JP3503824B2 - 太陽電池およびその製造方法 - Google Patents

太陽電池およびその製造方法

Info

Publication number
JP3503824B2
JP3503824B2 JP2001058891A JP2001058891A JP3503824B2 JP 3503824 B2 JP3503824 B2 JP 3503824B2 JP 2001058891 A JP2001058891 A JP 2001058891A JP 2001058891 A JP2001058891 A JP 2001058891A JP 3503824 B2 JP3503824 B2 JP 3503824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
solar cell
base
insulating layer
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001058891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001339081A (ja
Inventor
琢也 佐藤
卓之 根上
茂生 林
泰宏 橋本
伸一 島川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001058891A priority Critical patent/JP3503824B2/ja
Publication of JP2001339081A publication Critical patent/JP2001339081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3503824B2 publication Critical patent/JP3503824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/541CuInSe2 material PV cells

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性の基体を用
いた太陽電池およびその製造方法に関する。
【従来の技術】金属製の基板を用いた薄膜太陽電池は、
基板の軽量性および可撓性(フレキシビリティー)とい
う特徴から、広い用途への適用が可能である。さらに、
金属製の基板は高温プロセスにも耐えうるという点で、
太陽電池の高効率化が期待できる。導電性の基板を用い
た場合には、基板上で複数のユニットセルを直列接続し
集積化することが困難になるという問題がある。また、
基板として金属板を用いた場合には、金属板の構成元素
が光吸収層へ拡散して、特性が低下するという問題があ
る。これらの問題に対し、金属基板上に絶縁層を形成
し、その上に電極層と光吸収層となるアモルファスSi
層とを形成する方法が開示されている(たとえば、特開
平05−129641号公報、特開平11−26109
0号公報)。一方、Cu(In,Ga)Se2(以下、C
IGSと記述する)に代表されるカルコパイライト構造
半導体を光吸収層に用いた太陽電池が高い変換効率を示
すことから注目されている。CIGSを用いた太陽電池
では、一般にガラス基板が基体として用いられている。
また、軽量な太陽電池や可撓性を有する太陽電池の作製
を目的として、ガラス基板以外にポリイミドやステンレ
スシートを用いた太陽電池も報告されている。
【発明が解決しようとする課題】Ib族元素とIIIb族
元素とVIb族元素とを含む半導体(カルコパイライト構
造半導体)を用いた太陽電池は、信頼性や特性のさらな
る向上が求められている。本発明は、Ib族元素とIII
b族元素とVIb族元素とを含む半導体を用いた特性およ
び信頼性が高い太陽電池、およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽電池は、導電性の基体と、前記基体上
に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成された導電
