JP2002531340A - 印刷物のスタックの保護包装のための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 増した厚みによって区別される縁をそれぞれ含む印刷物のスタック（１）は、その区別される縁のある側部がラッパー（４）によって完全にカバーされて十分に保護されるように包装される。スタック（１）は、区別される縁に垂直な方向には不安定であるため、スタックがその中で形成されるスタッキング・シャフト（２０）から、その区別される縁に平行な方向に、フォークの対（１２／１３）をなす２つのフォーク（１２および１３）の間に直接、取出される。スタック（１）はその後、２つのフォーク（１２および１３）の間で押さえられ、フォークの対（１２／１３）と押さえられたスタック（１）とがともに、包装材料のカーテン（１４）を通じて動かされる。包装材料は、フォークの対（１２／１３）およびスタック（１）のまわりで閉じる。包装されたスタック（１／４）は、ラッパー（４）の形成後、フォークの対（１２／１３）とスタック（１／４）との相対運動によって、フォークの対から離され、その後運び去られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、包装技術分野に属し、対応の独立クレームの前文に記載の方法およ
び装置に関する。該方法および装置は、印刷物のスタックのまわりに保護ラッパ
ーを装着するものである。本発明に従った方法および装置は、印刷物のスタック
が他の領域よりも厚みのある縁（または稜）領域を有し、そのためにスタックの
安定性が減じられ、その縁領域が特に保護を必要とするような、印刷物のスタッ
クに応用するのに特に好適である。この種の印刷物としては、たとえば、折畳ま
れた縁(二度目の折りの縁）を有する二重折りの新聞や、背（spine）が接着もし
くは綴じられた雑誌などがある。

【０００２】 新聞は、リールから輪転機によって供給されるか、または、さらなる処理用の
種々の装置（校合ドラム等）によって調整された流れで供給される。その中で新
聞は、折畳まれた稜が下流を向くように位置付けられる。輸送および配達のため
に、これらの新聞は（ほとんどの場合、相互に）積重ねられ、それらのスタック
には選択的にカバーシートがかけられ、その後ひもで縛られおよび／または包装
される。

【０００３】 二重折りの新聞では、第１面がその表紙となり、印刷された情報は、折畳まれ
た稜にかけて実質的に間断なしに続いている。このことは、第１面が非常に剥き
出しであることを意味している。反面、新聞の非常に目立つ第１面には、通常、
重要であると考えられる情報が掲載されており、そのため傷つけられてはならな
い。しかしこれは、理解されるように、簡単なことではない。

【０００４】 同じことが、パンフレット形状の、背が接着されているか別の方法で綴じられ
ている雑誌または同様の印刷物にも当てはまる。このような印刷物は、背の縁が
厚く、積重ね時の安定を欠く。このような背の縁には情報が印刷されている場合
もあり、積重ねられたときに剥き出しなので損傷を受けやすい。

【０００５】 新聞および雑誌のスタックは、相互に積重ねられている場合であっても、折畳
まれた稜または背（増した厚みによって区別される縁）に垂直な方向における安
定性が、それらの縁に平行な方向における安定性よりも低い。これは、水平の支
持上に積重ねられていても、印刷物の一部がそのスタックの中で、その区別され
る縁に垂直な方向に傾斜し、したがって、低い運動量でも滑り始めることに起因
する。このような状況は、その区別される縁に平行な方向には起こらない。その
ため、スタックをその区別される縁に平行に移動させることははるかに簡単であ
り、その区別される縁に垂直に移動させるよりもはるかに簡単な手段でより大き
な加速で行なうことが可能である。したがって、スタッキング・シャフトは、通
常、シャフト内で作られるスタックが、印刷物の区別される縁に平行な方向に排
出されるように設計される。

【０００６】 最新技術によれば、スタックは、それらを実質的に垂直に設けられた包装材料
（フォイルのプラスチックシート等）のカーテンを通じて動かすことにより、包
装材料で包装される。これにより、包装材料はスタックの下流側のまわりに巻き
付けられ、スタックの上流側で閉じることで環状のラッピングを形成することが
できる。この包装材料は、同時に、後続のスタックのためにカーテンを再び形成
するように切断される。この方法のように、スタックを積重ねられた印刷物の区
別される縁（折畳まれた縁または背）がラッパーによって保護されるように包装
する場合、スタックは、その区別される縁に垂直な方向に包装材料のカーテンを
通じて動かされねばならず、上述のように、その方向において積重ねの安定性が
低いことから問題が生じる。

