JP3504932B2 - シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法 - Google Patents

シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法

Info

Publication number
JP3504932B2
JP3504932B2 JP2001314080A JP2001314080A JP3504932B2 JP 3504932 B2 JP3504932 B2 JP 3504932B2 JP 2001314080 A JP2001314080 A JP 2001314080A JP 2001314080 A JP2001314080 A JP 2001314080A JP 3504932 B2 JP3504932 B2 JP 3504932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
spoke
bit
movable
spare
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001314080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003120184A (ja
Inventor
重利 志比田
正身 川村
憲二 三戸
公洋 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishimatsu Construction Co Ltd filed Critical Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority to JP2001314080A priority Critical patent/JP3504932B2/ja
Publication of JP2003120184A publication Critical patent/JP2003120184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3504932B2 publication Critical patent/JP3504932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド工法に用
いられるシールド掘削機およびそのカッタービット交換
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地下構造物や坑道を構築する方法の一つ
であるシールド工法は、軟弱な地盤に適用するトンネル
工法の1つとして開発されたもので、シールド掘削機を
地中に推進させ土砂の崩壊を防ぎながら、その内部で安
全に掘削作業、覆工作業を行いトンネルを構築していく
工法である。このシールド工法は安全かつ確実に作業を
行えるという特徴があり、また、建造物が密集した都心
部など、地面を直接上から掘り下げて構造物を造る開削
工法を用いることが困難な場合には、ほとんどシールド
工法が用いられる。シールド掘削機は、多数のカッター
ビットを前面に設けたヘッドを油圧モータなどの駆動機
構を用いて回転させながら押し進むことにより、カッタ
ービットを用いて地山を掘削する掘削機である。
【0003】近年は施工環境や経済性、工期短縮の面か
らシールド工事の長距離化が進められており、これに伴
ってシールド掘削機の各部の耐久性の向上が必要となっ
てくる。さらに、長距離化により様々な土質を掘削する
必要性が生じることが考えられ、各土質に適したカッタ
ービットを選択して交換することが施工効率に大きく影
響する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シールド掘削機の各部
の中で特に劣化が著しいのは、切羽面に直に接して地山
を掘削するカッタービットであり、摩耗、損傷が激しく
施工途中で交換する必要がある。従来は、切羽周辺の地
山を地盤改良により自立させてから切羽面とシールド掘
削機との間に作業員が入り込んでカッタービットを交換
したり、あるいは、シールド掘削機の進行先に、作業員
が交換作業できる程度の大きさの竪穴(中間立坑)を地
表から掘っておき、この中間立坑に到達するまで掘削し
てから中間立坑内でカッタービットを交換していた。近
年では、地下空間を有効に利用するために、シールド工
事はより深く大きな断面で施工する必要が出てきてい
る。また、都市部におけるシールド工法では、地表建造
物の密集化などにより用地の取得が困難なことから中間
立坑を構築することが難しくなってきている。また、シ
ールド工事の長距離化に伴い、施工途中で土質が大きく
変化する場合が考えられる。このような場合にも、効率
良く施工する為には施工途中でカッタービットを交換し
て各土質に適したカッタービットを用いることが好まし
い。このような施工条件において、上述した従来方法を
用いてカッタービットを交換すると、多くのコストと長
い工期が必要となっていた。
【0005】また、上記従来方法のほかに、例えば特開
平11−350877号公報に、カッタースポークを回
転させることによって、カッタービットの交換作業を行
う方法も提示されている。しかし、このカッタービット
交換方法によれば使用前のカッタービットはカッタース
ポーク上に剥き出しになっている為、ヘッドから取り込
まれた土砂との摩擦により使用前に磨耗してしまう可能
性があるという問題があった。
【0006】本発明の課題は、地中内で簡単に行うこと
ができ、安全でかつ効率のよいシールド掘削機およびそ
のカッタービット交換方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、掘削された土砂が取り込
まれる胴体(4)と、該胴体の先端部に回転可能に取り
付けられたカッターヘッド(2)と、該カッターヘッド
に設けられ、複数のカッタービットを備えたカッタース
ポーク(11、61)とを有し、前記カッタービットを
用いて地山中を掘削進行するシールド掘削機(1、3
0)において、前記カッタースポークは、長尺な筒状に
設けられるとともに、軸心を中心として回転可能にカッ
ターヘッドに設けられ、前記カッタースポークの外周面
のほぼ同じ方向に臨む部分に固定カッタービット(1
4)が設けられ、前記カッタースポーク内には、予備カ
ッタービット(12、32、62)を有し、該予備カッ
タービットを前記カッタースポークの外周面の固定カッ
タービットとは異なる方向に臨む部分から外に出すよう
に移動自在に設けられ、かつ、前記カッタースポークと
ともに回転する可動部(18、38、68)と、該可動
部を移動させて前記予備カッタービットを前記カッター
スポーク内に収容された状態から外に押し出す駆動手段
とが設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、使用中の
カッタービットが磨耗することによりシールド掘削機の
掘削効率が低下した際には、カッタースポークを回転さ
せ駆動手段を用いて可動部を押し出し、カッタースポー
ク上に予備カッタービットを突出させることにより、予
備カッタービットを用いて地山を掘削することができ
る。すなわち、従来のように中間立坑をわざわざ構築し
たり地盤改良などをしたりする必要がないので、カッタ
ービットの交換を迅速かつ簡単に行うことができ、コス
トも抑えられる。また、使用前の予備カッタービットは
カッタースポーク内に収められているので、掘削された
土砂がカッターヘッドから取りこまれる際の摩擦や、回
転するカッターヘッドと取りこまれた土砂との摩擦によ
り、予備カッタービットが傷つくことがない。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
シールド掘削機において、前記カッタースポークは、多
角形状とされ、多角形の一辺を構成する前記カッタース
ポークの側面に複数の前記固定カッタービットが設けら
れ、前記多角形の他辺を構成する前記カッタースポーク
の少なくとも二つの側面から、それぞれ、前記予備カッ
タービットが外側に押し出されるように、前記カッター
スポーク内には、少なくとも二つの前記側面に対応して
それぞれ前記可動部が前記カッタースポーク内の中心側
から外周側に向う径方向に沿って移動可能に設けられて
いることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、多角形状
のカッタースポークの少なくとも二つの側面からそれぞ