層と、前記導電層の上方に配置された光吸収層とを備え
る太陽電池であって、前記絶縁層は、スパッタリング法
によって形成された平均厚さが0.01μm以上0.5
μm以下のソーダライムガラス層であり、前記光吸収層
が、Ib族元素とIIIb族元素とVIb族元素とを含む半
導体からなる。本発明の太陽電池によれば、特性および
信頼性が高い太陽電池が得られる。これは、基体と光吸
収層との間に配置された層がIa族元素を含むことによ
って、光吸収層の結晶性が高くなるためであると考えら
れる。さらに、上記の太陽電池では、基体を構成する元
素が光吸収層に拡散することを、絶縁層によって防止で
きる。この効果は、基体が金属からなる場合に特に重要
である。上記の太陽電池では、直列接続された複数のユ
ニットセルを前記絶縁層上に備えてもよい。上記の太陽
電池では、前記基体が金属からなり、前記半導体が、C
uと、InおよびGaから選ばれる少なくとも1つの元
素と、SeおよびSから選ばれる少なくとも1つの元素
とを含んでもよい。上記の太陽電池では、前記基体が、
ステンレスまたはアルミニウム合金からなるものでもよ
い。また、本発明の太陽電池の製造方法は、導電性の基
体を備える太陽電池の製造方法であって、 (i)前記基体上に、ソーダライムガラス層と導電層と
を含む積層膜を形成する工程と、 (ii)前記積層膜上にIb族元素とIIIb族元素とVIb
族元素とを含む半導体からなる光吸収層を形成する工程
とを含み、前記(i)の工程において前記ソーダライム
ガラス層をスパッタリング法によって平均厚さ0.01
μm以上0.5μm以下となるように形成する。上記製
造方法によれば、結晶性が良好な光吸収層を形成できる
ため、特性および信頼性が高い太陽電池が得られる。上
記太陽電池の製造方法では、前記基体が金属からなり、
前記半導体が、Cuと、InおよびGaから選ばれる少
なくとも1つの元素と、SeおよびSから選ばれる少な
くとも1つの元素とを含んでもよい。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (実施形態1) 実施形態1では、本発明の太陽電池について一例を説明
する。実施形態1の太陽電池10について、断面図を図
1に示す。図1を参照して、太陽電池10は、導電性の
基体11と、基体11の一主面11a上に形成された第
1の絶縁層12aと、基体11の他主面11b上に形成
された第2の絶縁層12bとを備える。基体11、第1
の絶縁層12aおよび第2の絶縁層12bは、基板を構
成する。太陽電池10は、さらに、第1の絶縁層12a
上に順に形成された導電層13、光吸収層14、第1の
半導体層15、第2の半導体層16および透明導電層1
7と、導電層13上に形成された取り出し電極18と、
透明導電層17上に形成された取り出し電極19とを備
える。第1の半導体層15および第2の半導体層16
は、窓層である。基体11は、導電性を有する材料から
なる。具体的には、基体11は、金属を用いて形成で
き、たとえば、ステンレス、またはデュラルミンなどの
アルミニウム合金を用いて形成できる。基体11は可撓
性を有することが好ましい。可撓性を有する基体11を
用いた場合、基体11をロール状にして連続的に太陽電
池を形成できるため、生産が容易になる。第1の絶縁層
12aは、基体11と導電層13とを絶縁するための層
である。第1および第2の絶縁層12aおよび12bの
抵抗値は、たとえば1MΩ以上である。第1および第2
の絶縁層12aおよび12bは、酸化物およびフッ化物
から選ばれる少なくとも1つを用いて形成できる。具体
的には、酸化珪素(SiO2)を主成分とする材料、ま
たはフッ化鉄を主成分とする材料で形成できる。また、
第1および第2の絶縁層12aおよび12bは、Ia族
元素を含む材料で形成してもよく、たとえば、ソーダラ
イムガラスのようなNaの酸化物や、NaFまたはNa
2Sなどで形成してもよい。第1および第2の絶縁層1
2aおよび12bは、平均厚さが0.01μm以上0.
5μm以下であることが好ましい。導電層13は電極で
ある。導電層13は、金属を用いて形成でき、たとえ
ば、Moを用いて形成できる。光吸収層14は、第1の
