JP3503455B2 - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP3503455B2
JP3503455B2 JP477098A JP477098A JP3503455B2 JP 3503455 B2 JP3503455 B2 JP 3503455B2 JP 477098 A JP477098 A JP 477098A JP 477098 A JP477098 A JP 477098A JP 3503455 B2 JP3503455 B2 JP 3503455B2
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JP
Japan
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suspension
vehicle
tank
cng
rear wheels
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行師 松村
浩己 増田
嘉晴 金森
康秀 松尾
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G21/00Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
    • B60G21/02Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
    • B60G21/04Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
    • B60G21/05Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
    • B60G21/051Trailing arm twist beam axles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/13Torsion spring
    • B60G2202/136Twist-beam type arrangement
    • B60G2202/1362Twist-beam type arrangement including a second torsional element, e.g. second beam, stabiliser bar or tube

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、圧縮気体
燃料を収容する燃料タンクを搭載する車両に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車の燃料として、環境問題の
観点からガソリンや軽油に代わる種々の代替エネルギー
が提案されている。中でも天然ガスは、燃焼後、二酸化
炭素と水だけが排出されるため、ガソリンと比べて低公
害であり、こうした代替エネルギーとして適している。 【0003】ところが、天然ガスはエネルギー密度が低
く、圧縮された状態においてもガソリン車と同等の航続
距離を得るには、大容量の燃料タンクが必要となる。し
かも、タンクの形状は、高圧に耐え得るために円筒形
(または球形)状に形成する必要があるため、その搭載
箇所にも制限をうける。したがって、天然ガス仕様車に
おいては、その車両内に搭載されるCNG(Compressed
Natural Gas:圧縮天然ガス)タンクの配置構造を考慮
する必要がある。 【0004】例えば、CNGタンクを通常のガソリン車
と同様に、車両後部に配置した場合、そこにはサスペン
ションアームやコイルスプリングが組み込まれている。
したがって、その部分に大容量のCNGタンクを配置す
ることができない。 【0005】このため、複数のCNGタンクを搭載する
構成が提案されている。こうした複数の燃料タンクを車
両に搭載するものとして、特開平7−186741号公
報に記載されるような構成が考えられている。 【0006】この公報に記載の燃料タンクの配置構造に
おいては、後部座席の後方に大小2本の燃料ボンベがボ
ンベ支持フレームを介して上下に配置されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の燃料タンクの配置構造においては、燃料ボン
ベが2本搭載されるとともにボンベ支持フレームが取付
けられるため、トランクスペースが小さくなる。しか
も、複数の燃料タンクを用いると、各タンク間を連結す
る配管や吸排出バルブ等が必要になって構造が複雑にな
る。また、該配管とバルブ、配管と燃料タンク等の接続
部も増えるため、それら接続部からガスが漏れ易くな
