JP3504844B2 - シートの取出し装置 - Google Patents
シートの取出し装置Info
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- JP3504844B2 JP3504844B2 JP35487697A JP35487697A JP3504844B2 JP 3504844 B2 JP3504844 B2 JP 3504844B2 JP 35487697 A JP35487697 A JP 35487697A JP 35487697 A JP35487697 A JP 35487697A JP 3504844 B2 JP3504844 B2 JP 3504844B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- magazine
- book
- sheets
- center guide
- Prior art date
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- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マガジン内に配列
収納されているシートの取出し装置に関するもので、特
に折り畳まれた能書の取出しに適したシートの取出し装
置に関するものである。
収納されているシートの取出し装置に関するもので、特
に折り畳まれた能書の取出しに適したシートの取出し装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は、薬品のフィルム包装品と一緒に
箱詰め包装される能書の従来の取出し装置を例示してい
る。この能書は、薬品に関する効能や注意事項等が記載
された用紙であり、その取出し装置では、能書折機等に
よって予め折り畳まれた能書１がマガジン２内に配列収
納されている。そして、マガジン２内の先頭の能書１
は、アーム３の先端に取付けたバキュームパッド４で吸
着され、アーム３を軸５まわりに回動させることによっ
てマガジン２から取出される。その取出された能書１
は、アーム３をさらに回動させることによって搬送装置
６上へ受渡されるようになっている。
箱詰め包装される能書の従来の取出し装置を例示してい
る。この能書は、薬品に関する効能や注意事項等が記載
された用紙であり、その取出し装置では、能書折機等に
よって予め折り畳まれた能書１がマガジン２内に配列収
納されている。そして、マガジン２内の先頭の能書１
は、アーム３の先端に取付けたバキュームパッド４で吸
着され、アーム３を軸５まわりに回動させることによっ
てマガジン２から取出される。その取出された能書１
は、アーム３をさらに回動させることによって搬送装置
６上へ受渡されるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
取出し装置では、マガジン２は収納されている能書１の
列が常時出口側へ流れるように、その出口側を下方へ向
けて少し傾斜をつけて設置されており、その出口には能
書１の流出を阻止するための固定のフック（図示せず）
が設けられている。このため、上記従来の取出し装置で
は、フックのかかり（能書に対する阻止長さ）が深い場
合には能書１が取り出せない場合が起こり、逆にフック
のかかりが浅い場合には能書１の２枚取りが起こること
があり、フックのかかりの調整が非常に難しいという問
題があった。
取出し装置では、マガジン２は収納されている能書１の
列が常時出口側へ流れるように、その出口側を下方へ向
けて少し傾斜をつけて設置されており、その出口には能
書１の流出を阻止するための固定のフック（図示せず）
が設けられている。このため、上記従来の取出し装置で
は、フックのかかり（能書に対する阻止長さ）が深い場
合には能書１が取り出せない場合が起こり、逆にフック
のかかりが浅い場合には能書１の２枚取りが起こること
があり、フックのかかりの調整が非常に難しいという問
題があった。
【０００４】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、マガジン内に収納されてい
る能書（シート）を１枚づつ確実に取り出すことが可能
なシートの取出し装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、マガジン内に収納されてい