絶縁層12aの上方に配置される。光吸収層14は、I
b族元素とIIIb族元素とVIb族元素とを含む半導体か
らなる。具体的には、カルコパイライト(chalco
pyrite)と同様の結晶構造を有する半導体を用い
ることができる。より具体的には、Cuと、Inおよび
Gaから選ばれる少なくとも1つの元素と、Seおよび
Sから選ばれる少なくとも1つの元素とを含む半導体を
用いることができる。たとえば、CuInSe2、Cu
In(Se,S)2、Cu(In,Ga)Se2、また
は、Cu(In,Ga)(Se,S)2を用いることが
できる。第1の半導体層15は、CdS、またはZnを
含む化合物によって形成できる。Znを含む化合物とし
ては、Zn(O,S)やZnMgOなどが挙げられる。
第2の半導体層16は、ZnO、またはZnOを含む材
料によって形成できる。透明導電層17は、Alなどの
III族元素をドープしたZnOや、ITO(Indiu
m Tin Oxide)を用いて形成できる。取り出
し電極18および19は、導電性が高い金属を用いて形
成できる。なお、本発明の太陽電池は、導電層13と光
吸収層14との間に配置された、Ia族元素を含む層
(層A)をさらに備えてもよい。Ia族元素を含む層2
1(層A)を備える太陽電池20について、断面図を図
2に示す。太陽電池20は、導電層13と光吸収層14
との間に配置された層21を備えることを除いて太陽電
池10と同様である。層21に含まれるIa族元素とし
ては、Na、K、Liが挙げられる。層21は、たとえ
ば、Naを含む化合物を用いて形成できる。Naを含む
化合物としては、Na2SやNaFを用いることができ
る。層21の平均厚さは、たとえば、0.001μm〜
0.1μmの範囲内である。なお、太陽電池10および
20は、本発明の太陽電池の一例であり、本発明の太
電池は太陽電池10および20に限定されない。たとえ
ば、第2の半導体層16は省略してもよい。また、本発
の太陽電池は、実施例3で説明するように、直列接続
された複数のユニットセルを第1の絶縁層12a上に備
えてもよい。 (実施形態2) 実施形態2では、本発明の太陽電池について一例を説明
する。実施形態2の太陽電池30について、断面図を図
3に示す。なお、実施形態1と同一の部分については、
同一の符号を付して重複する説明は省略する。図1を参
照して、太陽電池30は、基体11と、基体11上に形
成された絶縁層32とを備える。基体11および絶縁層
32は、基板を構成する。太陽電池30は、さらに、絶
縁層32上に順に形成された導電層13、光吸収層1
4、第1の半導体層15、第2の半導体層16および透
明導電層17と、導電層13上に形成された取り出し電
極18と、透明導電層17上に形成された取り出し電極
19とを備える。光吸収層14は、絶縁層32の上方に
配置される。絶縁層32は、基体11と導電層13とを
絶縁するための層である。絶縁層32の抵抗値は、たと
えば1MΩ以上である。絶縁層32は、Ia族元素を含
む絶縁性の材料で形成でき、たとえば、Ia族元素の酸
化物やフッ化物を用いて形成できる。具体的には、ソー
ダライムガラスのようなNaを含む酸化物を用いて形成
できる。また、絶縁層32は、NaFを用いて形成して
もよい。太陽電池30は、基体11と光吸収層14との
間に配置された少なくとも1つの層がIa族元素(好ま
しくはNa)を含む。たとえば、絶縁層32がIa族元
素を含んでもよい。たとえば、絶縁層32がNaを含む
酸化物によって形成されてもよい。具体的には、絶縁層
32がソーダライムガラスによって形成されてもよい。
また、本発明の太陽電池は、導電層13と光吸収層14
との間に配置された、Ia族元素を含む層(層B)をさ
らに備えてもよい。Ia族元素を含む層41(層B)を
備える太陽電池40について、断面図を図4に示す。太
陽電池40は、層41を備える点のみが太陽電池30と
異なる。層41は、Ia族元素を含み、たとえば、Na
2SまたはNaFからなる。太陽電池40では、層41
は、導電層13と光吸収層14との間に配置されてい
る。なお、層41は、導電層13と絶縁層32との間に
配置されてもよい。太陽電池30および40は、本発明
