JP3505063B2 - 現像剤処理装置 - Google Patents

現像剤処理装置

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JP3505063B2
JP3505063B2 JP12521097A JP12521097A JP3505063B2 JP 3505063 B2 JP3505063 B2 JP 3505063B2 JP 12521097 A JP12521097 A JP 12521097A JP 12521097 A JP12521097 A JP 12521097A JP 3505063 B2 JP3505063 B2 JP 3505063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を搬送又は
撹拌する現像剤処理装置において、現像剤を搬送又は撹
拌するための部材を回転可能に支持した部分への現像剤
の侵入による回転不良を阻止するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタなどの電子写真方式を
採用してなる画像形成装置においては、記録媒体である
感光体表面に静電潜像を形成し、これを可視像化するた
めに着色剤であるトナー等の現像剤を感光体側へと供給
し、トナーを付着させるようにしてなる現像装置が備え
られている。
【0003】上記現像装置にて、上記感光体に形成され
た静電潜像を現像し、その現像されたトナー像は、転写
材であるシート等に転写されている。そして、転写後に
は、上記感光体表面には、転写しきれなかった一部のト
ナーが残留する。この残留する不要トナーは、次の画像
形成を繰り返し行うためにも感光体表面から除去され
る。そのため、転写後には感光体表面に残留するトナー
を除去するクリーニング装置が設けられており、該クリ
ーニング装置において除去された不要トナーがクリーニ
ング装置内の収容部に収容される。
【0004】 そこで、従来においては感光体に形成さ
れた静電潜像を現像するための現像装置、及び感光体表
面に残留するトナーを除去するクリーニング装置が設け
られており、それらの装置にて微粒子形状のトナーを処
理する必要がある。特に、現像剤であるトナーは、現像
装置やクリーニング装置を構成する容器、例えば現像装
置であれば現像槽、クリーニング装置であればトナー収
容部等にトナーを搬送処理する回転部材が設けられてい
る。
【0005】上記現像装置に設けられる回転部材として
は、現像槽内の現像剤を撹拌する撹拌部材や、感光体へ
と現像剤を送り込むための搬送部材である。また、現像
槽へとトナーを補給するために設けられる部材において
も、回転駆動される現像剤を搬送し撹拌するための回転
部材が設けられており、これらにより現像剤処理装置が
構成されている。
【0006】また、クリーニング装置は、回転部材とし
ては、一時的に収容部に収容されたトナーを回収容器へ
と送り込むための搬送部材、例えばスクリュー部材等が
設けられており、この回転部材とトナーの収容部等にて
現像剤の処理装置が構成される。
【0007】これらの回転部材は、クリーニング装置の
トナー収容部や、現像装置を構成する現像槽に回転可能
に支持されている。そのため、回転部材を支持する支持
部にトナー等の微粉末が侵入し、回転不良が発生する原
因を作り出す。
【0008】そこで、従来の回転部材の支持技術として
は、例えば特開平3―189666号公報に開示された
ものがあり、回転部材の軸を支持する部分をシールする
ようにゴム等からなるシール材(Vリング等)を設け
て、トナー等の粉体が支持部分に侵入するのを阻止する
ようにしている。
【0009】また、特公昭64―8211号公報に開示
されたものは、回転部材の軸の支持部の近傍に磁力にて
遮蔽部を形成し、現像剤が軸支持部への侵入するのを阻
止するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
れば、トナー補給部を含めた現像装置や、クリーニング
装置に備えられる現像剤の処理装置において、現像剤の
撹拌又は搬送等を行う回転部材は、現像剤を収容する容
器に設けた支持部に回転可能に支持され、その支持部分
に現像剤が侵入するのを効果的に阻止するようにしてい
る。そのため、現像剤の侵入による回転不良等を原因を
阻止することができる。
【0011】 上記回転部材を支持するための現像槽や
クリーニング装置の収容部、及び回転部材を構成するた
めの現像剤の搬送又は撹拌を行うスクリューローラ等
は、成型が容易で安価な樹脂材料等が一般的に利用され
ている。そしてスクリューローラ等を回転させるための
軸、及びその支持部分は、強度と耐久性の問題から、通
常アルミやステンレス等の金属材料が用いられている。
【0012】上述した樹脂成型される回動部材であるス
クリューローラは、現像剤の搬送中に摩擦帯電され、そ
の帯電電荷で数百から数千ボルトの電位が樹脂部材表面
に発生する。このため、この樹脂部材と、回動可能に支
持するための軸や支持部材の間に電界が生じ、帯電して
いる現像剤が軸や支持部材に付着し、凝集する。このた
め、上述した従来のような阻止材を設けても長期間運転
時、支持部分に現像剤が侵入し、回転不良等の危惧が生
じる。
【0013】 例えば、図2に示すように、回転部材
(5)が回転することで収容容器(3)内に収容された
現像剤との摩擦により容器自身が、例えば正に帯電す
る。この帯電電荷に見合う逆極性の電荷が導電性の回転
軸(50)に誘起され、これとの間に電気力線が走り、
電界が発生する。この電界、特に電気力線に沿って帯電
した現像剤(2)、例えばトナー等が回転軸(50)に
付着し、徐々に凝集していく。これにより、シール材
(Vリング53)を設けておても、現像剤(2)が徐
々に軸受部(52)へと侵入してくる。
【0014】本発明は、上述の欠点に鑑み、回転する部
材が樹脂成型されているような場合においても、摩擦帯
電にて発生する電界による障害をなくし、現像剤が回転
部材の回転軸を支持する支持部分へと侵入するのを効果
的に阻止することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】述した目的を達成する
ための本発明の現像剤処理装置は、現像剤を収容する収
容容器内に回転可能に、かつ回転軸方向に搬送しながら
撹拌する撹拌搬送部材を設け、上記収容容器内の現像剤
を搬送し、撹拌してなる現像剤処理装置において、上記
撹拌搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸受部
を設けた上記収容容器内壁面に、上記軸受部を設けた収
容容器の位置に発生した電荷により生じる電界をシール
ドするシールド部材を固着したことを特徴とする。例え
ば、図1に示すように現像剤の収容容器(3)の軸受部
