JP3503515B2 - 防気カバー - Google Patents
防気カバーInfo
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Description
住宅における防気のための埋込配線器具用の防気カバー
に関するものである。
チボックスと、埋込配線器具の前面部を露出させる開口
窓を有したプレートとの間に防気の目的で介在させる防
気カバーが知られている(特開昭10−201049号
公報参照)。
バーは、ボックス本体の底面に十字の切り込みを予め入
れているため電線を挿通しない切り込みも存在すること
になり、防気性が悪いという問題があった。
ので、その目的とするところは防気性が高く、しかも施
工性も良好な防気カバーを提供することにある。
めに、請求項1の発明では、ホルソーを用いて造営面に
穿設可能な円形主体の器具取付穴内に嵌め込まれるとと
もに、底部と平行する断面形状が器具取付穴の開口形状
に対応して前面開口より埋込配線器具が収納される箱状
のカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁に形成さ
れ、器具取付穴の開口周縁の造営面上に後面が当接可能
な形状に形成されるとともに、埋込配線器具を取り付け
た取付枠及び埋込配線器具の前面部を露出させる開口窓
を有して器具取付穴を覆うようなプレートが前面に被着
される枠体と、カバー本体の底部全面により構成される
薄肉の電線貫通面とからなり、電線貫通面を平坦面とし
たことを特徴とする。
営面に穿設可能な円形主体の器具取付穴を覆うようなプ
レートを用いて配設される埋込配線器具に対応して、底
部と平行する断面形状が器具取付穴の開口形状に対応
し、カバー本体と枠体とを前面開口し埋込配線器具が収
納される箱状のカバー本体と、前記カバー本体の開口周
縁に形成され埋込配線器具の前面部を露出させる開口窓
を有したプレートが前面に被着されて、器具取付穴の開
口周縁の造営面に後面が当接可能な形状に形成される枠
体と、カバー本体の底部全面により構成される薄肉の電
線貫通面とからなり、電線貫通面に凹部を設けたことを
特徴とする。
器具取付穴内に嵌め込まれるとともに、前面開口より埋
込配線器具が収納される箱状のカバー本体と、前記カバ
ー本体の開口周縁に形成され、器具取付穴の開口周縁の
造営面上に後面が当接されるとともに、埋込配線器具を
取り付けた取付枠が前面に被着され、埋込配線器具の前
面部を露出させる開口窓を有したプレートが前面に一体
形成される枠体と、カバー本体の底部全面により構成さ
れる薄肉の電線貫通面とからなり、電線貫通面を平坦面
としたことを特徴とする。
を前面開口し埋込配線器具が収納される箱状のカバー本
体と、前記カバー本体の開口周縁に形成され埋込配線器
具の前面部を露出させる開口窓を有したプレートが前面
に一体形成される枠体と、カバー本体の底部全面により
構成される薄肉の電線貫通面とからなり、電線貫通面に
凹部を設けたことを特徴とする。
記枠体とを異なる合成樹脂材によって一体成形し、上記
枠体の合成樹脂材として剛性を持たせることが可能なA
BS樹脂材を用いたことを特徴とする。
例により説明する。
ィン系エラストマーシートを真空成形により成形した成
形品よりなり、前面開口の箱状のカバー本体2は、JI
S規格や日本配線器具工業会で規格化された単位寸法の
埋込配線器具を3個連設して収納できる寸法(一連の寸
法)に形成されている。またカバー本体2の配線器具収
納室3の底部を約0.2mm程度の薄肉に形成して、こ
の底部によりVVF線などの電線を外側より突き刺して
貫通させることができる電線貫通面5が形成される。こ
の電線貫通面5には短手方向(幅方向)の中心を通る中
心線に沿って、外方向に突出して配線器具収納室3側に
凹んだ4つの凹部4が形成され、これら凹部4を外側に
突出した凹部4の底部をニッパー等の工具でカットして
孔をあけることにより、TV用の同軸ケーブルや電話用
のケーブルを配線器具収納室3内へ導入させる部位を構
成する。
周縁に外向きに鍔状に一体突出させた枠体6を設けてい
る。この枠体6は、後述する成形方法によりカバー本体