る能書（シート）を１枚づつ確実に取り出すことが可能
なシートの取出し装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、出口側が下方
へ向けて傾斜して設置されたマガジン内のシートを１枚
づつ取出すシートの取出し装置において、前記マガジン
の出口の幅方向中央部にセンターガイドを移動可能に配
置し、前記マガジン内に収納配列された先頭のシートに
前記センターガイドを当接させて前記シートの前面中央
部を支持する支持手段と、前記マガジンの出口の幅方向
両端部前方にバキュームパッドを移動可能に配置し、前
記先頭のシートに前記バキュームパッドを当接させて前
記シートの前面両端部を吸引し、前記バキュームパッド
を移動させることにより前記センターガイドにガイドさ
れた前記先頭のシートの両端部を捲る吸引手段と、前記
マガジンの出口の幅方向両端部へフックを出没自在にそ
れぞれ配設し、前記シートの両端部が捲られた後のスペ
ース内に前記フックを挿入して前記先頭のシートと後続
のシートとを切り離すとともに、傾斜して設置されたマ
ガジン内のシートの列が外部から流出するのを阻止する
切り離し手段と、前記切り離された先頭のシートを前記
マガジンから取出して次工程へ受け渡す移送手段とを備
えている。
題を解決するために、本発明においては、出口側が下方
へ向けて傾斜して設置されたマガジン内のシートを１枚
づつ取出すシートの取出し装置において、前記マガジン
の出口の幅方向中央部にセンターガイドを移動可能に配
置し、前記マガジン内に収納配列された先頭のシートに
前記センターガイドを当接させて前記シートの前面中央
部を支持する支持手段と、前記マガジンの出口の幅方向
両端部前方にバキュームパッドを移動可能に配置し、前
記先頭のシートに前記バキュームパッドを当接させて前
記シートの前面両端部を吸引し、前記バキュームパッド
を移動させることにより前記センターガイドにガイドさ
れた前記先頭のシートの両端部を捲る吸引手段と、前記
マガジンの出口の幅方向両端部へフックを出没自在にそ
れぞれ配設し、前記シートの両端部が捲られた後のスペ
ース内に前記フックを挿入して前記先頭のシートと後続
のシートとを切り離すとともに、傾斜して設置されたマ
ガジン内のシートの列が外部から流出するのを阻止する
切り離し手段と、前記切り離された先頭のシートを前記
マガジンから取出して次工程へ受け渡す移送手段とを備
えている。
【０００６】この発明のシートの取出し装置では、吸引
パッドによってマガジン内に配列された先頭のシートの
両端部を吸引してマガジン出口の前方へ引き出すと、該
シートの中央部がセンターガイドによって支持されてい
るため、シートは中央部をその儘にして両端部が捲くら
れる。それによって後続のシートとの間に生じるスペー
スにフックを突出させて後続のシートとを切り離す。こ
のようにして後続のシートから切り離された先頭のシー
トは次工程に移動される。
パッドによってマガジン内に配列された先頭のシートの
両端部を吸引してマガジン出口の前方へ引き出すと、該
シートの中央部がセンターガイドによって支持されてい
るため、シートは中央部をその儘にして両端部が捲くら
れる。それによって後続のシートとの間に生じるスペー
スにフックを突出させて後続のシートとを切り離す。こ
のようにして後続のシートから切り離された先頭のシー
トは次工程に移動される。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１乃至図３は本発明の実施の形
態に係るシートの取出し装置として、薬品のフィルム包
装品と一緒に箱詰め包装される能書の取出し装置を示し
たものである。これらの図に示すように、本取出し装置
は、能書折機（図示せず）などで予め１枚づつ折り畳ま
れてマガジン２内に収納配列された先頭の能書１の幅方
向ほぼ中央部１ａを支持するセンターガイド１１を有す
る支持手段１０と、能書１の両端面を吸着して取出し、
センターガイド１１と協働して吸着した能書１の両端部
１ｂを捲る一対のバキュームパッド２１を有する吸引手
段２０と、バキュームパッド２１によって能書１の両端
部１ｂが捲られた後のスペースに挿入されて、先頭の能
書１と後続の能書１とを切り離すように構成された一対
のフック３１を有する切り離し手段３０と、切り離され