(52)の側壁面(3a)の位置に発生した電荷により
生じる電界が、シールド部材(11)にて電気力線がシ
ールドされる格好となる。そのため、現像剤(2)が軸
受部分(52)の特に現像槽の側壁面(3a)近傍の回
転軸(50)に現像剤2が付着し、凝集するのを阻止で
きる。
【0016】 また、本発明による上述した目的を達成
するための現像剤処理装置は、現像剤を収容する収容容
器内に回転可能に、かつ回転軸方向に搬送しながら撹拌
する撹拌搬送部材を設け、上記収容容器内の現像剤を搬
送し、撹拌してなる現像剤処理装置において、上記撹拌
搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸受部と対
向する撹拌搬送部材側に、該撹拌搬送部材に生じた電荷
により上記軸受部との間で生じる電界をシールドする
ールド部材を、上記軸受部を設けた上記収容容器の内壁
面から距離aを隔てて設けたことを特徴とする。この構
成によれば、図5に示すように撹拌搬送部材(5)に生
じる電界による電気力線が、回転軸(50)の領域まで
及ぶことなくシールド部材(12)にシールドすること
ができる。そのため、現像剤の支持部分(52)近傍で
の付着、及び凝集を阻止できる。
【0017】 さらに、本発明による上述した目的を達
成するための現像剤処理装置は、現像剤を収容する収容
容器内に回転可能に、かつ回転軸方向に搬送しながら撹
拌する撹拌搬送部材を設け、上記収容容器内の現像剤を
搬送し、撹拌してなる現像剤処理装置において、上記撹
拌搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸受部を
設けた上記収容容器内壁面に、上記軸受部を設けた収容
容器の位置に発生した電荷により生じる電界をシールド
する第1のシールド部材を固着し、上記撹拌搬送部材の
回転軸を回転可能に支持してなる軸受部と対向する撹拌
搬送部材側に、該撹拌搬送部材に生じた電荷により上記
軸受部との間で生じる電界をシールドする第2のシール
ド部材を、上記軸受部を設けた上記収容容器の内壁面か
ら距離aを隔てて設けたことを特徴とする。これにおい
ても、上述したものと同様に、収容容器や撹拌搬送部材
に生じる摩擦電荷により、現像剤が回転軸、特に軸受部
分近傍の回転軸に付着し、凝集するのを阻止できる。
【0018】ここで、上述した構成の現像剤処理装置に
おいて、上記シールド部材の面積、特に平面状態での面
積が、回転部材の回転軸方向の投影面積より大きく形成
すれば、現像剤の収容容器や回転部材に生じる電荷によ
る電気力線を確実にシールドすることが可能となり、電
界のシールド効果を助長できる。
【0019】また、同様にして上述した構成の現像剤処
理装置において、上記シールド部材の半径がd、該シー
ルド部材と現像剤の収容容器の内壁面との間の距離がa
の時に、a<dの関係が成立するようにシールド部材配
置するようにしておけば、摩擦帯電等による電界の影響
をなくし、よって現像剤が回転軸に付着し、凝集するこ
とで、現像剤が軸受部分へと侵入するのを阻止できる。
【0020】
【0021】
【0022】 そこで、上述の構成による現像剤処理装
置において、図1、図5又は図7に示すように、回転軸
シールド部材(1112)に現像剤の帯電極性と同
極性の電圧を供給するようにしておけば、図2又は図6
に示すような電気力線を無くし、その電気力線に沿って
現像剤が回転軸に付着しようとする現像剤の付着を効果
的に阻止できる。
【0023】 そして、シールド部材供給する電圧
、現像剤が安定した状態において、一定電圧又は交番
電圧となるようにしておけば、より効果的に現像剤の回
転軸への付着を阻止できる。特に交番電圧であれば、回
転軸に付着した現像剤が交番電圧により振動を与えられ
(加振)、付着していた現像剤が回転軸より離れるよう
に作用を受け、よって回転軸への付着を阻止できる。
【0024】 ここで、上記現像処理装置が現像装置で
あれば、現像装置が動作する時には、現像バイアス電圧
が供給される。このタイミングに合わせてシールド部材
に電圧を供給するようにしておけば、現像バイアス電圧
の供給制御を行うスイッチング回路等を共用でき、回路
構成を簡単にできる。また、現像バイアス電圧を供給す
る時点では現像剤が安定してり、より効果的に回転軸
への現像剤の付着を阻止できると同時に、交番電圧を供
給する状態と同じような効果を期待できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
図面に従って詳細に説明する。本発明による第1の実施
形態については、図1乃至図3に示す図に従って説明す
る。特に本発明の現像剤処理装置においては、現像装置
に設けられてる回転部材を例にして説明する。以下の
各実施形態の説明においては、現像装置を例に説明する
が、現像装置に限るものではなく、現像剤を搬送又は撹
拌処理する部分において全てに適用可能である。
【0026】また、図4は本発明による装置を現像装置
に適用した状態を示す断面図である。この図において、
現像装置の構成及び本発明による回転部材の支持構造に
ついて説明する。
【0027】図4において、符号1は本発明にかかる現
像装置であり、特に現像剤2収容してなる収容容器を構
成する樹脂成型された現像槽3内に、現像剤2の搬送及
び撹拌を行う撹拌搬送ローラ4及び5と、撹拌搬送ロー
ラ5にて供給される現像剤2を磁気的に吸着し搬送する
現像ローラ6を回転可能に設けている。現像ローラ6
は、従来より周知の通り、内部に多数の磁極を周面に設
けたマグネットを覆うように円筒形状の非磁性スリーブ
を、矢印方向に回転駆動するように構成されている。従
って、現像剤2は、マグネットの磁力によりスリーブ表
面に吸着され、スリーブの回転方向に沿って搬送され
る。
【0028】 上記現像ローラ6は、現像槽3の開放さ
れた開口部より一部が露出するように設けられており、
その露出部分において回転される感光体10と対向す
る。この対向位置が現像位置であり、感光体10表面に
形成された静電潜像に、現像ローラ6の回転により搬送
されてくる現像剤2を摺擦させることで、トナーが静電
潜像に付着される。特に、摩擦帯電されてるトナーが
静電潜像の静電気力より吸引され、現像されることにな
る。
【0029】現像剤2は、感光体10と摺擦する現像位
置へと搬送される前に、その量が常に一定になるように
ドクターブレード7にて現像ローラ6に吸着された余分
なものが除去されるようになっている。現像ローラ6よ
り除去された現像剤2は、再度撹拌搬送ローラ4及び5
の間まで延長されている流し板8上に沿って撹拌搬送ロ
ーラ4と5の間に送り込まれるようになっている。
【0030】上記現像剤2は、キャリア及びトナーから
なる2成分系、トナーのみからなる1成分系のものがあ