2の肉厚よりも厚く(約0.8mm)して剛性を高め
て、変形しにくいようにしてある。また、枠体6の上下
辺の中央部には、後述のボックスねじ20(図5参照)
が挿通される十字状の切り込み7を形成している。この
上下の切り込み7間の距離は、JIS規格等によって規
格化されている埋込配線器具の配設施工時に壁等の造営
面Xに形成した器具取付穴19内に収納して用いるスイ
ッチボックス21(図5参照)の上下の取付片22のね
じ孔23、23間の距離に対応させてある。
ように略透明になっている。
について図3及び図4により説明する。
程を示しており、まず押し出し成形機8のホッパー9に
オレフィン系の樹脂の原材料10を投入して、押し出し
成型機8でエラストマーシート11を成形する。
シート加熱機12で加熱して柔らかくし、この柔らかく
なったエラストマーシート11を真空成形機13内の凹
型(雌型)成形金型14の開口部の下方へ搬送し、この
状態で成形金型14の空気を排気孔15より抜いて成形
金型14の内部を真空にしエラストマーシート12を成
形金型14の型面18(図4参照)に密着させて冷却す
ることにより防気カバー1の原形品16を成形する。
より取り出した後、打ち抜き加工によって防気カバー1
と、廃却される不要な部分17とを切り離すのである。
4を用いて真空成形することにより、枠体6の部分を肉
厚に、電線貫通面5を形成するカバー本体2の底部を薄
肉に同時に仕上げることができ、施工時に電線を電線貫
通面5に貫通させることが容易となって施工性が向上
し、また枠体6の厚みを大きくすることにより、防気カ
バー1をスイッチボックス21内若しくは器具取付穴1
9内に収納して枠体6の後面を後述するように器具取付
穴19の開口周縁の造営面Xに当接させた時両者の密接
性が高まり両者間の防気効果を向上させることができ
る。
穴への取付について説明する。
取付穴19内のスイッチボックス21に導入されたVV
Fケーブル26を接続する電源コンセントのような埋込
配線器具24を取り付ける場合は、例えば予めJIS規
格や日本配線器具工業会で規格化されている大角形3個
用の取付枠25に予め埋込配線器具24を取り付けてお
き、この取付枠25に取り付けた状態の埋込配線器具2
4の後面(背面)から図6に示すように防気カバー1を
被せてカバー本体2の配線器具収納室3内に埋込配線器
具24の後部を収めた状態で、スイッチボックス21内
より引き出したVVFケーブル26の各線を内部の埋込
配線器具24の後面に形成された速結端子(図示せず)
の電線挿入孔27に狙いを定めて防気カバー1の底部の
電線貫通面5に突き刺して貫通させ、その芯線を電線挿
入孔27に挿入して、埋込配線器具24内の速結端子に
接続する。この状態で防気カバー1のカバー本体2を器
具取付穴19内に嵌め込み、枠体6の後面を器具取付穴
19の開口周縁の造営面Xに当接する。
25の上下枠辺に設けた取付孔28と、防気カバー1の
枠体6の上下辺の切り込み7とを介して夫々ボックスね
じ20をスイッチボックス21の取付片22のねじ孔2
3に螺入締結することにより配線器具24及び防気カバ
ー1を固定する。
0を、その上下枠辺の中央に貫挿させた固定ねじ32を
取付枠25の上下辺の中央に設けたねじ孔29に螺入締
結させすることにより固定して、プレート30の開口窓
31より埋込配線器具24の前部及びこの前部周辺の取
付枠25の一部を露出させるようになっており、このプ
レート30の枠辺の後面の凹部(図示せず)に嵌まり込
んだ取付枠25の枠辺の後面及びプレート30の枠辺の
後面が防気カバー1の枠体6の前面に被着される。プレ
ート30の前面には係止爪(図示せず)によって着脱自
在に化粧プレート33が取り付けられ、さらに化粧プレ
ート33の開口窓34より埋込配線器具24の前部が露
出するのである。
ー41では枠体6を厚肉としたこととその後面を平坦に
してあることにより、枠体6と造営面Xとの接触部での
防気性を確保できるのである。
26を防気カバー1に貫通させる場合を示しているが、
図7に示すようにTVコンセントのような埋込配線器具
24’を取り付ける場合には、スイッチボックス21内