【０００７】 新聞または雑誌のスタックを包装するには、たとえば、スタッキング・シャフ
トから取出されるスタックを直接、包装材料のカーテンを通じて押出すことが示
唆される。これは、スタックがその区別される縁に平行に取出されてそれらの縁
に平行に包装される場合には、問題なく行なうことができる。しかし、この方法
では、ラッパーが製品の区別される縁に対して密着せず、したがってそれらを保
護することができなくなる。スタックを、製品の区別される縁に垂直な方向に取
出してそれらをカーテンを通じて直接動かすこともまた示唆される。これによれ
ば、ラッパーは製品の区別される縁に対して密着し、それらを有効に保護するこ
とができる。この方法は、所望の製品をもたらすが、取出し方向におけるスタッ
クの安定性が低いために問題が生じる。それらの問題は、取出し時の高速性およ
び高い加速度に対して、満足な解決を得ることができない。

【０００８】 上述の問題に鑑みて、スタッキング・シャフトからスタックを、その区別され
る縁に垂直な方向に取出し、取出した直後に取出し方向に垂直に縛って、包装に
備えて十分な安定性を与える方法もまた示唆される。この方法によれば、区別さ
れる縁を保護するための包装については問題がなくなるが、包装に先だって縛る
ことで、その区別される縁を傷つけてしまうという高い危険性を伴なう。

【０００９】 その製造がやはり最新技術に属する輪転印刷物の梱包において可能なように、
印刷物のスタックにおいて、増した厚みによって区別される縁、すなわち新聞ま
たは雑誌の折畳まれた稜または背を包装によって持続的に保護することのできる
、満足な方法は存在しないようである。

【００１０】 したがって、本発明の目的は、簡単な手段でかつ高速で、増した厚みによって
区別される縁を有する印刷物のスタックを、スタッキング・シャフトから、それ
らの縁に垂直な方向に取出し、その直後に、それらのスタックを保護ラッパーで
、ラッパーがスタックの区別される縁が位置付けられた側部にピッタリと密着す
るように包装することを可能にする、方法および装置を提供することである。ま
た、本発明の方法およびその方法を実行するための装置は、個々の高さが異なる
複数のスタックを連続して包装するために適合可能とされる。

【００１１】 この目的は、特許請求項において規定された方法および装置によって達成され
る。

【００１２】 本発明の方法は、スタックをスタッキング・シャフトから、製品の区別される
縁に垂直な方向に取出し、取出した直後に、それらをフォークの対を形成する２
つのフォークの間に位置付ける、という概念に基づいている。スタックはその後
、２つのフォークの間で押さえられ、フォークの対が押さえられたスタックとと
もに、包装材料のカーテンを通じて動かされ、包装材料が、フォークの対の上流
側で閉じる。その後、包装されたスタックは、スタックをフォークに対して動か
すことによって、フォークの対から離される。このことは、包装手順に必要なス
タックの移動が、その区別される縁に垂直な方向に行なわれるものの、スタック
がフォークの間にクランプされて安定しており、したがって、包装材料の抵抗に
対しても素早くかつ問題なく動かすことが可能であるために、問題を生じること
はないことを意味している。

【００１３】 包装は当初、スタックのまわりに位置付けられるのではなく、２つのフォーク
によって押さえられたスタックのまわりに、すなわちスタックとフォークの対の
まわりに巻きつけられて閉じられるので、また、フォークの対がラッパーからフ
ォークを引抜くことによってスタックから離されるので、本発明の方法は、印刷
物がそれらの厚さにおいて十分に弾性をもって圧縮可能な場合および／または、
包装材料が十分な弾性を持つためにフォークを引抜いた後にスタックのまわりに
十分密着することができる場合に限り、ピンと張った包装をもたらすことができ
る。

【００１４】 本発明の方法によれば、通常の高さの新聞または雑誌のスタックは、厚さが１
５〜５０μｍのポリエチレンのシートからなる保護ラッパーに問題なくちょうど
適合することがわかる。包装されたスタックはその後容易に、縛るかまたは他の
好適な方法でさらに処理することができる。