る。トナーのみのものとしては、磁性を有するものと、
非磁性のものが存在する。非磁性の1成分系トナーの場
合には磁力により現像ローラ6表面に吸着されないが、
摩擦帯電等を利用して現像ローラ6表面に吸着させて搬
送することができる。この場合の現像ローラ6として
は、ゴム等の部材が利用されることが多い。
【0031】 以上の構成によれば、撹拌搬送ローラ4
及び5により現像槽3内の現像剤2が十分に撹拌され、
現像剤2が所定の極性、例えば正に帯電される。この帯
電された現像剤2は撹拌搬送ローラ5の作用により現像
ローラ6へと供給され、該現像ローラ6に例えば磁気的
に吸着され、現像位置へ搬送される。その途中で、現
像剤2はドクターブレード7にて一定量に規制され、現
像位置へと搬送される一方、ドクターブレード7にて除
去された現像剤2は、流し板8を介して撹拌搬送ローラ
4と5の間に戻され、再度撹拌搬送される。
【0032】そして、現像後の現像剤2は、現像槽3内
へと搬送され、現像ローラ6より掻き落とされ、撹拌搬
送ローラ5及び4にて撹拌され、再度現像に供されるよ
うになる。このようにして、回転部材である撹拌搬送ロ
ーラ4及び5、さらには現像ローラ等が回転されことに
より現像剤等との摩擦により帯電される。この場合、特
に現像ローラ6においては、円筒形スリーブが通常導電
性の金属材料よりなるため、帯電等の問題があまり生じ
ない。
【0033】しかし、撹拌搬送ローラ4及び5において
は、通常樹脂成型されており、回転させるための軸40
及び50の部分が金属材料等にて構成されている。その
ため、撹拌搬送ローラ4及び5が、回転駆動されること
で摩擦帯電され、その帯電電位が徐々に高くなる。これ
により、軸40及び50を回転可能に軸支する現像槽3
の軸受部分近傍の軸40や50にトナーやキャリア等の
現像剤が吸着され、この現像剤が回転により徐々に軸受
部分へと侵入してくる。この現像剤2の軸受部分への侵
入を阻止するためのシール材(Vリング53)を設けて
いるが、そのシール材を越えて軸受部分へと侵入するこ
とにもなる。
【0034】以下に、本発明による上述した現像剤2の
侵入を効果的に阻止できる各種実施形態を順に説明す
る。
【0035】 (第1の実施形態) 本発明による現像剤の侵入を阻止する手段の一例として
は、図1に示すように構成されてる。図1は、例えば
回転部材として構成さる、撹拌搬送ローラ5を例にし
て図示している。この構成は撹拌搬送ローラ4において
も全く同一構造であり、以下に説明する本発明の構成が
そのまま適用される。
【0036】回転部材である撹拌搬送ローラ5は、両端
に回転軸50が固定されており、該回転軸50は現像槽
3の側壁3aに設けられているボールベアリング51が
装着された軸受部52に回転可能に支持されている。こ
の回転軸50は、一方が現像槽3より突出されており、
図示してない駆動用のギア等が固着されている。そし
て、軸受部52へと現像剤2が入り込むのを阻止するた
めに、回転軸50にはシール材であるVリング53が固
定されている。このVリング53は、軸受部52への機
械的な圧接作用により現像剤2の侵入を阻止するもので
あって、先端が現像槽3の側壁3aの内面に圧接される
ように設けられている。
【0037】 シール部材3はゴム等の材料からなり、
特に自身の弾性力により現像槽3の側癖3a内面に圧接
するように上記回転軸50に固定されている。従って、
回転軸50の回転によりVリング53はその一端部が現
像槽3の内壁を摺擦するようになり、よって現像剤2を
軸受部52へと侵入するのを阻止ている。
【0038】一方、撹拌搬送ローラ5は、多数の撹拌搬
送用の羽根5a・・・を一定間隔で保持するためのロー
ル部5bからなり、該ロール部5bに貫通するようにし
て上述した回転軸50が固定されている。あるいは、回
転軸50は、ロール部5bの両端に固定されるようにな
っている。
【0039】上記羽根5a・・・は、小判形状(楕円形
状)に形成されており、これを所定の角度傾斜するよう
に設けている。従って、ローラ5が回転されることで、
傾斜した羽根5aにて現像剤2を一定方向へと搬送する
一方、回転軸方向と直交する方向への現像剤2の送り込
みを行うことが可能となる。この場合、楕円形状の羽根
5aは、回転軸50方向の投影面が円形になるように傾
斜されている。
【0040】そこで、撹拌搬送ローラ5の回転により現
像剤2が撹拌される時に、現像剤2にて現像槽3の特に
側壁3a等の内壁を擦ることで現像槽3自身が帯電す
る。その状態を図2に示すように、例えば正に帯電され
ると、その帯電電荷に応じた負の電荷が導電性の回転軸
50に誘起されることとなり、これらの電荷による電気
力線(電荷)が生じ、電界が発生する。この電気力線に
引き寄せされるように現像剤2が徐々に吸着され凝集す
る。さらに、回転軸50及び軸受部52の周辺に現像剤
2が凝集すると、回転軸50と軸受部52との間に侵入
しやすい状態となり、徐々に侵入していく。
【0041】図2において、現像剤2を説明の都合上、
大きく図示しているが、実際には非常に小さいものであ
って、Vリング53と回転軸50との間、またVリング
53と現像槽3の側壁3aとの間を、回転軸50が回転
することで擦り抜ける大きさである。
【0042】 これを阻止するために、図1に示すよう
に、回転部材である撹拌搬送ローラ5の回転軸を軸支し
いる現像槽3の側壁3aの内面に、特に軸受部52に
対応するように、非帯電部材または導電部材である例え
ばアルミ等からなる現像剤2の付着を阻止するシールド
部材11を貼付ける。このシールド部材11は、上述し
た図2に示すような電界をシールドし、回転軸2の軸部
分への現像剤の付着を阻止する。このシールド部材11
としては、例えば、直径50mm、厚さ0.2mmのア
ルミシートからなるものであって、図1に示すように帯
電した現像槽3の電荷にて発する電気力線をシールドす
ることができる。これにより、軸受部52部分への現像
剤2の凝集を防いでいる。
【0043】 上記シールド部材11としては、非帯電
部材や導電性部材にて形成される。例えば非帯電部材と
しては、カーボンを分散することにより導電性を持たせ
た樹脂等が考えられ、特に電気抵抗を有する材料であ
る。また導電部材とは、導電性の物質(導電性の金属
等)である。例えば、金属材料としては、アルミ以外に
銅、ステンレス、金、銀、真鍮等があり、特にアルミ等
においては、アルミ箔等が非常に安価で好適でる。つ
まり、現像槽3の側壁3aに簡単に両面テープ等で貼付
けることができる。
【0044】なお、帯電した電荷が速やかに放電される
帯電防止持続性樹脂を材料として、現像槽3を形成し、
これにより現像槽3の帯電を防止するようにしても、同
様の効果を得ることができる。つまり、回転部材である
撹拌搬送ローラ5の回転により現像槽3が帯電しても、
その帯電電荷が速やかに放電されることで現像剤2の軸