た先頭の能書１を前記マガジン２から取出して次工程へ
受け渡す移送手段４０とをそれぞれ備えている。
態に係るシートの取出し装置として、薬品のフィルム包
装品と一緒に箱詰め包装される能書の取出し装置を示し
たものである。これらの図に示すように、本取出し装置
は、能書折機（図示せず）などで予め１枚づつ折り畳ま
れてマガジン２内に収納配列された先頭の能書１の幅方
向ほぼ中央部１ａを支持するセンターガイド１１を有す
る支持手段１０と、能書１の両端面を吸着して取出し、
センターガイド１１と協働して吸着した能書１の両端部
１ｂを捲る一対のバキュームパッド２１を有する吸引手
段２０と、バキュームパッド２１によって能書１の両端
部１ｂが捲られた後のスペースに挿入されて、先頭の能
書１と後続の能書１とを切り離すように構成された一対
のフック３１を有する切り離し手段３０と、切り離され
た先頭の能書１を前記マガジン２から取出して次工程へ
受け渡す移送手段４０とをそれぞれ備えている。
【０００８】上記支持手段１０では、センターガイド１
１が取付け部１２を介して後述する移送手段４０のホル
ダ４１に取付けられている。このセンターガイド１１
は、移送手段４０によって駆動され、マガジン２の幅方
向略中央で、該マガジン２の出口を上下方向に横切る位
置から後述する能書受け台７までの間を移動するように
構成されている。
１が取付け部１２を介して後述する移送手段４０のホル
ダ４１に取付けられている。このセンターガイド１１
は、移送手段４０によって駆動され、マガジン２の幅方
向略中央で、該マガジン２の出口を上下方向に横切る位
置から後述する能書受け台７までの間を移動するように
構成されている。
【０００９】上記吸引手段２０では、一対のバキューム
パッド２１がそれぞれアーム２２の先端に取付けられて
いる。このアーム２２は、アーム軸中心に対して内側寄
りに偏心量ｅを有する偏心軸２３に取付けられ、この偏
心軸２３の軸受２４は取付け板２５を介して後述する移
送手段４０のホルダ４１に取付けられている。また、偏
心軸２３の下端にはモータ等の駆動手段２６が連結さ
れ、該駆動手段２６はホルダ４１に配設されている。そ
して、このような駆動手段２６を駆動して偏心軸２３を
回動させると、バキュームパッド２１は、偏心軸２３を
中心に回動して吸着した能書１の両端部１ｂを捲って、
次位の能書１から切り離すようになっている。
パッド２１がそれぞれアーム２２の先端に取付けられて
いる。このアーム２２は、アーム軸中心に対して内側寄
りに偏心量ｅを有する偏心軸２３に取付けられ、この偏
心軸２３の軸受２４は取付け板２５を介して後述する移
送手段４０のホルダ４１に取付けられている。また、偏
心軸２３の下端にはモータ等の駆動手段２６が連結さ
れ、該駆動手段２６はホルダ４１に配設されている。そ
して、このような駆動手段２６を駆動して偏心軸２３を
回動させると、バキュームパッド２１は、偏心軸２３を
中心に回動して吸着した能書１の両端部１ｂを捲って、
次位の能書１から切り離すようになっている。
【００１０】上記切り離し手段３０では、一対のフック
３１の基端が回動軸３２に取付けられていて、モータ等
の駆動手段（図示せず）によって回動軸３２を中心に回
動するように構成されている。そして、これらフック３
１は、回動軸３２の回動によって、その先端を図３中の
実線で示したマガジン２の出口に臨んだ位置と、２点鎖
線で示したマガジン２の出口から外れた位置との間を移
動し、バキュームパッド２１を用いて能書１の両端部１
ｂを捲った後のスペース内にフック３１の先端を挿入し
て、先頭の能書１と後続の能書１とを切り離すととも
に、傾斜して設置されたマガジン２内の能書１の列が出
口から外部へ流出するのを阻止し、またバキュームパッ
ド２１を用いて能書１をマガジン２内から取出す時には
マガジン２の出口から退避して能書１の取出しを可能に
する。
３１の基端が回動軸３２に取付けられていて、モータ等
の駆動手段（図示せず）によって回動軸３２を中心に回
動するように構成されている。そして、これらフック３
１は、回動軸３２の回動によって、その先端を図３中の
実線で示したマガジン２の出口に臨んだ位置と、２点鎖
線で示したマガジン２の出口から外れた位置との間を移
動し、バキュームパッド２１を用いて能書１の両端部１
ｂを捲った後のスペース内にフック３１の先端を挿入し
て、先頭の能書１と後続の能書１とを切り離すととも