【００１５】 本発明の方法および本発明の装置を、図面を参照して以下により詳細に説明す
る。

【００１６】 図１は、増した厚みによって区別される縁３をそれぞれ１つ有する印刷物２を
積重ねたスタック１を示す。これはたとえば、折畳まれた稜または背をそれぞれ
有する新聞または雑誌のスタックである。図示されるスタックにおいては、その
区別される縁はすべてスタックの同じ側で積重ねられ、スタックは一方側で他方
側よりも高くなっている。しかし、スタックは相互に積重ねられてもよく、印刷
物のグループ（部分スタック）が、その区別される縁のグループがスタックの両
側に交互に配されるように互いに積重ねられてもよい。相互に積重ねられたスタ
ックにおいては、厚みが増した縁に起因する不安定性は、図１に示すようなスタ
ックにおけるよりも軽減されるが、いずれにせよ、不安定さは存在し、相互スタ
ックを扱う場合にも無視することはできない。

【００１７】 図１のスタック１は、保護用ラッパー４を含む。保護用ラッパー４は、その区
別される縁３に垂直な方向でスタックを取囲み、その区別される縁の長さと少な
くとも同じ幅を有する。このラッパーは、その区別される縁が配されるスタック
の横方向の表面ならびにスタックの下側および上側をきちんとカバーし、その区
別される縁をしっかり保護する。包装材料は、スタックの両側から突出してもよ
く、ラッパーの突出した部分は、さらなる処理工程において、たとえば、スタッ
クのカバーされていない側にかけて閉じるようにすることもでき、それによって
スタックのすべての側部を保護することができる。

【００１８】 図１に示したスタックのラッパー４は、保護機能とは別に、少なくとも限定さ
れた安定化機能を有する。包装されたスタックは、包装されていないスタックと
比較してはるかに問題なく、その区別される縁に垂直な方向に加速することが可
能である。

【００１９】 図２は、スタック１、たとえば相互に積重ねられた３つの印刷物のグループか
らなる相互スタックのまわりに、保護ラッパー４を設けるための本発明の方法の
、連続的なステップａからｅを示す。観察方向は、その区別される縁に平行な方
向である。ステップは以下の通りである。

【００２０】 ａ スタック１は、たとえばスタッキング・シャフトから、取出し位置へと、
その区別される縁３に平行な方向に取出される。該スタックは、横方向およびそ
の前面側において取出しガイド（１０／１０’、１１／１１’）によって案内さ
れ、キャリヤフォーク１２上に位置付けられる（取出し方向は図面に垂直な方向
である）。

【００２１】 ｂ 取出し位置において、プレスフォーク１３がスタック１上に降ろされる。
スタック１は、キャリヤフォーク１２とプレスフォーク１３との間で押さえられ
、取出しガイド（１０／１０’、１１／１１’）が少なくとも部分的に、それら
の案内位置から取除かれる。

【００２２】 ｃ キャリヤフォーク１２とプレスフォーク１３との間で押さえられたスタッ
ク１は、包装材料のカーテン１４を通じて包装位置へと、その区別される縁に垂
直な方向に動かされる。

【００２３】 ｄ 包装材料は、フォークの対１２／１３およびスタック１の上流側で閉じら
れ、たとえば包装４およびカーテン１４のそれぞれに接続部１５を作成すること
によって、保護ラッパー４を形成する。

【００２４】 ｅ スタック１およびフォークの対１２／１３は、スタック１とフォークの対
１２／１３との、区別される縁に平行な方向における相対運動によって、互いに
離される。この分離は、包装位置において行なわれるか、または有利には、フォ
ークの対１２／１３およびスタック１が分離前にそこに移動する分離位置におい
て行なわれる。

【００２５】 ステップｃ、ｄおよびｅは、図面の上方および下方に描かれる２つの実施例で
示される。上方の実施例に従えば、押さえられたスタック１は、方向を変えるこ
となく包装材料のカーテン１４を通じて動かされるので、包装材料はスタックの
区別される縁を含む側部で接続されねばならない（接続部１５）。区別される縁
をより良く保護するためには、これは、図２の下側に描かれる実施例に従って防
止される。下方の実施例では、フォーク１２および１３の間で押さえられたスタ
ック１を取出し位置（ｂ）と包装位置（ｃ）との間で９０°回転させて、いずれ
かのフォーク１２または１３がスタックの下流側に来るようにする。接続部１５
はしたがって、印刷物からは距離を隔てられ、印刷物やその区別される縁に損傷
を与える危険がなくなる。