受部52への侵入を阻止できる。
【0045】 この第1の実施形態において、その効果
を確認するための実施例を以下に例示する。
【0046】現像装置1の現像槽3の内壁の軸受部52
の周囲に、図3(a)に示す形状のシールド部材11を
設ける。このシールド部材11は、直径50mm、厚さ
0.2mmのアルミシートからなる。
【0047】そして、その効果を確認したところ、連続
100時間以上の運転に対しても、現像剤2の軸受部5
2と回転軸50との接触部分への侵入は確認されなかっ
た。通常現像装置1は、画像形成動作中に動作し、撹拌
搬送ローラ4及び5等が回転駆動される。そして画像形
成動作を完了すれは、それに応じて動作が停止され、撹
拌搬送ローラ4及び5の回転も停止する。そのため、通
常、画像形成装置においては、100時間の連続動作は
考えられないが、このような過酷な動作においても、本
発明による装置を用いれば、現像剤2、特にトナー等の
侵入を阻止できた。
【0048】(第2の実施形態)上述の実施形態におい
ては、現像槽3が現像剤2等との摩擦により帯電する場
合により、現像剤2の軸受部への侵入を阻止する事例で
ある。これに限らず、回転部材である撹拌搬送ローラ4
及び5が樹脂成型されていれば現像剤2との摩擦により
帯電することがある。従って、この実施形態は、このよ
うな場合において、帯電する電荷により発生する電界の
影響をなくし、現像剤2の回転部材の軸受部分への侵入
を阻止するためのものである。
【0049】上記撹拌搬送ローラ4および5が帯電する
状態を図6に示している。撹拌搬送ローラ4又は5は樹
脂成型されており、現像剤2との摩擦により例えば正極
に帯電する。この帯電された撹拌搬送ローラ7の正電荷
から発生する電界により、回転軸52には負の電荷が誘
起され帯電される。そのため、例えば正極に帯電する現
像剤2、特にトナーは回転軸50の軸受部52の周辺に
引きつけられ凝集が起こる。よって、軸受部52内へと
現像剤2が侵入する状態が作り出される。
【0050】そこで、図5に示すように最端部、特に現
像槽3の側壁3aに最も近い撹拌羽根5aと軸受部52
との間に非帯電部材または導電部材からなるシールド部
材12を設ける。このシールド部材12は、回転される
撹拌搬送ローラ5のロール5bの部分に固着されてい
る。
【0051】このような付着防止部材12を設けること
で、帯電した特に最端部の羽根5aからの電気力線をシ
ールドする事ができる。これにより、現像剤2の回転軸
50の特に軸受部52周辺への付着、そして凝集を防ぐ
ことができる。
【0052】この実施形態においても同様に、本発明の
効果を確認するための実施例を以下に明記する。
【0053】図5に示すように、撹拌搬送ローラ5の樹
脂羽根5aと現像装置1の現像槽3の内壁の間に、シー
ルド部材12として、図3(a)に示す形状に形成さ
れ、その半径(回転軸50の中心からシールド部材の外
周までの距離)dが25mm、厚さ1mmのアルミの円
盤を設けた。なお、図示されるようにシールド部材12
は撹拌搬送ローラ5の羽根5aの回転軸50の方向にお
ける投影面積よりも大きい面積のものを使用しており、
撹拌搬送ローラ5の羽根5aによる電界を十分シールド
できるように構成した。
【0054】撹拌搬送ローラ5を回転させるための回転
軸50の直径を8mm、現像槽3の内壁面とアルミ円盤
からなるシールド部材12までの距離aを15mmとし
た。そして、撹拌搬送ローラ5を毎分250回転で回転
させた場合、その樹脂成型された撹拌搬送ローラ5の羽
根5aの部分が3000V以上の表面電位になった。そ
れにもかかわらず、アルミ円盤(シールド部材12)と
現像槽3の側壁3aの内壁面付近の撹拌搬送ローラの回
転軸50の現像剤付着はなく、また軸受部52への現像
剤2、特にトナーの侵入は認められなかった。この動作
を、連続100時間以上継続しても、軸受部52への現
像剤2の侵入が確認されなかった。
【0055】また、図5に示すように、アルミ円盤形状
の付着防止部材12の半径dを、現像装置1の現像槽3
の内壁面と上記アルミ円盤との距離aよりも大とするこ
とにより、軸受部52近傍に撹拌搬送ローラ5の羽根5
aによる電界が到達することを防止できる。これは、公
知の「ファラデーゲージの内部にはゲージ外部の電界が
到達しない」点を利用している。
【0056】 (第3の実施形態) 上述の実施形態においては、現像槽3が現像剤2等との
摩擦により帯電する場合、又は撹拌搬送ローラ5の樹脂
部が現像剤2との間で帯電することで、現像剤2の軸受
部への侵入を阻止する事例である。従って、両者が帯電
する場合においも、少なくとも何れか一方の手段講じ
れば十分にその目的及び効果を達成できる。
【0057】 そこで、この実施形態においては、両者
が帯電する場合、特に撹拌搬送ローラ5及び現像槽3が
樹脂成型されており、撹拌搬送ローラ5の回転軸50が
金属等の材料にて構成された場合である。このような構
成においても、さらにその効果を高めるために以下
うな構成の実施形態を示す。その具体例を図7に示して
おり、以下に説明する。
【0058】図7に示すように、この実施形態において
は、第1及び第2の実施形態にて説明したシールド部材
11及び12を両方設けたものである。これにより、現
像槽3及び撹拌搬送ローラ5が帯電して、回転軸50が
逆極性に帯電しても、これらの帯電電荷により発生する
電界が、シールド部材11及び12にてシールドされ、
現像剤2が、軸受部52へと侵入するのを確実に防止で
きる。
【0059】そこで、この実施形態による効果の確認と
して、以下に示すような形態において実施した実例を示
す。また、第2の実施形態においても同時にその効果を
確認した。
【0060】撹拌搬送ローラ5の端部の羽根5aと現像
装置1の現像槽3の内壁面との間に、シールド部材12
を設け、このシールド部材12としては、図3(a)に
示す形状で直径50mm、厚さ1mmのアルミ円盤形状
にした。そして、現像装置1の現像槽3の側壁3aの内
壁面、特に軸受部52の周囲を覆うように、図3(a)
に示す形状で直径50mm、厚さ0.2mmのアルミシ
ート状のシールド部材11を貼付けた。
【0061】その結果として、連続100時間以上の連
続動作、特に撹拌搬送ローラ5を連続運転しても、撹拌
搬送ローラ5の回転軸50と軸受部52との接触部分、
つまりその間への現像剤2の侵入は確認されなかった。
【0062】また、他の実施例としては、図3(b)に
示すようにシールド部材12の形状で直径50mm、厚
さ1mmのアルミ円盤にした。そして、直径1〜10m
mの現像剤通過孔13を多数個設けたシールド部材12
を第2の実施形態(図5の構成)及び他の実施形態(図
7の構成)と同様に撹拌搬送ローラ5の羽根5aと現像
装置1の現像槽3の側壁3aとの間に設置した。この場
