,２
０,２１,２２は流路切換手段(三方切換弁)、Ｘ1は低温
冷媒、Ｘ2は高温冷媒、Ｗ1は室内空気、Ｗ2は室外空
気。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平２−25643（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−94809（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−212313（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B01D 53/26
F25B 1/00
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮機および凝縮器を具備した室外機
と、減圧機構および蒸発器を具備した室内機とを備えた
空気調和機であって、前記室外機と室内機とを接続する
冷媒配管の途中には、室内空気の除湿を行う吸着剤を内
蔵してなるデシカント部を設けるとともに、前記冷媒配
管には、吸着操作時においては前記室内機出口側の低温
冷媒を吸着剤冷却用として供給し、吸着剤再生時におい
ては室外機出口側の高温冷媒を吸着剤加熱用として供給
する流路切換手段を付設したことを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項２】 前記デシカント部は、室内側に開口する
開閉自在の室内窓と室外側に開口する開閉自在の室外窓
とを有するケーシング内に前記室内窓側と室外窓側とを
区画するように吸着剤を内蔵して構成されていることを
特徴とする前記請求項１記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13571194A JP3505786B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13571194A JP3505786B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08944A JPH08944A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3505786B2 true JP3505786B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=15158101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13571194A Expired - Fee Related JP3505786B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3505786B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7413567B2 (ja) | 2020-04-10 | 2024-01-15 | スタズビック， インコーポレイテッド | 容器内廃棄物処理のためのシステム、装置、および方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2971843B2 (ja) | 1997-10-09 | 1999-11-08 | 株式会社荏原製作所 | 除湿空調装置 |
| JP3649236B2 (ja) | 2003-10-09 | 2005-05-18 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
| JP3668786B2 (ja) * | 2003-12-04 | 2005-07-06 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
| JP4513382B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-07-28 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
| JP4513381B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-07-28 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
| JP4513380B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-07-28 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
| KR20070051835A (ko) * | 2004-06-08 | 2007-05-18 | 나노포어 인코포레이티드 | 차량 냉각 장치에 이용되는 수착 냉각 시스템 및 이에 관한방법 |
| JP3815491B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-08-30 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器及び空気調和装置 |
| JP5452565B2 (ja) * | 2011-10-27 | 2014-03-26 | 三菱電機株式会社 | 除湿装置 |
| JP5854917B2 (ja) * | 2012-04-26 | 2016-02-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
| JP5854916B2 (ja) * | 2012-04-26 | 2016-02-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
| JP5673612B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2015-02-18 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13571194A patent/JP3505786B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7413567B2 (ja) | 2020-04-10 | 2024-01-15 | スタズビック， インコーポレイテッド | 容器内廃棄物処理のためのシステム、装置、および方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08944A (ja) | 1996-01-09 |
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