JP3503294B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP3503294B2
JP3503294B2 JP23762295A JP23762295A JP3503294B2 JP 3503294 B2 JP3503294 B2 JP 3503294B2 JP 23762295 A JP23762295 A JP 23762295A JP 23762295 A JP23762295 A JP 23762295A JP 3503294 B2 JP3503294 B2 JP 3503294B2
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篤 斉木
順太 平田
浩二 加藤
明雄 田中
正隆 河西
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日立プラント建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に係
り、特にクリーンルームに適用される空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーンルーム用の空気調和装置
に装備されるプレフィルタ、中性能フィルタ及び高性能
フィルタの濾材は、ガラス繊維で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クリーンル
ームに供給する空調エアは、クリーンルーム内で発生す
る熱を除去するために低温にされるとともに、クリーン
ルーム内の湿度を維持するために高湿度に調整される。
一方、ガラス繊維は、繊維径が太く、バラツキが大きい
上に親水性があるため、フィルタ表面で結露が生じ易
く、フィルタ表面に水滴が付着し易い性質を有してい
る。このため、濾材がガラス繊維で構成されたエアフィ
ルタは、結露した水滴が付着することにより、通気抵抗
が増加したり、吹出口側に微小なミストが送り込まれた
りするため、湿度の安定した空調エアの供給ができない
という欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、湿度の安定した空調エアを安定した風量で供給
する空気調和装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和装
置は、前記目的を達成するために、上流側に冷却コイル
と再熱コイルと加湿器を備えるとともに、前記加湿器の
下流側に設置された除塵用フィルタの濾材を高分子樹脂
製の繊維で形成したことを特徴とする。上記の発明にお
いて高分子樹脂材としては特にポリテトラフルオロエチ
レンが好ましい。
【0006】本発明によれば、高分子樹脂製の繊維は、
繊維径が細く、バラツキも少なく且つ撥水性を有するた
め、水滴が付着しにくい性質を有する。このため、高分
子樹脂製の繊維で構成した濾材は、ガラス繊維で形成さ
れた濾材のように、結露した水滴が付着して通気抵抗が
増加したり、吹出口側に微小なミストが送り込まれたり
することがない。したがって、安定した空調エアの供給
を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る空気調和装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明に係る空気調和装置の実施の形態の
構成図であり、空調エアをクリーンルームに供給する場
合である。同図に示すように、空気調和装置10のケー
シング12は、図中左側端部に外気の吸込口14が形成
され、図中右側端部に空調エアの吹出口16が形成され
ている。吹出口16には、後述するクリーンルーム18
に連通する給気ダクト20が連結され、この給気ダクト
20を介してケーシング12内で生成した空調エアがク
リーンルーム18内に供給される。
【0008】前記ケーシング12内には、中央近傍にフ
ァン22が設置されており、このファン22を駆動する
ことにより、前記吸込口14から外気がケーシング12
内に導入される。前記ファン22の上流部には、吸込口
14側から順にプレフィルタ24、24、24、冷却コ
イル26、再熱コイル28及び加湿器30が所定の間隔
で設置されている。そして、吸込口14から導入された
外気は、プレフィルタ24、24、24を通過すること
により含有する粗塵が除去され、冷却コイル26を通過
することにより露点10℃前後まで冷却除湿される。そ
して、再熱コイル28を通過することにより任意の温度
まで加温され、加湿器30を通過することにより任意の
湿度まで蒸気加湿される。
【0009】一方、前記ファン22の下流部には、中性
能エアフィルタ32、32、32及び高性能エアフィル
タ34、34、34が設置され、前記加湿器30を通過
した外気は、この中性能エアフィルタ32、32、32
及び高性能エアフィルタ34、34、34を通過するこ
とにより、極めて清浄な空気に調整される。前記高性能
エアフィルタ34、34、34を通過した空調エアは、
吹出口16から給気ダクト20を介して、クリーンルー
ム18の天井部に形成された天井チャンバ36に供給さ
れる。
【0010】前記天井チャンバ36には、ファン38と
HEPAフィルタ40とから構成されるファンフィルタ
ユニット42、42が設置され、このファンフィルタユ
ニット42、42を介して天井チャンバ36に供給され
た空調エアがクリーンルーム18内に供給される。前記
クリーンルーム18の床面は、グレーチング床44で形
成されており、クリーンルーム18内に供給された空調
エアは、このグレーチング床44を介して床下に形成さ
れた床下チャンバ46に導かれる。
【0011】床下チャンバ46に導かれた空調エアは、
一部が壁部に形成された風路48を介して天井チャンバ
36に戻され、残りが換気ダクト50を介して空気調和
装置10に戻される。床下チャンバ46から天井チャン
バ36に戻された空調エアは、空気調和装置10から供