合、他の実施形態におけるシールド部材11は、上述と
同一である。
【0063】その結果としても、連続100時間以上の
現像装置1の撹拌搬送ローラ5の運転に対しても、現像
剤2の軸受部52への侵入は認められなかった。この実
例、特にシールド部材12を図3(b)に示した構造と
することで、シールド部材12と現像槽3の側壁3aと
の間に存在する現像剤2を回転軸50方向、特に現像槽
3の中央部方向へと通過孔13を通過させて搬送するこ
とができる。そのため、現像剤2がシールド部材12と
現像槽3の側壁3aとの間に滞留するのを防止できる。
【0064】これは、現像剤2を回転軸50の軸受部5
2側へと現像剤2を押し付けるのを防止し、軸受部分へ
の現像剤2の侵入を阻止する効果を助長できる。結果と
して、撹拌搬送ローラ5の現像槽3の側壁3aの現像剤
を効果的に循環搬送でき、電界のシールドを行うシール
ド部材との相乗効果により現像剤2の軸受部への侵入を
阻止できる効果が増す。
【0065】さらに、他の実施例としは、図3(c)に
示す形状で、最大直径50mm、厚さ1mmのアルミ螺
旋状円盤を第2の実施形態及び他の実施形態にて説明し
たように、撹拌搬送ローラ5の羽根5aと現像装置1の
現像槽3の内壁面との間に、シールド部材12を設け
た。この場合、シールド部材12の導電部の占有面積率
が50%の螺旋円盤とした。その結果としては、同様に
連続100時間以上の現像装置1の運転に対しても、現
像剤2の軸受部52への現像剤2の侵入は確認されなか
った。
【0066】この図3(c)の構造のシールド部材12
においても、図3(b)の構造のシールド部材同様に、
シールド部材12と現像槽3の側壁3aとの間に現像剤
2の滞留を阻止し、現像剤2の循環搬送等を効果的に行
える。
【0067】さらにまた、図8に示すように、その他の
実施例として示したシールド部材12は、直径50m
m、厚さ1mmのアルミ円盤の周縁部分に、90°毎に
L字形の切り欠きを設け、それを符号14の部分で約3
0°程度に切り起こして現像剤2の搬送翼15を形成し
た。これを、撹拌翼15が、現像槽3の側壁3a側に対
向するように、撹拌搬送ローラ5にシールド部材12を
固定し、現像剤2を現像槽3の側壁3a側と反対方向、
特に現像槽3の中央部側へと送り込むようにした。この
ような構造及び形状のシールド12を設けて、第2の実
施形態及び他の実施形態とう同様に実施した結果は、現
像装置1の連続100時間以上の運転に対しても現像剤
2の軸受部52への侵入は確認されなかった。
【0068】この図8に示すシールド部材12において
は、シールド部材12と現像槽3の側壁3aとの間に入
り込む現像剤2については、搬送翼15の作用により積
極的に現像剤2が側壁3aと反対方向へと送り出される
ため、現像剤2が端部で滞留することなく循環搬送がよ
り効率よく行われる。ここで、図8に示すシールド部材
12は、その搬送翼15が手前側に折り立てられている
場合、反時計方向へと回転されるように撹拌搬送ローラ
5に取り付ければよい。つまり、搬送翼15が現像槽3
の側壁3a側に位置するように設けられる時に、折り曲
げた搬送翼15の傾斜面に沿って徐々に側壁3a側の現
像剤2が羽根5a側方向へと送り出されることになる。
【0069】(第4の実施形態)次に、本発明による第
4の実施形態として、図9にその一例を示す。これは、
アルミ製のシールド部材12を、金属製である導電性の
撹拌搬送ローラ5の回転軸50に固定し、この回転軸5
0とシールド部材12とを電気的に接続する。そして、
撹拌搬送ローラ5の回転軸50の一端を導電性ブラシ1
6等に接触させて接地する。このように導電性のシール
ド部材12を接地することにより電界のシールド効果を
高めることができ、上述した現像剤2の軸受部52への
侵入を阻止できる効果を助長できる。この実施形態にお
いても、図3に示すようにシールド部材12を形成して
も同様の効果を奏する。
【0070】また、第1の実施形態にて示したアルミ等
からなるシート形状のシールド部材11についても、同
様に接地すればよい。この例としては、シールド部材1
1を回転する軸50に電気的に接するように構成し、回
転軸50を同様にして接地すればよい。
【0071】さらに、図10に示すように、軸受部52
に最も近い撹拌搬送ローラ5の羽根5aと現像槽3の側
壁3aとの間に、楕円でなく円形状に樹脂成型した円形
羽根5cの現像槽3の側壁3a内壁面と対向する面に、
メッキ層をコーティングして設けてなるシールド部材1
8を形成する。このように構成しても、帯電電荷により
生じる電界による影響をなくし、同様に現像剤2の軸受
部52への現像剤2の侵入を阻止できる。また、円形状
の羽根にすることなく、楕円形状のままの羽根、特に軸
受部52に最も近い羽根5aの現像槽3の側壁3aと対
向する面に、同様にメッキ層をコーティングしたシール
ド部材18を設けてもよい。このメッキ層は、アルミシ
ート等の薄い膜を貼付けてもよい。
【0072】 また、撹拌搬送ローラ5のような構成で
なく螺旋形状の撹拌搬送翼を回転するロール部に設けて
なるスクリューローラにおいても、現像槽3の側壁3a
に最も近いスクリュー翼部分に導電部材からなるシール
ド部材18をコーティングするよにすればよい。
【0073】(別の実施形態)以上説明した第1乃至第
4の実施形態においては、例えば図1や図5に示すよう
に、導線性のシールド部材11や12を設けて、回転軸
50に現像剤が付着し、凝集するのを阻止し、回転軸5
0の軸受部52への現像剤の侵入を阻止するようにして
いる。
【0074】これに対し、この実施形態においては、上
記シールド部材11,12等を設けることなく、回転軸
50への付着を阻止し、現像剤の凝集を阻止し、上述し
たように軸受部52の現像剤の侵入を効率よく阻止する
ものでる。
【0075】(第1の例)図11にその一例を示してい
る。該図において、回転軸50には、その一端部に導電
性ブラシ16を介して電源回路17からの所定の電圧が
供給されるようになっている。その他の構成は図1にて
説明した通りであり、同一符号にて示している。
【0076】上記電源回路17は、現像剤2の特に帯電
するトナーとは同極性となる電圧を、回転軸50に供給
するものである。例えば、現像剤2の帯電極性が正であ
れば、正の電圧が回転軸50に供給されている。
【0077】 そこで、樹脂等で形成された現像槽3
は、現像剤等の撹拌により例えば正極性に帯電される。
この現像槽3の帯電電荷による発生する電界により回転
軸50は図2に示すように負の電荷が引き寄せされ負に
帯電される。この結果、図に示すような電荷により現像
剤2の特に正帯電されたトナーが回転軸50に吸引され
凝集する。そのため、該トナーが軸受部52と回転軸5
0との間に侵入しようとする。
【0078】これに対し、図11に示すように、回転軸