れ予備カッタービットを押し出すことが可能なことか
ら、使用中のカッタービットが磨耗した後に予備カッタ
ービットに交換し、さらにこの予備カッタービットが磨
耗した際には、新たな予備カッタービットに交換するこ
とができる。つまり、多角形状のカッタースポークは側
面が複数あるため、複数の可動部を側面の裏側に沿って
設けることができる。よって、カッタービットが磨耗す
る毎にカッタースポークを回転させ、可動部が裏側に設
けられた側面をカッターヘッドの前面に位置させるとい
う動作を繰り返すことにより、容易に予備カッタービッ
トを複数回交換することができる。従って、長距離の連
続した掘削が可能となり、施工効率が上がる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載のシールド掘削機において、前記カッタースポー
ク内には、該カッタースポークの軸心に沿って支軸(1
9)が設けられ、前記カッタースポークの内面と支軸と
の間に前記可動部が前記カッタースポークの径方向に沿
って移動可能に配置され、かつ、前記可動部には、前記
支軸側に突出する凸部が設けられ、前記駆動手段は、前
記可動部と支軸との間に配置されるとともに、支軸に沿
って移動することにより、支軸と可動部の凸部との間に
入り込む楔部(15)を備え、該楔部が前記支軸と前記
可動部の凸部との間に入り込むことにより、前記可動部
を前記カッタースポークの外周側に向けて移動させて前
記予備カッタービットを前記カッタースポークから突出
させるとともに、前記楔部が前記可動部の凸部と前記支
軸の間に挟まれた状態となることにより、前記可動部の
前記カッタースポークの中心側へ向う戻り方向の移動を
規制することを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、油圧アク
チュエータ等により駆動される楔部の駆動方向と可動部
の移動方向とは異なるため、予備カッタービットを用い
て掘削しても楔部を移動させる手段にかかる負荷は小さ
い。従って、楔部を移動させる手段に起因したシールド
掘削機のトラブルは少なくなる。また、掘削進行方向か
ら加えられる力により、楔部は可動部の凸部と支軸の間
に挟まれた状態となり可動部の戻り方向の移動は規制さ
れるため、別個に戻り方向の移動を規制する手段を設け
る必要がなく、可動部周辺の構造は簡単なものとなり、
コストも抑えられる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載のシールド掘削機において、前記可動部は、左右
の分割部(ブロック63a、63b)に分離可能に配置
されるとともに各分割部に予備カッタービットがそれぞ
れ設けられ、かつ、前記可動部の予備カッタービットの
反対側の背面に突出する突出部を備え、前記駆動手段
は、前記予備カッタービットが突出する前記カッタース
ポークの側面とは反対側の側面に対応する前記カッター
スポークの内面と前記可動部との間に配置され、前記カ
ッタースポークの内面に沿うと共に前記カッタースポー
クの軸方向に沿って移動する二方向楔部(楔部75)を
備え、該二方向楔部が移動することにより前記二方向楔
部が可動部の各分割部同士の間に入って分割部を左右に
分離するとともに前記カッタースポークの内面と可動部
の突出部との間に前記二方向楔部が入り込んで、前記可
動部が前記カッタースポークの外周側に向けて移動させ
られて予備カッタービットを前記カッタースポークから
突出させるとともに、前記可動部の背面および分割部同
士の間に前記二方向楔部が配置されることにより、前記
可動部の戻りを規制することを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、二方向楔
部が可動部の各分割部同士を押し広げることにより二つ
に分離し、その後二つの分割部をせり出すことにより予
備カッタービットをカッタースポーク上に突出させる。
つまり、各分割部のそれぞれに予備カッタービットが取
りつけられている為、各分割部を左右に押し広げてから
せり出すと、カッタースポークやカッタースポークの一
側面に対して、左右に広い間隔で予備カッタービットを
配置することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載のシールド掘削機を用いたカッター
ビット交換方法であって、前記カッタースポークを回転
させることにより、予備カッタービットが突出すべきカ
ッタースポークの外周部分を前記シールド掘削機の前側
に向けるカッタースポーク回転工程と、該カッタースポ
ークから予備カッタービットを押し出す予備カッタービ
ット押出し工程とからなることを特徴とするカッタービ
ット交換方法。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、使用中の
カッタービットが磨耗することによりシールド掘削機の
掘削効率が低下した際には、カッタースポークを回転さ
せることにより予備カッタービットに交換する。すなわ
ち、従来のように中間立坑を構築したり、地盤改良など
を行う必要がないため、簡単にカッタービットを交換す
る事ができ、コストも削減できる。また、予備カッター
ビットは使用時にカッタースポークから突出するので、
未使用時にはカッタースポークに保護されるようになっ
ている。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のシールド掘削機のカッタービット交換方法において、
前記カッタースポークが多角形状とされるとともに、該
カッタースポークの予備カッタービットが押出し可能な
複数の側面を備え、これらの側面がシールド掘削機の前
を向くようにカッタースポークを順次回転させることに
より、複数回予備カッタービットを交換できることを特
徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、カッター
スポークは多角形状であるため、複数の各側壁の内面に
沿って複数の可動部を設けることができる。よって、カ
ッタースポークを所定角度回転させることにより、各々
の可動部を切羽に対向させることができる。つまり、使
用中のカッタービットが磨耗した際には、カッタースポ
ークを回転させて別の可動部が備えられている所定の側
壁が切羽に対向するようにし、駆動手段によって予備カ
ッタービットを押し出す。この予備カッタービットが磨
耗した後は、さらにカッタースポークを回転させ、内側
に新たな可動部が備えられている側壁が切羽に対向する
ようにする。従って、カッタースポークを多角形状にし
て複数の各側壁の内側に可動部を設ければ、カッタービ
ットが磨耗する毎にカッタースポークを回転させるだけ
で、新しい予備カッタービットに順次交換することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕以下、図1
から図3に基づいて本発明の一実施例であるシールド掘
削機1を詳細に説明する。図1(A)はシールド掘削機
1の正面概略図であり、図1(B)は側面概略図であ
る。シールド掘削機1は、切羽に当接する略円形状のカ
ッターヘッド2を備え、該カッターヘッド2の半径方向
に沿ったスリット2b、2b・・・が、カッターヘッド
2に円周方向に90度おきに計4つ形成されるととも
に、前記スリット2b、2b・・・に複数の固定カッタ
ービット14、14・・・を備えたカッタースポーク部
11を設けた構造である。カッターヘッド2の切羽側と
反対側の面には、固定カッタービット14、14・・・
によって掘られた土砂が取り込まれるチャンバーを備え
た胴体4が接続されている。カッターヘッド2の中心に
は、図示しない油圧モータ等により回転駆動される駆動
軸3が回転自在に貫通している。この駆動軸3の回転に
伴ってカッターヘッド2が回転することにより、切羽が
掘削される。シールド掘削機1は、カッタースポーク部
11の構成以外は周知のシールド掘削機と同様の構成で
あるため、以下、カッタースポーク部11の構成および
機能についてのみ詳細に説明する。
【0020】図2および図3に示すように、カッタース
ポーク部11は、図2(A)に示すように中空部17a
を備えた略六角筒状のカッタースポーク17と、中空部
17a中にカッタースポーク17の径方向に沿って移動
自在に設けられた可動部18、38と、中空部17aの
中央にカッタースポーク17の長手方向に沿って移動可
能に設けられた楔部15と、この楔部15をカッターヘ
ッド2のヘッド面2a(図1(A)参照)に平行に移動
させて、可動部18、38の後述する肉厚部分と支軸1
9との間に押し込む油圧ジャッキ16等を備えている。