に導入されているケーブルが同軸ケーブル26’である
ので、防気カバー1内に同軸ケーブル26’を貫通させ
る場合、電線貫通面5に突出している凹部4の底部をニ
ッパーのような工具を用いてカットしてケーブルの外径
に合うような径の孔をあけ、該孔を介して同軸ケーブル
26’を防気カバー1のカバー本体2内に導入して埋込
配線器具24’の接続端子(図示せず)に接続する。尚
防気カバー1,取付枠25,プレート30、化粧プレー
ト33の取り付けは上記の場合と同じであるので、ここ
では説明は省略する。また図5,図6に示す構成部材、
構成部位と同じ役割を果たす図7に示す構成部材、構成
部位には同じ番号、記号を付し説明は省略する。
肉であるので、容易にケーブルを貫通させる孔を開ける
ことができ、そのため施工性が良く、また予め孔を開け
る必要がないため必要以外の孔が防気カバー1の底部に
あくことが無く、防気性を確保でき、また枠体6を厚肉
にすることにより、枠体6と造営面Xとの間の防気性を
確保できるという利点があり、電線貫通面5に凹部4を
形成することにより、同軸ケーブルや、電話用電線等の
ように互いに外径の異なる電線を貫通させる孔も容易に
あけることができ、電話コンセントやTVコンセント等
の埋込配線器具にも適用できる利点がある。
用いた例であるが、造営物が石膏ボードのような場合に
は図8(a)に示すような取付押さえ金具100を石膏
ボードYに穿孔された器具取付穴40の前面側から後面
側に入れて後面に当接配置し、上、下の腕片101,1
02を前面開口側に引き出して折り曲げ、これら腕片1
01,102と取付押さえ金具100の枠部とで石膏ボ
ードYを挟み込むようにして取り付け、この取付押さえ
金具100を用いて取付枠25が取り付けられるように
なっている。この場合もスイッチボックス21を用いる
場合と同様に防気カバー1が図8(c)に示すように配
設される。
構成される電線貫通面5には外方向に突出させて配線器
具収納室3側に凹んだ凹部4を設けてあったが、本参考
例では図9に示すように電線貫通面5を配線器具収納室
3側に突出させて外側に凹んだ凹部4’を形成してあ
る。
線を配線器具収納室3内へ導入する孔をニッパー等で開
ける場合、配線器具収納室3内に突出した凹部4’の底
部をカットする。
で、参考例1の構成部材及び構成部位と同じ役割の構成
部材、構成部位には同じ番号、記号を付して説明は省略
する。また本参考例を製造する場合は参考例1で説明し
た製造方法を用いる。
貫通面5が薄肉であるので、容易にケーブルを貫通させ
る孔を開けることができ、そのため施工性が良く、また
予め孔を開ける必要がないため必要以外の孔が防気カバ
ー1の底部にあくことが無く、防気性を確保でき、また
枠体6を厚肉にすることにより、枠体6と造営面Xとの
間の防気性を確保できるという利点がある。
体2の底部で構成される電線貫通面5に凹部4又は4’
を設けてあったが、本参考例では図10に示すように電
線貫通面5を平坦な面に形成しても良い。
勿論のこと同軸ケーブル26’の電線を配線器具収納室
3内へ導入する際には突き刺す形で導入する。
ので、参考例1の構成部材及び構成部位と同じ枠割りの
構成部材、構成部位には同じ番号、記号を付して説明は
省略する。また本参考例を製造する場合は参考例1で説
明した製造方法を用いる。
貫通面5が薄肉であるので、容易にケーブルを貫通させ
る孔を開けることができ、そのため施工性が良く、また
予め孔を開ける必要がないため必要以外の孔が防気カバ
ー1の底部にあくことが無く、防気性を確保でき、また
枠体6を厚肉にすることにより、枠体6と造営面Xとの
間の防気性を確保できるという利点がある。
位寸法の埋込配線器具を1列に3個ずつ連設して収納で
きる寸法に形成していたが、本参考例は図11、図12
に示すように2列に3個ずつ連設して収納できる寸法に
形成したもので、防気性を確保しつつ、規格化された単
位寸法の埋込配線器具を最大6個まで収納することがで
きるようにしている。ここで、カバー本体2の開口部周
縁の枠体6の上下辺には参考例1で説明した十字状の切
り込み7が2箇所づつ形成されており、図13に示すよ
うに2つの取付枠25,25が取着できるようになって