の太陽電池の一例であり、本発明の太陽電池は太陽電池
30および40に限定されない。たとえば、第2の半導
体層16は省略してもよい。また、本発明の太陽電池
は、実施例6で説明するように、直列接続された複数の
ユニットセルを絶縁層32上に備えてもよい。また、実
施形態1で説明した太陽電池のように、絶縁層32が、
基体11の両面に形成されていてもよい。 (実施形態3) 実施形態3では、本発明の太陽電池の製造方法について
説明する。実施形態3の製造方法によれば、実施形態2
の太陽電池を製造できる。なお、実施形態1および2で
説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付
して重複する説明を省略する。まず、導電性の基体11
上に、Ia族元素を含有する層と導電層とを含む積層膜
を形成する(工程(i))。積層膜は、たとえば、図3
に示した絶縁層32および導電層13によって構成でき
る。また、積層膜は、図4に示した絶縁層32、導電層
13、および層41によって構成できる。これらの層
は、蒸着法やスパッタリング法によって形成できる。次
に、積層膜上にIb族元素とIIIb族元素とVIb族元素
とを含む半導体からなる光吸収層14を形成する(工程
(ii))。この光吸収層は、実施例で説明する蒸着法に
よって形成できる。次に、第1の半導体層15、第2の
半導体層16、および透明導電層17を順次形成する。
これらの層は、蒸着法やスパッタリング法によって形成
できる。最後に、取り出し電極18および19を形成し
て太陽電池が得られる。なお、集積型の太陽電池は、実
施例3および6で説明する方法によって製造できる。
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、以下の実施例では、基体としてステン
レスシートを用いているが、デュラルミンなどのアルミ
ニウム化合物からなる基体を用いてもよい。 (実施例1) 実施例1では、実施形態1の太陽電池10を作製した一
例について説明する。まず、基体11として、可撓性を
有するステンレスシート(厚さ:100μm)を準備し
た。次に、ステンレスシートの両面に、ディップ・コー
ト法(浸漬法)によって、SiO2層(第1および第2
の絶縁層12aおよび12b)を形成した。次に、RF
スパッタリングによって、片面のSiO2層上にMo層
(導電層13)を形成した。SiO2層の厚さは0.5
μmとし、Mo層の厚さは0.4μmとした。次に、以
下に示す方法によって、Cu(In,Ga)Se2
(光吸収層14)を形成した。まず、In、Ga、およ
びSeを電離真空計で圧力を制御しながらMo層上に堆
積させた。このとき、基板温度を350℃とした。堆積
時において、Seの圧力を2.66×10-3Pa(2×
10-5Torr)とし、Inの圧力を1.064×10
-4Pa(8×10-7Torr)とし、Gaの圧力を3.
99×10-5Pa(3×10-7Torr)とした。その
後、基板温度を600℃に上げ、Seの圧力が2.66
×10-3Pa(2×10-5Torr)、Cuの圧力が
3.99×10-5Pa(3×10-7Torr)となる条
件で、SeおよびCuを堆積させた。その後、基板温度
を600℃に保ったままIn、Ga、およびSeを堆積
させた。このようにして、Cu(In,Ga)Se2
を形成した。次に、化学浴析出法によって、Cu(I
n,Ga)Se2層上にCdS層(第1の半導体層1
5)を形成し、これによってpn接合を形成した。次
に、ZnO層(第2の半導体層16)と、ITO層(透
明導電層17)とをスパッタリング法で順次形成した。
最後に、Auからなる取り出し電極を形成した。このよ
うにして、実施形態1の太陽電池を作製した。この太陽
電池について、Air Mass(AM)=1.5、1
00mW/cm2の擬似太陽光を用いて特性を測定し
た。その結果、短絡電流密度が32.3mA/cm2
開放端電圧が0.610V、曲線因子(Fill Fa
ctor)が0.750、変換効率が14.8%の太陽
電池が得られた。このように、実施例1の太陽電池は、
良好な特性を示した。また、絶縁層であるSiO2層を