カッタースポーク17は図示しない周知の回転機構によ
り、軸心を中心として回転駆動される。中空部17aの
中央には、楔部15を支持する支軸19が長手方向に沿
って貫通している。支軸19は略円柱状であり、楔部1
5を支持する部分は半径方向に直交する面で切り取られ
た形状となっている。切り取られた形状とされることに
より生じる平らな矩形状の面に、楔部15の背面15c
が接している。すなわち、支軸19とカッタースポーク
17の内面の間に可動部18が配置され、可動部18と
支軸19との間に楔部15が配置されている。また可動
部18、38、支軸19、楔部15、油圧ジャッキ16
は、カッタースポーク17と共に回転するようになって
いる。
【0021】楔部15は、図2(B)に示すように長手
方向の断面形状が楔状であり、先端部15d側が斜面1
5aとされている。楔部15の斜面15aの勾配は、ス
ポーク13の後述する斜面13bの勾配に対応してい
る。
【0022】可動部18は、カッタースポーク17内
に、その長手方向に沿って配置されたスポーク13と予
備カッタービット12、12・・・からなる。スポーク
13は横断面が略台形の細長い棒状体で、肉厚部分(凸
部)と肉薄部分とがあり、両者の間は斜面13b(図2
(B)参照)になっている。この肉薄部分と支軸19の
間にできるスペースに、楔部15が収められている。カ
ッタースポーク17の一側面である側面17cと対向す
る、スポーク13の表面13aの長手方向の両縁部に
は、列をなして予備カッタービット12、12・・・が
取り付けられている。なお、可動部38の構成は可動部
18とほぼ同様であり、可動部38のスポーク33の肉
薄部分と支軸19との間に、図示しない楔部が収められ
ている。つまり支軸19は、軸が細くならないように互
い違いに切り取られた形状とされた部分で、二つの楔部
を支持している。スポーク13とスポーク33は、支軸
19の切り取られた形状とされた部分に対応する部分が
肉厚部分とされ、他の部分が肉薄部分となるような形状
になっている。よって、図2(A)、図3(A)はスポ
ーク13が肉厚部分で、スポーク33が肉薄部分となっ
ている場合の断面図である。
【0023】六角筒状のカッタースポーク17の一側面
である側面17bには、その長手方向の両縁部に固定カ
ッタービット14、14・・・が突出した状態で列をな
して備えられており、側面17bとの間に一つの側面を
挟んだ側面である側面17cの内側に可動部18が設け
られている。さらに側面17cとの間に一つの側面を挟
んだ側面である側面17dの内側に、可動部38が位置
している。側面17c、17dの、可動部18、38に
設けられた予備カッタービット12、12・・・、3
2、32・・・の位置に対応した所定箇所には、開口部
17e、17e・・・が設けられている。これらの開口
部17e、17e・・・は、土砂などが入り込むことを
防ぐため蓋によって塞がれている。
【0024】次に、シールド掘削機1におけるカッター
ビット交換方法について説明する。シールド掘削機1は
従来のシールド掘削機と同様の方法により、地山を掘削
していく。この際、切羽に当接して実際に地山を削るの
は固定カッタービット14、14・・・である。ある程
度の掘削を行うと、固定カッタービット14、14・・
・の磨耗や土質の変化によりシールド掘削機1の掘削効
率が低下する。そのため、以下の方法により予備カッタ
ービット12、12・・・を開口部17e、17e・・
・から突出させ、予備カッタービット12、12・・・
を用いて地山の掘削を進める。
【0025】まず始めに固定カッタービット14、14
・・・を用いて掘削を行うため、カッタースポーク17
の向きを、固定カッタービット14、14・・・が備え
られた側面17bが切羽に対向するような方向にする。
固定カッタービット14、14・・・を用いて掘削を行
い、ある程度磨耗した後、図示しない回転機構によって
カッタースポーク17を、図2(A)に示すように側面
17cが切羽に対向するまで回転させる。このとき、例
えばスポーク13の肉薄部分と支軸19との間に収めら
れている楔部15の斜面15aは、スポーク13の斜面
13bと接している。カッタースポーク17を回転させ
た後、油圧ジャッキ16を駆動させて楔部15の先端部
15dを、スポーク13の背面13cと支軸19との間
に生じている隙間Wに押しこむ。このとき、楔部15の
斜面15aはスポーク13の斜面13bを押すため、ス
ポーク13は油圧ジャッキ16によってカッタースポー
ク17の外側に向いた力(前進力)を加えられることに
なる。従って、スポーク13に備えられた予備カッター
ビット12、12・・・も共に前進し、開口部17e、
17e・・・から蓋を押しのけるように外部に突出し、
切羽に対向する(図3(A)参照)。
【0026】楔部15はスポーク13を前進させた後、
図3(B)に示すようにスポーク13の背面13cの裏
側に完全に入り込む。この際、楔部15の前面15bは
スポーク13の背面13cに当接している為、スポーク
13は楔部15によって裏側から支えられている。さら
に、楔部15は支軸19によって裏側から支えられてい
る。よって、スポーク13は一旦前進させられると、予
備カッタービット12、12・・・を切羽側に突出させ
た状態で安定する。このようにして、磨耗した固定カッ
タービット14、14・・・は、予備カッタービット1
2、12・・・に交換される。
【0027】次に、可動部38を内側に備えた側面17
dが切羽に対向するようにカッタースポーク17を回転
させる。従って、油圧ジャッキ(図示略)により楔部
(図示略)を駆動させることによってスポーク33は前
進し、第二の予備カッタービット32、32・・・が開
口部17e、17e・・・から切羽側に突出する。な
お、可動部38に対応する前記油圧ジャッキおよび楔部
は、可動部18の油圧ジャッキ16および楔部15と同
様である。従って、磨耗した固定カッタービット14、
14・・・を予備カッタービット12、12・・・に交
換するのと同様に、磨耗した予備カッタービット12、
12・・・を第二の予備カッタービット32、32・・
・に交換することができる。以上のように全体の概略形
状が六角筒状のカッタースポーク17は、カッタービッ
トを二回交換することが可能である。
【0028】第1の実施の形態における、シールド掘削
機1およびそのカッタービット交換方法によれば、概略
形状が略六角筒状のカッタースポーク17の側面17b
上には固定カッタービット14、14・・・が設けら
れ、カッタースポーク17内部の、側面17c、17d
の内側に対応する位置には、可動部18、38がそれぞ
れ設けられている。固定カッタービット14、14・・
・が磨耗した際には、カッタースポーク17を回転させ
て側面17cが切羽に対向するようにする。次に楔部1
5により可動部18を押し出し、切羽に当接するように
予備カッタービット12、12・・・をカッタースポー
ク17上に突出させることによって、容易にカッタービ
ットを交換することができる。また、予備カッタービッ
ト12、12・・・が磨耗した際は、上記同様の手順に
より予備カッタービット32、32・・・に交換するこ
とができる。
【0029】すなわち、中間立坑や切羽周辺の地盤改良
などを行う必要がなく、機械的にカッタースポーク17
を回転させて可動部18、38を前進させることにより
カッタービットの交換を行うことができるので、大幅な
コスト削減になる。また、迅速にカッタービットの交換
を行うことが出来るため、工期を短縮することが可能で
ある。さらに、二つの可動部18、38を設けることに
より、カッタービットを二回交換することが出来る。ま
た、予備カッタービット12、32は未使用時にカッタ
ースポーク17内に収められているので、カッターヘッ
ド2のスリットを通過する土砂との摩擦や、チャンバー
内の土砂との摩擦とにより磨耗することを防止できる。
【0030】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態におけるカッ
タースポーク17は略六角筒状であるが、八角筒状など
六角形以上の多角形でもよい。八角形の場合、八個の側
面のうちの一つ飛びごとの側面に固定カッタービット一
組および予備カッタービット三組を取り付けることがで
きるので、カッタービットを三回交換することが可能で
ある。
【0031】〔第2の実施の形態〕図4〜図6を参照し
て、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、シー
ルド掘削機30の装置全体の正面概略形状および側面概