る。 【0008】 本発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、トランク容量を確保しつ
つ大容量の燃料タンクを搭載することを可能にした車
提供することにある。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、請求項に記載の発明では、左右一
対のサスペンションフレーム及びそれらのサスペンショ
ンフレームの端部間に架設されたクロスメンバからな
るサスペンションメンバと、前端部において両サスペン
ションフレームの前端部にそれぞれ上下回動可能に支持
され、後端部において車両の後輪を支持するサスペンシ
ョンアームと、両サスペンションアームの前端部と、そ
のサスペンションアームに対して車両軸線を介して反対
側に位置するサスペンションフレームの前端部との間に
それぞれ架設されたトーションバースプリングと、下端
においてサスペンションアームに連結されるとともに上
端においてサスペンションフレームに連結され、上部側
が後方を向くように傾斜された左右一対のショックアブ
ソーバとを備え、円筒状をなす燃料タンクを、その軸心
が両後輪の外周輪郭間の空間内に位置するように両サス
ペンションフレーム間に配置したことをその要旨とす
る。 【0043】こうした構成によれば、一端において両後
輪を支持する両サスペンションアームが前後方向に延び
ているため、両サスペンションアーム間に充分な空間を
確保できる。また、路面からのショックを吸収するとと
もにボディ荷重を支える部材(例えばコイルスプリング
等)を両後輪間の位置やサスペンションアームの上部に
配設する必要がなくなり、両後輪間及びサスペンション
アームの上方に充分な空間を確保でき、車両幅方向に大
きな燃料タンクを搭載するのに好適である。また、サス
ペンションアームの上方にスプリングを設ける必要がな
いため、トランクルームへのスプリングマウント部の張
り出しが不要となる。したがって、トランクルームの床
面をフラットにして、充分なスペースを確保できる。 【0044】 また、燃料タンクは円筒状をなし、その
燃料タンクをその軸心が両後輪の外周輪郭間の空間内に
位置するように配置したため、燃料タンクの大部分が両
後輪間のスペースに位置するようになる。その結果、車
両の側面衝突時においても燃料タンクを両後輪間によっ
て保護することができる。さらに、燃料タンクは両サス
ペンションフレーム間に配置されているため、各サスペ
ンションフレームによって燃料タンク周りのボディ強度
を増すことができる。加えて、ショックアブソーバは上
部側が後方を向くように傾斜されているため、ショック
アブソーバの全高を低くすることができ、ショックアブ
ソーバが車両上方側に突出することがほとんどない。し
たがって、両後輪間における燃料タンクの配置空間が車
両幅方向に広くなり、両後輪間に大容量の燃料タンクを
配置固定することができる。また、ショックアブソーバ
はサスペンションアームとサスペンションフレームとに
連結されるため、フロアパネル側にショックアブソーバ
の支持部を設ける必要がない。したがって、トランクル
ーム側にショックアブソーバの支持部が張り出すことが
なく、広いトランクルームを得ることができる。 【0045】 【0046】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明す
る。 【0047】車両1は、天然ガスを燃料とする天然ガス
仕様車であり、フロントエンジン・フロントホイールド
ライブ形式の車両である。図2に示すように、車両1の
後部座席3の直近後方における両後輪4間において、ボ
ディ(車両ボディ)2のフロアパネル5には上方へ向か
って収容凹部6が形成され、その前後両側部には補強構
造を有する取付部7a,7bが形成されている。図1及
び図2に示すように、天然ガスを圧縮収容するCNG
(Compressed Natural Gas:圧縮天然ガス)タンク11
は、フロアパネル5の下面側から前記収容凹部6内に収
容され、両端を前記取付部7にボルトによって固定した
2本の固定ベルト12により巻掛け支持されている。こ
のCNGタンク11は両端が半球状をなす円筒状に形成
されている。両後輪4を支持する懸架装置21はCNG
タンク11の取付後、車両1に取付けられる。なお、こ
の実施形態において、懸架装置21はボディ2の一部を
構成するものとする。 【0048】次に、懸架装置21の構成について図1及
び図3〜図5に従って説明する。同各図に示すように、
サスペンションメンバ22は、両後輪4の内側において
車両前後方向に延びる一対のサスペンションフレーム2
2L,22Rと、両サスペンションフレーム22L,2
2Rの前端間に架設固定された支軸としてのクロスメン
バ22aとから形成され、全体として平面略「コ」字状
をなしている。このように形成されたサスペンションメ
