JP3505522B2 - アンテナ可倒部構造 - Google Patents

アンテナ可倒部構造

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JP3505522B2 JP2001143576A JP2001143576A JP3505522B2 JP 3505522 B2 JP3505522 B2 JP 3505522B2 JP 2001143576 A JP2001143576 A JP 2001143576A JP 2001143576 A JP2001143576 A JP 2001143576A JP 3505522 B2 JP3505522 B2 JP 3505522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ可倒部構造
に関する。詳しくは、可倒式アンテナロッドを有する自
動車用アンテナにおいて、アンテナロッドを支持するア
ンテナロッド支持部材と、該アンテナロッド支持部材を
回動可能に支持するアンプケースとの隙間をなくして、
固定荷重の安定、可倒フィーリングの向上、ガタ防止、
及びシール機能を向上したアンテナ可倒部構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来の可倒式アンテナロッドを有する自
動車用アンテナの1例を図3に示す。同図(a)は側面
図、(b)は上面図、(c)は(a)図のcーc線にお
ける断面図である。同図において、符号1はアンプケー
スであり、該アンプケース1は樹脂にて中空の略円錐状
に形成され、内部にアンプが搭載されたプリント基板2
が収容されている。 【0003】また、符号3はアンプベースであり、該ア
ンプベース3は下部に自動車のルーフパネルへの取り付
け用ボス4が形成されている。なお該取り付け用ボス4
にはケーブル5を引き出すための孔4aが形成され、外
周にねじ4bが形成されている。そして、該アンプベー
ス3とアンプケース1とはラバーパッキン6を介して結
合されている。また、アンプケース1の上部には軸7が
設けられ、その両端にボタン状の盲蓋8が設けられてい
る。 【0004】また、符号9はアンテナロッドであり、該
アンテナロッド9は、その一端をアンテナロッド支持部
材10に支持され、該アンテナロッド支持部材10は前
記アンプケース1に設けられた凹部11に挿入され、軸
7により回動可能に支持されている。そしてケーブル5
からの信号はアンプを介してアンテナロッド9に送られ
るようになっている。 【0005】このように構成されたアンテナは、自動車
のルーフパネルに予め穿設された取り付け孔に取り付け
用ボス4を挿入し、図示なきナットにより締付固定され
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の可倒式アン
テナロッドを有する自動車用アンテナにおいては、アン
テナロッド支持部材と、該アンテナロッド支持部材を回
動可能に支持するアンプケースとの間の隙間から雨水が
浸入したり、ガタが発生する等の問題があった。 【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、可倒式
アンテナロッドを有する自動車用アンテナにおいて、ア
ンテナロッドを支持するアンテナロッド支持部材と、該
アンテナロッド支持部材を回動可能に支持するアンプケ
ースとの隙間をなくして、固定荷重の安定、可倒フィー
リングの向上、ガタ防止、及びシール機能を向上したア
ンテナ可倒部構造を実現することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1のアンテナ可倒部構造は、アンテ
ナロッド(21)と、該アンテナロッド(21)の一端
を固定したアンテナロッド支持部材(23)と、該アン
テナロッド支持部材(23)を回動可能に支持するアン
プケース(22)と、該アンプケース(22)の下部に
結合されるアンプベース(28)と、を具備するアンテ
ナユニット(20)において、前記アンテナロッド支持
部材(23)の本体(31)を、弾性を有する軟らかい
材料にて形成すると共に、前記アンプケース(22)に
接する2面には回転軸を挿入する軸孔(33)の中心を
中心とする環状の突起(36)を形成し、シール機能を
付与したことを特徴とするアンテナ可倒部構造。 【0009】 【0010】この構成を採ることにより、アンテナロッ
ドを支持するアンテナロッド支持部材と、該アンテナロ
ッド支持部材を支持するアンプケースとの隙間をなくす
ることができ、固定荷重の安定、可倒フィーリングの向
上、ガタ防止、及びシール機能を向上したアンテナ可倒
部構造が得られる。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は本発明のアンテナ可倒部の
取り付け構造の実施の形態を説明するための図であり、
(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は(b)図の
c−c線における断面図である。同図において、20は
アンテナユニット、21はアンテナロッド、22はアン