50に帯電される現像剤2の極性、特にトナーの帯電極
性と同極性の電圧が電源回路17より供給されているた
め、現像剤2の回転軸50への付着が阻止される。特に
軸受部52に支持される導電性部分への現像剤2の付着
を防止している。そのため、トナー凝集を阻止でき、現
像剤2の軸受部52への侵入を効果的に阻止できる。
【0079】以下に実施例を示せば、現像槽3の側壁3
aが帯電される電位が3000V程度になることから、
電源回路17による回転軸50に供給する電圧値として
は、+1500〜3000V程度に設定した。
【0080】そして、現像槽3内の撹拌搬送ローラ4,
5等を連続100時間以上駆動しても、現像剤2の軸受
部52と回転軸50との間に現像剤2の侵入しないのを
確認した。
【0081】 (第2の例) また、図2に示すように現像槽3の回転軸50を支持す
る側壁3aが帯電されることで、回転軸50との間で電
気力線が形成され、これに沿って現像剤2が付着するの
をより効果的に阻止するための実例を以下に説明する。
【0082】図1に示すように、回転軸50を支持する
ための側壁3aの内面に導電性のシールド部材11を設
ける。このシールド部材11にも、回転軸50と同様
に、現像剤2の帯電極性と同極性の電圧を供給する。こ
の場合、回転軸50と同様に、同一極性及同一電圧値を
電源回路17よりシールド部材11に供給する。
【0083】そのため、回転軸50とシールド部材11
とは同一電圧、同一極性であるため、電気力線が生じる
ことなく、現像剤2は回転軸50より反発され、回転軸
50への付着が阻止される。
【0084】この第2の例において、その効果を確認す
るための実施例を以下に示す。この実施例は、第1の実
施形態において記述した実施例と条件と同一にし、かつ
回転軸50及シールド部材11に電源回路17より現像
剤2の帯電電圧と同一極性及同一電圧を供給するように
した。
【0085】この実施例による効果を確認したところ、
撹拌搬送ローラ4,5を回転させ、連続100時間以上
の運転に対しても、現像剤2の軸受部52と回転軸50
との接触部分への侵入は確認されなかった。
【0086】(第3の例)次に、図6に示すような不都
合を防止するための実例を以下に説明する。つまり、図
6において、回転部材である羽根5a等が帯電すること
で、その羽根5aと回転軸50との間での電気力線が生
じ、これにより現像剤2が回転軸50に付着しようとし
て、現像剤2の凝集が生じる。
【0087】これを阻止するには、第1の例にて説明し
たように、図11に示す回転軸50に現像剤2の帯電極
性と同極性の電圧を供給すればよい。つまり、回転軸5
0に付着しようとする現像剤は、反発され、軸受部52
近傍での現像剤の凝集を解消できる。
【0088】そこで、図6による不都合をさらに効率よ
く解消するために、図5に示すように撹拌搬送ローラ5
の最端部における羽根5aと軸受部52との間に導電性
のシールド部材12設け、該シールド部材12に現像剤
の帯電極性と同極性の電圧を電源回路17より供給する
ようにする。この場合、当然回転軸50にも同様の電圧
を供給している。
【0089】このようにすることで、図6に示すような
電気力線が羽根5aと回転軸50(特に軸受部52近
傍)との間で生じることはなく、軸受部52近傍での現
像剤の凝集を解消できる。また、同時に回転軸50に同
時にシールド部材12と同一の極性及値の電圧を供給し
ているため、現像剤2が反発され、現像剤2の回転軸5
0への付着が阻止される。
【0090】 ここで、シールド部材12については
図9に示すように、導電性の回転軸50に直接シールド
部材12を固定し、導電性ブラシ16を介して図11に
示す電源回路17より所定の電圧、つまり現像剤2の帯
電極性と同極性の電圧を供給するようにしけておけば、
シールド部材12及回転軸50に個別に電圧供給を行う
必要がなくなる。
【0091】そこで、この第3の例の効果を確認するた
めに、以下に実施例を示す。この実施例は、第2の実施
形態において記述した実施例と同一条件、特にシールド
部材12を設け、その形状及び条件を同一にした。そし
て、シールド部材12及び回転軸50に現像剤2の帯電
極性と同一極性の電圧を供給した点以外は全て同一とし
た。
【0092】この実施例による効果を確認したところ、
撹拌搬送ローラ4,5を回転させ、連続100時間以上
の運転に対しても、現像剤2の軸受部52と回転軸50
との接触部分への侵入は確認されなかった。特に、撹拌
搬送ローラ5を毎分250回転で回転させることで、羽
根5aが3000V以上の表面電位になったにもかかわ
らず、回転軸50上の現像剤2の凝集を確認できず、よ
って軸受部52への現像剤2の侵入はなかった。
【0093】また、第2の実施形態の説明においても記
述したように、シールド部材12としては、図3(a)
のような形状のアルミ円盤とし、その半径dを、シール
ド部材12と側壁3aまでの距離aの関係においてd>
aとすることで、より効果が高まる。
【0094】(第4の例)さらに、図7に示すようにシ
ールド部材11及び12をそれぞれ設けた場合の事例を
以下に説明する。つまり、該例は、図7に示すように、
シールド部材11及12、さらに回転軸50に図11に
示す電源回路17から、現像剤2の帯電極性と同一極性
の電圧をそれぞれに供給するようにしたものである。こ
のように構成することで、回転軸50の特に軸受部52
近傍での現像剤2の付着及凝集をより効果的に阻止でき
る。
【0095】この第4の例の効果を確認するために、以
下に実施例を示す。この実施例は、第3の実施形態にお
いて記述した実施例と同一条件、特にシールド部材11
及び12を設け、その形状及び条件を同一にした。そし
て、シールド部材11及び12、そして回転軸50に現
像剤2の帯電極性と同一極性の電圧を供給した点以外は
全て同一とした。
【0096】この実施例による効果を確認したところ、
撹拌搬送ローラ4,5を回転させ、連続100時間以上
の運転に対しても、現像剤2の軸受部52と回転軸50
との接触部分への侵入は確認されなかった。
【0097】(電源回路17の構成例)ここで、別の実
施形態における第1乃至第4の例に用いられる電源回路
17は、図12(a)〜(d)に示すような電圧を供給
するようになっている。
【0098】つまり、図12(a)においては、現像装
置が動作した時点から、電源回路17より一定の電圧を
供給する。この場合、電源回路17は、定電圧回路にて
構成されている。
【0099】また、図12(b)は、現像装置が動作
し、特に撹拌搬送ローラ4,5の回転により現像剤2が
安定した状態、例えば現像剤2の帯電量が飽和した状態
において一定電圧が電源回路17より供給されるようし
たものである。そして、飽和するまでの期間について
は、電圧が徐々に高くするように制御している。このよ