給された空調エアとミキシングされたのち、再びファン
フィルタユニット42、42によって浄化されて、クリ
ーンルーム18内に供給される。一方、床下チャンバ4
6から空気調和装置10に戻された空調エアは、プレフ
ィルタ24、24、24を通過した外気とミキシングさ
れたのち、冷却コイル26→再熱コイル28→加湿器3
0→中性能エアフィルタ32、32、32→高性能エア
フィルタ34、34、34を通過することにより所望の
温湿度に空調されて再びクリーンルーム18内に供給さ
れる。
【0012】ところで、従来、前記空気調和装置10に
おけるプレフィルタ24、中性能エアフィルタ32、高
性能エアフィルタ34、及びファンフィルタユニット4
2におけるHEPAフィルタ40の濾材はガラス繊維で
構成されていた。これらのエアフィルタの濾材は、外気
に近いほど繊維径が太く、密度が低いものが用いられ
る。ところが、ガラス繊維表面は親水性があるため、エ
ア中の水分がフィルタ表面で結露することによりフィル
タ表面に水滴が付着し、フィルタの通気抵抗が増加す
る。
【0013】このことに鑑みて、本実施の形態では、加
湿器30の下流側に設置され、結露による水滴の付着の
影響を最も受けやすい高性能エアフィルタ34の濾材を
高分子樹脂製の繊維で構成した。高分子樹脂材として
は、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレンが好
ましく、特に、ポリテトラフルオロエチレンは、繊維径
がガラス繊維の約1/10であるとともに、バラツキも
少ない。また、高分子樹脂材はガラスと異なり、撥水性
を有するため、水滴が付着することがない。
【0014】前記の如く構成された本発明に係る空気調
和装置の実施の形態の作用は次の通りである。ファン2
2により吸込口14からケーシング12内に導入された
外気は、プレフィルタ24、24、24→冷却コイル2
6→再熱コイル28→加湿器30→中性能エアフィルタ
32、32、32→高性能エアフィルタ34、34、3
4を通過することにより、所望の温湿度に空調され、給
気ダクト20を介して、クリーンルーム18内に導かれ
る。
【0015】ここで、クリーンルーム18に供給する空
調エアは、クリーンルーム18内で発生する熱を除去す
るために低温にされるとともに、クリーンルーム18内
の湿度を維持するために高湿度にされる。このため、従
来のようにガラス繊維で構成された濾材を使用したエア
フィルタは、結露により水滴が付着し、通気抵抗が増加
する。この影響を最も受けやすいのが加湿器30の下流
側に設置された高性能エアフィルタ34である。
【0016】しかしながら、本実施の形態の空気調和装
置10は、高性能エアフィルタ34の濾材を高分子樹脂
製の繊維で構成している。この高分子樹脂製の繊維で構
成された濾材は、繊維径が細く、バラツキも少なく且つ
撥水性を有するため、低温高湿度の空調エアが通過して
も、水滴が付着しない。このため、濾材をガラス繊維で
構成した高性能エアフィルタのように、結露した水滴が
付着して通気抵抗が増加したり、吹出口側に微小なミス
トが送り込まれたりすることがない。したがって、湿度
の安定した空調エアを安定した風量で供給することがで
きる。
【0017】このように、本実施の形態の空気調和装置
によれば、加湿器30の下流側に設置された高性能フィ
ルタの濾材を、水滴が付着しにくい高分子樹脂製の繊維
で構成することにより、通気抵抗が増加したり、吹出口
側に微少なミストが送り込まれたりすることのない、湿
度の安定した空調エアの供給を行うことができる。
に、高分子樹脂材としてポリテトラフルオロエチレンを
用いた場合には、繊維径をガラス繊維の約1/10にで
き、バラツキも少ないので有効である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高分子樹脂製の繊維で構成された濾材は、撥水性を有す
るので除塵フィルタの表面に水滴が付着しにくい。この
ため、従来のガラス繊維で構成された濾材のように、結
露した水滴が付着して通気抵抗が増加したり、吹出口側
に微小なミストが送り込まれたりすることがない。した
がって、湿度の安定した空調エアを安定した風量で供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の実施の形態の構成
【符号の説明】
10…空気調和装置 24…プレフィルタ 32…中性能エアフィルタ 34…高性能エアフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河西 正隆 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−60049(JP,A) 特開 平5−284956(JP,A) 特開 平1−189443(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側に冷却コイルと再熱コイルと加湿
    器を備えるとともに、前記加湿器の下流側に設置された
    除塵用フィルタの濾材を高分子樹脂製の繊維で形成した
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記高分子樹脂材がポリテトラフルオロ
    エチレンであることを特徴とする請求項1に記載の空気
    調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103316545A (zh) * 2013-05-20 2013-09-25 中国电子科技集团公司第四十八研究所 一种用于mocvd设备的多级颗粒过滤器
CN103316545B (zh) * 2013-05-20 2015-07-01 中国电子科技集团公司第四十八研究所 一种用于mocvd设备的多级颗粒过滤器

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