いる。
ようにした他は、基本的には参考例1の構成と同じであ
るので、図11,図12において参考例1の構成部材、
構成部位と同じ役割を持つ構成部材、構成部位には同じ
番号、記号を付して説明は省略する。
るので、図13,図14において、図5,図6で示す構
成部材、構成部位と同じ役割を持つ構成部材、構成部位
には同じ番号、記号を付して説明は省略する。尚本参考
例ではプレート30は取付枠25を2つ並設した場合の
大きさに形成され、また化粧プレート33には各取付枠
25に取り付けられる埋込配線器具24の前部を露出さ
せる開口窓34を2つ並設してある。
(図17参照)を配線器具収納室3内へ貫通させるため
の位置決め凹部111をカバー本体2の底部である電線
貫通面5に形成してある。
で説明した製造方法を用いる。而して本参考例でも参考
例1と同様な利点がある。
4’を電線貫通面5に形成しても良い。更にまた参考例
3のように電線貫通面5を平坦面としても良い。
位寸法の埋込配線器具を1列に3個ずつ連設して収納で
きる寸法に、また参考例4では埋込配線器具を2列に3
個ずつ連設して収納できる寸法に形成したものである
が、本参考例5では図15,図16に示すように3列に
3個ずつ連設して収納できる寸法に形成して、防気性を
確保しつつ、規格化された単位寸法の埋込配線器具を最
大9個まで収納することができるようしてある。ここ
で、カバー本体2の開口部周縁の枠体6の上下辺には参
考例1で説明した十字状の切り込み7が3箇所づつ形成
されており、図17に示すように3つの取付枠25…が
取着できるようになっている。
ようにした他は基本的には参考例1の構成と同じである
ので、図15,図16において参考例1の構成部材、構
成部位と同じ役割を持つ構成部材、構成部位には同じ番
号、記号を付して説明は省略する。
るので、図17において、図5,図6、図7で示す構成
部材、構成部位と同じ役割を持つ構成部材、構成部位に
は同じ番号、記号を付して説明は省略する。尚本参考例
ではプレート30は取付枠25を3つ並設した場合の大
きさに形成され、また化粧プレート33には各取付枠2
5に取り付けられる埋込配線器具24、24’の前部を
露出させる開口窓34を夫々に対応する形で3つ並設し
てある。
で説明した製造方法を用いる。而して本参考例でも参考
例1と同様な利点がある。
4’を電線貫通面5に形成しても良い。更にまた参考例
3のように電線貫通面5を平坦面としても良い。
穴19に対応するものであったが、本実施形態は図18
に示すようにホルソーを用いて一気に開口できる円形の
開口形状の器具取付穴40に埋込配線器具24を取り付
ける器具構造に対応するものである。
穴40の開口周縁に後面を当接する取付枠兼用のプレー
ト(実施形態では円盤状)41と、このプレート41の
前面に開口した係止孔43に、係止爪42を係入して被
着する化粧プレート44と、プレート41の裏面に後方
へ突出するように設けられた脚体45の溝46内にプレ
ート41の表面側から挿通したねじ体47とこのねじ体
47が一端部に螺進自在の貫挿され、ねじ体47の回転
により先端部が溝46の位置に臨んでストッパー48に
当たった後、ねじ体47の回転に伴って溝46に一端部
がガイドされながら前又は後へ移動してその先端部とプ
レート41とで造営物を挟んでプレート41を固定する
挟み金具49とを主構成部材とするものであり、プレー
ト41の中央部には埋込配線器具24を取り付けて埋込
配線器具24の前部を露出させる開口窓53を有し、ま
た挟み金具49を用いずに造営面Xに固定するために木
ねじのような取付ねじ50を挿通させる取付孔51を両
側に設けてある。
線器具24の前部、図示例では埋込配線器具24がスイ
ッチであって、そのスイッチに結合する操作ハンドル5
2を露出させる開口窓54を開口している。尚図示例で
はプレート41、化粧プレート44及び操作ハンドル5
2を円形としたデザインを採用しているが、器具取付穴
40の開口を被蔽できる形状であればよいので、この種
の器具としてはプレート41,及び化粧プレート44が
略四角形のものもある。
穴40の開口形状に合わせて底部二平行する断面が円形
