JP2568298B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2568298B2 JP2171037A JP17103790A JP2568298B2 JP 2568298 B2 JP2568298 B2 JP 2568298B2 JP 2171037 A JP2171037 A JP 2171037A JP 17103790 A JP17103790 A JP 17103790A JP 2568298 B2 JP2568298 B2 JP 2568298B2
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信二 石田
信雄 寺内
禎 今村
貞志 中田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は空気調和機に関し、特にたとえばエアハン
ドリングユニットやパッケージエアコンなどの加湿機能
を有する、空気調和機に関する。
〔従来技術〕 従来の加湿機能を有する空気調和機としては、たとえ
ば特開昭57−104036号や実公昭61−15460号に開示され
ているような通風気化式の加湿器を備えるものが知られ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の空気調和機においては、加湿器は加湿専用また
はエリミネータ兼用、メインエアフィルタ(比色法効率
略60〜90%)は空気清浄専用としてそれぞれが独立して
配置されていたので、装置が大型化してしまうという問
題点があった。
一方、加湿専用の加湿器においては、エアフィルタに
加湿機能を併有させる技術(実開昭49−126356号等)が
知られているが、この従来技術では、エアフィルタに加
湿水を供給するための給水管をエアフィルタの上方に設
置するようにしていたので、エアフィルタの上方に給水
管を設置するためのスペースを設けなければならず、装
置全体が大型化するという問題点があった。また、エア
フィルタの上下方向長さが長い場合には、エアフィルタ
の下部にまで加湿水を十分に浸透させることができない
ので、加湿効率が悪くなるという問題点もあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小型化でき、
しかも加湿効率を向上できる、空気調和機を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、加湿機能を併有するエアフィルタ、およ
びエアフィルタの上流側であって前記エアフィルタの上
端より下方に上下方向に互いに間隔を隔てて設けられる
かつエアフィルタに加湿水を供給する第1および第2の
加湿水散水管を備える、空気調和機である。
〔作用〕
エアフィルタの上端より下方に加湿水散水管が配置さ
れるので、エアフィルタの上方に加湿水散水管を設置す
るためのスペースを確保しなくてよい。また、エアフィ
ルタの上流側に上下方向に互いに間隔を隔てて第1およ
び第2の加湿水散水管を設けるようにしているので、加
湿水をエアフィルタの全体にムラなく浸透させることが
できる。したがって、空気調和機内へ取り込まれた空気
は、エアフィルタを通過することによって塵埃が除去さ
れると同時に効率よく加湿される。
〔発明の効果〕
この発明によれば、エアフィルタに加湿機能を併有さ
せているので、従来技術(特開昭57−104036号,実公昭
61−15460号)のように加湿専用またはエリミネータ兼
用の加湿器を別途配置しなくてもよい。また、従来技術
(実開昭49−126356号)のようにエアフィルタの上方に
加湿水散水管のためのスペースを確保しなくてよい。し
たがって、装置全体を小型化できる。
また、第1および第2の加湿散水管を上下方向に互い
に所定の間隔を隔てて設けるようにしているので、エア
フィルタの上下方向長さが長い場合でも加湿水を全体に
ムラなく十分に浸透させることができる。また、加湿水
散水管をエアフィルタの上流側に設けるようにしている
ので、加湿水散水管からエアフィルタに供給される加湿
水の一部が気流によって飛散した場合でも、その飛散し
た加湿水の全てをエアフィルタで回収できる。したがっ
て、加湿効率を大幅に向上できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1A図および第1B図を参照して、この発明の一実施例
の空気調和機10はハウジング12を含む。ハウジング12の
内部空間は隔壁14によって2分され、右側に第1の空気
流路16、左側に第2の空気流路18が形成される。これら