うにすることなく、飽和した時点、つまり回転部材であ
る撹拌搬送ローラ4,5が一定時間駆動された時点で、
一定の電圧を供給するようにしてもよい。
【0100】これは、現像装置において、撹拌搬送ロー
ラ4,5等が回転していない時には、現像剤2、例えば
トナー等が帯電していないか、あるいは帯電量が低く不
安定なため、その時点で一定の電圧を供給するのは得策
ではない。トナー飛散等が考えられる。
【0101】また、図12(c)は、現像剤2の帯電量
が安定した状態より、一定の電圧を電源回路17より出
力するのではなく、一定周期でON(高電位)−OFF
(0電位)に切り替わる交番電圧(パルス電圧)を出力
するようにしたものである。このようにすると、現像剤
2の回転軸50の特に軸受部52近傍での付着を防止す
る効果が高まる。
【0102】これは、交番電圧が少なくとも回転軸50
に供給されることで、回転軸50に付着する現像剤2、
例えばトナーに振動を与える(加振する)ことができ、
回転軸50に付着しているトナー等が回転軸50より離
れやすくなる。そのため、トナーが回転軸50に付着す
るのを阻止する効果が増す。この時の交番電圧の周期は
任意に決めればよい。
【0103】そこで、図12(c)に示す如きパルス状
の交番電圧を得るための電源回路17は、発振器等を別
途設けてスイッチング処理する必要があり、回路構成が
複雑になる傾向にある。そこで、交流電圧を半波整流し
た電圧を出力するようにしたものでも十分な効果が期待
できる。その電源回路17の一例を図13に示してい
る。
【0104】つまり、100Vの商用交流電圧19を利
用し、高圧トランス20等を利用して1500〜300
0V程度に昇圧し、整流器21を介して得られる正の半
波電圧を出力するようにしている。この出力を導電性ブ
ラシ16を介して回転軸50等に供給する。これによ
り、交番電圧が回転軸50に供給され、現像剤2の付着
を防止し、軸受部52への侵入を効果的に阻止できる。
従って、図13にしめすような電源回路17の回路構成
によれば、発振器やスイッチング手段等を設ける必要が
なくなり回路が非常に簡単になる。
【0105】さらに、現像装置は、現像を行うために、
予め撹拌搬送ローラ4,5等が回転し、現像剤2を十分
に撹拌し帯電量を飽和、つまり安定状態に維持し、現像
を行うようにしている。その時、現像を行うタイミング
で現像ローラ6には現像バイアス電圧が供給される。そ
の現像バイアスが供給されるタイミングに合わせて、電
源回路17よりパスル状態の電圧を出力するようにして
もよい。図12(d)に示すように、現像バイアス電圧
の供給タイミングに合わせて、電源回路17からのパス
ル状の電圧を出力できる。このようにしておけば、電源
回路17は、現像バイアス電圧の供給回路によるスイッ
チング回路等を共用でき回路構成を簡略化できる。
【0106】従って、図12(d)に示すように電源回
路17よりパスル状の電圧を回転軸50等に、現像剤2
の帯電量が常に安定したタイミングで供給できる。これ
により、現像剤2の回転軸50への付着を阻止する効果
が増す。しかも、実際には交番電圧を供給した状態とな
るため、現像剤2の付着防止効果が高まる。
【0107】 なお、以上のそれぞれの実施形態の説明
においては、現像装置1中の撹拌搬送ローラ5を例に挙
げて説明したが、撹拌搬送ローラ4においても同様の機
構、構造にて実施できる。しかも、撹拌搬送ローラ5に
よる回転部材を支持する部分を、一端部について説明し
たが、それと対向する他端部においても同一の構造の機
構が設けれている。ただし、回転軸50について1本
であり、その回転軸50に一方側から電源回路17から
の電圧が供給されるだけである。
【0108】また、回転部材としては、撹拌搬送ローラ
5において、楕円形状の撹拌搬送のための羽根5aを多
数傾斜させているが、回転するロール等の表面に螺旋状
態に設けたスクリュー翼を設けたスクリューローラあっ
ても同様である。つまり、スクリューローラの端部、特
に現像槽3の側壁3aに近い部分に、シールド部材12
を設けるか、現像槽3の側壁3a内壁面にシールド部材
11を設ければよいことである。
【0109】本発明は、上述した現像装置1だけに限ら
ず、現像剤2を処理する現像剤処理装置全般に適用でき
る。例えば、クリーニング装置において、除去した現像
剤を収容する部分に設けられた回収部材であるスクリュ
ーローラにて、現像剤を回収容器へと搬送するようにな
っている。このような構成の現像剤の処理装置において
も、本発明による機構をそのまま適用することで、その
目的効果を奏することができる。上記スクリューローラ
は、当然本発明の実施形態において示した撹拌搬送ロー
ラ5の構造を利用することもある。
【0110】さらに、現像槽3に現像剤2を補給、又は
補充する現像剤の補給装置においも、現像剤2を撹拌及
び搬送する本発明の実施形態において説明した回転部材
である撹拌搬送ローラ5等を設けており、この部材にお
いても上述したように本発明の機構をそのまま適用する
ことで、本発明の目的及び効果を奏することができる。
【0111】特に、本発明は、回転部材を現像剤等を収
容する容器内に回転可能に設けられた構造の現像剤処理
装置において、回転部材を支持する部分への現像剤の侵
入を効果的に阻止できる。
【0112】
【発明の効果】本発明の装置によれば撹拌搬送部材の回
転により該撹拌搬送部材やその他現像剤を収容する容器
が帯電する電荷によって生じる電界により、現像剤が
受部である支持部に侵入するのを効果的に阻止できる。
【0113】特に、本発明においては、上記帯電電荷に
よって発生する電界の影響を、シールド部材を設けるだ
けの簡単な構成により無くすことで、現像剤の支持部分
への侵入を阻止できる。
【0114】 また、本発明の装置によれば、回転軸
シールド部材に現像剤が帯電する極性と同曲性の電圧を
供給することで、回転軸への現像剤の付着を阻止でき、
よって現像剤の支持部分での侵入を効果的に阻止でき
る。
【0115】 さらに、回転軸やシールド部材に供給す
る電圧を交番電圧とすることで、現像剤の付着阻止効果
が高まり、侵入阻止の効果が助長される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる現像装置による現像剤の回転部
材を支持する部分を示す断面図であり、回転部材の支持
部分への現像剤の侵入を阻止する実施形態(第1の実施
形態)を示す図である。
【図2】図1における実施形態を適用しない時の支持部
分への現像剤の侵入状態を示す断面図である。
【図3】本発明における現像剤の侵入を阻止するための
シールド部材の各種構造を示す平面図である。
【図4】本発明にかかる現像装置の構造の一例を示す断
面図である。
【図5】本発明の支持部分への現像剤の侵入を阻止する
第2の実施形態を示す断面図である。