略形状は、図1に示す第1の実施の形態におけるシール
ド掘削機1とほぼ同様であり、第1の実施の形態と同様
の構成要素については同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0032】カッタースポーク部61は、中空部67a
を備えた四角筒状のカッタースポーク67と、中空部6
7aに移動自在に備えられた可動部68等からなる。固
定カッタービット14、14・・・は、カッタースポー
ク67の側面67c、67eにそれぞれ垂直に取り付け
られている。可動部68は、予備カッタービット62、
62・・・を備えたスポーク63からなり、スポーク6
3は左右に開いて二つのブロック63a、63b(分割
部)に分かれるようになっている。予備カッタービット
62、62・・・は、これらのブロック63a、63b
の外側の側面の縁部に、長手方向に沿って列を作るよう
に取り付けられている。また、可動部68は、固定カッ
タービット14、14・・・を切羽側に向けた場合に、
切羽側に向かう側面67bに対応する内面67gと、側
面67bに対向する側面67dの内面67hとの間に設
けられている。
【0033】ブロック63a、63bは肉厚部分(突出
部)と厚みの異なる二段階の肉薄部分とからなり、カッ
ターヘッド2の中心に向かうにつれて段階的に薄くなる
ようになっている。ブロック63a、63bの最も肉薄
の部分と側面67bの内面67gとの間に、後述する楔
部75(二方向楔部)が収められている。ブロック63
a、63bの第二の肉薄部分とカッタースポーク67の
側面67bとの間のスペースは、楔部75のせり出し部
77のフランジ77c、77cが係合する係合部63
c、63cとなっている。これらの係合部63c、63
cは、それぞれブロック63a、63bの一方の端から
他方の端の手前まで形成されている。側面67c、67
eには、可動部68に備えられた予備カッタービット6
2、62・・・が突出する開口部67f、67f・・・
が設けられている。楔部75は、カッタースポーク67
の長手方向に沿って移動自在に設けられており、ブロッ
ク63a、63bの間を押し開く押し広げ部75aと、
押し広げ部75aに設けられ、カッタースポーク67の
側面67bと接するせり出し部77とを有する。
【0034】押し広げ部75aの先端部75bは、図6
(B)に示すように両側面の縁部が先端で一つになって
おり、全体概略形状が略三角柱状になっている。せり出
し部77は略矩形状の平板で先端部77aには勾配が設
けられており、平坦部77b上には押し広げ部75aが
取り付けられている。図6(C)に示すように押し広げ
部75aの幅L2よりも、せり出し部77の幅L1の方
が大きい為、フランジ77c、77cが形成される。
【0035】次に、シールド掘削機30におけるカッタ
ービット交換方法について説明する。まず、側面67
c、67eに取り付けられた固定カッタービット14、
14・・・を切羽側に対向させるために、側面67bが
切羽面に平行になるようにカッタースポーク67の向き
を固定する。この状態でカッターヘッド2を回転させ、
固定カッタービット14、14・・・を用いて掘削を行
う。固定カッタービット14、14・・・が磨耗した
後、側面67dが切羽に対向するように、カッタースポ
ーク67を180度回転させる。このとき、スポーク6
3の上面と側面67dの間には、せり出し部77のフラ
ンジ77cの厚さW1分の隙間がある。
【0036】カッタースポーク67を回転させた後、油
圧ジャッキ76を駆動させて楔部75の押し広げ部75
aの先端部75bをスポーク63の二つのブロック63
a、63bの間に差し込む。ブロック63a、63b
は、それぞれ内側の側面を押し広げ部75aの外側の両
側面に接するようにして、押し広げられる。この際、せ
り出し部77のフランジ77c、77cは、ブロック6
3a、63bに設けられた第二の肉薄部分である係合部
63c、63cに係合するため邪魔にならず、また押し
広げ部75aの先端部75bは楔状になっている為、ブ
ロック63a、63bはスムーズに押し広げられる。こ
の段階では、図5(A)に示すように、予備カッタービ
ット62、62・・・の一部が開口部67f、67f・
・・から、カッタースポーク67の外側に突出した状態
となっている。
【0037】さらに油圧ジャッキ76を駆動させ、せり
出し部77の先端部77aがせり出し位置Pにくるまで
楔部75を移動させる。せり出し位置Pより先には係合
部63c、63cが形成されていないので、さらに楔部
75を移動させると先端部77aが、ブロック63a、
63bの肉厚部分の背面と側面67bの間に入り込む。
先端部77aの斜面に乗り上げたブロック63a、63
bは、フランジ77c、77cの前面まで移動するの
で、フランジ77cの厚さW1分前進する。以上のよう
に、押し広げられ、せり出されることにより、ブロック
63a、63bは、予備カッタービット62、62・・
・をカッタースポーク67の外側に完全に突出した状態
で、裏側からせり出し部77のフランジ77c、77c
に支持される(図5(B)参照)。
【0038】第2の実施の形態におけるシールド掘削機
30およびそのカッタービット交換方法によれば、概略
形状が四角筒状のカッタースポーク67の側面67c、
67e上には固定カッタービット14、14・・・が設
けられ、カッタースポーク67内には可動部68が設け
られている。固定カッタービット14、14・・・が磨
耗した際には、カッタースポーク67を約180度回転
させて、二つのブロック63a、63bからなるスポー
ク63を楔部75によって押し広げ、せり出すことによ
り、予備カッタービット62、62・・・をカッタース
ポーク67上に突出させる。よって、カッタースポーク
67を回転させることにより簡単に、かつ迅速にカッタ
ービット交換を行うことができる。従って、工期を短縮
することができ、従来と比較して大幅なコスト削減が可
能となる。また、予備カッタービット62、62・・・
を左右に押し広げてから前方に押し出すので、カッター
スポーク67の幅より左右に広い間隔で予備カッタービ
ット62、62・・・を配置できる。さらに、使用前の
予備カッタービット62、62・・・はカッタースポー
ク67内に収められている為、第1の実施の形態と同様
に磨耗することを防止できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、使用中
のカッタービットが磨耗した場合には、カッタースポー
クを回転させ駆動手段を用いて可動部を押し出すことに
より、カッタースポーク上に予備カッタービットを突出
させて、この予備カッタービットを用いて地山を掘削す
ることができる。すなわち、従来のように中間立坑をわ
ざわざ構築したり地盤改良などをしたりする必要がな
く、カッタービットの交換を迅速かつ簡単に行うことが
でき、コストも抑えられる。また、使用前の予備カッタ
ービットはカッタースポーク内に収められているので、
掘削された土砂がカッターヘッドから取り込まれる際
や、回転するカッターヘッドと取りこまれた土砂との摩
擦により予備カッタービットが傷つくことはない。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、多角形状
のカッタースポークの少なくとも二つの側面から、予備
カッタービットを備えた可動部を押し出すことができる
ため、使用中のカッタービットが磨耗した際には第一の
予備カッタービットに交換し、さらにこの予備カッター
ビットが磨耗した際には、新たな予備カッタービットに
交換することができる。つまり、カッタースポークの形
状を多角形状にしていることから側面が複数あるため、
これらの側面の裏側に沿って複数の可動部を設けること
ができる。よって、カッタービットが磨耗する毎にカッ
タースポークを回転させ、可動部が裏側に設けられた側
面をカッターヘッドの前面に位置させるという動作を繰
り返すことにより、容易に予備カッタービットを複数回
交換することができる。従って、長距離の連続した掘削
が可能となり施工効率が上がることから、大幅な工期短
縮が実現できる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、油圧アク
チュエータ等により駆動される楔部の駆動方向と可動部
の移動方向とは異なるため、予備カッタービットを用い
て掘削しても楔部を駆動する手段にかかる負荷は小さ
い。従って、楔部を駆動する手段に起因したシールド掘
削機のトラブルは少なくなる。さらに、掘削進行方向か
ら加えられる力により、楔部は可動部の凸部と支軸の間
に挟まれた状態となり可動部の戻り方向の移動は規制さ