ンバ22は、両サスペンションフレーム22L,22R
の前後両端においてブッシュ41を介してボルト42に
よりボディ2に接続固定されることによって、フロアパ
ネル5を含むボディ2の強度部材の役割を果たす。 【0049】また、図3(a),(b)に示すように、
車両1の前後方向に延在された各サスペンションアーム
23L,23Rは、それらの車両前方側の端部に配設さ
れた軸受部材27を介して、それぞれ上記クロスメンバ
22aの両端に上下回動可能に連結され、同サスペンシ
ョンアーム23L,23Rの車両後方側の端部には、そ
れぞれ両後輪4のバックプレート(図示略)が支持され
ている。これにより、各後輪4及び各サスペンションア
ーム23L,23Rは、サスペンションメンバ22に対
しクロスメンバ22aを介して軸受部材27を中心に上
下回動可能に支持されている。 【0050】トーションバースプリング24L,24R
は、一端がサスペンションアーム23L,23Rの前端
にそれぞれ固定され、他端が車両軸線を介して左右反対
側のサスペンションフレーム22R,22Lに固定され
ている。このトーションバースプリング24L,24R
は、サスペンションアーム23L,23Rが後輪4とと
もに上下動すると、サスペンションフレーム22R,2
2Lとの固定点を支点にしてねじれを生じる。このた
め、このトーションバースプリング24L,24Rのね
じれがスプリングとしての役割を果たし、ボディ荷重を
支えるとともにサスペンションアーム23L,23Rが
路面から受けたショックを吸収する。なお、一方のトー
ションバースプリング24Rは、サスペンションフレー
ム22Rの貫通孔28を遊挿している。 【0051】スタビライザ25は、上記クロスメンバ2
2aの車両前方側においてその両端が上記各サスペンシ
ョンアーム23L,23Rに接続固定され、車両1のコ
ーナリング中のロール(傾斜)現象を少なくする役割を
果たす。 【0052】一対のショックアブソーバ26L,26R
は、その下端がそれぞれ各サスペンションアーム23
L,23Rの前端寄りに下方へ向かって突出形成された
突出部29L,29Rの先端に軸44を介して連結さ
れ、その上端がそれぞれ各サスペンションフレーム22
L,22Rの後方側端部近傍に形成された取付部30
L,30Rに軸45を介して連結されている。したがっ
て、各ショックアブソーバ26L,26Rは、各サスペ
ンションフレーム22L,22Rと各サスペンションア
ーム23L,23Rとの間に配置されている。また、各
ショックアブソーバ26L,26Rは、図5に示すよう
に、側面視でその上方が車両1の後方を向くように傾斜
している。これらショックアブソーバ26L,26Rに
より、各サスペンションアーム23L,23Rの上下動
に伴う各トーションバースプリング16L,16Rのね
じれ運動が減衰される。 【0053】このように形成された懸架装置21は、前
述のように各サスペンションフレーム22L,22Rの
各両端部がボディ2に接続固定されることによって車両
1に取付けられる。また、車両幅方向に延びるクロスメ
ンバ22a、各トーションバースプリング24L,24
R、及びスタビライザ25は両後輪4よりも前方に位置
し、両後輪4間にはCNGタンク11の下部を配置する
ための空間が設けられている。 【0054】一方、CNGタンク11及び懸架装置21
が車両1に取付けられた後、図5に示すように、フロア
パネル5の下部には、マフラー31及び排気パイプ32
が取付けられる。マフラー31は、後部座席3の下方に
おいて自身の軸線が車両幅方向と平行になるように取付
けられる。 【0055】したがって、CNGタンク11及び懸架装
置21が車両1に取付けられた際に、CNGタンク11
は、図4及び図5に示すように、後部座席3の直近後方
において、懸架装置21の各サスペンションアーム23
L,23R及び各サスペンションフレーム22L,22
Rと、クロスメンバ22aとに囲まれている。また、サ
スペンションフレーム22L,22R及びサスペンショ
ンアーム23L,23Rが前方に延びているため、両後
輪4間には、懸架装置21の車両幅方向に延びる各部材
(クロスメンバ22a、各トーションバースプリング2
4L,24R、及びスタビライザ25)がない。このた
め、CNGタンク11を下方に配置することが可能とな
る。したがって、図5に示すように、CNGタンク11
は、その軸線が両後輪4の外周輪郭を結ぶ空間内になる
ように配置され、同タンク11のほとんどの部分が両後
輪4の外周輪郭間の空間内に配置されている。 【0056】一方、図6に示すように、CNGタンク1
1の車両幅方向の全長は、懸架装置21の左右両側のサ
スペンションフレーム22L,22R等に干渉しない最
大長さL2に設定されている。 【0057】以上詳述したように、本実施形態において
は以下の作用及び効果を得ることができる。 ・本実施形態においては、一端において両後輪4を支持