に、傾斜して設置されたマガジン２内の能書１の列が出
口から外部へ流出するのを阻止し、またバキュームパッ
ド２１を用いて能書１をマガジン２内から取出す時には
マガジン２の出口から退避して能書１の取出しを可能に
する。
【００１１】上記移送手段４０では、上記支持手段１０
の取付け部１２を保持するホルダ４１が駆動軸４２を介
して図示しないモータ等の駆動手段に連係されている。
また、マガジン２の前部下方には能書受け台７が設置さ
れ、該能書受け台７に隣接してベルトコンベア等の搬送
装置６が設置されている。そして、それらの間には、能
書受け台７に置かれた能書１を搬送装置６に移載するた
めの能書押出し棒８が設置されている。この移送手段４
０では、駆動手段によって駆動軸４２が回動され、それ
に伴ってホルダ４１が回動されると、バキュームパッド
２１およびセンターガイド１１が移動され、バキューム
パッド２１に吸着されて取出された能書１が吸着された
状態で能書受け台７に受渡され、次いで能書押出し棒８
を駆動して搬送装置６へ受渡されるようになっている。
の取付け部１２を保持するホルダ４１が駆動軸４２を介
して図示しないモータ等の駆動手段に連係されている。
また、マガジン２の前部下方には能書受け台７が設置さ
れ、該能書受け台７に隣接してベルトコンベア等の搬送
装置６が設置されている。そして、それらの間には、能
書受け台７に置かれた能書１を搬送装置６に移載するた
めの能書押出し棒８が設置されている。この移送手段４
０では、駆動手段によって駆動軸４２が回動され、それ
に伴ってホルダ４１が回動されると、バキュームパッド
２１およびセンターガイド１１が移動され、バキューム
パッド２１に吸着されて取出された能書１が吸着された
状態で能書受け台７に受渡され、次いで能書押出し棒８
を駆動して搬送装置６へ受渡されるようになっている。
【００１２】このように構成された能書１の取出し装置
では、前工程で、能書折機などにより一枚づつ折り畳ま
れた能書１がマガジン２内に配列収納されていて、列の
先頭はマガジン２の出口位置で一対のフック３１によっ
て流出が阻止され、またこれによってバキュームパッド
２１の吸着位置が規定されている。能書１の取出し動作
が開始されると、駆動軸４２が図示しない駆動手段によ
って駆動され、センターガイド１１が先頭の能書１の中
央部１ａに当接して該能書１の列を支持し、また一対の
バキュームパッド２１もマガジン２内の先頭の能書１に
接して該能書１の両端部１ｂを吸着する。次いで、図示
しない駆動手段を作動させて回動軸３２を回動し、先に
マガジン２内の能書１の列の先頭を支持していた一対の
フック３１を引き上げて能書１の支持を解除し、その
後、駆動手段２６を駆動して偏心軸２３を回転する。す
ると、アーム２２が偏心軸２３のまわりを回動し、これ
によってバキュームパッド２１に吸着されている先頭の
能書１の両端部１ｂが捲られる。そこで、回動軸３２を
回動してその後のスペースにフック３１の先端を挿入
し、先頭の能書１を後続の能書１から完全に切り離す。
次いで、偏心軸２３を逆回転してバキュームパッド２１
を介して捲られている能書１の両端部１ｂを元の形状に
戻すとともに、駆動軸４２を逆回転し、アーム２２およ
びセンターガイド１１を回動させると、バキュームパッ
ド２１に吸着された先頭の能書１のみがセンターガイド
１１にガイドされながらマガジン２内から取出されるこ
とになる。こうして取出された能書１は、図１に示した
ように能書受け台７に受け渡され、次いで能書押出し棒
８によって搬送装置６へ移し替えられた後、次工程へ搬
送されて被包製品と一緒に箱詰めされる。次いで、駆動
軸４２を回転させ、センターガイド１１を先頭の能書１
の中央部１ａに当接させ、また一対のバキュームパッド
２１もマガジン２内の先頭の能書１に当接させる。以
後、上記動作を繰り返してマガジン２内の能書１をマガ
ジン２から取り出す。
では、前工程で、能書折機などにより一枚づつ折り畳ま
れた能書１がマガジン２内に配列収納されていて、列の
先頭はマガジン２の出口位置で一対のフック３１によっ
て流出が阻止され、またこれによってバキュームパッド
２１の吸着位置が規定されている。能書１の取出し動作
が開始されると、駆動軸４２が図示しない駆動手段によ
って駆動され、センターガイド１１が先頭の能書１の中
央部１ａに当接して該能書１の列を支持し、また一対の
バキュームパッド２１もマガジン２内の先頭の能書１に