れるため、別個に戻り方向の移動を規制する手段を設け
る必要がなく、可動部周辺の構造は簡単なものとなり、
コストも抑えられる。また、構造が簡単なことからトラ
ブルが起こりにくくなり、装置の信頼性が増す。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、二方向楔
部が可動部の各分割部同士を押し広げることにより二つ
に分離し、その後二つの分割部をせり出すことにより予
備カッタービットをカッタースポーク上に突出させる。
つまり、各分割部のそれぞれに予備カッタービットが取
りつけられている為、各分割部を左右に押し広げてから
せり出すと、カッタースポークやカッタースポークの一
側面に対して左右に広い間隔で予備カッタービットを配
置することができる。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、使用中の
カッタービットが磨耗することによりシールド掘削機の
掘削効率が低下した際には、カッタースポークを回転さ
せ予備カッタービットを押し出すことにより予備カッタ
ービットに交換する。すなわち、従来のように中間立坑
を構築したり、地盤改良などを行う必要がないため、簡
単にカッタービットを交換する事ができ、コストも削減
できる。また、予備カッタービットは未使用時にはカッ
タースポーク内に収められ、使用時にカッタースポーク
から突出するので、使用前に傷つくことが無い。
【0044】請求項6に記載の発明によれば、カッター
スポークは多角形状であるため、複数の各側壁の内面に
沿って複数の可動部を設けることができる。よって、カ
ッタースポークを所定角度回転させることにより、各々
の可動部を切羽に対向させることができる。つまり、使
用中のカッタービットが磨耗したらカッタースポークを
回転させて別の可動部が備えられている所定の側壁が切
羽に対向するようにし、駆動手段によって予備カッター
ビットを押し出し切羽に当接させる。この予備カッター
ビットが磨耗した後は、さらにカッタースポークを回転
させ、内側に新たな可動部が備えられている側壁が切羽
に対向するようにする。従って、カッタースポークを多
角形状にして複数の各側壁の内側に可動部を設ければ、
カッタービットが磨耗する毎にカッタースポークを回転
させるだけで、新しい予備カッタービットに順次交換す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例であるシールド掘削
機の正面概略図であり、(B)は側面概略図である。
【図2】(A)は本発明の一実施例であるシールド掘削
機のカッタースポークの幅方向断面概略図であり、
(B)は(A)の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図3】(A)は可動部を押し出したときのカッタース
ポークの幅方向断面概略図であり、(B)は(A)の矢
印B−B線に沿った断面図である。
【図4】(A)は本発明の他の例としてのシールド掘削
機のカッタースポークの幅方向断面概略図であり、
(B)は(A)を回転させた図である。
【図5】(A)は可動部を押し広げたときのカッタース
ポークの幅方向断面概略図であり、(B)は可動部をせ
り出したときの図である。
【図6】(A)は図5(A)の矢印A−A線に沿った断
面図であり、(B)は楔部分を切羽側から見た平面図で
あり、(C)は楔部分をカッターヘッドの外周から見た
正面図である。
【符号の説明】
1、30 シールド掘削機 2 カッターヘッド 11、61 カッタースポーク部 12、32、62 予備カッタービット 14 固定カッタービット 15 楔部 17、67 カッタースポーク 19 支軸 63a、63b ブロック(分割部) 75 楔部(二方向楔部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 公洋 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−350877(JP,A) 特開 平4−140398(JP,A) 特開 平6−137081(JP,A) 特開 平7−224595(JP,A) 実開 平6−56197(JP,U) 実開 平6−20597(JP,U) 実開 平5−38097(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/087

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削された土砂が取り込まれる胴体と、 該胴体の先端部に回転可能に取り付けられたカッターヘ
    ッドと、 該カッターヘッドに設けられ、複数のカッタービットを
    備えたカッタースポークとを有し、前記カッタービット
    を用いて地山中を掘削進行するシールド掘削機におい
    て、 前記カッタースポークは、長尺な筒状に設けられるとと
    もに、軸心を中心として回転可能にカッターヘッドに設
    けられ、 前記カッタースポークの外周面のほぼ同じ方向に臨む部
    分に固定カッタービットが設けられ、 前記カッタースポーク内には、予備カッタービットを有
    し、該予備カッタービットを前記カッタースポークの外
    周面の固定カッタービットとは異なる方向に臨む部分か
    ら外に出すように移動自在に設けられ、かつ、前記カッ
    タースポークとともに回転する可動部と、 該可動部を移動させて前記予備カッタービットを前記カ
    ッタースポーク内に収容された状態から外に押し出す駆
    動手段とが設けられていることを特徴とするシールド掘
    削機。
  2. 【請求項2】前記カッタースポークは、多角形状とさ
    れ、多角形の一辺を構成する前記カッタースポークの側
    面に複数の前記固定カッタービットが設けられ、 前記多角形の他辺を構成する前記カッタースポークの少
    なくとも二つの側面から、それぞれ、前記予備カッター
    ビットが外側に押し出されるように、前記カッタースポ
    ーク内には、少なくとも二つの前記側面に対応してそれ
    ぞれ前記可動部が前記カッタースポーク内の中心側から
    外周側に向う径方向に沿って移動可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のシールド掘削機。
  3. 【請求項3】前記カッタースポーク内には、該カッター
    スポークの軸心に沿って支軸が設けられ、前記カッター
    スポークの内面と支軸との間に前記可動部が前記カッタ
    ースポークの径方向に沿って移動可能に配置され、か
    つ、前記可動部には、前記支軸側に突出する凸部が設け
    られ、 前記駆動手段は、前記可動部と支軸との間に配置される
    とともに、支軸に沿って移動することにより、支軸と可
    動部の凸部との間に入り込む楔部を備え、該楔部が前記
    支軸と前記可動部の凸部との間に入り込むことにより、
    前記可動部を前記カッタースポークの外周側に向けて移
    動させて前記予備カッタービットを前記カッタースポー
    クから突出させるとともに、前記楔部が前記可動部の凸
    部と前記支軸の間に挟まれた状態となることにより、前
    記可動部の前記カッタースポークの中心側へ向う戻り方
    向の移動を規制することを特徴とする請求項1または2
    記載のシールド掘削機。
  4. 【請求項4】前記可動部は、左右の分割部に分離可能に
    配置されるとともに各分割部に予備カッタービットがそ
    れぞれ設けられ、かつ、前記可動部の予備カッタービッ
    トの反対側の背面に突出する突出部を備え、 前記駆動手段は、前記予備カッタービットが突出する前
    記カッタースポークの側面とは反対側の側面に対応する
    前記カッタースポークの内面と前記可動部との間に配置
    され、前記カッタースポークの内面に沿うと共に前記カ
    ッタースポークの軸方向に沿って移動する二方向楔部を
    備え、 該二方向楔部が移動することにより前記二方向楔部が可
    動部の各分割部同士の間に入って分割部を左右に分離す
    るとともに前記カッタースポークの内面と可動部の突出
    部との間に前記二方向楔部が入り込んで、前記可動部が
    前記カッタースポークの外周側に向けて移動させられて
    予備カッタービットを前記カッタースポークから突出さ
    せるとともに、前記可動部の背面および分割部同士の間
    に前記二方向楔部が配置されることにより、前記可動部