する両サスペンションアーム23L,23Rが前後方向
に延びている。したがって、両サスペンションアーム2
3L,23R間に充分な空間を確保できる。また、両サ
スペンションアーム23L,23Rとサスペンションメ
ンバ22との間にトーションバースプリング24L,2
4Rを用いている。このため、路面からのショックを吸
収するとともにボディ荷重を支える部材(例えばコイル
スプリング等)を両後輪4間の位置やサスペンションア
ーム23L,23Rの上部に配設する必要がなくなり、
両後輪4間及びサスペンションアーム23L,23Rの
上方に充分な空間を確保できる。したがって、車両幅方
向に大きなCNGタンク11を搭載できる。このため、
CNGタンクを複数搭載しなくても、充分な燃料を得る
ことができる。また、CNGタンク11が1基のみでよ
いため、CNGタンクを複数搭載した場合とは異なり、
タンク間の配管に伴う構造の複雑化や、燃料の漏洩のお
それを回避できる。加えて、サスペンションアーム23
L,23Rの上方にスプリングを設ける必要がないた
め、トランクルーム33へのスプリングマウント部の張
り出しが不要となる。したがって、トランクルーム33
の床面をフラットにして、充分なスペースを確保でき
る。 【0058】・CNGタンク11はフロアパネル5の下
面に配置されるため、CNGタンク11を車両1の下方
から組み付けることができ、CNGタンク11の組付性
を容易化することができる。 【0059】・CNGタンク11はフロアパネル5の収
容凹部6内に配置できる。 ・CNGタンク11は後部座席3の直近後方に配置され
ているため、CNGタンク11の搭載部はトランクの最
奥部になり、車両1の後部の空間を充分に確保でき、ト
ランクルーム33を有効利用することが可能となる。 【0060】・CNGタンク11は、円筒状をなし、そ
の軸心が両後輪4の外周輪郭間の空間内に位置するた
め、CNGタンク11の大部分を両後輪4間のスペース
に位置することができる。 【0061】・CNGタンク11は全体が円筒状をなし
ていることに加えて、その両端がそれぞれ半球状をなし
ているため、高強度を維持できる。したがって、高い内
圧に耐えることができ、CNGの圧縮比を上げて、エネ
ルギー密度を高めることも可能となる。 【0062】・左右のサスペンションアーム23L,2
3Rがその前端においてサスペンションメンバ22に支
持されているため、両後輪4間において車両幅方向に延
びる部材(各トーションバースプリング24L,24
R、及びスタビライザ25)が不要である。このため、
両後輪4間におけるCNGタンク11の配置空間を有効
に確保することができる。 【0063】・しかも、CNGタンク11を両後輪4間
において車両下方に配置することが可能となる。したが
って、CNGタンク11がトランクルーム33に突出す
る量を低減することができ、ラッゲージ容量を大きく確
保することが可能となる。 【0064】・サスペンションメンバ22は左右一対の
サスペンションフレーム22L,22Rを有し、CNG
タンク11が両サスペンションフレーム22L,22R
間に位置している。したがって、CNGタンク11の左
右両外側がサスペンションフレーム22L,22Rによ
って囲まれるため、CNGタンク11周りの強度を増す
ことができる。 【0065】・しかも、サスペンションフレーム22
L,22Rの前端間にクロスメンバ22aが架設されて
いるため、サスペンションメンバ22の強度を増すこと
ができる。 【0066】・また、トーションバースプリング24
L,24Rが、サスペンションアーム23L,23Rの
前端と、そのサスペンションアーム23L,23Rに対
して車両軸線を介した反対側のサスペンションフレーム
22R,22Lとの間に架設されている。このため、ト
ーションバースプリング24L,24Rもクロスメンバ
22aの近傍において左右方向に延びることになる。 【0067】・加えて、サスペンションアーム23L,
23Rの前端間にスタビライザ25が架設されているた
め、このスタビライザ25によってもCNGタンク11
周りの強度を増すことができる。 【0068】・各ショックアブソーバ26L,26R
は、その上方が車両後方側を向くように傾斜して配置さ
れているため、ショックアブソーバ26L,26Rの全
高を低くすることができ、ショックアブソーバ26L,
26Rが車両上方側に突出することがほとんどない。し
たがって、両後輪4間におけるCNGタンク11の配置
空間が車両幅方向に広くなり、両後輪4間に大容量のC
NGタンク11を配置固定することができる。 【0069】・各ショックアブソーバ26L,26R
は、各サスペンションフレーム22L,22Rと、各サ
スペンションアーム23L,23Rに配置されている。
このため、懸架装置21の製造時に各ショックアブソー