ステンレスシートの両面に形成することによって、Cu
(In,Ga)Se2層形成時においてSe蒸気とステ
ンレスシート(基体)とが反応することを抑制できた。
さらに、化学浴析出法によるCdS層形成時においてア
ルカリ水溶液中にステンレスシートを浸漬した際にも、
ステンレスシートが腐食することを抑制できた。その結
果、ステンレスシートの劣化による太陽電池の破損や可
撓性の低下を防ぐことができた。 (実施例2) 実施例2では、実施形態1の太陽電池20を作製した一
例について説明する。まず、基体11として、可撓性を
有するステンレスシート(厚さ:100μm)を準備し
た。次に、ステンレスシートをフッ素ガス雰囲気中で熱
処理することによって、ステンレスシートの両面にフッ
化鉄層(第1および第2の絶縁層12aおよび12b)
を形成した。フッ化鉄層の厚さは、0.2μmとした。
次に、導電層13として、RFマグネトロンスパッタに
よって一方のフッ化鉄層上に、Mo層(厚さ:0.8μ
m)を形成した。次に、層21として、Mo層上にNa
2S層を形成した。Na2S層は、蒸着法によって形成し
た。次に、実施例1と同様の方法によって、Cu(I
n,Ga)Se2層、CdS層、ZnO層、ITO層、
および取り出し電極を形成した。このようにして、実施
形態1の太陽電池を作製した。一方、Na2S層を形成
せずに、上記方法と同様の方法で太陽電池を作製した。
これら2つの太陽電池について、AM=1.5、100
mW/cm2の擬似太陽光を用いて特性を測定した。測
定結果を表1に示す。
【表1】 表1から明らかにように、Na2S層を形成することに
よって、特性が特に高い太陽電池が得られた。また、実
施例1と同様に、ステンレスシートの両面にフッ化鉄層
を形成することによって、Se蒸気やアルカリ水溶液に
よる基体の劣化および腐食を防ぐことができ、その結
果、太陽電池の破損や可撓性の低下を防ぐことができ
た。 (実施例3) 実施例3では、実施形態1の太陽電池を作製した他の一
例について、図5を参照しながら説明する。実施例3で
は、いわゆる集積型と呼ばれる太陽電池を作製した。製
造工程の断面図を図5に示す。まず、基体11として、
可撓製を有するステンレスシート51(厚さ:100μ
m)を準備した。次に、ステンレスシート51をフッ素
ガス雰囲気中で熱処理することによって、ステンレスシ
ート51の両面にフッ化鉄層52(第1および第2の絶
縁層12aおよび12b)を形成した。フッ化鉄層52
の厚さは、0.2μmとした。次に、導電層13とし
て、RFマグネトロンスパッタによって一方のフッ化鉄
層上に、Mo層53(厚さ:0.8μm)を形成した。
次に、Nd:YAGレーザを用いてMo層53の一部を
ストライプ状に除去し、Mo層53を短冊状に複数に分
割した(図5(a)参照)。このときの平面図を図6に
示す。次に、実施例1と同様の方法によって、光吸収層
であるCu(In,Ga)Se2層54を作製した。さ
らに、化学浴析出法によって、Cu(In,Ga)Se
2層上にCdS層55(第1の半導体層15)を形成
し、pn接合を作製した(図5(b)参照)。次に、メ
カニカルスクライブ法によって、Cu(In,Ga)S
2層54とCdS層55とを、Mo層53を分割した
線のすぐ横を平行に除去した。これによって、Cu(I
n,Ga)Se2層54とCdS層55とを短冊状に複
数に分割した(図5(c)参照)。次に、ZnO層(第
2の半導体層16)とITO層(透明導電層17)との
積層膜56を、スパッタリング法で形成した。そして、
メカニカルスクライブ法によって、積層膜56の一部
と、Cu(In,Ga)Se2層54およびCdS層5
5の一部とを、併せてストライプ状に除去した(図5
(d)参照)。具体的には、図5(c)の工程において
Cu(In,Ga)Se2層54とCdS層55とを分
割した線のすぐ横を平行に除去した。これによって、絶
縁層52上に、直列に接続された複数のユニットセル5
7を形成した。最後に、取り出し電極58および59を
形成し、集積化構造を有する太陽電池を作製した(図5
(e)参照)。さらに、集積化を行わないで太陽電池を
作製した。これら2つの太陽電池について、AM=1.