2つの空気流路16および18は、隔壁14の下方に形成され
た窓20によって連通される。
第1の空気流路16の上部には、空気調和機10内に空気
を取り込む吸入口22が形成される。第2の空気流路18の
下方には、比較的大きな塵埃を除去するプレフィルタ24
が斜めに配置され、プレフィルタ24の上方にはこれと平
行に、加熱または冷却のための熱交換コイル26が配置さ
れる。また、熱交換コイル26の上方にはこれと平行に、
さらに塵埃を除去しかつ加湿機能を併有するメインフィ
ルタ28(比色法効率略60〜90%)が配置される。メイン
フィルタ28は、たとえば紙等からなり、第2図からよく
わかるように、空気との接触面積を大きくする等のため
に上下方向に折り目を設けた蛇腹状に形成される。
また、メインフィルタ28の上流側であってメインフィ
ルタ28の上端より下方には、2つの加湿水散水管30が上
下方向に互いに間隔を隔てて横方向に延びて配置され
る。各々の加湿水散水管30には、メインフィルタ28に霧
状の加湿水を供給するための複数の加湿ノズル32が形成
される。また、加湿水散水管30には、加湿水の水量を必
要に応じて調整する制御弁34が取り付けられる。なお、
加湿水散水管30および加湿ノズル32の数は必要に応じて
適宜変更されてもよい。
そして、メインフィルタ28の上方には、吸入口22から
空気を吸入するためのファン36が配置され、ファン36の
吹出口が第2の空気流路18の上部に形成された吐出口38
と連通される。ファン36の右側にはこれを駆動するモー
タ40が配置される。これらファン36およびモータ40等で
構成されるファンユニットが配置されるファンユニット
セクション42は、隔壁14およびファンユニットの下方に
形成されたファンユニット底板44によって他の空間と隔
離される。ファンユニット底板44には、空調された空気
をファンユニットセクション42内に取り込むための開口
46が形成される。
動作において、モータ40によってファン36を駆動する
と、図中矢印48で示すように空気は流れる。すなわち、
吸入口22から第1の空気流路16内に取り込まれた空気
が、第1の空気流路16の下方から窓20を通して第2の空
気流路18内に流入する。そして、第2の空気流路18内に
取り込まれた空気がプレフィルタ24を通過することによ
って比較的大きな塵埃が除去され、次いで、熱交換コイ
ル26を通過することによって熱交換すなわち加熱または
冷却される。そして、メインフィルタ28を通過すること
によってさらに塵埃が除去される。
ここで、加湿時には、制御弁34が開かれることによっ
て加湿ノズル32からメインフィルタ28に加湿水が供給さ
れ、メインフィルタ28が加湿機能を併有するので、これ
を通過する空気は塵埃が除去されると同時に加湿され
る。
このようにして除塵、熱交換および加湿処理がなされ
た空気は開口46を通してファン36内に取り込まれ、吐出
口38から空調すべき室内へと送出される。
なお、加湿水内の不純物や通気中の塵が付着したメイ
ンフィルタ28は、1年〜1年半の周期で定期的に交換す
ればよい。
この実施例によれば、メインフィルタ28に加湿機能を
併有させているので、従来のような加湿専用またはエリ
ミネータ兼用の加湿器を別途配置しなくてもよい。ま
た、加湿水散水管30をメインフィルタ28の上端より下方
に設置するようにしているので、メインフィルタ28の上
方にスペースを設けなくてもよい。したがって、装置全
体を小型化できる。
また、加湿水をメインフィルタ28の上流側から供給す
るようにしているので、気流によって飛散した水滴の全
てをメインフィルタ28で回収することができ、また、加
湿水をメインフィルタ28の上部および上下方向中央部か
ら供給するようにしているので、メインフィルタ28の上
下方向長さが長い場合でも加湿水をメインフィルタ28の
全体にムラなく十分に浸透させることができる。したが
って、全体として加湿効率を大幅に向上できる。ここ
で、もし加湿水散水管30がメインフィルタ28の下流にあ
れば、噴霧された水滴の一部がメインフィルタ28に到達
しないで気流に乗ってしまい、また、水滴がメインフィ
ルタ28に到達したとしてもメインフィルタ28の下流素表
面を流れて気流に乗ってしまい、十分な加湿性能が得ら
れないだけでなく、空気調和機の内壁や給気ダクトに水
滴が付着して水漏れが発生する恐れが生じる。
また、従来空気抵抗増となる加湿器を別途設ける必要
がないので空気抵抗を低減でき、送風動力を低減でき
る。すなわち、冷房時には加湿をしないのでメインフィ
ルタ28は乾いており、その空気抵抗は従来のメインフィ