【図6】図4における実施形態を適用しない時の支持部
分への現像剤の侵入状態を示す平面図である。
【図7】本発明の支持部分への現像剤の侵入を阻止する
第3の実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明における現像剤の侵入を阻止するための
シールド部材の他の構造を示す図であり、(a)は平面
図、(b)はその側面図である。
【図9】本発明の支持部分への現像剤の侵入を阻止する
第4の実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明の支持部分への現像剤の侵入を阻止す
るさらなる実施形態を示す断面図である。
【図11】本発明の支持部材への現像剤の侵入を阻止す
る別の実施形態を示す示す断面図である。
【図12】図11に示す別の実施形態における電源回路
により、供給する電圧の波形を示すものであって、
(a)は定電圧状態を、(b)は現像剤の帯電状態が安
定した時に供給する定電圧状態を、(c)は交番電圧の
状態を、(d)は現像バイアス電圧の供給タイミングに
一致させた状態を示す波形図である。
【図13】本発明の電源回路による交番電圧を得るため
の一構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 現像装置(現像剤処理装置) 2 現像剤 3 現像槽 3a 現像槽壁面 4 撹拌搬送ローラ(回転部材) 5 撹拌搬送ローラ(回転部材) 5a 撹拌搬送用の羽根 5b 回転ロール 5c 搬送用の羽根 50 回転軸 51 ボールベアリング 52 軸受部 6 現像ローラ 10 感光体 11 シールド部材 12 シールド部材 13 通過孔 15 搬送翼 16 導電性ブラシ(接地部材) 17 電源回路 18 シールド部材(導電性のコーティング槽) 19 AC電源 20 高圧トランス 21 整流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮路 孝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 山口 滋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 溝口 二三十 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 弘保 孝雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−175320(JP,A) 特開 平6−317960(JP,A) 特開 昭61−262767(JP,A) 実開 平2−58768(JP,U) 実開 平6−56521(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する収容容器内に回転可能
    、かつ回転軸方向に搬送しながら撹拌する撹拌搬送部
    材を設け、上記収容容器内の現像剤を搬送し、撹拌して
    なる現像剤処理装置において、上記撹拌搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸
    受部を設けた 上記収容容器内壁面に、上記軸受部を設け
    た収容容器の位置に発生した電荷により生じる電界をシ
    ールドするシールド部材を固着したことを特徴とする現
    像剤処理装置。
  2. 【請求項2】 現像剤を収容する収容容器内に回転可能
    、かつ回転軸方向に搬送しながら撹拌する撹拌搬送部
    材を設け、上記収容容器内の現像剤を搬送し、撹拌して
    なる現像剤処理装置において、上記撹拌搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸
    受部と対向する撹拌搬送部材側に、該撹拌搬送部材に生
    じた電荷により上記軸受部との間で生じる電界をシール
    ドする シールド部材を、上記軸受部を設けた上記収容容
    器の内壁面から距離aを隔てて設けたことを特徴とする
    現像剤処理装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を収容する収容容器内に回転可能
    、かつ回転軸方向に搬送しながら撹拌する撹拌搬送部
    材を設け、上記収容容器内の現像剤を搬送し、撹拌して
    なる現像剤処理装置において、上記撹拌搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸
    受部を設けた 上記収容容器内壁面に、上記軸受部を設け
    た収容容器の位置に発生した電荷により生じる電界をシ
    ールドする第1のシールド部材を固着し、 上記撹拌搬送部材の回転軸を回転可能に支持してなる軸
    受部と対向する撹拌搬送部材側に、該撹拌搬送部材に生
    じた電荷により上記軸受部との間で生じる電界をシール
    ドする 第2のシールド部材を、上記軸受部を設けた上記
    収容容器の内壁面から距離aを隔てて設けたことを特徴
    とする現像剤処理装置。
  4. 【請求項4】 上記シールド部材は、その面積が、撹拌
    搬送部材の回転軸方向の投影面積より大きいことを特徴
    とする請求項1又は2、あるいは3記載の現像剤処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のシールド部材又は請求項
    3記載の第2のシールド部材の半径dに対し、該シール
    ド部材と収容容器の内壁面との距離aとの関係をa<d
    となるようにシールド部材を配置したことを特徴とす
    像剤処理装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜3の何れかに記載の回転
    軸及びシールド部材に、現像剤の帯電極性と同極性の電
    圧を供給することを特徴とする現像剤処理装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項6記載の現像剤処理装置にお
    いて、供給する電圧は、撹拌搬送部材による回転により
    現像剤が安定した状態で供給され、一定電圧又は交番電
    圧であることを特徴とする現像剤処理装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項6記載の現像剤処理装置は、
    現像ローラを備えた現像装置であり、供給する電圧は、
    上記現像ローラに供給する現像バイアス電圧の供給タイ
    ミングに合わせて供給することを特徴とする現像剤処理
    装置。
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