【００２６】 図２は、本発明の装置の最も重要な部分を概略的に示す。それらは以下の通り
である。

【００２７】 ・横方向および前面側の取出しガイド１０／１０’および１１／１１’。これ
らは取出し位置に配され、たとえば上方（１０、１１）のガイド部材および下方
（１０’、１１’）のガイド部材を垂直方向に移動させることによって、少なく
とも部分的に案内位置（ａ）から静止位置（ｂ）へとずらすことが可能である。

【００２８】 ・フォークの対１２／１３。これは取出し位置から包装位置に、またおそらく
は包装位置から分離位置に動かすことができる。このフォークの対は、キャリヤ
フォーク１２およびプレスフォーク１３を含み、２つのフォークは、取出し位置
において互いに押しつけることが可能である。２つのフォークは、少なくともス
タックの高さに対応する距離だけ互いに離される（おそらくは、このフォークの
対はさらに、分離のために動かすことができ、および／または、取出し位置と包
装位置との間で、自身の軸のまわりで９０°回転させることが可能である）。

【００２９】 ・束縛用の材料を束縛位置（ｃ、ｄ）への入り口において実質的に垂直なカー
テン１４として位置付け、また、それをスタックの上流側で接続しかつ切断して
、たとえば閉じたラッパー４上および新たに形成されたカーテン１４上に接続部
１５を形成するための、よく知られている手段。

【００３０】 本発明の方法を実行するための装置はさらに、スタック１をフォークの対１２
／１３から離すための分離手段（図２には示さず）を含む。この分離手段はたと
えば、（図３に示すように）フォーク１２および／または１３のスロットに導入
することができかつ区別される縁に平行な方向にフォークの対１２／１３に対し
て動かすことのできるピン等である。

【００３１】 図３は、本発明の装置の部品の可能な空間構造を概略的に示す平面図である。
矢印Ｓは、（太い線によって示される）区別される縁３が下流に位置付けられた
印刷物２の供給方向を示す。印刷物２は、たとえば、調整された流れとして供給
される。印刷物がスタッキング・シャフト２０に供給されて、スタック１が形成
される。スタッキング・シャフト２０は、スタック１が供給方向（矢印Ｓ）に実
質的に垂直な方向に取出されるように配置される。取出し位置の横方向および前
面側の取出しガイド１０および１１、ならびに、プレスフォーク１３のみが図示
されるフォークの対１２／１３は、スタッキング・シャフトの取出し側に配置さ
れる。フォークの対１２／１３は、カーテン１４を通じて包装位置へと、取出し
方向に垂直な方向に（供給方向に平行に）移動可能である。包装されたスタック
をたとえば包装位置でフォークの対から離すために、ピン２１がフォークのスロ
ット２２に挿入され、フォークの対１２／１３が静止している状態でフォークの
端部に向かって動かされる（矢印Ｂ）。ピン２１のこの移動によって、包装され
たスタック１／４はフォークの対から離され、その後、供給方向(矢印Ｓ）に垂
直な方向に、たとえばコンベヤベルト（図示せず）で運び去られる（矢印Ｗ）。

【００３２】 図３に示す装置は、フォークの対を取出し位置と包装位置との間で行き来する
よう動かすための手段を備えている場合には、単一のフォークの対１２／１３で
動作可能である。装置の容量を増すには、装置は複数のフォークの対１２／１３
を備えると有利である。その場合、フォークの対はたとえば、エンドレスチェー
ン上に等間隔に配され、このチェーンによって閉路に沿って段階的に動かされる
。図３は、２対のフォーク１２／１３および、駆動チェーン２３の一部を示す。