の箱状カバー本体2と、開口周縁に形成した鍔状の枠体
6とからなり、カバー本体2の底部は薄肉となって該底
部で電線貫通面5を形成し、該電線貫通面5には上記参
考例1と同様にカバー本体2内の配線器具収納室3側が
凹んだ凹部4を形成している。そしてカバー本体2の両
側の枠体6には上記の十字状の切り込み7を上記の埋込
配線器具24の取付孔51の間隔(ピッチ)に合わせて
設けてある。尚製造方法は参考例1で説明した方法を用
いる。
器具取付穴40に図示するような埋込配線器具24を配
設するに当たっては、挟み金具49を図示する位置に回
動させてプレート51の投影面積内に配置し、埋込配線
器具24を防気カバー1の配線器具収納室3内に収め、
図6と同様にこの状態で、器具取付穴40に導入してあ
る例えばVVFケーブル26の各線を、カバー本体2の
底部の電線貫通面5に突き刺して貫通させ、配線器具収
納室3内の埋込配線器具24の底部の電線挿入孔にVV
Fケーブル26の各線を挿入して埋込配線器具24内の
速結端子に接続する。この接続後、防気カバー1ととも
に埋込配線器具24を器具取付穴40に嵌めて、防気カ
バー1の枠体6の後面を器具取付穴40の開口周縁の造
営面Xに当接して埋込配線器具24の取付孔51及び枠
体6の十字状の切り込み7を介して挿通した取付ねじ5
0を造営面Xに締結して固定する。これにより防気カバ
ー1の枠体6が造営面Xと埋込配線器具24のプレート
41の後面との間に介在することになる。
4に結合し、化粧プレート54をプレート51に係止爪
52を用いて被着して施工を終了する。
施形態の場合には耐火カバー55がプレート41の後部
に被着され、埋込配線器具24の後部を覆っている。
コンセントなどの場合にはケーブルを挿通する孔を、図
7の施工例と同様に凹部4の外側の突出底部をカットし
てあけると良い。
1と同様な利点がある。尚参考例2のような形状の凹部
を電線貫通面5に形成しても良く、また参考例3のよう
に電線貫通面5を平坦面としても良い。
付ける配線器具構造に対応した円形の開口を持つ器具取
付穴40に対応しているものであるが、本実施形態の防
気カバー1は図20に示すように小判状の取付枠を兼ね
たプレート61と、このプレート61の周辺の前面に開
口した係止孔63に、係止爪62を係入して被着する外
径が小判状の化粧プレート64と、プレート61の裏面
に後方へ突出するように設けられた脚体65の溝66内
にプレート61の表面側から挿通したねじ体67とこの
ねじ体67が一端部に螺進自在の貫挿され、ねじ体67
の回転により先端部が溝66の位置に臨んでストッパー
68に当たった後、ねじ体67の回転に伴って溝66に
一端部がガイドされながら前又は後へ移動してその先端
部とプレート61とで造営物を挟んでプレート61を固
定する挟み金具69とを主構成部材とするものであり、
プレート61の両側部には埋込配線器具24を取り付け
て埋込配線器具24の前部を露出させる開口窓73、7
3を有し、また挟み金具49を用いずに造営面Xに固定
するために取付ねじ70を挿通させる取付孔71を両側
に設けてある。
線器具24の前部、図示例では埋込配線器具24がスイ
ッチであって、そのスイッチに結合する操作ハンドル7
2を露出させる円形の窓孔74を開口している。尚図示
例ではプレート61、化粧プレート64及び操作ハンド
ル62を円形を主体としたデザインを採用しているが、
後述する器具取付穴40’の開口を被蔽できる形状であ
ればよいので、この種の器具としてはプレート61,及
び化粧プレート64が略四角形のものもある。
具取付穴40’は円形の孔をホルソーで2個連接してあ
け、その両孔の上下頂点間をカットすることで形成され
た小判状の孔からなり、実施形態1と同様に穿孔を容易
にしたものである。
付穴40’の開口形状に合わせて底部に平行する断面形
状を器具取付穴40’の開口形状に合うように小判状と
した箱状のカバー本体2と、開口周縁に形成した鍔状の
枠体6とからなり、カバー本体2の底部は薄肉となって
該底部で電線貫通面5を形成し、該電線貫通面5には記
参考例1と同様にカバー本体2内の配線器具収納室3側
が凹んだ凹部4を形成している。そしてカバー本体2の
