JP3418474B2 - 送風機の消音器 - Google Patents

送風機の消音器

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JP3418474B2 JP01770395A JP1770395A JP3418474B2 JP 3418474 B2 JP3418474 B2 JP 3418474B2 JP 01770395 A JP01770395 A JP 01770395A JP 1770395 A JP1770395 A JP 1770395A JP 3418474 B2 JP3418474 B2 JP 3418474B2
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政博 鶴田
勝矢 太田
依早弥 横田
正治 野間
洋一郎 中村
茂仁 鍜治
政昭 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル工事などで換
気のために用いられる送風機の吸気口、排気口から発生
する騒音を低減させる送風機の消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる送風機の消音器としては、
吸音材をスプリッタ形またはセル形に組んで消音器のケ
ーシング内に取付けたものが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスプリッタ形や
セル形の消音器は、長期間使っていると、吸気中の塵埃
が吸音材の目詰まりを引き起こす。しかし、ケーシング
内に組み込んだ吸音材は取り外せないので、掃除ができ
ない。また、ダクト壁からの音の透過やダクト壁の気流
加振による音放射があり、これを防ぐためにダクト壁を
厚くしたり、ダクト壁外周にラギング処理すなわちダク
ト壁周囲をダンピング材、吸音材、遮音材で巻回する処
理を行わなければならないことなどの問題があった。
【0004】本発明は、吸音効果、遮音効果を向上する
と共に、吸音材目詰まり時の掃除が簡単な送風機の消音
器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、換気に
用いられる送風機の吸気口、排気口から発生する騒音を
低減させる送風機の消音器において、鋼板で形成された
ケーシング(11)を備え、そのケーシング(11)の
内壁にはダンピングシート(12)を介して軽量コンク
リート系吸音材(13)が貼着され、そのケーシング
(11)の内部には流れ方向が開口した棚状の仕切板
(14)が形成され、それらの仕切板(14)にはそれ
ぞれ吸音筒(20)が着脱自在に収められ、それらの吸
音筒(20)はパンチングメタルの外筒(21)とパン
チングメタルで両端部が内方に縮径されてさい頭円錐状
部(22a)が形成された内筒(22)とそれらの両筒
(21、22)で形成される2重筒の内部に充填された
グラスウール(23)とで構成されている。
【0006】また本発明によれば、 換気に用いられる
送風機の吸気口、排気口から発生する騒音を低減させる
送風機の消音器において、鋼板で形成されたケーシング
(11)を備え、そのケーシング(11)の内壁にはダ
ンピングシート(12)を介して軽量コンクリート系吸
音材(13)が貼着され、そのケーシング(11)の内
部には流れ方向が開口した棚状の仕切板(14)が形成
され、それらの仕切板(14)にはそれぞれ吸音筒(2
0A)が着脱自在に収められ、それらの吸音筒(20
A)はパンチングメタルの外筒(24)とパンチングメ
タルで形成された内筒(25)とそれらの両筒(21、
22)で形成される2重筒の内部に充填されたグラスウ
ール(23)とで構成され、その外筒(24)および内
筒(25)の両端部にそれぞれさい頭円錐状部(24
a、25a)が形成されている。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】上記のように構成された送風機の消音器におい
ては、軽量コンクリート系吸音材により大きい遮音効果
が得られ、ダンピングシートのずりによる大きい板振動
減衰効果が得られる。
【0010】また、吸音筒の内外筒がパンチングメタル
なので、吸音面積が大きく、少ない圧損で大きい吸音効
果が得られる。
【0011】また、吸音材の目詰まり時には、吸音筒を
取り出して簡単に掃除することができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0013】図1及び図2において、送風機すなわちタ
ーボファン1の吐出側には、レジューサ2を介して消音
器10が接続され、その消音器10には、レジューサ3
を介して送気ホース4が接続されている。他方、ターボ
ファン1の吸込側には、レジューサ5を介して消音器1
0が接続され、その消音器10には、ベルマウス6が取
り付けられている。
【0014】図3をも参照し、消音器10のケーシング
11は、厚さが例えば3.2mmの鋼板で形成され、そ
のケーシング11の内壁には、厚さが例えば1.5mm
のダンピングシート、例えば商品名「シーアイダンパ
ー」)12を介して軽量コンクリート系吸着材すなわち
厚さが例えば50mmの軽量気泡コンクリート板(例え
ば大同コンクリート株式会社製の商品名「ポアセル」)
13が貼着されている。
【0015】図4及び図5をも参照し、消音器10のケ
ーシング11の内部には、流れ方向が開口した棚状の仕
切板14が形成されている。そして、これらの仕切板1
4には、それぞれ吸音筒20が着脱自在に収められてい
る。すなわち、複数の吸音筒20が流れ方向に並列に配
設されている。
【0016】図6をも参照し、吸音筒20には、例えば
三菱アルミニウム株式会社製の商品名「サウンドトラッ
プ」丸形エレメントが用いられている。この吸音筒20
は、パンチングメタルの外筒21と、パンチングメタル
で両端部が内方に縮径するさい頭円錐状部22aが形成
された内筒22と、これら両筒21、22で形成される
2重筒の内部に充填されるグラスウール23とで構成さ
れている。
【0017】図7は吸音筒の別の実施例を示し、吸音筒
20Aの外筒24及び内筒25の両端部に、それぞれさ