【００３３】 図３から、フォークの対１２／１３の経路が、取出し位置に加えて、たとえば
ラインに配された処理位置をさらに通過するようにすることができることが容易
に理解できる。処理位置はたとえば、包装位置の下流に続き、スタックのラッパ
ー上に印刷したり、ラッパーのスタックから突出している部分を閉じたりするた
めに設けられる。このような複数の処理位置の下流に、包装されたスタックをフ
ォークの対１２／１３から離すための分離位置が続く。これは、図３に従えば、
包装位置においてなされる。もちろん、まだ縛られていないスタックを処理する
ために、取出し位置と包装位置との間に付加的な処理位置を設けることも可能で
ある。

【００３４】 図３に示す装置の個々の部品、ならびに、その動作に必要なドライブおよびガ
イド手段は、当業者には容易に設計可能であり、したがって、ここにより詳細に
示しかつ説明する必要はないであろう。

【００３５】 図４は、本発明の方法を実行するための装置の、さらなる例示的な実施例を示
す。この装置の部品の機能は、図３に示した装置のものと同様であり、この装置
の部品についても同じ参照番号が使用される。この装置は、４対のフォーク１２
／１３を含み、それらは実質的に垂直な軸３０のまわりに互いに９０°隔てて配
置される。この軸は、矢印の方向に回転するように駆動される。取出し位置（９
時の位置）、包装位置（６時の位置）および分離位置（３時の位置）は、円形に
配され、かつ互いに９０°隔てて配される。明らかに、処理位置を３時の位置に
分離位置を１２時の位置に配置することも可能である。

【００３６】 図４に示した装置と同様の装置において、５対以上または３対以下のフォーク
の対１２／１３を一定角度で配置することも可能である。

【００３７】 図５は、付加的な機能を備えたプレスフォーク１３を示す。このフォークは、
カバーシート３１または他の平らな製品を取出し位置においてスタック上に位置
付けるための、可動コンパートメントを備える。このプレスフォーク１３は、２
つの位置で示され、上方では、取出されたスタックから離れた位置で、下方では
、スタック１上に降ろされた位置で示される。

【００３８】 プレスフォーク１３はコンパートメント３２を含む。コンパートメント３２は
、力がかかっていない状態ではフォークの自由端部から離れるように、またカバ
ーシートをたとえばプリンタから直接、フォーク１３とコンパートメント３２と
の間に受けることができるように、旋回式にフォークの下側に取付けられる。フ
ォーク１３がスタック１上に降ろされると、コンパートメント３２はフォークの
下側に押しつけられ、したがって実質的に閉じる。包装されたスタックからフォ
ークの対を離すとき、コンパートメント３２はフォークの対とともに包装から引
抜かれ、カバーシートはスタック１上に残る。

【００３９】 本発明の方法および本発明の装置は、増した厚みによって区別される縁を有す
る製品のスタックのために設計されているが、それらがそのような縁を持たない
製品にも使用することができることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 増した厚みによって区別される縁を有する新聞や他の印刷物のス
タックであって、包装用ラッパーで包装されるスタックを示す。