両側の枠体6には上記の十字状の切り込み7を上記の埋
込配線器具24の取付孔71の間隔(ピッチ)に合わせ
て設けてある。尚製造方法は参考例1で説明した方法を
用いる。
器具取付穴40’に図示するような埋込配線器具24を
配設するに当たっては、挟み金具69を図示する位置に
回動させてプレート41の投影面積内に配置して埋込配
線器具24を防気カバー1の配線器具収納室3内に収
め、図6と同様にこの状態で、器具取付穴40に導入し
てある例えばVVFケーブル26の各線を、カバー本体
2の底部の電線貫通面5に突き刺して貫通させ、配線器
具収納室3内の埋込配線器具24の底部の電線挿入孔に
VVFケーブル26の各線を挿入して埋込配線器具24
内の速結端子に接続する。この接続後、防気カバー1と
ともに埋込配線器具24を器具取付穴40に嵌めて、防
気カバー1の枠体6の後面を器具取付穴40の開口周縁
の造営面Xに当接し、この状態でて埋込配線器具24の
取付孔71及び枠体6の十字状の切り込み7を介して挿
通した取付ねじ70を造営面Xに締結して固定する。こ
れにより防気カバー1の枠体6が造営面Xと埋込配線器
具24のプレート61の後面との間に介在することにな
る。
器具24に結合し、更に化粧プレート64をプレート6
1に係止爪62を用いて被着して施工を終了する。
セントなどの場合にはケーブルを挿通する孔を、図7の
施工例と同様に凹部4の外側突出底部をカットして開け
ると良い。
1と同様な利点がある。尚参考例2のような形状の凹部
を電線貫通面5に形成しても良く、また参考例3のよう
に電線貫通面5を平坦面としても良い。
カバー1の枠体6の前面にプレート32又は51或いは
61を被着するものであったが、枠体とプレートとを一
体に形成して枠体の剛性を高めるとともに部品点数の削
減及び施工性を向上させるようにしても良い。
斜視図を示しており、図示するように本実施形態の防気
カバー1の箱状のカバー本体2は上記の参考例1乃至
5、及び実施形態1,2と同様なエラストマーシートに
よって形成し、カバー本体2の前面開口周縁にはABS
樹脂によって厚肉の枠体6’を形成し、この枠体6’に
取付枠25の上下枠辺のねじ孔29に後面側から挿入さ
れる位置決めの突起56を突設して取付枠25’の上下
枠辺が当接するようにしてあり、枠体6’にプレートの
役割をも兼ねさせている。また取付孔28に挿通させた
ボックスねじ20を枠体6’の後面側に貫通させるため
の十字状の切り込み7’を設けてある。勿論カバー本体
2の内部には配線器具収納部3を、また底部を薄肉に形
成して電線貫通面5を形成している。この電線貫通面5
には凹部を設けても良く、また平坦面としても良い。
ブル26を裏面の電線挿入孔に挿入して内部の速結端子
に接続するスイッチであって、その前部には大型のピア
ノハンドル80が回動自在に枢支される。化粧プレート
33は上記プレート兼用の枠体6’の係止部57を用い
て係止されるもので、中央部に上記ピアノハンドル80
を露出させる開口窓34を開口してある。
構成部材、構成部位と同じ役割を持つので、参考例1の
場合と同じ番号、記号を付して説明を省略する。
りカバー本体2と異なる樹脂(ABS樹脂)によりプレ
ートを兼ねた枠体6’を形成しているため部品点数の削
減と、施工性を高め、しかも枠体6’の剛性を高めて器
具側への取り付けが容易となる。
構成において2色成型によりカバー本体2と異なる樹脂
(ABS樹脂)により枠体6を形成して、枠体6の剛性
を高めるようにしても良い。
営面に穿設可能な円形主体の器具取付穴内に嵌め込まれ
るとともに、底部と平行する断面形状が器具取付穴の開
口形状に対応して前面開口より埋込配線器具が収納され
る箱状のカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁に形
成され、器具取付穴の開口周縁の造営面上に後面が当接
可能な形状に形成されるとともに、埋込配線器具を取り
付けた取付枠及び埋込配線器具の前面部を露出させる開
口窓を有して器具取付穴を覆うようなプレートが前面に
被着される枠体と、カバー本体の底部全面により構成さ
れる薄肉の電線貫通面とからなり、電線貫通面を平坦面