接して該能書１の両端部１ｂを吸着する。次いで、図示
しない駆動手段を作動させて回動軸３２を回動し、先に
マガジン２内の能書１の列の先頭を支持していた一対の
フック３１を引き上げて能書１の支持を解除し、その
後、駆動手段２６を駆動して偏心軸２３を回転する。す
ると、アーム２２が偏心軸２３のまわりを回動し、これ
によってバキュームパッド２１に吸着されている先頭の
能書１の両端部１ｂが捲られる。そこで、回動軸３２を
回動してその後のスペースにフック３１の先端を挿入
し、先頭の能書１を後続の能書１から完全に切り離す。
次いで、偏心軸２３を逆回転してバキュームパッド２１
を介して捲られている能書１の両端部１ｂを元の形状に
戻すとともに、駆動軸４２を逆回転し、アーム２２およ
びセンターガイド１１を回動させると、バキュームパッ
ド２１に吸着された先頭の能書１のみがセンターガイド
１１にガイドされながらマガジン２内から取出されるこ
とになる。こうして取出された能書１は、図１に示した
ように能書受け台７に受け渡され、次いで能書押出し棒
８によって搬送装置６へ移し替えられた後、次工程へ搬
送されて被包製品と一緒に箱詰めされる。次いで、駆動
軸４２を回転させ、センターガイド１１を先頭の能書１
の中央部１ａに当接させ、また一対のバキュームパッド
２１もマガジン２内の先頭の能書１に当接させる。以
後、上記動作を繰り返してマガジン２内の能書１をマガ
ジン２から取り出す。
【００１３】なお、既述の実施の形態では、能書１を対
象とした取出し装置を示したが、本発明の取出し装置
は、能書１に限定されず、マガジン２に配列収納され、
かつバキュームパッドの吸引によって捲ることができる
程度の剛性をもったものならば能書１以外の他の用紙や
プラスチック板、金属板等に適用することができる。
象とした取出し装置を示したが、本発明の取出し装置
は、能書１に限定されず、マガジン２に配列収納され、
かつバキュームパッドの吸引によって捲ることができる
程度の剛性をもったものならば能書１以外の他の用紙や
プラスチック板、金属板等に適用することができる。
【００１４】また、既述の実施の形態では、偏心軸２
３，該偏心軸２３の駆動手段２６等によってバキューム
パッド２１を偏心移動させて能書１の両端部１ｂを捲く
っているが、バキュームパッド２１を弾力性材料で形成
したり、コイルスプリングを内装させることによってバ
キュームパッド２１に復元力をもたせれば、吸引に際し
てバキュームパッド２１が変形するため、それによって
能書１の両端部１ｂを捲ることもできる。
３，該偏心軸２３の駆動手段２６等によってバキューム
パッド２１を偏心移動させて能書１の両端部１ｂを捲く
っているが、バキュームパッド２１を弾力性材料で形成
したり、コイルスプリングを内装させることによってバ
キュームパッド２１に復元力をもたせれば、吸引に際し
てバキュームパッド２１が変形するため、それによって
能書１の両端部１ｂを捲ることもできる。
【００１５】さらにまた、既述の実施の形態では、先頭
の能書１の中央部１ａを支持する支持手段１０と、先頭
の能書１の両端部１ｂを吸引する吸引手段２０とをホル
ダ４１に設置し、該ホルダ４１を回動することによって
能書１をマガジン２の出口から搬送装置６へ移動させて
いる。即ち、既述の実施の形態では、能書１をセンター
ガイド１１とバキュームパッド２１で支持しながら移送
させているが、移送手段４０を独立して設置してもよ
い。例えば、マガジン２から取出した能書１をバキュー
ムパッド２１から解放して能書１を下方に落下させ、そ
の下方に設置したシュータ等によって搬送装置６上に案
内するようにしてもよい。
の能書１の中央部１ａを支持する支持手段１０と、先頭
の能書１の両端部１ｂを吸引する吸引手段２０とをホル
ダ４１に設置し、該ホルダ４１を回動することによって
能書１をマガジン２の出口から搬送装置６へ移動させて
いる。即ち、既述の実施の形態では、能書１をセンター
ガイド１１とバキュームパッド２１で支持しながら移送
させているが、移送手段４０を独立して設置してもよ
い。例えば、マガジン２から取出した能書１をバキュー
ムパッド２１から解放して能書１を下方に落下させ、そ
の下方に設置したシュータ等によって搬送装置６上に案
内するようにしてもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
