JP3504506B2 - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JP3504506B2
JP3504506B2 JP26284398A JP26284398A JP3504506B2 JP 3504506 B2 JP3504506 B2 JP 3504506B2 JP 26284398 A JP26284398 A JP 26284398A JP 26284398 A JP26284398 A JP 26284398A JP 3504506 B2 JP3504506 B2 JP 3504506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば流体機械の
吸い込み口又は吐出し口のダクト途中に取り付ける複数
台のセル形消音器からなる消音装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、流体機械の吸い込み口又は吐出
し口には流体の吸い込みや吐き出しのためにダクトが接
続されている。そして該ダクト途中に流体機械等から発
せられる騒音を減少させるため消音装置を設置してい
る。
【0003】上記消音装置において、十分な消音効果
と、消音装置内で発生する圧力損失を低減するため、ダ
クト内に一個の開口を持つ消音装置を取り付けるのでは
なく、複数台のセル形消音器を並べて取り付ける必要が
ある。
【0004】図1はこの種のセル形消音器の構成を示す
一部断面を示す側面図である。図示するように、セル形
消音器10は端面矩形の筒状外板11を具備し、その内
壁面に吸音材12を装着し、該吸音材12の内壁面をパ
ンチングメタル等の多孔板13で覆い、更に筒状外板1
1と吸音材12と多孔板13の両端を口金14で閉塞し
た構造である。なお、口金14の中央部に矩形状の穴1
4aが設けられ、該穴14aは流体の流入口又は流出口
となる。
【0005】上記構成のセル形消音器10を複数台ダク
ト途中に取り付けるには、図2(a)、(b)に示すよ
うに、両端にフランジ16が取り付けられた断面矩形状
の外洞15を用意すると共に、該外洞15内に複数台
(図では4台)のセル形消音器10を装着し、該セル形
消音器10を押え金具17で互いに締結すると共に、該
押え金具17をフランジ16に固定して複数台のセル形
消音器10の組立体を構成する。そして、このセル形消
音器10の組立体をダクト途中に取り付けている。な
お、図2(a)は複数台のセル形消音器の組立体の側面
図、図2(b)は該組立体の流体流入口側又は流出口側
を示す正面図である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに複数台のセル形消音器10を消音装置の据付け現地
で外洞15に組み込むことはかなりの作業時間を必要と
するという問題があった。そのため、往々にして予め複
数台のセル形消音器10を外洞15に組み込んで消音装
置を組み立て、該消音装置を現地に搬入することが多
い。しかしこの組み立てた消音装置を現地に搬入するに
は、組立体が大型となるため、輸送費用が多くかかると
いう問題があった。
【0007】また、セル形消音器10の筒状外板11の
安定性などのため、外洞15の内部に支柱18等を取り
付ける必要があり、上記の方法では消音装置全体の占め
る体積が増え、消音装置の全体重量が増加するという問
題も発生する。それに伴い、据付け架台等が大型にな
り、費用が多くかかるという問題もあった。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
上記問題点を除去し、構成が簡単で且つ運搬及び組み立
てが簡単で複数台のセル形消音器からなりダクト途中に
取り付けることができる消音装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、筒状外板の内壁に吸音材を装
着してなるセル形消音器をダクト途中に複数台並列に介
在させて取付けた構成の消音装置において、セル形消音
器の筒状外板を鋼板製とし、該セル形消音器を複数台
列に配置して直接束ね部材で束ねて束ね消音器体を構成
し、該束ね消音器体の両端に取付けたフランジと前記ダ
クト途中に所定の間隔を設けて取付けた一対のフランジ
を介してダクト途中に取り付けたことを特徴とする。
【0010】 また、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の消音装置において、束ね部材は、消音器体の
両端に位置する一対のフランジと複数本の側面側枠体を
具備し、束ね消音器体の両端に該フランジを装着すると
共に、該複数本の側面側枠体のそれぞれの両端を該フラ
ンジに固定し、該一対のフランジと該複数本の側面側枠
体で前記複数台のセル形消音器を束ねたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図3は本発明に係る複数台(図
では4台)のセル形消音器を組み立ててなる消音装置の
構成例を示す図で、図3(a)は該消音装置の側面図、
図3(b)は該消音装置の流体流入口側又は流出口側を
示す正面図である。
【0012】本発明に係る消音装置に用いるセル形消音
器10の構成は図1に示すものと略同一であるが、ここ
では筒状外板11には、消音装置の本体側面から音抜け
を防止するため、鋼板を用いている。消音装置は4本の
断面L字形の側面側枠19と一対のフランジ20を用意
し、4台のセル形消音器10の両端を一対のフランジ2
0、20に装着すると共に、4本の側面側枠19の両端
部を締結ボルト21でフランジ20、20に固定してい
る。
【0013】フランジ20にはセル形消音器10の軸直
角方向に拡大する鍔20aと軸方向に拡大する鍔20b
が一体的に形成され、更に鍔20bの内側に4台のセル
形消音器10の両端が挿入されて装着されている。ま
た、4台のセル形消音器10の両端とフランジ20の内
側の間には押え板22が設けられ、セル形消音器10の
軸方向のずれを規制している。セル形消音器10の組立