としたので、電線を導入する孔を必要な箇所だけ施工時
に電線を突き刺すことによりあけることができ、そのた
め不要な孔が存在せず、予め孔をあけるものに比べて防
気性を高めることができるものであって、円形主体の開
口を持つ器具取付穴に対応した防気カバーを提供できる
という効果がある。
面に穿設可能な円形主体の器具取付穴を覆うようなプレ
ートを用いて配設される埋込配線器具に対応して、底部
と平行する断面形状が器具取付穴の開口形状に対応し、
カバー本体と枠体とを前面開口し埋込配線器具が収納さ
れる箱状のカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁に
形成され埋込配線器具の前面部を露出させる開口窓を有
したプレートが前面に被着されて、器具取付穴の開口周
縁の造営面に後面が当接可能な形状に形成される枠体
と、カバー本体の底部全面により構成される薄肉の電線
貫通面とからなり、電線貫通面に凹部を設けたので、V
VFケーブル等のケーブルを導入する場合には突き刺し
で、また同軸ケーブル等を用いる場合には凹部のカット
で対応する径の孔をあけることができるもので、必要な
孔を施工時に容易にあけることができ、そのため不要な
孔が存在せず、予め孔をあけるものに比べて防気性を高
めることができるものであって、円形主体の開口を持つ
器具取付穴に対応した防気カバーを提供できるという効
果がある。
器具取付穴内に嵌め込まれるとともに、前面開口より埋
込配線器具が収納される箱状のカバー本体と、前記カバ
ー本体の開口周縁に形成され、器具取付穴の開口周縁の
造営面上に後面が当接されるとともに、埋込配線器具を
取り付けた取付枠が前面に被着され、埋込配線器具の前
面部を露出させる開口窓を有したプレートが前面に一体
形成される枠体と、カバー本体の底部全面により構成さ
れる薄肉の電線貫通面とからなり、電線貫通面を平坦面
としたので、電線を導入する孔を必要な箇所だけ施工時
に電線を突き刺すことによりあけることができ、そのた
め不要な孔が存在せず、予め孔をあけるものに比べて防
気性を高めることができ、且つ枠体の剛性を高め、その
結果器具側への取り付けが容易になり、しかも枠体がプ
レートを兼ねるため部品点数の削減が図れ、施工性も向
上できるという効果がある。
を前面開口し埋込配線器具が収納される箱状のカバー本
体と、前記カバー本体の開口周縁に形成され埋込配線器
具の前面部を露出させる開口窓を有したプレートが前面
に一体形成される枠体と、カバー本体の底部全面により
構成される薄肉の電線貫通面とからなり、電線貫通面に
凹部を設けたので、VVFケーブル等のケーブルを導入
する場合には突き刺しで、また同軸ケーブル等を用いる
場合には凹部のカットで対応する径の孔をあけることが
できるもので、必要な孔を施工時に容易にあけることが
でき、そのため不要な孔が存在せず、予め孔をあけるも
のに比べて防気性を高めることができ、且つ枠体の剛性
を高め、その結果器具側への取り付けが容易になり、し
かも枠体がプレートを兼ねるため部品点数の削減が図
れ、施工性も向上できるという効果がある。
れかの発明において、上記カバー本体と上記枠体とを異
なる合成樹脂材によって一体成形し、上記枠体の合成樹
脂材として剛性を持たせることが可能なABS樹脂材を
用いたので、枠体の剛性を高め、その結果器具側への取
り付けが容易になるという効果がある。
る。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】ホルソーを用いて造営面に穿設可能な円形
主体の器具取付穴内に嵌め込まれるとともに、底部と平
行する断面形状が器具取付穴の開口形状に対応して前面
開口より埋込配線器具が収納される箱状のカバー本体
と、前記カバー本体の開口周縁に形成され、器具取付穴
の開口周縁の造営面上に後面が当接可能な形状に形成さ
れるとともに、埋込配線器具を取り付けた取付枠及び埋
込配線器具の前面部を露出させる開口窓を有して器具取
付穴を覆うようなプレートが前面に被着される枠体と、
カバー本体の底部全面により構成される薄肉の電線貫通
面とからなり、電線貫通面を平坦面としたことを特徴と