バ26L,26Rの取付作業を完了させることができ
る。しかも、フロアパネル5側にショックアブソーバ2
6L,26Rの支持部を設ける必要がない。したがっ
て、トランクルーム33側にショックアブソーバ26
L,26Rの支持部が張り出すことがなく、広いトラン
クルーム33を得ることができる。 【0070】・各ショックアブソーバ26L,26Rの
下端がサスペンションアーム23L,23Rに下方へ向
かって突出した突出部29L,29Rにそれぞれ支持さ
れているため、各ショックアブソーバ26L,26Rの
下端を下げて配置することが可能となる。したがって、
各ショックアブソーバ26L,26Rの全高をさらに低
くして、CNGタンク11の車両幅方向の配置空間をさ
らに大きく確保できるとともに、広いトランクルーム3
3のスペースを確保できる。 【0071】・以上のように、トランクルームスペース
を確保しながらCNGタンク11の配置空間を広く確保
して、CNGタンク11を大容量のものにできる等、こ
の実施形態における車両1は、燃料タンクとして気体燃
料を搭載するタンクを備えた構成として有効である。 【0072】・車両1はフロントホイールドライブ形式
であるため、両後輪4間にリヤアクスルを配置する必要
がない。したがって、両後輪4間に大容量の空間を設け
ることができ、この空間を有効利用することができる。
その結果、両後輪4間に大容量のCNGタンク11を搭
載することが可能となる。 【0073】・マフラ31がサスペンションメンバ22
前方に配置されているため、そのマフラ31がCNGタ
ンク11の配置空間やトランクルーム33の下部に位置
することがない。したがって、CNGタンク11の大型
化や、トランクルーム33のスペースの確保に有効であ
る。 【0074】・マフラー31は後部座席3の下方に配置
されているため、トランクルーム33や後部座席3の足
元スペースを広くすることができる。これに対し、マフ
ラ31をトランクルーム33の下方に配置した場合には
トランクルーム33の床面を上げる必要があってトラン
クルーム33が狭くなり、後部座席3の前方に配置した
場合にはその部分のフロアパネル5を上げる必要があっ
て足元スペースが狭くなる。 【0075】・マフラ31は、その軸線が車両幅方向に
延びるように配置されているため、車両幅方向に長い後
部座席3の下方の空間を有効に利用してマフラ31を収
容することができる。 【0076】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図8〜図12に従って説明する。な
お、本実施形態において、前記第1実施形態と同一又は
近似する構成については、図面に同一の符号を付けて、
それらの詳細な説明を省略する。 【0077】本実施形態においては、サスペンションメ
ンバ22の構成及び各ショックアブソーバ26L,26
Rの取付け態様が前記第1実施形態と相違する。すなわ
ち、図8〜図10に示すように、一対のクロスメンバ2
2a,22bはサスペンションフレーム22L,22R
の前後両端間に架設されている。各サスペンションフレ
ーム22L,22Rには、その中央部に下方に向かう円
弧部43が形成され、CNGタンク11の両端部がこの
縁故部43に沿うように配置されている。 【0078】各ショックアブソーバ26L,26Rの下
端は直立状態で各サスペンションアーム23L,23R
の中間部に取付けられている。また、各ショックアブソ
ーバ26L,26Rの上端は車両ボディ2に取付けられ
ている。 【0079】したがって、CNGタンク11は、左右両
側が各クロスメンバ22a,22bにより囲まれた状態
になる。したがって、この第2実施形態においては、前
述した第1実施形態とほぼ同様の効果のほかに、次のよ
うな特有の効果を発揮させることができる。 【0080】・サスペンションフレーム22L,22R
には下方へ向かう円弧部43が形成されている。このた
め、CNGタンク11をその両端が円弧部43に沿うよ
うに配置すれば、そのCNGタンク11を下方側に位置
させることができる。したがって、トランクルーム33
のスペースを充分に確保できる。また、サスペンション
フレーム22L,22Rに円弧部43が形成されている
ため、CNGタンク11の車両幅方向の長さL4を大き
くとることができ、CNGタンク11の大容量化に寄与
できる。 【0081】・サスペンションメンバ22は、左右両側
のサスペンションフレーム22L,22Rと、両サスペ
ンションフレーム22L,22R間のクロスメンバ22
a,22bとにより平面視で略「井」字状をなしている
ため、ボディ2の強度がより向上される。そして、CN
Gタンク11は、こうした各クロスメンバ22a,22
b及び各サスペンションフレーム22L,22Rに囲ま
れた状態で配置固定されているため、CNGタンク11