【図２】 本発明の方法の連続的な工程を示す図である。

【図３】 本発明の装置の２つの例示的な実施例のうち一方を示す。

【図４】 本発明の装置の２つの例示的な実施例のうち他方を示す。

【図５】 カバーシートをスタック上に位置付けるための付加的な装備がな
されたプレスフォークの例示的な実施例を示す。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年１２月１８日（２０００．１２．１８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 その製造がやはり最新技術に属する輪転印刷物の梱包において可能なように、
印刷物のスタックにおいて、増した厚みによって区別される縁、すなわち新聞ま
たは雑誌の折畳まれた稜または背を包装によって持続的に保護することのできる
、満足な方法は存在しないようである。 米国特許番号第４３４１０５６号の公告は、スタックを包装するための装置を
記載しており、そのスタックは、包装状態においてできる限り強く押さえつけら
れる。圧力を包装で生成する必要がないように、スタックはプレス・ジョー（pr
essing jaw）の間で押さえられ、そのジョーとともに包装され、その後、ジョー
から離される。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１０】 したがって、本発明の目的は、簡単な手段でかつ高速で、増した厚みによって
区別される縁を有する印刷物のスタックを、スタッキング・シャフトから、それ
らの縁に平行な方向に取出し、その直後に、それらのスタックを保護ラッパーで
、ラッパーがスタックの区別される縁が位置付けられた側部にピッタリと密着す
るように包装することを可能にする、方法および装置を提供することである。ま
た、本発明の方法およびその方法を実行するための装置は、個々の高さが異なる
複数のスタックを連続して包装するために適合可能とされる。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】 本発明の方法は、スタックをスタッキング・シャフトから、製品の区別される
縁に平行な方向に取出し、取出した直後に、それらをフォークの対を形成する２
つのフォークの間に位置付ける、という概念に基づいている。スタックはその後
、２つのフォークの間で押さえられ、フォークの対が押さえられたスタックとと
もに、包装材料のカーテンを通じて動かされ、包装材料が、フォークの対の上流
側で閉じる。その後、包装されたスタックは、スタックをフォークに対して動か
すことによって、フォークの対から離される。このことは、包装手順に必要なス
タックの移動が、その区別される縁に垂直な方向に行なわれるものの、スタック
がフォークの間にクランプされて安定しており、したがって、包装材料の抵抗に
対しても素早くかつ問題なく動かすことが可能であるために、問題を生じること
はないことを意味している。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２０】 ａ スタック１は、スタッキング・シャフトから取出し位置へと、その区別さ
れる縁３に平行な方向に取出される。該スタックは、横方向およびその前面側に
おいて取出しガイド（１０／１０’、１１／１１’）によって案内され、キャリ
ヤフォーク１２上に位置付けられる（取出し方向は図面に垂直な方向である）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｕ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ， ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，Ｔ Ｊ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ Ｆターム(参考） 3E028 AB02 BB01 DA03 EA01 GA02 HA02 3E051 AA03 AB05 BA02 DA05 DA09 DB07 EA03 EB03 FB01 FD03 JA02 KA03 KA08 KB01 LB03 3F054 AA01 AC04 BA02 BB09 BJ12