トの取出し装置は、出口側が下方へ向けて傾斜して設置
されたマガジン内のシートを１枚づつ取出すものであっ
て、前記マガジンの出口の幅方向中央部にセンターガイ
ドを移動可能に配置し、前記マガジン内に収納配列され
た先頭のシートに前記センターガイドを当接させて前記
シートの前面中央部を支持する支持手段と、前記マガジ
ンの出口の幅方向両端部前方にバキュームパッドを移動
可能に配置し、前記先頭のシートに前記バキュームパッ
ドを当接させて前記シートの前面両端部を吸引し、前記
バキュームパッドを移動させることにより前記センター
ガイドにガイドされた前記先頭のシートの両端部を捲る
吸引手段と、前記マガジンの出口の幅方向両端部へフッ
クを出没自在にそれぞれ配設し、前記シートの両端部が
捲られた後のスペース内に前記フックを挿入して前記先
頭のシートと後続のシートとを切り離すとともに、傾斜
して設置されたマガジン内のシートの列が外部から流出
するのを阻止する切り離し手段と、前記切り離された先
頭のシートを前記マガジンから取出して次工程へ受け渡
す移送手段とを備えているので、マガジン内の先頭のシ
ートを後続のシートから完全に切り離すことが可能とな
り、これによって従来のような２枚取りが防止されると
ともに、フックが外れることによって、従来のようにフ
ックによる抵抗がなくなり、吸着不良が少なくなって取
出しミスが大幅に減少するという効果が得られる。
トの取出し装置は、出口側が下方へ向けて傾斜して設置
されたマガジン内のシートを１枚づつ取出すものであっ
て、前記マガジンの出口の幅方向中央部にセンターガイ
ドを移動可能に配置し、前記マガジン内に収納配列され
た先頭のシートに前記センターガイドを当接させて前記
シートの前面中央部を支持する支持手段と、前記マガジ
ンの出口の幅方向両端部前方にバキュームパッドを移動
可能に配置し、前記先頭のシートに前記バキュームパッ
ドを当接させて前記シートの前面両端部を吸引し、前記
バキュームパッドを移動させることにより前記センター
ガイドにガイドされた前記先頭のシートの両端部を捲る
吸引手段と、前記マガジンの出口の幅方向両端部へフッ
クを出没自在にそれぞれ配設し、前記シートの両端部が
捲られた後のスペース内に前記フックを挿入して前記先
頭のシートと後続のシートとを切り離すとともに、傾斜
して設置されたマガジン内のシートの列が外部から流出
するのを阻止する切り離し手段と、前記切り離された先
頭のシートを前記マガジンから取出して次工程へ受け渡
す移送手段とを備えているので、マガジン内の先頭のシ
ートを後続のシートから完全に切り離すことが可能とな
り、これによって従来のような２枚取りが防止されると
ともに、フックが外れることによって、従来のようにフ
ックによる抵抗がなくなり、吸着不良が少なくなって取
出しミスが大幅に減少するという効果が得られる。
【図１】本発明の実施の形態に係るシートの取出し装置
として能書の取出し装置の構成を示す側面図である。
として能書の取出し装置の構成を示す側面図である。
【図２】図１に示した能書の取出し装置におけるＡーＡ
矢視図である。
矢視図である。
【図３】図１に示した能書の取出し装置におけるＢーＢ
矢視図である。
矢視図である。
【図４】従来の能書の取出し装置の構成を示す側面図で
ある。
ある。
１ 能書
１ａ 中央部
１ｂ 端部
２ マガジン
６ 搬送装置
７ 能書受け台
８ 能書押出し棒
１０ 支持手段
１１ センターガイド
１２ 取付け部
２０ 吸引手段
２１ バキュームパッド
２２ アーム
２３ 偏心軸
２４ 軸受
２５ 取付け板
２６ 駆動手段
３０ 切り離し手段
３１ フック
３２ 回動軸
４０ 移送手段
４１ ホルダ
４２ 駆動軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65B 61/00
B65B 41/00
B65H 3/00
Claims (2)
- 【請求項１】 出口側が下方へ向けて傾斜して設置され
たマガジン内のシートを１枚づつ取出すシートの取出し
装置において、前記マガジンの出口の幅方向中央部にセ
ンターガイドを移動可能に配置し、前記マガジン内に収
納配列された先頭のシートに前記センターガイドを当接
させて前記シートの前面中央部を支持する支持手段と、
前記マガジンの出口の幅方向両端部前方にバキュームパ
ッドを移動可能に配置し、前記先頭のシートに前記バキ