テナロッドを支持した樹脂製のアンプケースである。そ
して、該アンプケース22は内部が空洞の略円錐状をな
し、その上部にはアンテナロッド支持部材23を収容す
る凹部24が形成され、該凹部24にアンテナロッド2
1を支持したアンテナロッド支持部材23が軸25を介
して回動自在に取り付けられている。 【0012】また、アンプケース22の内部にはアンテ
ナロッド21に電気信号を送る図示なきアンプを搭載し
たプリント基板26が収容され、下部には自動車のルー
フパネルへの取り付け用ボス部27が形成された金属製
のアンプベース28が取り付けられ、さらにアンプベー
ス28の下面にはシール部材29が設けられている。な
お、前記取り付け用ボス部27にはケーブル引き出し用
の孔27aが形成され、外周にねじ27bが形成されて
いる。また、30は軸25の両端を隠す盲蓋である。 【0013】図2はアンテナロッド支持部材を示す図
で、(a)は側面図、(b)は(a)図のbーb線にお
ける断面図、(c)は(b)図のc部拡大図である。本
アンテナロッド支持部材23は、本体31が弾性を有す
る軟らかい材料で構成され、内部に芯金32をインサー
トモールドしている。そして芯金32は軸孔33が穿設
されたボス部32aとアンテナ線支持金具34を支持す
る支持部32bを有している。そして、該支持部32b
にコイル状のアンテナ線35をアンテナ線支持金具34
を介して支持している。なお、前記本体31を構成して
いる弾性を有する軟らかい材料には、やや硬いゴムまた
は弾性を有する軟らかい樹脂等を用いることができる。 【0014】また、本体31の下部の両面には軸孔33
の中心を中心とする環状の突起36が形成されている。
この環状の突起36の断面形状は(c)図の拡大図に示
すように半円形が好ましい。このように構成されたアン
テナロッド支持部材23は図1に示すように、アンプケ
ース22の凹部24に軸25により回動可能に取り付け
られる。この際、本体31の幅Wを、該本体31が挿入
されるアンプケース22の凹部24の幅よりも僅か広く
しておけば、本体31の環状の突起36が凹部24の壁
に密着してOリングの役目をなし、本体31と凹部24
との隙間を塞ぎ雨水などの浸入を防ぎ、また固定荷重の
安定、可倒フィーリングの向上、ガタ防止が可能とな
る。 【0015】 【発明の効果】本発明のアンテナ可倒部構造に依れば、
アンテナロッドを支持するアンテナロッド支持部材を弾
性を有する軟らかい材料で構成することにより、該アン
テナロッド支持部材と、該アンテナロッド支持部材を挿
入するアンプケースの凹部の壁とが密着するため、固定
荷重の安定、可倒フィーリングの向上、ガタ防止、及び
シール機能を向上したアンテナ可倒部構造が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のアンテナ可倒部構造の実施の形態を説
明するための図で、(a)は側面図、(b)は上面図、
(c)は(a)図のcーc線における断面図である。 【図2】本発明のアンテナ可倒部構造の実施の形態にお
けるアンテナロッド支持部材を示す図で、(a)は側面
図、(b)は(a)図のb−b線における断面図、
(c)は(b)図のc部拡大図である。 【図3】従来の可倒式アンテナロッドを有する自動車用
アンテナの1例を示す図で、(a)は側面図、(b)は
上面図、(c)は(a)図のcーc線における断面図で
ある。 【符号の説明】 20…アンテナユニット 21…アンテナロッド 22…アンプケース 23…アンテナロッド支持部材 24…凹部 25…軸 26…プリント基板 27…ボス部 28…アンプベース 29…シール部材 30…盲蓋 31…本体 32…芯金 33…軸孔 34…アンテナ線支持金具 35…アンテナ線 36…環状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−345613(JP,A) 実開 昭56−116705(JP,U) 実開 昭64−5504(JP,U) 実開 昭46−32364(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/22 H01Q 1/12 H01Q 1/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 アンテナロッド(21)と、該アンテナ
    ロッド(21)の一端を固定したアンテナロッド支持部
    材(23)と、該アンテナロッド支持部材(23)を回
    動可能に支持するアンプケース(22)と、該アンプケ
    ース(22)の下部に結合されるアンプベース(28)
    と、を具備するアンテナユニット(20)において、 前記アンテナロッド支持部材(23)の本体(31)
    を、弾性を有する軟らかい材料にて形成すると共に、前
    記アンプケース(22)に接する2面には回転軸を挿入
    する軸孔(33)の中心を中心とする環状の突起(3
    6)を形成し、シール機能を付与したことを特徴とする
    アンテナ可倒部構造。
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