5、100mW/cm2の擬似太陽光を用いて特性を測
定した。測定結果を表2に示す。
【表2】 表2から明らかなように、ユニットセルを直列接続する
ことによって、出力電圧が高い太陽電池が得られる。ま
た、金属性の基体を用いることによって、基板温度が均
一となり、大面積でも均質な結晶系光吸収層を形成でき
る。なお、この実施例で作製した太陽電池の面積が比較
的小さいために、表2では、集積化した太陽電池の効率
が低めになっている。しかし、電極の抵抗によるロスや
バスバー(bus bar)による面積ロスなどを考慮
すると、太陽電池の面積が大きくなるほど集積化する方
が有利となる。 (実施例4) 実施例4では、実施形態2で説明した太陽電池30を作
製した一例について説明する。まず、基体11として、
可撓性を有するステンレスシート(厚さ:100μm)
を準備した。次に、ステンレスシートの片面上に、RF
マグネトロンスパッタリング法によってソーダライムガ
ラス層(絶縁層32)とMo層(導電層13)とを形成
した。ソーダライムガラス層の厚さは0.5μmとし、
Mo層の厚さは1μmとした。次に、実施例1と同様の
方法によって、Cu(In,Ga)Se2層、CdS
層、ZnO層、ITO層、および取り出し電極を形成し
た。このようにして実施形態2の太陽電池を作製した。
一方、ソーダライムガラス層の代わりにAl23層を用
い、上記方法と同様の方法で太陽電池を作製した。これ
ら2つの太陽電池について、AM=1.5、100mW
/cm2の擬似太陽光を用いて特性を測定した。測定結
果を表3に示す。
【表3】 表3から明らかにように、Ia族元素を含む絶縁層を用
いることによって特性が高い太陽電池が得られた。 (実施例5) 実施例5では、実施形態2の太陽電池40を作製した一
例について説明する。まず、基体11として、可撓性を
有するステンレスシート(厚さ:100μm)を準備し
た。次に、ステンレスシートの片面に、RFマグネトロ
ンスパッタリング法で、Al23層(絶縁層32)を形
成した。Al23層の厚さは、0.5μmとした。次
に、導電性層13として、RFマグネトロンスパッタに
よってMo層(厚さ:1μm)を形成した。次に、Mo
層上に、層41としてNa2S層を形成した。Na2S層
は、蒸着法によって形成した。次に、実施例1と同様の
方法によって、Cu(In,Ga)Se2層、CdS
層、ZnO層、ITO層、および取り出し電極を形成し
た。このようにして、実施形態2の太陽電池を作製し
た。一方、Na2S層を作製せずに、上記方法と同様の
方法で太陽電池を作製した。これら2つの太陽電池につ
いてAM=1.5、100mW/cm2の擬似太陽光を
用いて特性を測定した。測定結果を表4に示す。
【表4】 表4から明らかにように、Na2S層を形成することに
よって、特性が高い太陽電池が得られた。 (実施例6) 実施例6では、実施形態2の太陽電池を作製した他の一
例について、図7を参照しながら説明する。実施例6で
は、いわゆる集積型と呼ばれる太陽電池を作製した。製
造工程の断面図を図7に示す。まず、基体11として、
可撓製を有するステンレスシート71(厚さ:100μ
m)を準備した。次に、RFマグネトロンスパッタリン
グ法によって、ステンレスシート71の片面に、Al2
3層72(絶縁層32)と、Mo層73(導電層1
3)とを形成した。Al23層72の厚さは、0.5μ
mとし、Mo層73の厚さは1μmとした。次に、Mo
層73の一部をストライプ状に除去し、Mo層73を短
冊状に複数に分割した(図7(a)参照)。次に、Cu
(In,Ga)Se2層74とCdS層75とを形成し
た(図7(b)参照)。そして、Cu(In,Ga)S
2層74とCdS層75とを短冊状に複数に分割した
(図7(c)参照)。次に、ZnO層(第2の半導体層
16)とITO層(透明導電層17)との積層膜76を
形成した。そして、積層膜76の一部と、Cu(In,
Ga)Se2層74およびCdS層75の一部とを、併
せてストライプ状に除去した(図7(d)参照)。これ
によって、基体であるステンレスシート71上に形成さ
れ、直列に接続された複数のユニットセル77を形成し
た。最後に、取り出し電極78および79を形成し、集
積化構造を有する太陽電池を作製した(図7(e)参
照)。図7(a)〜図7(e)の工程は、図5(a)〜
図5(e)の工程と同様の方法で行った。上記製造方法
で作製した太陽電池の特性を測定した結果、実施例3の
太陽電池と同様に、良好な特性が得られた。以上、本発
明の実施の形態について例を挙げて説明したが、本発明
は、上記実施の形態に限定されず本発明の技術的思想に
基づき他の実施形態に適用することができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の太陽電池
によれば、特性および信頼性が高い太陽電池が得られ
る。また、可撓性を有する薄い基体を用いることによっ
て、可撓性を有し軽量な太陽電池を形成できる。さら
に、本発明の太陽電池は、導電性の基体上に絶縁層が形
成されているため、複数のユニットセルを直列接続する
ことが可能となる。また、本発明の太陽電池の製造方法
によれば、本発明の太陽電池を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池について一例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の太陽電池について他の一例を示す断面
図である。
【図3】本発明の太陽電池についてその他の一例を示す
断面図である。
【図4】本発明の太陽電池についてさらにその他の一例
を示す断面図である。
【図5】本発明の太陽電池について製造方法の一例を示
す工程図である。
【図6】図5に示した製造工程の一工程を示す平面図で
ある。
【図7】本発明の太陽電池について製造方法の他の一例