    の戻りを規制することを特徴とする請求項1または2記
    載のシールド掘削機。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一つに記載のシー
    ルド掘削機を用いたカッタービット交換方法であって、 前記カッタースポークを回転させることにより、予備カ
    ッタービットが突出すべきカッタースポークの外周部分
    を前記シールド掘削機の前側に向けるカッタースポーク
    回転工程と、 該カッタースポークから予備カッタービットを押し出す
    予備カッタービット押出し工程とからなることを特徴と
    するカッタービット交換方法。
  6. 【請求項6】前記カッタースポークが多角形状とされる
    とともに、該カッタースポークの予備カッタービットが
    押出し可能な複数の側面を備え、 これらの側面がシールド掘削機の前を向くようにカッタ
    ースポークを順次回転させることにより、複数回予備カ
    ッタービットを交換できることを特徴とする請求項5に
    記載のシールド掘削機のカッタービット交換方法。
JP2001314080A 2001-10-11 2001-10-11 シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法 Expired - Lifetime JP3504932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314080A JP3504932B2 (ja) 2001-10-11 2001-10-11 シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314080A JP3504932B2 (ja) 2001-10-11 2001-10-11 シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003120184A JP2003120184A (ja) 2003-04-23
JP3504932B2 true JP3504932B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=19132447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001314080A Expired - Lifetime JP3504932B2 (ja) 2001-10-11 2001-10-11 シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3504932B2 (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7678151B2 (en) 2000-05-01 2010-03-16 Ek Steven W System and method for joint resurface repair
US7713305B2 (en) 2000-05-01 2010-05-11 Arthrosurface, Inc. Articular surface implant
US7828853B2 (en) 2004-11-22 2010-11-09 Arthrosurface, Inc. Articular surface implant and delivery system
US7857817B2 (en) 2000-05-01 2010-12-28 Arthrosurface Inc. System and method for joint resurface repair
US7896883B2 (en) 2000-05-01 2011-03-01 Arthrosurface, Inc. Bone resurfacing system and method
US7896885B2 (en) 2002-12-03 2011-03-01 Arthrosurface Inc. Retrograde delivery of resurfacing devices
US7901408B2 (en) 2002-12-03 2011-03-08 Arthrosurface, Inc. System and method for retrograde procedure
US7914545B2 (en) 2002-12-03 2011-03-29 Arthrosurface, Inc System and method for retrograde procedure
US7951163B2 (en) 2003-11-20 2011-05-31 Arthrosurface, Inc. Retrograde excision system and apparatus
US8147559B2 (en) 2000-05-01 2012-04-03 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurface repair
US8177841B2 (en) 2000-05-01 2012-05-15 Arthrosurface Inc. System and method for joint resurface repair
US8361159B2 (en) 2002-12-03 2013-01-29 Arthrosurface, Inc. System for articular surface replacement
US8388624B2 (en) 2003-02-24 2013-03-05 Arthrosurface Incorporated Trochlear resurfacing system and method
US8523872B2 (en) 2002-12-03 2013-09-03 Arthrosurface Incorporated Tibial resurfacing system
US9066716B2 (en) 2011-03-30 2015-06-30 Arthrosurface Incorporated Suture coil and suture sheath for tissue repair
US9283076B2 (en) 2009-04-17 2016-03-15 Arthrosurface Incorporated Glenoid resurfacing system and method
US9358029B2 (en) 2006-12-11 2016-06-07 Arthrosurface Incorporated Retrograde resection apparatus and method
US9468448B2 (en) 2012-07-03 2016-10-18 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurfacing and repair
US9492200B2 (en) 2013-04-16 2016-11-15 Arthrosurface Incorporated Suture system and method
US9662126B2 (en) 2009-04-17 2017-05-30 Arthrosurface Incorporated Glenoid resurfacing system and method
US9861492B2 (en) 2014-03-07 2018-01-09 Arthrosurface Incorporated Anchor for an implant assembly
US10624748B2 (en) 2014-03-07 2020-04-21 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US10624752B2 (en) 2006-07-17 2020-04-21 Arthrosurface Incorporated Tibial resurfacing system and method
US10945743B2 (en) 2009-04-17 2021-03-16 Arthrosurface Incorporated Glenoid repair system and methods of use thereof
US11160663B2 (en) 2017-08-04 2021-11-02 Arthrosurface Incorporated Multicomponent articular surface implant