ュームパッドを当接させて前記シートの前面両端部を吸
引し、前記バキュームパッドを移動させることにより前
記センターガイドにガイドされた前記先頭のシートの両
端部を捲る吸引手段と、前記マガジンの出口の幅方向両
端部へフックを出没自在にそれぞれ配設し、前記シート
の両端部が捲られた後のスペース内に前記フックを挿入
して前記先頭のシートと後続のシートとを切り離すとと
もに、傾斜して設置されたマガジン内のシートの列が外
部から流出するのを阻止する切り離し手段と、前記切り
離された先頭のシートを前記マガジンから取出して次工
程へ受け渡す移送手段とを備えたことを特徴とするシー
トの取出し装置。 - 【請求項２】 前記支持手段のセンターガイドは取付け
部を介して前記移送手段のホルダに取付けられ、該ホル
ダの回動によって移動され、前記吸引手段のバキューム
パッドはアームの先端に取付けられ、該アームはアーム
軸中心に対して内側寄りに偏心された偏心軸に回動可能
に取付けられ、該偏心軸は駆動手段に連結されていると
ともに、該駆動手段は前記移送手段のホルダに配設さ
れ、前記シートは前記センターガイドと前記バキューム
パッドで支持されながら移送されるように構成したこと
を特徴とする請求項１に記載のシートの取出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35487697A JP3504844B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | シートの取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35487697A JP3504844B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | シートの取出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11180418A JPH11180418A (ja) | 1999-07-06 |
| JP3504844B2 true JP3504844B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=18440507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35487697A Expired - Fee Related JP3504844B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | シートの取出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3504844B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103922165B (zh) * | 2014-04-18 | 2016-03-23 | 国投新疆罗布泊钾盐有限责任公司 | 正负压组合卡片分离自动投卡机 |
| CN114602321B (zh) * | 2022-02-16 | 2022-10-21 | 中国科学院水生生物研究所 | 一种可用于环境dna采样的弹匣式滤膜更换系统 |
| CN114602325B (zh) * | 2022-02-18 | 2023-05-09 | 中国科学院水生生物研究所 | 轮盘式环境dna滤饼更换装置的采样方法、控制方法及系统 |
| CN114558456B (zh) * | 2022-02-18 | 2023-02-28 | 中国科学院水生生物研究所 | 一种可用于环境dna采样的轮盘式滤膜更换系统 |
| CN114602326B (zh) * | 2022-02-21 | 2023-05-09 | 中国科学院水生生物研究所 | 一种可用于环境dna采样的提拉式滤膜更换装置 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35487697A patent/JP3504844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11180418A (ja) | 1999-07-06 |
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