を示す工程図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 太陽電池 11,51,71 基体 11a 一主面 11b 他主面 12a 第1の絶縁層 12b 第2の絶縁層 13,53,73 導電層 14,54,74 光吸収層 15,55,75 第1の半導体層 16 第2の半導体層 17 透明導電層 18,19,58,59,78,79 取り出し電極 21 層(層A) 41 層(層B) 32,52,72 絶縁層 56,76 積層膜 57,77 ユニットセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 泰宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 島川 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−116986(JP,A) 特開 平11−312817(JP,A) 特表 平10−512096(JP,A) 国際公開91/17572(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/04 - 31/078

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の基体と、前記基体上に形成され
    た絶縁層と、前記絶縁層上に形成された導電層と、前記
    導電層の上方に配置された光吸収層とを備える太陽電池
    であって、 前記絶縁層は、スパッタリング法によって形成された平
    均厚さが0.01μm以上0.5μm以下のソーダライ
    ムガラス層であり、 前記光吸収層が、Ib族元素とIIIb族元素とVIb族元
    素とを含む半導体からなる太陽電池。
  2. 【請求項2】 直列接続された複数のユニットセルを前
    記絶縁層上に備える請求項に記載の太陽電池。
  3. 【請求項3】 前記基体が金属からなり、前記半導体
    が、Cuと、InおよびGaから選ばれる少なくとも1
    つの元素と、SeおよびSから選ばれる少なくとも1つ
    の元素とを含む請求項1または2に記載の太陽電池。
  4. 【請求項4】 前記基体が、ステンレスまたはアルミニ
    ウム合金からなる請求項に記載の太陽電池。
  5. 【請求項5】 導電性の基体を備える太陽電池の製造方
    法であって、 (i)前記基体上に、ソーダライムガラス層と導電層と
    を含む積層膜を形成する工程と、 (ii)前記積層膜上にIb族元素とIIIb族元素とVIb
    族元素とを含む半導体からなる光吸収層を形成する工程
    とを含み、 前記(i)の工程において前記ソーダライムガラス層を
    スパッタリング法によって平均厚さ0.01μm以上
    0.5μm以下となるように形成する太陽電池の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記基体が金属からなり、前記半導体
    が、Cuと、InおよびGaから選ばれる少なくとも1
    つの元素と、SeおよびSから選ばれる少なくとも1つ
    の元素とを含む請求項に記載の太陽電池の製造方法。
JP2001058891A 2000-03-23 2001-03-02 太陽電池およびその製造方法 Expired - Lifetime JP3503824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001058891A JP3503824B2 (ja) 2000-03-23 2001-03-02 太陽電池およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082746 2000-03-23
JP2000-82746 2000-03-23
JP2001058891A JP3503824B2 (ja) 2000-03-23 2001-03-02 太陽電池およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001339081A JP2001339081A (ja) 2001-12-07
JP3503824B2 true JP3503824B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=26588192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001058891A Expired - Lifetime JP3503824B2 (ja) 2000-03-23 2001-03-02 太陽電池およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3503824B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1475841A4 (en) * 2002-02-14 2008-08-27 Honda Motor Co Ltd METHOD FOR PRODUCING A LIGHT ABSORPTION LAYER
SE525704C2 (sv) * 2003-08-12 2005-04-05 Sandvik Ab Belagd stålprodukt av metallbandsmaterial innefattande ett elektriskt isolerande skikt dopat med en eller flera alkalimetaller
JP4695850B2 (ja) 2004-04-28 2011-06-08 本田技研工業株式会社 カルコパイライト型太陽電池
JP4681352B2 (ja) 2005-05-24 2011-05-11 本田技研工業株式会社 カルコパイライト型太陽電池
JP3963924B2 (ja) 2005-07-22 2007-08-22 本田技研工業株式会社 カルコパイライト型太陽電池
JP4994061B2 (ja) * 2007-03-08 2012-08-08 昭和シェル石油株式会社 集積構造の透光性cis系薄膜太陽電池モジュール及びその製造方法
JP5137187B2 (ja) * 2008-02-01 2013-02-06 株式会社シライテック 太陽電池パネルの縁切り装置
JP2009187981A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Shiraitekku:Kk 太陽電池パネルのスクライブ装置
JP5366154B2 (ja) * 2008-03-21 2013-12-11 独立行政法人産業技術総合研究所 太陽電池及びその製造方法