US11478358B2 (en) 2019-03-12 2022-10-25 Arthrosurface Incorporated Humeral and glenoid articular surface implant systems and methods
US11607319B2 (en) 2014-03-07 2023-03-21 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US11712276B2 (en) 2011-12-22 2023-08-01 Arthrosurface Incorporated System and method for bone fixation

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220146074A (ko) 2021-04-23 2022-11-01 송성민 쐐기고정구를 이용한 터널바닥판 구조체 및 그 제작 및 시공방법

Cited By (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9055955B2 (en) 2000-05-01 2015-06-16 Arthrosurface Inc. Bone resurfacing system and method
US7713305B2 (en) 2000-05-01 2010-05-11 Arthrosurface, Inc. Articular surface implant
US8540717B2 (en) 2000-05-01 2013-09-24 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurface repair
US7857817B2 (en) 2000-05-01 2010-12-28 Arthrosurface Inc. System and method for joint resurface repair
US9204873B2 (en) 2000-05-01 2015-12-08 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurface repair
US8864827B2 (en) 2000-05-01 2014-10-21 Arthrosurface Inc. System and method for joint resurface repair
US7896883B2 (en) 2000-05-01 2011-03-01 Arthrosurface, Inc. Bone resurfacing system and method
US7678151B2 (en) 2000-05-01 2010-03-16 Ek Steven W System and method for joint resurface repair
US9357989B2 (en) 2000-05-01 2016-06-07 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurface repair
US8147559B2 (en) 2000-05-01 2012-04-03 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurface repair
US8177841B2 (en) 2000-05-01 2012-05-15 Arthrosurface Inc. System and method for joint resurface repair
US8663230B2 (en) 2002-12-03 2014-03-04 Arthrosurface Incorporated Retrograde delivery of resurfacing devices
US10076343B2 (en) 2002-12-03 2018-09-18 Arthrosurface Incorporated System for articular surface replacement
US8523872B2 (en) 2002-12-03 2013-09-03 Arthrosurface Incorporated Tibial resurfacing system
US7914545B2 (en) 2002-12-03 2011-03-29 Arthrosurface, Inc System and method for retrograde procedure
US7901408B2 (en) 2002-12-03 2011-03-08 Arthrosurface, Inc. System and method for retrograde procedure
US8361159B2 (en) 2002-12-03 2013-01-29 Arthrosurface, Inc. System for articular surface replacement
US7896885B2 (en) 2002-12-03 2011-03-01 Arthrosurface Inc. Retrograde delivery of resurfacing devices
US8926615B2 (en) 2002-12-03 2015-01-06 Arthrosurface, Inc. System and method for retrograde procedure
US8556902B2 (en) 2002-12-03 2013-10-15 Arthrosurface Incorporated System and method for retrograde procedure
US9044343B2 (en) 2002-12-03 2015-06-02 Arthrosurface Incorporated System for articular surface replacement
US11337819B2 (en) 2003-02-24 2022-05-24 Arthrosurface Incorporated Trochlear resurfacing system and method
US9931211B2 (en) 2003-02-24 2018-04-03 Arthrosurface Incorporated Trochlear resurfacing system and method
US9351745B2 (en) 2003-02-24 2016-05-31 Arthrosurface Incorporated Trochlear resurfacing system and method
US8388624B2 (en) 2003-02-24 2013-03-05 Arthrosurface Incorporated Trochlear resurfacing system and method
US10624749B2 (en) 2003-02-24 2020-04-21 Arthrosurface Incorporated Trochlear resurfacing system and method
US7951163B2 (en) 2003-11-20 2011-05-31 Arthrosurface, Inc. Retrograde excision system and apparatus
US8961614B2 (en) 2004-11-22 2015-02-24 Arthrosurface, Inc. Articular surface implant and delivery system
US7828853B2 (en) 2004-11-22 2010-11-09 Arthrosurface, Inc. Articular surface implant and delivery system
US10624752B2 (en) 2006-07-17 2020-04-21 Arthrosurface Incorporated Tibial resurfacing system and method
US11471289B2 (en) 2006-07-17 2022-10-18 Arthrosurface Incorporated Tibial resurfacing system and method
US9358029B2 (en) 2006-12-11 2016-06-07 Arthrosurface Incorporated Retrograde resection apparatus and method