体の4角にそれぞれ側面側枠19を当接し、該側面側枠
19のそれぞれの両端部を締結ボルト21でフランジ2
0の鍔20bに取り付ける。
【0014】これにより、複数台(図では4台)のセル
形消音器10は4本の側面側枠19と一対のフランジ2
0により束ねられ組立体となる。該セル形消音器10を
組み立ててなる消音装置を、例えば流体機械の吸い込み
口又は吐出し口に取り付けたダクト途中に取り付ける。
【0015】各セル形消音器10どうしの隣接面からの
音漏れ及び流体流量の漏れは個々のセル形消音器10ど
うしを互いに密着させるか、或いはセル形消音器10と
セル形消音器10との間の隙間を押え板22で閉塞する
ことにより無くすることが可能となる。また、長手方向
の音漏れは、セル形消音器10とセル形消音器10との
間に嵌め込み部材を挿入することにより、隙間を無くす
ることにより、防止することができる。
【0016】図4は本発明に係る複数台(図では4台)
のセル形消音器を組み立ててなる消音装置の構成例を示
す図で、図4(a)は消音装置の側面図、図4(b)は
消音装置の流体流入口側又は流出口側を示す正面図であ
る。
【0017】本消音装置は4本の断面L字形の側面側枠
19と一対のフランジ20を用意し、4台のセル形消音
器10を互いに密接させ組寄せると共に、該組寄せの4
角に側面側枠19を当接し、この4台のセル形消音器1
0と4本の側面側枠19の組合せ体の両端を一対のフラ
ンジ20の鍔20bの内側に挿入嵌合させると共に、4
本の側面側枠19の両端部を締結ボルト21でフランジ
20、20に固定している。
【0018】ここでは、図3に示すように押え板22を
使用しないので、更に構成が簡単化される。なお、セル
形消音器10とセル形消音器10はその間は隙間がなく
密接させるが、隙間が発生する場合はその隙間に閉塞部
材を挿入して隙間を埋める。
【0019】図5は上記4台のセル形消音器10を組み
立ててなる消音装置をダクト途中に取り付けた状態を示
す図である。図示するように、ダクト31の途中に接続
用フランジ30、30を所定の間隔をおいて取付け、該
フランジ30とフランジ30の間にセル形消音器10を
組み立てた消音装置を配置し、フランジ30とフランジ
20とをボルト32で締結することにより、消音装置を
ダクト途中に取り付ける。
【0020】消音装置を上記構成とすることにより、フ
ランジ20、側面側枠19及び押え板22等は組み立て
及び分解が容易であるから、これらの部材とセル形消音
器10を個々に分離した状態で据付け現場まで運搬し、
該現場で簡単に消音装置に組み立て、ダクト途中に取り
付けることができる。従って、従来のこの種の消音装置
に比較し、運搬及び組み立てが容易になる。
【0021】なお、上記実施例では一対のフランジ20
と複数本の側面側枠19からなる束ね部材で複数台のセ
ル形消音器10を束ねる組立体を示したが、束ね部材は
これに限定されるものではなく、例えば鋼帯を用い、該
鋼帯で筒状外板を鋼板製とした複数台のセル形消音器1
0を束ねるように構成し、その両端にフランジを設ける
構成としてもよいことは当然である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、セル形消
音器の筒状外板を鋼板製とし、該セル形消音器の複数台
並列に配置して直接束ね部材で束ねて束ね消音器体を
構成し、該束ね消音器体の両端に取付けたフランジとダ
クト途中に所定の間隔を設けて取付けた一対のフランジ
を介してダクト途中に取り付けるので、従来のような外
洞を無くすることができ、構造が簡単化し、個々に分解
して運ぶことができる。
【0023】重量の重い外洞を無くすることにより、総
重量を軽減し、据付けの手間及び費用を大幅に軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セル形消音器の構成を示す一部断面を示す側面
図である。
【図2】従来の消音装置のセル形消音器の組立体を示す
図で、図2(a)は組立体の側面図、図2(b)は組立
体の流体流入口側又は流出口側を示す正面図である。
【図3】本発明に係る消音装置の構成例を示す図で、図
3(a)は組立体の側面図、図3(b)は組立体の流体
流入口側又は流出口側を示す正面図である。
【図4】本発明に係る消音装置の構成例を示す図で、図
4(a)は組立体の側面図、図4(b)は組立体の流体
流入口側又は流出口側を示す正面図である。
【図5】本発明に係る消音装置をダクト途中に取り付け
た状態を示す図である。
【符号の説明】
10 セル形消音器 11 筒状外板 12 吸音材 13 多孔板 14 口金 15 外洞 16 フランジ 17 押え金具 18 支柱 19 側面側枠 20 フランジ 21 締結ボルト 22 押え板 30 接続用フランジ 31 ダクト 32 ボルト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状外板の内壁に吸音材を装着してなる
    セル形消音器をダクト途中に複数台並列に介在させて取
    付けた構成の消音装置において、 前記セル形消音器の筒状外板を鋼板製とし、該セル形消
    音器を複数台並列に配置して直接束ね部材で束ねて束ね
    消音器体を構成し、該束ね消音器体の両端に取付けたフ
    ランジと前記ダクト途中に所定の間隔を設けて取付けた
    一対のフランジを介して前記ダクト途中に取り付けたこ
    とを特徴とする消音装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の消音装置において、 前記束ね部材は、前記消音器体の両端に位置する一対の
    フランジと複数本の側面側枠体を具備し、前記束ね消音
    器体の両端に該フランジを装着すると共に、該複数本の
    側面側枠体のそれぞれの両端を該フランジに固定し、該
    一対のフランジと該複数本の側面側枠体で前記複数台の
    セル形消音器を束ねたことを特徴とする消音装置。
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