ルタとほぼ同じである。また、熱交換コイル26は除湿し
て湿っているのでその空気抵抗が大きいが、従来技術で
も同様である。したがって、全体としては空気抵抗を低
減でき、冷房時の送風動力を低減できる。一方、暖房時
には加湿するためにメインフィルタ28に加湿水が供給さ
れるのでその空気抵抗が大きいが、熱交換コイル26は乾
いており、空気抵抗は一部相殺されて大幅には上昇しな
い。また、たとえ空気抵抗が上昇して送風量が少なくな
ったとしても、暖房時は冷房時より送風量が少なくてよ
いのが通常なのであまり問題とならない。送風量が少な
くなれば送風動力も少なくなる。したがって、暖房時に
も送風動力を低減できる。
なお、上述の実施例では、加湿水散水管30(加湿ノズ
ル32)から霧状の加湿水をメインフィルタ28に供給する
ようにしているが、たとえば第3図に示すように、メイ
ンフィルタ28と加湿水散水管30との間に脱脂綿,多孔質
セラミックまたは合成繊維などからなる親水材50を挟設
し、親水材50の下方に受板52を配置し、加湿水散水管30
からの加湿水を親水材50を介してメインフィルタ28に供
給するようにしてもよい。また、図示しないが、加湿水
散水管30からメインフィルタ28にフェルト等の毛管現象
を利用して加湿水を供給するようにしてもよい。
第3図に示すように、親水材50を介して加湿水を供給
するようにすると、加湿水を霧状にして供給する場合よ
りも加湿水をメインフィルタ28の全体に均一に供給で
き、加湿水が部分的に供給過剰になってメインフィルタ
28を通過するのを防止できる。したがって、水滴が気流
に乗ってメインフィルタ28の下流に運ばれるのをより確
実に防止できる。また、メインフィルタ28と加湿水散水
管30との間隔を大きくしなくても、親水材50によってメ
インフィルタ28に加湿水を均一に供給できるので、空気
調和機10をより小型化できる。さらに、親水材50の下部
に配置された受板52によって親水材50から加湿水が落下
するのを防止できるので、すべての加湿水をメインフィ
ルタ28に無駄なく供給できる。
また、一旦メインフィルタ28に浸透した加湿水は直ち
に蒸発しないので、たとえば電磁弁とタイマ等によって
メインフィルタ28に加湿水を断続的に(たとえば、5分
間給水,5分間停止の繰り返し)供給し、給水の無駄を省
くようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの発明の一実施例を示す図解図
であり、第1A図は正面断面図、第1B図は第1A図における
A−A断面図である。 第2図はこの実施例で用いられるメインフィルタおよび
加湿水散水管を示す斜視図である。 第3図は他の実施例の要部を拡大して示す図解図であ
る。 図において、10は空気調和機、28はメインフィルタ、30
は加湿水散水管、32は加湿ノズル、50は親水材、52は受
板を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺内 信雄 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ トレーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 今村 禎 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ トレーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 中田 貞志 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ トレーン株式会社栃木工場内 (56)参考文献 特開 昭58−43339(JP,A) 特開 昭55−75143(JP,A) 実開 昭49−126356(JP,U) 実開 昭58−110716(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加湿機能を併有するエアフィルタ、および 前記エアフィルタの上流側であって前記エアフィルタの
    上端より下方に上下方向に互いに間隔を隔てて設けられ
    るかつ前記エアフィルタに加湿水を供給する第1および
    第2の加湿水散水管を備える、空気調和機。
  2. 【請求項2】前記エアフィルタと前記第1および第2の
    加湿水散水管との間に親水材を挟設した、請求項1記載
    の空気調和機。
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