する防気カバー。 - 【請求項2】ホルソーを用いて造営面に穿設可能な円形
主体の器具取付穴を覆うようなプレートを用いて配設さ
れる埋込配線器具に対応して、底部と平行する断面形状
が器具取付穴の開口形状に対応し、カバー本体と枠体と
を前面開口し埋込配線器具が収納される箱状のカバー本
体と、前記カバー本体の開口周縁に形成され埋込配線器
具の前面部を露出させる開口窓を有したプレートが前面
に被着されて、器具取付穴の開口周縁の造営面に後面が
当接可能な形状に形成される枠体と、カバー本体の底部
全面により構成される薄肉の電線貫通面とからなり、電
線貫通面に凹部を設けたことを特徴とする防気カバー。 - 【請求項3】造営面に形成された器具取付穴内に嵌め込
まれるとともに、前面開口より埋込配線器具が収納され
る箱状のカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁に形
成され、器具取付穴の開口周縁の造営面上に後面が当接
されるとともに、埋込配線器具を取り付けた取付枠が前
面に被着され、埋込配線器具の前面部を露出させる開口
窓を有したプレートが前面に一体形成される枠体と、カ
バー本体の底部全面により構成される薄肉の電線貫通面
とからなり、電線貫通面を平坦面としたことを特徴とす
る防気カバー。 - 【請求項4】カバー本体と枠体とを前面開口し埋込配線
器具が収納される箱状のカバー本体と、前記カバー本体
の開口周縁に形成され埋込配線器具の前面部を露出させ
る開口窓を有したプレートが前面に一体形成される枠体
と、カバー本体の底部全面により構成される薄肉の電線
貫通面とからなり、電線貫通面に凹部を設けたことを特
徴とする防気カバー。 - 【請求項5】上記カバー本体と上記枠体とを異なる合成
樹脂材によって一体成形し、上記枠体の合成樹脂材とし
て剛性を持たせることが可能なABS樹脂材を用いたこ
とを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の防気カバ
ー。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04542399A JP3503515B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 防気カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000245031A JP2000245031A (ja) | 2000-09-08 |
JP3503515B2 true JP3503515B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=12718880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04542399A Expired - Fee Related JP3503515B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 防気カバー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3503515B2 (ja) |
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JP5956358B2 (ja) * | 2013-02-01 | 2016-07-27 | 未来工業株式会社 | 器具収容体 |
JP5956357B2 (ja) * | 2013-02-01 | 2016-07-27 | 未来工業株式会社 | 器具収容体及び閉塞部材 |
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-
1999
- 1999-02-23 JP JP04542399A patent/JP3503515B2/ja not_active Expired - Fee Related
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