い頭円錐状部24a、25aを形成し、他は図6と同様
に構成した例である。
【0018】次に作用について説明する。
【0019】吸音筒20にはさい頭円錐状部22aが形
成されており、外筒21も内筒22もパンチングメタル
で形成されているので、空気抵抗が少なく、かつ、吸音
面積が大きく、少ない圧力損失で大きい吸音効果が得ら
れる。また、吸音材すなわちグラスウール23が目詰ま
りしたときは、吸音筒20を引き出して簡単に掃除する
ことができる。
【0020】また、ケーシング11の内壁に、軽量気泡
コンクリート板13がダンピングシート12を介して貼
着されているので、吸音効果の他に遮音効果と剛性とが
得られる。かつ、ダンピングシート12のずりにより、
大きい板振動減衰効果が得られる。したがって、ケーシ
ング11のラギング処理を行わないで、音の透過や板振
動による音放射が防止できる。
【0021】これらにより図8に示すように、消音器1
0が無い場合の騒音レベル100dB(A)を、消音器
10により70dB(A)台に低減することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、吸音効果や遮音効果を向上し、また、吸音
材の目詰まり時に簡単に掃除することができる。
【0023】したがって、トンネル工事作業者の会話、
意思の疎通が可能となり、安全上、難聴防止上の貢献が
大きい。
【0024】また、坑外で送風機を設置した場合には、
周辺環境の保全に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すターボファンの側面
図。
【図2】図1の上面図。
【図3】ケーシングの断面図。
【図4】図1のA矢視図。
【図5】図1のB矢視図。
【図6】吸音筒の一例を示す下半部を断面で示した側面
図。
【図7】吸音筒の別の例を示す図6に相当する図面。
【図8】消音効果を消音器の有無について比較するバン
ドレベル〜1/1オクターブバンド中心周波数特性図。
【符号の説明】
1・・・ターボファン 2、3、5・・・レジューサ 4・・・吸気ホース 6・・・ベルマウス 10・・・消音器 11・・・ケーシング 12・・・ダンピングシート 13・・・軽量気泡コンクリート板 14・・・仕切板 20、20A・・・吸音筒 21、24・・・外筒 22、25・・・内筒 22a、24a、25a・・・さい頭円錐状部 23・・・グラスウール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 勝矢 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 横田 依早弥 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 野間 正治 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 中村 洋一郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 鍜治 茂仁 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 政昭 東京都港区元赤坂一丁目1番5号 富士 陰ビル カジマメカトロエンジニアリン グ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−20000(JP,U) 実開 昭55−18644(JP,U) 実開 昭63−61521(JP,U) 実開 平6−88000(JP,U) 実開 平1−166208(JP,U) 特公 昭62−45437(JP,B2) 実公 昭63−22398(JP,Y2) 実公 平6−23706(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/44 F04D 29/66 F01N 1/00 F01N 1/24 F01N 7/18 F04B 39/00 E21F 1/08 H02K 5/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気に用いられる送風機の吸気口、排気
    口から発生する騒音を低減させる送風機の消音器におい
    て、鋼板で形成されたケーシング(11)を備え、その
    ケーシング(11)の内壁にはダンピングシート(1
    2)を介して軽量コンクリート系吸音材(13)が貼着
    され、そのケーシング(11)の内部には流れ方向が開
    口した棚状の仕切板(14)が形成され、それらの仕切
    板(14)にはそれぞれ吸音筒(20)が着脱自在に収
    められ、それらの吸音筒(20)はパンチングメタルの
    外筒(21)とパンチングメタルで両端部が内方に縮径
    されてさい頭円錐状部(22a)が形成された内筒(2
    2)とそれらの両筒(21、22)で形成される2重筒
    の内部に充填されたグラスウール(23)とで構成され
    ていることを特徴とする送風機の消音器。
  2. 【請求項2】 換気に用いられる送風機の吸気口、排気
    口から発生する騒音を低減させる送風機の消音器におい
    て、鋼板で形成されたケーシング(11)を備え、その
    ケーシング(11)の内壁にはダンピングシート(1
    2)を介して軽量コンクリート系吸音材(13)が貼着
    され、そのケーシング(11)の内部には流れ方向が開
    口した棚状の仕切板(14)が形成され、それらの仕切
    板(14)にはそれぞれ吸音筒(20A)が着脱自在に
    収められ、それらの吸音筒(20A)はパンチングメタ
    ルの外筒(24)とパンチングメタルで形成された内筒
    (25)とそれらの両筒(21、22)で形成される2
    重筒の内部に充填されたグラスウール(23)とで構成
    され、その外筒(24)および内筒(25)の両端部に
    それぞれさい頭円錐状部(24a、25a)が形成され
    ていることを特徴とする送風機の消音器。
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