周りの強度を増すことができる。 【0082】なお、上記各実施形態は以下のように変更
してもよく、その場合でも同様の作用および効果を得る
ことができる。 ・上記各実施形態では、燃料タンクを、天然ガス用とし
て具体化しているが、これを、LPガス等の他の気体燃
料を収容したタンクとして具体化してもよい。 【0083】・図6に2点鎖線で示すように、CNGタ
ンク11の下部がサスペンションアーム23L,23R
とほぼ同一高さあるいはサスペンションアーム23L,
23Rの上方に位置するようにCNGタンク11を車両
上方側に配置する。このようにすれば、同タンク11の
車両幅方向の全長を長さL2よりも長い長さL3に設定
することができ、CNGタンク11をさらに大容量にす
ることができる。 【0084】・このCNGタンク11を、図7に示すよ
うに、ガソリンタンク34に変更して搭載するようにす
る。このようにガソリン車において上記燃料タンクの配
置構造を具体化すれば、同図に示すように、CNGタン
ク11を搭載した際にトランクルーム33内に突出する
部分35を扁平状にすることができ、トランクルーム3
3の容量をさらに大容量に確保することができる。 【0085】・上記各実施形態において、例えばトラン
クルーム33内における後部座席3の直近後方等、車両
1内にパンク修理剤を搭載する。このようにすれば、ト
ランクルーム33内にスペアタイヤを搭載することを廃
止して、トランクルーム33をより大容量に確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施形態の車両の燃料タンクの配置構造を
示す分解斜視図。 【図2】同実施形態の車両のフロアパネル、燃料タン
ク、及びマフラの位置関係を示す概略側面図。 【図3】(a)は同実施形態の車両の懸架装置を示す斜
視図、(b)は(a)を異なる角度から見た斜視図。 【図4】同車両の燃料タンクの配置構造を示す概略平面
図。 【図5】同車両の燃料タンクの配置構造を示す概略側面
図。 【図6】同車両の燃料タンクの配置構造を示す概略後面
図。 【図7】別の実施形態を示す概略側面図。 【図8】第2実施形態の車両の燃料タンクの配置構造を
示す分解斜視図。 【図9】(a)は同実施形態の車両の懸架装置を示す斜
視図、(b)は(a)を異なる角度から見た斜視図。 【図10】同車両の燃料タンクの配置構造を示す概略平
面図。 【図11】同車両の燃料タンクの配置構造を示す概略側
面図。 【図12】同車両の燃料タンクの配置構造を示す概略後
面図。 【符号の説明】 1…車両、2…ボディ、4…後輪、5…フロアパネル、
6…収容凹部、11…CNGタンク(燃料タンク)、2
1…懸架装置、22…サスペンションメンバ、22a,
22b…クロスメンバ、22L,22R…サスペンショ
ンフレーム、23L,23R…サスペンションアーム、
24L,24R…トーションバースプリング、25…ス
タビライザ、26L,26R…ショックアブソーバ、2
9L,29R…突出部、31…マフラ、33…トランク
ルーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 康秀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平9−300989(JP,A) 特開 昭54−6224(JP,A) 特開 平9−300987(JP,A) 特開 昭61−202907(JP,A) 特開 平7−186741(JP,A) 実開 昭55−125809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 9/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左右一対のサスペンションフレーム及び
    それらのサスペンションフレームの前端部間に架設され
    たクロスメンバからなるサスペンションメンバと、 前端部において両サスペンションフレームの前端部にそ
    れぞれ上下回動可能に支持され、後端部において車両の
    後輪を支持するサスペンションアームと、 両サスペンションアームの前端部と、そのサスペンショ
    ンアームに対して車両軸線を介して反対側に位置するサ
    スペンションフレームの前端部との間にそれぞれ架設さ
    れたトーションバースプリングと、 下端においてサスペンションアームに連結されるととも
    に上端においてサスペンションフレームに連結され、上
    部側が後方を向くように傾斜された左右一対のショック
    アブソーバとを備え、 円筒状をなす 燃料タンクを、その軸心が両後輪の外周輪
    郭間の空間内に位置するように両サスペンションフレー
    ム間に配置した車両。
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