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 増した厚みによって区別される縁（３）を有する印刷物（２
   ）のスタック（１）を順次包装するための方法であって、該スタック（１）は、
   スタックシャフト（２０）からその区別される縁（３）に平行な方向に取出され
   、取出し後、該スタック（１）は包装材料のカーテン（１４）を通じて案内され
   、該包装材料は該スタック（１）のまわりに、該包装材料が該スタックの底側お
   よび上側ならびにその区別される縁（３）が位置するスタックの横方向の面を完
   全にカバーするラッパー（４）を該スタック（１）のまわりに形成するように閉
   じられ、 包装されるべき各スタック（１）は、該スタック（１）がその位置で横方向お
   よび前面側の取出しガイド（１０／１０’／１１／１１’）によって案内されか
   つキャリヤフォーク（１２）上に支持される取出し位置へと取出され、プレスフ
   ォーク（１３）が該スタック(１)上に降ろされて、該スタック（１）はキャリヤ
   フォーク（１２）とプレスフォーク（１３）との間で押さえられ、該取出しガイ
   ド（１０／１０’／１１／１１’）は少なくとも部分的に取除かれ、キャリヤフ
   ォーク（１２）およびプレスフォーク（１３）からなるフォークの対（１２／１
   ３）は、該押さえられたスタックとともに、該包装材料のカーテン（１４）を通
   じて包装位置へと、その区別される縁に垂直な方向に動かされて包装され、この
   とき該ラッパー（４）は、該スタックおよび該フォークの対（１２／１３）のま
   わりに配され、該包装されたスタック（１／４）は、該スタック（１）と該フォ
   ークの対（１２／１３）との間の該区別される縁（３）に平行な相対運動によっ
   て、該フォークの対（１２／１３）から離されることを特徴とする、方法。
2. 【請求項２】 該フォークの対（１２／１３）が該押さえられたスタックと
   ともに、該取出し方向に実質的に垂直な方向に、該包装材料のカーテン（１４）
   を通じて動かされることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 該フォークの対（１２／１３）が該押さえられたスタック（
   １）とともに、該包装材料のカーテン（１４）を通じて動かされる間に９０°回
   転されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
4. 【請求項４】 該フォークの対（１２／１３）が該押さえられたスタック（
   １）とともに、該包装材料のカーテン（１４）を通じて動かされる前に、自身の
   軸のまわりを回転されることを特徴とする、請求項１から３のいずれかに記載の
   方法。
5. 【請求項５】 該プレスフォーク（１３）が該スタック（１）の上に降ろさ
   れる前にスタックカバーシート（３１）が該プレスフォーク（１３）に付与され
   、該スタックカバーシート（３１）は該スタック（１）とともに、該フォークの
   対（１２／１３）から離されることを特徴とする、請求項１から４のいずれかに
   記載の方法。
6. 【請求項６】 該フォークの対（１２／１３）が該押さえられたスタック（
   １）とともに、包装の前または後にさらなる処理ステップにかけられることを特
   徴とする、請求項１から５のいずれかに記載の方法。
7. 【請求項７】 該さらなるステップにおいて、該スタック（１）および／ま
   たは該ラッパー（４）に印刷がなされるか、または、該ラッパーの該スタック（
   １）から突出している部分が該スタックのまわりで閉じられることを特徴とする
   、請求項６に記載の方法。
8. 【請求項８】 該包装材料は、該印刷物（２）の区別される縁（３）の長さ
   と少なくとも同じ幅を有することを特徴とする、請求項１から７のいずれかに記
   載の方法。
9. 【請求項９】 該包装材料は、厚さが１５〜５０μｍの範囲のポリエチレン
   のシートであることを特徴とする、請求項１から８のいずれかに記載の方法。
10. 【請求項１０】 請求項１に記載の方法を実行するための装置であって、該
    装置は、スタック（１）をその積重ねられた印刷物（２）の区別される縁（３）
    に平行な方向に取出し位置へと取出すための手段と、包装材料のカーテン（１４
    ）を位置付けるための手段と、該カーテンを通じて該スタック（１）を動かすた
    めの手段と、該スタック（１）の上流側で該包装材料を閉じかつ分離するための
    手段と、該包装されたスタック（１／４）を運び去るための手段とを含み、 該装置は、さらに、取出し位置において横方向および前面側の取出しガイド（
    １０／１０’／１１／１１’）を含み、該ガイドは、案内位置および静止位置へ
    と少なくとも部分的に移動可能であり、さらに、該取出し位置および包装位置に
    位置付けることの可能なフォークの対（１２／１３）を含み、該フォークの対は
    、キャリヤフォーク（１２）および該キャリヤフォークに対して押しつけること
    の可能なプレスフォーク（１３）を含み、さらに、該包装されたスタック（１／
    ４）を該包装位置または分離位置に位置付けられる該フォークの対（１２／１３
    ）から離すための手段を含むことを特徴とする、装置。
11. 【請求項１１】 フォークの対（１２／１３）が次々に、取出し位置から包
    装位置に、そして再び取出し位置へと移動することができるように、少なくとも
    １つの環状経路上で移動可能な複数のフォークの対（１２／１３）を含むことを
    特徴とする、請求項１０に記載の装置。
12. 【請求項１２】 該複数のフォークの対（１２／１３）が、取出し位置と包
    装位置との間で少なくとも１つのさらなる処理位置を通過するように、および／
    または、該包装位置の後に、分離位置もしくは少なくとも１つの処理位置および
    分離位置を通過するように、設計かつ駆動されることを特徴とする、請求項１１
    に記載の装置。
13. 【請求項１３】 該フォークの対（１２／１３）は実質的に垂直な軸のまわ
    りに配置されることを特徴とする、請求項１１および１２に記載の装置。
14. 【請求項１４】 該取出し位置、包装位置および分離位置は、互いにまたは
    処理位置から、各々９０°の角度だけ隔てられることを特徴とする、請求項１３
    に記載の装置。
15. 【請求項１５】 該フォークの対（１２／１３）は、それら自身の軸のまわ
    りで回転可能であることを特徴とする、請求項１０から１４のいずれかに記載の
    装置。
16. 【請求項１６】 該分離手段は、該キャリヤフォーク（１２）および／また
    は該プレスフォーク（１３）の長手方向のスロット（２２）と噛合うピン（２２
    ）であることを特徴とする、請求項１０から１５のいずれかに記載の装置。
17. 【請求項１７】 該プレスフォーク（１３）に、該スタックに付加されるべ
    き付加的な製品（３１）を受けるための備えがなされることを特徴とする、請求
    項１０から１６のいずれかに記載の装置。