US8207012B2 (en) * 2008-04-28 2012-06-26 Solopower, Inc. Method and apparatus for achieving low resistance contact to a metal based thin film solar cell
US8115095B2 (en) * 2009-02-20 2012-02-14 Miasole Protective layer for large-scale production of thin-film solar cells
US8110738B2 (en) * 2009-02-20 2012-02-07 Miasole Protective layer for large-scale production of thin-film solar cells
DE102009013903A1 (de) * 2009-03-19 2010-09-23 Clariant International Limited Solarzellen mit einer Barriereschicht auf Basis von Polysilazan
JP4629153B1 (ja) * 2009-03-30 2011-02-09 富士フイルム株式会社 太陽電池および太陽電池の製造方法
JP2011181534A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Hitachi Ltd 球状化合物半導体セル及びモジュールの製造方法
JP5634315B2 (ja) * 2010-04-07 2014-12-03 富士フイルム株式会社 絶縁層付金属基板および光電変換素子
KR20120012325A (ko) * 2010-07-30 2012-02-09 엘지이노텍 주식회사 태양광 발전장치 및 이의 제조방법
JP5335148B2 (ja) * 2010-09-28 2013-11-06 京セラ株式会社 光電変換装置および光電変換装置の製造方法
US10043921B1 (en) 2011-12-21 2018-08-07 Beijing Apollo Ding Rong Solar Technology Co., Ltd. Photovoltaic cell with high efficiency cigs absorber layer with low minority carrier lifetime and method of making thereof
JP6104579B2 (ja) * 2012-12-03 2017-03-29 ソーラーフロンティア株式会社 薄膜太陽電池の製造方法
CN104555243A (zh) * 2013-10-11 2015-04-29 宁夏琪凯节能设备有限公司 一种节能型胶带运输机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001339081A (ja) 2001-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3503824B2 (ja) 太陽電池およびその製造方法
US6441301B1 (en) Solar cell and method of manufacturing the same
EP0787354B1 (en) A method of manufacturing thin-film solar cells
JP3963924B2 (ja) カルコパイライト型太陽電池
US7825329B2 (en) Thin film solar cell manufacturing and integration
US6613598B1 (en) Method for making a photovoltaic cell containing a dye
US6593522B2 (en) Solar cell device
US9130078B2 (en) Solar cell and method for manufacturing the same
US6620996B2 (en) Photoelectric conversion device
WO2006126590A1 (ja) カルコパイライト型太陽電池
JP3801342B2 (ja) 太陽電池用基板、その製造方法及び半導体素子
EP2415081A1 (en) Solar cell device and solar cell device manufacturing method
TW201248893A (en) Solar cell and method of manufacturing the same
JP2006080370A (ja) 太陽電池
US4287383A (en) Cadmium sulfide photovoltaic cell of improved efficiency
WO2014162899A1 (ja) 薄膜太陽電池
JP2011159796A (ja) 絶縁層付基板および薄膜太陽電池
JP2004158511A (ja) 太陽電池用基板およびその製造方法ならびにそれを用いた太陽電池
JP2004281938A (ja) 太陽電池およびその製造方法
JP2006080371A (ja) 太陽電池及びその製造方法
JP4212292B2 (ja) 太陽電池及びその製造方法
US20130112257A1 (en) Composite encapsulation material for photovoltaic devices and methods of their manufacture
JP2004327849A (ja) 太陽電池およびその製造方法
US20130112246A1 (en) Rib elements for photovoltaic devices and methods of their manufacture
JP2004158556A (ja) 太陽電池

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3503824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term