US10045788B2 (en) 2006-12-11 2018-08-14 Arthrosurface Incorporated Retrograde resection apparatus and method
US10959740B2 (en) 2006-12-11 2021-03-30 Arthrosurface Incorporated Retrograde resection apparatus and method
US11478259B2 (en) 2009-04-17 2022-10-25 Arthrosurface, Incorporated Glenoid resurfacing system and method
US9662126B2 (en) 2009-04-17 2017-05-30 Arthrosurface Incorporated Glenoid resurfacing system and method
US10478200B2 (en) 2009-04-17 2019-11-19 Arthrosurface Incorporated Glenoid resurfacing system and method
US10945743B2 (en) 2009-04-17 2021-03-16 Arthrosurface Incorporated Glenoid repair system and methods of use thereof
US9283076B2 (en) 2009-04-17 2016-03-15 Arthrosurface Incorporated Glenoid resurfacing system and method
US9066716B2 (en) 2011-03-30 2015-06-30 Arthrosurface Incorporated Suture coil and suture sheath for tissue repair
US11712276B2 (en) 2011-12-22 2023-08-01 Arthrosurface Incorporated System and method for bone fixation
US10307172B2 (en) 2012-07-03 2019-06-04 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurfacing and repair
US11191552B2 (en) 2012-07-03 2021-12-07 Arthrosurface, Incorporated System and method for joint resurfacing and repair
US9468448B2 (en) 2012-07-03 2016-10-18 Arthrosurface Incorporated System and method for joint resurfacing and repair
US11648036B2 (en) 2013-04-16 2023-05-16 Arthrosurface Incorporated Suture system and method
US10695096B2 (en) 2013-04-16 2020-06-30 Arthrosurface Incorporated Suture system and method
US9492200B2 (en) 2013-04-16 2016-11-15 Arthrosurface Incorporated Suture system and method
US9962265B2 (en) 2014-03-07 2018-05-08 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US11083587B2 (en) 2014-03-07 2021-08-10 Arthrosurface Incorporated Implant and anchor assembly
US10624748B2 (en) 2014-03-07 2020-04-21 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US9931219B2 (en) 2014-03-07 2018-04-03 Arthrosurface Incorporated Implant and anchor assembly
US10575957B2 (en) 2014-03-07 2020-03-03 Arthrosurface Incoporated Anchor for an implant assembly
US11607319B2 (en) 2014-03-07 2023-03-21 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US10624754B2 (en) 2014-03-07 2020-04-21 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US9861492B2 (en) 2014-03-07 2018-01-09 Arthrosurface Incorporated Anchor for an implant assembly
US11766334B2 (en) 2014-03-07 2023-09-26 Arthrosurface Incorporated System and method for repairing articular surfaces
US11160663B2 (en) 2017-08-04 2021-11-02 Arthrosurface Incorporated Multicomponent articular surface implant
US11478358B2 (en) 2019-03-12 2022-10-25 Arthrosurface Incorporated Humeral and glenoid articular surface implant systems and methods

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003120184A (ja) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3504932B2 (ja) シールド掘削機およびそのカッタービット交換方法
JP4078302B2 (ja) シールド掘進方法及びシールド掘進機
JP2909013B2 (ja) 矩形シールド掘進機
JP3963566B2 (ja) カッタヘッドおよび支障物の切削方法
JP4081871B2 (ja) 高強度壁切削シールド掘進機
JP2001152784A (ja) シールド掘進機のカッターディスク
JP2910633B2 (ja) カッタービットの磨耗低減方法及びカッタービットの取り付け構造
JPH08338195A (ja) トンネル掘進機
JP7249701B1 (ja) ローラ型切削ビット
JP3904908B2 (ja) シールド掘削機
JP3687053B2 (ja) 球体シールド掘進機のカッター
JPH0768870B2 (ja) 地中掘削機
JP5410205B2 (ja) シールド機及びそのシールド機の掘進工法
JPH08319797A (ja) シールド掘進機の障害物切削装置
JP2938841B2 (ja) カッタビットおよびカッタ装置
JPS62225694A (ja) シ−ルド掘進機
JP2531152Y2 (ja) シールド掘進機のカッターヘッド
JP2002194995A (ja) シールドマシンにおけるカッタビットの交換方法
JPH1088974A (ja) コンクリート管破砕用カッタヘッド
JP3344949B2 (ja) トンネル掘進機における余掘装置のストローク制御方法
JP2681208B2 (ja) 回転カッター式シールド掘進機
JP2969578B2 (ja) シールド掘削機
JP4248370B2 (ja) シールド掘削機およびそのカッタビット交換方法
JPH01163395A (ja) シールド掘進機
JPH08319796A (ja) シールド掘進機の障害物切削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3504932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250